JP2007174598A - コンパレータ回路およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較入力信号の変化の傾きが小さな場合であっても、発振などせず安定した波形を出力し、比較入力信号の増減の方向に係わらず一定の閾値で比較入力信号の大小判定を行なうコンパレータ回路を提供する。
【解決手段】コンパレータ回路100は、比較入力信号INおよび参照入力信号REFの電位差に応じて充放電される容量素子4と、その電圧が閾値電圧Vth以上の場合にはハイレベルを出力し、閾値電圧Vth未満の場合にはローレベルを出力するアナログバッファ部5と、アナログバッファ部5の立ち上がりおよび立ち下がりエッジを検出してアップ信号UPおよびダウン信号DOWNを出力するエッジ検出部7と、アップ信号UPに応じて容量部を充電し、ダウン信号DOWNに応じて容量部を放電するチャージポンプ部8とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明はコンパレータ回路に関し、特に、単調に増減する比較入力信号と、参照入力信号との電圧レベルの大小を判定するコンパレータ回路に関する。
アナログ回路などの特性を、温度などの外部要因に応じて補正する特性補正回路の一例として、傾きが異なり、閾値で交わる2つの一次係数を用いる一次特性補正回路が挙げられる。図16に示される特性補正回路110は、温度検出値である比較入力信号INと、予め設定された参照入力信号REFとを比較するコンパレータ回路100、コンパレータ回路100の比較結果に応じて、第1補正係数111および第2補正係数112のうち一つを選択し補正値を演算する係数選択演算部113、および、補正値に応じてアナログ回路120の特性を補正する補正部114を備えている。アナログ回路120の特性の補正に当り、それぞれの補正係数111,112は、コンパレータ回路100において、比較入力信号INの電圧レベルと、参照入力信号REFの電圧レベルとが一致する際に切り換えられることになる。
このような特性補正回路110では、周囲環境や回路自体などの温度のように緩やかに変動する事象に応じて、特性を補正する場合が多い。温度に対する補正を行う特性補正回路110のコンパレータ回路100では、比較入力信号INが閾値近傍で緩やかに変動するため、ノイズなどの微小な検知出力が増幅され、発振波形として出力される。このようにコンパレータ回路100から発振波形が出力されると、係数選択演算部113や補正部114が高速な変化に追従できず、正常に特性補正できなくなるため、アナログ回路から異常電圧が出力されるおそれが生じ問題である。
このような問題に対し、閾値近傍におけるコンパレータ回路100の発振波形の出力を抑制するために、ヒステリシス特性を有するコンパレータ回路100が用いられる場合がある。ヒステリシス特性を有するコンパレータ回路100では、外部要因の検出値が上方に変化する場合と、下方に変化する場合とで閾値が異なる。このため、ノイズなどの微小な電圧の変動を受けにくくなり、コンパレータ回路100の発振波形の出力を抑制することが可能ではある。
なお、コンパレータ回路に関連して、特許文献1および特許文献2の技術が開示されている。
特開昭60−186764 特開2001−34366
しかしながら、特性補正回路110においてヒステリシス特性を有するコンパレータ回路100を用いると、比較入力信号の増減の方向により、補正係数111,112を切り換える閾値が変動することとなる。すなわち、外部要因の検出値が上方に変化する場合および下方に変化する場合のうち少なくともいずれかの場合において、補正係数の変化が不連続になり、ひいては、アナログ回路の出力特性の歪みを招来することとなり問題である。
本発明は前記背景技術の課題に鑑みてなされたものであって、比較入力信号の変化の傾きが小さな場合であっても、発振などせず安定した波形を出力し、比較入力信号の増減の方向に係わらず一定の閾値で比較入力信号の大小判定を行なうコンパレータ回路を提供することを目的とする。
その解決手段は、入力信号を互いに比較する比較部と、前記比較部からの出力信号に応じて積分する積分部と、前記積分部からの積分値が予め設定される閾値を越えることを検出すると共に、前記積分値の変化方向を検出する閾値検出部と、前記閾値検出部における前記積分値が前記閾値を越えることの検出結果に応じて、前記変化方向と同じ向きに前記積分値を増減する積分加速部と、を備えることを特徴とするコンパレータ回路である。
また、他の解決手段は、入力信号を互いに比較するステップと、前記比較するステップの結果に応じて、積分するステップと、前記積分するステップからの積分値が予め設定される閾値を越えることを検出すると共に、前記積分値の変化方向を検出するステップと、前記閾値検出部における前記積分値が前記閾値を越えることの検出結果に応じて、前記変化方向と同じ向きに前記積分値を増減するステップと、を備えることを特徴とするコンパレータ回路の制御方法である。
本発明のコンパレータ回路およびその制御方法では、比較部の出力信号に応じて積分する積分部は、積分加速部により、積分値の増減の傾きが大きくなる方向にさらに積分値が増減される。このため、比較される入力信号が一致した後の、積分値の変化が急峻となり、発振波形が発生する前に出力が速やかに変化することとなる。また、入力信号が増加する場合および減少する場合のいずれも、出力が反転する際の閾値が同一となる。従って、発振波形の発生を防止し、しかも、入力信号の増減の方向に係わらず、出力が反転する際の閾値が同一であるコンパレータ回路となし得る。すなわち、本発明のコンパレータ回路では、比較部にヒステリシス特性を持たせなくとも、発振を防止することができる。
本発明を適用することにより、比較入力信号の変化の傾きが小さな場合であっても、発振などせず安定した波形を出力し、比較入力信号の増減の方向に係わらず一定の閾値で比較入力信号の大小判定を行なうコンパレータ回路を提供することができる。
図1は、本発明にかかるコンパレータ回路の原理を示す原理図である。
コンパレータ回路200は、比較部201と、積分部202と、閾値検出部204と、積分加速部203とを備えている。
比較部201では、第1入力信号および第2入力信号の電圧レベルが互いに比較され、差分に応じた出力信号が出力される。積分部202では、比較部201の出力信号に応じて積分され、その積分値が出力される。閾値検出部204では、この積分値が予め設定される閾値を越えることが検出され、その検出に応じて出力信号が出力される。閾値検出部204では、さらに、積分値の変化方向(増加方向もしくは減少方向)が検出され、その検出結果が積分加速部203に出力される。積分加速部203では、閾値検出部204における積分値が閾値を越えることの検出結果に応じて、積分値の変化方向と同じ向きに積分値が増減される。
これにより、閾値を越えた後の積分値が急峻となるため、発振波形が発生する前に、速やかに出力が反転することとなる。また、一方の入力信号が他方の入力信号に対して相対的に増加する場合および減少する場合のいずれも、出力が反転する際の閾値が同一となる。従って、発振波形の発生を防止し、しかも、入力信号の増減の方向に係わらず、出力が反転する際の閾値が同一であるコンパレータ回路200となし得る。すなわち、本発明のコンパレータ回路200では、比較部にヒステリシス特性を持たせなくとも、発振を防止することができる。
比較部201は、入力信号を互いに比較するものであればよく、上述した説明の例のように電圧レベルを比較するもの、あるいは、電流値や位相差を比較するものであってもよい。また、上述の説明では、比較部201について2つの入力信号(第1および第2入力信号)を比較する例を示したが、複数の入力信号(例えば、第1、第2および第3入力信号)を互いに比較するものであってもよい。
積分部202は、比較部201の出力に応じて積分できればよく、例えば、具体的には、容量素子が挙げられる。この場合には、例えば、比較部201では、積分部202に対する充放電のための電流が発生される。
積分加速部203は、閾値検出部204の検出結果に応じて、積分値の変化方向と同じ向きに積分値を増減できればよく、例えば、積分部202が容量素子で構成される場合には、チャージポンプであってもよいし、図1中破線で示すように比較部の出力電流を入力とし、その電流値を可変に制御して、蓄電される電荷の量を増減する手段であってもよい。
なお、上述した説明では、ハードウェアで積分部202、積分加速部203および閾値検出部204を構成した場合について説明したが、これらをソフトウェアで実現する場合にも本発明は適用できる。具体的には、比較部201からの出力値を出力デジタル値とし、出力デジタル値を加減算するレジスタで積分部202を構成し、閾値との比較演算および出力デジタル値の変化方向検出演算で閾値検出部204を構成し、積分値に対し閾値検出部204の出力をさらに加減算する演算で積分加速部203を構成する場合にも本発明は適用できる。
以下、本発明の実施にかかるコンパレータ回路について具体化した実施形態を図2〜図15を参照しつつ詳細に説明する。
コンパレータ回路100は、図16の補正回路110の入力に接続される。コンパレータ回路100では、反転端子には予め設定される参照入力信号REFが入力され、非反転端子には温度検知信号である比較入力信号INが入力されている。
図2は、第1実施形態にかかるコンパレータ回路100の構成を示すブロック図である。コンパレータ回路100は、比較部1と、定電流発生部2と、抵抗素子3と、容量素子4と、アナログバッファ部5と、遅延出力部6と、エッジ検出部7と、チャージポンプ部8とを備えている。
比較部1は、比較入力信号INおよび参照入力信号REFを入力とし、検出信号Xにその比較結果を出力する。定電流発生部2は、検出信号Xを入力とし、検出信号Xに応じた方向の定電流を第1中間点Aに出力する。容量素子4には、抵抗素子3を介して定電流発生部2から電荷が充放電されると共に、チャージポンプ部8からも電荷が充放電される。アナログバッファ部5は、第2中間点Bの電位に応じて、デジタル出力信号Cを遅延出力部6およびエッジ検出部7に出力する。エッジ検出部7は、デジタル出力信号Cの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジを検出し、その検出結果に応じて、アップ信号UPおよびダウン信号DOWNをチャージポンプ部8に出力する。
図3は、比較部1の具体例を示す回路図である。比較部1では、非反転端子に比較入力信号INが入力され、反転端子に参照入力信号REFが入力される。参照入力信号REFと比較入力信号INとの電位差に応じた検出信号Xが出力される。また、このほか、パワーサプライ信号PS,XPSと、バイアス信号CMが入力されている。パワーサプライ信号PS,XPSは、比較部1の出力制御を行う信号である。ここで、パワーサプライ信号XPSは、パワーサプライ信号PSの論理反転信号であり、パワーサプライ信号PSと共に変化する。パワーサプライ信号PS(XPS)が、ハイレベル(ローレベル)で比較部1の検出信号Xが有効となり、ローレベル(ハイレベル)で比較部1の検出信号Xがハイインピーダンスとなる。また、バイアス信号CMは、図示しない定電流源に接続され、バイアス電流を比較部1に供給する。
比較部1は、P型MOSトランジスタP11〜P16と、N型MOSトランジスタN11〜N14とを備えている。
このうちP型MOSトランジスタP11、N型MOSトランジスタN13は、パワーサプライ信号PS,XPSに応じて、検出信号Xを制御するためのトランジスタである。P型MOSトランジスタP12,P13は、バイアス信号CMに応じて後述のカレントミラー型差動増幅器にバイアス電流を供給するトランジスタである。また、P型MOSトランジスタP14およびN型MOSトランジスタN14は出力バッファ動作を行なうトランジスタである。
また、P型MOSトランジスタP15,P16、N型MOSトランジスタN11,N12はカレントミラー型差動増幅器を構成し、比較入力信号INおよび参照入力信号REFに応じた電位を中間点X1に発生する。すなわち、飽和領域で動作する場合、参照入力信号REFの電位<<比較入力信号INの電位の場合には、中間点X1はローレベルになり、参照入力信号REFの電位>>比較入力信号INの電位の場合には、中間点X1はハイレベルとなる。さらに、中間点X1の電位はN型MOSトランジスタN14のゲートに印加されている。従って、参照入力信号REFの電位<<比較入力信号INの電位の場合には、検出信号Xは、ハイレベルとなり、参照入力信号REFの電位>>比較入力信号INの電位の場合には、検出信号Xはローレベルとなる。
参照入力信号REFと比較入力信号INとの電位差が小さく、線形領域で動作する場合、参照入力信号REFと比較入力信号INとの電位差に応じたレベルが、検出信号Xに出力される。
図4は、定電流発生部2の具体例を示す回路図である。定電流発生部2では、比較部1からの検出信号Xに応じた方向の定電流が、第1中間点Aから出力される。定電流発生部2は、P型MOSトランジスタP21〜P25と、N型MOSトランジスタN21〜N25とを備えている。
このうち、P型MOSトランジスタP21およびN型MOSトランジスタN21,N25は、パワーサプライ信号PS,XPSに応じて、第1中間点Aを制御するためのトランジスタである。P型MOSトランジスタP22は、バイアス信号CM2に応じて後述のカレントミラー型定電流回路にバイアス電流を供給するトランジスタである。また、P型MOSトランジスタP25およびN型MOSトランジスタN23は電流の出力制御を行なうトランジスタである。
P型MOSトランジスタP22〜P24およびN型MOSトランジスタN22,N24はカレントミラー型定電流回路を構成している。P型MOSトランジスタP25が導通する場合、P型MOSトランジスタP22およびP24によりカレントミラーが構成されるため、これらを流れる電流は等しくなる。また、N型MOSトランジスタN23が導通する場合、N型MOSトランジスタN22およびN24によりカレントミラーが構成されるため、これらを流れる電流は等しくなる。また、P型MOSトランジスタP23およびN型MOSトランジスタN22は直列に接続されているため、これらを流れる電流は等しくなる。従って、検出信号Xがローレベルの場合にはP型MOSトランジスタP24,P25を介して、容量素子4への充電電流が流れ、検出信号Xがハイレベルの場合には、N型MOSトランジスタN23,N24を介して、容量素子4からの、充電電流と同じ電流値の放電電流が流れる。すなわち、定電流発生部2では、比較部1の検出信号Xに応じて、同じ電流値による充電と放電とが切り換わることとなる。
図5は、アナログバッファ部5の具体例を示す回路図である。アナログバッファ部5は、第2中間点Bのアナログ電圧を入力とし、閾値電圧を境界としたハイレベルまたはローレベルをデジタル出力信号Cに出力する。
アナログバッファ部5は、P型MOSトランジスタP51〜P53と、N型MOSトランジスタN51〜N53とを備えている。このうちP型MOSトランジスタP51,P52と、N型MOSトランジスタN51,N52とはインバータを構成している。このインバータでは、P型およびN型トランジスタが、それぞれ2段で構成されているため、1段で構成されている場合に比して、コンダクタンスが小さくなっている。これにより、第2中間点Bの電位が閾値付近の場合に流れる貫通電流の大きさを抑制することができ、ひいては低消費電力化を図ることができる。
なお、アナログバッファ部5は、図6に示すアナログバッファ部5Aにすることもできる。アナログバッファ部5Aは、P型MOSトランジスタP51およびN型MOSトランジスタN52に代わり、抵抗Rを備えている。この抵抗Rにより、アナログバッファ部5と同様に、第2中間点Bの電位が閾値付近の場合に流れる貫通電流の大きさを抑制することができ、ひいては低消費電力化を図ることができる。
図7は、遅延出力部6およびエッジ検出部7の具体例を示す回路図である。エッジ検出部7は、デジタル出力信号Cを入力とし、立ち上がりエッジを検知すると、所定幅のアップ信号UPを出力し、立下りエッジを検知すると、所定幅のダウン信号DOWNを出力する。また、遅延出力部6では、アップ信号UPおよびダウン信号DOWNの非活性化後、遅延時間td1だけ遅延されて出力信号OUTが出力される。
エッジ検出部7は、遅延素子71と、インバータ72,73,76と、NANDゲート74,75とを備えている。
NANDゲート74の一方の入力にはデジタル出力信号Cが入力され、他方の入力には遅延素子71およびインバータ72を介してデジタル出力信号Cが入力されている。デジタル出力信号Cがローレベルからハイレベルに遷移する際、当初ハイレベルであるNANDゲート74の他方の入力は、遅延素子71の遅延時間td2後にローレベルに遷移する。従って、NANDゲート74では、デジタル出力信号Cの立ち上がりのエッジから、遅延時間td2の幅を有するローレベルパルスがアップ信号UPに出力される。
NANDゲート75の一方の入力には、インバータ73を介してデジタル出力信号Cが入力され、他方の入力には遅延素子71を介してデジタル出力信号Cが入力されている。デジタル出力信号Cがハイレベルからローレベルに遷移する際、当初ハイレベルであるNANDゲート75の他方の入力は、遅延素子71の遅延時間td2後にローレベルに遷移する。従って、NANDゲート75では、デジタル出力信号Cの立下りのエッジから、遅延時間td2の幅を有するローレベルパルスが出力される。このローレベルパルスは、インバータ76を介して反転され、反転されたハイレベルパルスが、ダウン信号DOWNに出力される。
図8は、チャージポンプ部8の具体例を示す回路図である。チャージポンプ部8では、アップ信号UPがローレベルになると、電源電位VDDから第2中間点Bへ向う方向に電流が流れ、ダウン信号DOWNがハイレベルになると、第2中間点Bから接地電位GNDへ向う方向に電流が流れる。
第1実施形態のコンパレータ回路100では、アップ信号UPおよびダウン信号DOWNは遅延時間td2の幅で活性状態となるパルスであるため、遅延時間td2を調整することで精度よく電流の流出および流入の量を制御することができる。
次いで第1実施形態にかかるコンパレータ回路100の動作について、図9および図10を参照して説明する。
図9は、コンパレータ回路100の動作を示すタイミングチャートであり、図10は、YY’部分の拡大図である。
図9のうち左半分は、比較入力信号INが右上がりに上昇する場合のタイミングを示している。比較入力信号INがローレベルから徐々に上昇すると、比較部1の出力である検出信号Xも上昇を始め(図10)、さらに、定電流発生部2からの逆方向(図2中左向き)の定電流IAにより容量素子4が放電されるため、第1中間点Aおよび第2中間点Bの電位が下降し始める。
(1)において、参照入力信号REFおよび比較入力信号INの電位が略等しくなると、ノイズの影響により検出信号Xに発振波形が出力される。
(2)において、検出信号Xの発振波形に応じて、定電流IAの流れる方向が交互に変動し、さらに第1中間点Aにも発振波形が出力されることとなる。
(3)において、第2中間点Bの電位がアナログバッファ部5の閾値電圧Vthを下回ると、デジタル出力信号Cの出力がローレベルに遷移する。
(4)において、エッジ検出部7は、デジタル出力信号Cの立下りエッジを検出し、遅延時間td1のパルス幅を有するハイレベルパルスをダウン信号DOWNに出力する。
(5)において、チャージポンプ部8は、第2中間点Bに対して、電荷の放電を行なう。これにより、第2中間点Bの電位は急激に下がることとなる。充電にかかる電流は定電流発生部2により一定の定電流IAにされ、さらに、その定電流IAも抵抗素子3により制限されているため、チャージポンプ部8による放電の作用で、第2中間点Bの電位が決定されることとなる。このため、定電流IAの流れる方向が交互に変動したとしても、第2中間点Bの電位はアナログバッファ部5の閾値電圧Vthを上回ることはない。これにより、デジタル出力信号Cには発振波形が伝播しないこととなる。
(6)において、デジタル出力信号Cの立下りエッジから遅延時間td2だけ遅延して出力信号OUTにハイレベルが出力される。
また、図9中、右半分は、比較入力信号INが右下がりに下降する場合のタイミングを示している。比較入力信号INがハイレベルから徐々に下降すると、第1中間点Aおよび第2中間点Bの電位が上昇し始める。
(7)において、参照入力信号REFおよび比較入力信号INの電位が略等しくなると、ノイズの影響により検出信号Xに発振波形が出力される。
(8)において、検出信号Xの発振波形に応じて、定電流IAの流れる方向が交互に変動し、さらに第1中間点Aにも発振波形が出力されることとなる。
(9)において、第2中間点Bの電位がアナログバッファ部5の閾値電圧Vthを上回ると、デジタル出力信号Cの出力がハイレベルに遷移する。
(10)において、エッジ検出部7は、デジタル出力信号Cの立ち上がりエッジを検出し、遅延時間td1のパルス幅を有するローレベルパルスをアップ信号UPに出力する。
(11)において、チャージポンプ部8は、第2中間点Bに対して、電荷の充電を行なう。これにより、第2中間点Bの電位は急激に上がることとなる。充電にかかる電流は定電流発生部2により一定の定電流IAにされ、さらにそのIAも抵抗素子3により制限されているため、チャージポンプ部8による充電の作用で、第2中間点Bの電位が決定されることとなる。このため、定電流IAの流れる方向が交互に変動したとしても、第2中間点Bの電位はアナログバッファ部5の閾値電圧Vthを下回ることはない。これにより、デジタル出力信号Cには発振波形が伝播しないこととなる。
(12)において、デジタル出力信号Cの立下りエッジから遅延時間td2だけ遅延して出力信号OUTにハイレベルが出力される。
第1実施形態にかかるコンパレータ回路100では、比較入力信号INのように変化の傾きが小さな場合であっても、発振などせず安定した波形を出力することができる。
また、コンパレータ回路100では、定電流発生部2および抵抗素子3により、容量素子4を充放電する電流値が制限されている。これにより、チャージポンプ部8からの充放電をより確実に行なうことができ、出力信号OUTの発振をより確実に防止することができる。
第1実施形態にかかるコンパレータ回路100では、チャージポンプ部8が容量素子4に対する充放電の完了後に、出力信号OUTが出力されるため、出力信号OUTに対するアナログ回路から出力されるノイズの影響をより小さくすることができる。
次いで、第2実施形態にかかるコンパレータ回路100Aについて説明する。図11は、コンパレータ回路100Aの構成を示すブロック図である。コンパレータ回路100Aは、第1実施形態にかかるコンパレータ回路100に対して、定電流発生部2に代えてスイッチ部9を、遅延出力部6に代えて遅延出力部6Aを備える点のみが異なっている。従って、以下の説明では、相違する部分を主に説明し、同様の部分についてはその説明を省略あるいは簡略化する。
スイッチ部9は、図11に示すように、比較部1から抵抗素子3の間に挿入され、アップ信号UPおよびダウン信号DOWNに応じて、比較部1から容量素子4に至る経路の電流の導通制御を行う。
図12は、スイッチ部9の具体例を示す回路図である。スイッチ部9は、インバータ91,93と、NORゲート92と、アナログスイッチ94とを備えている。
NORゲート92において、一方の入力にはインバータ91を介してアップ信号UPが入力され、他方の入力にはダウン信号DOWNが入力されている。
アナログスイッチ94は入力端子および反転入力端子がそれぞれハイレベルおよびローレベルの場合に導通となり、ローレベルおよびハイレベルの場合に非導通となる。アナログスイッチ94において、入力端子にはNORゲート92の出力信号が入力され、反転入力端子には、インバータ93を介してNORゲート92の出力信号が入力されている。
以上の接続により、アップ信号UPがローレベルまたはダウン信号DOWNがハイレベルの場合には、アナログスイッチ94は非導通に制御され、アップ信号UPおよびダウン信号DOWN信号におけるその他の組み合わせの場合には、アナログスイッチ94は導通に制御される。
チャージポンプ部8から容量素子4に対し、充電がなされる場合にはアップ信号UPがローレベルに遷移し、放電がなされる場合にはDONWがハイレベルに遷移する。従って、チャージポンプ部8から容量素子4に対し、充電および放電がなされる場合には、アナログスイッチ94は非導通に制御されることとなる。これにより、比較部1からの駆動電流を遮断することができるため、チャージポンプ部8は、容量素子4に対する充放電をより確実に行うことができ、出力信号OUTの発振をより確実に防止することができる。
次いで、遅延出力部6Aについて説明する。図11に示すように遅延出力部6Aには、デジタル出力信号Cのほか、アップ信号UPおよびダウン信号DOWNが入力される。
図13は、遅延出力部6の別例である遅延出力部6Aを示す回路図である。遅延出力部6Aは、インバータ61A,64Aと、NORゲート62Aと、フリップフロップ63Aとを備えている。
NORゲート62Aにおいて、一方の入力にはインバータ61Aを介してアップ信号UPが入力され、他方の入力にはダウン信号DOWNが入力されている。さらに、NORゲート62Aの出力は、フリップフロップ63Aのクロック端子(図13中“>”記号の端子)に入力されている。また、フリップフロップ63AのQ端子は、インバータ64Aを介して出力信号OUTに入力されている。
以上の接続により、アップ信号UPがローレベルからハイレベルに遷移する際、または、ダウン信号DOWNがハイレベルからローレベルに遷移する際には、クロック端子に立ち上がりエッジが入力され、D端子に接続されたデジタル出力信号Cが保持されてQ端子に出力され、さらに、その反転論理が出力信号OUTに出力される。すなわち、デジタル出力信号Cは、アップ信号UPまたはダウン信号DOWNが活性状態から非活性状態に遷移した後に、出力されることとなる。このため、出力信号OUTに対するアナログ回路から出力されるノイズの影響をより小さくすることができる。
次いで、第3実施形態にかかるコンパレータ回路100Bについて説明する。図14は、コンパレータ回路100Bの構成を示すブロック図である。コンパレータ回路100Bは、第1実施形態にかかるコンパレータ回路100に対して、コンパレータ回路100における抵抗素子3およびチャージポンプ部8を削除し、定電流発生部2に代わり比較出力信号増加部2Aを備える点が異なっている。従って、以下の説明では、相違する部分を主に説明し、同様の部分についてはその説明を省略あるいは簡略化する。
比較出力信号増加部2Aでは、エッジ検出部7からのアップ信号UPおよびダウン信号DOWNに応じて、充放電電流IBが変動される。具体的には、アップ信号UPがローレベルに遷移する場合には、充放電電流IBは正方向(図14中右方向)に増加され、ダウン信号DOWNがハイレベルに遷移する場合には、充放電電流IBは負方向(図14中左方向)に増加される。
図15は、比較出力信号増加部2Aの具体例を示す回路図である。比較出力信号増加部2Aは、コンパレータ回路100における定電流発生部2に対し、電源電位VDDおよび接地電位GNDの間に接続されるP型MOSトランジスタP26〜P28およびN型MOSトランジスタN26〜N28を追加した回路である。
P型MOSトランジスタP28およびN型MOSトランジスタN26は、検出信号Xに応じて導通制御されるインバータとして機能する。また、P型MOSトランジスタP26およびN型MOSトランジスタN28には、P型MOSトランジスタP24およびN型MOSトランジスタN22と同じゲートバイアスが印加されている。従って、検出信号Xがハイレベルのとき、アップ信号UPがローレベルに遷移すると、容量素子4は2倍の電流値で充電されることになる。一方、検出信号Xがローレベルのとき、ダウン信号DOWNがハイレベルに遷移すると、容量素子4は2倍の電流値で放電されることになる。
第3実施形態にかかるコンパレータ回路100Bでは、コンパレータ回路100におけるチャージポンプ部8と同様に、エッジ検出部7からの検出結果に応じて、アナログバッファ部5からの出力の変化方向と同方向に変化速度が加速されることになる。これにより、入力信号が一致した後の、積分値の変化が急峻となり、発振波形が発生する前に出力が速やかに変化することとなる。また、入力信号が増加する場合および減少する場合のいずれも、出力が反転する際の閾値が同一となる。従って、発振波形の発生を防止し、しかも、入力信号の増減の方向に係わらず、出力が反転する際の閾値が同一であるコンパレータ回路となし得る。すなわち、本発明のコンパレータ回路100Bでは、比較部にヒステリシス特性を持たせなくとも、発振を防止することができる。
また、コンパレータ回路100では、温度条件やプロセスのばらつきなどで定電流発生部2およびチャージポンプ部8の駆動能力のバランスが崩れ、例えば、定電流発生部2>チャージポンプ部8となる場合には、容量素子4の電圧変化を十分加速できないおそれが生じるおそれがあった。第3実施形態にかかるコンパレータ回路100Bでは、アップ信号UPもしくはダウン信号DOWNの活性化により、検出信号Xに基づく充放電電流値と同一の電流値が増加されることになる。従って、温度条件やプロセスのばらつきによらず、安定して容量素子4の電圧変化を加速することができる。これにより、より安定して発振を防止することのできるコンパレータ回路となし得る。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、第1および第2実施形態では、電流制限部(定電流発生部および抵抗素子、ならびに、スイッチ部および抵抗素子)を含んだ形態を例示したが、比較部を電流出力タイプにすることで、この電流制限部を省いた形態にすることができ、このような形態にも、本発明を適用することができる。また、比較部を電圧出力タイプとし、電流制限部が抵抗素子のみを含む形態とする場合にも、本発明を適用することができる。
また、各実施形態では、定電流発生部における出力の論理を反転し、遅延出力部において、再度論理を反転しているが、いずれの論理も反転しないで構成する場合にも本発明を適用することができる。
また、各実施形態では、容量素子の一端を接地電位側に接続しているが、電源電位側に接続した構成であってもよい。
また、第3実施形態では、カレントミラーの電流比を1対1とし、2倍の電流値で充放電を行なっているが、電流比は任意の値でよい。
なお、容量素子は容量部の一例、電源電位は第1電位の一例、接地電位は第2電位の一例、アップ信号UPは第1エッジ信号の一例、ダウン信号DOWNは第2エッジ信号の一例、定電流発生部および抵抗素子は電流制限部の一例、スイッチ部および抵抗素子は電流制限部の一例を示している。
また、P型MOSトランジスタP25およびN型MOSトランジスタN23は出力インバータ部の一例、P型MOSトランジスタP24は、第1PMOSトランジスタの一例、N型MOSトランジスタN24は第2NMOSトランジスタの一例、P型MOSトランジスタP22はバイアス発生部の一例、P型MOSトランジスタP23は、第3PMOSトランジスタの一例、N型MOSトランジスタN22は第4NMOSトランジスタの一例である。
ここで、本発明の技術思想により、背景技術における課題を解決するための手段を以下に列記する。
(付記1) 入力信号を互いに比較する比較部と、前記比較部からの出力信号に応じて積分する積分部と、前記積分部からの積分値が予め設定される閾値を越えることを検出すると共に、前記積分値の変化方向を検出する閾値検出部と、前記閾値検出部における前記積分値が前記閾値を越えることの検出結果に応じて、前記変化方向と同じ向きに前記積分値を増減する積分加速部と、を備えることを特徴とするコンパレータ回路。
(付記2) 付記1のコンパレータ回路であって、前記積分部は、前記比較部の出力信号に応じて充放電される容量部を含み、前記積分加速部は、前記閾値検出部の出力に応じて、前記容量部に対する充放電を行なうチャージポンプ部を含む、ことを特徴とするコンパレータ回路。
(付記3) 付記2のコンパレータ回路であって、前記閾値検出部は、前記容量部の電圧が閾値電圧以上の場合には第1電位を出力し、前記閾値電圧未満の場合には第2電位を出力するアナログバッファ部と、前記アナログバッファ部の出力が前記第2電位から前記第1電位に変化する場合には第1エッジ信号を出力し、前記第1電位から前記第2電位に変化する場合には第2エッジ信号を出力するエッジ検出部と、を含み、前記チャージポンプ部は、前記第1エッジ信号に応じて前記容量部への充電を行ない、前記第2エッジ信号に応じて前記容量部からの放電を行なうことを特徴とするコンパレータ回路。
(付記4) 付記1のコンパレータ回路であって、前記積分部は、前記比較部の出力信号に応じて充放電される容量部を含み、前記積分加速部は、前記閾値検出部の出力に応じて、前記比較部の出力信号の信号強度を増加する比較出力信号増加部を含む、ことを特徴とするコンパレータ回路。
(付記5) 付記4のコンパレータ回路であって、前記閾値検出部は、前記容量部の電圧が閾値電圧以上の場合には第1電位を出力し、前記閾値電圧未満の場合には第2電位を出力するアナログバッファ部と、前記アナログバッファ部の出力が前記第2電位から前記第1電位に変化する場合には第1エッジ信号を出力し、前記第1電位から前記第2電位に変化する場合には第2エッジ信号を出力するエッジ検出部と、を含み、前記比較出力信号増加部は、前記比較部からの出力信号に応じて、前記容量部を充放電する電流である第1充電電流または第1放電電流を発生する第1電流発生部と、前記第1電流発生部の出力に接続され、前記第1エッジ信号に応じて、前記第1充電電流に基づく電流の大きさの充電電流を発生する第2電流発生部と、前記第1電流発生部の出力に接続され、前記第2エッジ信号に応じて、前記第1放電電流に基づく電流の大きさの放電電流を発生する第3電流発生部と、を含むことを特徴とするコンパレータ回路。
(付記6) 付記2または付記4のコンパレータ回路であって、前記比較部と前記容量部との間に設けられ、前記容量部に対する充放電電流を制限する電流制限部をさらに備えることを特徴とするコンパレータ回路。
(付記7) 付記6のコンパレータ回路であって、前記電流制限部は、前記比較部の出力信号に応じて、充電と放電とが切り換わる定電流発生部を含むことを特徴とするコンパレータ回路。
(付記8) 付記7のコンパレータ回路であって、前記定電流発生部は、前記比較部の出力信号を入力とする出力インバータ部と、電源電位および前記出力インバータ部の電源電位入力の間に設けられる第1PMOSトランジスタと、接地電位および前記出力インバータ部の接地電位入力の間に設けられる第2NMOSトランジスタと、前記第1PMOSトランジスタのゲートに所定バイアス電圧を出力するバイアス発生部と、前記電源電位および前記接地電位の間に直列に設けられる第3PMOSトランジスタおよび第4NMOSトランジスタと、を備え、前記第3PMOSトランジスタのゲートには、前記所定バイアス電圧が印加され、前記第2NMOSトランジスタおよび前記第4NMOSトランジスタのゲートには、前記第3PMOSトランジスタおよび前記第4NMOSトランジスタの接続点の電位が印加されることを特徴とするコンパレータ回路。
(付記9) 付記6のコンパレータ回路であって、前記電流制限部は、前記比較部と前記容量部との間に設けられる抵抗素子を含むことを特徴とするコンパレータ回路。
(付記10) 付記6のコンパレータ回路であって、前記電流制限部は、前記比較部と前記容量部との間に設けられ、前記チャージポンプ部が前記容量部を充電もしくは放電する際に、非導通に制御されるスイッチ部を含むことを特徴とするコンパレータ回路。
(付記11) 付記1のコンパレータ回路であって、前記閾値検出部は、入力が前記積分部に接続されるインバータを含み、前記インバータは、前記インバータを介して電源電位から接地電位に至る経路に設けられ、貫通電流を制限する貫通電流制限部を有することを特徴とするコンパレータ回路。
(付記12) 付記11のコンパレータ回路であって、前記貫通電流制限部は、ゲートが前記インバータの入力に接続されるP型MOSトランジスタおよび/またはN型MOSトランジスタを含むことを特徴とするコンパレータ回路。
(付記13) 付記11のコンパレータ回路であって、前記貫通電流制限部は、抵抗素子を含むことを特徴とするコンパレータ回路。
(付記14) 付記1のコンパレータ回路であって、少なくとも閾値検出部における出力の活性期間だけ、自身の出力を遅延させる遅延出力部をさらに備えることを特徴とするコンパレータ回路。
(付記15) 付記14のコンパレータ回路であって、前記遅延出力部は、前記第1または第2エッジ信号が非活性状態に遷移する際に前記アナログバッファ部の出力を更新するフリップフロップを含むことを特徴とするコンパレータ回路。
(付記16) 付記1のコンパレータ回路であって、前記閾値検出部の出力は、活性期間が所定幅のパルス信号であることを特徴とするコンパレータ回路。
(付記17) 入力信号を互いに比較するステップと、前記比較するステップの結果に応じて、積分するステップと、前記積分するステップからの積分値が予め設定される閾値を越えることを検出すると共に、前記積分値の変化方向を検出するステップと、前記閾値検出部における前記積分値が前記閾値を越えることの検出結果に応じて、前記変化方向と同じ向きに前記積分値を増減するステップと、を備えることを特徴とするコンパレータ回路の制御方法。
(付記18) 付記17のコンパレータ回路の制御方法であって、前記積分するステップは、前記比較するステップの結果に応じて容量を充放電するステップであり、前記積分積分値を増減するステップは、前記積分値が前記閾値を越えることの検出に応じて、前記容量部に対し充放電を行なうステップであることを特徴とするコンパレータ回路の制御方法。
(付記19) 付記17のコンパレータ回路の制御方法であって、前記積分するステップは、前記比較するステップの結果に応じて容量を充放電するステップであり、前記積分値を増減するステップは、前記積分値が前記閾値を越えることの検出に応じて、前記比較するステップからの信号強度を増加することを特徴とするコンパレータ回路の制御方法。
本発明にかかるコンパレータ回路の原理図である。 第1実施形態にかかるコンパレータ回路の構成を示すブロック図である。 比較部の具体例を示す回路図である。 定電流発生部の具体例を示す回路図である。 アナログバッファ部の具体例を示す回路図である。 アナログバッファ部の別例を示す回路図である。 遅延出力部およびエッジ検出部の具体例を示す回路図である。 チャージポンプ部の具体例を示す回路図である。 実施形態にかかるコンパレータ回路の動作を示すタイミングチャートである。 図9のタイミングチャートにおけるYY’拡大図である。 第2実施形態にかかるコンパレータ回路の構成を示すブロック図である。 スイッチ部の具体例を示す回路図である。 遅延出力部の別例を示す回路図である。 第3実施形態にかかるコンパレータ回路の構成を示すブロック図である。 比較出力信号増加部の具体例を示す回路図である。 アナログ回路の補正を行う回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 比較部
2 定電流発生部
3 抵抗素子
4 容量素子
5、5A アナログバッファ部
6 遅延出力部
7 エッジ検出部
8 チャージポンプ部
100 コンパレータ回路

Claims (10)

  1. 入力信号を互いに比較する比較部と、
    前記比較部からの出力信号に応じて積分する積分部と、
    前記積分部からの積分値が予め設定される閾値を越えることを検出すると共に、前記積分値の変化方向を検出する閾値検出部と、
    前記閾値検出部における前記積分値が前記閾値を越えることの検出結果に応じて、前記変化方向と同じ向きに前記積分値を増減する積分加速部と、
    を備えることを特徴とするコンパレータ回路。
  2. 請求項1のコンパレータ回路であって、
    前記積分部は、前記比較部の出力信号に応じて充放電される容量部を含み、
    前記積分加速部は、前記閾値検出部の出力に応じて、前記容量部に対する充放電を行なうチャージポンプ部を含む、
    ことを特徴とするコンパレータ回路。
  3. 請求項1のコンパレータ回路であって、
    前記積分部は、前記比較部の出力信号に応じて充放電される容量部を含み、
    前記積分加速部は、前記閾値検出部の出力に応じて、前記比較部の出力信号の信号強度を増加する比較出力信号増加部を含む、
    ことを特徴とするコンパレータ回路。
  4. 請求項2または請求項3のコンパレータ回路であって、
    前記比較部と前記容量部との間に設けられ、前記容量部に対する充放電電流を制限する電流制限部
    をさらに備えることを特徴とするコンパレータ回路。
  5. 請求項4のコンパレータ回路であって、
    前記電流制限部は、前記比較部の出力信号に応じて、充電と放電とが切り換わる定電流発生部を含むことを特徴とするコンパレータ回路。
  6. 請求項4のコンパレータ回路であって、
    前記電流制限部は、前記比較部と前記容量部との間に設けられる抵抗素子を含むことを特徴とするコンパレータ回路。
  7. 請求項1のコンパレータ回路であって、
    前記閾値検出部は、入力が前記積分部に接続されるインバータを含み、
    前記インバータは、
    前記インバータを介して電源電位から接地電位に至る経路に設けられ、貫通電流を制限する貫通電流制限部を有する
    ことを特徴とするコンパレータ回路。
  8. 請求項1のコンパレータ回路であって、
    少なくとも閾値検出部における出力の活性期間だけ、自身の出力を遅延させる遅延出力部をさらに備えることを特徴とするコンパレータ回路。
  9. 請求項1のコンパレータ回路であって、前記閾値検出部の出力は、活性期間が所定幅のパルス信号であることを特徴とするコンパレータ回路。
  10. 入力信号を互いに比較するステップと、
    前記比較するステップの結果に応じて、積分するステップと、
    前記積分するステップからの積分値が予め設定される閾値を越えることを検出すると共に、前記積分値の変化方向を検出するステップと、
    前記閾値検出部における前記積分値が前記閾値を越えることの検出結果に応じて、前記変化方向と同じ向きに前記積分値を増減するステップと、
    を備えることを特徴とするコンパレータ回路の制御方法。
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