JP2007161302A - コンロの梱包構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】天板(31)のバーナ用開口(30a)(30b)(30c)に、複数の爪部(38)を具備する五徳(33a)(33b)(33c)が設置されるコンロの梱包構造に関し、安価に且つ確実に、五徳(33a)(33b)(33c)を固定した状態に梱包できるようにすること。
【解決手段】バーナ用開口(30a)(30b)(30c)の位置に五徳(33a)(33b)(33c)を配置させた状態でコンロが収容される上方開放の外箱(10)と、外箱(10)の上方開放端に連設され且つ水平姿勢にて外箱(10)を閉塞可能な複数の蓋片(1a)(1b)(1c)(1d)と、五徳(33a)(33b)(33c)の上方に直接的に被覆され且つ爪部が貫通可能な長孔が形成されているシート状の天面パッド(4)と、蓋片(1a)(1b)を切り起こして、水平姿勢の蓋片(1a)(1b)から下方へ突出する押圧脚(11)とを設け、押圧脚(11)の突出高さを、前記蓋片(1a)(1b)と天面パッド(4)との間に形成される空間の高さ以上に設定したこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンロの梱包構造、特に、五徳を具備するコンロの梱包構造に関する。
システムキッチンのカウンタートップに落とし込んで装着させる、所謂、ドロップインコンロを梱包する構造として、例えば、図9に示すような梱包構造が知られている。
前記コンロは、3つのガスバーナ(図示せず)が内蔵された三口コンロであり、コンロ本体(3)の上面に載置されるコンロ天板(31)には、ガスバーナの炎孔部を露出させるための3つのバーナ用開口(30)が形成されている。バーナ用開口(30)としては、前方に、大バーナ用の大孔が左右に2つ形成されていると共に、後方中央には、小バーナ用の小孔が1つ形成されており、各開口(30)に設置される3つの五徳(33)や、排気ガード(34)、及び、バーナリングその他の附属部品(32)等が具備されている。又、コンロ本体(3)の中央には、グリル部(35)が備えられている。
この種のドロップインコンロのコンロ本体(1)は、左右両側方に配設される一対のサイドパッド(2)(2)と、コンロ本体(1)の前方及び後方に配設され且つ前後方向の位置決めをする前後パッド(21)(22)と共に、外箱(10)内に収納される。前記コンロ本体(3)の上面にはコンロ天板(31)が載置され、コンロ天板(31)の上面には、その全域を被覆するように、保護シート(23)、天面パッド(20)、及び、五徳収納パッド(24)が順に積層されて、外箱(10)内に箱詰めされる。
天面パッド(20)の一辺に沿って、排気ガード(34)を収納するための収納筒(25)が設けられており、五徳収納パッド(24)には、大小3つの五徳収納室(26)が設けられていると共に、上記した附属部品(32)をそれぞれ格納するための上方開放の複数の収納室(27)が形成されている。
このものでは、収納状態において、コンロ本体(3)は、外箱(10)内において、一対のサイドパッド(2)(2)及び前後パッド(21)(22)によって位置決めされ且つ保護されると共に、コンロ天板(31)は、保護シート(23)、天面パッド(20),五徳収納パッド(24)によって上方からの衝撃から保護され、五徳(33)や各種附属部品(32)は、五徳収納パッド(24)内に固定される梱包態様となる。
特開平8−104388号公報 特開2002−302155号公報 特開2004−210393号公報
しかしながら、上記従来のものでは、3つの五徳(33)を固定するための専用の五徳収納室(26)が設けられた五徳収納パッド(24)が必要である。五徳(33)は、一般に、環状体に複数の爪部が突設された形状を呈しており、五徳収納室(26)は、前記形状に応じた特別な形状に構成しなければならないから、従来の五徳収納パッド(24)では生産性が悪く、コストも高くついていた。
本発明は、『天板に設けられるバーナ用開口に、複数の爪部を具備する五徳が設置されているコンロの梱包構造』において、安価に且つ確実に、五徳を固定した状態に梱包できるようにすることを課題とする。
(1)上記課題を解決するための本発明の請求項1に係る発明の梱包構造は、『前記バーナ用開口の位置に前記五徳を配置させた状態で前記コンロが収容される上方開放の外箱と、
前記外箱の上方開放端に連設され且つ水平姿勢にて前記外箱を閉塞する複数の蓋片と、
前記五徳の上方に直接的に被覆され且つ前記爪部に対応する各位置に前記爪部が貫通可能な長孔が放射状に形成されているシート状の天面パッドと、
前記蓋片を切り起こすことにより、前記水平姿勢の蓋片から下方へ突出する押圧脚とが設けられ、
前記蓋片と前記天面パッドとの間に形成される空間の高さは前記爪部の前記天面パッドからの突出高さよりも高く構成されていると共に、前記押圧脚の突出高さは前記空間の高さ以上に設定されている』ことである。
上記技術的手段は次のように作用する。
コンロ本体の天板のバーナ用開口に、例えば、保護シート等を介して、五徳を配置し、この状態で、コンロ本体を外箱内に収納する。コンロ本体は、例えば、従来のサイドパッドや前後パッドと共に収納される。そして、五徳を直接被覆するように、シート状の天面パッドを外箱内に収納する。このとき、天面パッドに設けられている長孔に五徳の爪部が各々嵌め込まれて天面パッドの上方に爪部が突出すると共に、天面パッドと外箱の上方開放端との間には、爪部の突出高さよりも高い空間が形成される態様となる。外箱の上方開放端に連設させた複数の蓋片を内方に折り曲げて略水平に維持させることにより、蓋片によって、外箱を閉塞することができる。この水平姿勢における蓋片には、下方へ突出する複数の押圧脚が設けられている。押圧脚の突出高さは、前記空間の高さ以上に設定されていることから、蓋片で外箱を閉塞させると、前記空間は押圧脚によって保持され、上方から荷重がかかっても押圧脚がクッション部材として機能する。又、この閉塞姿勢において、天面パッドの表面は押圧脚によって押圧され、同時に、五徳は、天面パッドによって下方へ押圧されることとなる。これにより、五徳は、バーナ用開口の位置に維持され、上下方向の移動が阻止されると共に、爪部が天面パットに設けた長孔に嵌め込まれていることにより、水平方向の移動も阻止された状態に固定される。
(2)請求項2の発明のものは、請求項1のコンロの梱包構造において、『前記押圧脚は、二つの構成片の先端を交差させて噛み合わせることにより、三角筒形状に構成されている』もので、蓋片内に所定の間隔をおいて二つの構成片を設け、これら構成片を先端で交差させることにより、三角筒形状の押圧脚を構成することができる。外箱を蓋片で閉塞させると、押圧脚は略水平に維持された蓋片から、逆三角形状に突出する態様となり、下端の交差部分で天面パッドを押圧することとなる。
(3)請求項3の発明のものは、請求項1又は2のコンロの梱包構造において、『前記押圧脚の、前記天面パッドへの接触部は平面状に構成されている』ものでは、押圧脚の先端を略水平に折り曲げることにより平面部を構成しておけばよい。
(4)請求項4の発明のものは、上記各請求項のコンロの梱包構造において、『前記天面パッドは、前記長孔の内側端が連通する所定形状に打ち抜かれ、その被打ち抜き片を、前記五徳の下方に敷く五徳パッドとした』ものであり、天面パッドには、長孔の内方端が連結された所定形状の孔が開口することとなり、この開口の形成に伴って打ち出された被打ち抜き片は、五徳とバーナ用開口との間に介在されて緩衝材として機能する。
(5)請求項5の発明のもののように、上記各請求項のコンロの梱包構造において、『前記天面パッドの両側部を折り畳むことにより、前記天面パッドの両側辺に沿って、附属部品を収納するための収納室を設け、前記収納室の高さは前記空間の高さに略一致させた』ものでは、蓋片で外箱を閉塞させると、蓋片の基端部或は両側部が前記収納部に当接する態様となり、天面パッドの両側部の上方への浮き上がりが防止される。
(6)請求項6の発明のものは、上記各請求項のコンロの梱包構造において、『前記バーナ用開口は、天板の前方左右に2つ、後方中央に1つ設けられており、前記押圧脚は、前記後方中央のバーナ用開口に配置される五徳の両側近傍に対応する前記天面パッドの各部分を押圧するように設定されている』ものでは、バーナ用開口及び五徳が3つの三口コンロに採用可能であり、押圧脚は、天面パッドの後方中央で且つ後方中央の五徳の両側に対応する部分を押圧するから、外箱の左右の蓋片が、後方中央の五徳にまで届かない閉塞態様となる場合でも、前記後方中央の五徳のズレを防止することができる。
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
外箱内に、コンロ本体、五徳、シート状の天面パッドを、順に載置し、押圧脚を突設させた蓋片で、外箱の上方開放端を閉塞させるだけで、押圧脚が天面パッドを介して五徳を下方へ押圧することにより、五徳をバーナ用開口の位置に配置した収納状態のまま垂直方向及び水平方向に不用意にずれることなく確実に固定することができる。よって、従来のような、五徳収納室が設けられた特殊な形状の五徳収納パッドを使用する必要がなく、天面パッドは、五徳の爪部を嵌合させる長孔が打ち抜かれたシート状に構成するだけでよいから、生産性が高く、梱包にかけるコストや手間を削減することができる。又、天面パットから閉塞状態にある蓋片までの空間は押圧脚によって確保され、その空間内に、五徳の爪部が天面パットから突出する梱包態様となるから、蓋片の上方から荷重がかかっても、前記荷重はクッション部材としての押圧脚で吸収され、前記荷重が爪部に影響を及ぼすことはない。よって、五徳、さらには、その下方のコンロ天板の損傷を防止することができる。
請求項2のものでは、押圧脚を2つの構成片を下端で交差させることにより、下方に凸の三角筒形状に構成したから、上下方向の荷重が作用した場合に、両構成片がその先端部で相互に支え合う態様となるから、断面コ字状や口字状に構成する場合よりも、上下方向の荷重に対する強度が確保できる上に、高温多湿等の劣悪な条件下でも形状が崩れにくい。よって、天面パッドの表面を押圧する押圧力は初期状態のまま維持され、五徳を一層確実に固定することができる。
請求項3のものでは、押圧脚の先端を略水平に折り曲げた平面部で天面パッドを押圧する構成としたから、押圧脚と天面パッドとの間には、前記平面部の面積分の摩擦力が作用することとなり、天面パッドの水平方向のズレに対する抵抗となる。よって、天面パッドの水平方向のズレを防止することができるから、五徳を一層、安定した状態で固定することができる。
請求項4のものでは、天面パッドを所定形状に打ち抜くことにより得られた被打ち抜き片を五徳とバーナ用開口との間に緩衝材として介在させたから、両者に傷が付く不都合を防止できると共に、本来なら廃棄される被打ち抜き片を利用することで、廃棄物の削減にも貢献している。
請求項5のものでは、附属部品を収納するための収納室を天面パッドに設ける構成としたから、天面パッドの両側部を折り畳んで構成すれば、附属部品のための収納室を別途用意する必要がない。又、天面パッドは、蓋片を閉塞させることにより、押圧脚で押圧される以外に、収納部が形成されている両側部が蓋片の基端部又は両側部で押圧されて上方への浮き上がりが防止されているから、一層確実に五徳を固定することができる。
請求項6のものでは、3つの五徳を1枚のシート状の天面パッドで固定できるようにしたから、短い蓋片であっても、三口コンロのすべての五徳を固定させた状態に、容易に且つ確実にしかも低コストで梱包することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明実施の形態は、ドロップインコンロを梱包する梱包構造に実施したもので、図1は梱包構造の分解斜視図である。
この実施の形態におけるコンロは、同図に示すように、中央にグリル部(35)が備えられ且つ3つのガスバーナ(3a)(3b)(3c)が内蔵されたコンロ本体(3)の上端から、システムキッチンのカウンタートップに形成されている開口の周縁に支持させるための外周フランジ部(36)を外方へ向かって水平に張り出させた、所謂、ドロップインコンロであり、外周フランジ部(36)の上面には、コンロ天板(31)が載置されて使用される。
コンロ天板(31)は、外周フランジ部(36)に略一致する大きさ形状に構成されており、ガスバーナ(3a)(3b)(3c)の炎孔部を露出させるための3つのバーナ用開口(30a)(30b)(30c)が形成されている。バーナ用開口(30a)(30b)(30c)のうち、前方左右に形成されているバーナ用開口(30a)(30b)は大バーナ用の大孔であり、後方中央に形成されているバーナ用開口(30c)は小バーナ用の小孔である。
又、使用時に組み付けられる五徳(33a)(33b)(33c)や、排気ガード(34)や、その他の附属部品(32)が具備されている。
この実施の形態に係るドロップインコンロを梱包する梱包構造の概略を説明する。
まず、コンロ本体(3)の左右両側方に配設されるサイドパッド(2)(2)と、コンロ本体(3)の前方に配設される前パッド(21)と共に、コンロ本体(3)を外箱(10)内に収納する。そして、その上から、外周フランジ部(36)の前方に配設され且つ外箱(10)内においてコンロ天板(31)の前方向の位置決めをする前上パッド(28)と共に、コンロ天板(31)を、本体カバー(29)を介して、外周フランジ部(36)の上面に載置させる。
コンロ天板(31)上に保護シート(23)を被覆させた後、コンロ天板(31)のバーナ用開口(30a)(30b)(30c)に、各々に合った大きさの汁受け皿(37a)(37b)(37c)、五徳パッド(41a)(41b)(41c)、五徳(33a)(33b)(33c)を、順に載置し、五徳(33a)(33b)(33c)の上から、天面パッド(4)を五徳(33a)(33b)(33c)に直接接触するように載置する。
尚、汁受け皿(37a)(37b)(37c)、五徳パッド(41a)(41b)(41c)、五徳(33a)(33b)(33c)も、バーナ用開口(30a)(30b)(30c)の大きさに応じて、後方中央に位置させる汁受け皿(37c)、五徳パッド(41c)、五徳(33c)は、前方に位置する汁受け皿(37a)(37b)、五徳パッド(41a)(41b)、五徳(33a)(33b)に比べて小径に形成されている。
前上パッド(28)と、天面パッド(4)には、排気ガード(34)や、エンドピースカバー等の附属部品(32)を収納するための収納室(40)が設けられており、各収納室(40)にそれぞれ排気ガード(34)や附属部品(32)等を収納した後、外箱(10)の上方開放端に連設されている4枚の蓋片(1a)(1b)(1c)(1d)を順に内側に折り畳んで、外箱(10)を閉塞させることにより、ドロップインコンロの梱包が完了する。
外箱(10)及び各種パッドは段ボール紙を折り畳んで組み立てられており、基本的には、外箱(10)及び各種パッドを構成している各垂直面に沿って、段ボール紙の溝が走行するように構成されている。
本発明実施の形態のコンロの梱包構造においては、梱包時に五徳(33a)(33b)(33c)がコンロ天板(31)上に固定されるように、3つの五徳(33a)(33b)(33c)を天面パッド(4)で被覆すると共に、天面パッド(4)を外箱(10)の2枚の蓋片(1a)(1b)にそれぞれ設けた2つの押圧脚(11)で下方へ押圧している。
まず、押圧脚(11)について説明する。
図2は、外箱(10)の開放状態を示す斜視図であり、図3は蓋片(1a)のみの拡大図である。
外箱(10)の四辺で構成される上方開放端のうち、対向位置にある一対の蓋片(1a)(1b)に設けられる押圧脚(11)は、図3に示すように、蓋片(1a)(1b)の自由端辺に開放する略コ字状の第1打ち抜き部(12a)と、第1打ち抜き部(12a)から両側方に所定距離離れた位置を前記自由端辺に対して直角方向に切り込んでなる一対の第2打ち抜き部(12b)(12b)と、第2打ち抜き部(12b)(12b)間に前記自由端辺に平行に設けられる第3打ち抜き部(12c)とで囲まれる範囲に構成される第1構成片(12)と、第1構成片(12)よりも内方に設けられ且つ第3打ち抜き部(12c)に平行な第1打ち抜き部(13a)と、第2打ち抜き部(12b)(12b)間と同じ幅で且つ第1打ち抜き部(12a)内に密嵌可能な凸部(14)を具備させた形状の第2打ち抜き部(13b)とで囲まれる範囲に構成される第2構成辺(13)とからなり、第3打ち抜き部(12c)及び第1打ち抜き部(13a)の両側方に、折り曲げ線(15)が、又、第1打ち抜き部(12a)の両側方、及び、凸部(14)の基端部に折り曲げ線(16)が、各々前記自由端辺に平行に形成されている。
第3打ち抜き部(12c)及び第1打ち抜き部(13a)の両側方の折り曲げ線(15)を折り曲げて、凸部(14)を第1打ち抜き部(12a)内に嵌め込むことにより、図2に示すように、第1構成片(12)と第2構成片(13)とで、三角筒形状の押圧脚(11)が形成される。
尚、第1、第2構成辺(12)(13)は、蓋片(1a)(1b)を、外箱(10)の上方開放端部を閉塞する方向へ水平に折り曲げた状態にて、下方(外箱(10)内)に突出する向きに折り曲げられる。すなわち、蓋片(1a)(1b)を閉塞させた状態では、押圧脚(11)は、図4に示すように、外箱(10)内に、略逆三角形状に突設され、その突出高さを、先に外箱(10)内に収納されている天面パット(4)の表面から外箱(10)の上方開放端(100)までの高さよりもやや高くなるように設定しておくことにより、蓋片(1a)(1b)が水平姿勢となるように外箱(10)を閉塞させたとき、押圧脚(11)の突出下端で天面パット(4)の表面を押圧させることができる。
天面パット(4)は、1枚の長方形状の段ボール紙からなり、図4に示すように、左右の短辺側を段ボール紙の溝に対して直角に順に上方に折り畳むことにより、部分的に上方に開放する収納室(40)が設けられて、収納室(40)を設けた状態にて、外箱(10)内にちょうど嵌まる大きさに設定されている。
そして、両短辺に沿って設けられている収納室(40)が、蓋片(1a)(1b)側に位置するように、天面パット(4)を外箱(10)内に収納する。五徳(33a)(33b)(33c)の爪部(38)に対応する天面パット(4)の各位置には、図5に示すように、爪部(38)の幅よりもやや幅広の長孔(42)が打ち抜かれていると共に、長孔(42)で囲まれた各範囲内に、五徳(33a)(33b)(33c)の内周縁よりも小径の丸孔(43)をそれぞれ打ち抜く。その後、長孔(42)の内側端が連通するように、同図の二点鎖線に沿って打ち抜く。これにより、天面パット(4)には、図6に示すような形状の打ち抜き孔(44)が、前方に大きく2つ、後方に小さく1つの合計3つ形成されると共に、このときにできる被打ち抜き部が、図7に示すような形状の五徳パッド(41a)(41b)(41c)となる。
上記構成の天面パット(4)を用いて、ドロップインコンロを、押圧脚(11)を突設させた蓋片(1a)(1b)を具備する外箱(10)内に収納するには、まず、サイドパッド(2)(2)を外箱(10)の短辺に沿うようにそれぞれ収納すると共に、サイドパッド(2)(2)の下端片に載置されるように、コンロ本体(3)を前パッド(21)と共に収納する。この収納状態においては、サイドパッド(2)(2)の頂面の上方に、コンロ本体(3)の外周フランジ(36)が張り出す態様となる。その後、上述したように、樹脂シートからなる本体カバー(29)を介してコンロ天板(31)を外周フランジ(36)の上に載置し、さらにその上に、同じく樹脂シートからなる保護シート(23)を介して、コンロ天板(31)(31)の各五徳(30a)(30b)(30c)に、大きさの合った汁受け皿(37a)(37b)(37c)をそれぞれ嵌め込んで固定し、汁受け皿(37a)(37b)(37c)に、予め、裏側に五徳パッド(41a)(41b)(41c)を装着させた状態の五徳(30a)(30b)(30c)を載置する。
五徳パッド(41a)(41b)(41c)は、図7の二点鎖線に示すように、外方に開放する6つの略U字状切欠(45)に、五徳(30a)(30b)(30c)の爪部(38)の下端部(39)が嵌め込まれるように、五徳(30a)(30b)(30c)の裏側に装着させることができる。この状態で、前述の汁受け皿(37a)(37b)(37c)上に載置することにより、五徳(30a)(30b)(30c)と汁受け皿(37a)(37b)(37c)とが直接当接することがなく、相互に損傷させる不都合を防止することができる。
五徳(30a)(30b)(30c)を載置した上から、天面パッド(4)を直接載置する。このとき、各五徳(30a)(30b)(30c)の爪部(38)の位置が、天面パッド(4)に設けた長孔(42)の位置に対応するように、五徳(30a)(30b)(30c)の向きを設定しておく。
天面パッド(4)を載置すると、図6の後方中央に示す例のように、打ち抜き孔(44)のうち、外方へ延長している長孔(42)内に、五徳(33c)の爪部(38)が天面パッド(4)の下方から嵌まり込んだ状態となり、図4の二点鎖線に示すように、五徳(33c)の環状体(330)の上面に、天面パッド(4)が載置される。
天面パッド(4)を外箱(10)内に収納したとき、天面パッド(4)の表面と外箱(10)の上方開放端(100)との間には、所定高さ(h)の空間(S)が形成されるように設定されてあり、天面パッド(4)の収納室(40)の高さは、空間(S)内の高さ(h)に略一致するように設定されている。各収納室(40)内に、排気ガード(34)等の附属部品(32)を収納した後、空間(S)の上方を閉塞するように、蓋片(1a)(1b)を外箱(10)内へ倒す。
蓋片(1a)(1b)は収納室(40)が形成されている天面パッド(4)の左右両短辺に連設されており、これらを倒すことにより、蓋片(1a)(1b)の基端部は、空間(S)の高さ(h)に略一致する高さの収納室(40)の上面に当接し、前述した押圧脚(11)が、図4に示すように、後方中央の五徳(33c)の両側に相当する天面パッド(4)の表面を押圧する態様となる。
押圧脚(11)は、第1構成片(12)と第2構成片(13)との先端部相互をかみ合わせて略三角形状に構成されているものであるが、その高さは、空間(S)の高さ(h)よりも高く設定されていると共に、第2構成片(13)の先端部である(14)及び、第1構成片(12)の(12a)の両側に位置する突出部(17)(17)は、共に、基端部で折り曲げられて、段ボール紙の切断面ではなく、凸部(14)および突出部(17)の平面部分で天面パッド(4)に接触するように構成されている。
これにより、蓋片(1a)(1b)で外箱(10)の上方開放部を閉塞させると、蓋片(1a)(1b)の基端部が収納室(40)に当接することにより、天面パッド(4)の短辺に沿った両側部が下方へ押圧されると同時に、押圧脚(11)(11)によって、後方中央の五徳の両側部分が下方へ押圧されることとなる。
押圧脚(11)は、上述したように、三角筒形状に構成されているから、上下の荷重に対してつぶれにくい。又、その高さは、天面パッド(4)の上方の空間(S)の高さ(h)以上に設定されている上に、天面パッド(4)には、凸部(14)及び突出部(17)の平面部分が当接するように設定してあるから、蓋片(1a)(1b)を水平姿勢に保持されるように強制的に閉塞させると、押圧脚(11)はやや変形しながら、その復元力によって天面パッド(4)の後方寄りの2箇所を前記平面部で押圧する。従って、凸部(14)及び突出部(17)の平面部分が天面パッド(4)を押圧することとなるから、摩擦抵抗が大きくなり、押圧脚(11)に対する天面パッド(4)の左右のズレを防止することができる。
このように、天面パッド(4)は、蓋片(1a)(1b)の基端部及び押圧脚(11)の先端に設けた平面部によって下方へ押圧されると共に横ズレも防止されており、又、天面パッド(4)の長孔(42)には、各爪部(38)を嵌め込んでいるから、五徳(33a)(33b)(33c)は、コンロ天板(31)のバーナ用開口(30a)(30b)(30c)にそれぞれ固定された状態が維持され、上下左右に不用意にずれることがない。
その後、他の蓋片(1c)(1d)を蓋片(1a)(1b)の上から被せて、図8に示すように、テープを貼着させることにより、ドロップインコンロの梱包が完了する。尚、第1、第2構成片(12)(13)を切り起こした後に蓋片(1a)(1b)にできる孔部は、梱包完了状態において、他の蓋片(1c)(1d)で隠蔽され、外部に露出することはない。
上記した梱包構造では、3つの五徳(33a)(33b)(33c)を一枚のシート状の天面パッド(4)で被覆させるだけで、五徳(33a)(33b)(33c)を上下左右にずれることなくコンロ天板(31)上に固定できるようにしたから、五徳(33a)(33b)(33c)専用の梱包材を利用する場合に比べて、梱包にかかるコストや手間を大幅に削減することができる。
又、五徳(33a)(33b)(33c)と汁受け皿(37a)(37b)(37c)との間に介在させる五徳パッド(41a)(41b)(41c)は、天面パッド(4)を打ち抜いた後の廃材を利用したから、廃棄物も削減されることとなる。
本発明実施の形態のコンロの梱包構造の分解斜視図。 本発明実施の形態のコンロの梱包構造に採用した外箱の斜視図。 図2の外箱の蓋片の一つを示す拡大図。 本発明実施の形態のコンロの梱包構造の使用状態を示す要部拡大断面図。 本発明実施の形態のコンロの梱包構造に採用した天面パッドの製造途中の平面図。 本発明実施の形態のコンロの梱包構造に採用した天面パッドの完成状態の平面図。 本発明実施の形態のコンロの梱包構造に採用した五徳パッドの説明図。 本発明実施の形態のコンロの梱包構造の梱包完了状態の斜視図。 従来の梱包構造の分解斜視図。
符号の説明
(1a)(1b)(1c)(1d)・・・・・蓋片
(10)・・・・・・・・・・・外箱
(11)・・・・・・・・・・・押圧脚
(3) ・・・・・・・・・・・コンロ本体
(30a)(30b)(30c) ・・・・・バーナ用開口
(31)・・・・・・・・・・・天板
(33a)(33b)(33c) ・・・・・五徳
(38)・・・・・・・・・・・爪部
(4) ・・・・・・・・・・・天面パッド
(42)・・・・・・・・・・・長孔
(S) ・・・・・・・・・・・空間

Claims (6)

  1. 天板に設けられるバーナ用開口に、複数の爪部を具備する五徳が設置されているコンロの梱包構造において、
    前記バーナ用開口の位置に前記五徳を配置させた状態で前記コンロが収容される上方開放の外箱と、
    前記外箱の上方開放端に連設され且つ水平姿勢にて前記外箱を閉塞可能な複数の蓋片と、
    前記五徳の上方に直接的に被覆され且つ前記爪部に対応する各位置に前記爪部が貫通可能な長孔が放射状に形成されているシート状の天面パッドと、
    前記蓋片を切り起こすことにより、前記水平姿勢の蓋片から下方へ突出する押圧脚とが設けられ、
    前記蓋片と前記天面パッドとの間に形成される空間の高さは前記爪部の前記天面パッドからの突出高さよりも高く構成されていると共に、前記押圧脚の突出高さは前記空間の高さ以上に設定されていることを特徴とするコンロの梱包構造。
  2. 請求項1に記載のコンロの梱包構造において、前記押圧脚は、二つの構成片の先端を交差させて噛み合わせることにより、三角筒形状に構成されていることを特徴とするコンロの梱包構造。
  3. 請求項1又は2に記載のコンロの梱包構造において、前記押圧脚の、前記天面パッドへの接触部は平面状に構成されていることを特徴とするコンロの梱包構造。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のコンロの梱包構造において、前記天面パッドは、前記長孔の内側端が連通する所定形状に打ち抜かれ、その被打ち抜き片を、前記五徳の下方に敷く五徳パッドとしたことを特徴とするコンロの梱包構造。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のコンロの梱包構造において、前記天面パッドの両側部を折り畳むことにより、前記天面パッドの両側辺に沿って、附属部品を収納するための収納室を設け、前記収納室の高さは前記空間の高さに略一致させたことを特徴とするコンロの梱包構造。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のコンロの梱包構造において、前記バーナ用開口は、天板の前方左右に2つ、後方中央に1つ設けられており、前記押圧脚は、前記後方中央のバーナ用開口に配置される五徳の両側近傍に対応する前記天面パッドの各部分を押圧するように設定されていることを特徴とするコンロの梱包構造。
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