JP2007227488A - 荷電粒子ビーム描画方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ショット繋ぎを滑らかにする。
【解決手段】 描画パターンデータを第1フィールド分割し、各フィールドに含まれる描画パターンデータをX方向に沿って分割してX分割データを得る。描画パターンデータを分割境界線が僅かにシフトされる様に第2フィールド分割し、各フィールドに含まれる描画パターンデータをY方向に沿って分割してY分割データを得る。X分割データとY分割データをショット分割する際、互いのショット分割ラインが異なる様にショット分割して第1ショット分割データと第2ショット分割データを得、各々のショット分割データに基づいて、感光材料を感光させるドーズ量の1/2のドーズ量で描画を行う。
【選択図】 図5

Description

本発明は感光材料が塗布された被描画材料に荷電粒子ビームを照射し、所望のパターンの描画を行う様にした荷電粒子ビーム描画方法に関する。
電子ビーム描画においては、感光材料が塗布された被描画材料に電子ビームを照射し、所望のパターンを描画する様にしている。
この様な描画においては、例えば、CAD等により、多角形のパターンの各頂点の座標、X,Y方向の長さ等を有したパターンデータが作成されている。
このCADによって作成されたパターンデータは電子ビーム描画装置でパターン描画するための描画データに変換される。電子ビーム描画装置は、この描画データに基づいて電子ビームを偏向するか、及び/若しくは、被描画材料を機械的に移動させることにより、被描画材料上に所望のパターンを描画する様にしている。
この様な電子ビーム描画において、被描画材料をX,Y方向に所定距離ずつ移動させ、該移動毎に所定領域(フィールドと称す)内の描画すべき位置に電子ビームが照射される様に電子ビームを偏向してパターンを描く方式(ステップアンドリピート方式と称す)や、被描画材料上の所望の各領域が光軸上に来る様に被描画材料を移動させ、該移動毎に、各領域(フィールドと称す)内の描画すべき位置に電子ビームが照射される様に電子ビームを偏向してパターンを描く方式(ベクタースキャン方式と称す)等においては、描画する複雑な多角形の図形を有するチップパターンを単純な矩形や台形の形状に分割して描画パターンデータとしている。
しかし、多角形状の図形を矩形や台形に分割することによって、元々多角形状が持っていた図形の滑らかさが失われる。例えば、図1に示す様に、実線で示された分割前の多角形図形Pを2つの台形図形P1,P2に分割する場合、図形の分割線DLが多角形の斜辺と交わった時、その交点Cの位置は必ずしも図形を表現している座標のグリッド(データ作成時における最小単位で、図中×印で示されている)に重なるとは限らない。
上記交点Cは、近傍のグリッドGに近似され、これが分割された矩形又は台形の頂点となる。即ち、分割された矩形又は台形を再び接合しても、必ずしも元の多角形には成らないことを意味する。尚、図1においては、点線で示した分割後の図形P1,P2は見易い様に実線の分割前の図形Pから少しずらして表している。
一方、多角形の形状の図形を持つチップパターンを矩形や台形の形状に分割する際には、チップパターンの形状によっては無数の分割方法が考えられる。最も単純な分割方法は、図2に示す様に、多角形状の各頂点において、チップパターンの表現されている二次元の平面上のX軸又はY軸のどちらか一方に平行な線分で一様に分割する方法が考えられる。尚、図2の(a)はX軸に平行に分割した例、図2の(b)はY軸に平行に分割した例を示している。この様な分割方法では、線の方向によっては、高さ又は幅の微小な図形が発生することがある。特に、二枚の矩形スリットを光軸に沿って配置し、該二枚のスリット間に配置された偏向器を用いて上方スリットを通過した電子ビームを偏向させることにより、任意の大きさの断面を有する電子ビームが下方スリットを通過する様にし、該成形された電子ビームを被描画材料上にショットする様にした可変成形ビーム型電子ビーム描画装置においては、微小図形の描画に対して成形ビームサイズが小さくなるため、ビーム電流密度の極端な低下を引き起こす。この結果、被描画材料上に塗布された感光材を十分に感光させることが出来ない。即ち、多角形から分割された図形に微小図形が含まれていると、描画した結果、図形同士が滑らかに接合しなくなり、高精度なパターン形成が実現しなくなる。
又、前記ステップアンドリピート方式やベクタースキャン方式等においては、描画フィールド毎にチップパターンを分割しなければならないが、その分割線を跨ぐ図形については、描画した結果の図形が滑らかに接合しなくなり、高精度なパターン形成が実現出来なくなる。
そこで、チップパターンの分割によって多角形が持っていた図形の滑らかさが失われることを防ぎ、隣接する分割された図形同士を滑らかに接合させるために、特開2001−332485号公報の図3に示される如き描画方法が採られている。
図3はこの様な描画方法を実施するための電子ビーム描画システムの一概略例を示したもので、CAD等で作成された描画パターンデータaはデータメモリ1に格納されている。図形Dは描画パターンデータaに含まれているチップパターンの一部の図形である。
前記データメモリ1に格納された描画パターンデータaは、フィールド分割処理ユニット2でフィールド分割処理(チップの原点から描画フィールドサイズ毎にフィールドポジションを設定し、ここから隣接するフィールドポジションまでの境界線で一様にチップパターンを切断する)された後、頂点処理ユニット3で頂点処理(図形Dのデータに含まれている多角形の頂点の位置情報を取得する)が施される。該頂点処理されたデータは、図形X分割処理ユニット4に送られ、X分割処理(前記取得された頂点情報から各々の頂点毎に、頂点を通りX軸に平行な線分で一様に、多角形を矩形又は台形に分割する)が行われる。該X分割処理されたデータb(図形Dx)はデータメモリ5に送られて記憶される。
一方、フィールド分割オフセット処理ユニット6に供給された前記描画データaは、フィールドポジションの位置はそのままに、境界線のみを任意の大きさでシフト(オフセット)される。該オフセット処理されたデータは、フィールド分割処理ユニット7でフィールド分割処理(前記シフトをされた状態で、チップの原点から描画フィールドサイズ毎にフィールドポジションを設定し、ここから隣接するフィールドポジションまでの境界線で一様にチップパターンを切断する)される。該フィールド分割処理されたデータは頂点処理ユニット8で頂点処理が施される。該頂点処理されたデータは、図形Y分割処理ユニット9に送られ、Y分割処理(前記取得された頂点情報から各々の頂点毎に、頂点を通りY軸に平行な線分で一様に、多角形を矩形又は台形に分割する)が行われる。該Y分割処理されたデータc(図形Dy)はデータメモリ10に送られて記憶される
前記データメモリ5に記憶されたデータb(図形Dx)と、データメモリ10に記憶されたデータc(図形Dy)は、フィールド合成処理ユニット11に供給される。該フィールド合成処理ユニット11では、データb,cそれぞれのパターンデータについて、チップ上の同じ位置に描画されるパターンデータ、即ち、同じフィールドポジションで描画されるパターンデータをまとめて一つの描画フィールドのパターンデータdに合成する。
該合成処理されたパターンデータdはデータメモリ12に供給されて記憶される。該パターンデータdは読み出されて描画制御ユニット13に送られる。
該描画制御ユニット13はパターンデータdに基づいて、公知の電子ビーム描画装置14を制御する。即ち、パターンデータdに基づいて描画装置内の偏向器に指令を送って、被描画材料への電子ビームのショットを行う。又、ステージ駆動機構に指令を送って、各フィールド毎に被描画材料(ステージ)を移動させる。
この際、被描画材料にショットされる電子ビームのドーズ量は、材料に塗布された感光材料を感光させるドーズ量の1/2とされている。ドーズ量の制御は、被描画材料に照射される電子ビームの電流密度を変化させることによっても行うことが出来るが、望ましくはショット時間を1/2にすることによって行う。尚、ショット時間の制御は、電子ビームのブランキング時間を変えることによって実行出来る。
この結果、被描画材料の感光材料は電子ビームの2回のショットによって完全に感光され、被描画材料には、データbとcとに基づく図形Dx,Dyが重なり合った所望の多角形の図形D(x+y)が描画される。
特開平10−270341号公報 特開2001−332485号公報
上記の様にして、図形分割処理をして描画を行っても、元の多角形により忠実な図形の描画を可能にした。
しかし、次の様な問題がある。
例えば、前記可変成形ビーム型電子ビーム描画装置においては、描画パターンデータを可変成形電子ビームの1ショットの大きさに相当する矩形又は台形の形状を持つショット図形に分割しているが、各X,Y分割した描画パターンデータをショット図形に分割したデータに基づいて前記の様に重ね描画した時、多角形の形状によっては、ショット図形の接合部分が部分的に一致してしまい、描画された図形内部が部分的に滑らかにならない。
例えば、図4の(a)に示す如き多角形状のチップパターンが、X分割,Y分割され、次に、図4の(b),(c)に示す如きX分割された各X分割パターン,Y分割された各Y分割パターンが、それぞれ図4の(d),(e)に示す様に、ショット図形に分割される。
このショット分割は、例えば、高さ方向に上から順に最大ビームサイズで分割し、下端での残りの高さが最大ビームサイズの2倍以下になったら、前記残りの部分をその高さの1/2で分割し(高さ分割と称す)、該高さ分割後の図形に斜辺が存在する場合は、その部分を三角形として分離し、残った各長方形について幅方向に左から順に(最大ビーム面積÷最大ビームサイズ)の大きさで分割し、右端での残りの幅がこの大きさの2倍以下になった時点で、前記残りの部分をその幅の1/2で分割する(幅分割と称す)様に行われる。
この様にして行われたショット分割の結果、X分割パターンのショット分割図形(図4の(d))の斜線部AとY分割パターンのショット分割図形(図4の(e))の斜線部A´、X分割パターンのショット分割図形(図4の(d))の斜線部BとY分割パターンのショット分割図形(図4の(e))の斜線部B´のショット図形部分の形状と境界線が一致してしまい、重ね描画した時に、これらの部分のショット図形が互いを跨ぐ様に成らず、ショット繋ぎが滑らかにならない。この結果、高精度な図形形成に支障を来すことになる。
本発明は、この様な問題を解決する新規な荷電粒子ビーム描画方法を提供することを目的とするものである。
本発明の荷電粒子ビーム描画方法は、荷電粒子ビーム感光材料が塗布された被描画材料に荷電粒子ビームを照射し、所望のパターンの描画を行う様にした荷電粒子ビーム描画方法において、描画パターンデータを第1の方向と該第1の方向に直交する第2の方向に沿って分割して第1の分割データと第2の分割データを得、前記第1の分割データと前記第2の分割データをショット分割する際、互いのショット分割ラインが異なる様にショット分割して第1のショット分割データと第2のショット分割データを得、該第1のショット分割データに基づく各ショット分割パターンを、感光材料を感光させるドーズ量の1/2のドーズ量で描画を行い、前記第2のショット分割データに基づく各ショット分割パターンを、感光材料を感光させるドーズ量の1/2のドーズ量で描画を行って、所望のパターンの描画を行う様にしたことを特徴とする。
本発明の荷電粒子ビーム描画方法装置は、荷電粒子ビーム感光材料が塗布された被描画材料に荷電粒子ビームを照射し、所望のパターンの描画を行う様にした荷電粒子ビーム描画方法において、描画パターンデータを第1の分割方式でフィールド分割し、該分割された各フィールドに含まれる描画パターンデータを第1の方向に沿って分割して第1の分割データを得、前記描画パターンデータを第2の分割方式でフィールド分割する際、該第2の分割方式によるフィールド分割によって分割された領域が前記第1の分割方式でフィールド分割された領域に対して僅かにシフトされる様に分割し、該分割された各フィールドに含まれる描画パターンデータを前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って分割して第2の分割データを得、前記第1の分割データと前記第2の分割データをショット分割する際、互いのショット分割ラインが異なる様にショット分割して第1のショット分割データと第2のショット分割データを得、該第1のショット分割データに基づく各ショット分割パターンを、感光材料を感光させるドーズ量の1/2のドーズ量で描画を行い、前記第2のショット分割データに基づく各ショット分割パターンを、感光材料を感光させるドーズ量の1/2のドーズ量で描画を行って、所望のパターンの描画を行う様にしたことを特徴とする。
本発明においては、描画パターンデータを第1の方向と該第1の方向に直交する方向に沿って分割して第1及び第2の分割データを得、前記第1の分割データと前記第2の分割データをショット分割し、該ショット分割データに基づいて荷電粒子ビームの被描画材料上の照射位置をコントロールすることにより被描画材料上に所望のパターンを描画を行う方法において、前記第1の分割データと第2の分割データをショット分割する際、互いのショット分割ラインが異なる様にショット分割して第1のショット分割データと第2のショット分割データを得、該第1のショット分割データに基づく各ショット分割パターンを、感光材料を感光させるドーズ量の1/2のドーズ量で描画を行い、前記第2のショット分割データに基づく各ショット分割パターンを、感光材料を感光させるドーズ量の1/2のドーズ量で描画を行って重ね描画しているので、第1と第2のショット分割データに基づいて描かれた各ショット図形が互いを跨ぐ様に成り、ショット繋ぎが滑らかになる。この結果、高精度な図形形成が実現される。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図5は本発明の荷電粒子ビーム描画方法を実施するための電子ビーム描画装置の一概略例を示したものである。図中前記図3にて使用した記号と同一記号を付されたものは同一構成要素を示す。
図5に示す装置が図3に示す装置と構成上で異なるところは、次の点である。
図形Y分割処理ユニット9とデータメモリ10との間にショットシフト分割処理ユニット21を設け、前記図形Y分割処理ユニット9によってY分割処理されたデータに対し、例えば、その高さ方向に上の辺からショットサイズ未満の大きさだけ下にシフトした距離にある線分で分割する様にした。又、幅方向の左の辺が斜辺でない場合に、前記データに対し、その幅方向の左の辺からショットサイズ未満の大きさだけ右にシフトした距離にある線分で分割する様にした。
この様な構成の描画装置は次の様に動作する。
前記データメモリ1に格納された描画パターンデータDaは、フィールド分割処理ユニット2でフィールド分割処理された後、頂点処理ユニット3で頂点処理が施される。該頂点処理されたデータは、図形X分割処理ユニット4に送られ、X分割処理が行われる。該X分割処理されたデータDbは分割方向識別子が付与されてデータメモリ5に記憶される。例えば、描画パターンデータDaで表された多角形チップパターンPa(図6の(a))とすると、図6の(b)のPb1,Pb2に示す様に、X分割データDb1,Db2にX分割処理される。
一方、フィールド分割オフセット処理ユニット6に供給された描画データDaは、フィールドポジションの位置はそのままに、境界線のみを任意の大きさでシフト(オフセット)される。該オフセット処理されたデータは、フィールド分割処理ユニット7でフィールド分割処理される。該フィールド分割処理されたデータは頂点処理ユニット8で頂点処理が施される。該頂点処理されたデータは、図形Y分割処理ユニット9に送られ、Y分割処理が行われる。例えば、描画データDaで表された多角形チップパターンPa(図6の(a))は図6の(c)のPc1,Pc2に示す様に、Y分割データDc1,Dc2にY分割処理される。
該該Y分割処理されたデータDc1,Dc2はショットシフト分割ユニット21において、例えば、その高さ方向に上の辺からショットサイズ未満の大きさだけ下にシフトした距離にある線分で分割し、又、幅方向の左の辺が斜辺でない場合に、前記データDc1,Dc2に対し、その幅方向の左の辺からショットサイズ未満の大きさだけ右にシフトした距離にある線分で分割する。例えば、Y分割処理されたデータDc1は、図6の(d)のPc11,Pc12,Pc13,Pc14に示す様にショットシフト分割パターンデータDc11,Dc12,Dc13,Dc14に分割され、同じくY分割処理されたデータDc2は、図6の(d)のPc21,Pc22,Pc23,Pc24に示す様にショットシフト分割パターンデータDc21,Dc22,Dc23,Dc24に分割される。
この様にしてショットシフト分割されたパターンデータは分割方向識別子が付与されてデータメモリ10に記憶される
前記データメモリ5に記憶されたデータDb1,Db2と、データメモリ10に記憶されたデータDc11,Dc12,Dc13,Dc14,Dc21,Dc22,Dc23,Dc24は、フィールド合成処理ユニット11に供給する。該フィールド合成処理ユニット11は前記各データそれぞれのパターンデータについて、チップ上の同じ位置に描画されるパターンデータ、即ち、同じフィールドポジションで描画されるパターンデータをまとめて一つの描画フィールドのパターンデータに合成する。
該合成処理されたパターンデータはデータメモリ12に記憶される。
該パターンデータは描画制御ユニット13により前記データメモリ12から読み出されてショット分割ユニット22へ送られる。
該ショット分割ユニット22は、前記描画制御ユニット13の指令に基づいて、前記各X分割パターンデータDb1.Db2とショットシフト分割パターンデータデータDc11,Dc12,Dc13,Dc14,Dc21,Dc22,Dc23,Dc24を前記したショット分割(高さ分割及び幅分割)方法に基づいてショット分割する。
例えば、X分割パターンデータDb1,Db2(図6の(b)に示すパターンPb1,Pb2のデータ)は、図6の(e)の如くショット分割され、ショットシフト分割パターンデータデータDc11,Dc12,Dc13,Dc14,Dc21,Dc22,Dc23,Dc24(図6の(c)に示すパターンPc11,Pc12,Pc13,Pc14,Pc21,Pc22,Pc23,Pc24のデータ)は図6の(f)の如くショット分割される。
前記描画制御ユニット13の指令に基づいて、公知の電子ビーム描画装置14は、第1回目の描画において、ショット分割されたX分割パターンデータに基づいて描画装置内の偏向器に指令を送って、被描画材料への電子ビームのショットを行う。この際、次に描画すべきフィールドにパターンを描く場合には、ステージ駆動機構に指令を送って、被描画材料(ステージ)を移動させる。同様に、第2回目の描画において、ショット分割されたショットシフト分割パターンデータデータに基づいて描画装置内の偏向器に指令を送って、被描画材料への電子ビームのショットを行う。尚、各回の描画において被描画材料にショットされる電子ビームのドーズ量は、材料に塗布された感光材料を感光させるドーズ量の1/2とされている。
この結果、被描画材料の感光材料は電子ビームの2回のショットによって完全に感光され、被描画材料には、データDb1,Db2とDc11,Dc12,Dc13,Dc14,Dc21,Dc22,Dc23,Dc24に基づく図形(図6の(e)に示す図形Pb1,Pb2と図6の(c)に示す図形Pc11,Pc12,Pc13,Pc14,Pc21,Pc22,Pc23,Pc24)が重なり合った所望の多角形の図形(図6の(g))が描画される。
尚、前記例においては、Y分割処理を行う側で、フィールド分割オフセット処理とショットシフト分割処理を行う様にしたが、何れか一方の処理若しくは何れの処理もX分割処理を行う側で行っても良い。
又、本発明は電子ビーム描画装置に限定されず、イオンビーム描画装置において応用可能である。
多角形を分割して描画する場合の問題点を説明するための図である。 多角形をX方向とY方向に分割した例を示す図である。 電子ビーム描画方法を実施するための電子ビーム描画装置の一概略例を示したものである。 従来の多角形チップパターンの分割方法を説明するための図である。 本発明の荷電粒子ビーム描画方法を実施するための電子ビーム描画装置の一概略例を示したものである。 本発明の荷電粒子ビーム描画方法で行われる多角形チップパターンの分割方法を説明するための図である。
符号の説明
1…データメモリ
2…フィールド分割処理ユニット
3…頂点処理ユニット
4…図形X分割処理ユニット
5…データメモリ
6…フィールド分割オフセット処理ユニット
7…フィールド分割処理ユニット
8…頂点処理ユニット
9…図形YX分割処理ユニット
10…データメモリ
12…データメモリ
13…描画制御ユニット
14…電子ビーム描画装置
21…ショットシフト分割処理ユニット
22ショット分割ユニット

Claims (3)

  1. 荷電粒子ビーム感光材料が塗布された被描画材料に荷電粒子ビームを照射し、所望のパターンの描画を行う様にした荷電粒子ビーム描画方法において、描画パターンデータを第1の方向と該第1の方向に直交する第2の方向に沿って分割して第1の分割データと第2の分割データを得、前記第1の分割データと前記第2の分割データをショット分割する際、互いのショット分割ラインが異なる様にショット分割して第1のショット分割データと第2のショット分割データを得、該第1のショット分割データに基づく各ショット分割パターンを、感光材料を感光させるドーズ量の1/2のドーズ量で描画を行い、前記第2のショット分割データに基づく各ショット分割パターンを、感光材料を感光させるドーズ量の1/2のドーズ量で描画を行って、所望のパターンの描画を行う様にした荷電粒子ビーム描画方法。
  2. 荷電粒子ビーム感光材料が塗布された被描画材料に荷電粒子ビームを照射し、所望のパターンの描画を行う様にした荷電粒子ビーム描画方法において、描画パターンデータを第1の分割方式でフィールド分割し、該分割された各フィールドに含まれる描画パターンデータを第1の方向に沿って分割して第1の分割データを得、前記描画パターンデータを第2の分割方式でフィールド分割する際、該第2の分割方式によるフィールド分割によって分割された領域が前記第1の分割方式でフィールド分割された領域に対して僅かにシフトされる様に分割し、該分割された各フィールドに含まれる描画パターンデータを前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って分割して第2の分割データを得、前記第1の分割データと前記第2の分割データをショット分割する際、互いのショット分割ラインが異なる様にショット分割して第1のショット分割データと第2のショット分割データを得、該第1のショット分割データに基づく各ショット分割パターンを、感光材料を感光させるドーズ量の1/2のドーズ量で描画を行い、前記第2のショット分割データに基づく各ショット分割パターンを、感光材料を感光させるドーズ量の1/2のドーズ量で描画を行って、所望のパターンの描画を行う様にした荷電粒子ビーム描画方法
  3. 前記ショット分割する前に、前記第1の分割データ若しくは第2の分割データに対して、斜辺ではない上辺若しくは下辺、及び、斜辺ではない左辺若しくは右辺から、それぞれ、ショットサイズ未満のサイズだけ内側に、その辺に平行なラインで分割する様にした請求項1若しくは請求項2の何れかに記載の荷電粒子ビーム描画方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009065036A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Dainippon Printing Co Ltd 図形パターン分割方法及びその方法を用いた描画装置、フォトマスク
JP2011066216A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Nuflare Technology Inc 荷電粒子ビーム描画装置および方法
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JP2019117961A (ja) * 2019-04-25 2019-07-18 株式会社ニューフレアテクノロジー 描画データ生成方法、プログラム、マルチ荷電粒子ビーム描画装置、及びパターン検査装置

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