JP2007231569A - プレキャストコンクリート床版およびその継手構造 - Google Patents

プレキャストコンクリート床版およびその継手構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2007231569A
JP2007231569A JP2006052949A JP2006052949A JP2007231569A JP 2007231569 A JP2007231569 A JP 2007231569A JP 2006052949 A JP2006052949 A JP 2006052949A JP 2006052949 A JP2006052949 A JP 2006052949A JP 2007231569 A JP2007231569 A JP 2007231569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
precast concrete
floor slab
grip
concrete floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006052949A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Abe
浩幸 阿部
Ryuta Kawabata
竜太 川畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJI BOLT SEISAKUSHO KK
Oriental Construction Co
Fuji Bolt Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
FUJI BOLT SEISAKUSHO KK
Oriental Construction Co
Fuji Bolt Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUJI BOLT SEISAKUSHO KK, Oriental Construction Co, Fuji Bolt Manufacturing Co Ltd filed Critical FUJI BOLT SEISAKUSHO KK
Priority to JP2006052949A priority Critical patent/JP2007231569A/ja
Publication of JP2007231569A publication Critical patent/JP2007231569A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】継手鉄筋の継手部長さ寸法を格段に短くして間詰め部の幅を小さく、現場打ちコンクリート打設量を少なくした圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版および継手構造を提供すること。
【解決手段】プレキャストコンクリート床版の端部から突設する複数の継手鉄筋を介して隣接するプレキャストコンクリート床版相互を連結する床版継手構造において、各プレキャストコンクリート床版端部から突設する継手鉄筋は、その継手鉄筋5の先端部に圧着グリップ4が設けられた圧着グリップ付き継手鉄筋5a,5bとされ、一方のプレキャストコンクリート床版の圧着グリップ付き継手鉄筋5a,5bにおける圧着グリップ4を、他方のプレキャストコンクリート床版1における圧着グリップ付き継手鉄筋5における継手部の基端側に位置をずらして配置し、各圧着グリップ付き継手鉄筋5a,5bを埋め込むように間詰め部にコンクリート9が打設されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、橋梁等に使用される圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版およびその床版を使用した継手構造に関するものである。
従来、プレキャスト床版のRC継手構造としては、主に、(1)重ね鉄筋継手と、(2)ループ鉄筋継手がある。
前記(1)の重ね鉄筋継手構造は、図5に示すように、間隔をおいて対向するように配置されたそれぞれのプレキャストコンクリート床版1aの端部から複数のストレート状の継手鉄筋5cを予め突設しておき、各ストレート状の継手鉄筋5cを道路橋示方書に定められた鉄筋継手長を確保した上で重ねるように重合配置し、直角方向に補強鉄筋を挿入配置した後、継手部のコンクリート9を打設し、間隔をおいて隣り合うプレキャストコンクリート床版1aを一体化させる床版相互の接続構造等に使用される継手構造である。
また、図13に示すような、プレキャストコンクリート床版1aの端部に、各端部から床版厚み方向へ円弧状に形成されたループ状継手鉄筋5を予め突設したループ状継手付きプレキャストコンクリート床版1aを使用する前記(2)のループ鉄筋継手構造は、図示を省略するが、間隔をおいて対向するように配置されたそれぞれのプレキャストコンクリート床版1aにおける互いのループ状継手鉄筋を重ね合わせ、各ループ状継手鉄筋の直角方向に、そのループ状継手鉄筋内に、補強鉄筋を挿入配置した後、間詰め部にコンクリートを打設し、間隔をおいて隣り合うプレキャストコンクリート床版相互を一体に接続させるために使用される構造である(例えば、特許文献1、2)。
鉄筋の端部に徐々に拡径する拡径部を設けることも知られている(例えば、特許文献4参照)。しかし、このような鉄筋では、熱間加工の特注の鉄筋となるため、高価になり、市販の安価な部材に置き換わることが望まれる。
特開平7−90986号公報 特開平8−326197号公報 特開2000−73496号公報 特開2001−11940号公報
しかしながら、前記(1)の重ね鉄筋継手構造とした場合、道路橋示方書に定められた所定の重ね継手長を確保する必要があり、一般的に鉄筋の重ね長さが鉄筋径の30倍程度が必要となり、施工長を含めると鉄筋径の35倍程度の長さが間詰め部に必要となる。
また、前記(2)のループ鉄筋継手構造とした場合、間詰め部の長さは短くすることができるが、鉄筋の曲げ加工によりループ形状が決定されるため、床版厚が厚くなってしまうという問題がある。それに加え、1本の鉄筋を屈曲加工してループ状に形成して床版の上下に配筋することになり、床版上部の圧縮縁側および床版下部の引っ張り縁側とも、床版の上部および下部に配置する鉄筋の径および配置が、上下で同一となり、設計値と比べ必要以上の鉄筋を配置する場合があり、経済的な設計にならないという問題がある。
本発明は、継手鉄筋の継手部長さ寸法を格段に短くすることが可能で、これにより間詰め部の幅を小さく、しかも現場打ちコンクリート打設量を少なくすることができ、経済的な設計が可能な圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版およびその床版を使用した継手構造を提供することを目的とする。
また、前記の目的を達成した上で、鉄筋継手同士を重合させることなく離れた状態で配置することも可能な継手構造を提供することも目的とする。
第1発明のプレキャストコンクリート床版の継手構造においては、プレキャストコンクリート床版の端部から突設する複数の継手鉄筋を介して隣接するプレキャストコンクリート床版相互を連結する床版継手構造において、前記各プレキャストコンクリート床版端部から突設する継手鉄筋は、その継手鉄筋の先端部に圧着グリップが設けられた圧着グリップ付き継手鉄筋とされ、一方のプレキャストコンクリート床版における圧着グリップ付き継手鉄筋における圧着グリップを、他方のプレキャストコンクリート床版における圧着グリップ付き継手鉄筋における継手部の基端側に位置をずらして配置し、前記各圧着グリップ付き継手鉄筋を埋め込むように間詰め部にコンクリートが打設されていることを特徴とする。
また、第2発明では、第1発明のプレキャストコンクリート床版の継手構造において、圧着グリップ付き継手鉄筋の継手部長さが、その鉄筋径の15倍〜29倍の長さ寸法とされ、されていることを特徴とする。
第3発明では、第1発明またが第2発明のプレキャストコンクリート床版の継手構造において、間詰め部の長手方向において、一方のプレキャストコンクリート床版における隣り合う圧着グリップ付き継手鉄筋間の中央部よりに離れて、他方のプレキャストコンクリート床版における圧着グリップ付き継手鉄筋が配置されていることを特徴とする請求項1記載の。
また、第4発明の圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版においては、プレキャストコンクリート床版の両端部から突出するように継手鉄筋を備えた継手付きプレキャストコンクリート床版において、前記継手鉄筋は、継手鉄筋の先端部に鋼製筒状体を圧着固定してグリップを形成した圧着グリップ付き継手鉄筋とされていることを特徴とする。
第1発明の床版の継手構造によると、プレキャストコンクリート床版における継手鉄筋の先端部に設けた圧着グリップによる係止効果と、前記継手鉄筋における鉄筋付着力の両方の複合で形成する継手構造となり、これにより、鉄筋継手部の長さを、従来の重ね継手の継手部の鉄筋長さよりも格段に短くすることができ、そのため、それに合わせてプレキャストコンクリート床版間の間詰め部(接合部)の巾も格段に狭くすることが可能となり、間詰め部の現場打ちコンクリートの打設量を格段に少なくすることができ、継手部の施工期間の短縮および施工コストの低減を図ることができる。
また、プレキャストコンクリート床版側に切り欠き凹部8がない場合等には、間詰め部下部に配置する型枠を狭巾のものを使用することができると共に、型枠を支持する支保工も小型にすることができ、継手部の施工期間の短縮および施工コストの低減を図ることができる。
また、圧着グリップを備えている継手であるので、従来の継手鉄筋相互を重ねあわせる重ね継手、あるいはループ継手相互を重ねるように配置する必要がないので、継手の配置の自由度を向上させることができ、上部および下部の継手鉄筋の直径寸法を異なる寸法にする等径設計の自由度が向上する。
また、継手部に主筋などの床版鉄筋を配筋する場合、圧着グリップは継手部鉄筋の直径よりも外形が大きいために、圧着グリップが継手部の床版鉄筋配筋時の位置決めあるいはストッパとして機能するので、継手部の床版鉄筋の配筋作業が容易になる。
第2発明によると、第1発明の効果に加えて、圧着グリップ付き継手鉄筋の長さを鉄筋径の15倍〜29倍の長さの短い寸法としても、耐力を得ることができる。例えば、従来の重ね継手構造における継手鉄筋の重ね長さ寸法(鉄筋径の30倍)に比べて、圧着グリップ付き継手鉄筋の長さを鉄筋径の15倍程度の長さの短い寸法としても、従来の継手強度と同等以上の耐力を得ることができる。
第3発明によると、間詰め部の長手方向において、一方のプレキャストコンクリート床版における隣り合う圧着グリップ付き継手鉄筋間の中央部よりに離れて、他方のプレキャストコンクリート床版における圧着グリップ付き継手鉄筋が配置されているので、間詰め部の長手方向に圧着グリップ付き継手鉄筋相互を重ねて配置していないため、間詰め部長手方向における一方および他方の床版における圧着グリップ付き継手鉄筋を重ねるように配置する必要がないため、圧着グリップ付きの継手付きプレキャストコンクリート床版の設置が容易になり、床版設置の施工性が向上する。
第4発明によると、プレキャストコンクリート床版の両端部から突出するように継手鉄筋を備えた継手付きプレキャストコンクリート床版において、継手鉄筋が、継手鉄筋の先端部に鋼製筒状体を圧着固定してグリップを形成した圧着グリップ付き継手鉄筋とされているので、圧着グリップによりコンクリートとの係止効果を高めた継手付きプレキャストコンクリート床版とすることができ、継手部の突出寸法の短い小型のプレキャストコンクリート床版とすることができる。また、圧着グリップによる係止効果と継手部鉄筋の付着効果を期待できる構造のプレキャストコンクリート床版とすることができる。
次に、本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の継手構造において使用される圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1を示すものであって、(a)は圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1の平面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
所定の長さ寸法の鉄筋2の両端部に鋼製筒状体3が嵌合されると共に、鉄筋2に押し潰し変形されて圧着固定された圧着グリップ4が形成され、圧着グリップ付き継手鉄筋5が構成されている。前記の圧着グリップ付き継手鉄筋5は、鉄筋2に加熱成形等の熱間加工を必要としないので、市販の安価な鉄筋を使用でき、また、鋼製筒状体3も市販の安価な部材を使用することができ、鋼製筒状体3の長さの自由度もある。また、鉄筋の端部を徐々に拡大する拡径端部を有する特注の鉄筋を使用する場合に比べて、本発明において使用する圧着グリップ付き継手鉄筋5は市販の各種の鉄筋および鋼製筒状体を利用でき、製造の自由度が格段に高く、製造も容易である。
前記のような圧着グリップ付き継手鉄筋5が、床版鉄筋の一部として上部および下部の所定の位置に、かつ圧着グリップ4が橋軸方向の両端部に位置するように配置され、前記継手鉄筋5の中間部を埋め込むようにコンクリート6が打設硬化されて、圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1が構成されている。前記の圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1における前後方向(橋軸方向)の両端部には、間詰め部コンクリート支承部7が設けられ、その上部には切り欠き凹部8が設けられ、その切り欠き凹部8に各圧着グリップ付き継手鉄筋5における継手端部が位置するように配置されている。
前記の圧着グリップ4は、継手鉄筋5の引っ張り強度よりも強度の高い鋼製材料であり、圧着グリップ4の長さ寸法は、設計により、例えば下記のように設定される。
例えば、図12に示すように、継手鉄筋5cとしては、鉄筋の呼び径D13〜D22(例えば、D13,D16,D19,D22)を使用することもでき、これに固定する鋼製筒状スリーブ3の外径D2は20.5mm〜34.5mm(具体的には、前記の呼び径の小さい順に対応して、それぞれ20.5mm、26.5mm、29mm、34.5mm)のものを使用して圧着グリップ4を形成すればよく、また、前記の各対応寸法関係に対応して、鋼製筒状スリーブ3を圧着する部分の長さL1は、37〜62mm(前記と同様、呼び径Dおよび外径D2の小さい順に対応して、例えば、37mm、45mm、54mm、62mm)とすれば、継手鉄筋5を通常の鉄筋(異形棒鋼を含む)とし、鋼製筒状スリーブ3を市販の高強度の鋼製筒状スリーブとした場合には、鉄筋本体の部分以上の強度を発揮することができる。
また、継手部強度を確実にさせる場合には、鉄筋の呼び径Dと、鋼製筒状スリーブ3の外径D2との比(D2/D)は、1.4〜2とするとよく、より確実で強固なずれ止めをとしたい場合には、1.5〜1.7とするとよく、また、圧着する部分の長さL1と鉄筋の呼び径Dとの比L1/Dは、2.5〜3の範囲とすればよく、より確実で強固なずれ止め構造とする場合には、2.8〜2.9の範囲とするとよい。
前記のようにして、圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1における橋軸方向の上部継手鉄筋5aと下部継手鉄筋5bを備えた圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1が形成されている。なお、圧着グリップ4を付けない状態で、プレキャストコンクリート床版を製作し、その後、継手鉄筋5の先端部に、鋼製筒状体3を嵌合配置すると共に、押し潰し変形して、鉄筋先端部に圧着固定された圧着グリップ4を設けるようにしてもよい。なお、圧着グリップ4を各継手鉄筋5の先端部に軸方向に間隔をおいて複数設けてもよい。
前記のような圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1は、工場または現場付近の製作ヤード上で、上部継手鉄筋および下部継手鉄筋の先端部に鋼製筒状体3を圧着固定して、圧着グリップ4を備えた継手部付き上部継手鉄筋5aと、継手部付き下部継手鉄筋5bが配筋されて、床版コンクリート6が打設されて、圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1とされている。したがって、橋軸方向の中間部に位置する各圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1は、これに中間部が埋め込み固定された圧着グリップ式継手付き鉄筋5(5a,5b)には、橋軸方向の両端部に、先端部に圧着グリップ4を備えた鉄筋継手を備えている。
図2および図3は、本発明の継手構造の一実施形態を示すものであって、橋軸方向に隣り合う圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1は、一方の圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1における上部継手鉄筋5aおよび下部継手鉄筋5bの橋軸直角方向の配置位置は、他方の圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1における上部継手鉄筋5aおよび下部継手鉄筋5bの橋軸直角方向の配置位置とは、橋軸直角方向に偏心した位置に配置され、床版厚さ方向では同レベル位置に配置されている。橋軸方向の偏心量としては、設計により適宜設定すればよく、橋軸方向に平行に接近した状態または離反した状態で配置してもよい。
前記のような圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1は、例えば、長軸直角方向の長さ寸法が長く、橋軸方向の巾寸法が短い、略平面長方形状の形状とされ、そのような圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1が、桁16間に渡って架設されるように載置されると共に、橋軸方向に並べて配置され、かつ圧着グリップ付き継手鉄筋5が橋軸直角方向に平行に、かつ継手が重ならないように、橋軸方向に位置をずらして橋軸方向に交互に桁16上に並べて配置される。
なお、一方の圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1の圧着グリップ付き継手鉄筋5と、他方の圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1における圧着グリップ付き継手鉄筋5とが、オーバーラップするように重ね配置したり、近接して重ね配置する場合に比べて、等間隔で配置可能になると、圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1の設置が容易で、床版の施工が簡単になり施工工期の短縮も可能で、施工コストを低減することができる。
また、圧着グリップ付き継手鉄筋付きプレキャスト床版1における前記圧着グリップ付き継手鉄筋5の先端部を、対向する他方の圧着グリップ付き継手鉄筋付きプレキャストコンクリート床版1における圧着グリップ付き継手鉄筋5の基端側に位置するように配置し、また、継手部長手方向については、一方の圧着グリップ付き継手鉄筋5に対して、間隔をおいて他方の圧着グリップ付き継手鉄筋5が位置するように配置している。
そして、これらの圧着グリップ付き継手鉄筋5における継手部を間詰めコンクリート9により埋め込み固定されて、橋軸方向に隣り合う圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1相互が連結された橋軸方向に連続した床版10が構成される。
前記の圧着グリップ付き継手鉄筋5相互の継手部の重ね継手長L2としては、より具体的には、鉄筋直径Dの15倍〜29倍とすればよい。実用的には鉄筋直径Dの15倍程度とすれば顕著な効果が得られる。前記の重ね継手長L2としては、要求される継手部強度にもよるが、鉄筋直径Dの15倍を下回らないようにすると、継手部の接合強度を十分確保することができる。また、前記の重ね継手長L2としては、鉄筋直径Dの29倍を越えると、継手相互の重なり代が長くなり、間詰め部の幅が広くなり、間詰めコンクリート9の量も多くなるので、従来の場合よりも経済的な効果が得られ難いため、圧着グリップ付き継手鉄筋5の重ね継手長L2を前記のように29倍以下に設定するとよい。
なお、本発明においては、隣り合う床版1における継手鉄筋5相互は、重合するように重ねることは必須でなく、橋軸直角方向に離れた位置でもよいので、橋軸直角方向から見た状態(側面視)における配筋状態で重ね継手長L2を規定している。
次に、プレキャストコンクリート床版の継手部に、本発明の継手構造を採用した圧着グリップ付き継手鉄筋付きプレキャストコンクリート床版の場合と、従来の重ね継手構造を採用したプレキャストコンクリート床版場合について比較した静的載荷実験について説明する。
図4(a)(b)は、本発明の継手構造を採用した試験体の説明図であり、前記の重ね継手長L2の寸法間隔を、鉄筋直径Dを19mmを使用した場合、15D(285mm)、10D(190mm)、7.5D(142.5mm)の3形態に変化させ、前記のL2の寸法間隔に対応して、15Dの場合の間詰め部間隔Lを340mm、10Dの場合の間詰め間隔Lを245mmとし、7.5Dの場合の間詰め間隔Lを198mmとした場合についての代表形態である。
また、配力筋としての上部継手鉄筋5aと下部継手鉄筋5bの各継手鉄筋5の先端部に鋼製グリップ4を圧着により固定した、圧着グリップ付き継手鉄筋5の本体部(中間部に相当)を予め床版コンクリート6に埋め込み配置した圧着グリップ付き継手鉄筋付きプレキャストコンクリート床版1とし、そのプレキャストコンクリート床版1相互を接合すべく、各圧着グリップ付き継手鉄筋5の先端部を、対向する他方の圧着グリップ付き継手鉄筋付きプレキャストコンクリート床版1における圧着グリップ付き継手鉄筋5の継手部基端側に位置するように配置し、また、継手部長手方向については、一方の圧着グリップ付き継手鉄筋5に対して、75mmの間隔をおいて他方の圧着グリップ付き継手鉄筋5が位置するように配置し、これらの圧着グリップ付き継手鉄筋5を間詰めコンクリート9により埋め込み固定した継手構造とした。
また、間詰め部の長手方向に配置される主筋としての上部主筋11および下部主筋12を、15Dの場合には、中央およびその左右両側に間隔をおいて配置し、10Dおよび7.5Dの場合には、中央に配置することなく、左右両側に配置した。
前記各上下の配力筋としての上部継手鉄筋5aの鉄筋径Dは、前記のように19mmのものを使用し、圧着グリップ4としては、市販の鋼製筒状スリーブを継手鉄筋の先端部に圧着固定して、圧着グリップ付き継手鉄筋5とした。鋼製筒状スリーブの外径寸法は29mmで、厚さ5mm、長さ寸法は、54mmのものを鉄筋の先端部に嵌合配置すると共に、押し潰し変形して、鉄筋先端部に圧着固定してものを使用した。
また、図5(a)(b)は従来の継手構造を採用した試験体の説明図であり、主要部の寸法について説明すると、間詰め部間隔Lを340mmとし、配力筋としての上部継手鉄筋5cと下部継手鉄筋5cの重ね継手長L2を、284mm(ほぼ、鉄筋直径Dの15倍の15D)とし、間詰め部の長手方向に配置される主筋としての上部主筋11および下部主筋12を、中央およびその左右両側に142mmの間隔をおいて配置した。鉄筋としてSD295のものを用いた。
図6(a)(b)に示す概略図には、本発明または従来の各継手鉄筋付きプレキャストコンクリート床版1,1aの試験体に配置した各種ゲージおよび変位計13の配置位置が示されている。間詰め部の中央および圧着グリップ付き継手鉄筋付きプレキャストコンクリート床版1端部と間詰め部の境界部にコンクリートゲージ14を設置し、また、左右方向の上部鉄筋11および下部鉄筋12におけるプレキャストコンクリート床版1端部に鉄筋用ゲージ14を設け、各プレキャスト床版1本体と、間詰め部とに跨って、下面側にパイゲージ(πゲージ)15を設置した。
前記の本発明および従来のいずれの継手構造の場合も、試験体としての床版の間詰め部中央から等距離の位置において、その下面を支持する(支点間隔は2250mm)と共に、間詰め部の端部から離れた位置において上面の2箇所(850mm間隔)から、各プレキャストコンクリート床版1に同じ上載荷重Pを負荷し、各ゲージ14,15のひずみ、および変位計13の変位を測定する静的載荷実験を行った。
図7に静的載荷実験の荷重―変位曲線を示す。
前記の荷重変位曲線から、本発明の継手構造の場合も、従来の重ね継手の場合と同様な曲げ挙動を示すことが判ると共に、本発明の場合では、従来の場合よりも高い耐力があることが判った。
また、鉄筋径の異なる場合について、本発明のグリップ付き継手鉄筋による継手構造の場合と、従来の重ね継手構造の場合とについても前記と同様な傾向があることがわかった。前記の荷重―変位曲線から、鉄筋継手部に本発明の圧着グリップ付き継手鉄筋を使用した継手構造でも、十分な性能を有していることが確認された。
また、図9に示すような配置形態とし、鉄筋直径Dの15倍の継手重ね長とした本発明の場合と、図10に示すような配置形態とし、従来の継手重ね長L2が30Dとした場合について、前記と同様に曲げ試験を行った結果を図11に示す。図11から、従来の継手重ね長L2が30Dに対して、その鉄筋配置と同様で、本発明における圧着グリップ付き継手鉄筋とした場合には、継手重ね長L2を15D前後とすれば、ほぼ同等の耐力が得られることがわかる。
このことから、本発明の構造を採用した場合では、間詰め部間隔を半減可能で、間詰めコンクリートを、ほぼ半減することができ、継手部コンクリートの充填量および充填作業を半減することができ、施工コストの低減が可能になる。
また、従来の継手重ね長L2が30Dの継手部耐力と同等程度とするには、継手重ね長L2が、鉄筋直径Dの10倍(10D)以下では充分な強度を得ることができなかった。しかし、継手強度を30Dより小さい継手強度を要求される場合の継手部には、継手重ね長L2は、鉄筋直径Dの15倍程度以下にすることも可能であるが、より確実にするため、継手重ね長L2を鉄筋直径Dの15倍以上29倍以下(15D〜29D)とすればよい。また、継手重ね長L2のより好ましい範囲は鉄筋直径Dの15倍〜29倍、さらに好ましくは、15倍〜16倍程度とすると、間詰め部間隔を狭くし、間詰め部コンクリートの打設量を少なくし、より経済的に短工期で施工することができる。
(付着強度試験について、)
また、図8(a)に示すように、圧着グリップを設けない従来の通常の異形鉄筋を用いた継手鉄筋5cの場合でコンクリート9に30Dの埋め込み長さで配置した場合と、図8(b)に示すように、圧着グリップ4を設け15Dの埋め込み長さで圧着グリップ付き継手鉄筋5a,5bを埋め込み配置した場合について、通常土木学会規定の「鉄筋の付着強度試験方法」に沿って行い、自由端の引き込み量と荷重について計測し、最大荷重および変位が0.002D(=0.038mm)の荷重について、それぞれ比較した結果、圧着グリップ付き継手鉄筋5a,5bの場合の構造では、最大荷重が従来の場合に比べて3割程度大きくなり、また、変位が0.002D(=0.038mm)の荷重においても同様3割程度大きく,また、本発明の場合の構造では、変位が0.002D(=0.038mm)の荷重においても異形鉄筋を用いた継手鉄筋5cと同等以上の耐荷力を有していた。
また、圧着グリップ4を設けない従来の異形継手鉄筋5cの場合では、異形鉄筋外表面の凹凸等とコンクリート9との付着により引き抜きに抵抗するが、本発明のように圧着グリップ4を設けた構造では、異形鉄筋外表面の凹凸等とコンクリート9との付着による引き抜き抵抗Pと、図8(b)に示すように、圧着グリップ4の軸方向端面において、支圧抵抗Rを発揮することができる。
本発明のように圧着グリップ付き継手鉄筋5を圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1に埋め込み使用した場合で、継手鉄筋5に引張軸力が作用した場合、最初にコンクリート9との付着による抵抗を主に発揮し、後に、圧着グリップ4の部分による支圧抵抗を発揮し、鉄筋部分の付着抵抗と共同して引き抜き抵抗を発揮することができる。したがって、圧着グリップ4を設けることにより鉄筋の付着性能を一層向上させることができる。
前記のような試験において、圧着グリップ付き継手鉄筋5に直角に交差するように配置され、前記圧着グリップ4の近くに配置されている上部鉄筋11に、圧着グリップ4の厚みが5mm程度では、圧着グリップ4の支圧力により上部鉄筋11を曲げ変形させる等の影響がないことも判明した。
本発明の床版継手構造では、一方の圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1における圧着グリップ4と、他方の圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版1における圧着グリップ4との間に挟まれるコンクリートは圧縮されるので、コンクリートの高い圧縮耐力を期待できると共に、圧着グリップ式継手付き鉄筋の高き引張力耐力を期待することができる。なお、本発明を実施する場合、隣り合う一方および他方のプレキャストコンクリート床版1における圧着グリップ4間による支圧効果を高めたい場合に、支圧プレートを対向する圧着グリップ4の軸方向基端側の側面に埋め込み配置してもよい
本発明を実施する場合、圧着グリップ4の外径を大きくすることにより、圧着グリップ4の端面の面積を大きくして、引き抜き力が作用した場合、コンクリートとの支圧抵抗を高めるようにしてもよい。
本発明の圧着グリップ付き継手鉄筋を備えたプレキャストコンクリート床版を示すものであって、(a)は平面図、(b)はそのA−A線断面図である。 図1に示すプレキャストコンクリート床版相互を橋軸方向に並べて配置すると共に連結した状態を示す縦断正面図である。 図2に示すプレキャストコンクリート床版相互を連結した状態の縦断側面図である。 本発明の継手構造による試験体を示すものであって、(a)は一部切欠平面図、(b)は縦断正面図である。 従来の重ね継手構造による試験体を示すものであって、(a)は一部切欠平面図、(b)は縦断正面図である。 (a)および(b)は、それぞれ従来および本発明の継手構造を有するプレキャストコンクリート板からなる試験体における支持点および加圧点を示す概略正面図である。 試験結果を示すグラフである。 従来の重ね継手の場合と、本発明の圧着グリップ付き継手鉄筋の場合の付着試験体を示す縦断正面図である。 本発明の他の形態の継手構造による試験体を示すものであって、(a)は一部切欠平面図、(b)は縦断正面図である。 従来の他の形態の重ね継手構造による試験体を示すものであって、(a)は一部切欠平面図、(b)は縦断正面図である。 試験結果を示すグラフである。 本発明において使用する圧着グリップ付き継手鉄筋を示す側面図である。 従来のループ継手鉄筋を備えたプレキャストコンクリート床版を示すものであって、(a)は平面図、(b)はそのB−B線断面図である。
符号の説明
1 圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版
1a 継手付きプレキャストコンクリート床版
2 鉄筋
3 鋼製筒状体(鋼製筒状スリーブ)
4 圧着グリップ
5 圧着グリップ付き継手鉄筋
6 コンクリート
7 間詰め部コンクリート支承部
8 切り欠き凹部
9 間詰め部のコンクリート
10 連続した床版
11 上部鉄筋
12 下部主筋
13 変位計
14 鉄筋用ゲージ
15 パイゲージ(πゲージ)
16 桁

Claims (4)

  1. プレキャストコンクリート床版の端部から突設する複数の継手鉄筋を介して隣接するプレキャストコンクリート床版相互を連結する床版継手構造において、前記各プレキャストコンクリート床版端部から突設する継手鉄筋は、その継手鉄筋の先端部に圧着グリップが設けられた圧着グリップ付き継手鉄筋とされ、一方のプレキャストコンクリート床版における圧着グリップ付き継手鉄筋における圧着グリップを、他方のプレキャストコンクリート床版における圧着グリップ付き継手鉄筋における継手部の基端側に位置をずらして配置し、前記各圧着グリップ付き継手鉄筋を埋め込むように間詰め部にコンクリートが打設されていることを特徴とするプレキャストコンクリート床版の継手構造。
  2. 圧着グリップ付き継手鉄筋の継手部長さが、その鉄筋径の15倍〜29倍の長さ寸法とされていることを特徴とする請求項1記載のプレキャストコンクリート床版の継手構造。
  3. 間詰め部の長手方向において、一方のプレキャストコンクリート床版における隣り合う圧着グリップ付き継手鉄筋間の中央部よりに離れて、他方のプレキャストコンクリート床版における圧着グリップ付き継手鉄筋が配置されていることを特徴とする請求項1記載のプレキャストコンクリート床版の継手構造。
  4. プレキャストコンクリート床版の両端部から突出するように継手鉄筋を備えた継手付きプレキャストコンクリート床版において、前記継手鉄筋は、継手鉄筋の先端部に鋼製筒状体を圧着固定してグリップを形成した圧着グリップ付き継手鉄筋とされていることを特徴とする圧着グリップ式継手付きプレキャストコンクリート床版。
JP2006052949A 2006-02-28 2006-02-28 プレキャストコンクリート床版およびその継手構造 Pending JP2007231569A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006052949A JP2007231569A (ja) 2006-02-28 2006-02-28 プレキャストコンクリート床版およびその継手構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006052949A JP2007231569A (ja) 2006-02-28 2006-02-28 プレキャストコンクリート床版およびその継手構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007231569A true JP2007231569A (ja) 2007-09-13

Family

ID=38552436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006052949A Pending JP2007231569A (ja) 2006-02-28 2006-02-28 プレキャストコンクリート床版およびその継手構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007231569A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012062664A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Oriental Shiraishi Corp プレキャスト床版及びその架設方法
JP2015001045A (ja) * 2013-06-13 2015-01-05 川田建設株式会社 プレキャストコンクリート床版の接続構造
JP5700608B1 (ja) * 2014-06-24 2015-04-15 株式会社Ihiインフラ建設 プレキャストコンクリート床版の鉄筋継手構造
JP2017036554A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 株式会社ピーエス三菱 プレキャスト床版の場所打ち継手構造
JP2017106231A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 三井住友建設株式会社 PCa床版の継手構造及びその構築方法
JP2017179926A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 三井住友建設株式会社 床版の構築方法及びPCa床版の継手構造
JP6334802B1 (ja) * 2017-12-18 2018-05-30 黒沢建設株式会社 プレキャストpc床版の連結構造及び連結方法
JP2018115554A (ja) * 2018-05-07 2018-07-26 本清鋼材株式会社 床版の架設方法
JP2018172893A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 プレキャスト床版システム及び橋構造
JP2019052424A (ja) * 2017-09-12 2019-04-04 オリエンタル白石株式会社 PCa版の継手構造及びその構築方法
JP2019078116A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 鹿島建設株式会社 継手部構造、及び接合方法
JP2019199740A (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 清水建設株式会社 プレキャスト合成床版の継手構造

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08184119A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Maeda Corp プレキャスト床板接合部構造
JPH09100512A (ja) * 1995-10-06 1997-04-15 Kawada Kensetsu Kk プレキャストコンクリート床版の継手構造
JPH09268704A (ja) * 1996-03-28 1997-10-14 Taisei Corp 鉄筋の継手構造およびスリーブ型継手

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08184119A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Maeda Corp プレキャスト床板接合部構造
JPH09100512A (ja) * 1995-10-06 1997-04-15 Kawada Kensetsu Kk プレキャストコンクリート床版の継手構造
JPH09268704A (ja) * 1996-03-28 1997-10-14 Taisei Corp 鉄筋の継手構造およびスリーブ型継手

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012062664A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Oriental Shiraishi Corp プレキャスト床版及びその架設方法
JP2015001045A (ja) * 2013-06-13 2015-01-05 川田建設株式会社 プレキャストコンクリート床版の接続構造
JP5700608B1 (ja) * 2014-06-24 2015-04-15 株式会社Ihiインフラ建設 プレキャストコンクリート床版の鉄筋継手構造
JP2016008410A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 株式会社Ihiインフラ建設 プレキャストコンクリート床版の鉄筋継手構造
JP2017036554A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 株式会社ピーエス三菱 プレキャスト床版の場所打ち継手構造
JP2017106231A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 三井住友建設株式会社 PCa床版の継手構造及びその構築方法
JP2017179926A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 三井住友建設株式会社 床版の構築方法及びPCa床版の継手構造
JP2018172893A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 プレキャスト床版システム及び橋構造
JP6995539B2 (ja) 2017-09-12 2022-01-14 オリエンタル白石株式会社 PCa版の継手構造及びその構築方法
JP2019052424A (ja) * 2017-09-12 2019-04-04 オリエンタル白石株式会社 PCa版の継手構造及びその構築方法
JP2019078116A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 鹿島建設株式会社 継手部構造、及び接合方法
JP2019108725A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 黒沢建設株式会社 プレキャストpc床版の連結構造及び連結方法
JP6334802B1 (ja) * 2017-12-18 2018-05-30 黒沢建設株式会社 プレキャストpc床版の連結構造及び連結方法
JP2018115554A (ja) * 2018-05-07 2018-07-26 本清鋼材株式会社 床版の架設方法
JP2019199740A (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 清水建設株式会社 プレキャスト合成床版の継手構造
JP7082522B2 (ja) 2018-05-16 2022-06-08 清水建設株式会社 プレキャスト合成床版の継手構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007231569A (ja) プレキャストコンクリート床版およびその継手構造
Haber et al. Testing and analysis of precast columns with grouted sleeve connections and shifted plastic hinging
JP5700608B1 (ja) プレキャストコンクリート床版の鉄筋継手構造
WO2004083533A1 (ja) 形鋼及び該形鋼を用いた壁体
Chung et al. Shear strength of T-type Perfobond rib shear connectors
JP2011063984A (ja) コンクリート接合構造
JP3585444B2 (ja) コンクリート部材の連結構造
Soltani Bond and serviceability characterization of concrete reinforced with high strength steel
JP2008111228A (ja) ひび割れ抑制構造及びひび割れ抑制方法並びにプレキャストコンクリート部材
JP2017128891A (ja) Rc構造の耐震壁とスラブとの接合構造
JP3830767B2 (ja) 橋梁用連続桁
Bompa et al. Ductility of reinforced concrete members incorporating mechanical splices
WO2017061413A1 (ja) Rc部材の接合構造
JP5203277B2 (ja) プレキャスト床版のパネル間継手
JP2009052197A (ja) 合成鋼床版橋
JP4583299B2 (ja) コンクリート部材等の接合用重ね継手及びその設計方法
JP4380286B2 (ja) 複合コンクリート部材
JP6411836B2 (ja) 既設構造物と取替用部材との接合方法及び構造
KR20090001754U (ko) 홈을 가지는 전단연결재
JP5385842B2 (ja) 鋼部材へのコンクリート部材接合用ジベル装置
WO2017061412A1 (ja) 梁と柱の接合部構造
JP5024617B2 (ja) プレストレストコンクリート梁及びその構築方法
JP2008223245A (ja) 柱脚構造
KR100960386B1 (ko) 거더 합성형 바닥판 패널
JP2981151B2 (ja) 鉄筋コンクリート杭

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20080702

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20080718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090210