JP2007169899A - 木造軸組耐力壁 - Google Patents

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Abstract

【課題】大地震時においても、建物の内装等が破壊されない強度を有する、特に水平方向の剛性を高めた耐力壁を提供する。
【解決手段】横架部材2B・2Uと柱3・3とをがたつきの無い状態で連結し、該横架部材2B・2Uと該柱3・3とを鋼製の圧縮ブレース4・4及び摩擦ダンパー12によって連結し、鉄筋コンクリートの基礎13に定着した異形鉄筋5・5を、接着剤6を介して横架部材2Bと柱3・3に挿通させ、接合金物7をボルト8及び接着剤によって横架部材2B・2U若しくは柱3・3に固設し、接合金物7に、圧縮ブレース4の長軸方向に長孔を形成し、複数の皿バネ10・10・・・を介して、圧縮ブレース4の一端をボルト9により接合金物7に連結することによって、該摩擦ダンパー12を構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、梁や柱が木材で構成された木造軸組建物に備えられる耐力壁の技術に関する。
建築基準法施行令第46条第4項表1(八)に規定されているように、木造軸組工法耐力壁を有する従来の木造建物は、大地震時の建物の倒壊防止や中地震時の損傷防止が性能目標に掲げられている場合が多い。
住宅等の壁面や軸組等の剛性を向上させる技術としては、梁等の横架部材と柱との接合に棒軸状の接合用部材と接着剤を用いる技術が公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。また、コンクリート造の大規模建物においては、壁面内に鋼製ブレースを配設する等して壁面や軸組の建物強度を高める技術が公知となっている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−360458号公報 特開2000−34847号公報
しかし、上記特許文献1の技術では、木造建物の壁面の剛性をある程度高めることはできるが、中地震時の変形量を抑えることに留まるものであり、大地震時の変形量を抑えられるまでには至っていない。また、上記特許文献2の鋼製ブレースは、コンクリートや鉄筋で構成される大規模な建物や鉄骨住宅に用いられるものであり、一般の木造建物等においては用いられていなかった。そのため、従来の木造軸組建物においては、大地震時に耐力壁が大きく剪断変形してしまい、該耐力壁の変形によって内装が破壊されたり、該建物近隣で火事が生じた場合には変形によって生じた耐力壁の裂け目から建物内部に炎が入り込む虞があった。
そこで、本発明の課題は、大地震時においても建物の内装等が破壊されない剛性を有する、特に水平方向の剛性を高めた耐力壁を提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、横架部材と柱とをがたつきの無い状態で連結し、該横架部材と該柱とを鋼製の圧縮ブレース及び摩擦ダンパーによって連結したものである。
請求項2においては、前記摩擦ダンパーを、接合金物をボルト及び接着剤によって前記横架部材若しくは前記柱に固設し、該接合金物に、前記圧縮ブレースの長軸方向に長孔を形成し、該圧縮ブレースの一端を複数の皿バネを介してボルトによって接合金物に連結することにより、構成したものである。
請求項3においては、鉄筋コンクリートの基礎に定着した異形鉄筋を、接着剤を介して横架部材と柱に挿通させたものである。
請求項4においては、前記ブレースの一端を高力ボルトによって接合金物に固設して、該接合金物をボルト及び接着剤によって前記柱若しくは前記横架部材に固設したものである。
請求項5においては、前記ブレースを、前記横架部材の中途部と前記柱の中途部とに連結し、該横架部材と該柱から形成される角部に補強部材を配設し、該補強部材を、異形鉄筋と接着剤によって該横架部材及び鉄筋コンクリート基礎に固設したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、鋼製の圧縮ブレースによって該横架部材と柱の変形強度を高めることができ、木造軸組によって構成された耐力壁であっても、水平方向の力に対して剛性が大きなものとすることができる。
より詳しくは、該耐力壁を構成する横架部材と柱の接合をがたつきのない剛性の大きなものとすることによって、耐力壁の水平剛性を該耐力壁を構成する部材の軸方向剛性によって決定でき、一方、耐力壁の降伏荷重は摩擦ダンパーのすべり荷重によって制御することができるのである。
請求項2においては、ブレースと接合金物とが摩擦ダンパーの役割を担い、皿バネの枚数を調節することによって施工時等に該摩擦ダンパーのすべり荷重を容易に調整することができる。また、ブレースが座屈する前にブレースの端部が接合金物上を滑べることが可能であるため、ブレースや接合金物等の構成部材の破壊を防止することが可能となる。また、風や中地震等の揺れに対しては、ブレースや接合金物を滑らせることなく、ブレースが耐風及び耐震機能を果たすことができる。
請求項3においては、柱と下横架部材と鉄筋コンクリートの連結を遊びの無い、即ちがたつきがない強固なものとすることができる。
請求項4においては、接着剤によって柱と接合金物との間の接着が強固なものとなり、ブレースを介して接合金物にかかる剪断力や、接合金物に対して長手方向に作用する剪断力に対する剛性と強度が高まる。その結果、ボルトのみを用いて固設する場合と比べて、耐力壁内部のがたつきを防止できる。
請求項5においては、異形鉄筋によって横架部材に固設された補強部材によって、柱の横架部材に対する相対変形に対する剛性を向上させることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の木造軸組耐力壁1内部を示す正面図、図2はブレース4・4上端部を示す正面拡大図、図3は接合金物7を示す底面図、図4は図2におけるA−A矢視断面図、図5はブレース4・4・4・4側端部を示す正面図、図6は接合金物17を示す側面図、図7は地震時における柱3の荷重変形関係を示した図である。
本発明の木造軸組耐力壁1は、耐力壁の水平剛性と降伏荷重とを別々に制御できるだけでなく、復元力特性をエネルギー吸収効率の良い弾塑性型にしたものである。詳しくは、本発明の木造軸組耐力壁1は、圧縮ブレースタイプのものであり、該圧縮ブレース4・4・4・4の一端にすべり荷重を調節できる摩擦ダンパー12・12・12・12を配設することにより、該圧縮ブレース4・4・4・4によって水平剛性を高め、該摩擦ダンパー12によって降伏荷重を制御するものである。
以下、横架部材2B・2Uとは、木材で構成された建物の基礎や土台や胴差しや梁等を指すものであり、木造建物の躯体を構成するために建物壁面内に横方向に固設された部材をいうものである。一方、柱3・3とは、前記躯体を構成するために建物壁面内に縦方向に固設された部材を指すものである。
図1に示すように、本発明の木造軸組耐力壁1は、鉄筋コンクリート基礎13と、上横架部材2Uと下横架部材2Bと、柱3・3と、ブレース4・4と、異形鉄筋5・5・・・等から構成されるものであり、鉄筋コンクリート基礎13の上面に下横架部材2Bが固設され、該下横架部材2Bの上面に柱3・3が固設されて、該柱3・3の上面に上横架部材2Uが支持されている。
詳しくは、上横架部材2Uの下面の柱3・3を接合する位置に、柱3・3の長軸方向に向かって穴2a・2aを穿孔し、同様に柱3の上面にも穴3a・3aを穿孔し、それぞれの穴2a・3aに異形鉄筋5を挿入する。穴2a・2aや穴3a・3aには、異形鉄筋5・5が挿入される際に接着剤6が注入され、異形鉄筋5と穴2a、若しくは異形鉄筋5と穴3aとの接合をがたつきのない(遊びの無い)ものとする。
同様に、下横架部材2Bの上面には柱3・3の下面を固設する。この場合は、鉄筋コンクリート基礎13に接着剤6等を用いて異形鉄筋5・5を立設し、該異形鉄筋5・5及び接着剤6を介すことによって、柱3・3と下横架部材2Bと鉄筋コンクリート基礎13の固設をがたつきがない(遊びの無い)強固なものとする。詳しくは、鉄筋コンクリート基礎13に固設された異形鉄筋5・5が、横架部材2Bを貫通して、柱3・3の下部に到達するように構成されている。
ここで、本実施例における接着剤6・11とは、エポキシ樹脂系の接着剤等をいうものとする。
そして、図1に示すように、上横架部材2Uの左右中途部と柱3・3の上下中途部とが摩擦ダンパー12・12を介して上ブレース4・4によって連結されており、下横架部材2Bの左右中途部と柱3・3の上下中途部とが摩擦ダンパー12・12を介して下ブレース4・4によって連結されている。
ブレース4・4・4・4は、溝型鋼等の鋼製部材によって構成される圧縮ブレースであり、一定の応力範囲において圧縮方向若しくは引張方向に弾性変形するものであって、詳しくは、後述する接合金物7・7・17・17を介して横架部材2B・2U及び柱3・3と連結されるものである。
本実施例においては、上ブレース4・4と上横架部材2Uとが摩擦ダンパー12・12を介して連結されており、下ブレース4・4と下横架部材2Bとが摩擦ダンパー12・12・12・12を介して連結されている。
このように、横架部材2B・2Uと柱3・3とをがたつきの無い状態で連結し、該横架部材2B・2Uと該柱3・3とを鋼製の圧縮ブレース4・4及び摩擦ダンパー12によって連結したので、鋼製の圧縮ブレース4・4によって該横架部材2B・2Uと柱3・3の変形強度を高めることができ、木造軸組によって構成された耐力壁1であっても、水平方向の力に対して剛性が大きなものとすることができる。
より詳しくは、該耐力壁1を構成する横架部材2B・2Uと柱3・3との接合をがたつきのない剛性の大きなものとすることによって、耐力壁1の水平剛性を該耐力壁1を構成する部材2B・2U・4・4の軸方向剛性によって決定でき、一方、耐力壁1の降伏荷重は摩擦ダンパー12のすべり荷重によって制御することができるのである。
また、鉄筋コンクリートの基礎13に定着した異形鉄筋5・5を、接着剤6を介して横架部材2Bと柱3・3に挿通させたので、柱3・3と下横架部材2Bと鉄筋コンクリート基礎13の連結をがたつきがない(遊びの無い)強固なものとすることができる。
以下、上ブレース4・4と上横架部材2U、下ブレース4・4と下横架部材2Bとの連結、即ち前記摩擦ダンパー12・12・12・12の構成について詳述する。
上横架部材2Uに固設される接合金物7は鋼等によって形成され、図2及び図3に示すように、上横架部材2Uの長軸方向に長く形成された板状部材7aの下面に、該板状部材7aに対して略直角方向に向けて左右リブ7bが形成されている。つまり、板状部材7aと左右リブ7bとが、側面視においてT字状に形成されている。該左右リブ7b下方には、長孔7d・7dが穿孔されている。
そして、接合金物7の強度を高める為に、該板状部材7a及び該左右リブ7bの直角方向に前後リブ7cが形成されており、該板状部材7aと前後リブ7cとが、正面視においてT字状となるように構成されている。
接合金物7は、板状部材7aがコーチボルト8・8・8・8によって上横架部材2Uに固設され、該板状部材7aと上横架部材2Uとの接合面には接着剤11が塗布されている。
図2及び図4に示すように、前記上ブレース4・4の上端部にボルト孔4aが穿孔され、接合金物7にはブレース4・4の長軸方向に向かって長孔7d・7dが形成されており、それぞれの長孔7dと前記ボルト孔4aとに高力ボルト9を挿通することによって、上ブレース4・4が接合金物7を介して上横架部材2Uに連結される。
そして、高力ボルト9のボルト頭9aと上ブレース4との間には、1又は複数の皿バネ10・10・・・が挟み込まれており、高力ボルト9の締め具合や挟み込む皿バネ10・10・・・の枚数によって、前記接合金物7と上ブレース4との間の最大静止摩擦力を調節することができる。本実施例においては、常に高力ボルト9を限界まで締め付ける構成とし、挟み込む皿バネ10・10・・・の枚数によって最大静止摩擦力、つまり高力ボルト9や皿バネ10・10・・・等が前記長孔7d内を移動し始める最低応力を調節する構成としている。
具体的には、挟ませる皿バネ10・10・・・の枚数を増やすことによって、接合金物7上をブレース4が摺動し難くなり、摺動しない応力の範囲においてはブレース4の耐力によって上横架部材2Uと柱3の変形を支える構成となる。
前記接合金物7は、上下逆向きに下横架部材2Bの上面にも固設される。該接合金物7の構成と、下横架部材2Bへの取付構成は、前記上横架部材2Uの場合と同様であり、下ブレース4・4下端と接合金物7との連結方法も上ブレース4・4上端のそれと同様である。
このように、前記摩擦ダンパー12を、接合金物7をボルト8及び接着剤6によって前記横架部材2B・2U若しくは前記柱3・3に固設し、該接合金物7に、前記圧縮ブレース4の長軸方向に長孔7dを形成し、該圧縮ブレース4の一端を複数の皿バネ10・10・・・を介してボルト9によって接合金物7に連結することにより、構成したので、ブレース4と接合金物7とが摩擦ダンパー12の役割を担い、皿バネ10・10・・・の枚数を調節することによって施工時等に該摩擦ダンパー12のすべり荷重を容易に調整することができる。また、ブレース4が座屈する前にブレース4端部が接合金物7上を滑べることが可能であるため、ブレース4・4・4・4や接合金物7・7等の構成部材の破壊を防止することが可能となる。また、風や中地震等の揺れに対しては、ブレース4や接合金物7を滑らせることなく、ブレース4が耐風及び耐震機能を果たすことができる。
換言すれば、本発明の木造軸組耐力壁1は、該耐力壁1を構成する横架部材2B・2Uと柱3・3とブレース4・4・4・4との接合をガタのない剛性の大きなものとすることによって、耐力壁1の水平剛性を該耐力壁1を構成する部材2B・2U・3・3・4・4の軸方向剛性によって決定でき、一方、耐力壁の降伏荷重は摩擦ダンパー12のすべり荷重によって制御することができるのである。
例えば、木造軸組構造においての耐力壁は、建築基準法で定められている通常の耐力壁と比べて降伏荷重が1倍から2倍程度であるが、初期水平剛性を10倍から20倍程度として、復元力特性をエネルギー吸収効率の良い弾塑性型とすることにより、必要以上に降伏荷重が上昇してブレースが座屈したり、接合部が破壊したりしないようにでき、水平変形の小さな段階から振動エネルギーが吸収できるため、大地震時の柱3・3の水平変形角度を1/200rad.程度とすることが可能となる。
以下、ブレース4・4・4・4と柱3・3との接合について詳述する。
図5及び図6に示すように、柱3に固設される接合金物17は鋼等から構成されるものであり、柱3の長軸方向に長く形成された板状部材17aの側面に、該板状部材17aの直角方向に向けて左右リブ17bが形成されている。つまり、板状部材17aと左右リブ17bとが、平面視においてT字上に形成されている。該左右リブ17bには、ボルト孔17d・17dが穿孔されている。
接合金物17の強度を高めるために、該板状部材17a及び左右リブ17bの直角方向に複数の前後リブ17cが形成されている。
上下接合金物7と同様に、左右接合金物17は、コーチボルト18・18・・・によって柱3に固設され、該接合金物17と柱3との接合面には接着剤11が塗布されている。
上ブレース4の下端部には、孔4bが穿孔されており、それぞれの孔4bと前記ボルト孔17dとを高力ボルト19で摩擦接合することによって、上ブレース4が接合金物17上部を介して柱3に連結される。
このようにして、左右の上ブレース4・4の下端部が、接合金物17・17を介して柱3・3に連結され、同様に、左右の下ブレース4・4の上端部も、該接合金物17・17を介して柱3・3に連結される。
以上の説明では、上ブレース4・4の上端部と下ブレース4・4の下端部に摩擦ダンパー12・12・12・12を配設する構成としたが、上ブレース4・4の下端部と下ブレース4・4の上端部に摩擦ダンパー12・12・12・12を配設する構成、即ち柱3・3側に皿バネ10・10・・・を配設する構成としても良く、限定するものではない。
このように、前記ブレース4・4・4・4の一端を高力ボルト19・19・19・19によって接合金物17・17に固設して、該接合金物17・17をコーチボルト18・18・・・及び接着剤11によって前記柱3・3若しくは前記横架部材2B・2Uに固設したので、接着剤11によって柱3・3と接合金物17・17との間の接着が強固なものとなり、ブレース4・4・4・4を介して接合金物17・17にかかる剪断力や、接合金物17・17に対して長手方向に作用する剪断力に対する剛性と強度が高まる。その結果、ボルト18・18・・・のみを用いて固設する場合と比べて、耐力壁内部のがたつきを防止できる。
図1に戻って、正面視において、下横架部材2Bと柱3・3との接合部内側には、補強部材20・20が固設されており、ブレース4・4・4・4からの鉛直方向の剪断力に対して柱3・3等が変形しにくいように構成されている。
詳しくは、下横架部材2Bの上面に、柱3・3の側面に接して柱状の補強部材20・20を固設する。該補強部材20・20の下面には柱3・3の下面と同様に穴20a・20aが形成され、下横架部材2Bには該穴20a・20aと対応した位置に孔2b・2bが穿孔される。そして、それぞれの穴20a・2bに接着剤6が注入され、異形鉄筋5・5が挿入されて、がたつきがない(遊びが無い)状態で補強部材20が下横架部材2Bに固設される。
詳しくは、図1に示すように、異形鉄筋5・5は下横架部材2Bを貫通して前記鉄筋コンクリート基礎12にまで達するように構成されている。補強部材20・20と柱3・3との接合は、接触面に接着剤等を塗布する等して、より強固なものとすることができる。
また、補強部材20と柱3を同一部材で構成する、即ち柱の下部を幅広として、該柱の下面に2本の異形鉄筋5・5を挿入する構成としても良い。
このように、前記ブレース4・4・4・4を、前記横架部材2Bの中途部と前記柱3・3の中途部とに連結し、該横架部材2Bと柱3・3から形成される角部に補強部材20・20を配設し、該補強部材20・20を、異形鉄筋5・5と接着剤6によって該横架部材2B及び前記鉄筋コンクリート基礎13に固設したので、異形鉄筋5・5によって横架部材2Bに固設された補強部材20・20によって、柱3・3の鉄筋コンクリート基礎13に対する相対変形に対する剛性を向上させることができる。
以上のように、本発明の木造軸組耐力壁1は、異形鉄筋5・5と接着剤6によって柱3・3と横架部材2B・2Uとの接合の剛性を向上させた上で、上記皿バネ10・10・・・の枚数を調節することにより、柱3・3の鉄筋コンクリート基礎13に対する変形量を抑えるものである。
そして、図7に示すように、本発明の木造軸組耐力壁1(図7において、実線で表示。)は、筋交いに木材を使用した建築基準法施行令第46条に定められた木造軸組耐力壁(図7において、破線で表示。)や、昭和56年建告第1100号に定められた耐力壁(図7中、一点鎖線で表示。)と比べて、柱の変形角度が極めて小さくなる。
つまり、従来の筋交いを設けた木造軸組耐力壁にあっては、中地震時(地動80gal)が生じた場合(図7中、点A)において、柱が横架部材に対して1/150rad.程度に変形し、関東大震災時の小田原における揺れ(例えば、地動400gal。)が生じた場合(図7中、点B)には、柱が横架部材に対して1/20rad.程度まで変形してしまうため建物の内装が破壊されたり耐力壁自体が破れてしまう。
本発明の木造軸組耐力壁1においては、大地震時(地動400galの揺れ)に遭遇した場合(図7中、点C)においても、柱3・3の変形量を1/200rad.以内にまで抑えられるようになり、その結果、大地震が生じても、建物の内装が破壊されたり耐力壁自体が破れてしまうことがなくなる。
即ち、皿バネ10・10・・・の枚数や、高力ボルト9・9・9・9の締め付け具合によって、皿バネ10や高力ボルト9や接合金物7・17がブレース4・4・4・4上を滑り始める剪断力を変化させて、地動400galの揺れに対しても、柱の変形度合が1/200rad.以下となるように調節すると良いのである。
このように、地動400galの揺れに対して、前記柱3の傾きが1/200rad.以下となるように、前記皿バネ10・10・・・の枚数を調節したので、関東大震災時の小田原における揺れ(大地震時の揺れ)と同等の揺れが生じた場合であっても、建物の内装が破壊されたり、耐力壁1が破れたりしないため、建物外部の火が建物内に浸入することを防止でき、その結果大地震時において建物密集地の大火を防ぐことができる。
本発明の木造軸組耐力壁1内部を示す正面図。 ブレース4・4上端部を示す正面拡大図。 接合金物7を示す底面図。 図2におけるA−A矢視断面図。 ブレース4・4・4・4側端部を示す正面図。 接合金物17を示す側面図。 地震時における柱3の荷重変形関係を示した図。
符号の説明
1 木造軸組耐力壁
2B・2U 横架部材
3 柱
4 ブレース
5 異形鉄筋
6 接着剤
7・17 接合金物
7d 長孔
8・18 ボルト(コーチボルト)
9・19 ボルト(高力ボルト)
10 皿バネ
11 接着剤
20 補強部材

Claims (5)

  1. 横架部材と柱とをがたつきの無い状態で連結し、
    該横架部材と該柱とを鋼製の圧縮ブレース及び摩擦ダンパーによって連結したことを特徴とする木造軸組耐力壁。
  2. 前記摩擦ダンパーを、
    接合金物をボルト及び接着剤によって前記横架部材若しくは前記柱に固設し、
    該接合金物に、前記圧縮ブレースの長軸方向に長孔を形成し、
    該圧縮ブレースの一端を複数の皿バネを介してボルトによって接合金物に連結することにより、
    構成したことを特徴とする請求項1に記載の木造軸組耐力壁。
  3. 鉄筋コンクリートの基礎に定着した異形鉄筋を、接着剤を介して横架部材と柱に挿通させたことを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の木造軸組耐力壁。
  4. 前記ブレースの一端を高力ボルトによって接合金物に固設して、該接合金物をボルト及び接着剤によって前記柱若しくは前記横架部材に固設したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の木造軸組耐力壁。
  5. 前記ブレースを、前記横架部材の中途部と前記柱の中途部とに連結し、
    該横架部材と該柱から形成される角部に補強部材を配設し、
    該補強部材を、異形鉄筋と接着剤によって該横架部材及び前記鉄筋コンクリート基礎に固設したことを特徴とする請求項3若しくは請求項4に記載の木造軸組耐力壁。
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