JP2007171729A - カメラ装置 - Google Patents

カメラ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007171729A
JP2007171729A JP2005371478A JP2005371478A JP2007171729A JP 2007171729 A JP2007171729 A JP 2007171729A JP 2005371478 A JP2005371478 A JP 2005371478A JP 2005371478 A JP2005371478 A JP 2005371478A JP 2007171729 A JP2007171729 A JP 2007171729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
convex portion
hole
mode
ring
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005371478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4707554B2 (ja
Inventor
Katsushige Kori
勝重 郡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2005371478A priority Critical patent/JP4707554B2/ja
Publication of JP2007171729A publication Critical patent/JP2007171729A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4707554B2 publication Critical patent/JP4707554B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【構成】飾りリングの凸部16fは、撮影モードが通常モードのとき板バネの凸部18bの前方(左側)に配置される一方、撮影モードがマクロモードのとき板バネの凸部18bの後方(右側)に配置される。凸部16fの斜面SL3は、撮影モードがマクロモードから通常モードに遷移するときに凸部18bに接触する面である。凸部16fの斜面SL4は、撮影モードが通常モードからマクロモードに遷移するときに凸部18bに接触する面である。撮像装置の構造上、通常モードからマクロモードへの遷移には、マクロモードから通常モードへの遷移には、より大きい外力が必要となる。この外力の相違を抑制するべく、斜面SL3の角度が、斜面SL4の角度よりも大きくされる。
【効果】モード切換時のクリック間の相違を抑制できる。
【選択図】図8

Description

この発明は、カメラ装置に関し、特にたとえば携帯通信端末に適用され、貫通孔が形成されたケースの裏側に配置される撮像装置と、ケースの表側に配置される焦点切換機構とを有する、カメラ装置に関する。
従来のこの種の装置の一例が、特許文献1に開示されている。この従来技術によれば、レンズが取り付けられたマクロ繰出し環の外周にネジ山が形成される一方、ホルダの内周にネジ溝が形成される。マクロ繰出し環は、ネジ山とネジ溝との螺合によってホルダに装着される。
キャビネットのリング収納部には、操作リングが収納される。マクロ繰出し環は、レンズ回転レバーを介して、この操作リングと連結される。操作リングには外方に突出する爪が設けられ、リング収納部の内壁には突起が形成される。
したがって、操作リングつまりマクロ繰出し環を回転させると、レンズが上下するとともに、爪が突起に接触する。これによって、撮影モードが通常撮影モードと接写撮像モードとの間で切り換えられ、モード切り換え時にクリック感が生じる。
特開2004−163830号公報[G02B 7/105, 7/08, G03B 3/02, 13/32, 17/02]
しかし、マクロ繰出し環を回転させるために必要な外力が回転方向によって異なる場合、従来技術では、モード切り換え時に生じるクリック感が相違する。このようなクリック感の相違は、操作者に違和感を覚えさせる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、モード切り換え時に生じるクリック感の相違を抑制することができる、カメラ装置を提供することである。
請求項1の発明に従うカメラ装置(10)は、第1貫通孔(H6)および第2貫通孔(H7)を有するケース(12)、光軸が第1貫通孔(H6)の中心と一致するようにケース(12)の裏側に配置される撮像装置(20)、およびケース(12)の表側に配置される焦点切換機構(22)を備え、撮像装置(20)は、被写界の光学像を受ける受光ユニット(30)、受光ユニット(30)の上に設けられるレンズユニット(26)、第1レバー(28d)が第1部分に形成された側面と第3貫通孔(H3)とを有し、第3貫通孔(H3)の中心が第1貫通孔(H6)の中心と一致した状態で摺動できるように受光ユニット(30)とレンズユニット(26)との間に挿入される第1リング(28)、および弾性の外力を上方からレンズユニット(26)に加える第1弾性機構(24, 32)を含み、焦点切換機構(22)は、舌片(16e)が第2部分に形成されかつ第2貫通孔(H7)を通して第1レバー(28d)と係合される第2レバー(16g)が第3部分に形成された側面と第4貫通孔(H4)とを有し、第4貫通孔(H4)の中心が第1貫通孔(H6)の中心と一致した状態で摺動できるようにケース(12)に設けられる第2リング(16)、およびケース(12)と舌片(16e)との間に設けられる第2弾性機構(12b, 12c, 18)を含み、第1リング(28)は第1凸部(28b)が形成された上面を有し、レンズユニット(26)は第2凸部(26d)が形成された下面を有し、舌片(16e)は第3凸部(16f)が形成された下面を有し、第2弾性機構(12b, 12c, 18)は上方に突出する第4凸部(18b)が形成された最上部を有し、第1凸部(28b)は、第2レバー(16g)が第1モード位置にあるとき第2凸部(26d)との非対向位置に配置される一方、第2レバー(16g)が第2モード位置にあるとき第2凸部(26d)との対向位置に配置され、第3凸部(16f)は、第2レバー(16g)が第1モード位置にあるとき第4凸部(18b)の前方に配置される一方、第2レバー(16g)が第2モード位置にあるとき第4凸部(18b)の後方に配置され、第3凸部(16f)および第4凸部(18b)の一方は、第1凸部(28b)が対向位置から非対向位置に遷移するときに第3凸部(16f)および第4凸部(18b)の他方に接触する第1面(SL3)と、第1凸部(28b)が非対向位置から対向位置に遷移するときに第3凸部(16f)および第4凸部(18b)の他方に接触する第2面(SL4)とを有し、第1面(SL3)の角度は第2面(SL4)の角度よりも大きい。
ケース(12)は、第1貫通孔(H6)および第2貫通孔(H7)を有する。撮像装置(20)は、光軸が第1貫通孔(H6)の中心と一致するように、ケース(12)の裏側に配置される。焦点切換機構(22)は、ケース(12)の表側に配置される。
撮像装置(20)を形成する受光ユニット(30)は、被写界の光学像を受ける。受光ユニット(30)の上には、レンズユニット(26)が設けられる。第1リング(28)は、第1レバー(28d)が第1部分に形成された側面と、第3貫通孔(H3)とを有する。かかる第1リング(28)は、第3貫通孔(H3)の中心が第1貫通孔(H6)の中心と一致した状態で摺動できるように、受光ユニット(30)とレンズユニット(26)との間に挿入される。第1弾性機構(24, 32)は、弾性の外力を上方からレンズユニット(26)に加える。
焦点切換機構(22)を形成する第2リング(16)は、舌片(16e)が第2部分に形成されかつ第2貫通孔(H7)を通して第1レバー(28d)と係合される第2レバー(16g)が第3部分に形成された側面と、第4貫通孔(H4)とを有する。かかる第2リング(16)は、第4貫通孔(H4)の中心が第1貫通孔(H6)の中心と一致した状態で摺動できるように、ケース(12)に設けられる。第2弾性機構(12b, 12c, 18)は、ケース(12)と舌片(16e)との間に設けられる。
ここで、第1リング(28)は第1凸部(28b)が形成された上面を有し、レンズユニット(26)は第2凸部(26d)が形成された下面を有し、舌片(16e)は第3凸部(16f)が形成された下面を有し、第2弾性機構(12b, 12c, 18)は上方に突出する第4凸部(18b)が形成された最上部を有する。
第1凸部(28b)は、第2レバー(16g)が第1モード位置にあるとき第2凸部(26d)との非対向位置に配置される一方、第2レバー(16g)が第2モード位置にあるとき第2凸部(26d)との対向位置に配置される。第3凸部(16f)は、第2レバー(16g)が第1モード位置にあるとき第4凸部(18b)の前方に配置される一方、第2レバー(16g)が第2モード位置にあるとき第4凸部(18b)の後方に配置される。
第3凸部(16f)および第4凸部(18b)の一方は、第1面(SL3)および第2面(SL4)を有する。第1面(SL3)は、第1凸部(28b)が対向位置から非対向位置に遷移するときに第3凸部(16f)および第4凸部(18b)の他方に接触する面である。第2面(SL4)は、第1凸部(28b)が非対向位置から対向位置に遷移するときに第3凸部(16f)および第4凸部(18b)の他方に接触する面である。第1面(SL3)の角度は、第2面(SL4)の角度よりも大きい。
第2レバー(16g)が第1モード位置にあるとき、つまり第1凸部(28b)が第2凸部(26d)との非対向位置に配置されるときは、第1弾性機構(24, 32)の復元力によってレンズユニット(26)が下方向に押圧される。これによって、第1モードが設定される。第2レバー(16g)が第2モード位置にあるとき、つまり第1凸部(28b)が第2凸部(26d)との対向位置に配置されるときは、第1弾性機構(24, 32)の復元力に抗してレンズユニット(26)が持ち上げられる。これによって、第2モードが設定される。
第2レバー(16g)を第1モード位置から第2モード位置に遷移させるときは、第1弾性機構(32)および第2弾性機構(12b, 12c, 18)の復元力が、遷移操作の妨げとなる。これに対して、第2レバー(16g)を第2モード位置から第1モード位置に遷移させるときは、第2弾性機構(12b, 12c, 18)の復元力が遷移操作の妨げとなる一方、第1弾性体(24, 32)の復元力が遷移操作の助けとなる。
ただし、第2レバー(16g)を第2モード位置から第1モード位置に遷移させるときに注目される第1面(SL3)の角度は、第2レバー(16g)を第1モード位置から第2モード位置に遷移させるときに注目される第2面(SL4)の角度よりも大きい。
したがって、第1モード位置から第2モード位置への遷移操作のときに生じるクリック感と、第2モード位置から第1モード位置への遷移操作のときに生じるクリック感との相違が抑制される。
請求項2の発明に従うカメラ装置(10)は、請求項1に従属し、第1弾性機構(24, 32)は、受光ユニット(30)によって支持され、レンズユニット(26)の周辺部分を上方から覆う第1ホルダ(24)、およびレンズユニット(26)の周辺部分と第1ホルダ(24)との間に挿入される第1弾性体(32)を含む。
請求項3の発明に従うカメラ装置(10)は、請求項1または2に従属し、第2弾性機構(12b,12c, 18)は、第4凸部(18b)が形成された上面を有する板バネ(18)、および板バネ(18)を支持するリブ(12b, 12c)を含む。
請求項4の発明に従うカメラ装置(10)は、請求項1ないし3のいずれかに従属し、焦点切換機構(22)は、ケース(12)によって支持され、第2リング(16)の周辺部分を上方から覆う第2ホルダ (14)をさらに含む。
この発明によれば、第2レバーを第2モード位置から第1モード位置に遷移させるときに注目される第1面の角度は、第2レバーを第1モード位置から第2モード位置に遷移させるときに注目される第2面の角度よりも大きい。したがって、第1モード位置から第2モード位置への遷移操作のときに生じるクリック感と、第2モード位置から第1モード位置への遷移操作のときに生じるクリック感との相違が抑制される。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この実施例の携帯通信端末10を形成する上側筐体の分解状態を、図1に示す。上側筐体は、ケース12,撮像装置20および焦点切換機構22を備える。撮像装置20はケース12の裏側に設けられ、焦点切換機構22はケース12の表側に設けられる。焦点切換機構22は、飾りリングホルダ14,飾りリング16および板バネ18によって構成される。また、撮像装置20は、図2に示すように、レンズホルダ24,レンズユニット26,モード切換リング28,受光ユニット30およびコイルバネ32によって構成される。
図2を参照して、レンズホルダ24は、真円状の貫通孔H1が形成されたホルダリング24aを有する。ホルダリング24aの外周面には、下方向に突出する4つの脚24b,24b,…が、互いに同じ距離を隔てて一体成形される。また、ホルダリング24の下面は、平坦に形成される。
受光ユニット26は、上下方向に延びる真円状の貫通孔H2が形成された円筒部26aを有する。レンズ26bは貫通孔H2の内部に取り付けられ、円筒部26aの下端にはフランジ26cが一体成形される。円筒部26aの外径はホルダリング24aの内径と一致し、フランジ26cの外径はホルダリング24aの外径と一致する。フランジ26cの下面には、3つの凸部26d,26d,…が、互いに同じ距離を隔てて形成される。
モード切換リング28は、真円状の貫通孔H3が形成された板状のリング本体28aを有する。リング本体28aの外径はフランジ26cの外径と一致する。リング本体28aの上面には、互いに同じ距離を隔てて3つの凸部28b,28b,…が形成される。リング本体28aの外側面の或る部分には、リング本体28dの厚みと同じ厚みを有し、かつリング本体28dの上面および下面と平行に突出する舌片28cが、一体成形される。舌片28cの上面には、円筒状のモード切換レバー28dが設けられる。
受光ユニット30は、矩形状の基板30aを有する。基盤30aの上面中央には円筒部30bが形成され、この円筒部30bの中央には受光素子30dが設けられる。円筒部30dの周囲には、4つの凹部30c,30c…が互いに同じ距離を隔てて形成される。凹部30c,30c,…の各々の形状は上述の脚24b,24b,…の各々の形状と対応し、凹部30c,30c,…を結んで描かれる円は脚24b,24b,…を結んで描かれる円と一致する。円筒部30bの径はリング本体28aの内径と一致し、円筒部30bの高さはリング本体28aの厚みと一致する。
モード切換リング28は、リング本体28aが円筒部30bに嵌合した状態で、受光ユニット30の上に配置される。レンズユニット26は、凸部26d,26d,…がリング本体28aの上面に当接し、かつ凸部28b,28b,…がフランジ26cの下面に当接するように、モード切換リング28の上に配置される。レンズホルダ24は、ホルダリング24aが円筒部26aと嵌合し、かつ脚24b,24b,…が凹部30c,30c,…と嵌合するように、レンズユニット26の上に配置される。この結果、貫通孔H1〜H3の中心および受光素子30dの中心は、いずれも光軸Xと一致する。
ホルダリング24aの下面とフランジ26cの上面との間には、ホルダリング24aとともに弾性機構を形成する4つのコイルバネ32,32,…が、互いに同じ距離を隔てて挿入される。モード切換リング28,レンズユニット26およびレンズホルダ24が受光ユニット30の上に実装されたとき、コイルバネ32は、程よく圧縮される。レンズユニット26は、コイルバネ32,32,…の復元力によって下方向に押圧される。
なお、ホルダリング24,レンズユニット26(レンズ26bを除く)、モード切換リング28および受光ユニット30の基板30aは、合成樹脂を材料とする。また、コイルバネ32は、金属を材料とする。
図7(A)および図7(B)を参照して、凸部26d,26d,…の各々は、フランジ26cを上方から眺めて時計回り方向に面する斜面SL1を有する。また、凸部28b,28b,…の各々は、リング本体28aを上方から眺めて反時計回り方向に面する斜面SL2を有する。さらに、斜面SL1およびSL2は、互いに同じ角度(たとえば30°)を有する。
図7(A)に示す状態でモード切換レバー28dを反時計回り方向に摺動させると、斜面SL2が斜面SL1に当接する。モード切換レバー28dを反時計回り方向にさらに摺動させると、図7(B)に示すように、凸部26dが凸部28bに乗り上げ、かつコイルバネ32が圧縮される。
また、図7(B)に示す状態でモード切換レバー28cを時計回り方向に摺動させると、斜面SL2が斜面SL1に当接し、コイルバネ32が伸長される。凸部28bはその後、図7(A)に示す位置に到達する。
レンズユニット26は、このようなモード切換レバー28dの摺動操作に応じて上下する。これによって、撮影モードが通常モードとマクロモードとの間で切換される。図7(A)に示すように凸部28bが凸部26dと対向しないときの撮影モードが通常モードであり、図7(B)に示すように凸部28bが凸部26dと対向するときの撮影モードがマクロモードである。
図3(A)および図3(B)を参照して、飾りリング16は、真円状の貫通孔H4が形成されたリング本体16aを有する。リング本体16aの上面の或る位置には切り欠き16bが形成され、この切り欠き16bを覆うように爪16cが設けられる。リング本体16aの下面には、フランジ16dが一体成形される。
フランジ16dの外側面の或る部分には、フランジ16dの厚みと同じ厚みを有し、かつフランジ16dの上面および下面と平行に突出する舌片16eが、一体成形される。舌片16eの下面には、リング本体16aの径方向に延びる線状の凸部16fが形成される。フランジ16dの外側面の他の部分には、斜め下方向に向けて突出するモード切換レバー16gが一体成形される。このモード切換レバー16gは、リング本体16aの周方向に並ぶ2つの腕16hおよび16hを有する。
図4(A)および図4(B)を参照して、飾りリングホルダ14は、馬蹄形状を有する。貫通孔H5はアール状の外縁の近傍に形成され、この貫通孔H5の径は図3(A)に示すリング本体16aの外径と一致する。飾りリングホルダ14の下面には、3つの係合爪14a,14a,…が外縁に沿って形成される。さらに、飾りリングホルダ14の下面の貫通孔H5近傍には、帯状の舌片収納部14bが形成される。舌片収納部14bの表面は平坦に形成され、舌片収納部14bの深さは図3(A)に示す舌片16eの厚みとほぼ一致する。
図5(A)および図5(B)を参照して、板バネ18は、バネ本体18aを有する。バネ本体18aの中央部分は、エンボス加工を施される。これによって、バネ本体18aの上面に凸部18bが形成される一方、バネ本体18aの下面に凹部18cが形成される。バネ本体18aの長さ方向一方端には切り欠き18dが形成され、バネ本体18aの長さ方向他方端には切り欠き18eが形成される。また、バネ本体18aは、切り欠き18eの近傍で下方向に90°折り曲げられた屈曲部18fと、この屈曲部18fと切り欠き18eとの間で屈曲部18fの折り曲げ方向と逆方向に90°折り曲げられた屈曲部18gとを有する。
図6(A)および図6(B)を参照して、ケース12は、貫通孔H6およびH7を有する。貫通孔H6は、光軸Xをケース12の表側から裏側に通すために真円状に形成される。貫通孔H7は、飾りリング16を形成するモード切換レバー16gをケース12の表側から裏側に通すために矩形状に形成される。
貫通孔H6の近傍には、帯状のバネ収納部12aが形成される。高さ調整リブ12bはバネ収納部12aの長さ方向一方端の近傍に形成され、高さ調整リブ12cはバネ収納部12aの長さ方向他方端の近傍に形成される。高さ調整リブ12bの上面には、突起12dが形成される。バネ収納部12aの長さ方向他方端の内壁には、上下方向に延びる爪12eが形成される。ケース12の上面にはまた、飾りリングホルダ14の係合爪14a,14a,…にそれぞれ対応して、係合孔12f,12f,…が形成される。
なお、ケース12,飾りリングホルダ14および飾りリング16はいずれも合成樹脂を材料とする一方、板バネ18は金属を材料とする。
図1および図3〜図6を参照して、板バネ18は、バネ収納部12aに収納される。このとき、板バネ18の切り欠き18dがバネ収納部12aの突起12dと係合し、板バネ18の切り欠き18eがバネ収納部12aの爪12eと係合する。板バネ18は、高さ調整リブ12bおよび12cの上に横たわる。
なお、リブ12cの高さは、屈曲部18fから屈曲部18gまでの距離とほぼ一致する。また、リブ12bからリブ12cまでの距離は、切り欠き18dから屈曲部18fまでの距離とほぼ一致する。さらに、リブ12cから爪12eまでの距離は、屈曲部18gから切り欠き18eまでの距離とほぼ一致する。また、板バネ18と高さ調整リブ12b,12cとによって、弾性機構が形成される。
板バネ18がバネ収納部12aに収納された後、飾りリング16は、貫通孔H4の中心が貫通孔H6の中心と一致し、かつ飾りリング16のモード切換レバー16gがケース12の貫通孔H7を貫通するように、ケース12の表側に装着される。これによって、飾りリング16の舌片16eは、板バネ18の上に配置される。
飾りリングホルダ14は、飾りリング16の装着後に、ケース12の表側に装着される。このとき、飾りリングホルダ14の係合爪14a,14a,…がケース12の係合孔12f,12f,…にそれぞれ係合され、飾りリング16の舌片16eが舌片収納部14bに収納される。
図8(A)および図8(B)を参照して、凸部16fは、舌片16eを上方から眺めて時計回り方向に面する斜面SL3と反時計回り方向に面する斜面SL4とを有する。また、凸部18bは、バネ本体18aを上方から眺めて時計回り方向に面する斜面SL5と反時計回り方向に面する斜面SL6とを有する。斜面SL3の角度(たとえば60°)は、斜面SL4の角度(たとえば30°)よりも大きい。これに対して、斜面SL5およびSL6は、互いに同じ角度(たとえば30°)を有する。
図8(A)に示すように凸部16fが凸部18bの前方(左側)に位置する状態で、飾りリング16を反時計回り方向に摺動させると、斜面SL4が斜面SL5に当接する。飾りリング16を反時計回り方向にさらに摺動させると、凸部16fは、図8(B)に示すように凸部18aに対抗する位置に達する。凸部18aは、バネ本体18aの復元力に抗して下方に沈み込む。飾りリング16をさらに摺動させると、図8(C)に示すように凸部16fは凸部18bの後方(右側)に移動する。
図8(C)に示す状態で、飾りリング16を時計回り方向に摺動させると、斜面SL3が斜面SL6に当接する。飾りリング16を時計回り方向にさらに摺動させると、凸部16fは、図8(B)に示すように凸部18aとの対抗位置に達し、その後に図8(A)に示す位置に達する。
図1,図2および図6を参照して、撮像装置20は、貫通孔H1〜H3の各々の中心が貫通孔H4の中心と一致し、かつモード切換レバー28dが飾りリング16のモード切換レバー16gと係合するように、ケース12の裏側に装着される。モード切換レバー28dが、モード切換レバー16gの腕16hおよび16hによって挟持される。
飾りリング16が図8(A)に示す状態をとるとき、モード切換リング28は図7(A)に示す状態をとる。また、飾りリング16が図8(B)に示す状態をとるとき、モード切換リング28は図7(B)に示す状態をとる。したがって、図8(A)に示すように凸部16fを凸部18bの前方に配置することで、通常モードが設定される。また、図8(C)に示すように凸部16fを凸部18bの後方に配置することで、マクロモードが設定される。
以上の説明から分かるように、ケース12は、貫通孔H6およびH7を有する。撮像装置20は、光軸Xが貫通孔H6の中心と一致するように、ケース12の裏側に配置される。焦点切換機構22は、ケース12の表側に配置される。
撮像装置20を形成する受光ユニット30は、被写界の光学像を受ける。受光ユニット30の上には、レンズユニット26が設けられる。レンズホルダ24は、受光ユニット30によって支持され、レンズユニット26の周辺部分を上方から覆う。レンズホルダ24とともに弾性機構を構成するコイルバネ32は、レンズユニット26の周辺部分とレンズホルダ24との間に挿入される。モード切換リング28は、モード切換レバー28dが或る部分に形成された側面と、貫通孔H3とを有する。かかるモード切換リング28は、貫通孔H3の中心が貫通孔H6の中心と一致した状態で摺動できるように、受光ユニット30とレンズユニット26との間に挿入される。
焦点切換機構22を形成する飾りリング16は、舌片16eが或る部分に形成され、かつ貫通孔H7を通してモード切換レバー28dと係合されるモード切換レバー16gが他の部分に形成された側面と、貫通孔H4とを有する。かかる飾りリング16は、貫通孔H4の中心が貫通孔H6の中心と一致した状態で摺動できるように、ケース12に設けられる。飾りリングホルダ14は、ケース12によって支持され、飾りリング16の周辺部分を上方から覆う。高さ調整リブ12bおよび12cとともに弾性機構を構成する板バネ18は、ケース12と舌片16eとの間に挿入される。
ここで、モード切換リング28は凸部28bが形成された上面を有し、レンズユニット26は凸部26dが形成された下面を有する。また、舌片16eは凸部16fが形成された下面を有し、板バネ18は凸部18bが形成された上面を有する。
図7(A)および図7(B)に示すように、凸部28bは、モード切換レバー16gおよび28dが通常モード位置にあるとき凸部26dとの非対向位置に配置される一方、モード切換レバー16gおよび28dがマクロモード位置にあるとき凸部26dとの対向位置に配置される。
また、図8(A)および図8(B)に示すように、凸部16fは、モード切換レバー16gおよび28dが通常モード位置にあるとき凸部18bの前方に配置される一方、モード切換レバー16gおよび28dがマクロモード位置にあるとき凸部18bの後方に配置される。
凸部16fは、斜面SL3およびSL4を有する。斜面SL3は、凸部28bが対向位置から非対向位置に遷移するときに凸部18bに接触する面である。斜面SL4は、凸部28bが非対向位置から対向位置に遷移するときに凸部18bに接触する面である。斜面SL3の角度は、斜面SL4の角度よりも大きい。
モード切換レバー16gおよび28dが通常モード位置にあるとき、つまり凸部28bが凸部26dとの非対向位置に配置されるときは、コイルバネ32の復元力によってレンズユニット26が下方向に押圧される。これによって、通常モードが設定される。モード切換レバー16gおよび28dがマクロモード位置にあるとき、つまり凸部28bが凸部26dとの対向位置に配置されるときは、コイルバネ32の復元力に抗してレンズユニット26が持ち上げられる。これによって、マクロモードが設定される。
モード切換レバー16gおよび28dを通常モード位置からマクロモード位置に遷移させるときは、コイルバネ32および板バネ18の復元力が、遷移操作の妨げとなる。これに対して、モード切換レバー16gおよび28dをマクロモード位置から通常モード位置に遷移させるときは、板バネ18の復元力が遷移操作の妨げとなる一方、コイルバネ32の復元力が遷移操作の助けとなる。
ただし、モード切換レバー16gをマクロモード位置から通常モード位置に遷移させるときに注目される斜面SL3の角度は、モード切換レバー16gを通常モード位置からマクロモード位置に遷移させるときに注目される斜面SL4の角度よりも大きい。
これによって、通常モード位置からマクロモード位置への遷移操作のときに生じるクリック感と、マクロモード位置から通常モード位置への遷移操作のときに生じるクリック感との相違が抑制される。
なお、この実施例では、飾りリング16に設けられた凸部16fの斜面SL3およびSL4の角度を互いに異ならせるようにしているが、板バネ18に設けられた凸部18bの斜面SL5およびSL6の角度を互いに異ならせるようにしてもよい。
この実施例のカメラ付き携帯電話機の一部を示す分解斜視図である。 図1実施例に適用される撮像装置を示す分解斜視図である。 (A)は図1実施例に適用される飾りリングを示す上側斜視図であり、(B)は図1実施例に適用される飾りリングを示す下側斜視図である。 (A)は図1実施例に適用される飾りリングホルダを示す上側斜視図であり、(B)は図1実施例に適用される飾りリングホリダを示す下側斜視図である。 (A)は図1実施例に適用される板バネを示す上側斜視図であり、(B)は図1実施例に適用される板バネを示す下側斜視図である。 (A)は図1実施例に適用されるケースを示す上側斜視図であり、(B)は図1実施例に適用されるケースを示す下側斜視図である。 (A)は通常モードが設定されたときのモード切換リングおよびレンズユニットの位置関係を示す図解図であり、(B)はマクロモードが設定されたときのモード切換リングおよびレンズユニットの位置関係を示す図解図である。 (A)は通常モードが設定されたときの飾りリングおよび板バネの位置関係を示す図解図であり、(B)はモード切換の途中での飾りリングおよび板バネの位置関係を示す図解図であり、(C)はマクロモードが設定されたときの飾りリングおよび板バネの位置関係を示す図解図である。
符号の説明
10 …携帯通信端端末
12 …ケース
14 …飾りリングホルダ
16 …飾りリング
18 …板バネ
20 …撮像装置
22 …焦点切換機構
24 …レンズホルダ
26 …レンズユニット
28 …モード切換リング
30 …受光ユニット

Claims (5)

  1. 第1貫通孔および第2貫通孔を有するケース、
    光軸が前記第1貫通孔の中心と一致するように前記ケースの裏側に配置される撮像装置、および
    前記ケースの表側に配置される焦点切換機構を備え、
    前記撮像装置は、被写界の光学像を受ける受光ユニット、前記受光ユニットの上に設けられるレンズユニット、第1レバーが第1部分に形成された側面と第3貫通孔とを有し、前記第3貫通孔の中心が前記第1貫通孔の中心と一致した状態で摺動できるように前記受光ユニットと前記レンズユニットとの間に挿入される第1リング、および弾性の外力を上方から前記レンズユニットに加える第1弾性機構を含み、
    前記焦点切換機構は、舌片が第2部分に形成されかつ前記第2貫通孔を通して前記第1レバーと係合される第2レバーが第3部分に形成された側面と第4貫通孔とを有し、前記第4貫通孔の中心が前記第1貫通孔の中心と一致した状態で摺動できるように前記ケースに設けられる第2リング、および前記ケースと前記舌片との間に設けられる第2弾性機構を含み、
    前記第1リングは第1凸部が形成された上面を有し、前記レンズユニットは第2凸部が形成された下面を有し、前記舌片は第3凸部が形成された下面を有し、前記第2弾性機構は上方に突出する第4凸部が形成された最上部を有し、
    前記第1凸部は、前記第2レバーが第1モード位置にあるとき前記第2凸部との非対向位置に配置される一方、前記第2レバーが第2モード位置にあるとき前記第2凸部との対向位置に配置され、
    前記第3凸部は、前記第2レバーが前記第1モード位置にあるとき前記第4凸部の前方に配置される一方、前記第2レバーが前記第2モード位置にあるとき前記第4凸部の後方に配置され、
    前記第3凸部および前記第4凸部の一方は、前記第1凸部が前記対向位置から前記非対向位置に遷移するときに前記第3凸部および前記第4凸部の他方に接触する第1面と、前記第1凸部が前記非対向位置から前記対向位置に遷移するときに前記第3凸部および前記第4凸部の他方に接触する第2面とを有し、前記第1面の角度は前記第2面の角度よりも大きい、カメラ装置。
  2. 前記第1弾性機構は、前記受光ユニットによって支持され、前記レンズユニットの周辺部分を上方から覆う第1ホルダ、および前記レンズユニットの周辺部分と前記第1ホルダとの間に挿入される第1弾性体を含む、請求項1記載のカメラ装置。
  3. 前記第2弾性機構は、前記第4凸部が形成された上面を有する板バネ、および前記板バネを支持するリブを含む、請求項1または2記載のカメラ装置。
  4. 前記焦点切換機構は、前記ケースによって支持され、前記第2リングの周辺部分を上方から覆う第2ホルダをさらに含む、請求項1ないし3のいずれかに記載のカメラ装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のカメラ装置を備える、携帯通信端末。
JP2005371478A 2005-12-26 2005-12-26 カメラ装置 Expired - Fee Related JP4707554B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005371478A JP4707554B2 (ja) 2005-12-26 2005-12-26 カメラ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005371478A JP4707554B2 (ja) 2005-12-26 2005-12-26 カメラ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007171729A true JP2007171729A (ja) 2007-07-05
JP4707554B2 JP4707554B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=38298348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005371478A Expired - Fee Related JP4707554B2 (ja) 2005-12-26 2005-12-26 カメラ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4707554B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014119176A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Mitsubishi Electric Corp 風向調整機構および空気調和機の室内機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004163830A (ja) * 2002-11-15 2004-06-10 Sharp Corp カメラの焦点切換構造
JP2005189414A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Fujinon Corp 撮像装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004163830A (ja) * 2002-11-15 2004-06-10 Sharp Corp カメラの焦点切換構造
JP2005189414A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Fujinon Corp 撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014119176A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Mitsubishi Electric Corp 風向調整機構および空気調和機の室内機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4707554B2 (ja) 2011-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008083541A (ja) カメラモジュール
JP2008058734A (ja) カメラモジュール
US20150212395A1 (en) Imaging apparatus and imaging system
US7507928B2 (en) Operating device and method of manufacture thereof
US11004631B2 (en) Rotation operation input device and electronic apparatus that achieve both downsizing and good operation feeling
JP2011133564A (ja) 電子機器
US9667844B2 (en) Electronic apparatus provided with a plurality of tiers of rotation operation members
EP3114518B1 (en) Camera and lens module
KR100573576B1 (ko) 매크로 기능이 구비된 휴대 단말기용 렌즈 조립체
JP2006039480A (ja) レンズ駆動装置
JP4901635B2 (ja) レンズ繰出し装置
JP4707554B2 (ja) カメラ装置
JP4889305B2 (ja) カメラ装置
JP4664248B2 (ja) レンズ駆動装置
JP2008026547A (ja) レンズホルダ
US9019625B2 (en) Lens advancing device, imaging device equipped with lens advancing device, and portable electronic device
US8830390B2 (en) Digital camera with storage portion provided beneath electronic and mode dials
JP4901562B2 (ja) レンズ繰出し装置
JP2010243780A (ja) カメラモジュールの製造方法
JP2006039051A (ja) 切換機能を備えたマクロ撮影用レンズ
JP2010026322A (ja) レンズ鏡筒
JP2007133254A (ja) カメラモジュール
JP2007292801A (ja) レンズ駆動装置
JP2017103166A (ja) 回転揺動式操作ダイヤルおよび電子機器
JP2006091277A (ja) 切換機能を備えたマクロ撮影用レンズ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080801

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080829

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081021

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110315

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees