JP2007218798A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】IO回路のコンフィグレーション用のデータを格納する外部メモリのリソースやテストパターンのデータ量を削減する。
【解決手段】前段のバウンダリスキャンレジスタ回路からシリアルデータを入力する端子BSINと、後段のバウンダリスキャンレジスタ回路にシリアルデータを出力する端子BSOUTと、端子BSINに接続され、バウンダリスキャン用のデータを蓄える第1のレジスタであるフリップフロップ回路21と、端子BSINに接続され、IO回路の構成を設定するデータを蓄える第2のレジスタであるフリップフロップ回路24a、24bと、第1および第2のレジスタから出力されるデータを選択的に切り替えて端子BSOUTに出力するセレクタ27と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路装置に係り、特にバウンダリスキャンと入出力(IO)回路の設定とを行うためのバウンダリスキャンレジスタを備える半導体集積回路装置に係る。
JTAG(Joint Test Action Group)規格(IEEE1149.1による規格)に基づくJTAG回路は、半導体装置のテストために広く利用されている。例えば、半導体装置をプリント板等にアセンブリした後に、半導体装置間の接続がうまく取れているか、あるいは半導体装置のIO回路が所望の動作、特性を有するか等のテストを行うために利用されている。
近年、半導体装置に組み込まれるIO回路の中には、データの入出力のために回路の設定が必要なIO回路や、半導体装置の使用方法にあわせて回路構成を変えるIO回路等の様々なIO回路が存在する。JTAG回路では、このようなIO回路の設定を行うレジスタまでもバウンダリスキャンパスに組み込まれる。
例えば、特許文献1には、半導体装置のIO回路の回路構成を設定するレジスタとして、バウンダリスキャンレジスタを用い、バウンダリスキャンレジスタをJTAGのバウンダリスキャンパスに接続する半導体集積回路装置が開示されている。この半導体集積回路装置において、IOの回路構成を設定するための回路は、JTAG回路を利用し、IO回路の回路構成を設定するレジスタをスキャンパスにシリアルに組み込むか、あるいはユーザ回路による専用論理回路を新規に盛り込んでいる。また、IO回路の回路構成を設定するレジスタが組み込まれたJTAG回路のバウンダリスキャンは、単にテストに用いられるのみならず、実際の動作時にIO回路の回路構成を設定する目的にも使われる。
図10は、特許文献1に開示される半導体集積回路装置の概略構成を示す図である。図10において、半導体集積回路装置1は、周辺部に沿って配置されるパッドP1−P14と、これらのパッドP1−P14それぞれに対応して配置されるセルC1−C14を含む。これらのセルC1−C14の各々は、パッドP1−P14と信号の入力および/または出力を行うための入出力セル(IOセル)と、これらのIOセルに対応して設けられるバウンダリスキャンレジスタを含むテストセルを含む。このセルC1−C14に含まれるバウンダリスキャンセルはスキャンパス4によりシリアルに接続され、テストデータをシリアルに転送することができる。通常動作モード時においては、これらのセルC1−C14に含まれるバウンダリスキャンレジスタは、スルー状態となり、対応のバッファ(入力バッファまたは出力バッファ)と内部論理2の間で信号の授受を行う。
図11は、セルC1〜C14の構造の例を示すブロック図である。バウンダリスキャンレジスタ(以下、BSRと略す)101〜104は、縦続に接続され、JTAGテスト時にスキャンパス4の一部を構成する。図11において、端子BSINからBSR104〜101を経て端子BSOUTにつながるパスがスキャンパス4の一部に相当する。ここで、BSR101およびBSR104は、IO回路112の回路構成を制御するレジスタであり、これらのレジスタに設定されるデータによってIO回路112の回路構成を変更することができる。
より具体的には、IO回路112は、出力にパッド110を接続する出力バッファ106と、出力バッファ106の出力と電源間に縦続接続されるトランジスタ107およびプルアップ抵抗105と、出力バッファ106の出力と接地間に縦続接続されるトランジスタ108およびプルダウン抵抗109と、を備える。プルアップ抵抗105を接続するトランジスタ107は、BSR101によってオンオフを制御される。また、プルダウン抵抗109を接続するトランジスタ108は、BSR104によってオンオフを制御される。
特許文献1では、まずこのBSR101およびBSR104がバウンダリスキャンチェーンに含まれる例を開示している。また一方で、このBSR101およびBSR104がこのバウンダリスキャンに組み込まれることなく専用のロジック回路で構成することも開示している。このバウンダリスキャンを用いて、IO回路112への状態設定を行い、テストが実行される。通常動作時において、BSR101〜BSR104は、IO回路112から内部論理2へスルーパスするように動作する。なお、BSR101〜BSR104は、DCテスト制御回路111によって制御される。DCテスト制御回路111は、入力されるテストモード指示信号TESTMODEおよびテスト信号TESTCに従ってセット信号BSRSETまたはリセット信号BSRRSTをBSR101〜BSR104に供給してDCテストを行う。
次に、バウンダリスキャンレジスタ(BSR)について説明する。図12(A)は、IEEE1149.1において推奨されているバウンダリスキャンレジスタの一般的な回路図を示している。図12(A)において、バウンダリスキャンレジスタは、フリップフロップ回路(以下、FFと略す)201、202、セレクタ200、203を備える。なお、FF201、202は、ラッチ回路であってもよい。バウンダリスキャンレジスタは、図12(B)に示すTAP(Test Access Port)コントローラ209から出力されるShiftDR信号、ClockDR信号、UpdateDR信号、Mode1信号によって制御される。
ShiftDR信号は、バウンダリスキャンパスの前段のレジスタから端子BSINを通じて入力されるデータと、内部論理2からInput端子を通じて入力されるデータとのいずれか一方の選択を行うセレクタ200の切り替え信号である。ClockDR信号は、セレクタ200の出力信号を取り込むFF201のクロック信号である。UpdateDR信号は、FF201に格納されたデータをFF202に取り組む(キャプチャする)ためのクロック信号である。Mode1信号は、Input端子に入力されたデータをOutput端子にスルーで出力するのか、あるいはFF202にキャプチャされたデータをOutput端子に出力するのかを切り替えるセレクタ203の切り替え信号である。
TAPコントローラ209は、内部にインストラクションレジスタを備え、このインストラクションレジスタに設定される命令コードによってShiftDR信号、ClockDR信号、UpdateDR信号、Mode1信号を出力してバウンダリスキャンレジスタを制御し、テストパターンデータの入出力やテストの実行指示を行う。TAPコントローラ209に対し、バウンダリスキャンレジスタやインストラクションレジスタへのデータ設定やTAPコントローラの制御のために、TCK、TMS、TDI、TDO、TRSTの5本の信号が準備される。
TAPコントローラ209のインストラクションには、図2に示すようなユーザによって使用されるPublicインストラクション(Public)とデバイスベンダが使用するPrivateインストラクション(Private)とが存在する。Publicインストラクションは、IEEE1149.1でその動作が定義されている。Publicインストラクションは、BYPASS、SAMPLE、PRELOAD、EXTESTが定義され、オプションとしてIDCODE、USERCODE、INTEST、RUNBISTが実装可能である。Privateインストラクションは、デバイスベンダが設計回路のテストや製造試験のために使用する独自のインストラクションとして規定されている。
なお、関連する技術として、任意の順序で被テスト回路に対するデータの書き込み/読み出し動作を行う集積回路用テスト回路が特許文献2に開示されている。
特開2000−314765号公報 特開2001−147253号公報
従来技術では、IO回路のコンフィグレーション用スキャンレジスタ(上述の回路構成を設定するためのレジスタ)と、JTAGテストのために必要なデータ用スキャンレジスタ(テストデータ用のレジスタ、特許文献1のBSR102、103に相当するレジスタ)とが1つのスキャンパスで接続されている。このため、回路コンフィグレーション用のデータを転送する際にも、JTAGテスト用のバウンダリスキャンレジスタへ格納するためのデータを転送する必要がある。例えば、図11に示すような回路では、IO回路毎にプルアップ抵抗、プルダウン抵抗を活性化する設定値(コンフィグレーションのための設定値)を転送するために、JTAGテストのために必要なデータとともにバウンダリスキャンチェーンを使用してシリアルにデータを転送し、各バウンダリスキャンレジスタへ設定値を転送する必要がある。
PLD(Programmable Logic Device)のようなデバイスでは、回路のコンフィグレーションのためのデータを外付けのフラッシュメモリ等のような不揮発性メモリに格納しておき、システムの起動時などに、格納されているデータがPLDデバイスへ転送される。このコンフィグレーションの設定に上述のバウンダリスキャンを使用することは可能である。この場合、コンフィグレーションするためのデータサイズは、小さければ小さいほど、不揮発性メモリのリソースを抑えることができ好ましい。
コンフィグレーションの設定に従来のバウンダリスキャンを使用することを考えると、図11において、プルアップ抵抗、プルダウン抵抗の活性化に必要なバウンダリスキャンレジスタは、本来、BSR101、BSR104のみであり、他のBSR102、BSR103にはどのようなデータが格納されていても関係はない。言い換えれば、プログラマブルに回路変更するステートにおいて、BSR102、BSR103は、不要なレジスタである。それにもかかわらず、図11に示すような回路構成では、BSR102、BSR103に格納する余分なデータを不揮発性メモリへ記録する必要がある。
従来の回路では、テスト時において、テストの簡易化のために、IO回路のコンフィグレーション用スキャンレジスタと、JTAGテストのために必要なデータ用のスキャンレジスタとを1つにしたスキャンパスで、十分なテストを簡易に行うことができる。しかしながら、テストパターンの作成に際しては、必ずコンフィグレーションの設定とテストのためのデータの設定とを行わなければならず、テストパターンのデータ量が増大する虞がある。
一方、IOの回路構成を設定するためのレジスタについて、JTAG回路とは別に専用の回路を利用した場合には、IO回路の構成を設定するレジスタを新規に回路に組み込まねばない。このため、この部分の論理回路をユーザ回路で別途作成するためのオーバーヘッドや専用ピンが必要となってしまう。
本発明の1つのアスペクトに係る半導体集積回路装置は、バウンダリスキャン用のデータを蓄える第1のレジスタと、外部端子に接続されるIO回路の構成を設定するデータを蓄える第2のレジスタと、第1および第2のレジスタから出力されるデータを選択的に切り替えて出力する選択回路と、を有するバウンダリスキャンレジスタ回路を複数備える。そして、バウンダリスキャンレジスタ回路は、前段のバウンダリスキャンレジスタ回路から出力されるデータを第1および第2のレジスタに入力し、選択回路から出力されるデータを後段のバウンダリスキャンレジスタ回路に出力する。
本発明によれば、バウンダリスキャン用のデータとIO回路の構成を設定するデータとを選択的に蓄積および転送するので、転送すべきデータ量を削減することができる。したがって、外部メモリのリソース削減やJTAGテスト時のテストパターンやテスト時間の削減が可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係る半導体集積回路装置の主要部の構成を示す回路図である。図1(A)は、バウンダリスキャンレジスタ回路10を示し、図1(B)は、バウンダリスキャンレジスタ回路10を制御するTAPコントローラ30を示す。図1において、図12と同一の符号は同一のものを表す。バウンダリスキャンレジスタ回路10において、FF21、22、セレクタ20、23は、それぞれ図12(A)のFF201、202、セレクタ200、203と同一物である。なお、FF21、22は、ラッチ回路であってもよい。図1(A)において、バウンダリスキャンレジスタ回路10は、図12(A)に相当するバウンダリスキャンレジスタ回路28をベースにして、FF24a、24bと、ゲート回路25、26と、セレクタ27とをさらに備える。
FF24a、24bは、IO回路の回路構成をプログラマブルに変更するための設定値を格納するレジスタに相当する回路であって、IO回路の回路変更に必要なビット数に応じてバウンダリスキャンレジスタ回路に複数個搭載するようにしてもよい。ここでは、2つのFF24a、24bを搭載した例を示している。FF24a、24bのそれぞれは、IO回路の回路構成を設定するDEC0、DEC1を出力する。図1(A)ではさらに、このFF24a、24bにセット付のFFを用いた例を示している。
バウンダリスキャンレジスタ回路10は、JTAGテスト時のテストパターンが転送されるバウンダリスキャンチェーン、すなわち端子BSIN→セレクタ20→FF21→セレクタ27→端子BSOUTとなる第1のバウンダリスキャンパスPT1と、IO回路構成の設定データを転送するパス、すなわち端子BSIN→FF24a→FF24b→セレクタ27→端子BSOUTとなる第2のバウンダリスキャンパスPT2とを、ゲート回路25、26、セレクタ27によって選択可能となるように構成される。
バウンダリスキャンレジスタ回路10は、ShiftDR信号、ClockDR信号、UpdateDR信号、Mode1信号に加え、MODE_IPM信号およびSET_IPM信号によって制御される。ShiftDR信号、ClockDR信号、UpdateDR信号、Mode1信号による制御は、図12で説明したバウンダリスキャンレジスタ回路とほぼ同じである。
ShiftDR信号は、バウンダリスキャンパスの前段のレジスタから端子BSINを通じて入力されるデータと、コア領域の内部回路からInput端子を通じて入力されるデータとのいずれか一方の選択を行うセレクタ20の切り替え信号である。ClockDR信号は、バウンダリスキャンレジスタ回路内部のFF21、24a、24bのクロック信号の元となる信号であって、後述するゲート回路26、25に入力される。UpdateDR信号は、FF21に格納されたデータをFF22に取り組む(キャプチャする)ためのクロック信号である。Mode1信号は、バウンダリスキャンレジスタ回路10のInput端子に入力されたデータをOutput端子にスルーで出力するのか、あるいはFF22にキャプチャされたデータを出力するのかを切り替えるセレクタ23の切り替え信号である。
一方、MODE_IPM信号は、上述の第1のバウンダリスキャンパスPT1と第2のバウンダリスキャンパスPT2のいずれか一方の経路を選択する信号である。また、SET_IPM信号は、IO回路の構成設定用のデータ(コンフィグレーション用データ)を格納するFF24a、24bを初期化する信号である。図1(A)ではSET_IPM信号をハイレベルにしたときにFFの出力が1にセットされる。
ゲート回路25は、ClockDR信号とMODE_IPM信号とSET_IPM信号の反転信号とから、FF24a、24b用のクロック信号を出力するAND回路である。すなわち、ゲート回路25の出力は、ClockDR×MODE_IPM×(SET_IPM)‘で表される論理出力となる。ここで「×」は論理積を表し、「‘」は論理反転を表すものとし、以下においても同様とする。
ゲート回路26は、ClockDR信号とMODE_IPM信号の反転信号とからFF21用のクロック信号を出力するAND回路である。すなわち、ゲート回路26の出力は、ClockDR×(MODE_IPM)‘で表される論理出力となる。
セレクタ27は、MODE_IPM信号が0の時に、FF21の出力を選択し、MODE_IPM信号が1の時に、FF24bの出力を選択して端子BSOUTに出力する。
なお、バウンダリスキャンレジスタ回路10の制御のための回路は、独自に作成してもよいし、IEEE1149.1のバウンダリスキャンの規格に合わせたTAPコントローラを用いて制御する構成であってもよい。以下では、TAPコントローラ30を用いた場合について説明する。
図1(B)は、TAPコントローラ30の構成を示すブロック図である。TAPコントローラ30は、ShiftDR信号、ClockDR信号、UpdateDR信号、Mode1信号と、さらにMODE_IPM信号およびSET_IPM信号を出力する。このような構成のTAPコントローラ30は、JTAG仕様に則り、第1のバウンダリスキャンパスPT1と第2のバウンダリスキャンパスPT2のいずれか一方を選択して動作させることが可能である。また、第2のバウンダリスキャンパスPT2に含まれる、コンフィグレーション用のデータを格納するFF24a、24bをまとめて初期化することができる。
TAPコントローラ30は、端子TRSTにローレベルが入力されると、SET_IPM信号にハイレベルを出力するように構成される。また、TAPコントローラの命令(インストラクション)には、図2に示すようなPublicインストラクションに加え、Privateインストラクションに「PROGRAM」を新たに追加する。なお、図2の右端は、Publicインストラクションおよび追加されたPrivateインストラクションの命令コードをバイナリで示している。
TAPコントローラ30は、命令コードとして100(バイナリ)を格納してインストラクションを「PROGRAM」としたときに、バウンダリスキャンレジスタ回路10が、IO回路の回路構成を設定するコンフィグレーション設定用データを第2のバウンダリスキャンパスPT2を構成するFF24a、24bに格納するモードとなるように制御信号を出力する。
TAPコントローラ30は、不図示の内部のインストラクションレジスタに100(バイナリ)が設定されると、MODE_IPM信号をハイレベルにし、SET_IPM信号をローレベルにし、FF24a、24bにデータを格納できるように設定する。その後、TAPコントローラ30の端子TDIから入力されたデータが、FF24a、24bに格納されるように動作する。端子BSINから入力されたデータは、ClockDR信号の立ち上がりエッジのタイミングでFF24a、24bへシリアルに転送される。FF24bの出力データは、セレクタ27によって選択されて端子BSOUTに出力され、後段のバウンダリスキャンレジスタの端子BSINへ入力される。また、FF24a、24bに設定されたデータは、それぞれ端子DEC0、DEC1から出力される。
なお、TAPコントローラ30は、Publicインストラクションがインストラクションレジスタに設定された場合に、SET_IPM信号、MODE_IPM信号を共にローレベルとして出力する。この時、第1のバウンダリスキャンパスPT1が選択され、従来と同じように動作する。
上述のように構成されるバウンダリスキャンレジスタ回路10は、従来の一般のJTAGテストの実行と、IO回路のコンフィグレーションデータの設定とを行うことができる。また、JTAGテスト時にFF24a、24bに格納されているデータを壊すことなく、テストパターンをシリアルに転送することが可能である。
なお、SET_IPM信号を用いてFF24a、24bを初期化するという要求がなければ、SET_IPM信号は、省略が可能である。省略した場合は、ゲート回路25は、単にClockDR×MODE_IPMを出力する回路となる。ただし、省略した場合であっても、バウンダリスキャンレジスタ回路10に第1のバウンダリスキャンパスPT1と第2のバウンダリスキャンパスPT2とをMODE_IPM信号によって切り替えることが可能である。
また、図1(A)では、FF24a、24bをセット付のFFとする例を示したが、これをリセット付のFFとし、SET_IPM信号をハイレベルにしたときに、SET_IPM信号によってコンフィグレーション用のデータを格納するFF24a、24bの出力を0に初期化することも可能である。すなわちFF24a、24bをセットまたはリセット付のFFとすることで、バウンダリスキャンレジスタ回路が初期化された際に、コンフィグレーション用のデータを転送することなく、回路変更の設定を行うことが可能になる。
次に、IO回路にコンフィグレーション用のデータを設定するために第2のバウンダリスキャンパスを動作させる場合について説明する。まず、図1(B)のTAPコントローラ30に接続している端子TRSTにローレベルを入力すると、SET_IPM信号がハイレベルになるため、FF24a、24bが初期化される。FF24a、24bに「1」がセットされ、この設定値が端子DEC0、DEC1から出力され、IO回路の回路構成を決定する。なお、FF24a、24bのどちらか、又は両方をセット付FFあるいはリセット付FFとするようにしてもよい。この場合には初期化によって、セット付FFの出力からはハイレベルが出力され、リセット付FFの出力からはローレベルが出力される。
ここで、インストラクションレジスタに100(バイナリ)を格納すると、上述のとおり、TAPコントローラ30は、IO回路をコンフィグレーションするためのデータを格納するモードになる。このモードでは、TAPコントローラ30は、MODE_IPM信号をハイレベル、SET_IPM信号をローレベルとなるように出力する。MODE_IPM信号をハイレベルとすることで、セレクタ27によって第1のバウンダリスキャンパスPT1の代わりに第2のバウンダリスキャンパスPT2が選択される。一方、SET_IPM信号をローレベルとすることで、ゲート回路26によって、第1のバウンダリスキャンパスPT1に組み込まれているFF21へのクロック供給は止められ(クロックは0固定)、FF24a、24bへのクロック信号がゲート回路25によって供給される。この結果、端子BSINから入力されたデータは、ClockDR信号の立ち上がりエッジのタイミングでFF24a、24bへ順次シリアルに転送される。FF24bの出力は、セレクタ27によって端子BSOUTに出力され、後段のバウンダリスキャンレジスタの端子BSINへ入力される。このようにして第2のバウンダリスキャンパスPT2のFF24a、24bのデータが格納される。また、FF24a、24bの出力である端子DEC0、DEC1の出力信号によって、バウンダリスキャンレジスタ回路に接続されるIO回路の回路構成が設定される。なお、第2のバウンダリスキャンパスにデータを格納するときは、上述のようにゲート回路26の出力は、常にローレベルとなっているため、FF21のデータは保存されたままで変化することはない。
次に、JTAGテスト時におけるバウンダリスキャンレジスタの動作を説明する。インストラクションレジスタへPublicインストラクションを格納すると、SET_IPM信号、MODE_IPM信号は、共にローレベルとなる。Shift_DR信号がローレベルの時は、ClockDR信号の立ち上がりエッジのタイミングで、端子InputからのデータがFF21に格納され、Shift_DR信号がハイレベルの時は、端子BSINからのデータがFF21に格納される。FF21の出力は、セレクタ27を通過して端子BSOUTへ出力され、後段のバウンダリスキャンレジスタの端子BSINへ入力される。このとき、MODE_IPM信号がローレベルであるために、ゲート回路25の出力は、常にローレベルとなり、FF24a、24bへは端子BSINから入力されたデータが転送されることはない。
本発明の半導体集積回路装置では、第1のバウンダリスキャンパスPT1が選択される場合には、第2のバウンダリスキャンパスPT2を構成するFFにはクロックClockDR信号が供給されず、逆に第2のバウンダリスキャンパスPT2が選択される場合には、第1のバウンダリスキャンパスPT1を構成するFFにはクロックClockDR信号が供給されないように制御される。
以上のように、本発明の実施形態に係る半導体集積回路装置は、JTAGテスト用に使用されるバウンダリスキャンレジスタ回路を含み、そのバウンダリスキャンレジスタ回路の内部で、JTAGテスト時にテストデータが転送されるバウンダリスキャンパス(P1)とIO回路のコンフィグレーション用のデータを転送するパス(P2)の2系統のパスとが存在する。そして、それぞれのパスをTAPコントローラ30が出力する制御信号によって切り替え可能な回路構成となっている。このような構成によって、IO回路のコンフィグレーション用レジスタのパスとJTAGテスト時のテストデータのスキャンパスとを必要に応じて切り替えることが可能になる。したがって、IO回路のコンフィグレーション用のデータを格納した外部メモリのリソースやテストパターンのデータ量を削減することが可能である。加えて、BSRとして2系統のスキャンパス接続を行えるように構成することによって、BSRそのものを従来のものから変えるだけであり、設計法に大きな修正インパクトを与えないという利点もある。
以下に、本発明のバウンダリスキャンレジスタ回路10を備える半導体集積回路装置について、実施例に即し説明する。なお、図示しないがTAPコントローラ30あるいはそれに準ずる回路も用意されているのもとする。
図3は、本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。図3に示す半導体集積回路装置は、IO回路として入力回路40aを適用した例であり、入力回路40aに対して1つのバウンダリスキャンレジスタ回路10を備える。入力回路40aは、電源とパッド55との間に挿入される終端抵抗42と、グランドとパッド55との間に挿入される終端抵抗43と、入力バッファ45と、スイッチ素子41、44とを備える。終端抵抗42、43は、それぞれPMOSトランジスタであるスイッチ素子41、NMOSトランジスタであるスイッチ素子44によって電源およびグランドと接続するか、しないかを切り替えるように構成される。スイッチ素子41、44の制御端子のそれぞれは、バウンダリスキャンレジスタ回路10の端子DEC0、DEC1に接続される。入力バッファ45は、入力がパッド55に接続され、出力がバウンダリスキャンレジスタ回路10の端子Inputに接続される。バウンダリスキャンレジスタ回路10の端子Outputは、コア領域(論理回路)50aに接続される。
このような構成の半導体集積回路装置は、バウンダリスキャンレジスタ回路10内のFF24a、24bに入力回路40aの設定情報をセットすることで、スイッチ素子41、44をオンオフさせて終端抵抗42、43の接続状態を切り替え、入力回路40aの回路構成を変更することができる。
図4は、本発明の第2の実施例に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。図4に示す半導体集積回路装置は、IO回路として2ステート出力回路40bを適用した例であり、2ステート出力回路40bに対して1つのバウンダリスキャンレジスタ回路10を備える。2ステート出力回路40bは、電源と出力端子であるパッド55との間に挿入されるプルアップ抵抗42aと、グランドとパッド55との間に挿入されるプルダウン抵抗43aと、出力バッファ46と、スイッチ素子41、44を備える。プルアップ抵抗42a、プルダウン抵抗43aは、それぞれPMOSトランジスタであるスイッチ素子41、NMOSトランジスタであるスイッチ素子44によって電源およびグランドと接続するか、しないかを切り替えるように構成される。スイッチ素子41、44の制御端子のそれぞれは、バウンダリスキャンレジスタ回路10の端子DEC0、DEC1に接続される。コア領域(論理回路)50bからの出力がバウンダリスキャンレジスタ回路10の端子Inputに接続され、バウンダリスキャンレジスタ回路10の端子Outputが出力バッファ46の入力に接続される。出力バッファ46の出力は、出力端子となるパッド55に接続される。
このような構成の半導体集積回路装置は、バウンダリスキャンレジスタ回路10内のFF24a、24bに2ステート出力回路40bの設定情報をセットすることで、スイッチ信号41、44をオンオフさせてプルアップ抵抗42a、プルダウン抵抗43aの接続状態を切り替え、2ステート出力回路40bの回路構成を変更することができる。
図5は、本発明の第3の実施例に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。図5に示す半導体集積回路装置は、IO回路として3ステート出力回路40cを適用した例であり、3ステート出力回路40cに対し、バウンダリスキャンレジスタ回路10と従来と同じバウンダリスキャンレジスタ回路90とを、それぞれ1つずつ備えて、バウンダリスキャンパスを構成する。図5において、3ステート出力バッファ46aを備え、3ステート出力バッファ46aのイネーブル端子OENにバウンダリスキャンレジスタ回路90の出力端子Outputを接続することを除き、図4と同じ構成である。このように本発明のバウンダリスキャンレジスタ回路10は、従来のバウンダリスキャンレジスタ回路90とあわせてバウンダリスキャンパスを構成することも可能である。
図11において、従来技術を用いてプルアップ抵抗・プルダウン抵抗をプログラマブルに変更可能な回路を示したが、これに対して本発明のバウンダリスキャンを使用した場合が図5に相当する。図5では、本発明のバウンダリスキャンレジスタ回路10と従来のバウンダリスキャンレジスタ回路90とを混載して1つのバウンダリスキャンパスを構成し、テストに必要なデータ設定のレジスタと、IO回路のコンフィグレーションのためのレジスタ(FF)とを完全に分けたスキャンパスの構成となっている。このため、JTAGテスト時と回路のコンフィグレーション設定時とでそれぞれを最小のデータ量で行うことが可能である。
なお、ここでは3ステート出力バッファ46aのイネーブル端子OENによって出力がHigh−Z(ハイインピーダンス)状態を形成することについては、回路のコンフィグレーションとは捉えていない。これを回路のコンフィグレーションと捉えるようなIO回路の場合は、単に従来のバウンダリスキャンレジスタ90を本発明のバウンダリスキャンレジスタ回路10に置き換えればよい。
図6は、本発明の第4の実施例に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。図6に示す半導体集積回路装置は、IO回路として双方向バッファ40dを適用した例であり、双方向バッファ40dに対して1つのバウンダリスキャンレジスタ回路10と、2つの従来と同じバウンダリスキャンレジスタ回路90、90aを備えて、バウンダリスキャンパスを構成する。双方向バッファ40dは、図5に示した3ステート出力回路40cにさらに入力バッファ47が加えられている点を除き、3ステート出力回路40cと同じ構成である。バウンダリスキャンレジスタ回路90aの入力は、入力バッファ47の出力に接続され、バウンダリスキャンレジスタ回路90aの出力は、コア領域(論理回路)50dに接続される。なお、バウンダリスキャンレジスタ回路10において、入出力バッファのタイプによってコンフィグレーション設定用のデータを格納するFFの搭載個数を変えてもよい。
ところで、図6では、バウンダリスキャンレジスタ回路10と従来のバウンダリスキャンレジスタ回路90、90aとを混載して1つのバウンダリスキャンパスを構成した場合は、テストに必要なデータ設定のレジスタと、IO回路のコンフィグレーションのためのレジスタ(FF)とを完全に分けたスキャンパスの構成とはならない。しかしながら、このような場合であっても、バウンダリスキャンレジスタ回路10の内部では、テストに必要なデータ設定のレジスタとIO回路のコンフィグレーションのためのレジスタ(FF)とは、スキャンパスを分けて構成することができる。このため、テスト時のデータ量(テストパターンの量)の削減が可能である。
図7は、本発明の第5の実施例に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。図7に示す半導体集積回路装置は、出力インピーダンス調整バッファ40eに本発明のバウンダリスキャンレジスタ回路10aと、従来と同じバウンダリスキャンレジスタ回路90とを適用した例である。バウンダリスキャンレジスタ回路10aは、図1(A)に示すバウンダリスキャンレジスタ回路10のFF24bの後にさらに2つのFF(FF24c,FF24d、いずれも不図示)を加えて、FF24dの出力をセレクタ27に接続したものである。なお、FF24bの次段にFF24c、FF24cの次段にFF24dとなるようにスキャンパス接続されており、FF24cの出力は端子DEC2に接続され、FF24dの出力は端子DEC3に接続される。すなわち、バウンダリスキャンレジスタ回路10aは、IO回路のコンフィグレーション設定用に4ビットのFFを備える構成である。
出力インピーダンス調整バッファ40eは、出力バッファ61とデコード回路62とを備え、バウンダリスキャンレジスタ回路10aの端子DEC0、DEC1、DEC2、DEC3からの出力信号(図7では、これら4つをあわせてDEC[3:0]とも記述している)によって、出力バッファ61の回路構成を制御する。
図7(B)は、出力インピーダンス調整バッファ40eの構成を示すブロック図である。出力インピーダンス調整バッファ40eは、デコード回路62と、インバータ回路INV1、INV2、NAND回路NAND1〜NAND4、NOR回路NOR1〜NOR4、PchトランジスタP1〜P4、NchトランジスタN1〜N4を備える。
図8は、デコード回路62のデコード出力における論理レベルの例を示す図である。図8に示すように、端子DEC0、DEC1、DEC2、DEC3の論理レベル設定することで、インピーダンス制御信号S1〜S8の出力レベルを変更する。インピーダンス制御信号S1〜S8の出力レベルに応じて、出力バッファ61を構成するPchトランジスタP1〜P4とNchトランジスタN1〜N4の動作する個数を変更することが可能である。このような構成の出力インピーダンス調整バッファ40eは、端子DEC0、DEC1、DEC2、DEC3の設定によって制御可能となる出力バッファ61の出力インピーダンスを設定することができる。
出力バッファ61は、イネーブル信号OEN=1の場合はイネーブル状態となり、OEN=0はディスイネーブル状態となる。PchトランジスタP1〜P4のゲートを制御するそれぞれの信号は、信号DIをインバータ回路INV1で反転した信号と各インピーダンス制御信号S1〜S4とイネーブル信号OENとの論理積(NAND)を演算するNAND回路NAND1〜4によってそれぞれ生成される。また、NchトランジスタN1〜N4のゲートを制御するそれぞれの信号は、信号DIをインバータ回路INV1で反転した信号と各インピーダンス制御信号S5〜S8とイネーブル信号OENのインバータ回路INV2による反転信号との論理和(NOR)を演算するNOR回路NOR1〜4によってそれぞれ生成される。なお、図7においても、イネーブル信号OENは、従来と同じバウンダリスキャンレジスタ回路90から与えられる。PchトランジスタP1〜P4のソースは、電源に接続され、NchトランジスタN1〜N4のソースは、接地される。さらに、PchトランジスタP1〜P4、NchトランジスタN1〜N4のそれぞれのドレインは、共通とされ、パッド55に対し信号DOを出力する。
図7に示す構成によれば、PchトランジスタP1〜P4、NchトランジスタN1〜N4のオンオフによって、プルアップ抵抗・プルダウン抵抗のソフト的な接続だけではなく、バッファの駆動能力(ドライバビリティ)を調整することも可能である。さらに、バッファのドライバビリティの調整の際、バウンダリスキャンレジスタ回路10aから出力される制御信号が多数必要になる場合は、図7に示すように、デコード回路62を介すことで、必要最小限の制御信号によってバッファの駆動能力を調整することも可能になる。すなわち、バウンダリスキャンレジスタ回路10aに回路のコンフィグレーションデータを格納するFFを4つ搭載し、そのFFの出力をバッファのデコード回路62へ接続することで、バウンダリスキャンチェーンからFFにシリアルにデータを転送することができる。また、設定したいデコーダ値が予め判明している場合は、セット・リセット付FFを組み合わせることによって、初期化するだけで所望のデコーダ値がデコード回路へ入力されるようにすることも可能である。
なお、以上の各実施例で説明したバウンダリスキャンレジスタ回路90、90a、バウンダリスキャンレジスタ回路10、10aは、Mode1信号が0の場合(TAPコントローラを使ってもよい)、すなわち通常動作時には、スルーモードであり、コア領域の論理回路とIO回路とを直接的に接続するように動作する。また、JTAGテスト時には、バウンダリスキャンレジスタ回路90、90aと本発明のバウンダリスキャンレジスタ回路10、10aの第1のスキャンパスを用いてFF(例えば図1のFF22)からデータを与えたり、FF(例えば図1のFF21)にデータを取り込んだりする。
また、前述したように、制御信号によって本発明のバウンダリスキャン内で2系統のパスを切り替えることが可能であり、JTAGテスト向けのパスを切り替えた際は、従来のバウンダリスキャンと同等な回路構成となるため、従来のJTAGテスト設計手法を大きく変えることはない。
図9は、本発明の実施例に係る電子機器の構成を示すブロック図である。図9において、プリント基板(PCB)75には、半導体集積回路装置70a、70b、70c、70dが実装される。半導体集積回路装置70a、70b、70c、70dは、それぞれBYPASSレジスタ74、バウンダリスキャンレジスタ76を備える。BYPASSレジスタ74は、図1(A)に示すFF21に相当し、バウンダリスキャンレジスタ76は、図1(A)に示すFF24a、24bに相当する。ここで、プリント基板75に半導体集積回路装置70a、70b、70c、70dが実装された状態で、半導体集積回路装置70cへ回路のコンフィグレーションデータを転送する方法を説明する。
まず、半導体集積回路装置70a、70b、70dの不図示のインストラクションレジスタに対し、図2に示すBYPASSの命令コードを与え、半導体集積回路装置70cのインストラクションレジスタに対しては、図2に示すPROGRAMの命令コードを与える。これより、半導体集積回路装置70a、70b、70dは、それぞれの半導体装置のTDI端子から入力されたデータをバウンダリスキャンレジスタには取り込まず、BYPASSレジスタ74へ取り込み、ClockDR信号の立ち上がりのタイミングで、それぞれの半導体装置のTDO端子に出力する。この状態で、プリント基板75のTDI端子から半導体集積回路装置70cに対して半導体集積回路装置70cの回路のコンフィグレーション用のデータをシリアル転送し、半導体集積回路装置70cのバウンダリスキャンレジスタ76にデータを格納する。このようにデータ転送を行うことで、プリント基板75に半導体装置を実装した状態で、半導体集積回路装置70cのIO部の回路構成を変更することが可能になる。
このように構成される電子機器において、半導体集積回路装置70cへ転送する回路のコンフィグレーション用のデータは、半導体集積回路装置70a、70b、70dにおいてBYPASSレジスタ74を通過するだけである。したがって、外部から転送するコンフィグレーション用のデータの量が少なくてすみ、転送時間も短くてすむ。
以上本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は、上記実施例にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の各請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
本発明の実施形態に係る半導体集積回路装置の主要部の構成を示す回路図である。 TAPコントローラの命令の一覧を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施例に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施例に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施例に係る半導体集積回路装置の構成を示すブロック図である。 デコード回路のデコード出力における論理レベルの例を示す図である。 本発明の実施例に係る電子機器の構成を示すブロック図である。 半導体集積回路装置の概略構成を示す図である。 従来のセルの構造の例を示すブロック図である。 従来のバウンダリスキャンレジスタとTAPコントローラの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10、10a、28、90、90a バウンダリスキャンレジスタ回路
21、22、24a、24b フリップフロップ回路(FF)
20、23、27 セレクタ
25、26 ゲート回路
30 TAPコントローラ
40a 入力回路
40b 2ステート出力回路
40c 3ステート出力回路
40d 双方向バッファ
40e 出力インピーダンス調整バッファ
41、44 スイッチ素子
42、43 終端抵抗
42a プルアップ抵抗
43a プルダウン抵抗
45、47 入力バッファ
46、61 出力バッファ
46a 3ステート出力バッファ
50a、50b、50c、50d、50e コア領域
55 パッド
62 デコード回路
70a、70b、70c、70d 半導体集積回路装置
74 BYPASSレジスタ
75 プリント基板
76 バウンダリスキャンレジスタ
INV1、INV2 インバータ回路
Input、Output、BSIN、BSOUT、TDI、TDO、TMS、TCK、TRST、DEC0、DEC1 端子
NAND1〜NAND4 NAND回路
NOR1〜NOR4 NOR回路
N1〜N4 Nchトランジスタ
P1〜P4 Pchトランジスタ
PT1、PT2 バウンダリスキャンパス

Claims (9)

  1. バウンダリスキャン用のデータを蓄える第1のレジスタと、
    外部端子に接続されるIO回路の構成を設定するデータを蓄える第2のレジスタと、
    前記第1および第2のレジスタから出力されるデータを選択的に切り替えて出力する選択回路と、
    を有するバウンダリスキャンレジスタ回路を複数備え、
    前記バウンダリスキャンレジスタ回路は、前段の前記バウンダリスキャンレジスタ回路から出力されるデータを前記第1および第2のレジスタに入力し、前記選択回路から出力されるデータを後段の前記バウンダリスキャンレジスタ回路に出力することを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記選択回路は、動作モード信号によって選択する入力を切り替えることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記第1および第2のレジスタと前記選択回路とを制御するテスト制御回路を備え、
    前記テスト制御回路は、外部からの制御信号を元に状態遷移し、遷移した状態に基づいて、前記第1および第2のレジスタの動作クロック信号ならびに前記動作モード信号を生成することを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記テスト制御回路は、前記第1のレジスタを選択する場合には、前記動作クロック信号を前記第2のレジスタに供給せず、前記第2のレジスタを選択する場合には、前記動作クロック信号を前記第1のレジスタに供給しないように制御することを特徴とする請求項3記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記テスト制御回路は、さらに初期設定信号を生成し、
    前記第2のレジスタは、該初期設定信号によって予め定めた出力信号を出力するように初期化されることを特徴とする請求項4記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記外部端子に対し終端抵抗を備え、
    前記第2のレジスタの出力データに基づいて前記外部端子に対する前記終端抵抗の接続を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一に記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記IO回路に駆動能力可変の出力回路を備え、
    前記第2のレジスタの出力データに基づいて前記出力回路の駆動能力の設定を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一に記載の半導体集積回路装置。
  8. 前記出力回路に、前記第2のレジスタの出力データをデコードするデコード回路を備え、
    前記デコード回路のデコード出力信号によって、前記出力回路を構成する複数の出力駆動トランジスタを選択的に動作させて前記出力回路の駆動能力の設定を行うことを特徴とする請求項7記載の半導体集積回路装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一に記載の半導体集積回路装置を搭載するプリント基板を備え、
    前記プリント基板のデータ入力端子から前記半導体集積回路装置に対する前記IO回路の構成を設定するデータを入力し、前記半導体集積回路装置に対して該データ入力端子側に存在する経路における回路中のバウンダリスキャンレジスタ回路をバイパス状態とし、該データを前記半導体集積回路装置の第2のレジスタに転送することを特徴とする電子機器。
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