JP2007177754A - エアクリーナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン側のコネクティングチューブ54及び外気導入用の吸気ダクト108を接続したエアクリーナケース103と、このエアクリーナケース103内のコネクティングチューブ54の出口に臨むように配置したエアクリーナエレメント106と、このエアクリーナエレメント106を出し入れするためにエアクリーナケース103に設けたメンテナンス用開口118を塞ぐ蓋部材107とを備えたエアクリーナ35において、エアクリーナエレメント106に、空気浄化機能を有するエレメント本体133と、このエレメント本体133を着脱自在に保持するエレメント保持部材134とを備え、エレメント保持部材134が、エレメント本体133の外周を覆い、エアクリーナケース103の底壁111と蓋部材107とで挟持される。
【選択図】図2
Description
特許文献1の図1に示されるように、エアクリーナ28の上方は、着座シート10の前方に配置されたカバーで覆われる。
本発明の目的は、エアクリーナのメンテナンス性を向上させるとともにコストを低減することにある。
また、エレメント保持部材がエレメント本体の外周を覆って保持する構造であるから、エアクリーナケース側から突出する支持部を設ける必要がない。
また、エレメント本体の点検、交換等のメンテナンスを行う場合は、エレメント本体をフレーム部材から外す、又はエレメント本体をフレーム部材に被せる。従って、メンテナンスが容易に行える。
作用として、シール部材によって、エレメント本体とエアクリーナケースとの間のシール性及びエレメント保持部材とアクリーナケースとの間のシール性が確保される。
また、エレメント保持部材でエレメント本体の外周を覆って保持するので、エアクリーナケースを単純な構造とすることができ、コストを抑えることができる。
図1は本発明に係るエアクリーナを備えた車両の側面図であり、車両10は、車体フレーム11を、左フレーム12及び右フレーム13(手前側の符号12のみ示す。)と、これらの左フレーム12及び右フレーム13を連結する複数のクロスメンバ(例えば、前部上部メンバ14、後部上部メンバ16、後部下部メンバ17)と、左フレーム12及び右フレーム13から後方に延した左右一対のシートレール21,22(手前側の符号21のみ示す。)と、左フレーム12及び右フレーム13から後方に延ばすとともにシートレール21,22に後端を連結した左右一対のサブフレーム23,24(手前側の符号23のみ示す。)とから構成し、車体フレーム11の前部に左右の前輪26,27を操舵するステアリングシャフト28を回転自在に取付け、左フレーム12及び右フレーム13間の下部にエンジン31及び変速機32からなるパワーユニット33を取付け、このパワーユニット33の上方にエアクリーナ35及び燃料タンク36を配置し、車体フレーム11の下部後部に上下スイング自在にスイングアーム37を取付け、このスイングアーム37の後端に左右の後輪41,42を取付けた不整地走行用車両である。
吸気装置46は、シリンダ部45に設けたシリンダヘッド51に接続した吸気管52と、この吸気管52の上端に一端を接続したスロットルボディ53と、このスロットルボディ53の他端に接続したコネクティングチューブ54と、このコネクティングチューブ54の先端に接続したエアクリーナ35とからなる。
排気装置47は、シリンダヘッド51に一端を接続した排気管61と、この排気管61の後端に接続したマフラ62とからなる。
エアクリーナエレメント106は、フレーム部材104に着脱自在に被せたエレメント本体133と、このエレメント本体133の周囲(径外方及び上方)を着脱自在に覆って保持するエレメント保持部材134とからなる。
エレメント本体133は、可撓性を有するとともに空気を浄化するために通気性を有するスポンジ状としたものである。
環状壁138は、外周面138aをロアーケース101の起立壁114に嵌合させた部分である。上方突出部141は、蓋部材107で位置決めされる部分である。
エレメント本体133とシール部材143とは、接着された1つの部品である。
エレメント保持部材134は、エレメント本体133の外周を覆って保持するので、エアクリーナケース103を単純な構造とすることができ、コストを抑えることができる。
(a)において、エアクリーナケース103は、前部の幅を後部の幅よりも広くしたものであり、蓋部材107は、平面視がほぼ台形状であり、前部取付部145が2ヶ所、後部取付部146が3ヶ所の合計5ヶ所でアッパケース102に取付けたものである。
エレメント本体133は平面視長円形、エレメント保持部材134はエレメント本体133よりひと回り大きな平面視長円形としたものである。
メンテナンス用開口118は、前部側がエレメント保持部材134の輪郭に沿う長円の一部をほぼ構成し、後部側が直線に近い後方に凸な曲線状とした部分である。
図4は本発明に係るエアクリーナエレメントの組付要領を示す第1作用図である。
可撓性を有するスポンジ状のエレメント本体133を、アッパケース102のメンテナンス用開口118の上方に配置し、矢印Aで示すように、下降させて潰しながらメンテナンス用開口118に押し込み、矢印B,Bで示すように、エアクリーナケース103内に予め組み込んでおいたフレーム部材104に被せる。シール部材143も予めロアケース101に組み付けておく。
エレメント保持部材134の分割片134A〜134Dを、例えば、矢印C,Dで示すように、エアクリーナケース103の後部側に分割片134B,134Dをメンテナンス用開口118を通じて挿入し、矢印E,Fで示すように、エアクリーナケース103の前部側に分割片134A,134Cをメンテナンス用開口118を通じて挿入し、それぞれの分割片134A〜134Dを合わせて所定位置に配置する。
まず、エレメント保持部材134の分割片134B,134D(分割片134Bのみ示す。)を、矢印Gで示すように、メンテナンス用開口118を通じてエアクリーナケース103内に挿入し、エレメント本体133の後部に沿わせる。
Claims (5)
- エンジン側のコネクティングチューブ及び外気導入用の吸気ダクトを接続したエアクリーナケースと、このエアクリーナケース内の前記コネクティングチューブ出口に臨むように配置したエアクリーナエレメントと、このエアクリーナエレメントを出し入れするために前記エアクリーナケースに設けたメンテナンス用開口を塞ぐ蓋部材とを備えたエアクリーナにおいて、
前記エアクリーナエレメントは、空気浄化機能を有するエレメント本体と、このエレメント本体を着脱自在に保持するエレメント保持部材とを備え、
前記エレメント保持部材は、前記エレメント本体の外周を覆い、前記エアクリーナケースの底と前記蓋部材とで挟持されることを特徴とするエアクリーナ。 - 前記エレメント保持部材は、前記蓋部材で位置決めされる被位置決め部を備えることを特徴とする請求項1記載のエアクリーナ。
- 前記エアクリーナケースの底に設けた溝に、前記エレメント本体を内側から保持するフレーム部材の端部を挿入して固定し、このフレーム部材に前記エレメント本体を着脱可能に被せたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエアクリーナ。
- 前記エレメント本体及び前記エレメント保持部材と、前記エアクリーナケースの底との間をシール部材でシールしたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載のエアクリーナ。
- 前記メンテナンス用開口の前後幅は、前記エレメント本体又は前記エレメント保持部材の前後幅よりも小さく、前記エレメント本体に可撓性を備え、前記エレメント保持部材を複数に分割することで、これらのエレメント本体及びエレメント保持部材を前記メンテナンス用開口を介して出し入れ可能としたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載のエアクリーナ。
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