JP2007132347A - タービンブレードの冷却レイアウト、内包されたタービンブレード、それらを備えるタービンエンジンおよび航空機用エンジン - Google Patents

タービンブレードの冷却レイアウト、内包されたタービンブレード、それらを備えるタービンエンジンおよび航空機用エンジン Download PDF

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Abstract

【課題】タービンエンジン内のタービンの固定または可動ブレードを冷却空気の噴流により冷却する装置の改良を提案する。
【解決手段】ブレード(10)を冷却するためのレイアウトにおいて、
このブレード(10)は、ピッチ(p)だけ相互に離間するとともに各々が厚さ(e)を有する冷却フィン(24)を備える内壁(14)に包囲された、空洞(12)を有しており、
このブレード(10)は、各々が直径(d)を有する放出孔(28)により貫通されたジャケット(26)を、上記空洞(12)内に有しており、
ジャケット(26)がブレード(10)の空洞(12)内で適正位置にある場合、およびタービンエンジンの臨界運転点に関して、ジャケット(26)の各放出孔(28)が、ブレード(10)の内壁(14)上で冷却フィン(24)の間に位置する箇所に対向することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、タービンエンジン、特に航空機用エンジンのタービンのブレードを冷却する技術分野に関する。
より詳細には、本発明は、ブレード内部に配置されたジャケットを通してブレード内壁に噴射される冷却空気の噴流によりタービンブレードを冷却する技術分野に関する。
本発明は、ブレード内壁上に配置された冷却フィン、およびジャケットを貫通して作成された冷却空気噴流放出のための孔のレイアウトに適用される。
より詳細には、本発明は、ブレードの冷却を改善するための、フィンおよび放出孔の相対的位置のレイアウトに適用される。
本発明はまた、そのような冷却レイアウトを備えたブレードに関し、このブレードは固定されたディストリビュータブレードまたは羽根車とすることができる。
本発明はまた、少なくとも1つのそのような冷却レイアウトおよび/または1つのそのようなブレードを備える、タービンに関する。
本発明は最終的に、少なくとも1つのそのような冷却レイアウトおよび/または1つのそのようなブレードおよび/または1つのそのようなタービンを備える、航空機用エンジンに関する。
タービンエンジン内においてタービン段のブレードを冷却する装置は、知られている。
ブレードは、ブレード内に形成された空洞を通って循環する冷却空気の強制対流により冷却される。冷却空気はタービンエンジンの低温部、例えば圧縮機から流出する。この冷却空気は各ブレードの端部の一方、例えばその半径方向外側の端部を通して、各ブレード内に導入される。この冷却空気はブレード内を循環し、反対側端部、例えばその半径方向内側の端部を通って流出する。場合によっては、冷却空気はブレードの2つの端部を通してブレード内に導入される。
ブレードが、対応するブレードの空洞内に配置されたジャケットを備える場合、冷却空気はジャケット内部から、ジャケットを貫通して作成された放出孔を通って外側へ循環することができる。
この冷却空気は、ジャケットの放出孔を通して噴流としてブレード空洞の内壁に噴射され、異なる衝突点においてこの壁に達する。
この内壁と噴射された空気噴流との間の熱交換表面を大きくするように、ブレード空洞の内壁上に冷却フィンを配置する既知の技術が存在する。これらのフィンが存在することにより、冷却空気の噴流とブレード内壁との間の熱交換表面を大きくすることができる。
上記の従来技術による冷却装置では、ブレード冷却の特性は、ブレード内壁とこの内壁に噴射される冷却空気の噴流との間の熱交換表面、言い換えれば各ブレードの内壁上に配置されたフィンの数およびサイズに由来するものである。
米国特許出願公開第2003/0035726号明細書 欧州特許出願公開第0541207号明細書
上記従来技術によるこれらの冷却装置では、フィンの位置に対する冷却空気噴流の入口位置は不規則である。したがって、対応するブレードの冷却は考慮される領域にわたって均一ではない。さらに、構成要素の熱機械的抵抗および特にタービンエンジンの臨界運転点に関する最も不利な局面において、冷却空気衝突位置に対するフィン位置の不規則性は、ディストリビュータおよびタービン羽根車の早期の磨耗および亀裂につながる可能性がある。
本発明は、タービンエンジン内のタービンの固定または可動ブレードを冷却空気の噴流により冷却する装置の改良を提案しており、各ブレードは少なくとも1つの空洞と、この空洞内に配置された少なくとも1つのジャケットとを備えている。冷却は、ジャケットに設けられた放出孔を通してブレード内壁上に噴射される冷却空気の噴流により行なわれる。冷却フィンはブレードの内壁上で、これら冷却空気噴流の反対側かつこれら冷却空気噴流の衝突点が得られる領域内に存在する。
本発明によれば、ジャケットに設けられた放出孔に対する冷却フィンの特定の配置が提示され、それにより従来技術による冷却装置の上記欠点の克服が可能である。
第1の態様によれば、本発明はタービンエンジン内においてタービンブレードを冷却するレイアウトに関し、
このブレードは、ピッチpだけ相互に離間するとともに各々が厚さeを有する冷却フィンを備える内壁に包囲された、少なくとも1つの空洞を備えており、
このブレードは、上記空洞内に配置されるとともに各々が直径dを有する放出孔により貫通されたジャケットを備えており、
上記冷却レイアウトは、ジャケットがブレード空洞内で適正位置にある場合、およびタービンエンジンの臨界運転点に関して、ジャケットの各放出孔が、ブレードの内壁上で冷却フィンの間に位置する箇所に対向することを特徴とする。
特に、ジャケットがブレード空洞内で適正位置にある場合、およびタービンエンジンの臨界運転点に関して、冷却フィンのピッチpおよび厚さeは以下の関係を満たす。
(1)p/e≧3
特に、ジャケットがブレード空洞内で適正位置にある場合、およびタービンエンジンの臨界運転点に関して、ブレードの内壁上で冷却フィンの間に位置する少なくとも1つの箇所が、少なくとも1つのジャケット孔に対向する。
言い換えれば、ジャケットがブレード空洞内で適正位置にある場合、およびタービンエンジンの臨界運転点に関して、ブレード内壁上のフィンはジャケットの孔に対向しない。
第2の態様によれば、本発明は、本発明の第1の態様による冷却レイアウトを備えるタービンエンジンタービンブレードに関する。
第3の態様によれば、本発明は、本発明の第2の態様による少なくとも1つのブレードを備えるタービンエンジンタービンに関する。
第4の態様によれば、本発明は、本発明の第2の態様による少なくとも1つのタービンブレードを備える航空機用エンジンに関する。
本発明による冷却レイアウトによれば、前述の従来技術による冷却レイアウトよりも均一なタービンブレードの冷却が実現する。その結果、タービンの寿命が延長される。
本発明による冷却レイアウトによれば、前述の従来技術による冷却レイアウトよりも効果的なタービンブレードの冷却が実現する。
本発明の第5の態様による航空機用エンジンのある特定の実施形態によれば、第1の態様によるタービンブレード冷却レイアウトを備えるこの航空機用エンジンは、第1の態様による少なくとも1つのブレードの空洞内に配置されたジャケットの内部に冷却空気を導入する、冷却空気抽気装置を備えることを特徴とし、この冷却空気は、レイノルズ数がR、特性長が放出孔の直径d、さらに以下の関係を満たす冷却流として、上記ジャケットに設けられた放出孔を通してブレードの内壁に対して噴射される。
(2)R<10,000
本発明の第5の態様による航空機用エンジンのさらに特定の実施形態によれば、この航空機用エンジンはタービンブレード冷却レイアウトを備えており、
このブレードは、ピッチpだけ相互に離間するとともに各々が厚さeを有する冷却フィンを備える内壁に包囲された、少なくとも1つの空洞を備えており、
このブレードは、上記空洞内に配置されるとともに各々が直径dを有する放出孔により貫通されたジャケットを備えており、
上記航空機用エンジンはジャケットの内部に冷却空気を導入する冷却空気抽気装置をさらに備えており、この冷却空気は、レイノルズ数がR、特性長が放出孔の直径dの冷却流として、上記ジャケットに設けられた放出孔を通してブレードの内壁に対して噴射され、
ジャケットがブレード空洞内で適正位置にある場合、およびタービンエンジンの臨界運転点に関して、ジャケットの各放出孔が、ブレードの内壁上で冷却フィンの間に位置する箇所に対向して配置されるとともに、ピッチp、厚さe、レイノルズ数Rが以下の関係を満たすことを特徴とする。
(1)p/e≧3、および(2)R<10,000
本発明の冷却レイアウトによれば、構成要素の熱機械的抵抗に関して最も不利な運転局面において、タービンブレードの冷却が最適化されることが認められている。
特に、タービンエンジンの臨界運転点に関して、冷却流と冷却フィンとの間の平均熱交換係数が、従来技術による冷却装置に見られる熱交換係数に対して10%増加することが認められている。
本発明は、添付の図面を参照して、例証のためであり決して限定的でなく与えられる、以下の本発明の実施形態の詳細な説明を読むことにより、より良く理解されるであろう。
簡潔に言い換えると、タービンは一連の段で構成され、各段はディストリビュータと羽根車とを備えており、ディストリビュータはタービンエンジンの作動部を通過する空気の流れを調整する固定されたブレードの格子であり、羽根車は可動ブレードを保持するものである。
まず図1および2を参照すると、タービンエンジンタービンディストリビュータのブレード10が図示されている。
ブレード10は、空洞12と空洞12を囲む内壁14とを備えている。ブレード10は第1端部16と第2端部18とを備えており、それらは図1に示す例では半径方向外側および半径方向内側の端部である。2つの端部16、18は開口しており、ブレード10の空洞12と連通している。
ブレード10は前縁20と後縁22とを備えている。
その内壁14上に、ブレード10は冷却フィン24を備えており、これら冷却フィンは特に前縁20近くに配置されている。図4に示すように、冷却フィン24は実質的に板から切断され、丸い外形を有する構成要素として示されている。
これらの冷却フィン24は以下の寸法により特徴付けられる。
・ 厚さe(図4を参照されたい)、および、
・ 2つの隣接する冷却フィンの間の平均距離に相当する、ピッチp。
空洞12内にはジャケット26が配置されており、ジャケット26は実質的に形状が円錐状の予め成形され溶接された金属シートとして提示されている。ジャケットの端部は内壁14で支えられている。ジャケット26の本体はその端部の間に位置しているが、内壁14には接していない。特にブレード10の前縁20の近くでは、ジャケット26と内壁14との間のすき間40が存在する。ジャケット26の表面上において、わずかな突出部27しか内壁14と接しておらず、それらによりジャケット26を空洞12内に位置決めおよび保持することができる。
ジャケット26は放出孔28を備えており、放出孔28はジャケット26の厚みを貫通して穿孔することにより作製される。これらの放出孔28は直径dによって特徴付けられる。
図1および図2に示す例では、ブレード10は、その横断方向に空洞14を貫通する保護器30と、その後縁22の近くに配置された貫通オリフィス32とを備えている。保護器30および貫通オリフィス32は、本発明に関しては何の役割も果たしていない。
タ−ビンエンジンの運転中、タービンエンジンの低温部、例えば圧縮機から冷却空気を流出させ、この冷却空気を各ブレード10の空洞12内に導入することにより、タービンディストリビュータのブレード10を冷却する技術が存在する。
図1において、矢印100は、第1端部16を通して空洞12内に配置されたジャケット26内に導入される冷却空気流を表わしており、矢印200は、第2端部18を通してジャケット26から排出されているこの冷却空気流の一部分を表わしている。ジャケット26を通過するこの空気流により、エンジンの他の部分に冷却空気が供給される。
この冷却空気流のかなりの部分は第1端部16からジャケット26内に進入し、そこからジャケット26を貫通して設けられた放出孔28を通して、ブレード10の内壁14に向け横断方向の流れとして排出される。これら横断方向の流れは矢印400により図3に示されている。
冷却空気は、内壁14に対してその衝突点50に噴射される空気噴流として、放出孔28を通して排出される。
ジャケット26が空洞12内、およびタービンエンジンにおいて熱機械的観点から最も不利な運転条件に関して適正位置にある場合、冷却フィン24および放出孔28は、図3に示すように冷却空気噴流の衝突点50が冷却フィン24の間に位置するように、ブレード10の内壁14上とブレード10内に配置されたジャケット26上とにそれぞれ配置される。言い換えれば、臨界運転点において、冷却空気噴流は冷却フィン24上には到達せず、冷却フィン24の間に到達する。冷却フィン24の間に位置するある箇所に到達する可能性があるのは、冷却空気の単一噴流または冷却空気の複数噴流である。タービンエンジンにおいて熱機械的観点から最も不利な運転条件、および特にその臨界運転点は当業者において知られているものである。それらは700℃から1100℃の間の高温に相当し、その温度では材料の機械的特性が悪化する。ブレード10の冷却が最も効果的でなければならないのは、これら最も不利な運転条件においてである。
ブレード10の内壁14上の冷却フィンおよびジャケット26を貫通する放出孔28の相対的配置は、以下の関係が満たされるときに最適化されることが分かっている。
(1)p/e≧3および(2)R<10,000
式中、pは2つの隣接する冷却フィン24の間の距離、eは冷却フィン24の平均厚さ、dは放出孔28の直径、Rは放出孔28を通る冷却空気流のレイノルズ数を表す。
上記の詳細な記述はタービンエンジンのタービンディストリビュータ内のブレードに関する。しかし本発明は、タービンエンジンのタービン羽根車のブレードにも適用される。
(実施形態の例)
ブレードは超合金から作製される。ジャケットは耐熱合金から作製される。
レイノルズ数R=50,000でジャケットを通過する放出孔レベルでの冷却空気流として、臨界運転点に対応する以下の寸法が適用可能である。
p=3.5mm
e=0.5mm
d=0.53mm
実際には、以下の方法によるデジタルシミュレーションによりモデルが作製される。
・ 使用される材料の関数として設定された要求される温度をパラメータとして導入し、上記の値p、e、dを選択することにより、「ホット」モデル、すなわち臨界運転点におけるモデルが設計される。
・ 次に温度パラメータを変更して、「ホット」モデルから「コールド」モデルへの移行を行なう。
・ 次にこの「コールド」モデルの値p、e、dを取得する。これらの値は示度および低温の製造部品のフィンおよび放出孔の相対的位置に対応している。
デジタルシミュレーションは、温度モジュールでの試験を行なうC.A.D.(コンピュータ支援設計)ソフトウェアを用いて実施される。上記の例はCatia(登録商標)C.A.D.ソフトウェアのスケールファクター(Scale Factor)モジュールにより作製されたものである。
ディストリビュータブレードの縦断面図であり、空洞内部に配置されたジャケットとこのジャケットに設けられた放出孔とを示している。 同じディストリビュータブレードを、図1の線II−IIに沿った横断面で示している。 ブレードの内壁のフィンおよびジャケットを貫通して設けられた放出孔の相対的位置を、縦断面で示す図である。 ブレード内壁上のフィンの斜視図である。
符号の説明
10 ブレード
12 空洞
14 内壁
16 第1端部
18 第2端部
20 前縁
22 後縁
24 冷却フィン
26 ジャケット
27 突出部
28 放出孔
30 保護器
32 貫通オリフィス
40 すき間
50 衝突点
100 冷却空気流
200 冷却空気流の一部分
400 横断方向の流れ

Claims (9)

  1. ブレード(10)が、ピッチ(p)だけ相互に離間するとともに各々が厚さ(e)を有する冷却フィン(24)を備える内壁(14)に包囲された、少なくとも1つの空洞(12)を備え、前記ブレード(10)が、各々が直径(d)を有する放出孔(28)により貫通されたジャケット(26)を備えるタービンエンジンディストリビュータブレード(10)のための冷却レイアウトであって、
    ジャケット(26)がブレード(10)の空洞(12)内で適正位置にある場合、およびタービンエンジンの臨界運転点に関して、ジャケット(26)の各放出孔(28)が、ブレード(10)の内壁(14)上で冷却フィン(24)の間に位置する箇所に対向することを特徴とする、冷却レイアウト。
  2. ジャケット(26)がブレード(10)の空洞(12)内で適正位置にある場合、およびタービンエンジンの臨界運転点に関して、冷却フィン(24)のピッチ(p)と厚さ(e)とが、
    (1)p/e≧3
    を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の冷却レイアウト。
  3. ジャケット(26)がブレード(10)の空洞(12)内で適正位置にある場合、およびタービンエンジンの臨界運転点に関して、ブレード(10)の内壁(14)上で冷却フィン(24)の間にある少なくとも1つの箇所が、ジャケット(26)の少なくとも1つの放出孔(28)に対向することを特徴とする、請求項1または2に記載の冷却レイアウト。
  4. タービンエンジンの臨界運転点に関して、ジャケット(26)の放出孔(28)に対向するブレード(10)の内壁(14)上の冷却フィン(24)が存在しないことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の冷却レイアウト。
  5. 請求項1から4に記載の冷却レイアウトを備えることを特徴とする、タービンエンジンタービンのブレード(10)。
  6. 請求項5に記載の少なくとも1つのブレード(10)を備えることを特徴とする、タービンエンジンタービン。
  7. 請求項5に記載の少なくとも1つのブレード(10)を備えることを特徴とする、航空機用エンジン。
  8. 請求項5に記載の少なくとも1つのブレード(10)の空洞(12)内に配置されたジャケット(26)の内部に冷却空気を導入する、冷却空気抽気装置を備え、前記冷却空気が、レイノルズ数(R)を有し、特性長が放出孔(28)の直径(d)であり、かつ、
    (2)R<10,000
    を満たす冷却流として、前記ジャケット(26)に設けられた放出孔(28)を通してブレード(10)の内壁(14)に対して噴射されることを特徴とする、航空機用エンジン。
  9. タービンブレード(10)を冷却するためのレイアウトを備える航空機用エンジンであって、
    前記ブレード(10)が、冷却フィン(24)を備える内壁(14)に包囲された少なくとも1つの空洞(12)を備え、前記冷却フィン(24)がピッチ(p)だけ相互に離間するとともに各々が厚さ(e)を有し、
    前記ブレード(10)が、前記空洞(12)内に配置されるとともに放出孔(28)により貫通されたジャケット(26)を備え、前記放出孔(28)の各々が直径(d)を有し、
    前記航空機用エンジンが、前記ジャケット(26)の内部に冷却空気を導入する冷却空気抽気装置をさらに備え、前記冷却空気が、レイノルズ数(R)を有するとともに特性長が放出孔(28)の直径(d)である冷却流として、前記ジャケット(26)に設けられた放出孔(28)を通してブレード(10)の内壁(14)に対して噴射され、
    ジャケット(26)がブレード(10)の空洞(12)内で適正位置にある場合、およびタービンエンジンの臨界運転点に関して、ジャケット(26)の各放出孔(28)が、ブレード(10)の内壁(14)上で冷却フィン(24)の間にある箇所に対向するとともに、
    ピッチ(p)と厚さ(e)とレイノルズ数(R)とが、
    (1)p/e≧3および(2)R<10,000
    を満たすことを特徴とする、航空機用エンジン。
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