JP2007164960A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】従来の半導体集積回路装置は、電界効果トランジスタが不活性状態である場合に流れるリーク電流を所定のデバイス温度では最小化できたが、デバイス温度が変動した場合にそれぞれの温度についてリーク電流を最小化することができなかった。
【課題】本発明にかかる半導体集積回路装置は、電界効果トランジスタを不活性状態とする制御電圧を生成する電圧制御回路4を有する半導体集積回路装置であって、電圧制御回路4は、デバイス温度に応じて電界効果トランジスタが不活性状態である場合に流れるリーク電流が略最小値となるように制御電圧を制御するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体集積回路装置に関し、特に電界効果トランジスタが不活性状態のときに流れるリーク電流の温度特性を考慮してゲート電圧を制御することでリーク電流を低減する半導体集積回路装置に関する。
近年、半導体集積回路装置は、半導体プロセスの微細化によって、電源電圧が低下して消費電力が少なくなる一方、集積度の増加やアクセス速度の向上により消費電力が増大している。また、近年の半導体集積回路装置では、動作(アクティブ)時の消費電力のみならず、待機(スタンバイ)時の消費電力の増大が問題となっている。スタンバイ時の消費電力の増大は、主にMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)の製造プロセスが微細化したことにより、電源電圧の低下にあわせて電界効果トランジスタの閾値電圧も小さくなったために増加するサブスレショールドリーク電流や微細化によるゲート絶縁膜の薄膜化によるリーク電流などが増加したために起こる現象である。
このリーク電流には、電荷のドリフト、又は拡散によるサブスレショールド電流(サブスレショールドリーク電流)、MISFETのドレイン領域と基板領域との接合リーク電流(ドレイン拡散層接合リーク)、ゲート−ドレイン間の電界によるドレイン領域と基板領域とのバンド間トンネルリーク電流(GIDL:Gate Induced Drain Leak)、ゲートとドレイン領域、ソース領域、基板領域との間のトンネルリーク電流がある。このリーク電流のうち、サブスレショールドリーク電流とドレイン拡散層接合リーク電流とは、高い温度依存性を有している。これに対して、GIDLとゲートとドレイン領域、ソース領域、基板領域との間のトンネルリーク電流との温度依存性は低い。これらのリーク電流について、非特許文献1に、SRAM(Static Random Access Memory)セルのスタンバイ時のリーク電流を例にして、リーク電流成分や、リーク電流と温度との関係についての記載がなされている。また、非特許文献2には、GIDLのゲート電圧依存性に関係して、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のフェイルビット数とワード電位との関係が同文献内の図3に示されている。
ここで、MISFETに流れるリーク電流について図19を参照して説明する。図19にMISFETに流れるドレイン電流とゲート電圧との関係を示す。なお、図19に示すグラフは、縦軸にドレイン電流を対数軸で表し、横軸にゲート電圧を線形軸で表している。図19に示すようにMISFETのドレイン電流は、ゲート電圧Vgが閾値以上である場合、ゲート電圧Vgの電圧値に応じて所定の電流が流れる。
ゲート電圧Vgが閾値以下である場合に流れる電流がリーク電流である。このリーク電流は、ゲート電圧Vgが閾値電圧に近い領域ではキャリアのドリフトによるリーク電流が支配的に流れる。ゲート電圧Vgがさらに低下すると、キャリアのドリフトによるリーク電流は減少して、キャリアの拡散によるリーク電流が支配的に流れる。ゲート電圧Vgがさらに低下して、ドレイン電流が最小となるゲート電圧がVg(Id_min<室温>)である。このゲート電圧Vg(Id_min<室温>)では、ドレイン拡散層接合リーク電流が流れている。ゲート電圧がVg(Id_min<室温>)よりも低下するとGIDLが増加する。
GIDLについてより詳細に説明する。GIDLは、ドレイン領域とゲート電極間の電界によって、ドレイン領域と基板領域との表面付近の空乏層電界が強くなり、ドレイン領域と基板領域との境界にできる空乏層の幅が狭くなるためにドレイン領域から基板領域に流れるトンネル電流である。つまり、GIDLは、ドレイン電圧とゲート電圧との電圧差が大きくなると増加するリーク電流である。
MISFETのドレイン電流とゲート電圧との関係は、常温においては図19の実線で示す曲線となるが、高温(例えば、100℃)では破線で示す曲線となる。つまり、基板の温度が高温になった場合、スレッショルドリーク電流とドレイン拡散層接合リークが増加するために、リーク電流の最小値が大きくなる。また、リーク電流が最小となる電圧Vg(Id_min<高温>)は、常温時のVg(Id_min<常温>)よりも低い電圧となる。
上記説明のようなリーク電流が増加した場合、例えば半導体集積回路装置のスタンバイ時の消費電力が増大する、あるいはMISFETを用いたメモリセル(例えば、DRAMセル)のデータ保持時間が短くなるなどの問題が生じる。
このようなリーク電流のうちサブスレショールドリーク電流を削減するための技術としては、MTCMOS(Multi Threshold Complementary Metal Oxide Semiconductor)やVTCMOS(Variable Threshold Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの素子を利用することが知られている。
また、非特許文献3には、SRAMセルにおいて、NMOSFETのソース電圧を制御することによって、SRAM全体の消費電流を削減する方法が開示されている。特許文献1には、DRAMのスタインバイ電流低減方法として、メモリセルのNMISFETのゲート電圧を負電圧とする技術が開示されている。特許文献2には、DRAMのスタンバイ時にワード線に与える電圧を接地電圧よりも若干高い電圧とすることでGIDLを低減する技術が開示されている。
特開2000−11651号公報 特開2003−173675号公報 IEEE journal of solid-state circuits, Vol.38, No.11, pp1952-1957, NOVEMBER 2003, "16.7-fA/Cell Tunnel-Leakage-Suppressed 16-Mb SRAM for Handling Cosmic-Ray-Induced Multierrors", Kenichi Osada et al. IEEE Transactions On Electron Device, Vol.50, No.4, pp1036-1041, April 2003, "Impact of gate-Induced Drain Leakage on Retention Time Distribution of 256 Mbit DRAM With Negative Wordline Bias", Michen Chang et al. IEEE International Solid-State Circuits Conference, pp494-495, 452, 2004, "A 300MHz 25μA/Mb Leakage On-Chip SRAM Module Featuring Process Variation Immunity and Low-Leakage-Active Mode for Mobile-Phone Application Processor", Masanao Yamaoka et al.
しかしながら、上記文献で開示されている技術は、ゲート電圧やソース電圧をリーク電流が低減されるように制御しているが、温度に応じた制御はしていない。これに対して、リーク電流が最小となるゲート電圧Vg(Id_min)は、温度依存性を有している。そのため、上記文献に開示されている技術では、例えば半導体集積回路装置が常温であれば、リーク電流を削減することができるが、高温になった場合では、リーク電流が増大する問題がある。
また、特許文献1に開示されている技術では、ゲート電圧を負電圧としているが、その負電圧でドレイン電流が多くなる(最小値でない)場合がある。また、ゲート電圧の負電圧の絶対値が大きな場合、ゲート電圧を電源電圧まで上昇させるのに多くの時間あるいはエネルギーを必要とする。これによって、例えばメモリセルへの高速なアクセスが困難になる問題がある。
本発明にかかる半導体集積回路装置は、電界効果トランジスタをゲート電圧によって不活性状態とする制御電圧を生成する電圧制御回路を有する半導体集積回路装置であって、前記電圧制御回路は、デバイス温度に応じて前記電界効果トランジスタが不活性状態である場合に流れるリーク電流が略最小値となるように前記制御電圧を制御するものである。
本発明にかかる半導体集積回路装置によれば、電界効果トランジスタが不活性状態である場合に流れるリーク電流が略最小値となるゲート電圧のデバイス温度に対する変動に応じて電界効果トランジスタのゲートに印加する制御電圧を制御する。これによって、デバイス温度によらず、リーク電流を略最小とすることが可能である。これによって、半導体基板装置は、温度によらずスタンバイ時の消費電力を略最小にすることが可能である。
本発明の半導体集積回路によれば、デバイス温度によらずリーク電流を略最小とすることで、スタンバイ時の消費電流をデバイス温度によらず略最小にすることが可能である。
実施の形態1
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本発明の半導体集積回路装置は、半導体基板(以下、単に基板と称す)上に形成された電界効果トランジスタ(例えば、MISFET)のリーク電流が略最小になるようにゲート電圧を温度に応じて制御するものである。本実施の形態では、本発明の半導体集積回路装置をDRAMのトランスファトランジスタの制御に利用した場合を一例として説明する。ここで、リーク電流とは、上記従来技術で説明したリーク電流のことである。
実施の形態1にかかるDRAM回路1を図1に示す。図1に示すように、DRAM回路1は、メモリセルアレイに複数のメモリセル2、ビット線、サブワード線を有し、周辺回路にサブワード線電圧選択回路3、電圧制御回路4を有している。ここで、実施の形態1にかかるDRAM回路1は、1つの電圧制御回路4が生成する第1の制御電圧(例えば、制御電圧VNN)を複数のサブワード線電圧選択回路3に供給しており、サブワード線電圧選択回路3にはそれぞれ対応するサブワード線が接続され、それぞれのサブワード線に接続される複数のメモリセル2にサブワード電圧を供給している。以下でこれらのブロックについて詳細に説明する。
複数のメモリセル2は、格子状に配置されている。それぞれのメモリセル2は、同一の列に配置されたメモリセル2がそれぞれ1つのビット線によって接続され、同一の行に配置されたメモリセル2がそれぞれ1つのワード線(例えば、サブワード線)によって接続されている。ビット線は、カラムデコーダ(不図示)によって複数のビット線のうちいずれか1つのビット線が活性化されることで、読み書き動作を行う行を指定する配線である。サブワード線は、ロウデコーダ(不図示)が出力するメインワード信号によって制御される配線であって、読み書き動作を行う列を指定する配線である。
サブワード線電圧選択回路3は、PMISFET P1(以下、MISFETの後に名称をつける場合には判り易くするためにFETをトランジスタと表記し、PMISトランジスタP1と記す。)、NMISトランジスタN1、N2を有している。PMISトランジスタP1とNMISトランジスタN1とは、ドレインがそれぞれ接続され、ゲートにメインワード選択信号が入力されるインバータである。PMISトランジスタP1のソースにはサブワード選択信号Aが接続され、NMISトランジスタN1のソースには制御電圧VNNが接続されている。つまり、サブワード線電圧選択回路3は、メインワード選択信号によってサブワード線の電圧をサブワード選択信号Aと同電圧、あるいは制御電圧VNNと同電圧に制御する。ここで、制御電圧VNNは、電圧制御回路4によって生成される電圧であって、メモリセル2のトランスファトランジスタTrを不活性状態にする。制御電圧VNNと電圧制御回路4についての詳細は後述する。サブワード選択信号Aは、例えば電源電圧よりも高い電圧となるブート電圧を供給する信号であって、メモリセル2のトランスファトランジスタTrを活性状態にする。
また、サブワード線電圧選択回路3のNMISトランジスタN2は、ゲートにサブワード選択信号Bが入力され、ソースが制御電圧VNNに接続され、ドレインがサブワード線に接続されている。つまり、NMISトランジスタN2は、サブワード選択信号Bをメインワード選択信号と同一論理で動作させることで、前述のインバータが制御電圧VNNを出力する場合に、サブワード線の電圧を制御電圧VNNとするための補助を行う。
電圧制御回路4は、MISFETを不活性状態とする制御電圧VNNを生成する回路であって、生成した制御電圧を複数のサブワード線電圧選択回路3に供給する。電圧制御回路4は、電圧生成回路(例えば、VNN生成回路)10とセルリーク電流検知回路20とを有している。VNN生成回路10は、基準レベル生成回路11、レベル判定回路12、電圧出力回路13とを有している。基準レベル生成回路11は、レベル判定回路12及び電圧出力回路13とによって電圧レベルが制御される制御電圧VNNの基準レベル電圧VNNrefを生成する。レベル判定回路12は、MISFETのリーク電流が略最小となるゲート電圧のデバイス温度に対する変動に応じて制御電圧VNNの電圧値を制御する制御信号を出力する。また、電圧出力回路13は、制御信号に応じて制御電圧を生成する。セルリーク電流検知回路20は、メモリセルアレイに形成されたメモリセル2で発生するリーク電流を再現する。そして、再現したリーク電流の電流値に応じたリーク電流検知電圧VAを出力する。電圧制御回路4の詳細については後述する。
メモリセル2は、トランスファトランジスタTrとコンデンサCを有している。トランスファトランジスタTrは、ゲートがサブワード線に接続されており、第1の端子がビット線に接続され、第2の端子がコンデンサCの一方の端子に接続されている。コンデンサCの他方の端子は所定の電圧を有するBIASに接続されている。
ここで、トランスファトランジスタTrの特性について説明する。トランスファトランジスタTrは、例えばMISFETであって、背景技術で説明した図19に示すゲート電圧−ドレイン電流の特性を有している。つまり、常温においては、Vg=0Vでリーク電流が最小となり、高温時にはゲート電圧Vgを負電圧とすることでリーク電流を最小とすることが出来る。トランスファトランジスタTrは、サブワード線の電圧によって活性状態と不活性状態とが決まる。トランスファトランジスタTrは、サブワード選択信号Aが印加されると活性状態となり、制御電圧VNNが印加されると不活性状態となる。DRAM回路1において、コンデンサCの電荷の保持時間を長くするためには、トランスファトランジスタTrが不活性状態である場合のリーク電流を低減する必要がある。リーク電流は、背景技術で説明したように、ソース領域とドレイン領域と間に流れるサブスレショールドリーク電流やドレイン領域から基板領域に流れるドレイン拡散層接合リーク電流やバンド間トンネルリーク電流(GIDL)がある。これらのリーク電流を足し合わせた場合、リーク電流には、所定のゲート電圧Vg(Id_min)においてリーク電流が最小となる特性がある。このゲート電圧Vg(Id_min)は、デバイス温度に対して変動する特性を有している。ゲート電圧Vg(Id_min)とデバイス温度との関係を図2に示す。
図2に示すゲート電圧Vg(Id_min)のデバイス温度に対する変動の特性は、発明者らの実験によって得られた結果である。発明者らは、ゲート電圧Vg(Id_min)のデバイス温度に対する変動は、半導体集積回路装置の温度Tが、0℃から100℃程度まではデバイス温度に対して直線的に変動することを発見した。ゲート電圧Vg(Id_min)を式で表した場合、(1)式によって近似することができる。
Vg(Id_min)<T> ∝ −α*T ・・・(1)
ここで、Vg(Id_min)<T>は、デバイス温度T(摂氏またはケルビン単位)でのVg(Id_min)であり、αは、α>0であって、プロセスあるいはデバイス構造で決まる定数(単位は、V/℃あるいはV/K)である。なお、発明者らが試作したNMISFETではTを℃単位とした時にαは0.01前後の値であった。
また、図2に示す特性は(2)式によって近似できる。
Vg(Id_min)<T> = −α*T+β ・・・(2)
ここで、βは、T=T0でVg(Id_min)=0Vとなる定数(単位は、V)である。なおT0は、常温でなくても良い。
つまり、制御電圧VNNをゲート電圧Vg(Id_min)と実質的に同じ電圧とし、デバイス温度に対する制御電圧VNNとゲート電圧Vg(Id_min)との変動を実質的に同じにすることで、デバイス温度によらずリーク電流を最小にすることが可能である。本実施の形態では、制御電圧VNNは、電圧制御回路4によって生成されており、電圧制御回路4によって制御電圧VNNを変化させることが可能である。この電圧制御回路4について詳細に説明する。
図3に電圧制御回路4のブロック図を示す。電圧制御回路4は、基準レベル生成回路11、レベル判定回路12、電圧出力回路13を有している。基準レベル生成回路11は、基準レベル電圧VNNrefの電圧レベルを設定する回路である。この基準レベル電圧VNNrefは、レベル判定回路12に入力され、制御電圧VNNと比較される。なお、この基準レベル電圧VNNrefは、温度に依存して変動することはない。レベル判定回路12は、基準レベル電圧VNNrefと電圧制御回路4が生成する制御電圧VNNとの電圧差に基づき制御電圧VNNの大きさを判定する。そして、この判定結果に基づいて制御信号を出力する。電圧出力回路13は、リングオシレータ回路14、ポンプ回路15を有している。リングオシレータ回路14は、レベル判定回路12の制御信号に応じて所定の周波数を有するクロック信号を生成する。ポンプ回路15は、リングオシレータ回路14が生成するクロック信号の周波数に応じて制御電圧VNNの電圧レベルを制御する。
ここで、電圧制御回路4の各ブロックについてさらに詳細に説明する。まず、基準レベル生成回路11のブロック図の一例を図4に示す。図4に示すように、複数の抵抗(例えば、抵抗R111、R112、R1111、R1112、R1121、R1122)とレベル設定素子として用いられる複数の配線変更素子(例えば、ヒューズF1111、F1112、F1121、F1122)とバッファ回路111とを有している。
複数の抵抗は、電源電圧VDDと接地電圧VSSとの間に直列に接続されている。本実施の形態においては、電源電圧VDD側から接地電圧VSS側に向かって、抵抗R1111、R1112、R111、R112、R1121、R1122の順に接続されている。また、抵抗R1111と並列にヒューズR1111が接続され、抵抗R1112と並列にヒューズF1112が接続され、抵抗R1121と並列にヒューズF1121が接続され、抵抗R1122と並列にヒューズF1122が接続されている。バッファ回路111は、出力と反転入力端子が接続された増幅器である。この増幅器の批判点入力端子は、抵抗R111と抵抗R112との間のノードに接続されている。バッファ回路111の出力からは複数の抵抗によって設定された電圧が基準レベル電圧VNNrefとして出力される。
なお、ヒューズは、接続状態では配線として動作し、切断状態となることでヒューズ両端を絶縁状態とすることが可能である。また、ヒューズは、半導体装置を製造した後にレーザーカッター等の装置を用いて、切断することが可能である。そして、ヒューズを切断することで、当該ヒューズと並列に接続された抵抗は、有効になる。本実施の形態では、一例としてヒューズを用いたが、製造後に接続状態を変更できる素子として、短絡型ヒューズ(例えば、ツェナーザップ)、スイッチ素子等を用いても構わない。
また、基準レベル生成回路11の他の一例としては、基準レベル電圧の設定の保持にROM(Read Only Memory)等の記憶装置を使用しても良い。この場合、外部からの制御信号によってROM中のいずれの設定を使用するかを決定する必要がある。つまり、基準レベル生成回路11は、図4の例に限られたものではなく、生成する基準レベル電圧の値を製造後に変更できるものであればよい。
レベル判定回路12について説明する。レベル判定回路12の回路図を図5に示す。レベル判定回路12は、参照電圧生成部121、比較電圧生成部122、比較回路124を有している。参照電圧生成部121は、定電流源I1と第1の抵抗素子(例えば、抵抗R121)とを有している。電源電圧VDDと接地電圧GNDとの間に定電流源I1と抵抗R121とが直列に接続され、定電流源I1と抵抗R121との間のノードから参照電圧VrefNを出力する。定電流源I1は、例えば温度によって電流値I1が変動しない定電流源である。抵抗R121は、例えばポリシリコンで形成される抵抗であって、デバイス温度が高くなるのに応じて所定の比率で抵抗値が小さくなる負の温度特性を有している。つまり、参照電圧生成部121は、I1×R1=VrefNとなる電圧を生成する。この参照電圧VrefNは抵抗R121の温度特性に比例した温度特性を有している。
比較電圧生成部122は、基準レベル電圧VNNrefと制御電圧VNNとの間に分圧素子123が接続されている。分圧素子123は、例えば抵抗R122と抵抗R123とが直列に接続されており、抵抗R122と抵抗R123との間のノードから比較電圧Vcompを出力する。抵抗R122、R123は、例えばそれぞれポリシリコンで形成された抵抗であって、デバイス温度が高くなるとデバイス温度に対して同じ比率で抵抗値が小さくなる負の温度特性を有している。つまり、比較電圧生成部122は、VNN+(R123/(R122+R123))×(VNNref−VNN)=Vcompとなる電圧を生成する。比較電圧Vcompは、抵抗R122と抵抗R123とがデバイス温度に対して同じ比率で変動するために、デバイス温度によらず基準レベル電圧VNNrefと制御電圧VNNを抵抗R122と抵抗R123との抵抗分割比で分割した値となる。
比較回路124は、参照電圧VrefNと比較電圧Vcompとを比較して、参照電圧VrefNが比較電圧Vcompよりも大きければHighレベル(例えば、電源電圧)を出力し、参照電圧VrefNが比較電圧Vcompよりも小さければLowレベル(例えば、接地電圧)を出力する。
つまり、電圧制御回路4は、レベル判定回路12の参照電圧VrefNの温度特性に依存して変動する制御電圧VNNを生成する。また、制御電圧VNNの電圧値は、基準レベル電圧VNNref、抵抗R121〜R123によって設定される電圧となる。ここで、制御電圧VNNのデバイス温度に対する変動の一例を図6に示す。本実施の形態では、図6に示すように、制御電圧VNNのデバイス温度に対する変動はゲート電圧Vg(Id_min)のデバイス温度に対する変動と実質的に同じになるように設定している。
なお、電圧制御回路4は、例えば複数のメモリセルアレイを有するDRAM回路の場合、メモリセルアレイ毎に準備すると良い、あるいはメモリセルが接続されるワード線に対してそれぞれ準備すると良い。
一方、セルリーク電流検知回路20について詳細に説明する。セルリーク電流検知回路20のブロック図を図7に示す。図7に示すように、セルリーク電流検知回路20は、ダミーセル21、とPMISトランジスタP21〜P23、NMISトランジスタN21、N22を有している。ダミーセル21は、例えばメモリセルアレイにおいて一本のサブワード線に接続されるトランスファトランジスタTrと同じ数のリーク検出用電界効果トランジスタ(例えば、ダミートランジスタ)を有している。このダミートランジスタは、ソース端子がBIAS電圧(例えば電源電圧VDDの半分の電圧)に接続され、ドレインが共通に接続される。また、ダミートランジスタのゲートは、ダミーワード線に接続される。そしてダミーワード線にはVNN生成回路10が生成する制御電圧VNNが供給される。なお、セルリーク電流検出回路20は、メモリセルアレイの近傍、あるいは、メモリセルアレイ内に形成されされることが好ましい。また、ダミートランジスタの形状及びサイズはメモリセル2のトランスファトランジスタTrと略同一の形状及びサイズとすることが好ましい。これによって、メモリセルアレイ内のメモリセル2で発生するリーク電流を忠実に再現することが可能である。
PMISトランジスタP21、P22は、ソース端子が電源電圧VDDに接続される。また、PMISトランジスタP21、P22は、ゲート端子が互いに接続される。そして、PMISトランジスタP21のゲート端子とドレイン端子とが互いに接続されている。PMISトランジスタP21のドレイン端子は、ダミーセル21内のダミートランジスタのドレイン端子が共通に接続される共通接続点に接続されている。PMISトランジスタP22のドレイン端子は、リーク電流検知電圧VAを出力する端子に接続されている。
PMISトランジスタP23は、ソース端子が電源電圧VDDに接続される。また、PMISトランジスタP23のゲート端子には、PMISトランジスタP23のドレイン端子から出力される電流が温度によらず略一定となる電圧Vconstが供給されている。そして、PMISトランジスタP23のドレイン端子は、NMISトランジスタN22のドレイン端子に接続されている。NMISトランジスタN21、N22は、ソース端子が接地電圧VSSに接続さている。また、NMISトランジスタN21、N22のゲート端子は、互いに接続されている。そして、NMISトランジスタN22のゲート端子とドレイン端子とは互いに接続さている。NMISトランジスタN21のドレイン端子は、リーク電流検知電圧VAを出力する端子に接続されている。
つまり、セルリーク電流検出回路20は、制御電圧VNNの電圧レベルに応じてメモリセルアレイ上に形成されたメモリセル2で発生するリーク電流を再現し、そのリーク電流の電流値に応じた電圧(例えば、リーク電流検知電圧VA)を出力する。つまり、非選択状態のメモリセル2に供給される制御電圧VNNをダミーセル21のダミートランジスタのゲートに供給することで、ダミーセル21を用いてメモリセル2で発生するリーク電流を再現する。この再現された電流は、リーク電流IAとしてPMISトランジスタP21、P22で構成されるカレントミラーを介して出力される。また、PMISトランジスタP23は、温度によらず一定の電流Iconstを出力する。この電流Iconstは、NMISトランジスタN21、N22で構成されるカレントミラーを介して出力される。つまり、セルリーク電流検知回路20の出力端子からは、リーク電流IAと電流Iconstとの比に基づいた電圧がリーク電流検知電圧VAとして出力される。
ここで、制御電圧VNNとリーク電流IAとの関係を図8に示す。図8に示すように、リーク電流IAは、制御電圧VNNが増加すると減少し、制御電圧VNNが所定の電圧となった時点で最小となる。そして、制御電圧VNNの電圧がリーク電流IAの最小点からさらに増加するとリーク電流IAは再び増加する。
一方、制御電圧VNNとリーク電流検知電圧VAとの関係を図9に示す。図9に示すように、リーク電流検知電圧VAは、制御電圧VNNが増加すると減少し、制御電圧VNNが所定の電圧となった時点で最小となる。そして、制御電圧VNNの電圧がリーク電流検知電圧VAの最小点からさらに増加するとリーク電流検知電圧VAは再び増加する。
本実施の形態においては、セルリーク電流検知回路20を用いて、リーク電流が最小となる制御電圧VNNを測定し、リーク電流が略最小となるような制御電圧VNNをVNN生成回路10が生成するようにする。VNN生成回路10は、制御電圧VNNの初期値がリーク電流が略最小となる値であれば、温度に応じてその制御電圧VNNの値を変動させることが可能である。ここで、制御電圧VNNの初期値の設定方法について説明する。
制御電圧VNNの初期値を設定する場合、まずVNN生成回路10を停止させた状態で、VNN生成回路10の出力に接続されるモニタPAD1から所定の電圧を印加する。そして、セルリーク電流検知回路20の出力に接続されるモニタPAD2を用いてリーク電流検知電圧VAをモニタする。そして、リーク電流検知電圧VAが略最小となる制御電圧VNNの電圧値を測定する。続いて、基準レベル生成回路11のヒューズあるいはROMの設定を適宜変更して、基準レベル電圧VNNrefを測定した電圧値とする。これによって、制御電圧VNNの初期値は、メモリセル2のリーク電流が略最小となる値に設定される。
上記説明より、実施の形態1にかかるDRAM回路1は、MISFETが不活性状態の場合にゲートに印加する制御電圧VNNを電圧制御回路4によって生成する。この制御電圧VNNは、リーク電流を最小とするゲート電圧Vg(Id_min)と実質的に同じにしている。また、制御電圧VNNは、デバイス温度に対する変動がゲート電圧Vg(Id_min)と実質的に同じとなるように設定されている。これにより、実施の形態1にかかるDRAM回路1は、デバイス温度が変動した場合であっても、それぞれのデバイス温度においてリーク電流を最小とすることが可能である。つまり、実施の形態1にかかるDRAM回路1は、温度によらずスタンバイ時の消費電力を最小にすることが可能である。
また、上記のαとβとの値は、プロセスやデバイス構造によって変化するものであるため、LSI設計者は、これらの値を予め測定することでこれらの値を知ることが可能である。なお、基板電圧を変化させた場合、Vg(Id_min)も変化するが、その場合であっても、予めVg(Id_min)の温度依存性を測定することで、LSI設計者は、制御電圧VNNを、該当デバイスのVg(Id_min)に応じた特性とすることが可能である。しかし、基板電圧を操作することは、サブスレショールド電流のドレイン拡散層接合リーク成分への影響も大きいため、これまでの実施の形態で述べてきたゲート電圧の温度に対する変更を、単純に基板電圧に置き換えることはできず、常温で制御する基板電圧/ゲート電圧、高温で制御する基板電圧/ゲート電圧、低温で制御する基板電圧/ゲート電圧には、それぞれ最適な組み合わせが存在する。また、基板電圧の制御を行う場合、その制御は、例えば上記電圧制御回路4と同等の働きをする回路によって行われる。この、基板電圧の制御方法については後述する。
さらに、実施の形態1にかかるDRAM回路1によれば、制御電圧VNNが負電圧となる場合がある。しかしながら、負電圧となった制御電圧VNNであっても、MISFETのゲート電圧を必要以上に低くしなければ、サブワード線の電圧を制御電圧VNNからサブワード選択信号Aに切り換えた場合であっても、その切り換えに要する時間が長くなることはない。そのため、メモリセル2へのアクセス速度の低下を防止しながら、リーク電流を削減することが可能である。
ここで、制御電圧VNNの設定範囲は、ゲート絶縁膜耐圧未満となるように設定するとより好適である。例えば、制御電圧VNNとNMISFETのゲート電圧がゲート絶縁膜耐圧を超えた場合、素子が破壊する恐れがある。さらに、MISFETは、ドレイン−ソース間の電圧差が定格電圧よりも大きい場合に、素子の経時的劣化が大きくなる。この経時的劣化の影響が小さく素子に不具合を生じない期間をTDDB(Time dependent Dielectric Breakdown)寿命という。このことより、制御電圧VNNは、TDDB寿命を短縮しない範囲で設定すると良い。
本実施の形態では、リーク電流のデバイス温度に対する変動特性を測定して、リーク電流のデバイス温度に対する変動特性と実質的に同じ変動となるように制御電圧VNNの電圧のデバイス温度に対する変動を設定した。これに対して、リファレンス用MISFETを半導体基板上に形成しておき、このリファレンス用MISFETの特性に応じて制御電圧VNNの電圧とデバイス温度に対する変動を設定することも可能である。
実施の形態2
実施の形態1にかかる電圧制御回路4は、セルリーク電流検知回路20を使用してリーク電流が最小となる制御電圧VNNの値を測定し、その測定結果に応じて制御電圧VNNの初期値を設定するものであった。これに対して、実施の形態2にかかる電圧制御回路4aは、DRAM回路の動作中におけるリーク電流を測定し、その測定結果を制御電圧VNNの値に反映させるものである。つまり、実施の形態2にかかる電圧制御回路4aは、制御電圧VNNの値を自動制御するものである。
ここで、電圧制御回路4aについて詳細に説明する。図10に電圧制御回路4aのブロック図を示す。図10に示すように、電圧制御回路4aは、実施の形態1にかかる電圧制御回路4に加えて、第2のセルリーク電流検知回路(例えば、セルリーク電流検知回路20b)、レベルシフト回路30、コンパレータ40を有している。なお、第1セルリーク電流検知回路(例えば、セルリーク電流検知回路20a)は、実施の形態1のセルリーク電流検知回路20に相当するものであるが、セルリーク電流検知回路20bと区別するために便宜的に符号を変更した。また、セルリーク電流検知回路20a、20bは、実施の形態1にかかるセルリーク電流検知回路20と実質的に同じ回路である。
レベルシフト回路30は、制御電圧VNNを数十mV〜数百mVシフトさせた電圧VNN2を出力する。本実施の形態では、電圧VNN2は、制御電圧VNNに対して数十mV低い電圧である。コンパレータ40は、非反転端子にセルリーク電流検知回路20aの出力が入力され、反転端子にセルリーク電流検知回路20bの出力が入力される。そして、非反転端子と反転端子とに入力される電圧の差に基づいて出力電圧VCをHighレベル又はLowレベルとする。また、実施の形態2における基準レベル生成回路11は、コンパレータ40の出力電圧VCのレベルを反転させるものである。従って、実施の形態2における基準レベル生成回路11は、インバータ回路などで良い。
上記の説明より、実施の形態2にかかる電圧制御回路4aは、制御電圧VNNに応じて出力されるリーク電流検知電圧VAと制御電圧VNNをシフトさせた電圧VNN2に応じて出力されるリーク電流検知電圧VBとの電圧差に基づきVNN生成回路10を動作させるものである。この動作について説明する。
電圧制御回路4aにおいて生成される各電圧の関係を図11に示す。図11に示すグラフのうち上段のグラフは、制御電圧VNNとリーク電流検知電圧VA、VBとの関係を示すグラフであり、リーク電流検知電圧VBの曲線は、リーク電流検知電圧VAの曲線をシフトさせたものとなっている。つまり、リーク電流検知電圧VBの最小値は、リーク電流検知電圧VAの最小値からシフトした値である。また、リーク電流検知電圧VAの曲線と、リーク電流検知電圧VBの曲線とは交点を有している。そして、この交点に対応する制御電圧VNN(図中の電圧Vg_set1)がコンパレータ40の出力変化点となる。なお、この交点は、リーク電流検知電圧VAが略最小となる制御電圧VNNに近い値とすることが好ましい。
図11に示すグラフのうち中段のグラフは、制御電圧VNNとコンパレータ40の出力電圧VCとの関係を示すグラフである。出力電圧VCは、制御電圧VNNが電圧Vg_set1よりも大きくなるとHighレベルを出力する。一方、制御電圧VNNが電圧Vg_set1よりも小さいとLowレベルを出力する。
図11に示すグラフのうち下段のグラフは、制御電圧VNNと基準レベル生成回路11の基準レベル電圧VNNrefとの関係を示すグラフである。基準レベル電圧VNNrefは、出力電圧VCとは反転した動作となる。ここで、VNN生成回路10は、基準レベル電圧VNNrefがHighレベルである場合、制御電圧VNNの電圧を上昇させる。一方、基準レベル電圧VNNrefがLowレベルである場合、制御電圧VNNの電圧を下降させる。
つまり、実施の形態2にかかる電圧制御回路4aは、制御電圧VNNが電圧Vg_set1の近傍の値となるように自動的に制御電圧VNNを変化させる。このとき、電圧Vg_set1は、リーク電流検知電圧VAが略最小付近となる範囲に設定されている。つまり、本実施の形態の電圧制御回路4aによれば、実施の形態1のような初期設定をすることなく、メモリセル2で発生するリーク電流を略最小に保つことが可能である。
実施の形態3
実施の形態3にかかるレベル判定回路12aは、実施の形態1にかかる比較電圧生成部122を実施の形態3にかかる比較電圧生成部122aに置き換えたものである。実施の形態1にかかる比較電圧生成部122は、設計時に抵抗R122、R123の値を決定するものであった。これに対して、実施の形態3にかかる比較電圧生成部122aは、設計時に決定される抵抗R122〜R123に加えて、抵抗R122と抵抗R123の値を、例えばレーザートリミングによって製品出荷の前に調整することが可能なものである。ここで、実施の形態1と実質的に同じブロックについては同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態3にかかるレベル判定回路12aの回路図を図12に示す。図12に示すように、実施の形態3にかかる比較電圧生成部12aは、基準レベル電圧VNNrefと制御電圧VNNとの間に分圧素子123aが直列に接続されている。分圧素子123aは、抵抗R122、R1221、R1222、R123、R1231、R1232が直列に接続されており、抵抗R122と抵抗R123との間のノードから比較電圧Vcompを出力している。また、抵抗R1221、R1222、R1231、R1232には、それぞれに対して並列になるようにヒューズF1221、F1222、F1231、F1232が接続されている。
したがって、実施の形態3にかかる比較電圧生成部122aによれば、半導体集積回路装置を製造後に、例えば出荷検査工程で制御電圧VNNを測定し、想定した制御電圧VNNとは異なる電圧となっていた場合に調整することが可能である。この調整は、例えば測定した制御電圧VNNが想定した電圧よりも低い場合は、基準レベル電圧VNNref側に接続されるヒューズのいずれかを切断することで補正することが可能である。
ヒューズF1221を切断して制御電圧VNNを調整する場合を一例として説明する。ここで、基準レベル電圧VNNrefに対して、制御電圧VNNは電圧値が低いものとして以下の説明を行う。ヒューズF1221を切断する前の比較電圧Vcompは、VNN+(R123/(R122+R123))×(VNNref−VNN)で表される。これに対して、ヒューズF1221を切断した場合の比較電圧Vcompは、VNN+(R123/(R122+R1221+R123))×(VNNref−VNN)となる。つまり、ヒューズを切断することで比較電圧Vcompの電圧値は、低い電圧値にシフトする。これによって、実施の形態3にかかる電圧制御回路4は、制御電圧VNNを高くするように動作する。
なお、抵抗値の変更は、ヒューズのような断線手段のみならず、ツェナーザップのような通電手段を用いて、通電によって抵抗を有効か無効かのいずれかの状態とすることでも可能である。
上記説明より、実施の形態3にかかるDRAM回路1は、実施の形態1にかかるDRAM回路1よりも精度の高い制御電圧VNNを生成することが可能である。また、制度の高い制御電圧VNNを生成することにより、実施の形態1に対してより精度の高いリーク電流の削減が可能である。
実施の形態4
実施の形態1のレベル判定回路12では参照電圧VrefNを抵抗R121と定電流源I1とによって生成していたのに対して、実施の形態4のレベル判定回路12bでは参照電圧VrefNを所定形状の電界効果トランジスタ(例えば、MISFET)と定電流源I1とによって生成する。この所定形状のMISFETは、例えば特にメモリセルを構成する電界効果トランジスタと実質的に同じ形状のMISFETである。つまり、実施の形態4にかかるレベル判定回路12bは、実施の形態1の抵抗R121を所定形状のMISFETに置き換えたものである。図13に実施の形態4にかかるレベル判定回路12bの回路図を示す。ここで、レベル判定回路12b以外の部分については実施の形態1と実質的に同じであるため、説明を省略する。
図13に示すように、実施の形態4にかかるレベル判定回路12bは、参照電圧生成部121bを有している。参照電圧生成部121bは、定電流源I1と複数のダミートランジスタとを有している。定電流源I1は、実施の形態1と実質的に同じものである。複数のMISFETのゲート端子は、それぞれ接地電圧GNDに接続されており、第1の端子(例えば、ドレイン端子)が定電流源I1に接続され、第2の端子(ソース端子)が所定の電圧を有するBIASに接続されている。また、このダミートランジスタは、例えばメモリセル2に使用されているトランスファトランジスタTrと実質的に同じ形状の電界効果トランジスタである。
このように接続されたダミートランジスタは、不活性状態となり、リーク電流が流れる。このリーク電流を抵抗換算することで、ダミートランジスタは等価的に抵抗素子と見なすことができる。つまり、ダミートランジスタは、不活性状態のトランスファトランジスタTrの等価抵抗と考えることが出来る。ここで、複数のダミートランジスタが定電流源I1に接続されている場合の抵抗値は、定電流源I1に接続されるダミートランジスタの等価抵抗を並列接続した合成抵抗として考えることができる。
また、定電流源I1に接続されるダミートランジスタを一本のサブワード線に接続されるメモリセルの数と同じにすることで、一本のサブワード線に接続されるメモリセルと定電流源I1に接続されるダミートランジスタとを実質的に同じ等価抵抗として扱うことが可能である。ここで、一本のサブワード線に接続されるメモリセル2のトランスファトランジスタTrのレイアウトとダミートランジスタとのレイアウトとを実施的に同じにすると、互いの相対精度が向上し、互いの等価抵抗がより等しくなるため、より好適である。
ダミートランジスタと定電流源I1によって生成された参照電圧VrefNと、制御電圧VNNと基準レベル電圧VNNrefとを抵抗分割することで生成される比較電圧Vcompとを比較することで、レベル判定回路12bは、リングオシレータ回路14に対して制御信号を出力する。ここで、デバイス温度が上昇した場合、リーク電流が略最小となるメモリセルのサブワード電圧は負電圧側に大きくなる。本実施の形態では、メモリセル2のトランスファトランジスタTrと実質的に同じ形状のダミートランジスタの不活性状態での等価抵抗に基づきVrefNを生成している。したがって、トランスファトランジスタTrの不活性状態での等価抵抗がデバイス温度の上昇によって小さくなると、ダミートランジスタの不活性状態での等価抵抗も同様に小さくなり、生成されるVrefNも小さくなる。これによって、電圧制御回路4が生成する制御電圧VNNも小さくなる。
上記説明より、実施の形態4にかかるレベル判定回路12bによれば、サブワード線電圧選択回路3に接続されるメモリセル2の不活性状態での等価抵抗を、ダミートランジスタの不活性状態での等価抵抗で実現し、ダミートランジスタの不活性状態での等価抵抗を用いて参照電圧VrefNを生成する。レベル判定回路12bは、この参照電圧VrefNに基づき制御電圧VNNの電圧を制御する制御信号を出力する。これによって、電圧制御回路4が生成するVNNは、サブワード線電圧選択回路3に接続されるメモリセル2のリーク電流を略最小とするように制御される。
つまり、実施の形態4にかかるレベル判定回路12bは、サブワード線電圧選択回路3に接続されるメモリセル2とダミートランジスタとで実質的に同じ形状のMISFETを使用することで、メモリセル2の不活性状態での等価抵抗の温度変動にダミートランジスタの不活性状態での等価抵抗の温度変動を精度良く追従させることが可能である。したがって、ダミートランジスタと定電流源I1とによって生成される参照電圧VrefNは、メモリセル2の不活性状態での等価抵抗の温度変動に精度良く追従することができる。さらに、この参照電圧VrefNに基づき生成される制御電圧VNNもトランスファトランジスタTrのリーク電流を略最小とするゲート電圧の温度変動に精度良く追従することができる。したがって、実施の形態1乃至3にかかるDRAM回路と比較して、実施の形態4にかかるDRAM回路は、より高い精度でリーク電流を略最小とすることが可能である。
また、上記実施の形態4では、実施の形態1にかかるレベル判定回路12の抵抗R121をダミートランジスタに置き換えたが、実施の形態1にかかるレベル判定回路12の抵抗R122あるいはR123をダミーセルに置き換えても良い。
実施の形態5
実施の形態5にかかるDRAM回路は、第1の制御電圧(例えば、制御電圧VNN)の制御に加えメモリセル2のトランスファトランジスタTrの第2の制御電圧(例えば、基板電圧Vsub)を制御するものである。なお、この基板電圧Vsubは、トランジスタのバックゲート端子に供給される電圧である。ここで、トランスファトランジスタTrの基板電圧Vsubとドレイン電流との関係を図14に示す。図14に示すように、基板電圧Vsub=0Vの場合のドレイン電流に対して、基板電圧Vsubを負(Vsub<0)にするとドレイン電流が最小となるゲート電圧Vg(Id_min)は、電圧が高くなる方向にシフトする。また、温度変動とリーク電流が最小となる基板電圧Vsub(Id_min)との関係を図15に示す。図15に示すように、基板電圧Vsub(Id_min)は、温度が上昇するに従って小さくなる。
つまり、リーク電流を最小にしようとした場合、トランスファトランジスタTrのゲート電圧を一定として、基板電圧Vsubを温度に応じて下降させても良い。上記実施の形態では、温度に応じて制御電圧VNNの電圧を下降させた。しかしながら、制御電圧VNNを低くすると、サブワード線のハイレベル電圧と制御電圧VNNとの電圧差が大きくなり、高速動作の妨げとなる。そこで、本実施の形態においては基板電圧Vsubと制御電圧VNNとをともに制御することで、高速動作とリーク電流の低減とを両立させる。
実施の形態5にかかる電圧制御回路4bのブロック図を図16に示す。図16に示すように、電圧制御回路4bは、第1の電圧生成回路(例えば、VNN生成回路)10a、第2の電圧生成回路(例えば、Vsub生成回路)10b、第1、第2のセルリーク電流検知回路(例えば、セルリーク電流検知回路20c、20d)、レベルシフト回路30a、30b、コンパレータ40、スイッチSW1、SW2を有している。ここで、VNN生成回路10a、Vsub生成回路10b、及び、セルリーク電流検知回路20c、20dは、それぞれ実施の形態1のVNN生成回路10及びセルリーク電流検知回路20と実質的に同じ回路である。また、レベルシフト回路30a、30b、及び、コンパレータ40は、それぞれ実施の形態2のレベルシフト回路30、及び、コンパレータ40と実施的に同じ回路である。つまり、これらのブロックの符号は、説明の便宜上変更しているのみである。
なお、本実施の形態におけるVsub生成回路10bが出力する基板電圧Vsubは、メモリセルアレイのトランスファトランジスタTrの基板電圧としてメモリセルアレイに供給される。また、この基板電圧Vsubは、セルリーク電流検知回路20c、20dのダミートランジスタの基板電圧Vsubとしてダミーセル21に供給される。なお、セルリーク電流検知回路20cには、Vsub生成回路10bが生成した基板電圧Vsubがそのまま入力されている。一方、セルリーク電流検知回路20dには、Vsub生成回路10bが生成した基板電圧Vsubをシフトさせた基板電圧Vsub2が入力されている。
スイッチSW1は、基準レベル生成回路11aとコンパレータ40の出力との間に接続される。一方、スイッチSW2は、基準レベル生成回路11bとコンパレータ40の出力との間に接続される。このスイッチSW1、SW2は、それぞれ制御信号VNN_cont及び制御信号Vsub_contによって導通状態が制御される。
基板電圧Vsubと各電圧との関係について説明する。なお、制御電圧VNNとリーク電流検知電圧VA、VBとの関係は、実施の形態2と同じであるため説明を省略する。電圧制御回路4bにおいて生成される各電圧と基板電圧Vsubとの関係を図17に示す。図17に示すグラフのうち上段のグラフは、基板電圧Vsubとリーク電流検知電圧VA、VBとの関係を示すグラフである。上段のグラフより、リーク電流検知電圧VBの曲線は、リーク電流検知電圧VAの曲線をシフトさせたものとなっている。つまり、リーク電流検知電圧VBの最小値は、リーク電流検知電圧VAの最小値からシフトした値である。また、リーク電流検知電圧VAの曲線と、リーク電流検知電圧VBの曲線とは交点を有している。そして、この交点に対応する基板電圧Vsub(図中の電圧Vg_set2)がコンパレータ40の出力変化点となる。なお、この交点は、リーク電流検知電圧VAが略最小となる基板電圧Vsubに近い値とすることが好ましい。
図17に示すグラフのうち中段のグラフは、基板電圧Vsubとコンパレータ40の出力電圧VCとの関係を示すグラフである。出力電圧VCは、基板電圧Vsubが電圧Vg_set2よりも大きくなるとHighレベルを出力する。一方、基板電圧Vsubが電圧Vg_set2よりも小さいとLowレベルを出力する。
図17に示すグラフのうち下段のグラフは、基板電圧Vsubと基準レベル生成回路11bの基準レベル電圧Vsubrefとの関係を示すグラフである。基準レベル電圧Vsubrefは、出力電圧VCとは反転した動作となる。ここで、Vsub生成回路10bは、基準レベル電圧VsubrefがHighレベルである場合、基板電圧Vsubの電圧を上昇させる。一方、基準レベル電圧VsubrefがLowレベルである場合、基板電圧Vsubの電圧を下降させる。
つまり、実施の形態5にかかる電圧制御回路4bは、基板電圧Vsubが電圧Vg_set2の近傍の値となるように自動的に基板電圧Vsubを変化させる。このとき、電圧Vg_set2は、リーク電流検知電圧VAが略最小付近となる範囲に設定されている。つまり、本実施の形態の電圧制御回路4bによれば、実施の形態1のような初期設定をすることなく、メモリセル2で発生するリーク電流を略最小に保つことが可能である。
また、電圧制御回路4bは、制御電圧VNNの制御に加えて、基板電圧Vsubを制御することで、制御電圧VNNの変動量を抑制する。つまり、基板電圧Vsubを負にすることによって、リーク電流が最小となるゲート電圧Vg(Id_min)の電圧値は電圧が高い方向にシフトする。そして、制御電圧VNNをシフトしたゲート電圧Vg(Id_min)とすることで、制御電圧VNNの変動量を抑制することが可能である。これによって、サブワード線のハイレベル電圧と制御電圧VNNとの差が減少するため、DRAM回路を高速に動作させることが可能である。
なお、実施の形態5では、基板温度が所定温度(例えば、室温)以下の領域では、制御電圧VNN及び基板電圧Vsubを所定の一定電圧に保持する。そして、基板温度が所定の温度以上となった場合に、制御電圧VNN及び基板電圧Vsubの制御を行う。これは、リーク電流の増加が高い基板温度において顕著となり問題があるのに対して、基板温度が低い状態ではリーク電流の量はそれほど問題とならないためである。また、基板温度が低い場合に制御を停止することで、回路の消費電流を低減することが可能である。
また、実施の形態5にかかる電圧制御回路4bでは、所定回数のリフレッシュ動作ごとに生成する電圧の調節を行う。この動作のタイミングチャートを図18に示す。図18に示すように、電圧制御回路4bは、所定回数(図18の例では、N回である)のリフレッシュ動作(リフレッシュ信号の1パルスが1回のリフレッシュ動作に対応している)ごとに制御信号VNN_contのパルスと制御信号Vsub_contのパルスとが交互に入力される。スイッチSW1は、制御信号VNN_contのパルスに応じて導通状態となり、スイッチSW2は、制御信号Vsub_contのパルスに応じて導通状態となる。つまり、電圧制御回路4bは、所定回数のリフレッシュ動作ごとに生成する電圧値を上昇あるいは降圧させる。そして、制御電圧VNNの調整と基板電圧Vsubの調整とが交互に行われる。
これによって、常に電圧制御回路4bを動作させる必要がないため、消費電力を低減することが可能である。また、電圧の調整を交互に行うことで、制御電圧VNNと基板電圧Vsubとを効率よく協調動作させることが可能である。
ここで、基板電圧Vsubは、MISFETの寄生ダイオードの順方向電圧が基板電圧あるいはウェル電圧に対して流れない範囲で設定すると良い。例えば基板電圧を接地電圧とした場合、制御電圧VNNは−0.7V以上とすると良い。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、適宜変更することが可能である。上記実施の形態では、温度に応じて電界効果トランジスタのゲート電圧を無段階に可変としたが、そのゲート電圧を常温でX[V]、高温(例えば、50℃以上)で(X−A)[V]、低温(例えば、0℃以下)で(X+A)[V]という固定値を保つように予め設定しておいても構わない。そして、そのデバイスの製造条件に応じて常温のX[V]を例えばトリミングヒューズなどを用いて(X−α)[V]、(X+β)[V]と可変可能とすることと、温度に応じて、それらの常温での電圧を相対的に変化させることとを前述の電圧制御回路4と同等の働きをする回路が実施すれば、温度条件に応じたデバイスの最適な電流特性が得られる。また、本発明は、DRAMやSRAMなどのメモリ回路に限られたものではなく、ロジック回路など電界効果トランジスタを利用した回路に適用可能である。
また、上記実施の形態においては、トランスファトランジスタTrがNMISトランジスタで形成されている場合について説明したが、PMISトランジスタで形成されるトランスファトランジスタTrであっても良い。この場合、制御電圧VNN及び基板電圧Vsubは、上記実施の形態とは電圧の上昇と下降が逆になる。つまり、本発明は、制御電圧VNN及び基板電圧Vsubを制御しない場合の電圧を基準として、リーク電流が小さくなるように制御電圧VNN及び基板電圧Vsubを制御する。そして、その制御によって基準となる電圧からの電圧差を絶対値で大きくするものである。また、制御電圧VNN及び基板電圧Vsubは、互いの電圧値を独立して制御が可能であることが好ましい。
実施の形態1にかかるDRAM回路の回路図である。 実施の形態1にかかるリーク電流が最小となるゲート電圧とデバイス温度との関係を示すグラフである。 実施の形態1にかかる電圧制御回路のブロック図である。 実施の形態1にかかる基準レベル生成回路の一例を示す回路図である。 実施の形態1にかかるレベル判定回路の回路図である。 実施の形態1にかかる制御電圧VNNとデバイス温度との関係を示すグラフである。 実施の形態1にかかるセルリーク電流検知回路の回路図である。 実施の形態1にかかるリーク電流IAと制御電圧VNNとの関係を示すグラフである。 実施の形態1にかかるリーク電流検知電圧VAと制御電圧VNNとの関係を示すグラフである。 実施の形態2にかかる電圧制御回路のブロック図である。 実施の形態2にかかる電圧制御回路内で生成される各電圧と制御電圧VNNとの関係を示すグラフである。 実施の形態3にかかるレベル判定回路の回路図である。 実施の形態4にかかるレベル判定回路の回路図である。 トランスファトランジスタの基板電圧Vsubとドレイン電流との関係を示すグラフである。 実施の形態5にかかるリーク電流が最小となる基板電圧Vsubとデバイス温度との関係を示すグラフである。 実施の形態5にかかる電圧制御回路のブロック図である。 実施の形態5にかかる電圧制御回路内で生成される各電圧と基板電圧Vsubとの関係を示すグラフである。 実施の形態5にかかる電圧制御回路を動作させる制御信号のタイミングチャートである。 MISFETのゲート電圧とドレイン電流との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 DRAM回路
2 メモリセル
3 サブワード線電圧選択回路
4 電圧制御回路
10、10a VNN生成回路
10b Vsub生成回路
11 基準レベル生成回路
12、12a、12b レベル判定回路
13 電圧出力回路
14 リングオシレータ回路
15 ポンプ回路
20、20a、20b、20c、20d セルリーク電流検知回路
21 ダミーセル
30、30a、30b レベルシフト回路
40 コンパレータ
121、121b 参照電圧生成部
122、122a 比較電圧生成部
123、123a 分圧素子
124 比較回路
I1 定電流源
C コンデンサ
Tr トランスファトランジスタ
R111、R112、R121、R122、R123 抵抗
R1111、R1122、R1121、R1122 抵抗
R1221、R1222、R1231、R1232 抵抗
F1111、F1112、F1121、F1122 ヒューズ
F1211、F1212、F1221、F1222 ヒューズ
VNNref 基準レベル電圧
Vsubref 基準レベル電圧
Vcomp 比較電圧
VrefN 参照電圧

Claims (32)

  1. 電界効果トランジスタをゲート電圧によって不活性状態とする制御電圧を生成する電圧制御回路を有する半導体集積回路装置であって、
    前記電圧制御回路は、デバイス温度に応じて前記電界効果トランジスタが不活性状態である場合に流れるリーク電流が略最小値となるように前記制御電圧を制御する半導体集積回路装置。
  2. 前記電圧制御回路は、所定のデバイス温度における前記電界効果トランジスタのサブスレショールドリーク電流と、ドレイン拡散層接合リーク電流と、バンド間トンネルリーク電流とによって決まるドレイン電流が略最小値となるように前記制御電圧を制御することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記電圧制御回路は、前記制御電圧をデバイス温度に対して直線的な変動となるように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記電圧制御回路は、所定のデバイス温度に対する前記制御電圧をVg(T)、デバイス温度をT、プロセスあるいはデバイス構造によって決まる定数をαとした場合、
    Vg(T)∝−α×T
    となる関係に基づき前記制御電圧を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記電圧制御回路は、前記電界効果トランジスタの寄生ダイオードの順方向電流が基板電位又はウェル電位に対して流れない電圧範囲で前記制御電圧を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記電圧制御回路は、前記電界効果トランジスタのゲート電圧と前記制御電圧との電圧差が前記電界効果トランジスタのゲート絶縁膜耐圧未満となるように前記制御電圧を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記電圧制御回路は、前記電界効果トランジスタのソース電圧とドレイン電圧との電圧差が前記電界効果トランジスタがTDDB寿命を短縮しない電圧差未満となるように前記制御電圧を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記電圧制御回路は、前記制御電圧として、前記電界効果トランジスタのゲート端子に供給される第1の制御電圧と、前記電界効果トランジスタのバックゲート端子に供給される第2の制御電圧とのうち少なくとも一方を生成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  9. 前記第1の制御電圧と前記第2の制御電圧とは、互いに独立又は関連して制御されることを特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路装置。
  10. 前記第1の制御電圧と前記第2の制御電圧とは、温度に応じて電圧値が互いに逆方向に変動するように制御されることを特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路装置。
  11. 前記第2の制御電圧は温度の上昇に応じて降圧され、前記第1の電圧は温度の上昇に応じて昇圧されることを特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路装置。
  12. 前記電圧制御回路は、不活性状態の前記電界効果トランジスタで発生するリーク電流を前記制御電圧に基づき再現し、当該リーク電流の電流値に応じた検知電圧を生成するセルリーク電流検知回路と、前記検知電圧に基づき前記制御電圧の電圧値を設定し、デバイス温度に応じて当該制御電圧の電圧値を変動させる電圧生成回路とを有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  13. 前記セルリーク電流検知回路は、前記電界効果型トランジスタと形状あるいは電気特性が略同等のリーク電流検出用電界効果トランジスタを有し、前記リーク電流検出用電界効果トランジスタで発生したリーク電流の電流値に応じた前記検知電圧を生成することを特徴とする請求項12に記載の半導体集積回路装置。
  14. 前記セルリーク電流検知回路は、前記電界効果型トランジスタのゲート端子に前記制御電圧を供給する配線に接続される前記電界効果型トランジスタの数と同数のリーク電流検出用電界効果トランジスタによって生成されるリーク電流の電流値に応じた前記検知電圧を生成することを特徴とする請求項12に記載の半導体集積回路装置。
  15. 前記電圧生成回路は、所定のデバイス温度おいて発生した前記リーク電流検知用電界効果トランジスタのリーク電流のうち略最小の電流値に対応した前記検知電圧に基づき前記制御電圧を生成することを特徴とする請求項12に記載の半導体集積回路装置。
  16. 前記リーク電流検出用電界効果トランジスタは、前記電圧生成回路が出力する前記制御電圧に基づき動作することを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  17. 前記電圧生成回路は、生成する電圧値の基準レベルを設定する基準レベル生成回路を有し、当該基準レベル生成回路は、レベル設定素子として切断型ヒューズ、短絡型ヒューズ、スイッチ素子、記憶型論理回路のいずれか1つによって設定を記憶し、前記レベル設定素子の状態に応じた基準レベル電圧を生成することを特徴とする請求項12に記載の半導体集積回路装置。
  18. 前記レベル設定素子の状態は、前記検知電圧の値に応じて設定されることを特徴とする請求項17に記載の半導体集積回路装置。
  19. 前記電圧制御回路は、前記電圧生成回路が出力する制御電圧に基づき第1の検知電圧を出力する第1のセルリーク電流検知回路と、前記制御電圧をレベルシフトさせた電圧に基づき第2の検知電圧を出力する第2のセルリーク電流検知回路とを有することを特徴とする請求項12に記載の半導体集積回路装置。
  20. 前記第2のセルリーク電流検知回路に入力される制御電圧は、前記電圧生成回路が出力する制御電圧と数十mV〜数百mVの電圧差を有することを特徴とする請求項19に記載の半導体集積回路装置。
  21. 前記電圧生成回路は、前記第1の検知電圧と前記第2の検知電圧との電圧差に基づいて前記制御電圧を昇圧又は降圧させることを特徴とする請求項19に記載の半導体集積回路装置。
  22. 前記電圧制御回路は、所定回数のリフレッシュ動作ごとに前記電圧生成回路が出力する制御電圧を、昇圧もしくは降圧することを特徴とする請求項19に記載の半導体集積回路。
  23. 前記制御電圧が供給される電界効果型トランジスタは、メモリセルのトランスファトランジスタであることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  24. 前記トランスファトランジスタは、ゲート端子に前記制御電圧が印加されることで不活性状態となることを特徴とする請求項23に記載の半導体集積回路装置。
  25. 前記電界効果トランジスタのゲート電圧は、メモリセルのワード電位であることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  26. 前記電圧制御回路は、複数のメモリセルアレイブロック毎あるいはメモリセルが接続されるワード線単位に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  27. 電界効果トランジスタのゲート電極に印加する制御電圧を生成する電圧制御回路を有する半導体集積回路装置であって、
    前記電圧制御回路は、所定の電流値となる電流を出力する定電流源と、抵抗値がデバイス温度に対して所定の変動となる第1の抵抗素子とを有し、前記定電流源が出力する電流と前記第1の抵抗の抵抗値に基づきデバイス温度に対して所定の変動量となる参照電位を生成する参照電圧生成部と、
    所定の電圧値となる基準レベル電圧と、前記制御電圧とが入力され、前記定電圧と前記制御電圧との間に複数の抵抗素子が直列に接続された分圧素子を有し、前記定電圧と前記制御電圧との電位差を前記分圧素子の抵抗分割比で分圧した比較電圧を生成する比較電圧生成部と、
    前記参照電圧と前記比較電圧との電位差に基づいて調整信号を出力する比較回路とを有し、
    前記調整信号に基づき前記制御電圧の電圧値を調整する半導体集積回路装置。
  28. 前記第1の抵抗素子及び前記複数の抵抗素子のうち少なくとも1つは、断線手段あるいは通電手段によって抵抗値が変更可能であることを特徴とする請求項27に記載の半導体集積回路装置
  29. 前記第1の抵抗素子及び前記複数の抵抗素子のうち少なくとも1つは、所定形状の電界効果トランジスタまたは前記制御電圧によって制御される電界効果トランジスタの不活性状態をリーク電流に基づき等価抵抗で表したものであることを特徴とする請求項28に記載の半導体集積回路装置。
  30. 前記第1の抵抗素子及び前記複数の抵抗素子のうち少なくとも1つは、一本のワード線に接続されている複数のメモリセルと同数の電界効果トランジスタによって、前記複数のメモリセルの合成抵抗の等価抵抗と実質的に同じ合成等価抵抗として表されることを特徴とする請求項27に記載の半導体集積回路装置。
  31. 所定のゲート電圧に対応するドレイン電流が流れる電界効果トランジスタと、
    任意のデバイス温度のときの前記ゲート電圧に対するドレイン電流の特性において、前記ドレイン電流が略最小値となるように前記電界効果トランジスタを制御する電圧制御回路とを備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  32. 電界効果トランジスタを不活性状態とする制御電圧を生成する電圧制御回路を有する半導体集積回路装置であって、
    前記電圧制御回路は、前記電界効果トランジスタが不活性状態である場合に流れるリーク電流が略最小値となるゲート電圧のデバイス温度に対する変動に応じて前記制御電圧の電圧値を制御する制御信号を出力するレベル判定回路と、
    前記制御信号に応じて前記制御電圧を生成する電圧生成回路とを有する半導体集積回路装置。
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