JP2007108061A - 攪拌装置、容器及び分析装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の発音部を有していても、配線数の増加を抑え、簡単な構成で特定の発音部に容易に切り替えることが可能な攪拌装置、容器及び分析装置を提供すること。
【解決手段】音波を用いて液体を攪拌する攪拌装置、容器及び分析装置。攪拌装置20は、共振周波数の異なる複数の発音部24b,24cを有し、発音部が発生する音波を液体に向けて照射する表面弾性波素子24と、表面弾性波素子に入力する駆動信号の周波数を変更することにより、音波を発生する発音部を複数の発音部のうちの特定の発音部に切り替える駆動制御部21とを備え、表面弾性波素子24は、駆動信号が一組の入力部24dから入力される。
【選択図】 図4
【解決手段】音波を用いて液体を攪拌する攪拌装置、容器及び分析装置。攪拌装置20は、共振周波数の異なる複数の発音部24b,24cを有し、発音部が発生する音波を液体に向けて照射する表面弾性波素子24と、表面弾性波素子に入力する駆動信号の周波数を変更することにより、音波を発生する発音部を複数の発音部のうちの特定の発音部に切り替える駆動制御部21とを備え、表面弾性波素子24は、駆動信号が一組の入力部24dから入力される。
【選択図】 図4
Description
本発明は、音波を用いて液体を攪拌する攪拌装置、容器及び分析装置に関するものである。
従来、液体を音波によって攪拌する攪拌手段として、例えば、液体を保持した容器の外部に音波発生手段を設け、前記音波発生手段から前記容器に向けて音波を発生させることによって液体を攪拌する化学分析装置で使用する攪拌手段が知られている(例えば、特許文献1参照)。この攪拌手段は、圧電素子が個々の音源となる分割電極を複数個有しており、圧電素子ドライバによって所定の周波数で加振される分割電極を切り替えることによって音波の鉛直方向における照射位置を変更することができる(段落番号0020)。
ところで、特許文献1に開示された攪拌手段は、圧電素子ドライバが、個々の音源となる複数の分割電極の中から電力を印加する分割電極を選択することにより、音波の発生位置を制御しているため、各分割電極と圧電素子ドライバとの間が配線によって接続されている。このため、特許文献1の攪拌手段は、分割電極の数に応じて分割電極と圧電素子ドライバとの間を接続する配線数が増加すると共に、分割電極を選択するためのスイッチ回路が必要なことから、電気回路が複雑になるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の発音部を有していても、配線数の増加を抑え、簡単な構成で特定の発音部に容易に切り替えることが可能な攪拌装置、容器及び分析装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に係る攪拌装置は、音波を用いて液体を攪拌する攪拌装置であって、共振周波数の異なる複数の発音部を有し、前記発音部が発生する音波を液体に向けて照射する音波発生手段と、前記音波発生手段に入力する駆動信号の周波数を変更することにより、音波を発生する発音部を前記複数の発音部のうちの特定の発音部に切り替える駆動制御手段と、を備え、前記音波発生手段は、前記駆動信号が一組の入力部から入力されることを特徴とする。
また、請求項2に係る攪拌装置は、上記の発明において、前記複数の発音部は、互いに隣接して、或いは距離を置いて配置されていることを特徴とする。
また、請求項3に係る攪拌装置は、上記の発明において、前記複数の発音部は、前記共振周波数が不連続に変化することを特徴とする。
また、請求項4に係る攪拌装置は、上記の発明において、前記複数の発音部は、前記共振周波数が連続して変化することを特徴とする。
また、請求項5に係る攪拌装置は、上記の発明において、前記音波発生手段は、前記駆動制御手段によって前記駆動信号の周波数を変更することにより、前記複数の発音部のうち前記音波を発生する発音部が自己選択的に切り替わることを特徴とする。
また、請求項6に係る攪拌装置は、上記の発明において、前記駆動信号は、前記液体の分析項目、前記液体の性状又は液量の情報に基づいて前記周波数が変更されることを特徴とする。
また、請求項7に係る攪拌装置は、上記の発明において、前記駆動制御手段は、前記音波発生手段に入力する前記駆動信号の周波数を異なる共振周波数を含む帯域に亘って変化させることを特徴とする。
また、請求項8に係る攪拌装置は、上記の発明において、前記音波発生手段は、圧電基板と複数の櫛型電極とを有する表面弾性波素子であって、前記複数の発音部は前記複数の櫛型電極であることを特徴とする。
また、請求項9に係る攪拌装置は、上記の発明において、前記複数の櫛型電極は、前記圧電基板上における櫛型電極間の距離が異なることを特徴とする。
また、請求項10に係る攪拌装置は、上記の発明において、前記音波発生手段は、一方向に沿って厚さが増加する圧電基板と、当該圧電基板の両面に設けられる電極とを有する厚み縦振動子であることを特徴とする。
また、請求項11に係る攪拌装置は、上記の発明において、前記音波発生手段は、前記液体から隔離された位置に配置されていることを特徴とする。
また、請求項12に係る攪拌装置は、上記の発明において、前記駆動制御手段は、音波発生手段に入力する前記駆動信号である駆動電圧または駆動電流の周波数を変更することを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項13に係る容器は、音波を用いて液体を攪拌する攪拌装置に使用される容器であって、共振周波数の異なる複数の発音部を有し、一組の入力部から入力される駆動信号の周波数を変更することによって音波を発生する発音部を前記複数の発音部のうちの特定の発音部に切り替え、前記特定の発音部が発生する音波を液体に向けて照射する音波発生手段を設けたことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項14に係る分析装置は、容器に保持された検体と試薬とを含む液体試料を攪拌して反応させ、反応液を分析する分析装置であって、前記攪拌装置を備えたことを特徴とする。
本発明の攪拌装置は、音波発生手段と駆動制御手段とを備え、音波発生手段は、駆動信号が一組の入力部から入力され、また、本発明の分析装置は、前記攪拌装置を備えているので、配線数の増加を抑え、簡単な構成で特定の発音部に容易に切り替えることができるという効果を奏する。また、本発明の容器は、一組の入力部から入力される駆動信号の周波数を変更することによって音波を発生する発音部を前記複数の発音部のうちの特定の発音部に切り替えるので、音波発生手段と駆動制御手段との間を接続する配線数の増加が抑えられ、簡単な構成で特定の発音部に容易に切り替えることができるという効果を奏する。
(実施の形態1)
以下、本発明の攪拌装置、容器及び分析装置にかかる実施の形態1について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、攪拌装置を備えた自動分析装置の概略構成図である。図2は、図1に示す自動分析装置を構成するキュベットホイールのA部を拡大し、一部を断面にして示す斜視図である。図3は、反応容器を収容したキュベットホイールをホイール電極の位置で水平に切断した断面平面図である。図4は、攪拌装置の概略構成を反応容器の斜視図と共に示すブロック図である。
以下、本発明の攪拌装置、容器及び分析装置にかかる実施の形態1について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、攪拌装置を備えた自動分析装置の概略構成図である。図2は、図1に示す自動分析装置を構成するキュベットホイールのA部を拡大し、一部を断面にして示す斜視図である。図3は、反応容器を収容したキュベットホイールをホイール電極の位置で水平に切断した断面平面図である。図4は、攪拌装置の概略構成を反応容器の斜視図と共に示すブロック図である。
自動分析装置1は、図1及び図2に示すように、試薬テーブル2,3、キュベットホイール4、検体容器移送機構8、分析光学系12、洗浄機構13、制御部15及び攪拌装置20を備えている。
試薬テーブル2,3は、図1に示すように、それぞれ周方向に配置される複数の試薬容器2a,3aを保持し、駆動手段に回転されて試薬容器2a,3aを周方向に搬送する。
キュベットホイール4は、図1に示すように、周方向に沿って設けた複数の仕切り板4aによって反応容器5を配置する複数のホルダ4bが周方向に形成され、図示しない駆動手段によって矢印で示す方向に回転されて反応容器5を搬送する。キュベットホイール4は、図2に示すように、各ホルダ4bの下部に対応する位置に半径方向に測光孔4cが形成され、測光孔4cの上部に設けた上下2つの挿通孔4dのそれぞれを利用してホイール電極4eが取り付けられている。ホイール電極4eは、図2及び図3に示すように、挿通孔4dから延出した一端が折り曲げられてキュベットホイール4の外面に当接し、挿通孔4dから延出した他端は同様に折り曲げられてホルダ4bの内面近傍に配置され、ホルダ4bに配置した反応容器5をばね力によって保持している。反応容器5は、近傍に設けた試薬分注機構6,7によって試薬テーブル2,3の試薬容器2a,3aから試薬が分注される。ここで、試薬分注機構6,7は、それぞれ水平面内を矢印方向に回動するアーム6a,7aに試薬を分注するプローブ6b,7bが設けられ、洗浄水によってプローブ6b,7bを洗浄する洗浄手段を有している。
一方、反応容器5は、光学的に透明な素材から成形され、図2に示すように、液体を保持する保持部5aを有する四角筒状の容器であり、側壁5bに表面弾性波素子24が取り付けられると共に、表面弾性波素子24の一組の入力端子24dのそれぞれと接続される電極パッド5eが取り付けられている。反応容器5は、後述する分析光学系12から出射された分析光(340〜800nm)に含まれる光の80%以上を透過する素材、例えば、耐熱ガラスを含むガラス,環状オレフィンやポリスチレン等の合成樹脂が使用される。反応容器5は、表面弾性波素子24を取り付けた部分に隣接する下部側の点線によって囲まれた部分が前記分析光を透過させる測光用の窓5cとして利用される。反応容器5は、使用に際しては、上部に防滴用のゴムキャップ5dを被せ、表面弾性波素子24を仕切り板4a側に向けてホルダ4bにセットされる。これにより、反応容器5は、図3に示すように、各電極パッド5eが対応するホイール電極4eと接触する。ここで、電極パッド5eは、表面弾性波素子24に一体的に設けられた構成となっている。
検体容器移送機構8は、図1に示すように、フィーダ9に配列した複数のラック10を矢印方向に沿って1つずつ移送する移送手段であり、ラック10を歩進させながら移送する。ラック10は、検体を収容した複数の検体容器10aを保持している。ここで、検体容器10aは、検体容器移送機構8によって移送されるラック10の歩進が停止するごとに、水平方向に回動するアーム11aとプローブ11bとを有する検体分注機構11によって検体が各反応容器5へ分注される。このため、検体分注機構11は、洗浄水によってプローブ11bを洗浄する洗浄手段を有している。
分析光学系12は、試薬と検体とが反応した反応容器5内の液体試料を分析するための分析光(340〜800nm)を出射するもので、図1に示すように、発光部12a,分光部12b及び受光部12cを有している。発光部12aから出射された分析光は、反応容器5内の液体試料を透過し、分光部12bと対向する位置に設けた受光部12cによって受光される。受光部12cは、制御部15と接続されている。
洗浄機構13は、ノズル13aによって反応容器5内の液体試料を吸引して排出した後、ノズル13aによって洗剤や洗浄水等の洗浄液等を繰り返し注入し、吸引することにより、分析光学系12による分析が終了した反応容器5を洗浄する。
制御部15は、自動分析装置1の各部の作動を制御すると共に、発光部12aの出射光量と受光部12cが受光した光量に基づく反応容器5内の液体試料の吸光度に基づいて検体の成分や濃度等を分析し、例えば、マイクロコンピュータ等が使用される。制御部15は、図1に示すように、入力部16及び表示部17と接続されている。入力部16は、制御部15へ検査項目等を入力する操作を行う部分であり、例えば、キーボードやマウス等が使用される。入力部16は、攪拌装置20の表面弾性波素子24に入力する駆動信号の周波数を切り替える操作等にも使用される。表示部17は、分析内容や警報等を表示するもので、ディスプレイパネル等が使用される。
攪拌装置20は、図4に示すように、駆動制御部21と表面弾性波素子24とを有している。駆動制御部21は、制御部15を介して入力部16から入力される液体の検査項目、液体の性状又は液量等の情報に基づいて表面弾性波素子24に入力する駆動信号の周波数を変更し、音波を発生する発音部の位置を切り替える単一の駆動制御部である。駆動制御部21は、キュベットホイール4の外周にキュベットホイール4と対向させて配置され(図1参照)、ハウジング21aに設けたブラシ状の接触子21b(図3参照)の他に、ハウジング21a内に信号発生器22と駆動制御回路23を備えている。接触子21bは、2つのホイール電極4eと対向するハウジング21aに設けられ、キュベットホイール4が停止すると対応するホイール電極4eと接触し、駆動制御部21と反応容器5の表面弾性波素子24とが電気的に接続される。
信号発生器22は、駆動制御回路23から入力される制御信号に基づいて発振周波数を変更可能な発振回路を有しており、数MHz〜数百MHz程度の高周波の駆動信号を表面弾性波素子24に入力する。駆動制御回路23は、メモリとタイマを内蔵した電子制御手段(ECU)が使用され、制御部15を介して入力部16から入力される制御信号に基づいて信号発生器22の作動を制御することにより、信号発生器22が表面弾性波素子24へ出力する駆動信号の電圧や電流を制御する。駆動制御回路23は、信号発生器22の作動を制御することにより、例えば、表面弾性波素子24が発する音波の特性(周波数,強度,位相,波の特性)、波形(正弦波,三角波,矩形波,バースト波等)或いは変調(振幅変調,周波数変調)等を制御する。また、駆動制御回路23は、内蔵したタイマに従って信号発生器22が発振する高周波信号の周波数を変化させることができる。
表面弾性波素子24は、図4に示すように、圧電基板24aの表面に櫛型電極(IDT)からなる振動子24b,24cが僅かな距離を置いて配置されている。振動子24b,24cは、駆動制御部21から入力された駆動信号を表面弾性波(音波)に変換する発音部であり、振動子24b,24cを構成する複数のフィンガーが圧電基板24aの長手方向に沿って配列されている。また、表面弾性波素子24は、一組の入力端子24dと単一の駆動制御部21との間がホイール電極4eに接触する接触子21bによって接続されている。振動子24b,24cは、入力端子24dとの間がバスバー24eによって接続されている。表面弾性波素子24は、エポキシ樹脂等の音響整合層を介して反応容器5の側壁5bに取り付けられる。ここで、図4に示す表面弾性波素子24を含め、以下に説明する表面弾性波素子を示す図面は、構成の概略を示すことを主目的とするため、振動子を構成する複数のフィンガーの線幅又はピッチは必ずしも正確に描いていない。なお、入力端子24d上に図2の電極パッド5eが一体的に設けられるか、入力端子24d自体が電極パッド5eであっても良い。
以上のように構成される自動分析装置1は、回転するキュベットホイール4によって周方向に沿って搬送されてくる複数の反応容器5に試薬分注機構6,7が試薬容器2a,3aから試薬を順次分注する。試薬が分注された反応容器5は、検体分注機構11によってラック10に保持された複数の検体容器10aから検体が順次分注される。そして、キュベットホイール4が停止する都度、接触子21bがホイール電極4eと接触し、駆動制御部21と反応容器5の表面弾性波素子24とが電気的に接続される。このため、反応容器5は、分注された試薬と検体が攪拌装置20によって順次攪拌されて反応する。自動分析装置1においては、通常、試薬の量に比べて検体の量が少なく、攪拌によって液体中に生ずる一連の流れによって反応容器5に分注された少量の検体が多量の試薬に引き込まれて検体と試薬との反応が促進される。このようにして検体と試薬が反応した反応液は、キュベットホイール4が再び回転したときに分析光学系12を通過し、図4に示すように、発光部12aから出射された光束LBが透過する。このとき、反応容器5内の試薬と検体の反応液は、受光部12cで側光され、制御部15によって成分濃度等が分析される。そして、分析が終了した反応容器5は、洗浄機構13によって洗浄された後、再度検体の分析に使用される。
このとき、自動分析装置1は、制御部15を介して入力部16から予め入力された制御信号に基づき、キュベットホイール4の停止時に駆動制御部21が接触子21bから入力端子24dに駆動信号を入力する。これにより、表面弾性波素子24は、入力される駆動信号の周波数に応じて振動子24b又は振動子24cが駆動され、表面弾性波(音波)を誘起する。誘起された表面弾性波(音波)は、音響整合層から反応容器5の側壁5b内へと伝搬し、音響インピーダンスが近い液体試料中へ漏れ出してゆく。この結果、反応容器5内には、液体試料中の振動子24b又は振動子24cに対応する位置を起点として斜め上方と斜め下方に向かう2つの流れが生じ、分注された試薬と検体はこの2つの流れによって攪拌される。
ここで、表面弾性波素子24は、振動子24b,24cのそれぞれの中心周波数における電気インピーダンスが外部電気系と同じ50Ωとなるように設計しておき、その中心周波数で駆動する。すると、振動子24b,24cと外部電気系のインピーダンスが一致するため、表面弾性波素子24は、電気的な反射なしに振動子24b,24cに駆動信号を入力することができる。
表面弾性波素子24において、例えば、振動子24b,24cの中心周波数をそれぞれf1,f2(f1<f2)とする。このとき、表面弾性波素子24は、振動子24b,24cのインピーダンスをそれぞれZ1,Z2として等価回路を示すと図5に示すようになる。このため、例えば、駆動制御部21が表面弾性波素子24に周波数f1の駆動信号を入力すると、振動子24bはインピーダンスが50Ω、振動子24cはインピーダンスが∞となる。従って、表面弾性波素子24は、見掛け上、図6に示すように、振動子24cが存在せず(絶縁状態)、入力された駆動信号によって振動子24bのみが駆動されることになる。
一方、駆動制御部21が表面弾性波素子24に周波数f2の駆動信号を入力すると、振動子24bはインピーダンスが∞、振動子24cはインピーダンスが50Ωと逆になる。従って、表面弾性波素子24は、見掛け上、図7に示すように、振動子24bが存在せず(絶縁状態)、入力された駆動信号によって振動子24cのみが駆動されることになる。なお、外部電気系のインピーダンスが他の値、例えば、70Ωの場合には、振動子24b,24cの中心周波数における電気インピーダンスが70Ωとなるように設計しておけばよい。
このため、自動分析装置1は、入力部16での入力操作により、駆動制御部21が表面弾性波素子24に出力する駆動信号を切り替え、例えば、液体の量が少ない場合には、周波数f1の駆動信号を表面弾性波素子24に入力する。すると、自動分析装置1は、キュベットホイール4が停止したときに接触子21bがホイール電極4eと接触することにより、表面弾性波素子24に周波数f1の駆動信号が入力される。
これにより、攪拌装置20は、表面弾性波素子24の振動子24bが、図8に示すように、キュベットホイール4が停止する停止時間Ts中に周波数f1の駆動信号によって順次駆動される。この結果、キュベットホイール4の停止中に振動子24bによって誘起された表面弾性波(音波)は、音響整合層から反応容器5の側壁5b内へと伝搬し、音響インピーダンスが近い液体試料中へ漏れ出す。この漏れ出した音波によって音響流が生じ、分注された試薬と検体とが攪拌される。
このとき、振動子24bは、図4に示すように、反応容器5の下側に配置されている。このため、図9に示すように、反応容器5の液体試料Ls中へ漏れ出した音波Waは、液体試料Ls中の振動子24bに対応する位置を起点として、矢印で示す斜め上方と斜め下方の2方向に向かう。従って、反応容器5に保持された液体試料Ls中には、この2方向に対応した2つの音響流が生じ、分注された試薬と検体とが攪拌される。
一方、例えば、液体の量が多い場合、自動分析装置1は、入力部16における入力操作によって、周波数f1の駆動信号と周波数f2の駆動信号が交互に入力されるように設定する。これにより、攪拌装置20は、図10に示すように、接触子21bが接触するホイール電極4eが変わる停止時間Ts中に周波数f1と周波数f2の駆動信号が表面弾性波素子24に時分割で交互に入力される。これにより、自動分析装置1のキュベットホイール4が停止する毎に、駆動制御部21によって表面弾性波素子24に入力される駆動信号の周波数が変更されると、音波を発生する振動子24b,24cが自己選択的に切り替わる。
この結果、攪拌装置20は、図11に示すように、反応容器5の下側に配置された振動子24bから周波数f1の音波Wa1が、上側に配置された振動子24cから周波数f2の音波Wa2が、それぞれ液体試料Ls中へ交互に漏れ出して音響流が発生する。このため、反応容器5が保持した液体試料Lsは、エネルギーの無駄を抑えて反応容器5の底部から気液界面に至るまで効率良く攪拌される。なお、周波数f1,f2の切り替え時間は、必ずしも1:1である必要はなく、検体の性状又は液量等に応じて適宜設定,変更しても良い。
このとき、攪拌装置20は、表面弾性波素子24の数に関係なく、図4に示すように、単一の駆動制御部21と一組の入力端子24dとの間がホイール電極4eに接触する接触子21bによって接続されている。また、表面弾性波素子24は、駆動制御部21によって駆動信号の周波数を変更することによって、音波を発生する振動子24b,24cが自己選択的に切り替わる。このため、攪拌装置20は、従来の攪拌手段のようなスイッチ回路が必要ないことと相俟って、発音部となる共振周波数の異なる複数の振動子24b,24cを有していても、配線数の増加を抑え、簡単な構成で音波を発生する振動子24b,24cを特定の振動子24b,24cに容易に切り替えることができる。
しかも、攪拌装置20は、位置によって共振周波数が異なる振動子を有する表面弾性波素子24を用いることによって、駆動制御部21と一組の入力端子24dとの間を接続することから配線数を少なくすることができるので、小さい容器へ表面弾性波素子24を取り付けることが可能となり、容器の小型化のみならず分析装置の小型化も可能となる。
(実施の形態2)
次に、本発明の攪拌装置、容器及び分析装置にかかる実施の形態2について、図面を参照しつつ詳細に説明する。実施の形態1の攪拌装置及び分析装置は、側壁に表面弾性波素子を取り付けた反応容器を使用している。これに対し、実施の形態2の攪拌装置及び分析装置は、底壁外面に表面弾性波素子を取り付けた反応容器を使用している。
次に、本発明の攪拌装置、容器及び分析装置にかかる実施の形態2について、図面を参照しつつ詳細に説明する。実施の形態1の攪拌装置及び分析装置は、側壁に表面弾性波素子を取り付けた反応容器を使用している。これに対し、実施の形態2の攪拌装置及び分析装置は、底壁外面に表面弾性波素子を取り付けた反応容器を使用している。
図12は、実施の形態2に係る自動分析装置のキュベットホイールの構造を示すもので、図1に示す自動分析装置を構成するキュベットホイールのA部を拡大し、一部を断面にして示す斜視図である。図13は、キャップを外した反応容器の斜視図である。図14は、反応容器の底壁外面に取り付ける表面弾性波素子の正面図である。ここで、実施の形態2を含めて以下に説明する自動分析装置及び反応容器は、基本構成が実施の形態1の自動分析装置1及び反応容器5と同じであるので、以下の説明においては、実施の形態1の自動分析装置1及び反応容器5と同一の構成部分には同一の符号を用いている。
実施の形態2においては、底壁外面に表面弾性波素子を取り付けた反応容器を使用しているため、自動分析装置1は、キュベットホイール4のホイール電極の形状が実施の形態1と異なっている。即ち、実施の形態2においては、図12に示すように、ホイール電極4fは、挿通孔4dから延出した一端が折り曲げられてキュベットホイール4の外面に当接し、挿通孔4dから延出した他端は同様に折り曲げられた後、ホルダ4bの底部へ延びている。これにより、各ホイール電極4fは、ホルダ4bに反応容器5を収容すると、表面弾性波素子24の対応する入力端子24dと接続される。
反応容器5は、図13に示すように、底壁外面に表面弾性波素子24が取り付けられている。表面弾性波素子24は、図14に示すように、直列に接続した振動子24b(中心周波数f1)と振動子24c(中心周波数f2(>f1))が一組の入力端子24dに対して2組並列に接続され、圧電基板24a上で2つの振動子24bと2つの振動子24cがそれぞれ対角線上に配置されている。
一方、攪拌装置30は、図15に示すように、駆動制御部21と表面弾性波素子24とを有しており、ホイール電極4fを介して駆動制御部21から表面弾性波素子24に駆動信号が入力される。攪拌装置30は、例えば、振動子24bが駆動されると、図15に示すように、周波数f1の音波Wa1が反応容器5の底壁から液体試料Ls中へ漏れ出す。
実施の形態2の自動分析装置1は、以上のように構成される攪拌装置30を使用しており、入力部16における入力操作によって、キュベットホイール4の停止時に周波数f1の駆動信号と周波数f2の駆動信号が表面弾性波素子24に交互に入力されるように予め設定しておく。これにより、攪拌装置30は、図16に示すように、接触子21bが接触するホイール電極4fが変わる停止時間Ts毎に周波数f1と周波数f2の駆動信号が表面弾性波素子24に時分割で交互に入力される。これにより、自動分析装置1は、キュベットホイール4が停止する毎に、音波を発生する振動子24b,24cが自己選択的に切り替えられる。
この結果、攪拌装置30は、振動子24bが駆動されると、反応容器5の平面図である図17に示すように、周波数f1の音波が反応容器5の底壁から液体試料Ls中へ漏れ出して音響流SA1が発生する。一方、攪拌装置30は、振動子24cが駆動されると、図18に示すように、周波数f2の音波が反応容器5の底壁から液体試料Ls中へ漏れ出して音響流SA2が発生する。このとき、2つの振動子24bと2つの振動子24cは、それぞれ圧電基板24a上で交差する線上に配置されている。このため、反応容器5が保持した液体試料Ls中には、発生位置と方向が異なる音波及び音響流SA1と音波及び音響流SA2とが交互に発生する。これにより、攪拌装置30は、反応容器5が保持した液体試料Lsを効率良く攪拌することができる。この場合、攪拌装置30は、表面弾性波素子24を反応容器5の底壁外面に取り付けたので、反応容器5が保持する液体試料の量とは無関係に音波を発生する発音部である振動子24b又は振動子24cに切り替えることができる。なお、周波数f1,f2の切り替え時間、又は、切り替え順序は、検体の性状や液量等に応じて適宜設定,変更しても良い。
ここで、攪拌装置30は、表面弾性波素子24の数に関係なく、単一の駆動制御部21と一組の入力端子24dとの間がホイール電極4fに接触する接触子21bによって接続されている。また、表面弾性波素子24は、駆動制御部21によって駆動信号の周波数を変更することによって、音波を発生する振動子24b,24cが自己選択的に切り替わる。このため、攪拌装置20は、従来の攪拌手段のようなスイッチ回路が必要ないことと相俟って、発音部となる共振周波数の異なる複数の振動子24b,24cを有していても、配線数の増加を抑え、簡単な構成で音波を発生する振動子24b,24cを特定の振動子24b,24cに容易に切り替えることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の攪拌装置、容器及び分析装置にかかる実施の形態3について、図面を参照しつつ詳細に説明する。実施の形態1,2の攪拌装置及び分析装置は、振動子を構成する複数のフィンガーが総て同じ方向に配列された表面弾性波素子を取り付けた反応容器を使用している。これに対し、実施の形態3の攪拌装置及び分析装置は、複数の振動子相互間でフィンガーの向きが90°異なる表面弾性波素子を取り付けた反応容器を使用している。
次に、本発明の攪拌装置、容器及び分析装置にかかる実施の形態3について、図面を参照しつつ詳細に説明する。実施の形態1,2の攪拌装置及び分析装置は、振動子を構成する複数のフィンガーが総て同じ方向に配列された表面弾性波素子を取り付けた反応容器を使用している。これに対し、実施の形態3の攪拌装置及び分析装置は、複数の振動子相互間でフィンガーの向きが90°異なる表面弾性波素子を取り付けた反応容器を使用している。
図19は、実施の形態3に係る攪拌装置の概略構成を反応容器の斜視図と共に示すブロック図である。図20は、キャップを外した反応容器の斜視図である。図21は、反応容器の底壁外面に取り付ける表面弾性波素子の正面図である。
実施の形態3の攪拌装置35は、図19に示すように、駆動制御部21と反応容器5の底壁外面に取り付ける表面弾性波素子24とを有しており、キュベットホイール4のホルダ4bに反応容器5を収容すると、ホイール電極4fを介して駆動制御部21から表面弾性波素子24に駆動信号が入力される。
反応容器5は、図20に示すように、底壁外面に表面弾性波素子24が取り付けられている。表面弾性波素子24は、図21に示すように、直列に接続した振動子24b,24c(中心周波数f1,f2)と、直列に接続した振動子24f,24g(中心周波数f3,f4(<f1<f3<f2))とが一組の入力端子24dに対して並列に接続されている。このとき、振動子24b,24fと振動子24c,24gは、圧電基板24aの板面上でフィンガーの向きが90°異なっている。
実施の形態3の自動分析装置1は、以上のように構成される攪拌装置35を使用しており、入力部16における入力操作によって、キュベットホイール4の停止時に周波数f1〜f4の駆動信号が表面弾性波素子24に周波数f4,f3,f2,f1の順に切り替えて入力されるように予め設定しておく。これにより、攪拌装置35は、図22に示すように、接触子21bが接触するホイール電極4fが変わる停止時間Ts毎に周波数f4〜f1の駆動信号が駆動制御部21によって切り替えられながら表面弾性波素子24に時分割で交互に入力される。これにより、自動分析装置1は、キュベットホイール4が停止する毎に、音波を発生する振動子24b,24c,24f,24gが自己選択的に切り替えられる。
このため、攪拌装置35は、振動子24gが駆動されると、図23に示すように、周波数f4の音波が反応容器5の底壁から液体試料Ls中へ漏れ出して音響流SA4が発生する。次に、攪拌装置35は、振動子24fが駆動されると、図24に示すように、周波数f3の音波が底壁から液体試料Ls中へ漏れ出して音響流SA3が発生する。次いで、攪拌装置35は、振動子24cが駆動されると、図25に示すように、周波数f2の音波が底壁から液体試料Ls中へ漏れ出して音響流SA2が発生する。そして、攪拌装置35は、振動子24bが駆動されると、図26に示すように、周波数f1の音波が底壁から液体試料Ls中へ漏れ出して音響流SA1が発生する。
この結果、反応容器5が保持した液体試料Ls中には、音響流SA4〜SA1が順番に発生する。これらの音響流のうち流速が大きい音響流SA4a〜SA1aが連なって、図27に示すように、反時計方向の旋廻流Fとなる。攪拌装置35は、旋廻流Fにより反応容器5に保持した液体試料Lsを効率良く攪拌することができる。この場合、攪拌装置35は、表面弾性波素子24を反応容器5の底壁外面に取り付けたので、反応容器5が保持する液体試料の量とは無関係に音波を発生する振動子24b,24c,24f,24gのうち特定の振動子に切り替えることができる。
ここで、攪拌装置35は、反応容器5に保持した液体試料Lsを効率良く攪拌することができれば、駆動制御部21によって表面弾性波素子24を駆動する駆動信号の周波数を切り替える順序は、必ずしもf4,f3,f2,f1の順である必要はなく、また、振動子24b,24c,24f,24gの配置位置も図21に示す位置に限定されるものではない。従って、攪拌装置35は、駆動制御部21によって表面弾性波素子24を周波数f4,f3,f2,f1の順に駆動した後、図28に示すように、周波数f1,f2,f3,f4の順に駆動してもよいし、他の順で駆動してもよい。このように攪拌順序を逆にすると、分析対象によっては、反応容器5に保持した液体試料Ls中に生ずる音響流の向きが乱れ、液体試料Lsの攪拌効果が向上する。
また、攪拌装置35は、振動子24b,24c,24f,24gを有する表面弾性波素子24を、図29に示すように、反応容器5の側壁5b外面に取り付けてもよい。このようにすると、攪拌装置35は、駆動制御部21によって周波数f1〜f4の駆動信号を切り替えて表面弾性波素子24に入力することにより、側壁5bから液体試料Ls中へ交互に漏れ出す振動子24b,24c,24f,24gに基づく4種類の音波Waによって生ずる旋廻流Fを上下方向に流れる対流とすることができる。このため、攪拌装置35のみならず、自動分析装置1の設計上の自由度が増す。
ここで、実施の形態1〜3の攪拌装置で使用する表面弾性波素子24は、発音部となる振動子の数を、目的に応じて種々の数に変化させることができ、例えば、図30に示すように、直列に接続した2つの振動子24b(中心周波数f1)と1つの振動子24c(中心周波数f2(>f1))とを一組の入力端子24dに対して並列接続した3個の振動子としてもよい。また、図31に示すように、直列に接続した2つの振動子24b(中心周波数f1)と直列に接続した2つの振動子24c(中心周波数f2)とを一組の入力端子24dに対して並列接続した4個の振動子としてもよい。
一方、表面弾性波素子24は、図32に示すように、振動子24bを構成する複数のフィンガーの線幅又はピッチを図中下部から上部に向かって小さくなるように変化させることにより、中心周波数が下部から上部に向かって大きくなるように構成してもよい。このように構成すると、表面弾性波素子24は、入力する駆動信号の周波数に応じて圧電基板24aに沿った発音部の位置を上下方向に切り替えることができ、単一の振動子24bであっても発音部を複数箇所とすることができる。
また、表面弾性波素子24は、図33に示すように、直列に接続した2つの振動子24b,24c(中心周波数f1,f2)と直列に接続した2つの振動子24f,24g(中心周波数f3,f4(<f1<f3<f2))とを一組の入力端子24dに対して並列接続した4個の振動子としてもよい。更に、表面弾性波素子24は、図34に示すように、1つの振動子24cを間に配置して直列に接続した2つの振動子24bと、1つの振動子24bを間に配置して直列に接続した2つの振動子24cとを一組の入力端子24dに対して並列接続した6個の振動子としてもよい。この場合、表面弾性波素子24は、上下、左右に隣り合う振動子24b,24c間で中心周波数が互い違いに異なっている。
ここで、自動分析装置によって検体を分析する場合、通常、検査項目毎に検体と試薬とを含む液体試料の液量が異なっている。このため、以上のような変形例に係る表面弾性波素子24を使用した攪拌装置20は、反応容器5が保持した液体の液量に応じて切り替えることができる。例えば、図33に示す表面弾性波素子24を使用した攪拌装置20は、表面弾性波素子24を異なる駆動周波数f1〜f4で駆動することにより、出射する音波の高さ方向の位置を反応容器5が保持した液体の液量に応じて切り替えることができる。
即ち、このような攪拌装置20を備えた自動分析装置1は、例えば、検体と試薬とを含む液体試料の液量が少ない場合には、入力部16における入力操作によって、図35に示すように、接触子21bが接触するホイール電極4fが変わる停止時間Ts毎に周波数f1,f2の駆動信号が表面弾性波素子24に時分割で交互に入力されるように予め設定しておく。これにより、自動分析装置1は、キュベットホイール4が停止する毎に、複数の振動子24b,24c,24f,24gのうち振動子24b,24cが駆動される。この結果、攪拌装置20は、図36に示すように、反応容器5の下側に配置された振動子24b,24cから周波数f1の音波Wa1と周波数f2の音波Wa2が液体試料Ls中へ交互に漏れ出すことによって生ずる音響流により、反応容器5が保持した液体試料Lsをエネルギーの無駄を抑えて効率良く攪拌することができる。
一方、液量が多い場合、音波Wa1と音波Wa2によって生ずる流れが気液界面へ到達するのに時間が掛かるため、液体試料Lsを短時間で十分に攪拌することが難しい。このため、自動分析装置1は、図37に示すように、駆動信号の周波数を変更して周波数f1〜f4の駆動信号を表面弾性波素子24に時分割で交互に入力するように設定することで、駆動する振動子24b,24c,24f,24gの位置を交互に切り替える。これにより、自動分析装置1は、キュベットホイール4が停止する停止時間Ts毎に、周波数f1〜f4の駆動信号が表面弾性波素子24に交互に入力される。
この結果、攪拌装置20は、図38に示すように、下側に配置された振動子24b,24cから周波数f1,f2の音波Wa1,Wa2が液体試料Ls中へ、上側に配置された振動子24f,24gから周波数f3,f4の音波Wa3,Wa4が液体試料Ls中へ、それぞれ交互に漏れ出すので、気液界面付近であっても音響流が発生し、反応容器5が保持した液体試料Lsをエネルギーの無駄を抑えて底部から気液界面に至るまで効率良く攪拌することができる。
このとき、実施の形態3の攪拌装置35は、表面弾性波素子24の数に関係なく、図19に示したように、単一の駆動制御部21と一組の入力端子24dとの間がホイール電極4fに接触する接触子21bによって接続されている。また、表面弾性波素子24は、駆動制御部21によって駆動信号の周波数を変更することによって、音波を発生する振動子24b,24cが自己選択的に切り替わる。このため、攪拌装置35は、従来の攪拌手段のようなスイッチ回路が必要ないことと相俟って、発音部となる共振周波数の異なる複数の振動子24b,24cを有していても、配線数の増加を抑え、簡単な構成で音波を発生する振動子24b,24cを特定の振動子24b,24cに容易に切り替えることができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の攪拌装置、容器及び分析装置にかかる実施の形態4について、図面を参照しつつ詳細に説明する。実施の形態1〜3の攪拌装置、容器及び分析装置は、音波発生手段として表面弾性波素子を使用している。これに対し、実施の形態4の攪拌装置、容器及び分析装置は、音波発生手段として厚み縦振動子を使用している。
次に、本発明の攪拌装置、容器及び分析装置にかかる実施の形態4について、図面を参照しつつ詳細に説明する。実施の形態1〜3の攪拌装置、容器及び分析装置は、音波発生手段として表面弾性波素子を使用している。これに対し、実施の形態4の攪拌装置、容器及び分析装置は、音波発生手段として厚み縦振動子を使用している。
図39は、実施の形態4に係る攪拌装置の概略構成を反応容器の断面図と共に示すブロック図である。図40は、図39に示す攪拌装置で使用する厚み縦振動子の斜視図である。図41は、圧電基板の長手方向に沿った位置と中心周波数との関係を示す厚み縦振動子の周波数特性図である。
実施の形態4に係る反応容器5は、図39に示すように、厚み縦振動子44が側壁5b外面に取り付けられている。また、実施の形態4に係る攪拌装置40は、図39に示すように、駆動制御部21と厚み縦振動子44とを有しており、キュベットホイール4のホルダ4bに反応容器5を収容すると、ホイール電極4fを介して駆動制御部21から厚み縦振動子44に駆動信号が入力される。
厚み縦振動子44は、音響整合層を介して反応容器5の側壁5b外面に取り付けられ、図39及び図40に示すように、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなる圧電基板44aの一方の面に信号線電極44bが設けられ、他方の面にグランド電極44cが設けられている。信号線電極44b,グランド電極44cは、駆動制御部21から送電された電力を表面弾性波(音波)に変換する発音部であり、グランド電極44cから音波が出射される。厚み縦振動子44は、グランド電極44cを取り付ける一方の面に対して他方の面が傾斜した楔型に成形されている。このため、厚み縦振動子44は、図40に示す点PA,PBを基準とする圧電基板44aの長手方向に沿った位置と中心周波数との関係が、図41に示すように、圧電基板44aの厚さが増すに従って直線的に小さくなる特性を有しており、共振周波数の異なる発音部が長手方向に沿って点状に複数配列されている。
従って、攪拌装置40は、ホイール電極4fを介して駆動制御部21から対応する信号線電極44b及びグランド電極44cに異なる周波数の駆動信号を入力すると、入力した駆動信号の周波数と共振する中心周波数を有する圧電基板44aの厚さの位置にあるグランド電極44cから励振された音波が出射され、発音部の位置が長手方向に沿って変化する。
実施の形態4に係る自動分析装置1は、以上のように構成される攪拌装置40を使用しており、入力部16における入力操作によって、反応容器5に保持された液体の量に応じて駆動信号の周波数を変更し、液体の量が少ない場合に、例えば、周波数f1の駆動信号を厚み縦振動子44に入力する。すると、自動分析装置1は、キュベットホイール4が停止したときに接触子21bがホイール電極4eと接触することにより、厚み縦振動子44に周波数f1の駆動信号が入力される。
これにより、攪拌装置40は、厚み縦振動子44が、図42に示すように、キュベットホイール4が停止する停止時間Ts中に周波数f1の駆動信号によって駆動される。この結果、キュベットホイール4の停止中に厚み縦振動子44によって誘起された表面弾性波(音波)は、音響整合層から反応容器5の側壁5b内へと伝搬し、音響インピーダンスが近い液体試料中へ漏れ出す。この漏れ出した音波によって音響流が生じ、分注された試薬と検体とが攪拌される。
このとき、厚み縦振動子44は、周波数f1の駆動信号によって励振される位置が反応容器5の下側に位置する。このため、図39に示すように、液体試料Ls中へ漏れ出す音波Wa1は、厚み縦振動子44の点PBに対応した反応容器5の下側を起点として、矢印で示す斜め上方と斜め下方の2方向に向かう。従って、反応容器5に保持された液体試料Ls中には、この2方向に対応した2つの音響流が生じ、分注された試薬と検体とが攪拌される。
一方、例えば、液体の量が多い場合、自動分析装置1は、入力部16における入力操作によって、周波数f1の駆動信号と周波数f2(>f1)の駆動信号が交互に入力されるように設定する。これにより、攪拌装置20は、図43に示すように、接触子21bが接触するホイール電極4eが変わる停止時間Ts毎に周波数f1と周波数f2の駆動信号が厚み縦振動子44に時分割で交互に入力される。これにより、自動分析装置1は、キュベットホイール4が停止する毎に、厚み縦振動子44の点PAに対応した位置と点PBに対応した位置との間で音波を発生する位置が自己選択的に交互に切り替わる。
この結果、攪拌装置40は、図39に示すように、厚み縦振動子44のグランド電極44cから周波数f1の音波Wa1と周波数f2の音波Wa2が液体試料Ls中へ交互に漏れ出して音響流が発生するので、気液界面付近であっても効果的な流れが発生し、反応容器5が保持した液体試料Lsをエネルギーの無駄を抑えて効率良く攪拌することができる。
このとき、攪拌装置40は、厚み縦振動子44の数に関係なく、図39に示すように、単一の駆動制御部21と一組の入力端子である信号線電極44bとグランド電極44cとの間がホイール電極4eに接触する接触子21bによって接続されている。また、厚み縦振動子44は、駆動制御部21によって駆動信号の周波数を変更することによって、音波を発生する発音部であるグランド電極44cの位置を自己選択的に切り替えている。このため、攪拌装置40は、従来の攪拌手段のようなスイッチ回路が必要ないことと相俟って、共振周波数の異なる複数の発音部を有していても、配線数の増加を抑え、簡単な構成で音波を発生する特定の発音部に容易に切り替えることができる。
ここで、実施の形態4の攪拌装置40で使用する厚み縦振動子は、図44に示す厚み縦振動子45のように、長手方向に沿って厚みが互いに逆方向に向かって直線的に変化する2つの圧電基板45a,45dを有し、2つの圧電基板45a,45dが共通の信号線電極45b及びグランド電極45cを有するように構成されていてもよい。このように構成される厚み縦振動子45は、図45に示すように、圧電基板45a,45dのC1−C1線及びC2−C2線に沿った長手方向の断面における厚さがそれぞれ直線的に変化することから、同一周波数の駆動信号を入力すると駆動周波数に応じて発音部の位置を変化させ、2つの部分を発音部として同時に励振することができる。
また、実施の形態4の攪拌装置40で使用する厚み縦振動子は、図46に示す厚み縦振動子47のように、圧電基板47aの厚さが階段状に変化し、圧電基板47aの一方の厚さが階段状に変化する面にグランド電極47cを形成し、平坦面に信号線電極47bを形成してもよい。このように構成される厚み縦振動子47は、入力される駆動信号の駆動周波数に応じて励振される音波の周波数を、階段状に変化する圧電基板47aの厚さに応じてデジタル的に切り替えることができる。
更に、実施の形態4に係る攪拌装置40は、図47に示すように、反応容器5と厚み縦振動子44とを離隔させて音響整合層となる液体Lを収容した恒温槽49内に配置してもよい。ここで、厚み縦振動子44は、表面弾性波素子24の振動子22b,22c等に比べて発生する音波Waの周波数が低くなるので、反応容器5から離隔配置しても音波の減衰が小さくなり、液体試料Ls中に流れFを発生させるうえで十分使用可能である。このとき、図47に示す攪拌装置40は、自動分析装置で使用する場合、音響整合層としての液体Lとして恒温水を使用することができる。そして、厚み縦振動子44は、信号線電極44bを内側に向けると共に、グランド電極44cを反応容器5に向けて防水ケース48に取り付けられている。
なお、上述の各実施の形態においては、駆動制御部21は、一箇所のみに設けたが、攪拌用途によっては複数箇所に設けてもよい。また、上述の各実施の形態においては、音波発生手段としての表面弾性波素子24や厚み縦振動子44は、保持した液体に対して非接触となるように、反応容器5の外面に取り付けられている。しかし、表面弾性波素子24は、一組の入力端子24dによって駆動制御部21と接続され、厚み縦振動子44は、一組の入力端子である信号線電極44bとグランド電極44cとによって駆動制御部21と接続されていれば、反応容器5の一部を構成し、保持した液体と接触していてもよい。
1 自動分析装置
2,3 試薬テーブル
4 キュベットホイール
5 反応容器
5a 保持部
5b 側壁
5c 窓
5d ゴムキャップ
5e 電極パッド
6,7 試薬分注機構
8 検体容器移送機構
9 フィーダ
10 ラック
11 検体分注機構
12 分析光学系
13 洗浄機構
15 制御部
16 入力部
17 表示部
20 攪拌装置
21 駆動制御部
21b 接触子
22 信号発生器
23 駆動制御回路
24 表面弾性波素子
24a 圧電基板
24b,24c 振動子
24d 入力端子
24e バスバー
24f,24g 振動子
30,35 攪拌装置
40 攪拌装置
44 厚み縦振動子
44a 圧電基板
44b 信号線電極
44c グランド電極
45,47 厚み縦振動子
45a,47a 圧電基板
45b,47b 信号線電極
45c,47c グランド電極
49 恒温槽
F 旋廻流
L 液体
Ls 液体試料
S1〜S4 音響流
Ts 停止時間
Wa 音波
Wa1,Wa2 音波
Wa3,Wa4 音波
2,3 試薬テーブル
4 キュベットホイール
5 反応容器
5a 保持部
5b 側壁
5c 窓
5d ゴムキャップ
5e 電極パッド
6,7 試薬分注機構
8 検体容器移送機構
9 フィーダ
10 ラック
11 検体分注機構
12 分析光学系
13 洗浄機構
15 制御部
16 入力部
17 表示部
20 攪拌装置
21 駆動制御部
21b 接触子
22 信号発生器
23 駆動制御回路
24 表面弾性波素子
24a 圧電基板
24b,24c 振動子
24d 入力端子
24e バスバー
24f,24g 振動子
30,35 攪拌装置
40 攪拌装置
44 厚み縦振動子
44a 圧電基板
44b 信号線電極
44c グランド電極
45,47 厚み縦振動子
45a,47a 圧電基板
45b,47b 信号線電極
45c,47c グランド電極
49 恒温槽
F 旋廻流
L 液体
Ls 液体試料
S1〜S4 音響流
Ts 停止時間
Wa 音波
Wa1,Wa2 音波
Wa3,Wa4 音波
Claims (14)
- 音波を用いて液体を攪拌する攪拌装置であって、
共振周波数の異なる複数の発音部を有し、前記発音部が発生する音波を液体に向けて照射する音波発生手段と、
前記音波発生手段に入力する駆動信号の周波数を変更することにより、音波を発生する発音部を前記複数の発音部のうちの特定の発音部に切り替える駆動制御手段と、
を備え、
前記音波発生手段は、前記駆動信号が一組の入力部から入力されることを特徴とする攪拌装置。 - 前記複数の発音部は、互いに隣接して、或いは距離を置いて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
- 前記複数の発音部は、前記共振周波数が不連続に変化することを特徴とする請求項2に記載の攪拌装置。
- 前記複数の発音部は、前記共振周波数が連続して変化することを特徴とする請求項2に記載の攪拌装置。
- 前記音波発生手段は、前記駆動制御手段によって前記駆動信号の周波数を変更することにより、前記複数の発音部のうち前記音波を発生する発音部が自己選択的に切り替わることを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
- 前記駆動信号は、前記液体の分析項目、前記液体の性状又は液量の情報に基づいて前記周波数が変更されることを特徴とする請求項5に記載の攪拌装置。
- 前記駆動制御手段は、前記音波発生手段に入力する前記駆動信号の周波数を異なる共振周波数を含む帯域に亘って変化させることを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
- 前記音波発生手段は、圧電基板と複数の櫛型電極とを有する表面弾性波素子であって、前記複数の発音部は前記複数の櫛型電極であることを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
- 前記複数の櫛型電極は、前記圧電基板上における櫛型電極間の距離が異なることを特徴とする請求項8に記載の攪拌装置。
- 前記音波発生手段は、一方向に沿って厚さが増加する圧電基板と、当該圧電基板の両面に設けられる電極とを有する厚み縦振動子であることを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
- 前記音波発生手段は、前記液体から隔離された位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
- 前記駆動制御手段は、音波発生手段に入力する前記駆動信号である駆動電圧または駆動電流の周波数を変更することを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
- 音波を用いて液体を攪拌する攪拌装置に使用される容器であって、
共振周波数の異なる複数の発音部を有し、一組の入力部から入力される駆動信号の周波数を変更することによって音波を発生する発音部を前記複数の発音部のうちの特定の発音部に切り替え、前記特定の発音部が発生する音波を液体に向けて照射する音波発生手段を設けたことを特徴とする容器。 - 容器に保持された検体と試薬とを含む液体試料を攪拌して反応させ、反応液を分析する分析装置であって、請求項1〜12のいずれか一つに記載の攪拌装置を備えたことを特徴とする分析装置。
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