JP2007182096A - 不整地走行用空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ハード路面でのトラクション性を損ねることなく、ソフト路面でのトラクション性を向上し、不整地走行時の操縦安定性を向上させる。
【解決手段】 トレッド部2に設けたブロックBにおいて、タイヤ軸方向に対向する向きの軸方向ブロック壁Wjに、周方向にのびるn条(n≧1)の小溝10を設けるとともに、該小溝10は、その長さ方向と直角な溝断面形状が、溝底を円弧状部11とした略U字状をなし、しかも小溝10の溝中心の前記踏み面Bsに対する角度θを30°以下とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、不整地走行時の操縦安定性を向上させた不整地走行用空気入りタイヤに関する。
トレッド部にブロックパターンを採用した自動二輪車用の不整地走行用空気入りタイヤでは、砂地等のソフトなダート路面用にはブロック間隔を広く設定し、ソフトな泥や砂を圧縮してその引っ掻き効果によってトラクション性を発生させている。一方、硬いダート路面では、路面と踏み面(ブロック表面)との接触面積を高めるようにブロック間隔を狭く設定し、路面との摩擦力を増加させることによりトラクション性を高めている。
しかし、一般に競技用に使用するコースでは、部分的にソフトな路面もあればハードな路面もあり、これらが混在している。このようなコースで適正なトラクションを得るためには、ブロックのエッジ並びに壁面による引っ掻き効果と、ブロック表面による路面摩擦力との双方が必要になってくる。従来においては、この引っ掻き効果と路面摩擦力とをバランス良く得られるように、ブロック配置、ブロック数、ブロック形状などを設定しているが、このような手法には限界があり、近年のより高いトラクションへの要求に対応することを困難としている。
そこで本発明は、タイヤ軸方向に対向する軸方向ブロック壁に、略U字状断面を有して周方向にのびるn条(n≧1)の小溝を設けることを基本として、ハードなダート路面でのトラクション性を高く確保しながら、ソフトなダート路面でのトラクション性を向上でき、優れた操縦安定性を発揮しうる不整地行用空気入りタイヤを提供することを目的としている。
特開平11−151912号公報 特開平11−245631号公報
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、トレッド部に、タイヤ周方向に対向する向きの周方向ブロック壁と、タイヤ軸方向に対向する向きの軸方向ブロック壁とを有し、かつ踏み面が略矩形状をなす複数のブロックを設けた不整地走行用空気入りタイヤであって、
前記軸方向ブロック壁に、周方向にのびるn条(n≧1)の小溝を設けるとともに、
該小溝は、その長さ方向と直角な溝断面形状が、溝底を円弧状部とした略U字状をなし、しかも小溝の溝中心の前記踏み面に対する角度θを30°以下としたことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記小溝は、前記踏み面と、この踏み面からブロック高さの3/4倍の高さを隔てた位置との間の範囲領域に形成されることを特徴とする請求項1記載の不整地走行用空気入りタイヤ。
又請求項3の発明では、前記小溝の両端は、前記軸方向ブロック壁の周方向端縁で開口したことを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記小溝の両端部は、前記軸方向ブロック壁の周方向端縁から周方向に距離Lを隔てて途切れるとともに、前記距離Lを1.5〜6.0mmの範囲としたことを特徴としている。
又請求項5の発明では、前記小溝は、踏み面に対する前記角度θを10〜30°としたことを特徴としている。
又請求項6の発明では、前記小溝は、複数条形成されるとともに、前記小溝の軸方向ブロック壁からの溝深さhは、ブロック底側の小溝ほど浅いことを特徴としている。
本発明は叙上の如く、ブロック壁のうちのタイヤ軸方向に対向する向きの軸方向ブロック壁に、周方向にのびるn条の小溝を形成している。従って、砂や泥が小溝内で固められてブロックがダート路面から抜けにくくなり、その反力で前後力が高まる。さらには、小溝により、エッジ効果を発揮しうるとともに、ブロック壁面での砂や泥との接触面積を増加でき、粘着摩擦力を高めうる。そしてこれらの相乗効果によって、ソフトなダート路面におけるトラクション性を向上できる。
またトラクション性の向上とともにブロックへの負荷が増し、小溝に起因してブロック欠けの発生傾向となる。しかし、小溝を略U字状断面形とすることで、このブロック欠けを抑制しうる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
図1に示すように、不整地走行用空気入りタイヤ1(以下タイヤ1という)は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつ前記トレッド部2の内部に配されたブレーカ7とを具える。本例では、前記タイヤ1がオフロード用自動二輪車用タイヤである場合を例示しており、タイヤ子午断面において、トレッド面2Sは、凸円弧状に滑らかに湾曲し、かつトレッド縁Te、Te間の巾がタイヤ最大巾になるよう形成している。これにより高い旋回性能を確保している。なお「トレッド縁」とは、タイヤ赤道Cからタイヤ軸方向に最も離れたブロックにおけるタイヤ軸方向外側縁の位置を意味する。
前記カーカス6は、有機繊維のカーカスコードを、タイヤ周方向に対して本例では15〜45°の角度で配列した複数枚(例えば2枚)のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、カーカスコードがプライ間相互で互いに交差するクロスプライ構造をなすことにより、タイヤ剛性を高めている。なおカーカス6としては、例えばカーカスコードをタイヤ周方向に対して75〜90゜の角度で配列したラジアル構造を採用することもできる。又カーカスプライAは、その両端がビードコア5の周りで内側から外側に折り返されることにより、該ビードコア5に固定される。
前記ブレーカ7は、本例の如きクロスプライ構造の場合には、主としてカーカス6を外傷から保護する目的で使用される。係る場合には、通常、ブレーカコードをタイヤ周方向に対して例えば15〜45°の角度で配列した1〜2枚のブレーカプライによって形成されるが、必要に応じて省略することもできる。又前記ラジアル構造の場合には、前記ブレーカ7は、ブレーカコードをタイヤ周方向に対して例えば0〜30°の角度で配列した1〜2枚のブレーカプライによって形成され、トレッド部2をタガ効果を有して補強し、かつ必要なタイヤ剛性を確保する。
次に、トレッド部2には、複数個のブロックBを突設したブロックパターンが採用される。このブロックパターンは、特に規制されないが、本例では、平面に展開した図2に示すように、タイヤ赤道C上に配列する第1のブロックB1の列R1と、その外側で周方向に配列する第2のブロックB2の列R2と、そのさらに外側で周方向に配列する第3のブロックB3の列R3と、そのさらに外側で周方向に配列する第4のブロックB4の列R4と、そのさらに外側で周方向に配列する第5のブロックB5の列R5と、そのさらに外側で周方向に配列する第6のブロックB6の列R6との合計11本のブロック列から構成されている。
なお不整地走行用の場合、ブロックBのブロック高さH(図4に示す)は10〜20mmの範囲であり、またブロック外表面である踏み面Bsの総面積が、トレッド全面積に占める割合である所謂ランド比は、8〜30%の範囲に設定される。またブロック形状としては、図3に第2のブロックB2を代表して説明するように、トラクション性の観点から、タイヤ周方向に対向する向きの周方向ブロック壁Wsと、タイヤ軸方向に対向する向きの軸方向ブロック壁Wjとを有し、かつ踏み面Bsが略矩形状をなすものが使用される。
ここで、前記「タイヤ周方向に対向する向き」とは、周方向Fsに対する角度θ1が60°以上となる向きを意味し、また前記「タイヤ軸方向に対向する向き」とは、タイヤ軸方向Fjに対する角度θ2が60°以上となる向きを意味する。また、前記「略矩形状」とは、長方形や正方形である矩形の他、前記周方向ブロック壁Wsと、軸方向ブロック壁Wjとで四辺が囲まれる四角形を含む、及びこの四角形や矩形の一つのコーナを他の斜辺Kにて切り欠いた五角形を含むことができる。前記斜辺Kは、タイヤ周方向又はタイヤ軸方向の何れかに対向する向きであることが好ましいが、対向していなくてもよい。
そして本発明では、前記ブロックBは、図4、5に示すように、前記軸方向ブロック壁Wjに、周方向にのびるn条(n≧1)の小溝10を形成した小溝付きブロックBgを含んで構成される。この小溝10は、その溝中心iの前記踏み面Bsに対する角度θが30°以下であって、本例では、10〜30°の角度θで傾斜する場合を例示している。
このような小溝付きブロックBgでは、砂や泥が小溝10内で固められるため、ブロックBgがダート路面から抜けにくくなり、その反力で前後力を高めることができる。また小溝10は、その溝側縁によってエッジ効果を発揮しうるとともに、ブロック壁面での砂や泥との接触面積を増加でき、粘着摩擦力を高めうる。そしてこれらの相乗効果によって、ソフトなダート路面におけるトラクション性を高めることができる。
しかし、前記トラクションが高まるにつれ、ブロックBgへの負荷が増すため、前記小溝10の溝底からクラックなどが発生してブロック欠け等の損傷を招きやすくする。そのため、前記小溝10では、図6に示すように、その長さ方向と直角な溝断面形状が、前記溝底を円弧状部11とした略U字状に形成することが必要になる。この円弧状部11の曲率半径rは、0.5mm以上であることが好ましく、又小溝10の溝側縁は、エッジ効果をうるためにシャープなエッジであることが好ましい。なお小溝10の溝巾Wは、1.5〜8.0mmの範囲が好ましく、又小溝10の軸方向ブロック壁Wjからの溝深さhは、0.5〜5.0mmの範囲が好ましい。又小溝10では、軸方向ブロック壁Wjから最も隔たる最深点10aと、軸方向ブロック壁Wj上での巾中心点Pcとを通る直線Xの、前記軸方向ブロック壁Wjの対する半径方向外向きの角度βは、60〜120°であって、60°以下では、ブロックBgがダート路面から抜けやすく、前後力を充分高めることが難しくなる。なお前記角度βが120°を越えると、加硫形成時、金型がタイヤから抜け難くなってブロック損傷を招く恐れが生じる。
ここで小溝10が踏み面Bsとなす前記角度θが30°を越えると泥や砂への踏み固め効果が減じてトラクションを充分に高めることができなくなる。この角度θは、通常の不整地走行用のタイヤでは、本例の如く0〜10°未満の範囲に設定しうる。しかし、特にハード路面では、ブロック欠けの傾向が高まるため、このハード路面を対象としたタイヤにおいては、前記10〜30°の角度θで傾斜させ、耐クラック性能を高めることが好ましい。なお前記円弧状部11の曲率半径rが0.5mm未満では、溝底でのクラックを防止することが難しくなる。又前記溝巾Wが1.5mmより小、及び前記溝深さhが0.5mmより小では小溝サイズが過小となって、前記トラクションの向上効果を得ることができなくなり、逆に前記溝巾Wが8.0mmより大、及び前記溝深さhが5.0mmより大では、ブロックBgの強度不足を招く傾斜となる。
次に、前記小溝10では、その両端部10eが、前記軸方向ブロック壁Wjの周方向端縁Esから周方向に距離Lを隔てて途切れることが好ましい。これは、距離Lを隔てることで、前記周方向端縁Esにおけるエッジ部分の剛性が確保される結果、そのエッジ効果によって旋回時における横力を維持でき、旋回性能を高く発揮させることが可能となる。そのためには、前記距離Lを1.5〜6.0mmの範囲とするのが好ましく、1.5mm未満ではエッジ部分の剛性が不充分となって旋回性能を低下する傾向となる。逆に、6.0mmを越えると、小溝10によるトラクションの向上効果を充分させることが難しくなる。なお、特にソフト路面を対象としたタイヤにおいては、図7に例示するように、前記距離Lを0mmとし、前記小溝10の両端10eを、前記軸方向ブロック壁Wjの周方向端縁Esで開口させ、小溝10の長さを最大限に確保するのが好ましい。
又前記小溝10は、例えば1〜4条、好ましくは2〜4条で形成するのが、トラクションの観点から好ましい。しかし、前記トラクションが高まるにつれ、ブロックBgへの負荷が増しその根本部分に歪みが集中することにより、クラック等が発生しやすい。従って、このクラック等の発生を避けるため、前記小溝10は、前記踏み面Bsと、この踏み面Bsからブロック高さHの3/4倍の高さを隔てた位置との間の範囲領域Q領域に形成するのが好ましい。又同じ理由により、前記小溝10の溝深さhを、ブロック底側に配される小溝10ほど順次浅く形成するのが好ましい。又同じ理由により、前記小溝10の溝巾Wを、ブロック底側に配される小溝10ほど順次狭く形成するのも好ましい。
又ブロック強度を確保するため、例えば図8に例示するように、前記軸方向ブロック壁Wjに、隆起部12を設け、この隆起部12に前記小溝10を形成しても良い。このとき、前記隆起部12の隆起高さh2を、小溝10の溝深さhと等しく、又は溝深さhより小に形成するのが好ましい。
次に、全ブロックBを前記小溝付きブロックBgで形成することができる。しかし、図1の如く、トレッド面2Sを、タイヤ赤道Cからトレッド縁Teまでの範囲で、タイヤ赤道C側のクラウン領域Yiと、トレッド縁Te側のショルダ領域Yoと、その間のミドル領域Ynとの3領域に、等巾で仮想区分したとき、少なくとも、前記クラウン領域Yiとミドル領域Ynとに配されるブロックBを、前記小溝付きブロックBgで形成するのが好ましい。これは、駆動時、制動時の前後力は、通常、直進時、或いは旋回におけるコーナ入口、出口等車体を大きく傾けない状態において作用させるからであり、この状態で接地する前記クラウン領域Yiとミドル領域Ynとに、前記小溝付きブロックBgを採用するのが好ましい。しかし、ソフト路面では、タイヤ全体が路面に沈み込むため、特にこのソフト路面を対象としたタイヤにおいては、全ブロックBに前記小溝付きブロックBgを採用するのが好ましい。なおトレッド面2Sとは、各ブロックBの踏み面Bsを滑らかに継いだトレッド輪郭面を意味する。又ブロックBが2つの領域Yに跨って配される場合、即ち区分線線PL上にブロックBが配される場合には、この区分線PLによって2分割されるブロック片の踏み面の面積の大小を比較し、面積が大な方の領域Yに配されると定義する。従って本例では、前記第1、第2のブロックB1、B2が前記クラウン領域Yiに配されると見なされ、第、第4のブロックB3、B4が前記ミドル領域Ynに配されると見なされ、かつ第5、第6のブロックB5、B6が前記ショルダ領域Yoに配されると見なされる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、自動二輪車用タイヤ以外にも、四輪車用タイヤにも採用しうるなど種々の態様に変形して実施しうる。
図2のトレッドパターンを有しかつ図1に示す内部構造を有するタイヤサイズ110/90−19の自動二輪車用タイヤを、表1の仕様に基づき試作するとともに、後輪に装置して各試供タイヤのトラクション性、ブレーキング性、耐クラック性について実車評価した。なお各タイヤとも、表1に記載以外は実質的に同仕様である。なお実施例1では、ブロック底側に配される小溝ほど溝深さhが順次浅く形成され、又実施例2では、ブロック底側に配される小溝ほど溝巾Wが順次狭く形成されており、表中の溝深さh、溝巾Wは、最も踏み面側に配された小溝の値を示す。なお最もブロック底側の小溝の溝深さh、溝巾Wは、最も踏み面側の小溝の溝深さh、溝巾Wの約50%に減じている。又他の実施例、比較例においては、各小溝は同サイズである。
(1)トラクション性、ブレーキング性:
タイヤを、リム(WM2.15×19)、内圧(80kPa)にて250ccのオフロード二輪車の後輪に装着し、オフロードを走行したときのトラクション性、ブレーキング性をドライバーの官能評価にて、比較例1を100とする指数で表示した。指数の大きい方が良好である。なお前輪には、80/100−21サイズのタイヤで、ブロックに小溝のないものを使用した。
(2)耐クラック性:
上記ハード路面、及びハード路面とソフト路面との中間のミディアム路面を、それぞれ30km走行した後のタイヤを検査し、ブロックにおけるクランクの発生の有無を調査した。
Figure 2007182096
実施例は、トラクション性、ブレーキング性に優れのが確認できる。
本発明の不整地走行用空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。 そのトレッドパターンを示す展開図である。 ブロックを拡大して示す平面図である。 小溝を示す軸方向ブロック壁の側面図である。 小溝を示す軸方向ブロック壁の断面図である。 小溝の長さ方向と直角な向きの断面図である。 小溝の他の例を示す軸方向ブロック壁の側面図である。 小溝の他の例を示す軸方向ブロック壁の断面図である。
符号の説明
2 トレッド部
10 小溝
10e 小溝の両端
11 円弧状部
B ブロック
Bs 踏み面
Q 範囲領域
Ws 周方向ブロック壁
Wj 軸方向ブロック壁

Claims (6)

  1. トレッド部に、タイヤ周方向に対向する向きの周方向ブロック壁と、タイヤ軸方向に対向する向きの軸方向ブロック壁とを有し、かつ踏み面が略矩形状をなす複数のブロックを設けた不整地走行用空気入りタイヤであって、
    前記軸方向ブロック壁に、周方向にのびるn条(n≧1)の小溝を設けるとともに、
    該小溝は、その長さ方向と直角な溝断面形状が、溝底を円弧状部とした略U字状をなし、しかも小溝の溝中心の前記踏み面に対する角度θを30°以下としたことを特徴とする不整地走行用空気入りタイヤ。
  2. 前記小溝は、前記踏み面と、この踏み面からブロック高さの3/4倍の高さを隔てた位置との間の範囲領域に形成されることを特徴とする請求項1記載の不整地走行用空気入りタイヤ。
  3. 前記小溝の両端は、前記軸方向ブロック壁の周方向端縁で開口したことを特徴とする請求項1又2記載の不整地走行用空気入りタイヤ。
  4. 前記小溝の両端部は、前記軸方向ブロック壁の周方向端縁から周方向に距離Lを隔てて途切れるとともに、前記距離Lを1.5〜6.0mmの範囲としたことを特徴とする請求項1又は2記載の不整地走行用空気入りタイヤ。
  5. 前記小溝は、踏み面に対する前記角度θを10〜30°としたことを特徴とする請求項1〜4記載の不整地走行用空気入りタイヤ。
  6. 前記小溝は、複数条形成されるとともに、前記小溝の軸方向ブロック壁からの溝深さhは、ブロック底側の小溝ほど浅いことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の不整地走行用空気入りタイヤ。
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