JP2007208693A - 通信装置、通信システム、通信方法および通信プログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法および通信プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007208693A
JP2007208693A JP2006025608A JP2006025608A JP2007208693A JP 2007208693 A JP2007208693 A JP 2007208693A JP 2006025608 A JP2006025608 A JP 2006025608A JP 2006025608 A JP2006025608 A JP 2006025608A JP 2007208693 A JP2007208693 A JP 2007208693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
port number
address
service
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006025608A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunetaro Ise
瀬 恒太郎 伊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006025608A priority Critical patent/JP2007208693A/ja
Priority to US11/469,722 priority patent/US20070189486A1/en
Priority to CNB2007100065415A priority patent/CN100518125C/zh
Publication of JP2007208693A publication Critical patent/JP2007208693A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L61/00Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
    • H04L61/09Mapping addresses
    • H04L61/25Mapping addresses of the same type
    • H04L61/2503Translation of Internet protocol [IP] addresses
    • H04L61/256NAT traversal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/51Discovery or management thereof, e.g. service location protocol [SLP] or web services

Abstract

【課題】情報処理サーバがパケット中継装置(例えばNAT)を介して宅内のサービスにアクセスできるようにする。
【解決手段】本発明の通信装置は、1つ以上のサービス提供サーバが存在するネットワーク上に接続される通信装置であって、前記ネットワーク上に存在するサービス提供サーバを発見するサービス発見手段と、発見した前記サービス提供サーバのアドレスと前記発見したサービス提供サーバが待ち受けるポート番号とをソースアドレスおよびソースポート番号として含み、前記ネットワークにパケット中継装置を介して接続されるさらなるネットワーク上の情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含むヘッダ部と、前記発見したサービス提供サーバが提供するサービスを識別するサービス識別情報を含むデータ部とを有する情報パケットを前記パケット中継装置に送信する送信手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置、通信システム、通信方法および通信プログラムに関し、例えばNAT(Network Address Translation)装置を介して複数の計算機を協調動作させる技術に関する。
近年、遠隔にある計算機からの画面情報を手元の端末に表示し、手元端末に接続したマウスあるいはキーボードを用いて遠方計算機を操作するというリモート操作が可能となっている。例として、X.org Foundationにて開発されているX window systemや、 Microsoft社のRemote Desktopと呼ばれる機能や、VNC(Virtual Network Computing) software を挙げることができる。また、Xwindow systemのように描画コマンドを送受信することにより、手元端末に遠方計算機の画面を描画するのでなく、遠方計算機の画面をMPEG2-TSで画像符号化し、手元端末でこれを復号化し表示することにより同様のシステムを構築することも可能である。
また、インターネットの発達により、2点間が遠く離れていても高速な通信が
可能となってきている。
一般に、高速なCPUや大容量のハードディスクを持った計算機は、重く、携帯に向かない。一方、携帯に適する軽量な計算機は、CPU能力が比較的低速であり、ハードディスクの容量も少ない。
しかしながら、インターネット上でリモート操作方式を用いることにより、遠方計算機をあたかも手元にあるかのように操作することが可能であり、持ち歩くのは軽い手元端末でありながら、大容量のハードディスクに格納したデータにアクセスしたり、高速なCPUを用いた処理を行うことができる。
また、特開2003-288536公報「地図情報提供システム」(中島幸治 セイコーエプソン株式会社)では、遠方の地図データサーバから地図データを手元のカーナビゲーション端末機に転送し、カーナビゲーション端末機に表示する方法が示されている。手元のカーナビゲーション端末にて目的地を入力し、この情報が地図データサーバへ送られ、所望の場所の地図データを受信することにより、手元のカーナビゲーション端末にて所望の場所の地図を表示することができる。これにより、大容量の記憶装置をカーナビゲーション端末に具備しなくて済む。このように、遠方に配した計算機に計算処理やデータ記憶のほとんどを任せ、ユーザの手元の端末は、遠方計算機からの処理結果のユーザへの提示、あるいはユーザからのキーボードやマウス入力を受け付けるIOデバイスとして、軽い処理のみを行うというアーキテクチャが、近年のネットワークの高速化に伴いその適用領域を広げてきている。このアーキテクチャでは、殆どの処理を遠方計算機が行うため、手元端末は低処理能力のハードウエアで構成することができるという利点を持つ。また、このアーキテクチャに於いて、遠方計算機を企業のシステム部門が管理し、社員をユーザとして計算機システムを構築している場合や、ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)が遠方計算機を管理し、ユーザに計算機資源を貸し出すようなサービスを行っている場合には、アプリケーションが高度化しより高い計算処理能力を必要としても、遠方計算機の処理能力のみを大きくすれば良く、ユーザの手元端末の処理能力を大きくしなくても良いため、ユーザにハードウエア更新の手間を省くことが可能であるという利点を持つ。
特開2003−288536公報
例えば、Microsoft社のOSであるWindows(登録商標)で使われているNetBIOSや、UPnP Forumで標準化されているUPnPのように、近くの機器やサービスを発見するために、ブロードキャストやマルチキャストを使用している。従来のリモート操作方式では、遠方端末が手元端末と同じIPサブネットに所属していない場合には、遠方端末と手元端末近くの計算機との間でブロードキャストパケットの送受信を行うことができず、遠方計算機は手元端末近くの機器やサービスを発見することが出来ないという課題があった。機器やサービス発見にマルチキャストを用いるプロトコルの場合でも、マルチキャストパケットのTTLが小さく設定されていたり、ネットワークがマルチキャストパケットの転送をサポートしていない場合が多いため、遠方計算機は手元端末近くの機器やサービスを発見することが出来ないという課題があった。このため、例えば、手元端末の近くに映像コンテンツを保持しているUPnP AVサーバがあっても、遠方計算機がこれを発見することができず、そのUPnP AVサーバ内の映像コンテンツを手元端末にて表示することができないという課題がある。
同様の課題は上述の特開2003-288536公報にも存在し、手元のカーナビゲーション端末の近くにある機器を、遠方の地図データサーバは発見できないため、その機器の提供するサービスを利用した情報を手元のカーナビゲーション端末に表示することができない。
また、手元端末近くのサービスを発見するために、手元端末と遠方計算機との間に例えばL2TPトンネルを設定し、遠方計算機を手元端末と同じサブネットに属するように模擬することも従来の技術で可能であるが、この場合、手元端末近くのサービスを遠方計算機が使用する際のデータ通信も、L2TPトンネルを通過する。このため、遠方計算機によるデータ通信のトンネル転送処理を手元端末が行わなければならないという課題が存在する。特にネットワークが高速化しデータ通信のデータ量が多い程この処理負荷は大きくなり、手元端末に具備すべきCPUパワーも増大するという課題が存在する。
これにより、アプリケーションの高度化により遠方計算機の行うデータ通信の量が増加すれば、ユーザが手元端末の処理能力のアップグレードを行わなければならず煩雑であるという課題が存在する。
また、サーバと遠方計算機との間にNAT(Network Address Translation)装置が存在すると、遠方計算機から遠方計算機がサーバにアクセスすることが不可能であるという課題が存在する。
この課題を解決するために、例えば、
特開2005-102316「宅内端末装置および通信システム」(根津一寛/松下電器産業株式会社)、
特開2005-130453「宅内端末装置および通信システム」(根津一寛/松下電器産業株式会社)、
特開2005-137018「宅内端末装置および通信システム」(根津一寛/松下電器産業株式会社)
がある。しかしながら、これらの方法ではサーバ自身のプログラムあるいは構成を変更する必要があり、開発コストがかかるという課題と、既に存在するサーバに適用できないという課題が存在する。
また、特開2003-108449「ネットワークに接続された仲介装置」(島 敏博/セイコーエプソン株式会社では、宅外ネットワークに仲介サーバを儲ける方式が存在する。しかしながら、この方式でも、これらの方法ではサーバ自身のプログラムあるいは構成を変更する必要があり、開発コストがかかるという課題と、既に存在するサーバに適用できないという課題が存在する。さらに、仲介サーバを新たに設ける必要があるため、コスト増となるという課題が存在する。
本発明は、本体装置(情報処理サーバ)が端末装置近くの機器やサービスを発見可能にすると同時に 情報処理サーバがパケット中継装置(例えばNAT)を介してサービスにアクセスできるようにした通信装置、通信システム、通信方法および通信プログラムを提供する。
本発明の一態様としての通信装置は、1つ以上のサービス提供サーバが存在するネットワーク上に接続される通信装置であって、前記ネットワーク上に存在するサービス提供サーバを発見するサービス発見手段と、発見した前記サービス提供サーバのアドレスと前記発見したサービス提供サーバが待ち受けるポート番号とをソースアドレスおよびソースポート番号として含み、前記ネットワークにパケット中継装置を介して接続されるさらなるネットワーク上の情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含むヘッダ部と、前記発見したサービス提供サーバが提供するサービスを識別するサービス識別情報を含むデータ部とを有する情報パケットを前記パケット中継装置に送信する送信手段と、を備える。
本発明の一態様としての通信システムは、1つ以上のサービス提供サーバが存在するネットワーク上に接続される通信装置と、前記ネットワークとパケット中継装置を介して接続されるさらなるネットワーク上に接続される情報処理サーバとを備えた通信システムであって、前記通信装置は、前記ネットワーク上に存在するサービス提供サーバを発見するサービス発見手段と、発見した前記サービス提供サーバのアドレスと前記発見したサービス提供サーバが待ち受けるポート番号とをソースアドレスおよびソースポート番号として含み、前記情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含むヘッダ部と、前記発見したサービス提供サーバが提供するサービスを識別するサービス識別情報を含むデータ部とを有する情報パケットを前記パケット中継装置に送信する送信手段と、を有し、前記情報処理サーバは、前記通信装置から送信された前記情報パケットを、前記パケット中継装置を介して受信する受信手段と、前記サービス提供サーバを識別する識別情報のリストを提示する提示手段と、前記リストにおいて選択された識別情報をもつサービス提供サーバによるサービスの提供を要求する要求パケットを前記サービス提供サーバに送信して前記サービス提供サーバとの間で前記サービスに係わるデータ通信を行う、前記要求パケットはヘッダ部において、前記サービス提供サーバのサービス識別情報を運んできた情報パケットのソースアドレスおよびソースポート番号を宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含み、該情報パケットの宛先アドレスおよび宛先ポート番号をソースアドレスおよびソースポート番号として含む、送信手段と、を有する。
本発明の一態様としての通信方法は、1つ以上のサービス提供サーバが存在するネットワーク上に接続される通信装置において実行する通信方法であって、前記ネットワーク上に存在するサービス提供サーバを発見し、発見した前記サービス提供サーバのアドレスと前記発見したサービス提供サーバが待ち受けるポート番号とをソースアドレスおよびソースポート番号として含み、前記ネットワークにパケット中継装置を介して接続されるさらなるネットワーク上の情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含むヘッダ部と、前記発見したサービス提供サーバが提供するサービスを識別するサービス識別情報を含むデータ部とを有する情報パケットを前記パケット中継装置に送信する、ことを特徴とする。
本発明の一態様としての通信プログラムは、1つ以上のサービス提供サーバが存在するネットワーク上に接続される通信装置において実行する通信プログラムであって、前記ネットワーク上に存在するサービス提供サーバを発見するステップと、発見した前記サービス提供サーバのアドレスと前記発見したサービス提供サーバが待ち受けるポート番号とをソースアドレスおよびソースポート番号として含み、前記ネットワークにパケット中継装置を介して接続されるさらなるネットワーク上の情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含むヘッダ部と、前記発見したサービス提供サーバが提供するサービスを識別するサービス識別情報を含むデータ部とを有する情報パケットを前記パケット中継装置に送信するステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明により、情報処理サーバが端末装置近くの機器やサービスを発見可能でき かつ、パケット中継装置を介してサービスにアクセスできる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の典型的な構成を示す図である。
宅内ネットワーク(第1のネットワーク)11と宅外ネットワーク(第2のネットワーク)12がNAT装置(パケット中継装置)13により接続されている。宅内ネットワーク11にはファイルサーバ14とマルチメディアサーバ15とプリンタ16とNAT(Network Address Translation)通過装置17とが接続されており、宅外ネットワーク12には計算機(情報処理サーバ)18が接続されている。計算機18はユーザにより操作される。ファイルサーバ14とマルチメディアサーバ15とプリンタ16は例えばサービス提供サーバに相当する。
NAT装置13は、宅内ネットワーク11から受信したパケットのソースアドレスとソースポート番号を別の値に変換し、宅外ネットワーク12へ送信する。このとき、
宅内ネットワーク11からの受信パケットの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)と、宅外ネットワーク12への送信パケットの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)を、NAT装置13内部のNAT変換状態テーブルに記憶する。
図2にNAT変換状態テーブルの例を示す。
受信パケットの(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)の値を宅内ネットワーク側に記し、送信パケットのそれを宅外ネットワーク側に記している。図2では、一例として、宅内から
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が(134.10.10.1,192.168.0.2,6.20000,10000)であるパケットを受信し、このパケットを
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が(134.10.10.1,200.100.10.10,6.20000,10001)であるパケットに変換して、宅外ネットワーク12へ送信した場合を示す。ここでパケットのソースアドレス200.100.10.10はNAT装置13に割り当てられたアドレスであることが望ましい。
一方、NAT装置13は、宅外ネットワーク12からパケットを受信すると、そのパケットの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が、NAT変換状態テーブルにおける宅外ネットワーク側の値の
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
と一致するエントリを探し、もし一致するエントリがあれば、受信したパケットの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
を該エントリの宅内ネットワーク側の
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
の値に変換し、変換したパケットを宅内ネットワーク11側に送信する。
NAT装置13は、宅外ネットワーク12からパケットを受信した時に、NAT変換状態テーブルに一致するエントリが無い場合には、その受信パケットを破棄する。
これにより、宅内ネットワーク11に接続された機器から宅外ネットワーク12に接続された機器へ通信を開始することは可能であるが、宅外ネットワーク12に接続された機器から宅内ネットワーク11に接続された機器へ通信の開始を行うことはできない。
また、NAT装置13は、NAT変換状態テーブルのエントリに該当するパケットを一定時間受信しない場合には、このエントリを削除する。
ファイルサーバ14は、NETBIOSを用いて自身の存在を宅内ネットワーク11に広告している。後述のようにしてファイルサーバ14の存在を発見した計算機18は、CIFS(Common InternetFile System)を用いてファイルサーバ14の提供するファイルにアクセスすることが可能となる。
マルチメディアサーバ15は、UPnP(Universal Plug and Play)により、自身の存在を宅内ネットワーク11に広告している。後述のようにしてマルチメディアサーバ15を発見した計算機18は、HTTPにより マルチメディアサーバ15の提供するコンテンツ、例えば、動画ファイルにアクセスすることが可能となる。
プリンタ16は、UPnPあるいは各社独自のプロトコルを用いて、自身の存在を宅内ネットワーク11に広告している。後述のようにしてプリンタ16を発見した計算機18は、例えばHTTPにより印刷データをプリンタ16に送ることができ、プリンタ16を用いて所望のデータを印刷することが可能となる。
これら、ファイルサーバ14あるいはマルチメディアサーバ15あるいはプリンタ16のようなサーバに共通することは、マルチキャストパケットあるいはブロードキャストパケットを用いて自身を広告する広告パケットを送信することである。この広告パケットは定期的に送信され、送信されたパケット内には以後の通信で使用するアドレスおよびポート番号、あるいはURI(Universal Resource Identifier)を含むことである。広告パケット内にこれらのデータを含まなくても、広告パケットのヘッダのソースアドレスを用いて、以後の通信を行うようにする場合もある。この場合は、送信ポート番号は予め決めておく。
また、ファイルサーバ14やマルチメディアサーバ15やプリンタ16を、他の機器が能動的に探すために、探索パケットをマルチキャストあるいはブロードキャストする機能を備える機器も存在する。この機器(送信機器)は探索パケットを任意のタイミングで送信することができ、探索パケットを受信した受信機器は、そのパケットの探索対象が自身であると認識した場合には、その探索応答パケットを探索パケットの送信機器に対してユニキャストで送信する。
探索応答パケットは、マルチキャストやブロードキャストで送信することも可能である。探索応答パケット内に以後の通信で使用する使用するアドレスおよびポート番号、あるいはURI(Universal Resource Identifier)を含むことで、探索応答パケットを受信した受信機器はファイルサーバ14へのアクセスあるいはマルチメディアサーバ15へのアクセスあるいはプリンタ16へのアクセスを行うことが可能となる。
NAT通過装置17は、NETBIOSあるいはUPnPあるいはその他のプロトコルの広告パケットの受信を行うことにより、サービスを提供する機器を発見し広告パケット内のアドレスとポート番号を記憶する。
NAT通過装置17は、予め記憶している宅外装置のアドレスおよびポート番号宛にオープンパケットを送信する。このときオープンパケットのソースアドレスとソースポート番号は、広告パケット内のアドレスおよびポート番号と同じ値とする。
NAT通過装置17は、このオープンパケットを定期的に送信することにより、NAT装置13におけるNAT変換状態テーブルからエントリが削除されないようにしてもよい。
宅外ネットワーク12に配置された計算機18は、オープンパケット(情報パケット)を受信することにより、宅内ネットワーク11にサービス機器(サーバ)が存在することを知る。計算機18は、
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が、受信したオープンパケットの
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
であるパケットを送信することにより、所望のサーバへアクセスすることが可能となる。
[シーケンスの説明]
図3に、本実施形態の通信シーケンスの一例を示す。
NAT通過装置17は、探索パケットとしてSSDP searchパケットを送信する(S11)。
SSDP searchパケットの(宛先アドレス、宛先ポート番号、プロトコル番号)は、(239.255.255.250, 1900, 17)である。ソースアドレスはNAT通過装置17のアドレスであり、ソースポート番号はNAT通過装置17がその時々の状態により決める値である。
SSDP searchパケットは、UDPパケットとして送信される。
図4にUDPパケットのデータ部(データフィールド)の内容を記す。図4では、Manタグの"ssdp:discover"がsearchパケットであることを示し、STタグのupnp:rootdeviceがUPnP機器を探索していることを示す。
マルチメディアサーバ15は、SSDP searchパケットを受信すると、SSDP search responseパケットをNAT通過装置17宛に返信する(S12)。
SSDP search responseパケットは、UDPパケットとして送信される。
図5にUDPパケットのデータ部分の内容を示す。
図5では、LOCATIONタグの http://192.168.0.3:2869/avdesc.xmlが、Descriptionドキュメントを獲得するためのURLとなる。
NAT通過装置17は、このURLに向けてHTTP GETを行う(S13)。HTTP GETを受けたマルチメディアサーバ15はDescriptionドキュメントを含むHTTP Responseを返答する(S14)。
Descriptionドキュメントには、そのサーバの提供するサービスの種類と、そのサービスにアクセスするためのURIとが記されている。
図6にDescriptionドキュメントの例を示す。
<serviceType>タグの値からマルチメディアサーバ15がContent Directory サービスを提供することが分かり、
<URLBase>タグの値と<SCPDURL>タグの値とから、http://192.168.0.3:2869/cds/cds.xmlにHTTP GETすることによりContent Directory サービスに関するDescriptionドキュメントを取得できることがわかり、
<URLBase>タグの値と<controlURL>タグの値とから、http://192.168.0.3:2869/cds/controlに 制御データをHTTP Postすることにより、Content Directory サービスにアクセスすることができることがわかる。
NAT通過装置17は、計算機18宛に、例えば、
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が(134.10.10.1、192.168.0.3、6、10000、2869)
であるオープンパケットを送信する(S15)。
ここで、
134.10.10.1は計算機18のアドレス、
192.168.0.3はマルチメディアサーバ15のアドレス
6はTCPを表すプロトコル番号
10000は予め定められている計算機18のポート番号
2869はマルチメディアサーバ15にアクセスするためのポート番号
である。
オープンパケットには、サービス種別と、NAT通過装置17の認証情報と、Description情報とが記述されていることが望ましい。
サービス種別としては、発見したサービス機器がUPnP機器に関するものであることを示す識別子を含むことが望ましい。
認証情報としては、
オープンパケットのシーケンス番号と、
NAT通過装置17の識別子と、
NAT通過装置17のアドレスと、
シーケンス番号と、NAT通過装置17の識別子と、NAT通過装置17のアドレスと、Description情報とから得られるハッシュ値と、
を含むことが望ましい。
ハッシュ値の計算には予め定められた計算アルゴリズムと、予めNAT通過装置17および計算機18に共通に設定されている秘密情報とをさらに用いることが望ましい。
Description情報は、発見したサービスの内容をより詳細に記したものであり、UPnPの場合は、マルチメディアサーバ15から受信したDescriptionドキュメントを記すことができる。
NAT装置13は、オープンパケットを転送する際に、そのソースポートとソースアドレスの変換を行う。図2にその際のNAT変換状態テーブルの様子を記す。
図2において、2つ目のエントリがオープンパケットに対応するものであり、ソースアドレスがNAT装置13の宅外ネットワーク12側のアドレスである200.100.10.10に、ソースポートが10002に変換されたことを示す。
計算機18はオープンパケットを受信すると、オープンパケットに含まれる認証情報を確認し、このオープンパケットが正しいNAT通過装置17からのパケットであることを確認する。
さらに、オープンパケットに含まれる、サービス種別とDescription情報とから、オープンパケットの通知するサービスがUPnPのContent Directory サービスであることと、このサービスにアクセスするためのURLとを認識する。
さらに、オープンパケットのIPヘッダとTCPヘッダとから、
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が(200.100.10.10、134.10.10.1、6、10002、10000)
のパケットを送信すれば、そのパケットがNAT装置13を経由してマルチメディアサーバ15へ到達することを知る。
計算機18は、例えばユーザからマウスあるいはキーボードにより、コンテンツ閲覧要求を受信すると、 UPnPのContent Directory サービス仕様に従った ブラウズ要求を乗せたHTTP POSTメッセージ(要求パケット)を
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
を(200.100.10.10、134.10.10.1、6、10002、10000)として送信する(S16)。
図7にブラウズ要求の例を示す。
この時のHTTP POST メッセージ内の POST URLには、http://./cds/controlあるいは
http://192.168.0.3:2869/cds/control
を記述することが望ましい。
このHTTP POSTメッセージは、NAT装置13を通過する際に、
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が(192.168.0.3、134.10.10.1、6、2869、10000)
に変換されて、マルチメディアサーバ15に届く。
HTTP POSTメッセージを受信したマルチメディアサーバ15は、受信メッセージの応答として、保持しているコンテンツの情報とそのコンテンツにアクセスするためのURLとを含んだブラウズ応答メッセージを、計算機18に向けて送信する(S17)。
図8にブラウズ応答の例を示す。図8では、
マルチメディアサーバ15が、タイトルbirthday.mpgとsummer.mpgという二つのコンテンツを提供しており、
各々、http://192.168.0.3:2689/01_video.cgi と
http://192.168.0.3:2689/03_video.cgi
でアクセスできることを示す。
計算機18は、ブラウズ応答メッセージを受信すると、これを記憶し、これに含まれるコンテンツタイトルを、画面に表示する。例えばユーザよりキーボードあるいはマウスでコンテンツの再生要求を受信した場合には、コンテンツのアクセスURLに対してHTTP GETメッセージ(要求パケット)を送信する(S18)。
ただし、このとき
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
を(200.100.10.10、134.10.10.1、6、10002、10000)とする。
この時のHTTP GET メッセージ内の GET URLには、ブラウズ応答で受信したURL
を記述することが望ましい。
このHTTP GETメッセージは、NAT装置13を通過する際に、
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が(192.168.0.3、134.10.10.1、6、2869、10000)
に変換されて、マルチメディアサーバ15に届く。
マルチメディアサーバ15は、このHTTP GETメッセージを受信すると、そのGET URLに対応するコンテンツ、例えば動画データを、HTTP GET応答として計算機に向け送信する(S19)。
このようにして、NAT通過装置17によるオープンパケットにより、NAT装置13におけるNAT変換状態テーブルにエントリを作成し、このエントリに対応するヘッダを持つパケットを計算機18が送信することにより、計算機18は、NAT装置13を介して、マルチメディアサーバ15と通信を行うことができる。よって、マルチメディアサーバ15の提供するサービスを、NAT装置13の宅外ネットワーク側に配置した計算機で利用することが可能となる。
[パーシステントコネクションの利用]
本実施形態では、計算機18とマルチメディアサーバ15との間の通信は、HTTPの場合には、パーシステントコネクションと呼ばれる HTTPの要求応答の度にTCPコネクションを切断しない 機能を利用することが望ましい。これにより、例えばS13〜S19の手続きを1度のTCPコネクションの確立で行うことができる。
[オープンパケットを2つに分ける]
また、本実施形態では、オープンパケットは、NAT変換状態テーブルにエントリを作成するという働きと、宅内ネットワーク11で提供されているサービスに関する情報を計算機18につたえるという働きとを持っている。この二つの働きを別々のパケットに分けることも可能である。これにより、NAT変換状態テーブルにエントリを維持するために定期的に送信するパケットのサイズを小さくでき、宅内ネットワーク11および宅外ネットワーク12におけるトラフィックを低減できるメリットがある。以下より詳細に説明する。
NAT通過装置17は、Descriptionドキュメント取得時に、サービス通知パケット(第2のパケット)を送信しても良い。
サービス通知パケットには、サービス種別と、NAT通過装置17の認証情報と、Description情報とが記述されていることが望ましい。
サービス種別としては、発見したサービス機器がUPnP機器に関するものであることを示す識別子を含むことが望ましい。
認証情報としては、
オープンパケットのシーケンス番号と、
NAT通過装置の識別子と、
NAT通過装置のアドレスと、
シーケンス番号と、NAT通過装置の識別子と、NAT通過装置のアドレスと、Description情報とから得られるハッシュ値と、
を含むことが望ましい。ハッシュ値の計算機には予め定められた計算アルゴリズムと、予めNAT通過装置17と計算機18に設定された秘密情報とをさらに用いることが望ましい。
Description情報は、発見したサービスの内容をより詳細に記したものであり、UPnPの場合は、マルチメディアサーバ15から受信したDescriptionドキュメントを記すことができる。
また、NAT通過装置17は、NAT変換状態テーブルにエントリを作成するために、NAT変換状態エントリ生成パケット(第1のパケット)を送信する。NAT変換状態エントリ生成パケットは、そのヘッダの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が(134.10.10.1、192.168.0.3、6、10000、2869)であるパケットを送信する。このパケットは定期的に送信しても良い。
NAT変換状態エントリ生成パケットのデータ部分は、そのヘッダ部(ヘッダフィールド)の値を記したフロー情報を記すことが望ましい。例えば、フロー情報として
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が(134.10.10.1、192.168.0.3、6、10000、2869)を記す。
また、NAT変換状態エントリ生成パケットは、認証情報を含むことが望ましい。さらにNAT変換状態エントリ生成パケットは、オープンパケットとの対応をとるための情報、例えばオープンパケットに含まれるDescription情報内のUDNを含むことが望ましい。
[NAT通過装置が計算機と別コネクションで通信]
NAT通過装置17は、起動時に、予め記憶していた計算機18のアドレスとポート番号に対して制御用TCPコネクションを確立し、計算機18から通信したいアドレスとポート番号を受信した場合に、NAT変換状態エントリ生成パケットを送信しても良い。このために、NAT通過装置は計算機18にあらかじめサービス通知パケットを送信しておくことが望ましい。
より詳細には、計算機18は、制御用TCPコネクションを介して、NAT変換状態エントリ生成要求パケットをNAT通過装置17に送信する。NAT変換状態エントリ生成要求パケットにおけるデータ部には、計算機18が通信したい
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が記されている。例えば、
(192.168.0.3、134.10.10.1、6、2869、10000)
が記される。
NAT変換状態エントリ生成要求パケットを受信したNAT通過装置17は、NAT変換状態エントリ生成パケット(オープンパケット)を計算機18宛に送信する。そのヘッダの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)

(134.10.10.1、192.168.0.3、6、10000、2869)
である。また、NAT変換状態エントリ生成パケットには、ヘッダ以外のデータフィールド中に、
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)

(134.10.10.1、192.168.0.3、6、10000、2869)
であることを示すヘッダ通知情報を持つことが望ましい。
また、NAT変換状態エントリ生成パケットは、定期的に送信しても良い。
NAT変換状態エントリ生成パケットの定期的な送信は、計算機18からNAT変換状態テーブルからエントリの削除を要求するNAT変換状態エントリ削除要求パケット(停止要求パケット)を受信するまで続けることが望ましい。
NAT変換状態エントリ削除要求パケットにおけるデータ部には、その計算機18が通信不要となった
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が記される。例えば、
(192.168.0.3、134.10.10.1、6、2869、10000)
が記される。
また、NAT通過装置17は、制御用TCPコネクションを通して、サービス通知パケットを送信しても良い。望ましくは、NAT通過装置17がDescriptionドキュメントを、マルチメディアサーバ15から受信した際にサービス通知パケットの送信を行う。
[サービス発見は何でも良い]
本実施形態では、サービス発見のプロトコルとしてUPnPを用いた場合を記述しているが、他のサービス発見プロトコル、例えば、NETBIOSやSLP(ServiceLoacation Protocol)を用いても本実施形態の効果を損なうものではない。
[計算機を別のサーバから見つける]
本実施形態では、NAT通過装置が、計算機のアドレスおよびポートとして予め設定されたものを用いる場合を記述しているが、NAT通過装置は、これとは異なる方法で計算機を発見する手段を備えることも可能である。例えば、宅外ネットワーク12にディレクトリサーバを用意し、宅内ネットワーク11にアクセスしたい計算機はそのディレクトリサーバに登録を行い、NAT通過装置はディレクトリサーバにアクセスすることにより計算機のアドレスおよびポートを動的に発見することも可能である。計算機のディレクトリサーバへの登録には、例えばSIPあるいはXML/SOAPあるいはダイナミックDNS等様々なプロトコルを使用可能である。
図9はNAT通過装置17の構成例を示す図である。
NAT通過装置17は、パケット送受信部21とサービス発見部22と、サービス通知バケット生成部23と、NAT変換状態エントリ生成パケット生成部24とを備える。
パケット送受信部21はネットワークインタフェースを介してパケットの送受信を行う。
サービス発見部22は、パケット送受信部21を介してサービス発見のプロトコルを処理する。例えば、サービス発見にUPnPを用いる場合には、SSDP searchパケットを、パケット送受信部21を介して送信する。
サービス発見部22は、パケット送受信部21を介して SSDP search responseパケットあるいは SSDP aliveパケットを受信すると、これに含まれるLOCATION:タグに記述されているURLへHTTP GET要求を送信する。
サービス発見部22は、パケット送受信部21を介して HTTP GET応答を受信すると、これに含まれているDescriptionドキュメントを抽出し、その値をサービス通知パケット生成部23に送信する。
ここで、サービス発見部22は、SSDP aliveパケットあるいはSSDP search responseパケットを受信する度に、LOCATIONタグに含まれているURLにアクセスしているが、そうではなく、USNタグに記されているuuidを記憶し、これによりアクセス済み機器の場合にはLOCATIONタグに含まれているURLにアクセスしないようにすることも可能である。
サービス通知パケット生成部23は、サービス発見部22からDescriptionドキュメントを受信すると、サービス通知パケットを、予め設定されている宅外ネットワーク12における計算機18のアドレスおよびポート番号宛に送信する。このサービス通知パケットは、
予め定められている認証情報と、
Description情報としてサービス発見部22から受け取ったDescriptionドキュメントと、
通知するサービスがUPnPであることを示すサービス種別と、
を含む。
サービス通知パケット生成部23は、計算機18からNAT変換状態エントリ生成要求パケットを受け取ると、このパケットに含まれているフロー情報を抽出し、抽出したフロー情報をNAT変換状態エントリ生成パケット生成部24にNATエントリ生成要求として渡す。
フロー情報には
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が記されており、例えば、
(192.168.0.3、134.10.10.1、6、2869、10000)
が記される。
また、サービス通知パケット生成部23は、計算機18からNAT変換状態エントリ削除要求パケットを受信すると、これに含まれているフロー情報を抽出し、抽出したフロー情報をNAT変換状態エントリ生成パケット生成部24にNATエントリ削除要求として渡す。
フロー情報には
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が記されており、例えば、
(192.168.0.3、134.10.10.1、6、2869、10000)
が記される。
NAT変換状態エントリ生成パケット生成部24は、サービス通知パケット生成部23からNATエントリ生成要求を受け取ると、その要求に含まれるフロー情報に対応するNAT変換状態エントリ生成パケットの定期的な送信を開始する。
NAT変換状態エントリ生成パケットは、ヘッダ部における
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
として、フロー情報に記されている
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
をもち、データ部にNAT通過装置の認証情報と、フロー情報とをもつ。
NAT通過装置の認証情報は、
NAT変換状態エントリ生成パケットのシーケンス番号と、
NAT通過装置の識別子と、
NAT通過装置のアドレスと、
シーケンス番号と、NAT通過装置の識別子と、NAT通過装置のアドレスと、フロー情報とから得られるハッシュ値と、
を含むことが望ましい。
また、NAT変換状態エントリ生成パケット生成部24は、サービス通知パケット生成部23からNATエントリ削除要求を受け取ると、その要求に含まれるフロー情報に対応する上記NAT変換状態エントリ生成パケットの送信を停止する。
図10は、宅外ネットワーク12に配置された計算機18の構成を示す図である。
計算機18は、パケット送受信部31と、サービス処理部32と、サービス通知パケット処理部33と、NAT変換状態エントリ生成パケット処理部34とを備える。
パケット送受信部31はネットワークインタフェースを介してパケットの送受信を行う。
サービス通知パケット処理部33は、パケット送受信部31を介して、NAT通過装置17からサービス通知パケットを受信したら、このサービス通知パケットに含まれている認証情報を確認することが望ましい。認証情報の確認は、認証情報に含まれるシーケンス番号が、認証情報に含まれる識別子を持つNAT通過装置17からこれまで受信したシーケンス番号よりも大きいことを確認することが望ましい。さらに、
シーケンス番号とNAT通過装置17の識別子とNAT通過装置17のアドレスとDescription情報とからハッシュ値を求め、求めたハッシュ値が認証情報に含まれるハッシュ値と等しいことを確認することが望ましい。
サービス通知パケット処理部33は、認証情報の確認に失敗した場合には、受信したサービス通知パケットを破棄する。
サービス通知パケット処理部33は、認証情報の確認に成功した場合には、そのサービス通知パケットに含まれるDescription情報を、サービス処理部32に渡す。
また、サービス通知パケット処理部33は、サービス処理部32からNATエントリ生成要求を受信すると、これに含まれるフロー情報を乗せたNAT変換状態エントリ生成要求パケットを、パケット送受信部31を介してNAT通過装置17に送信する。
このNAT変換状態エントリ生成要求パケットのヘッダの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
は、NAT通過装置17から受信したサービス通知パケットのヘッダの
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
である。
また、サービス通知パケット処理部33は、サービス処理部32からNATエントリ削除要求を受信すると、これに含まれるフロー情報を乗せたNAT変換状態エントリ削除パケットを、パケット送受信部31を介して送信する。
このNAT変換状態エントリ削除パケットのヘッダの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
は、NAT通過装置17から受信したサービス通知パケットのヘッダの
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
である。
NAT変換状態エントリ生成パケット処理部34は、NAT通過装置17からのNAT変換状態エントリ生成パケットを受信すると、これに含まれるフロー情報とNAT変換状態エントリ生成パケットのヘッダ情報とをサービス処理部32に通知する。この際、NAT変換状態エントリ生成パケット処理部34は、NAT変換状態エントリ生成パケットの認証情報の確認を行うことが望ましい。
認証情報の確認は、認証情報に含まれるシーケンス番号が、認証情報に含まれる識別子のNAT通過装置からこれまで受信したシーケンス番号よりも大きいことを確認し、さらに、シーケンス番号とNAT通過装置の識別子とNAT通過装置のアドレスとフロー情報とからハッシュ値を求め、これが認証情報に含まれるハッシュ値と等しいことを確認することが望ましい。
NAT変換状態エントリ生成パケット処理部34は、認証情報の確認に失敗した場合には、受信したNAT変換状態エントリ生成パケットを破棄し、サービス処理部32へフロー情報およびヘッダ情報の通知を行わないことが望ましい。
サービス処理部32は、サービス通知パケット処理部33からDescription情報を受け取ると、これに含まれるserviceidに示されるサービスが、自身が処理すべきサービスであると認識した場合には、SCPDURLとURLBASEを基にDescriptionドキュメントの獲得手順を行う。
Descriptionドキュメントの獲得手順は、まずDescriptionドキュメントを取得するためのURLを求め、さらにNATエントリ生成要求をサービス通知パケット処理部33へ渡す。
次に、サービス処理部32は、NAT変換状態エントリ生成パケット処理部34からフロー情報とヘッダ情報と受け取った時に、そのフロー情報がDescriptionドキュメントを取得するために送信するパケットの属するフローである場合には、Descriptionドキュメントを取得するためのURLに向けて、 HTTP GET要求を送信する。ただし、このときのIPパケットのヘッダの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
には、受信したヘッダ情報の
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
とする。
[Descriptionドキュメントの獲得手順の具体例]
例えば、サービス通知パケット処理部33から図6のDescription情報をサービス処理部32が受け取った場合、Descriptionドキュメントを獲得するためのURLは
http://192.168.0.3:2689/cds/cs.xmlであり、
NATエントリ生成要求に含まれるフロー情報として
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が(192.168.0.3, 計算機のアドレス, 6, 2689,10000,)である。
ここで10000はサービス処理部32がDescriptionドキュメントを獲得する際に使用するポート番号である。
サービス処理部32は、Descriptionドキュメントを獲得すると、自身のディスプレイに発見したサービス機器を示すアイコンを表示する。図11はその表示画面の例である。サービス処理部32は例えば提示手段を含む。
ユーザがキーボードあるいはマウスを用いてアイコンを選択し、サービス処理部32は、ユーザからの選択信号を受信すると、例えばブラウズ要求を送信する。
ただし、このときのIPパケットのヘッダの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
には、受信したヘッダ情報の
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
が格納される。
サービス処理部32は、このブラウズ応答が帰ってくるとそれに含まれるコンテンツタイトルのリストを自身のディスプレイに表示することが望ましい。例えば、図8のブラウズ応答を受信した場合には、ディスプレイに birthday とsummerという文字列を含むアイコンを表示する。
ユーザによりキーボードあるいはマウスにてアイコンが選択され、選択信号をサービス処理部32が受信した場合には、ブラウズ応答の<res>タグに記されるURLへHTTP GET要求を送信する。例えば、そのHTTPヘッダには、

GET /01_video.cgi
HOST: 192.168.0.3:2689

という行を含むことが望ましい。また、パケットのヘッダの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
には、受信したヘッダ情報の
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
が格納される。
この応答として、例えばサービス処理部32は動画データおよび音楽データを受信するので、これらのデータを計算機18が備えるディスプレイおよびスピーカに出力する。
このように、宅外ネットワーク12に配置した計算機18と、NAT通過装置17とが連係動作することにより、計算機18はNAT装置13を介して宅内ネットワーク11に置かれたサービス機器のサービスを利用することが可能となる。
また、宅内ネットワーク11と宅外ネットワーク12は、NAT装置で接続された2つのネットワークという意味であり、例えば、これらのネットワーク11、12が企業内ネットワークとインターネットという二つのネットワークであっても、本実施形態の効果を減じるものではない。
また、本実施形態において、NAT通過装置17は、宅内ネットワーク11から開始された通信に関しては、宅外ネットワーク12からのパケットを通すが、そうでない場合には宅外ネットワーク12からのパケットは通過させない機能を有しており、このような機能を有する装置であれば、例えば、ファイヤウオール装置のように、パケットのアドレスを書き換えない装置を用いてもよい。
図12は、本発明の第2の実施の形態の典型的な構成を示す図である。
宅内ネットワーク41と宅外ネットワーク42とがNAT装置43により接続されており、宅内ネットワーク41にファイルサーバ44とマルチメディアサーバ45とプリンタ46とディスプレイ端末(NAT通過装置)47とが接続されており、宅外ネットワーク42に本体装置(情報処理サーバ)48とSIPサーバ(情報管理サーバ)49が接続されている。ディスプレイ端末47はユーザによって操作される。
NAT装置43の動作、ファイルサーバ44の動作、マルチメディアサーバ45の動作、プリンタ46の動作、サービス発見の動作は、第1の実施の形態と同じであるため詳細な説明を省略する。
ディスプレイ端末47は、例えば、起動時に予め設定されているアドレスとポート番号宛に本体装置48と接続する。
ディスプレイ端末47は、本体装置48から出力データを受信する。例えば画面信号と音声信号とを例えばRTPあるいはHTTPによりMPEG2ストリームとして受信する。ディスプレイ端末47は、出力データ(例えばMPEG2ストリーム)に含まれる画像データを自身の画面に表示し、またこの出力データに含まれる音声データを自身のスピーカから出力する。
また、ディスプレイ端末47は、キーボードあるいはマウスあるいはマイクから入力された入力データを本体装置48へ送信する。本体装置48は、受信した入力データを処理し、それに対応した出力データをディスプレイ端末47に送信する。
ディスプレイ端末47は、NETBIOSあるいはUPnPあるいはその他のプロトコルの広告パケットを受信することにより、サービスを提供する機器を発見し、広告パケット内のアドレスとポート番号とを記憶する。
ディスプレイ端末47は、予め記憶している本体装置48のアドレスとポート番号宛にオープンパケットを送信する。このときオープンパケットのソースアドレスとソースポート番号は、広告パケット内のアドレスおよびポート番号と同じ値とする。ディスプレイ端末47は、このオープンパケットを定期的に送信することにより、NAT装置43におけるNAT変換状態テーブルからエントリが削除されないようにしてもよい。
宅外ネットワーク42に配置された本体装置48は、オープンパケットの受信により、宅内ネットワーク41にサービス機器が存在することを知る。
本体装置48は、
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が、受信したオープンパケットの
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
であるパケットを送信することにより、所望のサーバへアクセスすることが可能である。
図13は、本実施形態の通信シーケンスの一例を示す。
ディスプレイ端末47は、本体装置48の予め定められたアドレスとポート番号宛に、接続要求を送信する(S31)。接続要求には、認証情報と操作種別とが含まれる。
操作種別にはこのパケットが接続要求である旨を意味する値が記される。
認証情報には、
接続要求のシーケンス番号と、
ディスプレイ端末の識別子と、
ディスプレイ端末のアドレスと、
ハッシュ値と、
が含まれることが望ましい。ハッシュ値の計算には
予め定められた計算アルゴリズムと、
予めディスプレイ端末と計算機とに共通に設定されている秘密情報と、
接続要求内のシーケンス番号と、
ディスプレイ端末の識別子と、
ディスプレイ端末のアドレスと、
を用いることが望ましい。
本体装置48は、接続要求を受信すると、接続要求に含まれる認証情報を確認し、認証情報が正しい場合には、接続応答を送信する(S32)。接続応答は、操作種別を含み、接続を許可する旨の値が記される。また、本体装置48は、認証情報を不正と判断した場合は、受信した接続要求を破棄し、接続要求がTCPにて送信されている場合には、該TCPコネクションを切断することが望ましい。
認証情報の確認には、予め定められた計算アルゴリズムと、予めディスプレイ端末との間で共有する秘密情報と、接続要求内のシーケンス番号と、ディスプレイ端末の識別子と、ディスプレイ端末のアドレスとを基に計算したハッシュ値が、接続要求内のハッシュ値と等しいことを確認することが望ましい。
本体装置48は、認証情報が正しい場合には、該ディスプレイ端末47のための計算機状態(例えばこの計算機用にあらかじめ用意した初期状態)を自身が備える記憶部からロードし、その状態に対応する画面情報および音声情報を出力データとして送信する(S33)。この出力データの送信は、接続要求と同じTCPコネクションを用いて送信することが望ましい。
ディスプレイ端末47は、接続応答を受信すると、以後、受信した出力データの表示を行うとともに、ユーザから入力された入力データの送信を行う(S34)。
S35〜S39は、図3のS11〜S15と同じであるため詳細な説明を省略する。
本体装置48は、S39において受信したオープンパケットに含まれる認証情報を確認する。
さらに、本体装置48は、オープンパケットに含まれるサービス種別とDescription情報とから、オープンパケットの通知するサービスがUPnPのContent Directory サービスであることと、このサービスにアクセスするためのURLとを認識する。
さらに、本体装置48は、オープンパケットのIPヘッダとTCPヘッダとから、
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が(200.100.10.10、134.10.10.1、6、10002、10000)
のパケットを送信すれば、そのパケットがNAT装置43を経由してマルチメディアサーバ45へ到達することを知る。
本体装置48は、オープンパケット内のDescription情報からUPnPのContent Directory サービスを知り、Content Directory サービスの出現を検知した画面データを含む出力データをディスプレイ端末47に送信する(S40)。
ディスプレイ端末47は、この出力データに含まれる画像データを自身のディスプレイに表示する。図11にこの表示例を示す。図11では、UPnPのContent Directory サービスを提供している機器として、"ひまわり"、"さくら"、"たけ"が発見されたことが示され、プリンタサービスを提供している機器として"Jupiter"が発見されたことが示される。
ディスプレイ端末47は、ユーザからキーボードあるいはマウスあるいはディスプレイへのタッチにより画面上のアイコンが選択されると、選択イベントを乗せた入力データ(サービス開始パケット)を本体装置48へ送信する(S41)。
選択イベントを乗せた入力データを本体装置48が受信すると、本体装置48は、UPnPのContent Directory サービス仕様に従った ブラウズ要求を乗せたHTTP POSTメッセージ(要求パケット)を
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
を(200.100.10.10、134.10.10.1、6、10002、10000)
として送信する(S42)。図7にブラウズ要求の例を示す。
この時のHTTP POST メッセージ内の POST URLとして、http://./cds/controlあるいは
http://192.168.0.3:2869/cds/control
を記述することが望ましい。
このHTTP POSTメッセージは、NAT装置43を通過する際に、
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が(192.168.0.3、134.10.10.1、6、2869、10000)
に変換されて、マルチメディアサーバ45に届く。
HTTP POSTメッセージを受信したマルチメディアサーバ45は、受信メッセージの応答として、保持しているコンテンツと、そのコンテンツにアクセスするためのURLとを含んだブラウズ応答メッセージを、本体装置48に向けて送信する(S43)。
図8にブラウズ応答の例を示す。図8では、
タイトルbirthday.mpgとsummer.mpgという二つののコンテンツが提供されており、
各々、http://192.168.0.3:2689/01_video.cgi と
http://192.168.0.3:2689/03_video.cgi
でアクセスできることが示される。
本体装置48は、ブラウズ応答メッセージを受信すると、これを記憶し、これに含まれるコンテンツタイトルの画面表示データを出力データとしてディスプレイ端末47に送信する(S44)。
ディスプレイ端末47は、受信した出力データを画面に表示する。この出力画面例を、図14に示す。図14では、BirthdayとSummerの2つのマルチメディアデータがマルチメディアサーバ45上に存在することが示される。
例えばユーザよりキーボードあるいはマウスあるいはタッチパネルでマルチメディアデータが選択されたイベント(サービス要求パケット)をディスプレイ端末47が受け取ると、ディスプレイ端末47はこれを入力データとして本体装置48へ送信する。
本体装置48は、ディスプレイ端末47から入力データを受信すると、選択されたコンテンツのアクセスURLに対してHTTP GETメッセージ(要求パケット)を送信する(S46)。
ただし、このとき本体装置48は、
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が(200.100.10.10、134.10.10.1、6、10002、10000)のパケットを送信する。
この時のHTTP GET メッセージ内の GET URLには、ブラウズ応答で受信したURL
を記述することが望ましい。
このHTTP GETメッセージは、NAT装置43を通過する際に、
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が(192.168.0.3、134.10.10.1、6、2869、10000)
に変換されて、マルチメディアサーバ45に届く。
マルチメディアサーバ45は、このHTTP GETメッセージを受信すると、そのGET URLに対応するコンテンツ、例えば動画データを、HTTP GET応答として本体装置48に向け送信する(S47)。
このようにして、ディスプレイ端末47によるオープンパケットの送信により、NAT装置43におけるNAT変換状態テーブルにエントリを作成し、このエントリに対応するヘッダを持つパケットを本体装置48が送信することにより、本体装置48は、NAT装置43を介して、マルチメディアサーバ45と通信を行うことができる。これによりマルチメディアサーバ45の提供するサービスを、宅外ネットワーク42に配置した本体装置48で利用することが可能となる。
S47において本体装置48がマルチメディアサーバ45からマルチメディアコンテンツのデータを受信すると、これを復号化し、その復号化したデータを出力データとして、ディスプレイ端末47へ送信する(S48)。
ディスプレイ端末47はこの出力データに含まれる画像データと音声データを、そのディスプレイあるいはスピーカに出力する。
このように、本体装置とディスプレイ端末とが連係動作するシステムにおいて、ディスプレイ端末により発見したサービスをディスプレイ端末が本体装置を介して使用することが可能となる。
[パーシステントコネクションの利用]
本実施形態では、本体装置48とマルチメディアサーバ45との間の通信は、HTTPの場合には、パーシステントコネクションと呼ばれる、HTTPの要求応答の度にTCPコネクションを切断しない機能を利用することが望ましい。
[オープンパケットを2つに分ける]
本実施形態では、オープンパケットは、NAT変換状態テーブルにエントリを作成するという働きと、宅内ネットワークで提供されているサービスに関する情報を本体装置48につたえるという働きを持っている。この二つの働きを別々のパケット(サービス通知パケットおよびNAT変換状態生成エントリパケット)に分けることも可能である。より詳細には以下の通りである。
ディスプレイ端末47は、Descriptionドキュメントを取得した時に、サービス通知パケットを送信しても良い。サービス通知パケットには、
サービス種別と、
ディスプレイ端末の認証情報と、
Description情報と、
が記述されていることが望ましい。
サービス種別としては、発見したサービス機器がUPnP機器に関するものであることを示す識別子を含むことが望ましい。
認証情報としては、
オープンパケットのシーケンス番号と、
ディスプレイ端末の識別子と、
ディスプレイ端末のアドレスと、
シーケンス番号とディスプレイ端末の識別子とディスプレイ端末のアドレスとDescription情報とから得られるハッシュ値と、
を含むことが望ましい。ハッシュ値の計算には、予め定められた計算アルゴリズムと、予めディスプレイ端末と本体装置に共通に設定された秘密情報とを用いることが望ましい。
Description情報は、発見したサービスの内容をより詳細に記したものであり、UPnPの場合は、マルチメディアサーバから受信したDescriptionドキュメントを記すことができる。
また、ディスプレイ端末47は、NAT変換状態テーブルにエントリを作成するために、NAT変換状態エントリ生成パケットを送信する。NAT変換状態エントリ生成パケットにおけるヘッダの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
は(134.10.10.1、192.168.0.3、6、10000、2869)とする。
このパケットは定期的に送信しても良い。
NAT変換状態エントリ生成パケットのデータ部分には、該パケットのヘッダ部の値を記したフロー情報を記すことが望ましい。例えば、フロー情報として
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が(134.10.10.1、192.168.0.3、6、10000、2869)であることを記す。
NAT変換状態エントリ生成パケットは、認証情報を含むことが望ましい。さらにNAT変換状態エントリ生成パケットは、オープンパケットとの対応をとるための情報、例えばオープンパケットに含まれるDescription情報内のUDNを含むことが望ましい。
[ディスプレイ端末が本体装置と別コネクションで通信]
ディスプレイ端末47は、起動時に、予め記憶していた本体装置48のアドレスとポート番号に対して制御用TCPコネクションを確立し、本体装置48から通信したいアドレスとポート番号を受信した場合に、NAT変換状態エントリ生成パケットを送信しても良い。
本体装置48は、制御用TCPコネクションを介して、NAT変換状態エントリ生成要求パケットを送信する。NAT変換状態エントリ生成要求パケットは、本体装置48が通信したい
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が記されている。例えば、
(192.168.0.3、134.10.10.1、6、2869、10000)
が記される。
NAT変換状態エントリ生成要求パケットを受信したディスプレイ端末47は、NAT変換状態エントリ生成パケットを本体装置48に送信する。そのヘッダの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)

(134.10.10.1、192.168.0.3、6、10000、2869)
である、また、NAT変換状態エントリ生成パケットは、データ部中に、
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)

(134.10.10.1、192.168.0.3、6、10000、2869)
であることを示すヘッダ通知情報を持つことが望ましい。
また、NAT変換状態エントリ生成パケットは、定期的に送信しても良い。
NAT変換状態エントリ生成パケットの定期的な送信は、本体装置48からNAT変換状態エントリ削除要求パケットを受信するまで続けることが望ましい。
NAT変換状態エントリ削除要求パケットは、その本体装置48が通信不要となった
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が記されている。例えば、
(192.168.0.3、134.10.10.1、6、2869、10000)
が記される。
また、ディスプレイ端末47は、制御用TCPコネクションを通して、サービス通知パケットを送信しても良い。望ましくは、ディスプレイ端末47がDescriptionドキュメントをマルチメディアサーバ45から受信した際に、ディスプレイ端末47はサービス通知パケットの送信を行う。
[サービス発見は何でも良い]
本実施形態では、サービス発見のプロトコルとしてUPnPを用いた場合を記述しているが、他のサービス発見プロトコル、例えば、NETBIOSやSLP(ServiceLoacation Protocol)を用いても本実施形態の効果を損なうものではない。
[本体装置を別のサーバから見つける]
本実施形態では、ディスプレイ端末が、本体装置のアドレスおよびポートとして予め設定されたものを用いる場合を記述しているが、ディスプレイ端末は、これとは異なる方法で本体装置を発見する手段を備えることも可能である。例えば、本体装置は、SIPのREGISTERメッセージを用いて、自身のアドレスとポート番号とSIP URIとをSIPサーバ49(図12参照)に登録しておき、ディスプレイ端末は本体装置のSIP URIを予め保持しておく。ディスプレイ端末は、そのSIP URIに対してINVITEメッセージを 予め定められたSIPサーバ、あるいは宅内ネットワークを管理するSIPサーバに送信することにより、本体装置のアドレスおよびポート番号を発見することが可能である。
この場合、本体装置はディスプレイ端末と一対一で対応する必要がなくなり、ディスプレイ端末は発見したサービス毎にSIP URIを使い分けることも可能である。また、一つのSIP URIに対しても複数の本体装置を用意しておき、ディスプレイ端末と本体装置の負荷や、経路長等のネットワーク的な状況に応じて本体装置を使い分けることも可能である。あるいは、端末装置に複数の本体装置の夫々に対応するSIP URIを予め記憶させておき、ユーザの選択により、接続する本体装置を使い分けることも可能である。
図15はディスプレイ端末47の構成例を示す。
ディスプレイ端末47は、パケット送受信部51とサービス発見部52とサービス通知53バケット生成部53とNAT変換状態エントリ生成パケット生成部54と入出力データ処理部55とを備える。
パケット送受信部51はネットワークインタフェースを介してパケットの送受信を行う。
サービス発見部52は、パケット送受信部51を介してサービス発見のプロトコルを処理する。例えば、サービス発見にUPnPを用いる場合には、SSDP searchパケットをパケット送受信部51を介して送信する。
サービス発見部52は、パケット送受信部51を介して SSDP search responseパケットあるいは SSDP aliveパケットを受信すると、これに含まれるLOCATION:タグに記述されているURLへHTTP GET要求を送信する。
サービス発見部52は、パケット送受信部51を介して HTTP GET応答を受信すると、これに含まれているDescriptionドキュメントを抽出し、その値をサービス通知パケット生成部53に送信する。
ここで、サービス発見部52は、SSDP aliveパケットあるいはSSDP search responseパケットを受信する度に、LOCATIONタグに含まれているURLにアクセスしているが、そうではなく、USNタグに記されているuuidを記憶し、これによりアクセス済み機器の場合には LOCATIONタグに含まれているURLにアクセスしないようにすることも可能である。
サービス通知パケット生成部53は、サービス発見部52からDescriptionドキュメントを受け取ると、サービス通知パケットを、予め設定されている本体装置47のアドレスおよびポート番号宛に送信する。このサービス通知パケットには、
予め定められている認証情報と、
Description情報としてサービス発見部52から受け取ったDescriptionドキュメントと、
通知するサービスがUPnPであることを示すサービス種別と、
が含まれる。
サービス通知パケット生成部53は、本体装置47からNAT変換状態エントリ生成要求パケットを受信すると、これに含まれているフロー情報をNAT変換状態エントリ生成パケット生成部54にNATエントリ生成要求として渡す。
フロー情報には
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が記述されており、例えば、
(192.168.0.3、134.10.10.1、6、2869、10000)
が記される。
また、サービス通知パケット生成部53は、本体装置47からNAT変換状態エントリ削除要求パケットを受信すると、これに含まれているフロー情報をNAT変換状態エントリ生成パケット生成部にNATエントリ削除要求として渡す。
フロー情報には
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
が記述されており、例えば、
(192.168.0.3、134.10.10.1、6、2869、10000)
が記される。
NAT変換状態エントリ生成パケット生成部54は、NATエントリ生成要求をサービス通知パケット生成部53から受け取ると、そのNATエントリ生成要求に含まれるフロー情報に対応するNAT変換状態エントリ生成パケットの定期的な送信を開始する。
NAT変換状態エントリ生成パケットは、ヘッダ部における
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
として、フロー情報に記されている
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
をもち、そのデータ部にディスプレイ端末の認証情報と、フロー情報とをもつ。
ディスプレイ端末の認証情報は
NAT変換状態エントリ生成パケットのシーケンス番号と、
ディスプレイ端末の識別子と、
ディスプレイ端末のアドレスと、
シーケンス番号とディスプレイ端末の識別子とディスプレイ端末のアドレスとフロー情報とから得られるハッシュ値と、
を含むことが望ましい。
また、NAT変換状態エントリ生成パケット生成部54はサービス通知パケット生成部53からNATエントリ削除要求を受け取ると、このNATエントリ削除要求に含まれるフロー情報に対応する上記NAT変換状態エントリ生成パケットの送信を停止する。
入出力データ処理部55は、例えば起動時に、予め定められた、本体装置47のアドレスとポート番号に対して接続要求を送信する。接続要求には、認証情報と操作種別とが含まれる。
操作種別にはこのパケットが接続要求である旨を意味する値が記さる。
認証情報としては、
接続要求のシーケンス番号と
ディスプレイ端末の識別子と
ディスプレイ端末のアドレスと、
ハッシュ値と、
を含むことが望ましい。ハッシュ値の計算には、
予め定められた計算アルゴリズムと、予めディスプレイ端末装置と本体装置に共通に設定されている秘密情報と、接続要求内のシーケンス番号と、ディスプレイ端末の識別子と、ディスプレイ端末のアドレスを用いることが望ましい。
入出力データ処理部55は、本体装置48から接続確認を受信すると、本体装置48からの出力データの受信と、本体装置48への入力データの送信を開始する。
入出力データ処理部55は、本体装置48から出力データを受信すると、これに含まれる画像データあるいは音声データを、ディスプレイあるいはスピーカに出力する。また、キーボードあるいはマウスあるいはタッチパネルからの入力イベントを受信すると、これを入力データとして本体装置48へ送信する。
図16は、宅外ネットワーク42に配置された本体装置48の構成を示す図である。
本体装置48は、パケット送受信部61とサービス処理部62とサービス通知パケット処理部63とNAT変換状態エントリ生成パケット処理部64と入出力データ処理部65と中央処理部66とを備える。
パケット送受信部61はネットワークインタフェースを介してパケットの送受信を行う。
入出力データ処理部65は、接続要求を受信すると、接続要求内の認証情報を確認し、認証情報が正しい場合には、接続応答を送信する。接続応答は、操作種別を含み、また、接続を許可する旨の値を含む。入出力データ処理部65は、認証情報を不正と判断した場合には、受信した接続要求を破棄し、接続要求がTCPにて送信されている場合には、該TCPコネクションを切断することが望ましい。
認証情報の確認には、予め定められた計算アルゴリズムと、予めディスプレイ端末との間で共有する秘密情報と、接続要求内のシーケンス番号と、ディスプレイ端末の識別子と、ディスプレイ端末のアドレスとを基に計算したハッシュ値が、接続要求内のハッシュ値と等しいことを確認することが望ましい。
入出力データ処理部65は、認証情報が正しい場合には、接続情報を中央処理部66に送信する。接続情報はディスプレイ端末の識別子を含むことが望ましい。
また、入出力データ処理部65は、中央処理部66から受信した画面データあるいは音声データを出力データとしてパケット送受信部61を介してディスプレイ端末に送信する。この際、入出力データ処理部65は、出力データを、適切なフォーマット例えばHTTP上でのMPEG2に変換することが望ましい。また、入出力データ処理部65は、ディスプレイ端末からの入力データを中央処理部66に渡す。
サービス通知パケット処理部63は、パケット送受信部61を介して、ディスプレイ端末からサービス通知パケットを受信する。サービス通知パケット処理部63は、このサービス通知パケットに含まれている認証情報を確認することが望ましい。認証情報の確認は、認証情報に含まれるシーケンス番号が、認証情報に含まれる識別子を持つディスプレイ端末からこれまで受信したシーケンス番号よりも大きいことを確認し、さらに、
ディスプレイ端末の識別子と、
ディスプレイ端末のアドレスと、
シーケンス番号と、
Description情報と、
からハッシュ値を求め、このハッシュ値が、認証情報に含まれるハッシュ値と等しいことを確認することが望ましい。
サービス通知パケット処理部63は、認証情報の確認に失敗した場合には、受信したサービス通知パケットを破棄する。認証情報の確認に成功した場合には、そのサービス通知パケットに含まれるDescription情報を、サービス処理部62に渡す。
また、サービス通知パケット処理部63は、サービス処理部62からNATエントリ生成要求を受信すると、NATエントリ生成要求に含まれるフロー情報を乗せたNAT変換状態エントリ生成要求パケットをパケット送受信部61を介して送信する。
このNAT変換状態エントリ生成要求パケットのヘッダの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
は、ディスプレイ端末から受信したサービス通知パケットのヘッダの
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
である。
また、サービス通知パケット処理部63は、サービス処理部62からNATエントリ削除要求を受信すると、このNATエントリ削除要求に含まれるフロー情報を乗せたNAT変換状態エントリ削除要求パケットを、パケット送受信部61を介して送信する。
このNAT変換状態エントリ削除要求パケットのヘッダの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
は、ディスプレイ端末から受信したサービス通知パケットのヘッダの
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
である。
NAT変換状態エントリ生成パケット処理部64は、ディスプレイ端末からのNAT変換状態エントリ生成パケットを受信すると、これに含まれるフロー情報とNAT変換状態エントリ生成パケットのヘッダ情報とをサービス処理部62に渡す。この際、NAT変換状態エントリ生成パケット処理部64は、NAT変換状態エントリ生成パケットの認証情報の確認を行うことが望ましい。
認証情報の確認は、
認証情報に含まれるシーケンス番号が、認証情報に含まれる識別子を持つディスプレイ端末からこれまで受信したシーケンス番号よりも大きいことを確認し、さらに
ディスプレイ端末の識別子と、
ディスプレイ端末のアドレスと、
シーケンス番号と、
フロー情報とからハッシュ値を求め、このハッシュ値が認証情報に含まれるハッシュ値と等しいことを確認することが望ましい。
NAT変換状態エントリ生成パケット処理部64は、認証情報の確認に失敗した場合には、受信したNAT変換状態エントリ生成パケットを破棄し、サービス処理部62へ上記フロー情報およびヘッダ情報を渡さないことが望ましい。
サービス処理部62は、サービス通知パケット処理部63からDescription情報を受け取ると、これに含まれるserviceidに示されるサービスが、自身が処理すべきサービスであると認識した場合には、SCPDURLとURLBASEを基にDescriptionドキュメントの獲得手順を行う。
サービス処理部62は、Descriptionドキュメントの獲得手順として、まず、Descriptionドキュメントを取得するためのURLを求め、また、Descriptionドキュメントを取得するために必要なNATエントリ生成要求をサービス通知パケット処理部63へ渡す。
次に、サービス処理部62は、NAT変換状態エントリ生成パケット処理部64からフロー情報とヘッダ情報とを受け取った時に、そのフロー情報がDescriptionドキュメントを取得するために送信するパケットの属するフローを示す場合には、Descriptionドキュメントを取得するためのURLに向けて、HTTP GET要求を送信する。ただし、このときのIPパケットのヘッダの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
は、受け取ったヘッダ情報の
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
とする。
[Descriptionドキュメントの獲得手順の具体例]
例えば、サービス通知パケット処理部63から図6のDescription情報をサービス処理部62が受け取った場合、Descriptionドキュメントを獲得するためのURLは
http://192.168.0.3:2689/cds/cs.xmlであり、
NATエントリ生成要求に含まれるフロー情報は
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
として(192.168.0.3, 本体装置のアドレス, 6, 2689,10000)をもつ。
ここで10000はサービス処理部62がDescriptionドキュメントを獲得する際に使用するポート番号である。
サービス処理部62は、Descriptionドキュメントを獲得すると、これを中央処理部66に渡す。また、サービス処理部62は、中央処理部66からブラウズ送信要求を受け取ると、ブラウズ要求パケットを送信する。
ただし、このときのIPパケットのヘッダの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
は、受信したヘッダ情報の
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
とする。
サービス処理部62は、ブラウズ応答が帰ってくるとその内容を中央処理部66に渡す。
サービス処理部62は、ブラウズ応答の<res>タグに記されるURLへHTTP GET要求を送信する。例えば、そのHTTPヘッダには、

GET /01_video.cgi
HOST: 192.168.0.3:2689

という行を含むことが望ましい。また、パケットのヘッダの
(宛先アドレス、ソースアドレス、プロトコル番号、宛先ポート番号、ソースポート番号)
は、受信したヘッダ情報の
(ソースアドレス、宛先アドレス、プロトコル番号、ソースポート番号、宛先ポート番号)
とする。
この応答として、サービス処理部62は、例えば動画データを受信するので、これを中央処理部66に渡す。
中央処理部66は、本体装置のOSあるいはアプリケーションプログラムの動作処理を行っている。また、中央処理部66は、入出力データ処理部65を介して、ディスプレイ端末との間で入力データおよび出力データの受信および送信を行う。出力データはディスプレイ端末に表示すべき画像データあるいは音声データであり、入力データはディスプレイ端末のキーボードあるいはマウスあるいはタッチパネルからの入力イベントである。これによりディスプレイ端末があたかも直接本体装置に繋がっているかのように動作をすることが可能となる。
中央処理部66は、入出力データ処理部65から前述した接続情報を受信すると、この接続情報に含まれる識別子に対応するディスプレイ端末のための計算機状態をロードし、その状態に対応する画面情報および音声情報を出力データとしてディスプレイ端末に送信することが望ましい。
中央処理部66は、サービス処理部62からDescriptionドキュメントを受け取ると、このDescriptionドキュメントに含まれる機器のfriendlyNameと、この機器がContents Derectory Serviceを提供する機器であることを示すアイコンと、を示す画像データを作成する。ただし、これまでに既に発見した別の機器がある場合には生成する画像データには、これらの機器のアイコンも含めることが望ましい。作成した画像データは、入出力データ処理部65を介してディスプレイ端末へ送信する。図11はその表示画面の例である。
中央処理部66はディスプレイ端末からアイコンが選択されたことを意味する入力データを受信すると、選択されたアイコンに対応する機器へのブラウズ送信要求をサービス処理部62へ渡す。
中央処理部66は、サービス処理部62からブラウズ応答を受信した場合には、このブラウズ応答に含まれるコンテンツのタイトルをリスト表示した画面データを生成し、生成した画面データを入出力データ処理部65を介してディスプレイ端末へ送信する。
中央処理部66はディスプレイ端末からコンテンツが選択されたことを意味する入力データを受信すると選択されたコンテンツに対するコンテンツ獲得要求を送信する。
中央処理部66は、サービス処理部62からコンテンツ獲得要求に対する応答として例えば動画データを受信すると、これを復号化し、入出力データ処理部65を介してディスプレイ端末へ送信する。
このように、宅外ネットワークに配置した本体装置と、宅内ネットワークに配置したディスプレイ端末と連係動作させることにより、宅外ネットワークに配置した本体装置は、NAT装置を介して宅内ネットワークに置かれたサービス機器のサービスを利用することが可能となる。
また、宅内ネットワークと宅外ネットワークは、NAT装置で接続された2つのネットワークという意味であり、例えば、これら2つのネットワークが企業内ネットワークとインターネットであっても、本実施形態の効果を減じるものではない。
また、本実施形態において、NAT装置は、宅内ネットワークから開始された通信に関しては、宅外からのパケットを通すが、そうでない場合には宅外からのパケットは通過させない機能を有しており、このような機能を有する装置であれば、例えば、ファイヤウオール装置のように、パケットのアドレスを書き換えないが装置を用いてもよい。
また、本実施形態では、マルチメディアサーバから動画データを取得する場合を例に動作を述べたが、サーバが動画以外、例えば静止画や音声データを提供する場合でも本実施形態は適用可能である。また、サーバがマルチメディアデータ以外のサービスを提供する場合、例えば、ファイルサーバやプリンタサーバのような場合にも本実施形態を適用する
ことが可能である.
本発明の第1の実施の形態の典型的な構成を示す図。 NAT変換状態テーブルの例を示す図。 第1の実施の形態の通信シーケンスの一例を示す図。 SSDP searchパケットの内容を記す図。 SSDP search responseパケットの内容を示す図。 Descriptionドキュメントの例を示す図。 ブラウズ要求の例を示す図。 ブラウズ応答の例を示す図。 NAT通過装置の構成例を示す図。 宅外ネットワークに配置された計算機の構成を示す図。 発見したサービス機器を示すアイコンの表示例を示す図。 本発明の第2の実施の形態の典型的な構成を示す図。 第2の実施の形態の通信シーケンスの一例を示す図。 ディスプレイ端末の画面に表示された2つのマルチメディアデータのタイトルを示す図。 ディスプレイ端末の構成例を示す図。 宅外ネットワークに配置された本体装置の構成を示す図。
符号の説明
11、41 宅内ネットワーク
12、42 宅外ネットワーク
13、43 NAT装置
14、44 ファイルサーバ
15、45 マルチメディアサーバ
16、46 プリンタ
17、47 NAT通過装置
18 計算機
21、31、51、61 パケット送受信部
22、52 サービス発見部
23、53 サービス通知パケット生成部
24、54 NAT変換状態エントリ生成パケット生成部
32、62 サービス処理部
33、63 サービス通知パケット処理部
34、64 NAT変換状態エントリ生成パケット処理部
48 本体装置
55、65 入出力データ処理部
66 中央処理部

Claims (18)

  1. 1つ以上のサービス提供サーバが存在するネットワーク上に接続される通信装置であって、
    前記ネットワーク上に存在するサービス提供サーバを発見するサービス発見手段と、
    発見した前記サービス提供サーバのアドレスと前記発見したサービス提供サーバが待ち受けるポート番号とをソースアドレスおよびソースポート番号として含み、前記ネットワークにパケット中継装置を介して接続されるさらなるネットワーク上の情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含むヘッダ部と、前記発見したサービス提供サーバが提供するサービスを識別するサービス識別情報を含むデータ部とを有する情報パケットを前記パケット中継装置に送信する送信手段と、
    を備えた通信装置。
  2. 前記送信手段は、前記情報パケットとして第1のパケットおよび第2のパケットを送信し、
    前記第1のパケットは、前記発見したサービス提供サーバのアドレスと前記発見したサービス提供サーバが待ち受けるポート番号とをソースアドレスおよびソースポート番号として含み、前記情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含むヘッダ部を有し、
    前記第2のパケットは、前記情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含み、自装置のアドレスと自装置が使用するポート番号とをソースアドレスおよびソースポート番号として含むヘッダ部と、前記サービス識別情報を含むデータ部とを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記送信手段は、前記第1および第2のパケットのうちまず前記第2のパケットを送信し、前記第2のパケットを受信した前記情報処理サーバから前記第1のパケットの送信を要求する送信要求パケットを受信したら、前記第1のパケットを送信することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記送信手段は、前記第1のパケットを定期的に送信し、前記情報処理サーバから前記第1のパケットの送信の停止を要求する停止要求パケットを受信した場合は、前記第1のパケットの送信を停止することを特徴とする請求項2または3に記載の通信装置。
  5. 前記送信手段は、前記情報パケットを定期的に送信し、前記情報処理サーバから前記情報パケットの送信の停止を要求する停止要求パケットを受信した場合は、前記パケットの送信を停止することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  6. 前記送信手段は、前記情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを問い合わせるためのパケットを、前記情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを管理する前記ネットワークまたはさらなるネットワーク上に配置された情報管理サーバに向けて送信し、前記情報管理サーバから問い合わせの結果を含むパケットを受信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  7. 前記情報処理サーバから前記サービス提供サーバを識別する識別情報のリストを含むパケットを受信する受信手段と、
    受信した前記リストを表示する表示手段と、
    ユーザ入力に基づき前記リストから識別情報を選択する選択手段と、をさらに備え、
    前記送信手段は、選択した識別情報をもつサービス提供サーバによるサービスの提供を受けることを前記情報処理サーバに要求するサービス要求パケットを送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  8. 前記受信手段は、前記サービス要求パケットを受けた前記情報処理サーバと、前記選択した識別情報をもつサービス提供サーバとの間で行われたデータ通信の結果を含むパケットを前記情報処理サーバから受信することを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 1つ以上のサービス提供サーバが存在するネットワーク上に接続される通信装置と、前記ネットワークとパケット中継装置を介して接続されるさらなるネットワーク上に接続される情報処理サーバとを備えた通信システムであって、
    前記通信装置は、
    前記ネットワーク上に存在するサービス提供サーバを発見するサービス発見手段と、
    発見した前記サービス提供サーバのアドレスと前記発見したサービス提供サーバが待ち受けるポート番号とをソースアドレスおよびソースポート番号として含み、前記情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含むヘッダ部と、前記発見したサービス提供サーバが提供するサービスを識別するサービス識別情報を含むデータ部とを有する情報パケットを前記パケット中継装置に送信する送信手段と、を有し、
    前記情報処理サーバは、
    前記通信装置から送信された前記情報パケットを、前記パケット中継装置を介して受信する受信手段と、
    前記サービス提供サーバを識別する識別情報のリストを提示する提示手段と、
    前記リストにおいて選択された識別情報をもつサービス提供サーバによるサービスの提供を要求する要求パケットを前記サービス提供サーバに送信して前記サービス提供サーバとの間で前記サービスに係わるデータ通信を行う、前記要求パケットはヘッダ部において、前記サービス提供サーバのサービス識別情報を運んできた情報パケットのソースアドレスおよびソースポート番号を宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含み、該情報パケットの宛先アドレスおよび宛先ポート番号をソースアドレスおよびソースポート番号として含む、送信手段と、を有する、
    通信システム。
  10. 前記通信装置における前記送信手段は、前記情報パケットとして第1のパケットおよび第2のパケットを送信し、
    前記第1のパケットは、前記発見したサービス提供サーバのアドレスと前記発見したサービス提供サーバが待ち受けるポート番号とをソースアドレスおよびソースポート番号として含み、前記情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含むヘッダ部を有し、
    前記第2のパケットは、前記情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含み、前記通信装置のアドレスと前記通信装置が使用するポート番号とをソースアドレスおよびソースポート番号として含むヘッダ部と、前記サービス識別情報を含むデータ部とを有するパケットであり、
    前記情報処理サーバにおける前記送信手段は、前記要求パケットとして、ヘッダ部において前記第1のパケットのソースアドレスおよびソースポート番号を宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含み、前記第1のパケットの宛先アドレスおよび宛先ポート番号をソースアドレスおよびソースポート番号として含む要求パケットを送信する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の通信システム。
  11. 前記通信装置における前記送信手段は、前記第1および第2のパケットのうちまず第2のパケットを送信し、前記第2のパケットを受信した前記情報処理サーバから前記第1のパケットの送信を要求する送信要求パケットを受信したら、前記第1のパケットを送信することを特徴とする請求項10に記載の通信システム。
  12. 前記通信装置における前記送信手段は、前記第1のパケットを定期的に送信し、前記情報処理サーバから前記第1のパケットの送信の停止を要求する停止要求パケットを受信した場合は、前記第1のパケットの送信を停止することを特徴とする請求項10または11に記載の通信システム。
  13. 前記通信装置における前記送信手段は、前記情報パケットを定期的に送信し、前記情報処理サーバから前記情報パケットの送信の停止を要求する停止要求パケットを受信した場合は、前記パケットの送信を停止することを特徴とする請求項9に記載の通信システム。
  14. 前記通信装置における前記送信手段は、前記情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを問い合わせるためのパケットを、前記情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを管理する前記ネットワークまたはさらなるネットワーク上に配置された情報管理サーバに向けて送信し、前記情報管理サーバから問い合わせの結果を含むパケットを受信することを特徴とする請求項9に記載の通信システム。
  15. 前記通信装置は、
    前記情報処理サーバから前記サービス提供サーバを識別する識別情報のリストを含むパケットを受信する受信手段と、
    受信した前記リストを表示する表示手段と、
    ユーザ入力に基づき前記リストから識別情報を選択する選択手段と、をさらに有し、
    前記通信装置における前記送信手段は、選択した識別情報をもつサービス提供サーバによるサービスの提供を受けることを前記情報処理サーバに要求するサービス要求パケットを送信することを特徴とする請求項9に記載の通信システム。
  16. 前記通信装置における前記受信手段は、前記サービス要求パケットを受けた前記情報処理サーバと、前記選択した識別情報をもつサービス提供サーバとの間で行われたデータ通信の結果を含むパケットを前記情報処理サーバから受信することを特徴とする請求項15に記載の通信システム。
  17. 1つ以上のサービス提供サーバが存在するネットワーク上に接続される通信装置において実行する通信方法であって、
    前記ネットワーク上に存在するサービス提供サーバを発見し、
    発見した前記サービス提供サーバのアドレスと前記発見したサービス提供サーバが待ち受けるポート番号とをソースアドレスおよびソースポート番号として含み、前記ネットワークにパケット中継装置を介して接続されるさらなるネットワーク上の情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含むヘッダ部と、前記発見したサービス提供サーバが提供するサービスを識別するサービス識別情報を含むデータ部とを有する情報パケットを前記パケット中継装置に送信する、ことを特徴とする通信方法。
  18. 1つ以上のサービス提供サーバが存在するネットワーク上に接続される通信装置において実行する通信プログラムであって、
    前記ネットワーク上に存在するサービス提供サーバを発見するステップと、
    発見した前記サービス提供サーバのアドレスと前記発見したサービス提供サーバが待ち受けるポート番号とをソースアドレスおよびソースポート番号として含み、前記ネットワークにパケット中継装置を介して接続されるさらなるネットワーク上の情報処理サーバのアドレスと前記情報処理サーバが待ち受けるポート番号とを宛先アドレスおよび宛先ポート番号として含むヘッダ部と、前記発見したサービス提供サーバが提供するサービスを識別するサービス識別情報を含むデータ部とを有する情報パケットを前記パケット中継装置に送信するステップと、
    を備えたことを特徴とする通信プログラム。
JP2006025608A 2006-02-02 2006-02-02 通信装置、通信システム、通信方法および通信プログラム Pending JP2007208693A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006025608A JP2007208693A (ja) 2006-02-02 2006-02-02 通信装置、通信システム、通信方法および通信プログラム
US11/469,722 US20070189486A1 (en) 2006-02-02 2006-09-01 Communication apparatus, system, method and computer readable medium
CNB2007100065415A CN100518125C (zh) 2006-02-02 2007-02-02 通信装置、系统和方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006025608A JP2007208693A (ja) 2006-02-02 2006-02-02 通信装置、通信システム、通信方法および通信プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007208693A true JP2007208693A (ja) 2007-08-16

Family

ID=38368473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006025608A Pending JP2007208693A (ja) 2006-02-02 2006-02-02 通信装置、通信システム、通信方法および通信プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20070189486A1 (ja)
JP (1) JP2007208693A (ja)
CN (1) CN100518125C (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009022642A1 (ja) 2007-08-10 2009-02-19 Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation 新規なイソキノリン化合物の塩及びその結晶
JP2009200607A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Oki Electric Ind Co Ltd アドレス変換装置及び方法
JP2013073631A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Fisher Rosemount Systems Inc プロセス制御システム用のファイアウォールを提供するための方法、装置、および製品
JP2019041369A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 通信保護装置、制御方法、および、プログラム

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4585479B2 (ja) * 2006-03-30 2010-11-24 株式会社東芝 サーバ装置および映像配信方法
JP4875169B2 (ja) * 2007-01-18 2012-02-15 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) ホームネットワークに対するリモートアクセスのための方法及び装置
JP2008287674A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Olympus Corp 情報処理装置、クライアント装置、情報処理システム及びサービス接続方法
US8761034B2 (en) * 2008-02-27 2014-06-24 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) System and method of demultiplexing provider backbone bridging traffic engineering instances
WO2014068803A1 (ja) * 2012-10-30 2014-05-08 パナソニック株式会社 ネットワーク端末、通信方法、及び、プログラム
JP6073664B2 (ja) * 2012-12-07 2017-02-01 株式会社東芝 コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生プログラム
JP6528449B2 (ja) * 2014-06-26 2019-06-12 株式会社リコー プログラム、情報処理装置、及び情報処理システム
US10609185B2 (en) * 2015-11-04 2020-03-31 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method for topology tree to learn about, present, and configure device information by automatically uploading device description files from device
CN109688237B (zh) * 2018-03-26 2020-05-12 新华三技术有限公司 一种nat转换方法、装置及nat设备
US20220247719A1 (en) * 2019-09-24 2022-08-04 Pribit Technology, Inc. Network Access Control System And Method Therefor
US11876790B2 (en) * 2020-01-21 2024-01-16 The Boeing Company Authenticating computing devices based on a dynamic port punching sequence

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004120547A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd インターネットに接続するサーバ、機器および通信システム
JP2005136718A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Canon Inc ネットワークアクセス管理方法、ネットワークアクセス管理装置、ネットワークサービス提供方法、ネットワークサービス提供システム、プログラム及び記憶媒体

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6249801B1 (en) * 1998-07-15 2001-06-19 Radware Ltd. Load balancing
WO2002057917A2 (en) * 2001-01-22 2002-07-25 Sun Microsystems, Inc. Peer-to-peer network computing platform
KR100440583B1 (ko) * 2002-05-16 2004-07-19 한국전자통신연구원 외부 인터넷에 의한 댁내망의 UPnP장치 관리제어 장치및 방법
JP4354294B2 (ja) * 2004-02-25 2009-10-28 富士通株式会社 ネットワーク・セグメントが互いに異なる複数のネットワークに接続されたゲートウェイ装置、およびipパケットを転送するためのプログラムおよび方法
US20050240758A1 (en) * 2004-03-31 2005-10-27 Lord Christopher J Controlling devices on an internal network from an external network
WO2006112661A1 (en) * 2005-04-19 2006-10-26 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for controlling of remote access to a local netwrok
EP1905205B1 (en) * 2005-07-04 2014-05-07 SK Telecom Co., Ltd. Residential gateway system for home network service
US20070214232A1 (en) * 2006-03-07 2007-09-13 Nokia Corporation System for Uniform Addressing of Home Resources Regardless of Remote Clients Network Location

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004120547A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd インターネットに接続するサーバ、機器および通信システム
JP2005136718A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Canon Inc ネットワークアクセス管理方法、ネットワークアクセス管理装置、ネットワークサービス提供方法、ネットワークサービス提供システム、プログラム及び記憶媒体

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009022642A1 (ja) 2007-08-10 2009-02-19 Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation 新規なイソキノリン化合物の塩及びその結晶
JP2009200607A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Oki Electric Ind Co Ltd アドレス変換装置及び方法
JP2013073631A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Fisher Rosemount Systems Inc プロセス制御システム用のファイアウォールを提供するための方法、装置、および製品
JP2017199380A (ja) * 2011-09-28 2017-11-02 フィッシャー−ローズマウント システムズ,インコーポレイテッド プロセス制御システム用のファイアウォールを提供するための方法、機器、および記憶媒体
JP2019041369A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 通信保護装置、制御方法、および、プログラム
JP7045247B2 (ja) 2017-08-25 2022-03-31 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 通信保護装置、制御方法、および、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20070189486A1 (en) 2007-08-16
CN100518125C (zh) 2009-07-22
CN101026533A (zh) 2007-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007208693A (ja) 通信装置、通信システム、通信方法および通信プログラム
JP4421517B2 (ja) 情報処理サーバ、遠隔操作システムおよび遠隔操作方法
Bettstetter et al. A comparison of service discovery protocols and implementation of the service location protocol
US7568042B2 (en) Networked local media cache engine
JP5916822B2 (ja) リモートユーザインターフェースサーバとリモートユーザインターフェースクライアントとの間のインターフェースのための装置及び方法
US20050055352A1 (en) Content directory and synchronization bridge
WO2005103913A1 (ja) 通知方法、接続装置、通信方法,及び、プログラム
US20100115053A1 (en) Method and apparatus for managing state information of remote user interface
US20040193609A1 (en) Master content directory service server for providing a consolidated network-wide content directory
US7844738B2 (en) Method of and apparatus for bridging a UPnP network and a rendezvous network
US20060184660A1 (en) Scaling UPnP v1.0 device eventing using peer groups
US20040139180A1 (en) Automobile media synchronization
US8560497B2 (en) Inter-home sharing apparatus and method using home network device
US20070264975A1 (en) Method and apparatus for providing multimedia messaging service
KR20080033932A (ko) 근거리 통신망을 원격으로 액세스하는 방법과 그러한방법을 수행하기 위한 스위칭 노드
CN105409183A (zh) 用于在html5应用中实现任何网络功能客户端或服务器的系统和设备
US20040133678A1 (en) Data processing system, information processing apparatus and method, and computer program
JP4799005B2 (ja) 情報処理装置
WO2009154249A1 (ja) リモートアクセスシステム、装置、方法及びプログラム
Hu et al. Mobile Media Content Sharing in UPnP-Based Home Network Environment.
JP5169461B2 (ja) セキュリティパラメータ配布装置及びセキュリティパラメータ配布方法
KR100888478B1 (ko) 액션 처리 방법, 피제어 장치의 제어 방법, 피제어 장치 및제어 포인트
US20090254679A1 (en) Connection apparatus and method for limiting signal transfer
KR101329668B1 (ko) 푸쉬 서버를 이용한 콘텐츠 공유 시스템 및 방법
JP5198916B2 (ja) インターネット接続システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100604