JP2007209967A - Frpハニカムサンドイッチパネル - Google Patents
Frpハニカムサンドイッチパネル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007209967A JP2007209967A JP2006064833A JP2006064833A JP2007209967A JP 2007209967 A JP2007209967 A JP 2007209967A JP 2006064833 A JP2006064833 A JP 2006064833A JP 2006064833 A JP2006064833 A JP 2006064833A JP 2007209967 A JP2007209967 A JP 2007209967A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thickness
- frp
- sandwich panel
- skin plate
- honeycomb core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】水処理施設の開口部上方を覆う覆蓋を平板タイプで施工する場合,FRPハニカムサンドイッチパネルが有効な手段であるが,その形状設計を効率よく行うことは製品重量の軽減が可能であり,必要な設計条件を満足させ上で,スキンプレートの厚みとハニカムコアの大きさの組み合せを最適化する手法を提供する。
【解決手段】必要な仕様を分解し,曲げ剛性はスキンプレート21の弾性率・厚み・設置間隔にて設定する。圧縮強度はハニカムコア22の壁厚みにて設定する。FRPハニカムサンドイッチパネルの厚みは,30mm,35mm,50mm,75mmに規定されており,スキンプレート21の厚みを設定して効率的な形状設計が可能となる。以上により必要かつ十分な特性を有する製品を上市することが出来る。
【選択図】図−3
【解決手段】必要な仕様を分解し,曲げ剛性はスキンプレート21の弾性率・厚み・設置間隔にて設定する。圧縮強度はハニカムコア22の壁厚みにて設定する。FRPハニカムサンドイッチパネルの厚みは,30mm,35mm,50mm,75mmに規定されており,スキンプレート21の厚みを設定して効率的な形状設計が可能となる。以上により必要かつ十分な特性を有する製品を上市することが出来る。
【選択図】図−3
Description
本発明は浄水場或は下水処理場等水処理施設に敷設される平板型覆蓋として,FRPハニカムサンドイッチパネルの最適構成を提案するものである。
水処理施設に敷設される覆蓋は,防臭,防藻,転落防止,危険物投入防止等を目的としてFRP,合成木材,サンドイッチパネル,アルミニウム等の素材が使用されている。本考案に懸かるFRPハニカムサンドイッチパネルは軽量,高強度,かつ高剛性である平板型覆蓋を提供するものである。平板型覆蓋は処理槽の脱臭効率がよく,上部の通行が可能となる特徴の為,安全性が重要となりFRPハニカムサンドイッチパネル有効な素材となり得る。
FRPハニカムサンドイッチパネルはその強度,剛性,及び軽量性が最大の特徴であるがスキンプレートの厚み,及び基材構成とハニカムコアの厚み,及び対辺間隔の組み合せを最適に設定できない場合,強度,剛性及び重量がアンバランスとなり,本来の特性が阻害されるばかりか,無駄な原材料を使用する不経済設計になり得る。
水処理施設の開口寸法及び負荷条件に応じて,FRPハニカムサンドイッチパネルの断面形状を設計するが,一般的に適応される基準として,日本下水道事業団の標準仕様があり等分布荷重として3500N/m2の負荷に対し,変位量が開口寸法の1/200以下であることが要求されている。
開口寸法を800mm,1000mm,1300mm,1800mm,に分類し必要な剛性を算出する。この剛性の差別化はFRPハニカムプレートとしての製品厚さを変えることによりにより容易に設定することができる。
平板型覆蓋は作業者の通行もあり集中荷重980Nの負荷に対して仕様が規定されている。ハニカムコアの圧縮強度から必要なコア投影面積が逆算されハニカムコアの壁厚みと対辺長さが決定される。
以上の作業により,スキンプレートの厚みと基材構成及びハニカムコアーの壁厚みと対辺長の組み合せを最適化することが出来る。
開口寸法を800mm,1000mm,1300mm,1800mm,に分類し必要な剛性を算出する。この剛性の差別化はFRPハニカムプレートとしての製品厚さを変えることによりにより容易に設定することができる。
平板型覆蓋は作業者の通行もあり集中荷重980Nの負荷に対して仕様が規定されている。ハニカムコアの圧縮強度から必要なコア投影面積が逆算されハニカムコアの壁厚みと対辺長さが決定される。
以上の作業により,スキンプレートの厚みと基材構成及びハニカムコアーの壁厚みと対辺長の組み合せを最適化することが出来る。
開口寸法毎の曲げモーメント(EIN−mm)は,5×W×L3/384×E×I≦L/200よりEI≧1000×W×L2/384となり,スキンプレートの厚みを変化させて製品重量を算出し,剛性/重量の値をグラフー1に纏めることができる。
必要な曲げ弾性率(E)は9800Nmm2であり,自ずとスキンプレートの基材構成が決定される。スキンプレートの厚みを増やせば曲げ弾性率は低くてもよいが,投入原料及び製品重量の増加に直結する為,好ましくない。また集中荷重980N対してハニカムコアの2ブロックで支えるとすれば,ハニカムコアの投影断面積が決定される。
対辺長を50mmとすると,必要な投影面積よりハニカムコア壁厚み1mmが算出できる。
必要な曲げ弾性率(E)は9800Nmm2であり,自ずとスキンプレートの基材構成が決定される。スキンプレートの厚みを増やせば曲げ弾性率は低くてもよいが,投入原料及び製品重量の増加に直結する為,好ましくない。また集中荷重980N対してハニカムコアの2ブロックで支えるとすれば,ハニカムコアの投影断面積が決定される。
対辺長を50mmとすると,必要な投影面積よりハニカムコア壁厚み1mmが算出できる。
ハニカムコアの形状は集中荷重980Nに対する強度から対辺長及び壁厚みを決定する。サンドイッチ構造においてはコアのせん断変形も発生するが計算上は無視することができる。引き続きスキンプレートの厚みを1〜7mmに変化させて,机上計算にて断面二次モーメントを算出し,対応する重量との比率,EI/Wを比較すると7mm以下でピークが確認され,3mm前後のスキンプレート厚みが,共通仕様としてとして,最適である。
1 スキンプレートの成形
幅500mm,長さ1500mm,厚み2.5mmのスキンプレートをハンドレイアップ成形より成形した。構成はゲルコート,450#ガラスマット,570#ロービングクロス,450#ガラスマットであり,樹脂重量含有率は60%とした
2 ハニカムコアプレートの成形
対辺距離50mm,壁の厚み1mmの六角構造体を成形した。構成は450#ガラスクロスのみであり,樹脂重量含有率は75%とした。
3 ハニカムコアプレートの切断
ハニカムコアプレートの厚みを45mmにスライスカットした。
4 サンドイッチ構造として接合
上下面のスキンプレート厚みを各2.5mm,ハニカムコアの厚みを45mmとしてサンドイッチ構造に接着接合した。
5 曲げ試験の実施
支点間距離1300mmの単純支持梁とし,3500N/m2の負荷を加える。
同様に中央に980Nの負荷を加え,夫々の変位量を測定した。
6 測定結果
変位量は等分布荷重負荷時5.1mm,集中荷重負荷時3.5mmであり夫々1/255
1/371と規格を十分満足した。
7 理論値との比較
理論値は等分布荷重に対し4.66mm,集中荷重に対し3.22mmであり誤差は10%弱と満足できるものであった。
幅500mm,長さ1500mm,厚み2.5mmのスキンプレートをハンドレイアップ成形より成形した。構成はゲルコート,450#ガラスマット,570#ロービングクロス,450#ガラスマットであり,樹脂重量含有率は60%とした
2 ハニカムコアプレートの成形
対辺距離50mm,壁の厚み1mmの六角構造体を成形した。構成は450#ガラスクロスのみであり,樹脂重量含有率は75%とした。
3 ハニカムコアプレートの切断
ハニカムコアプレートの厚みを45mmにスライスカットした。
4 サンドイッチ構造として接合
上下面のスキンプレート厚みを各2.5mm,ハニカムコアの厚みを45mmとしてサンドイッチ構造に接着接合した。
5 曲げ試験の実施
支点間距離1300mmの単純支持梁とし,3500N/m2の負荷を加える。
同様に中央に980Nの負荷を加え,夫々の変位量を測定した。
6 測定結果
変位量は等分布荷重負荷時5.1mm,集中荷重負荷時3.5mmであり夫々1/255
1/371と規格を十分満足した。
7 理論値との比較
理論値は等分布荷重に対し4.66mm,集中荷重に対し3.22mmであり誤差は10%弱と満足できるものであった。
図1の符号は
11…ハニカムコア対辺距離,12…コア壁厚み
図2の符号は
21…スキンプレート,22…ハニカムコア,23…スキンプレート
図3の符号は
31…ゲルコート層,32…ガラスマット,33…ロービングクロス,34…ガラスマット
(グラフの簡単な説明)
11…ハニカムコア対辺距離,12…コア壁厚み
図2の符号は
21…スキンプレート,22…ハニカムコア,23…スキンプレート
図3の符号は
31…ゲルコート層,32…ガラスマット,33…ロービングクロス,34…ガラスマット
(グラフの簡単な説明)
Claims (5)
- 対辺の間隔が20mmから80mmのガラス繊維強化プラスチック(以下FRPと略す)製ハニカムコアーの両面に1mmから6.5mmの厚みをもつFRPスキンプレートを接着することにより構成されるFRPハニカムサンドイッチパネル。
- ハニカムコアーの壁の厚みが1mmから5mmである,請求項1に示すFRPハニカムサンドイッチパネル。
- ハニカムコアーはガラスマットと不飽和ポリエステル樹脂の組合せにて固化し,スキンプレートはガラスマットとロービングクロスの比率を1対1から3対1の間で組合せ,不飽和ポリエステル樹脂にて硬化させた,請求項1に示すFRPハニカムサンドイッチパネル。
- ハニカムコアーはガラスマットと不飽和ポリエステル樹脂の組合せにて固化し,スキンプレートはガラスマットとカーボンクロスの比率を1対1から1対4の間で組合せ,不飽和ポリエステル樹脂にて硬化させた,請求項1に示すFRPハニカムサンドイッチパネル。
- ハニカムコアーはガラスマットとエポキシ樹脂の組合せにて固化し,スキンプレートはガラスマットとカーボンクロスの比率を1対1から1対4の間で組合せ,エポキシ樹脂にて固化させた,請求項1に示すFRPハニカムサンドイッチパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006064833A JP2007209967A (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | Frpハニカムサンドイッチパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006064833A JP2007209967A (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | Frpハニカムサンドイッチパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007209967A true JP2007209967A (ja) | 2007-08-23 |
Family
ID=38488831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006064833A Pending JP2007209967A (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | Frpハニカムサンドイッチパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007209967A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009107144A (ja) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | 中空構造板 |
JP2010035952A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-18 | Rinnai Corp | 引き出し式食器洗い機 |
JP6313514B1 (ja) * | 2017-09-13 | 2018-04-18 | 株式会社ビルドアート | 耐力壁 |
WO2019219047A1 (zh) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 苏州多凯复合材料有限公司 | 一种frp复合板材 |
-
2006
- 2006-02-06 JP JP2006064833A patent/JP2007209967A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009107144A (ja) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | 中空構造板 |
JP2010035952A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-18 | Rinnai Corp | 引き出し式食器洗い機 |
JP6313514B1 (ja) * | 2017-09-13 | 2018-04-18 | 株式会社ビルドアート | 耐力壁 |
JP2019052430A (ja) * | 2017-09-13 | 2019-04-04 | 株式会社ビルドアート | 耐力壁 |
WO2019219047A1 (zh) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 苏州多凯复合材料有限公司 | 一种frp复合板材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Obaidat et al. | Retrofitting of reinforced concrete beams using composite laminates | |
NO963041L (no) | Eksodormisk dekkekonstruksjon | |
JP2007209967A (ja) | Frpハニカムサンドイッチパネル | |
CN105128412A (zh) | 具有网格增强蜂窝芯体的夹芯结构 | |
Pradeep et al. | Mechanical Characterization of jute fiber over glass and carbon fiber reinforced polymer composites | |
CN201850698U (zh) | 新型泡沫填充蜂窝夹芯板 | |
CN100487197C (zh) | 一种纤维塑料-钢组合梁 | |
US11773594B2 (en) | Reinforcement for cement- and steel-based structures | |
US20080199682A1 (en) | Structural Elements Made From Syntactic Foam Sandwich Panels | |
CN102482881A (zh) | 轧制h 型钢 | |
KR20100086237A (ko) | 복합 패널 및 그 제조방법 | |
DE202010016919U1 (de) | Natursteindusche | |
CN111259500A (zh) | 一种无剪切筋的frp筋混凝土板冲切承载力简化计算方法 | |
CN100464056C (zh) | 一种利用frp筋强化盾构管片的功能梯度材料界面的工艺 | |
CN204955552U (zh) | 一种玻璃钢烟道壁板夹芯结构 | |
CN207578753U (zh) | 一种发泡水泥材料限位夹紧切割装置 | |
CN201635384U (zh) | 一种拉挤成型建筑模板 | |
CN110924674A (zh) | 具有中空边框的轻型高强度不锈钢模板 | |
CN206319599U (zh) | 一种现浇混凝土模板组合背带 | |
CN209128870U (zh) | 一种复合材料桁架桥 | |
CN202644968U (zh) | 一种新型拉挤型玻璃钢平台板 | |
CN212176699U (zh) | 一种整体卫浴防水盘 | |
CN205189249U (zh) | 一种双t排水屋面砼板 | |
CN203347168U (zh) | 一种瓦楞结构复合地板 | |
CN102733593A (zh) | 一种新型拉挤型玻璃钢平台板 |