JP2007146194A - スケール除去装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】移動装置と、フレーム体と、架台と、架台に傾動可能に支持された支持体基部、および、支持体基部に進退自在に設けられた支持体先端部を備えた支持体と、前記支持体先端部に設けられ前記酸化スケールを破砕する回転破砕装置80とを具備し、前記回転破砕装置は、外周に設けられた複数の羽根812により前記酸化スケールを切削して掻き上げる回転体81と、前記回転体の上方外側を覆う状態に設けられ前記酸化スケールを回収する回収フード82と、回収フードの内部にて水平に配置され前記回収フードにて回収された前記酸化スケールを横送りする水平スクリュオーガ86と、この水平スクリュオーガにて回収された前記酸化スケールを前記架台側へ向けて搬送するスケール搬送装置とを備えていることを特徴とするスケール除去装置。
【選択図】図9
Description
しかしながら、加熱炉Wの炉底には、圧延材料を移動させるためのスキッドを支持する支柱が多数配置されており、ショベルカー、ブレーカーのような建設、土木作業で使用されるような機械装置を入れて炉底を走行させ、スケールを破砕、除去することは困難である。このため、炉内温度が60℃程度になるまで冷却した後、炉内にコンベアを持ち込み、ツルハシやスコップにより人力でスケールを破砕し、コンベアに載せ炉外に排出していた。
また、回転破砕装置が、フレーム体に搭載された架台に傾斜可能に支持され、且つ軸方向に進退可能な支持体の先端に設けられているため、回転破砕装置の高さ位置を広範囲に調整することができ、炉内に堆積しているスケール層の厚さに応じて、効率的に破砕作業を行なうことが可能とされている。
これにより、破砕作業中に発生するスケール、粉塵を作業と同時に炉外へ除去することができる構成が採用されている。
ここで、集塵フード内面と回転破砕装置との間隙をできるだけ小さくすることにより、少ない風量で吸引風速を高めることが可能となる。そこに、回収能率を上げるため回転破砕装置の回転速度を上げると、スケールの飛翔方向と吸引方向とが一致しなくなるため、回転破砕装置から集塵ホースへの酸化スケールの乗り継ぎがスムーズに行えなくなる。これにより、回転破砕装置の回転速度を上げても、スケール回収能率が所定値以上に向上しなくなる飽和状態となる。一方、回収能率を上げるため、回転破砕装置および集塵フードの幅を大きくすると、開口面積が増して吸引風速が低下する。また、集塵ホースへ導くために幅方向を絞ることにより吸引方向への速度成分が低下する。このため、上記と同様な飽和状態となってしまう。
この架台に傾動可能に支持された支持体基部、および、この支持体基部に進退自在に設けられた支持体先端部を備えた支持体と、前記支持体先端部に設けられ、前記酸化スケールを破砕する回転破砕装置とを具備し、前記回転破砕装置は、外周に設けられた複数の羽根により、前記酸化スケールを切削して掻き上げる回転体と、前記回転体の上方外側を覆う状態に設けられ、前記回転体により掻き上げられた前記酸化スケールを回収する回収フードと、この回収フードの内部にて水平に配置され、前記回収フードにて回収された前記酸化スケールを横送りする水平スクリュオーガと、この水平スクリュオーガにて回収された前記酸化スケールを前記架台側へ向けて搬送するスケール搬送装置とを備えていることを特徴とするスケール除去装置である。
そして、回転破砕装置において、回転体にて炉底の酸化スケールを切削して掻き上げ、掻き上げられた酸化スケールを回収フードにて回収する。そして、回収した酸化スケールを水平スクリュオーガにて横送りすることで、スケール搬送装置にて酸化スケールを架台側へ向けて搬送できるようにしている。これにより、切削後の酸化スケールを水平スクリュオーガを用いて機械的に搬送できるため、集塵装置による吸引速度を高めずとも、破砕した酸化スケールを好適に回収・搬送できる。このため、吸引ホースや集塵装置に大きな負荷が掛かることがなく、安定した酸化スケールの除去を実施できる。さらに、回転体の回転速度を上げても、これに追従して水平スクリュオーガの回転速度を上げれば、回収能率が飽和することなく、酸化スケールを高効率で回収・搬送できる。
したがって、本発明のスケール除去装置によれば、ウォーキングビーム式加熱炉における炉底の酸化スケールを好適に除去できる。
以下に、本発明の第1実施形態について図面に基づいて説明する。図2は本発明の第1実施形態に係るスケール除去システムを示した模式図である。
図2において、スケール除去システムSは、本発明のスケール除去装置1を用いて、ウォーキングビーム式加熱炉Wの炉底W3に蓄積された酸化スケールを除去し、さらに、除去した酸化スケールを加熱炉Wの外部に搬送するものである。このようなスケール除去システムSは、スケール除去装置1と、吸引ホース2と、レシーバータンク3と、吸引側ホース4と、吸引装置5と、スケールスルース6とを備えて構成されている。
吸引ホース2は、可撓性ホースであり、その一端がスケール除去装置1における後述する吸引ホース連結部90に連通し、他端がレシーバータンク3の下部に接続されている。
レシーバータンク3は、吸引ホース2を介してスケール除去装置1から供給された酸化スケールを一時的に貯留する。そして、このレシーバータンク3の下部には図示しない開口部が設けられ、この開口部からスケールスルース6へと貯留した酸化スケールを間欠的もしくは連続的に排出する。通常、レシーバータンク3は、その底部に所定量の酸化スケールが堆積してから、これを該開口部より間欠的に切出して排出するものであるが、該開口部に図示しないロータリーフィーダーなど、気密性を確保できてかつ定量的に切り出し可能な手段を設けることにより、酸化スケールを連続的に排出することが可能となる。
吸引側ホース4は、レシーバータンク3の上部および吸引装置5を連通させるホースである。
吸引装置5は、例えば60m3/minの吸引能力を有したバキュームカーなどであり、必要に応じて当該バキュームカーを複数台設けてもよい。
なお、スケール除去装置1とレシーバータンク3との間には、加熱炉Wの入側に配置され、吸引ホース2を巻取、開放するための図示しないホースリールが必要に応じて設けられている。
次に、スケール除去装置1の全体構成について、図面に基づいて説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係るスケール除去装置を模式的に示す側面図であり、図4はその平面図であり、図5はその正面図である。なお、図3では、支持体における中継部材を図示省略している。
図3〜5において、スケール除去装置1は、移動装置10と、フレーム体20と、油圧ユニット30と、制御弁類40と、架台50と、ハンガー巻取ローラ60と、支持体70と、回転破砕装置80とを具備している。
このような移動装置10は、4つの車輪11(図3参照)と、これら車輪11の外周に掛け渡された一対のクローラ12と、一対の連結材13と、左右移動装置14と、サイドローラー15と、油圧モータなどの駆動装置(図示せず)とを備えている。
車輪11は、それぞれ4つの車軸(図示せず)に回転可能に支持されている。
クローラ12の中央部には、移動桁W2上に設けられたスキッドW5を乗り越えないため、かつ、通り心から外れないために、それぞれ凹溝121が形成されている(図4,5参照)。
連結材13は、左右方向側のそれぞれの前後の車軸を連結する。
これにより、スケール除去装置1は、前記駆動装置からの駆動力を受けて、クローラ12がスキッドW5を乗り越えずに、かつ、通り心から外れない状態で、移動桁W2上を移動可能とされている。
具体的には、フレーム体20は、左右方向に沿って延びた前横フレーム21および後横フレーム22と、移動装置10の内側に互いに左右方向の間隔を開けて平行に配置された一対の内縦フレーム23とを備え、これにて主骨格が形成されている。
前横フレーム21および後横フレーム22は、隣接する移動桁W2同士の間隔以上に左右方向に大きく伸びて形成されている。したがって、前横フレーム21および後横フレーム22は、移動装置10の左右両外側から大きく左右方向に張り出すことになり、これにて、スケール除去装置1が移動桁W2上から転落することを防止可能としている。
また、前横フレーム21の上面における溝211内には、架台50を左右方向に移動させるための駆動ねじ軸212(図4参照)が前横フレーム21の左右両端部に回転可能に固定されている。そして、前横フレーム21の右端には、駆動ねじ軸212を回転させる駆動装置213(図4参照)が設けられている。
外縦フレーム24は、移動装置10の左右端部側にそれぞれ設けられており、それぞれ前後方向に沿っている。外横フレーム25は、連結材13と外縦フレーム24の間を連結する状態に前後一対でそれぞれ設けられており、それぞれ左右方向に沿っている。内横フレーム26は、移動装置10と内縦フレーム23の間を連結する状態に前後一対でそれぞれ設けられており、それぞれ左右方向に沿っている。中間外縦フレーム27は、外縦フレーム24と連結材13との間にそれぞれ設けられており、それぞれ前後方向に沿っている。中間外縦フレーム28は、前後の内横フレーム26間にそれぞれ設けられ、それぞれ前後方向に沿っている。
制御弁類40は、フレーム体20上に搭載され、油圧ユニット30からの作動油をスケール除去装置1の各部に適宜供給する。
具体的には、架台50は、図3に示すように、上下部材51,52と、上下部材51,52の前後方向の中間においてこれらを上下方向の間隔を有して固定する間隔部材53とで構成され、前方側と後方側とに開口部が形成されている。
なお、本実施形態では、上記ホースリール(図示しない)を加熱炉Wの入側に必要に応じて配置するとしたが、高さの制約が許せば、スケール除去装置1に搭載してもよい。
なお、ホースハンガーの棒状材の長手方向の中間部は、その両端部に対して回転可能な構造とすることが好ましい。これにより、吸引ホース2が移動桁W3上に敷設されたホースハンガー上を移動する際、吸引ホース2とホースハンガーとの摩擦抵抗が小さくなり、スケール除去装置1の円滑な移動を確保できるようになる。
次に、支持体70の構成について図面に基づいて説明する。図6は、支持体および回転破砕装置の概略構成を示す平面図であり、図7はその斜視図である。なお図7では、吸引ホース連結部を図示省略している。図8は、図7におけるA部を模式的に示したX方向からの矢視図である。
支持体70は、図3〜7に示すように、架台50に傾動可能に支持された支持体基部71と、この支持体基部71に進退自在に設けられた支持体先端部72とを備えている。
また、例えば後述するロータスライドシリンダ717を駆動させる場合は、クランプ用ロッド713Cを後退させて該ロッド先端をスライド棒部材723Dから離間させることにより、スライド棒部材723Dはリング部材713A内面で摺動可能となり、ロータ角度調整シリンダ723の一端側を任意の位置に移動可能としている。
また、オーガシャフト721の上端は閉塞されて、当該上端外側には回転破砕装置80における後述する搬送側駆動装置89が設けられている(図6参照)。さらに、オーガシャフト721の外周面上端側は開口して、ここに後述する吸引ホース連結部90の連絡管91が連結されている(図11参照)。これにて、搬送スクリュオーガ88の作用により、オーガシャフト721の上端側に搬送されてきた酸化スケールを吸引ホース連結部90へと移動させることが可能とされている。そして、オーガシャフト721の下端には、中継部材722が連結されている。このように、オーガシャフト721は回転破砕装置80を支持する構造体として機能し、かつ、搬送スクリュオーガ88と共に酸化スケールを搬送する搬送手段としても機能する。
なお、上述したように、スライド棒部材723Dは、角度調整シリンダ用板部713におけるリング部材713Aに挿通されて、クランプシリンダ713Bの作用により適宜開放・把持される。これにて、ロータスライドシリンダ717の作動により、オーガシャフト721、中継部材722および回転破砕装置80と共に、ロータ角度調整シリンダ723もシリンダフレーム717Bの軸方向に沿って前進後退可能になっている。
次に、回転破砕装置80の具体的な構成について図面に基づいて説明する。図9は回転破砕装置の外観を示す斜視図であり、回収フード、回転体駆動装置および伝導機構のそれぞれの一部を適宜省略して示している。図10は、図9と異なる角度からの回転破砕装置の外観を示す斜視図であり、回収フード、フィルタ、回転体駆動装置および伝導機構のそれぞれの一部を適宜省略して示している。
このような回転破砕装置80は、図9,9に示すように、回転体81と、回収フード82と、回転体駆動装置83と、伝導機構84と、フィルタ85と、水平スクリュオーガ86と、スケール搬送装置87(図6参照)と、吸引ホース連結部90(図11参照)と、図示しない冷却装置とを備えている。
羽根812は、回転軸811の延出方向に沿って複数設けられ、各羽根812は、回転軸811回りに異なる角度位置に取り付けられ、回転軸の一端側の羽根812がスケールに衝突すると、続けて、他端側に向かって羽根812が順次衝突するように配置され、これにより炉底W3上の酸化スケールが破砕される。
回転体カバー部821は、回転する羽根812先端が描く円弧よりも径大のハーフパイプ状の上面部と、当該ハーフパイプ状の両端から軸中心に向かう状態に延出する側面部とで構成されている。この側面部は、回転体81における回転軸811の両端を、前記上面部の軸と同軸上で回転可能に軸支する。
水平オーガカバー部822は、回転体カバー部821の一側端部(図9中左側端部)から延出して水平スクリュオーガ86の外周を略覆う上面部と、この上面部の両端を塞ぐ側面部とで構成されている。
また、水平オーガカバー部822にて、水平スクリュオーガ86を内部に収容する略円柱状の水平オーガ収容空間824が形成されている。この水平オーガ収容空間824の内部において、前記誘導された酸化スケールが回収され、水平スクリュオーガ86の回転により、当該酸化スケールが水平スクリュオーガ86の一端側(図10中左端側)に連続的に搬送されるようになっている。
このようなフィルタ85により、回転体81にて切削されて掻き上げられた酸化スケールのうち、サイズの大きなものが篩い落とされて、粒径サイズが所定寸法以下の酸化スケールのみが水平オーガ収容空間824内部にて回収されるようになる。したがって、搬送時に、サイズの大きな酸化スケールが搬送ラインの各部に詰まることを防止できるようになる。
具体的には、水平スクリュオーガ86の回転軸861は、水平オーガ収容空間824の内部において、回転体81の回転軸811と平行する状態で設けられている。そして、この回転軸861の一端部は、水平オーガカバー部822の一側面部に設けられた軸受862にて、回転可能に軸支されている。
また、回転軸861の他端部(図10左端部)には、水平側ベベルギア863が設けられており、後述する搬送スクリュオーガ88の搬送側ベベルギア882と噛合するようになっている。そして、水平スクリュオーガ86の一端側(図10左端側)は、環状部材826から、中継部材722内部に固定された後述するギア保護用ケーシング883内に挿入されており、回転軸861の当該他端部は、ギア保護用ケーシング883内に嵌合固定された後述するベベルギア用軸受883Bにて回転可能に軸支されている。
そして、図10に示すように、回転軸881の下端側には、搬送側ベベルギア882が設けられており、上述したように、水平スクリュオーガ86における水平側ベベルギア863と噛合するようになっている。また、搬送スクリュオーガ88の下端側は、中継部材722内部に固定されたギア保護用ケーシング883内に挿入されており、回転軸861の当該他端部は、ギア保護用ケーシング883内に嵌合固定された後述するベベルギア用軸受883Aにて回転可能に軸支されている。
図11において、吸引ホース連結部90は、一端がオーガシャフト721の上端外側に連結されオーガシャフト721の内部と連通する連絡管91と、この連絡管91の他端部に連結されて内部が連絡管91内部に連通するハウジング92と、このハウジング92の下端部に形成された空気孔93と、この空気孔93を開放・閉塞する弁94とを備えている。また、ハウジング92の上端部には、吸引ホース2の一端が連結されている。
これにより、搬送スクリュオーガ88から羽根部材884を介してハウジング92内部に搬送された酸化スケールが、空気孔93から吸引ホース2へと向かう空気の流路に導入され、吸引ホース2を介してウォーキングビーム式加熱炉W外部へと搬送されるようになっている。なお、空気孔93は、弁94にて開放・閉塞されて、吸引ホース2の吸引力に合わせて空気の導入量が適宜調整される。
次に、上記スケール除去装置1により、ウォーキングビーム式加熱炉Wの炉底W3に蓄積された酸化スケールを除去する動作について説明する。
まず、ロータ角度調整シリンダ723にてロータの最適姿勢を調整する。クランプシリンダ713Bの作動にてスライド棒部材723Dを把持した状態で、ロータ傾動シリンダ715を駆動すると、支持体基部71の角度に関わらずロータの姿勢を維持可能なため(平行リンク機構を形成するため)、スケールの堆積深さによらずロータによる回収効率を維持することができる。
同様に、ロータスライドシリンダ717により、ロータの姿勢を維持しながら回転破砕装置80の炉底W3からの高さを調整することができる。
なお、回転破砕装置80の炉底W3からの高さ調整は、ロータ傾動シリンダ715あるいはロータスライドシリンダ717のいずれでも行えるため、どちらか一方だけ備える構成としてもよいが、堆積深さの範囲が大きい場合は、両者を組み合わせることにより、コンパクトな装置で安定した回収が可能となる。例えば、ロータ傾動シリンダ715だけで対応すると、堆積深さが大きい場合、回転破砕装置80が前方に振り上げられる状態になり、走行が不安定になり易い。一方、ロータスライドシリンダ717だけで対応すると、シリンダ長さが大きくなり装置のコンパクトさが失われてしまう。
なお、除去効率を図るために回転体81の回転速度を上げたとしても、水平スクリュオーガ86および搬送スクリュオーガ88の回転速度を上げれば、回収漏れすることなく、また、回収能率が飽和することなく切削した酸化スケールを搬送可能できる。
このように、水平スクリュオーガ86および搬送スクリュオーガ88により比重の大きな酸化スケールを移動桁W2の高さ位置まで機械的に搬送し、移動桁W2の高さ位置からは吸引装置5により水平方向に空気搬送する、というように搬送能力を使い分けている。このため、吸引装置5は高い吸引圧力を用いずとも酸化スケールを空気搬送することが可能となるので、吸引装置5や吸引ホース2に係る負荷は小さくて済む。
上記第1実施形態におけるスケール除去装置1によれば、以下に示す効果を奏することができる。
そして、回転破砕装置80において、回転体81にて炉底W3の酸化スケールを切削して掻き上げ、掻き上げられた酸化スケールを回収フード82にて回収する。そして、回収した酸化スケールを水平スクリュオーガ86にて横送りすることで、スケール搬送装置87にて酸化スケールを架台側へ向けて搬送できる。このように、切削後の酸化スケールを水平スクリュオーガ86を用いて機械的に搬送しているため、吸引装置5による吸引速度を高めずとも、破砕した酸化スケールを好適に回収・搬送できる。このため、吸引ホース2や吸引装置5に大きな負荷が掛かることがなく、安定した酸化スケールの除去を実施できる。さらに、回転体81の回転速度を上げても、これに追従して水平スクリュオーガの回転速度を上げれば、回収能率が飽和することなく、酸化スケールを高効率で回収・搬送できる。
したがって、ウォーキングビーム式加熱炉Wにおける炉底W3の酸化スケールを好適に除去できる。
これにより、吸引装置5による空気搬送によらずに、搬送スクリュオーガ88による機械的な搬送により比重の大きな酸化スケールを炉底W3から移動桁W2の高さ位置まで搬送できる。このため、吸引ホース2や吸引装置5に大きな負荷が係ることなく、酸化スケールを炉外へと好適に搬送できる。
これにより、水平スクリュオーガ86および搬送スクリュオーガ88の回転が連動して行われるので、酸化スケールの搬送をスムーズに行うことができる。そして、水平スクリュオーガ86用の回転駆動装置を設ける構成に比べて、部材点数が少なくて済み、かつ、水平側ベベルギア863および搬送側ベベルギア882を設ける簡易な構成であるので、装置を安価に製造できる。さらには、装置の小型化に寄与できる。
これにより、回転体駆動装置83の回転駆動力を複数の歯車841を介して回転体81に確実に伝達できるので、スケール除去作業を安定して行うことができる。また、回転体81の回転駆動を回転体駆動装置83にて独立して行うことができるので、状況に合わせて回転体81の回転速度を調整することができる。
これにより、水平スクリュオーガ86あるいは搬送スクリュオーガ88が噛み込みなどで停止した際に、空気搬送の流速が急激に低下することによるホース内での閉塞を避けられる。そして、水平スクリュオーガ86および搬送スクリュオーガ88により比重の大きな酸化スケールを移動桁W2の高さ位置まで機械的に搬送し、移動桁W2の高さ位置からは吸引装置5により水平方向に空気搬送する、というように搬送能力を使い分けることができる。このため、吸引装置5は高い吸引圧力を用いずとも酸化スケールを空気搬送することができ、吸引装置5や吸引ホース2に係る負荷を低減できる。
このように、回転軸881に羽根部材884を設ける簡易な構成で、搬送スクリュオーガ88による機械的な搬送から吸引装置5による空気搬送へと確実に切り換えることができる。しかも、酸化スケールのハウジング92内部への送り出しは搬送スクリュオーガ88の回転を利用したものであるので、当該送り出しのために大掛かりな装置などを設けずに済み、装置全体を安価なものとすることができ、かつ、装置の駆動に要するエネルギーを省くことができる。
次に、本発明の第2実施形態について図面に基づいて説明する。なお、第2実施形態に係るスケール除去装置は、図1〜10に示した上記第1実施形態と、回転破砕装置80の構成のみが異なる。つまり、本実施形態は、回転体駆動装置83を設けずに、搬送側駆動装置89の回転駆動力のみにて回転体、水平スクリュオーガおよび搬送スクリュオーガの全てを回転させるというものである。このため、上記第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を用い、説明および図示を適宜省略する。図12は、第2実施形態における回転破砕装置を示した模式図である。
回転破砕装置80Aは、図12に示すように、回転体81Aと、回収フード82と、伝導機構84Aと、フィルタ85と、水平スクリュオーガ86Aと、スケール搬送装置87と、吸引ホース連結部90(図11参照)と、図示しない冷却装置とを備えている。
なお、回転破砕装置80Aを備えたスケール除去装置の全体的な動作については、上記(1-5)に示した動作と略同様であるため、説明を省略する。
上記第2実施形態におけるスケール除去装置によれば、第1実施形態の奏する上記(1-6-1)〜(1-6-3)、(1-6-5)および(1-6-6)に示す効果に加えて、以下に示す効果を奏することができる。
これにより、搬送側駆動装置89の回転駆動力のみで、回転体81による酸化スケールの切削動作と、水平スクリュオーガ86Aおよび搬送スクリュオーガ88による酸化スケールの搬送動作とを同時に行うことができる。このため、回転体81Aを回転駆動させる回転体駆動装置83(図9参照)を回収フード82に設けなくて済むので、回転破砕装置80Aの軽量化およびコンパクト化が図れ、結果として回転破砕装置80Aを支持する支持体70の構造も軽量化・簡易化することができる。また、部材点数が少なくて済むので、スケール除去装置の製造コストを低減できる。
さらに、支持体70は狭隘なスキッドの間に挿入されるが、支持体70先端部への油圧ホースなど駆動装置へのホース類が不要となるため、干渉の懸念が少なくなり操作性も改善される。
次に、本発明の第3実施形態について図面に基づいて説明する。なお、第3実施形態に係るスケール除去装置は、図1〜10に示した上記第1実施形態と、回転破砕装置80の構成のみが異なる。つまり、本実施形態は、搬送側ベベルギア882および水平側ベベルギア863を設けずに、新たに水平スクリュオーガのみを回転駆動させる水平側駆動装置を設ける。そして、回転体、水平スクリュオーガおよび搬送スクリュオーガのそれぞれを、固有の駆動装置にて回転させるというものである。このため、上記第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を用い、説明および図示を適宜省略する。図13は、第3実施形態における回転破砕装置を示した模式図である。
回転破砕装置80Bは、図13に示すように、回転体81と、回収フード82と、2組の伝導機構84,84Bと、フィルタ85と、水平スクリュオーガ86Bと、スケール搬送装置87Bと、吸引ホース連結部90(図11参照)と、水平側駆動装置860と、図示しない冷却装置とを備えている。
伝導機構84Bは、水平側駆動装置860の回転駆動力を水平スクリュオーガ86Bに伝達するものである。このような伝導機構84Bは、互いに噛合する複数の歯車841Bを一組と、これら歯車841Bを回転可能な状態で内包するケーシング842Bとを備えている。これら複数の歯車841Bのうちの1つに、水平スクリュオーガ86Bの回転軸861Bが連結されて、複数の歯車841Bのうちの他の歯車841Bに水平側駆動装置860における図示しない回転軸が連結されている。
なお、回転破砕装置80Bを備えたスケール除去装置の全体的な動作については、上記(1-5)に示した動作と略同様であるため、説明を省略する。
上記第3実施形態におけるスケール除去装置によれば、第1実施形態の奏する上記(1-6-1)、(1-6-2)、(1-6-5)および(1-6-6)に示す効果に加えて、以下に示す効果を奏することができる。
これにより、回転体81による酸化スケールの切削動作と、水平スクリュオーガ86Bによる酸化スケールの搬送動作と、搬送スクリュオーガ88Bによる酸化スケールの搬送動作とを、それぞれ独立して行うことができる。このため、状況に応じて、回転体81、水平スクリュオーガ86Bおよび搬送スクリュオーガ88Bのそれぞれの回転速度を調整することができる。
次に、本発明の第4実施形態について図面に基づいて説明する。なお、第4実施形態に係るスケール除去装置は、図13に示した上記第3実施形態と、回転破砕装置80Bの構成のみが異なる。つまり、本実施形態は、水平スクリュオーガを回転駆動させる水平側駆動装置を備えておらず、回転体駆動装置83の回転駆動力で回転体および水平スクリュオーガの双方を回転させ、搬送側駆動装置89の回転駆動力で搬送スクリュオーガのみを回転させるというものである。このため、上記第3実施形態と同様の構成については、同一の符号を用い、説明および図示を適宜省略する。図14は、第4実施形態における回転破砕装置を示した模式図である。
回転破砕装置80Cは、図14に示すように、回転体81Cと、回収フード82と、2組の伝導機構84,84Cと、フィルタ85と、水平スクリュオーガ86Cと、スケール搬送装置87Cと、吸引ホース連結部90(図11参照)と、図示しない冷却装置とを備えている。
伝導機構84Cは、回転体81Cからの回転駆動力を水平スクリュオーガ86Cに伝達するものである。このような伝導機構84Cは、互いに噛合する複数の歯車841Cを一組と、これら歯車841Cを回転可能な状態で内包するケーシング842Cとを備えている。これら複数の歯車841Cのうちの1つに、水平スクリュオーガ86Cの回転軸861Cが連結されて、複数の歯車841Cのうちの他の歯車841Cに回転体81Cにおける回転軸811Cが連結されている。なお、伝導機構84Cを構成する歯車841Cの歯数を調整することにより、回転体81Cの回転速度を高速度に、水平スクリュオーガ86Cの回転速度を低速度にするなど、各部の回転速度を任意に調整可能である。
なお、回転破砕装置80Cを備えたスケール除去装置の全体的な動作については、上記(1-5)に示した動作と略同様であるため、説明を省略する。
上記第4実施形態におけるスケール除去装置によれば、第3実施形態の奏する上記(1-6-1)、(1-6-2)、(1-6-5)および(1-6-6)に示す効果に加えて、以下に示す効果を奏することができる。
次に、本発明の第5実施形態について図面に基づいて説明する。なお、第5実施形態に係るスケール除去装置は、図14に示した上記第4実施形態と、回転破砕装置80Cの構成のみが異なる。つまり、本実施形態は、水平側ベベルギア863および搬送側ベベルギア882を備え、搬送スクリュオーガを回転駆動させる搬送側駆動装置89を備えておらず、回転体駆動装置83の回転駆動力のみで回転体、水平スクリュオーガおよび搬送スクリュオーガの全てを回転させるというものである。このため、上記第4実施形態と同様の構成については、同一の符号を用い、説明および図示を適宜省略する。図15は、第5実施形態における回転破砕装置を示した模式図である。
回転破砕装置80Dは、図15に示すように、回転体81Dと、回収フード82と、2組の伝導機構84,84Dと、フィルタ85と、水平スクリュオーガ86Dと、スケール搬送装置87Dと、吸引ホース連結部90(図11参照)と、図示しない冷却装置とを備えている。
伝導機構84Dは、上記第4実施形態と同様の構成であり、回転体81Dからの回転駆動力を水平スクリュオーガ86Dに伝達する。このような伝導機構84Dは、互いに噛合する複数の歯車841Dを一組と、ケーシング842Dとを備えている。これら複数の歯車841Dのうちの1つに、水平スクリュオーガ86Dの回転軸861Dが連結されて、複数の歯車841Dのうちの他の歯車841Dに、回転体81Dにおける回転軸811Dが連結されている。
なお、伝導機構84Dを構成する歯車841Dの歯数を調整することにより、回転体81Dの回転速度を高速度に、水平スクリュオーガ86Dの回転速度を低速度にするなど、各部の回転速度を任意に調整可能である。
なお、回転破砕装置80Dを備えたスケール除去装置の全体的な動作については、上記(1-5)に示した動作と略同様であるため、説明を省略する。
上記第5実施形態におけるスケール除去装置によれば、第4実施形態の奏する上記(1-6-1)、(1-6-2)、(1-6-5)および(1-6-6)に示す効果に加えて、以下に示す効果を奏することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
これらの水平側ベベルギア863は、ギア保護用ケーシング883Eの内部において、搬送スクリュオーガ88の搬送側ベベルギア882にそれぞれ噛合しており、当該ギア保護用ケーシング883E内部に固定されたベベルギア用軸受883A,883Bにて、搬送スクリュオーガ88の回転軸881の一端部と、一対の水平スクリュオーガ86E1,86E2の回転軸861Eにおける当該一端部が回転可能に軸支されている。
また、一対の水平スクリュオーガ86E1,86E2の回転軸861Eにおけるそれぞれの他端部は、回収フード82Eの内部に設けられた軸受862Eにて、回転可能な状態で軸支されている。そして、水平スクリュオーガ86E1,86E2はそれぞれの回転が互いに逆となるので、水平スクリュオーガ86E1,86E2のそれぞれに形成されたらせんは同ピッチとなるように形成されている。
なお、このような水平スクリュオーガが2つ設けられる構成は、前記第2,5実施形態についても同様に適用できる。
2…吸引ホース
10…移動装置
20…フレーム体
50…架台
70…支持体
71…支持体基部
72…支持体先端部
721…オーガシャフト
722…中継部材
80,80A,80B,80C,80D,80E…回転破砕装置
81,81A,81C,81D…回転体
812…羽根
82,82E…回収フード
83…回転体駆動装置
84,84A,84B,84C,84D…伝導機構
841,841A,841B,841C,841D…歯車
86,86A,86B,86C,86D…水平スクリュオーガ
86E1,86E2…水平スクリュオーガ
860…水平側駆動装置
861,861B,861C,861D,861E…回転軸
863…水平側ベベルギア
87,87B,87C,87D…スケール搬送装置
88,88B,88C,88D…搬送スクリュオーガ
881,881B,881C,881D…回転軸
882…搬送側ベベルギア
884…羽根部材
89…搬送側駆動装置
90…吸引ホース連結部
93…空気孔
W…ウォーキングビーム式加熱炉
W1…固定桁
W2…移動桁
W3…炉底
Claims (10)
- ウォーキングビーム式加熱炉における炉底の酸化スケールを除去するスケール除去装置であって、
前記ウォーキングビーム式加熱炉において並列する2以上のビーム上を移動する移動装置と、
この移動装置に支持されたフレーム体と、
このフレーム体に搭載され、前記移動装置の移動方向と略直交する方向に移動可能な架台と、
この架台に傾動可能に支持された支持体基部、および、この支持体基部に進退自在に設けられた支持体先端部を備えた支持体と、
前記支持体先端部に設けられ、前記酸化スケールを破砕する回転破砕装置とを具備し、
前記回転破砕装置は、
外周に設けられた複数の羽根により、前記酸化スケールを切削して掻き上げる回転体と、
前記回転体の上方外側を覆う状態に設けられ、前記回転体により掻き上げられた前記酸化スケールを回収する回収フードと、
この回収フードの内部にて水平に配置され、前記回収フードにて回収された前記酸化スケールを横送りする水平スクリュオーガと、
この水平スクリュオーガにて回収された前記酸化スケールを前記架台側へ向けて搬送するスケール搬送装置とを備えている
ことを特徴とするスケール除去装置。 - 請求項1に記載のスケール除去装置において、
前記スケール搬送装置は、前記支持体先端部に略沿う状態で設けられた搬送スクリュオーガを備えている
ことを特徴とするスケール除去装置。 - 請求項2に記載のスケール除去装置において、
前記スケール搬送装置は、前記搬送スクリュオーガを回転駆動する搬送側駆動装置を備えており、
前記水平スクリュオーガの回転軸における前記酸化スケールを送る方向側の端部には、水平側ベベルギアが設けられており、
前記搬送スクリュオーガの回転軸における前記酸化スケールの導入側の端部には、前記水平側ベベルギアと噛合する搬送側ベベルギアが設けられており、
前記水平スクリュオーガは、前記水平側ベベルギアおよび前記搬送側ベベルギアを介して、前記搬送側駆動装置からの回転駆動力により前記搬送スクリュオーガと連動して回転する
ことを特徴とするスケール除去装置。 - 請求項3に記載のスケール除去装置において、
前記回転破砕装置は、複数の歯車が互いに噛合する1組の伝導機構を介して、前記回転体を回転駆動する回転体駆動装置を備えている
ことを特徴とするスケール除去装置。 - 請求項3に記載のスケール除去装置において、
前記搬送側駆動装置からの回転駆動力により、前記水平側ベベルギアおよび前記搬送側ベベルギアを介して、前記搬送スクリュオーガおよび前記水平スクリュオーガの双方を回転し、更に、複数の歯車が互いに噛合する1組の伝導機構を介して、前記回転体を回転駆動する
ことを特徴とするスケール除去装置。 - 請求項1または請求項2に記載のスケール除去装置において、
前記回転破砕装置は、複数の歯車が互いに噛合する1組の伝導機構を介して、前記回転体を回転駆動する回転体駆動装置と、
複数の歯車が互いに噛合する1組の伝導機構を介して、前記水平スクリュオーガを回転駆動する水平側駆動装置とを備えている
ことを特徴とするスケール除去装置。 - 請求項1または請求項2に記載のスケール除去装置において、
前記回転破砕装置は、前記回転体を回転駆動する回転体駆動装置を備えており、
この回転体駆動装置は、複数の歯車が互いに噛合する1組または2組の伝導機構を介して、前記回転体および前記水平スクリュオーガの双方を回転駆動する
ことを特徴とするスケール除去装置。 - 請求項7に記載のスケール除去装置において、
前記水平スクリュオーガの回転軸における前記酸化スケールを送る方向側の端部には、水平側ベベルギアが設けられており、
前記搬送スクリュオーガの回転軸における前記酸化スケールの導入側の端部には、前記水平側ベベルギアと噛合する搬送側ベベルギアが設けられており、
前記回転体駆動装置からの回転駆動力にて、前記1組または2組の伝導機構を介して、前記回転体および前記水平スクリュオーガの双方を回転駆動し、更に前記水平側ベベルギアおよび前記搬送側ベベルギアを介して、前記搬送スクリュオーガを連動して回転する
ことを特徴とするスケール除去装置。 - 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のスケール除去装置において、
前記搬送スクリュオーガにおける前記酸化スケールの排出側には、前記酸化スケールを空気搬送するための吸引ホースの一端部が連結され、当該吸引ホースの一端部と対向する位置に空気孔が形成されている
ことを特徴とするスケール除去装置。 - 請求項9に記載のスケール除去装置において、
前記搬送スクリュオーガの回転軸における前記酸化スケールの排出側の端部には、該回転軸と交差する板状の羽根部材が設けられており、
前記搬送スクリュオーガの回転の際、前記搬送スクリュオーガにて搬送された前記酸化スケールは、前記回転軸と共に回転する前記羽根部材に衝突して、前記吸引ホースの一端部と前記空気孔との間に送り出される
ことを特徴とするスケール除去装置。
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