JP2007230445A - 車両用led照明灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレーキ操作時のリレースイッチの導通を適切に行なわせつつ、発熱を抑制して、回路基板の小型化を図ることができると共に、無駄な電力消費を抑制することができる車両用LED照明装置を提供する。
【解決手段】抵抗体17およびコンデンサ18を直列に接続してなる充電回路19を、LEDランプ11を光源とする照明部12に電流を流す照明用電流路16と並列させて一対の電源端子10a,10b間に介装して、電源端子10a,10b間に電源電圧が供給されたときに充電回路19のコンデンサ18を抵抗体17を介して充電するように構成すると共に、充電回路19のコンデンサ18の抵抗体17側の端部を、ダイオード24を介して照明用電流路16に接続して、電源端子10a,10bへの電源電圧の供給が遮断されたときにコンデンサ18の充電電荷をダイオード24を介して照明部12に放電させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車などの車両において、ブレーキ操作(ブレーキペダルの操作)に連動させて、LEDランプを光源として構成された照明部を点灯させる車両用LED照明灯具に関する。
この種の車両用LED照明灯具としては、例えば特許文献1に見られるものが知られている。この特許文献1のものでは、マトリクス状に配列された複数のLEDランプからなる照明部(表示灯)を備え、車両のブレーキ操作に連動して電源電圧が供給される駆動回路(論理回路)によって該照明部の複数のLEDランプに通電して、それらのLEDランプを点灯させるようにしている。
なお、特許文献1に見られる車両用LED照明灯具は、ブレーキ操作時の照明部のLEDランプの点灯を行なうだけでなく、車両の右左折時に、該照明部の複数のLEDランプのうちの点灯させるLEDランプ群が車両の左右方向で順番に移行していくようにしている。
特開平7−277071号公報
ところで、車両のブレーキ操作時における照明部への電力の供給は、通常、リレースイッチを介して行なわれる。すなわち、車両には、ブレーキ操作が行なわれたときにONになるリレースイッチが備えられ、該リレースイッチを介して、車両用LED照明灯具の一対の電源端子(一方は接地端子)に電源電圧(バッテリの電圧)が供給される。そして、この一対の電源端子から照明部への通電が行なわれる。
そして、前記リレースイッチは、車両における部品の共用化およびコスト低減を図るために、一般に、多種類の車両で用いられている。すなわち、該リレースイッチは、LEDランプを光源とするLED照明灯具を備える車両だけでなく、電球を光源とする照明灯具(以下、電球照明灯具ということがある)を備える車両でも使用される場合が多い。補足すると、車両には、ブレーキ操作に連動させて点灯させる照明灯具として、少なくとも車両の背面の右側用の照明灯具と左側用の照明灯具とを含む2個以上の照明灯具が備えられ、それらの各照明灯具には、同一のリレースイッチを介して電力が供給される。
ここで、LED照明灯具では、ブレーキ操作時の点灯に必要な電流は、通常、1灯具あたり、0.3A前後の僅かな電流で済むものの、電球照明灯具では、ブレーキ操作時の点灯に必要な電流は、通常、1灯具あたり、3A前後の比較的大きな電流となる。さらに、電球照明灯具では、点灯開始時のラッシュ電流が、数アンペア〜数十アンペアに達する。
このため、多種類の車両で共用される前記リレースイッチとしては、通常、大電流(例えば30A〜50A前後)を通電可能な接点容量を有し、また、その大電流の通電に耐えうるように酸化皮膜を施した接点を有する大容量リレースイッチが用いられている。
ところが、このような大容量リレースイッチを使用した場合には、その導通を確実に行なうために、特に、該大容量リレースイッチの導通開始時およびその直後に要求される通電電流が比較的大きく、その要求電流は一般には1A前後である。そして、その要求電流は、車両に搭載される各LED照明灯具の点灯に必要な電流の総和よりも大きなものとなることがある。
そこで、前記大容量リレースイッチを備える車両における車両用LED照明灯具では、その照明部に電流を流す電流路と並列させて電流補償抵抗を前記一対の電源端子間に介装しておき、ブレーキ操作時に、この電流補償抵抗と照明部とに並列に電流を流すことで、それらの電流の総和の電流が大容量リレースイッチに流れるようにしている。これにより、大容量リレースイッチに流れる電流が、LED照明灯具の点灯に必要な電流よりも大きくなるようにして、該大容量リレースイッチの導通開始時およびその後の導通状態において前記要求電流以上の電流が流れるようにしている。
しかるに、このように電流補償抵抗を備えた従来の車両用LED照明装置では、次のような不都合があった。
すなわち、前記電流補償抵抗には、ブレーキ操作が行なわれている期間は、常時、ほぼ一定の電流が流れ、その発熱量が大きなものとなりやすい。一方、車両用LED照明装置の小型化および低コスト化のために、電流補償抵抗やLED照明灯具の駆動回路を搭載する回路基板はできるだけ小さいことが望ましい。しかるに、電流補償抵抗の発熱量が大きいために、該回路基板を小型化することが困難であった。
また、前記大容量リレースイッチは、導通開始時およびその直後の要求電流は前記したように大きいものの、正常に導通が開始した後の定常状態では、その導通を適切に維持するために要求される電流は、導通開始時およびその直後の要求電流よりも小さく、一般には、該要求電流の半分程度である。しかるに、従来の車両用LED照明装置では、大容量リレースイッチの導通が正常に開始した後の定常状態であっても、その導通の開始時と同等の電流が電流補償抵抗に流れるため、電力を無駄に消費すると共に、該電流補償抵抗の発熱を助長するものとなっていた。
本発明はかかる背景に鑑み、ブレーキ操作時のリレースイッチの導通を適切に行なわせつつ、発熱を抑制して、回路基板の小型化を図ることができると共に、無駄な電力消費を抑制することができる車両用LED照明装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の車両用LED照明灯具は、車両のブレーキ操作が行なわれたときにリレースイッチを介して電源電圧が供給される一対の電源端子から、LEDランプを光源として構成された照明部に通電して、該照明部を点灯させる車両用LED照明灯具において、抵抗体およびコンデンサを直列に接続してなる充電回路を、前記照明部に電流を流す経路である照明用電流路と並列させて前記一対の電源端子間に介装して、該一対の電源端子間に前記電源電圧が供給されたときに該充電回路のコンデンサを前記抵抗体を介して充電するように構成すると共に、前記充電回路のコンデンサの前記抵抗体側の端部を、該端部にアノードを接続したダイオードを介して前記照明用電流路に接続して、前記一対の電源端子への電源電圧の供給が遮断されたときに前記コンデンサの充電電荷を前記ダイオードおよび照明用電流路を介して前記照明部に放電させるように構成したことを特徴とする。
かかる本発明によれば、ブレーキ操作の開始時およびその直後は、前記一対の電源端子に供給される電源電圧の全部もしくは大部分が前記充電回路の抵抗体に印加されるため、該抵抗体を、前記電流補償抵抗として機能させることができる。従って、前記リレースイッチの導通開始時およびその直後に該リレースイッチの導通を適切に行なうための要求電流を通電させることが可能となる。そして、その後は、前記抵抗体に流れる電流は、前記コンデンサの充電に伴い減少し、ひいては、リレースイッチに流れる電流が減少するものの、前記照明部には前記照明用電流路を介して電流が流れるので、リレースイッチの導通を適切に維持し得る電流を流すことができる。そして、このとき、抵抗体に流れる電流が減少することで、該抵抗体の発熱を抑制することができると共に、該抵抗体における電力消費を低減できる。つまり、ブレーキ操作が行なわれている期間において抵抗体に流れる平均電流を小さくできるので、該抵抗体の発熱量や電力消費を低減することができる。
さらに、ブレーキ操作が終了して、リレースイッチがオフになり、前記一対の電源端子への電源電圧の供給が遮断されると、ブレーキ操作中に前記コンデンサに充電された電荷が、前記ダイオードおよび照明用電流路を介して照明部に放電する。このとき、コンデンサの放電電流は、前記抵抗体を経由せずに流れるので、該コンデンサの充電エネルギーの多くが照明部で光エネルギーに変換される。従って、コンデンサの放電時の発熱量を十分に小さくできる。
よって、本発明によれば、ブレーキ操作時のリレースイッチの導通を適切に行なわせつつ、発熱を抑制して、回路基板の小型化を図ることができると共に、無駄な電力消費を抑制することができる。
本発明の車両用LED照明灯具の一実施形態を図1を参照して以下に説明する。図1は、本実施形態の車両用LED照明灯具を備えた車両の照明システムの回路構成図である。
図1を参照して、この照明システムは、図示を省略する車両の背面の左側に装着される左側LED照明灯具1Lと、車両の背面の右側に装着される右側LED照明灯具1Rと、車両の背面の上部の中央箇所に装着されるLED照明補助灯具2とを備えている。
左側LED照明補助灯具1Lおよび右側LED照明灯具1Rは、本発明の車両用LED照明灯具の実施形態に相当するものである。
車両には、前記LED照明灯具1L,1RおよびLED照明補助灯具2に電源電圧を供給する電源供給部3が備えられている。この電源供給部3は、車両のブレーキ操作(ブレーキペダルの踏み込み)が行なわれたときに一対の出力端子3a,3b間に電源電圧を発生するものであり、出力端子3bは、車載バッテリ4の負極に接続されて接地され、出力端子3aは、リレースイッチ5の接点5aを介して車載バッテリ4の正極に接続されている。リレースイッチ5は、そのソレノイド5bの一端が車載バッテリ4の正極に接続されると共、他端が車両のブレーキ操作時にこれに連動して閉成するブレーキスイッチ6を介して車載バッテリ4の負極に接続されている。
上記のように構成された電源供給部3では、車両のブレーキ操作が行なわれたときに、ブレーキスイッチ6が閉成して、リレースイッチ5のソレノイド5bに通電されることで、該リレースイッチ5の接点5aが閉成し、これにより、出力端子3a,3b間に電源電圧(車載バッテリ4の電圧)が発生する。そして、車両のブレーキ操作が解除されると、ブレーキスイッチ6が開成して、ソレノイド5bへの通電が遮断されることにより、リレースイッチ5の接点5aが開成し、出力端子3a,3b間に電圧が発生しなくなるようになっている。
なお、リレースイッチ5は、多種類の車両で共用されるものであり、前記した大容量リレースイッチである。従って、該リレースイッチ5は、その接点5aの導通開始時およびその直後の初期の期間では、該接点5aの導通を適切に行なうために比較的大きな電流(例えば1A。以下、この電流を初期要求電流という)を流す必要がある。そして、その後は、初期要求電流の半分程度の電流が接点5aに流れれば、該接点5aの導通を適切に維持することができるようになっている。
本発明の実施形態である左側LED照明灯具1Lおよび右側LED照明灯具1Rの回路構成は、同一構成である。このため、図1では、これらのLED照明灯具1L,1Rの構成要素に同一の参照符号を付している。以下に、LED照明灯具1L,1Rの回路構成を説明する。
各LED照明灯具1L、1Rは、一対の電源端子である第1正極端子10aおよび接地端子10bと、第2正極端子10cとを備えている。そして、第1正極端子10aおよび接地端子10bはそれぞれ、ハーネス7を介して前記電源供給部3の出力端子3a、出力端子3bに接続される。これにより、車両のブレーキ操作が行なわれたときに、第1正極端子10aおよび接地端子10bの間に、前記リレースイッチ5の接点5aを介して車載バッテリ4から電源電圧が供給されるようになっている。
なお、第2正極端子10cは、それに関する詳細な説明は省略するが、車両のスモールランプスイッチあるいは前照灯スイッチのON操作時に、それに連動して、車載バッテリ4から電源電圧が供給されるようになっている。
また、各LED照明灯具1L,1Rは、複数(図では9個)のLEDランプ11を光源として構成された照明部12と、この照明部12に電流を流す駆動回路13とを備えている。図示の例では、照明部12は、3個のLEDランプ11を並列に接続してなる並列回路が3組備えられ、これらの3組の並列回路を直列に接続することで構成されている。なお、それらのLEDランプ11(総計9個のLEDランプ11)は、図示を省略する基板上でマトリクス状に配置されている。以下の説明では、上記3組の並列回路を直列に接続してなる回路の両端12a,12bのうちの、LEDランプ11のアノード側に対応する一端12aを照明部12のアノード端12a、他端12bを照明部12のカソード端12bという。
駆動回路13は、ダイオード14および抵抗体15を有する照明用電流路16と、抵抗体17およびコンデンサ18を直列に接続してなる充電回路19と、ダイオード20および抵抗体21を有する副照明用電流路22と、接地ライン23とを備えている。接地ライン23は、照明部12のカソード端12bを前記接地端子10bに導通させて接地している。なお、駆動回路13は、その構成要素の素子を図示しない回路基板に実装して構成されている。
照明用電流路16のダイード14は、そのアノードが前記第1正極端子10aに接続され、カソードが抵抗体15を介して照明部12のアノード端12aに接続されている。従って、照明用電流路16は、第1正極端子10aから、ダイオード14および抵抗体15を順に介して照明部12に電流を流すようにしている。ここで、ダイオード14は、LED照明灯具1L,1Rと前記電源供給部3との誤接続などにより、第1正極端子10aと接地端子10bとの間に逆方向電圧が印加された場合に、照明部12に電流が流れないようにして、該照明部12のLEDランプ11が故障するのを防止するためのものである。また、抵抗体15は、照明部12の点灯時にLEDランプ11の光量が所望の光量になるように、該照明部12に流れる電流を制限するための電流制限用の抵抗体である。
充電回路19は、その抵抗体17側の一端が、第1正極端子10aに接続され、コンデンサ18側の他端が接地ライン23を介して接地端子10bに接続されている。従って、この充電回路19は、前記照明用電流路16に並列させて、第1正極端子10aと接地端子10bとの間に介装されている。なお、抵抗体17およびコンデンサ18は、それぞれ、複数の抵抗素子、複数のコンデンサから構成してもよい。
そして、この充電回路19のコンデンサ18の抵抗体17側の端部は、照明用電流路16のうちの、前記ダイオート゛14と抵抗体15との間の箇所にダイオード24を介して接続されている。この場合、ダイオード24は、そのアノードがコンデンサ18の端部に接続され、カソードが照明用電流路16に接続されている。このダイオード24は、コンデンサ18の充電電荷を照明用電流路16の抵抗体15を介して照明部12に放電させるためのものである。なお、ダイオード24は、そのカソードを照明用電流路16のうちのダイオード14のアノード側の箇所に接続してもよい。換言すれば、ダイオード24の順方向が充電回路19のコンデンサ18の充電時に抵抗体17を流れる電流の向きと逆向きになるように抵抗体17と並列に接続してもよい。
副照明用電流路22のダイオード20は、そのアノードが前記第2正極端子10cに接続され、カソードが抵抗体21を介して前記照明用電流路16のうちの、ダイオート゛14と抵抗体15との間の箇所に接続されている。従って、副照明用電流路22は、第2正極端子10cから、ダイオード20、抵抗体21、照明用電流路16の抵抗体15を順に介して照明部12に電流を流すようにしている。ここで、ダイオード20は、照明用電流路16のダイオード14と同様に、LED照明灯具1L,1Rの第2正極端子10cと、これに電源電圧を供給する図示しない電源供給部との誤接続などによるLEDランプ11の故障を防止するためのものである。また、抵抗体21は、照明用電流路16の抵抗体15と協働して、LEDランプ11に流れる電流を制限するための電流制限用の抵抗体である。
補足すると、副照明用電流路22から照明部12に電流を流して該照明部12の点灯を行なうときには、その電流値が照明用電流路16から照明部12に電流を流して該照明部12の点灯と行なうときよりも小さくなり、ひいては、照明部12でLEDランプ11が発生する光量も小さくなる。
以上がLED照明灯具1L,1Rの回路構成の詳細である。
次に、前記LED照明補助灯具2の回路構成を説明する。
LED照明補助灯具2は、一対の電源端子である正極端子30aおよび接地端子30bを備えている。そして、正極端子30aおよび接地端子30bはそれぞれ、ハーネス7を介して前記電源供給部3の出力端子3a、出力端子3bに接続される。これにより、車両のブレーキ操作が行なわれたときに、正極端子30aおよび接地端子30bの間に、前記リレースイッチ5の接点5aを介して車載バッテリ4から電源電圧が供給されるようになっている。
また、LED照明補助灯具2は、複数(図では6個)のLEDランプ31を光源として構成された照明部32と、この照明部32に電流を流す駆動回路33とを備えている。図示の例では、照明部32は、2個のLEDランプ31を並列に接続してなる並列回路が3組備えられ、これらの3組の並列回路を直列に接続することで構成されている。なお、なお、それらのLEDランプ31(総計6個のLEDランプ31)は、図示を省略する基板上でマトリクス状に配置されている。以下の説明では、上記3組の並列回路を直列に接続してなる回路の両端32a,32bのうちの、LEDランプ31のアノード側に対応する一端32aを照明部32のアノード端32a、他端32bを照明部32のカソード端32bという。
駆動回路33は、ダイオード34および抵抗体35を有する照明用電流路36と、接地ライン37とを備えている。接地ライン37は、照明部32のカソード端32bを前記接地端子30bに導通させて接地している。なお、駆動回路33は、その構成要素の素子を図示しない回路基板に実装して構成されている。
照明用電流路36のダイード34は、そのアノードが前記正極端子30aに接続され、カソードが抵抗体35を介して照明部32のアノード端32aに接続されている。従って、照明用電流路36は、正極端子30aから、ダイオード34および抵抗体35を順に介して照明部32に電流を流すようにしている。ダイオード34は、LED照明補助灯具2と前記電源供給部3との誤接続などによるLEDランプ31の故障を防止するためのものである。また、抵抗体35は、照明部32の点灯時にLEDランプ31の光量が所望の光量になるように、該照明部32に流れる電流を制限するための電流制限用の抵抗体である。
以上がLED照明補助灯具2の回路構成である。
次に、本実施形態の照明システムの作動を、ブレーキ操作時のLED照明灯具1L,1Rの作動を中心に説明する。
車両のブレーキ操作が行なわれると、電源供給部3からLED照明灯具1L,1Rのそれぞれの第1正極端子10aおよび接地端子10bの間に電源電圧(車載バッテリ4の電圧)が印加される。また、LED照明補助灯具2の正極端子30aおよび接地端子30bの間にも電源電圧が供給される。
このとき、各LED照明灯具1L,1Rにおいては、第1正極端子10aから照明用電流路16のダイオード14および抵抗体15を介して照明部12の各LEDランプ11に電流が流れ、各LEDランプ11が点灯する。また、LED照明補助灯具2においては、正極端子30aから照明用電流路36のダイオード34および抵抗体35を介して照明部32の各LEDランプ31に電流が流れ、各LEDランプ31が点灯する。
一方、各LED照明灯具1L,1Rにおいては、上記のように照明部12に電流が流れるのと同時に、充電回路19のコンデンサ18に抵抗体17を介して電流が流れ込み、該コンデンサ18が抵抗体17を介して充電される。この場合、コンデンサ18の充電電圧は、該コンデンサ18の容量値と抵抗体17の抵抗値とにより定まる時定数で、前記第1正極端子10aおよび接地端子10bの間に印加される電源電圧(車載バッテリ4の電圧)とほぼ同等の電圧まで徐々に充電されていく。そして、このとき、抵抗体17には、前記電源供給部3のリレースイッチ5の接点5aの導通開始時およびその直後においては(換言すればコンデンサ18の充電電圧がほぼ0に近い状態)、電源電圧とほぼ同等の電圧が印加されるため、比較的大きな電流が流れる。そして、該抵抗体17に流れる電流は、コンデンサ18の充電電圧の上昇に伴い減少していく。
ここで、本実施形態の照明システムでは、電源供給部3のリレースイッチ5の接点5aには、左側LED照明灯具1Lの照明部12に流れる電流および充電回路19に流れる電流と、右側LED照明灯具1Rの照明部12に流れる電流および充電回路19に流れる電流と、LED照明補助灯具2の照明部32に流れる電流との総和の電流が流れる。そして、本実施形態では、各LED照明灯具1L,1Rの充電回路19の抵抗体17の抵抗値とコンデンサ18の容量値とは、リレースイッチ5の接点5aの導通開始時からその直後の期間(より詳しくは、前記初期要求電流を接点5aに流しておくべき、該接点5aの導通の初期の期間)において、上記総和の電流が、前記初期要求電流(例えば1A)よりも若干大きい電流になるように設定されている。このため、リレースイッチ5の接点5aの導通の初期において、該接点5aの導通を確実に行なうことができる。
また、その後は、各LED照明灯具1L,1Rの充電回路19に流れる電流が減少していくものの、リレースイッチ5の接点5aの導通後の定常状態(前記初期要求電流を接点5aに流しておくべき期間の経過後)においては、その導通を適切に維持するために要求される電流(以下、定常時要求電流という)は、前記初期要求電流よりも小さく、初期要求電流の半分程度である。
このため、左側LED照明灯具1Lの照明部12に流れる電流と、右側LED照明灯具1Rの照明部12に流れる電流と、LED照明補助灯具2の照明部32に流れる電流との総和の電流によって、リレースイッチ5の接点5aの導通を支障なく維持することができる。例えば、リレースイッチ5の初期要求電流が1A、定常時要求電流が0.7Aであるとしたとき、各LED照明灯具1L,1Rの照明部12の流す電流を0.3A、LED照明補助灯具2に流す電流を0.1Aとすれば、コンデンサ18が満充電された状態でも、定常時要求電流以上の電流をリレースイッチ5の接点5aに流すことができる。
また、車両のブレーキ操作が解除されると、各LED照明灯具1L,1RおよびLED照明補助灯具2には、電源供給部3から電源電圧が供給されなくなる。このとき、各LED照明灯具1L,1Rにおいては、電源電圧の供給が遮断されると、充電回路19のコンデンサ18の充電電荷が、ダイオード24および抵抗体15を介して照明部12に放電される。そして、該コンデンサ18の充電電荷が照明部12に流れることで、該照明部12のLEDランプ11が点灯する。従って、車両のブレーキ操作の解除後、照明部12は遅延して消灯することとなる。この場合、車両の次のブレーキ操作が行なわれるまでに、コンデンサ18の放電を十分に行なわせるために、車両のブレーキ操作の解除後、コンデンサ18の放電が十分に短時間で行なわれ、また、ブレーキ操作中の照明部12の光量と同程度の光量が得られるように、コンデンサ18の容量値が設定されている。例えば、ブレーキ操作中に照明部12に流す電流を0.3Aとしたとき、コンデンサ18の容量値を10μF〜100mFに設定すれば、10msec〜0.5secでコンデンサ18の充電電荷を放電させることができる。
補足すると、本実施形態では、LED照明補助灯具2には、充電回路を備えていないので、ブレーキ操作が解除されると直ちに、照明部32が消灯する。
以上説明した本実施形態の照明システムでは、車両のブレーキ操作に伴うリレースイッチ5の接点5aの導通開始時およびその直後においては、各LED照明灯具1L,1Rの充電回路19のコンデンサ18に抵抗体17を介して電流を流すことで、リレースイッチ5の接点5aに、その導通を適切に行なう上で要求される電流を流すことができる。この結果、リレースイッチ5の接点5aの初期の導通を確実に行なうことができる。
そして、その後は、コンデンサ18の充電に伴い、抵抗体17に流れる電流が減少するので、該抵抗体17の発熱を低減することができる。従って、ブレーキ操作が行なわれているときの抵抗体17の平均的な発熱量を小さくして、駆動回路13を構成する回路基板が過剰に昇温するのを防止できる。
また、ブレーキ操作が解除されてリレースイッチ5の接点5aが開成すると、コンデンサ18の充電電荷が短時間で照明部12に放電し、このとき、その放電エネルギーの多くは、照明部12で光エネルギーに変換される。従って、コンデンサ18の充電電荷の放電時の発熱を抑制しつつ、該コンデンサ18の充電エネルギーを有効に活用することができる。
なお、以上説明した実施形態では、LED照明補助灯具2には、充電回路を備えないものを示したが、該LED照明補助灯具2にも、LED照明灯具1L,1Rと同様の充電回路を備えるようにしてもよい。
本発明の車両用LED照明灯具を備えた車両の照明システムの回路構成図。
符号の説明
1L,1R…LED照明灯具、5…リレースイッチ、10a…第1正極端子(電源端子)、10b…接地端子(電源端子)、11…LEDランプ、12…照明部、16…照明用電流路、17…充電回路の抵抗体、18…充電回路のコンデンサ、19…充電回路、24…ダイオード。

Claims (1)

  1. 車両のブレーキ操作が行なわれたときにリレースイッチを介して電源電圧が供給される一対の電源端子から、LEDランプを光源として構成された照明部に通電して、該照明部を点灯させる車両用LED照明灯具において、
    抵抗体およびコンデンサを直列に接続してなる充電回路を、前記照明部に電流を流す経路である照明用電流路と並列させて前記一対の電源端子間に介装して、該一対の電源端子間に前記電源電圧が供給されたときに該充電回路のコンデンサを前記抵抗体を介して充電するように構成すると共に、
    前記充電回路のコンデンサの前記抵抗体側の端部を、該端部にアノードを接続したダイオードを介して前記照明用電流路に接続して、前記一対の電源端子への電源電圧の供給が遮断されたときに前記コンデンサの充電電荷を前記ダイオードおよび照明用電流路を介して前記照明部に放電させるように構成したことを特徴とする車両用LED照明灯具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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