JP2007107684A - リニアガイド装置のエンドキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】油路の形成されたブロック体が、胴部のスライダ本体側の面に設けた凹部に嵌めてあるエンドキャップにおいて、油路の形状を維持しながら潤滑油漏れを防ぐ。
【解決手段】ブロック体3を熱可塑性エラストマー製とする。ブロック体3の油路33が形成された面に金属板4を固定した状態で、金属板4側を凹部12の底面121に向けて嵌め入れる。
【選択図】図4

Description

本発明は、リニアガイド装置のスライダ本体の直動方向端部に固定して使用されるエンドキャップに関する。
リニアガイド装置は、案内レールとスライダと複数個の転動体とを備えている。案内レールおよびスライダは、互いに対向配置されて転動体の転動通路を形成する転動溝(転動体が「ころ」の場合には転動面)を有する。スライダは、さらに、転動体の戻し通路と、前記戻し通路と前記転動通路とを連通させる方向転換路を有する。そして、前記転動通路、戻し通路、および方向転換路で転動体の循環経路が構成され、この循環経路内を転動体が循環することにより、案内レールおよびスライダの一方が他方に対して相対的に直線運動する。
このようなリニアガイド装置のスライダにおいては、スライダ本体の直動方向端部にエンドキャップが固定されている。エンドキャップは、案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、両脚部と直交する方向に延びて両脚部を連結する胴部とからなる。そして、両脚部のスライダ本体側の面に、転動体の方向転換路の外側溝が形成され、胴部には給油口が形成されている。また、エンドキャップには、前記給油口から前記方向転換路に向かう油路が形成されている。
下記の特許文献1には、エンドキャップの胴部のスライダ本体側の面に凹部を設け、油路が形成されたブロック体を前記凹部に嵌めることで、エンドキャップに油路を形成する発明が開示されている。この発明では、ブロック体の油路形成面に油路に沿う凸部を設けて、この凸部を前記凹部の底面に押しつけて弾性変形させることにより、凹部の底面とブロック体の油路形成面との接合面から潤滑油が漏れることを防止している。
特開2004−353698号公報
特許文献1に示すような、油路の形成されたブロック体が胴部のスライダ本体側の面に設けた凹部に嵌めてあるエンドキャップで、凹部の底面とブロック体の油路形成面との接合面からの潤滑油漏れを防ぐためには、ブロック体を熱可塑性エラストマーやゴム等で形成することで、凹部の底面にブロック体を密着させることが好ましい。
しかし、熱可塑性エラストマーやゴム等で形成されたブロック体は、油路の形状が維持され難い。そして、油路の形状を維持するためには、熱可塑性樹脂等の硬質の材料を使用することが好ましいが、この場合には、密着性が得られ難いため潤滑油漏れが生じやすくなる。
本発明は、油路の形成されたブロック体が、胴部のスライダ本体側の面に設けた凹部に嵌めてあるエンドキャップにおいて、油路の形状を維持しながら、潤滑油漏れを防ぐことができるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、リニアガイド装置のスライダ本体の直動方向端部に固定して使用され、案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、両脚部と直交する方向に延びて両脚部を連結する胴部と、からなり、前記両脚部のスライダ本体側の面に、転動体の方向転換路の外側溝が形成され、前記胴部に給油口が形成され、この給油口から前記方向転換路に向かう油路が形成されているエンドキャップであって、前記胴部のスライダ本体側の面に、ブロック体を嵌める凹部が形成され、このブロック体は、熱可塑性エラストマー製またはゴム製であり、前記凹部側とする面に前記油路が形成され、その面に油路を覆う金属板が固定された状態で、前記凹部に嵌めてあることを特徴とするリニアガイド装置のエンドキャップを提供する。
このエンドキャップによれば、ブロック体が熱可塑性エラストマー製またはゴム製であるため、ブロック体の側面が凹部の側面と密着し、ブロック体に固定されている金属板により、油路の形状が維持される。よって、油路の形状を維持しながら、潤滑油漏れを防ぐことができる。
本発明はまた、リニアガイド装置のスライダ本体の直動方向端部に固定して使用され、案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、両脚部と直交する方向に延びて両脚部を連結する胴部と、からなり、前記両脚部のスライダ本体側の面に、転動体の方向転換路の外側溝が形成され、前記胴部に給油口が形成され、この給油口から前記方向転換路に向かう油路が形成されているエンドキャップであって、前記胴部のスライダ本体側の面に、ブロック体を嵌める凹部が形成され、このブロック体は、熱可塑性エラストマー製またはゴム製であり、前記凹部側とする面に前記油路が形成され、その反対側の面を支持する背板および前記凹部の側面と対向する面を支持する側板が一体化された金属部材に固定された状態で、前記凹部に嵌めてあることを特徴とするリニアガイド装置のエンドキャップを提供する。
このエンドキャップによれば、ブロック体が熱可塑性エラストマー製またはゴム製であるため、ブロック体の油路形成面が凹部の底面と密着し、ブロック体の前記各面を支持する金属部材により油路の形状が維持される。よって、油路の形状を維持しながら、潤滑油漏れを防ぐことができる。
また、このエンドキャップにおいて、前記ブロック体の油路形成面および前記凹部の底面の一方に、前記油路に沿った凸部を設け、他方に、この凸部が弾性変形状態で嵌まる凹部を設ければ、潤滑油漏れを防ぐ効果がより高くなる。
本発明はまた、リニアガイド装置のスライダ本体の直動方向端部に固定して使用され、案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、両脚部と直交する方向に延びて両脚部を連結する胴部と、からなり、前記両脚部のスライダ本体側の面に、転動体の方向転換路の外側溝が形成され、前記胴部に給油口が形成され、この給油口から前記方向転換路に向かう油路が形成されているエンドキャップであって、前記胴部のスライダ本体側の面に、ブロック体を嵌める凹部が形成され、このブロック体は、熱可塑性樹脂(例えば、ポリアセタール、ポリエチレン、ポリプロピレン)製であり、前記凹部側とする面に前記油路が形成され、前記凹部の側面と接触する面に溝が形成され、油路形成面の反対側の面に前記溝と連通する開口部が形成され、このブロック体を前記凹部に嵌めた状態で、接着性を有する液状の充填材を前記開口部から注入して前記溝を埋め、この溝内の充填材でブロック体が前記凹部に接着されていることを特徴とするリニアガイド装置のエンドキャップを提供する。
このエンドキャップによれば、ブロック体が熱可塑性エラストマーやゴムと比較して剛性の高い熱可塑性樹脂製であって、ブロック体の側面と凹部の側面が充填材により密封されるため、油路の形状を維持しながら、潤滑油漏れを防ぐことができる。
本発明によれば、油路の形成されたブロック体が、胴部のスライダ本体側の面に設けた凹部に嵌めてあるエンドキャップにおいて、ブロック体の材質およびこれに組み合わせる部材の材質を適切に選定することにより、油路の形状を維持しながら、潤滑油漏れを防ぐことができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜6を用いて、本発明のエンドキャップの第1実施形態を説明する。
図1は、凹部にブロック体を嵌める前の、エンドキャップの側面を示す図である。図2は、凹部にブロック体を嵌める前の、エンドキャップのスライダ本体側の面を示す図である。図3は、ブロック体を示す斜視図である。図4は、ブロック体に金属板を固定した状態を示す斜視図である。図5は、金属板が固定されたブロック体を凹部に嵌めた状態の、エンドキャップのスライダ本体側の面を示す図である。図6は、金属板が固定されたブロック体を凹部に嵌めた状態の、エンドキャップの側面を示す図である。
図1に示すように、エンドキャップ1は、リニアガイド装置のスライダ本体2の直動方向端部に固定して使用される。そして、エンドキャップ1の胴部11のスライダ本体2側の面10に、金属板が固定されたブロック体を嵌める凹部12が形成されている。
図2に示すように、エンドキャップ1の両脚部13のスライダ本体2側の面に、転動体の方向転換路の外側溝14が形成されている。この外側溝14にリターンガイド14aを嵌めることにより、方向転換路が形成される。エンドキャップ1の胴部11に、給油口15が形成されている。エンドキャップ1の胴部11および脚部13に、エンドキャップ1をスライダ本体2にボルトで固定するためのボルトを通す貫通穴16が形成されている。また、エンドキャップ1の脚部13に、凹部12から方向転換路に向かう油路17が形成されている。エンドキャップ1の胴部11の貫通穴16と給油口15は、凹部12内に形成されている。
図3に示すように、ブロック体3には、胴部11の給油口15と連通する貫通穴31、および胴部11の貫通穴16と連通する貫通穴32が形成されている。そして、ブロック体3の凹部12側とする面に油路33が形成されている。
この油路33は、貫通穴31から両側に真っ直ぐに延びた部分33aと、その先端に連続し、貫通穴32の下側(脚部13側)を通るように彎曲した部分33bと、その先で下側に延びた部分33cと、上側に延びた部分33dとからなる。そして、下側部33cはブロック体3の下端面まで至り、上側部33dは貫通穴32の外側からブロック体3の幅方向両端面に至るように延びている。
また、ブロック体3の下面には、凹部12の位置決め部12aに嵌まる突起34が形成されている。このブロック体3は、熱可塑性エラストマーを射出成形することで得られたものである。
図4に示すように、金属板4は、ブロック体3の突起34を除いた油路形成面と同じ面形状で、ブロック体3の貫通穴31に連通する貫通穴41と、ブロック体3の貫通穴32に連通する貫通穴42を有する。この金属板4は、ステンレス製の板をプレス機で型抜き加工することにより得られたものである。
そして、先ず、この金属板4をブロック体3の油路形成面の上に載せて金属板4を加熱することにより、ブロック体3を金属板4に熱融着するか、ブロック体3の油路形成面上に接着剤を介して金属板4を載せて接着剤を硬化することにより、金属板4をブロック体3に固定する。
次に、図5および6に示すように、この金属板4が固定されたブロック体3を凹部12に対して、金属板4側を凹部12の底面側に向けて嵌め入れる。これにより、図5に示すように、給油口15と油路33が接続され、油路33の下側部33cが脚部13の油路17と接続される。
このエンドキャップ1によれば、熱可塑性エラストマー製のブロック体3の側面が凹部12の側面122と密着するため、凹部12の側面122とブロック体3の側面との間から潤滑油が漏れることを防止できる。また、金属板4により、ブロック体3の油路33の形状が維持される。したがって、油路の形状を維持しながら、潤滑油漏れを防ぐことができる。
〔第2実施形態〕
図7〜11を用いて、本発明のエンドキャップの第2実施形態を説明する。
図7は、凹部にブロック体を嵌める前の、エンドキャップのスライダ本体側の面を示す図である。図8は、図7の凹部に嵌める「金属部材が固定されたブロック体」を示す斜視図である。図9は、図8のブロック体のみを示す斜視図である。図10は、図8の金属部材のみを示す斜視図である。図11は、金属部材が固定されたブロック体を凹部に嵌めた状態の、エンドキャップのスライダ本体側の面を示す図である。
図7に示すように、エンドキャップ1の胴部11のスライダ本体2側の面に、金属部材が固定されたブロック体を嵌める凹部12が形成されている。エンドキャップ1の両脚部13のスライダ本体2側の面に、転動体の方向転換路の外側溝14が形成されている。この外側溝14にリターンガイド14aを嵌めることにより、方向転換路が形成される。エンドキャップ1の胴部11に、給油口15が形成されている。
エンドキャップ1の胴部11および脚部13に、エンドキャップ1をスライダ本体2にボルトで固定するためのボルトを通す貫通穴16が形成されている。また、エンドキャップ1の脚部13に、凹部12から方向転換路に向かう油路17が形成されている。エンドキャップ1の胴部11の貫通穴16と給油口15は、凹部12内に形成されている。
図8および9に示すように、ブロック体3には、胴部11の給油口15と連通する貫通穴31、および胴部11の貫通穴16と連通する貫通穴32が形成されている。そして、ブロック体3の凹部12側とする面に油路33が形成されている。また、ブロック体3の下面には、凹部12の位置決め部12aに嵌まる突起34が形成されている。
この油路33は、貫通穴31から両側に真っ直ぐに延びた部分33aと、その先端に連続し、貫通穴32の下側(脚部13側)を通るように彎曲した部分33bと、その先で下側に延びた部分33cと、上側に延びた部分33dとからなる。そして、下側部33cはブロック体3の下端面まで至り、上側部33dは貫通穴32の外側からブロック体3の幅方向両端面に至るように延びている。
図8および10に示すように、金属部材5は、ブロック体3の油路33が形成されている面と反対側の面を支持する背板51と、凹部12の側面122と対向させるブロック体3の側面を支持する側板52〜55と、が一体化されたものである。エンドキャップ1の凹部12の形状は、金属部材5に対応させた形状となっており、凹部12の側面122に、側板53〜55が嵌まる凹部122aが形成されている。また、金属部材5の背板51には、ブロック体3の貫通穴31と連通する貫通穴51aと、ブロック体3の貫通穴32と連通する貫通穴51bが形成されている。
図8に示す「金属部材5が固定されたブロック体3」は以下の方法で作製する。先ず、ステンレス製の板をプレス成形することで図10に示す金属部材5を作製する。次に、金属部材5を金型に装填し、その金型に熱可塑性エラストマーを注入して硬化させる(インサート成形を行う)ことにより、金属部材5内に図9に示す形状のブロック体3を一体成形する。
そして、この金属部材5が固定されたブロック体3を凹部12に対して、ブロック体3の油路33が形成された面を凹部12の底面121に向けて嵌め入れる。これにより、図11に示すように、給油口15と油路33が接続され、油路33の下側部33cが脚部13の油路17と接続される。
このエンドキャップ1によれば、熱可塑性エラストマー製のブロック体3の油路形成面が凹部12の底面121と密着し、ブロック体3の側面のうちの、金属部材5の側板52〜55で覆われていない部分(図8に符号3Aで示す面)が、凹部12の側面122と密着するため、凹部12とブロック体3との間から潤滑油が漏れることを防止できる。また、金属板51〜55からなる金属部材5により、ブロック体3の形状が維持される。したがって、油路の形状を維持しながら、潤滑油漏れを防ぐことができる。
なお、この実施形態のブロック体3と凹部12との嵌め合いを、いずれかの面をテーパ状に形成して、テーパ面への圧接力で行うことにより、ブロック体3と凹部12との間の密着性をより高くすることができる。
〔第3実施形態〕
図12〜15を用いて、本発明のエンドキャップの第3実施形態を説明する。
図12は、凹部にブロック体を嵌める前の、エンドキャップのスライダ本体側の面を示す図である。図13は、図12の凹部に嵌める「金属部材が固定されたブロック体」を示す斜視図である。図14は、図13のブロック体のみを示す斜視図である。図15は、ブロック体の油路形成面と胴部の凹部底面との関係を示す断面図である。
図12に示すように、エンドキャップ1の胴部11のスライダ本体2側の面に、金属部材が固定されたブロック体を嵌める凹部12が形成されている。エンドキャップ1の両脚部13のスライダ本体2側の面に、転動体の方向転換路の外側溝14が形成されている。この外側溝14にリターンガイド14aを嵌めることにより、方向転換路が形成される。エンドキャップ1の胴部11に、給油口15が形成されている。
エンドキャップ1の胴部11および脚部13に、エンドキャップ1をスライダ本体2にボルトで固定するためのボルトを通す貫通穴16が形成されている。また、エンドキャップ1の脚部13に、凹部12から方向転換路に向かう油路17が形成されている。エンドキャップ1の胴部11の貫通穴16と給油口15は、凹部12内に形成されている。
図13および14に示すように、ブロック体3には、胴部11の給油口15と連通する貫通穴31、および胴部11の貫通穴16と連通する貫通穴32が形成されている。そして、ブロック体3の凹部12側とする面に油路33が形成されている。また、ブロック体3の下面には、凹部12の位置決め部12aに嵌まる突起34が形成されている。
この油路33は、貫通穴31から両側に真っ直ぐに延びた部分33aと、その先端に連続し、貫通穴32の下側(脚部13側)を通るように彎曲した部分33bと、その先で下側に延びた部分33cと、上側に延びた部分33dとからなる。そして、下側部33cはブロック体3の下端面まで至り、上側部33dは貫通穴32の外側からブロック体3の幅方向両端面に至るように延びている。
また、ブロック体3の油路33が形成されている面には、油路33に沿う凸部35が、油路33の両側に形成されている。そして、これに対応させて、図12に示すように、胴部11の凹部12の底面121に、ブロック体3を嵌めた時に凸部35が入る凹部121aが形成されている。なお、これ以外の点は第2実施形態と同じである。すなわち、金属部材5は第2実施形態と同様に図10に示すものを使用し、ブロック体3を金属部材5にインサート成形する際に、油路形成面に凸部35を形成する。
図15(a)に示すように、ブロック体3の油路33に沿う凸部35の断面は長方形であり、これに対向する凹部121aの断面はV字状である。そして、ブロック体3を胴部11の凹部12に嵌めると、図15(b)に示すように、ブロック体3の凸部35が弾性変形した状態で凹部12の底面121の凹部121aに嵌まる。この嵌め合いによって、第3実施形態のエンドキャップは、第2実施形態のエンドキャップよりも、凹部12とブロック体3との間から潤滑油が漏れることを防止する効果が高くなる。
〔第4実施形態〕
図2と図16〜17を用いて、本発明のエンドキャップの第4実施形態を説明する。
図2は、この実施形態で、凹部にブロック体を嵌める前の、エンドキャップのスライダ本体側の面を示す図である。図16は、この実施形態のブロック体を示す斜視図である。図17は、ブロック体を凹部に嵌めた状態の、エンドキャップのスライダ本体側の面を示す図である。
図2に示すように、エンドキャップ1の両脚部13のスライダ本体2側の面に、転動体の方向転換路の外側溝14が形成されている。この外側溝14にリターンガイド14aを嵌めることにより、方向転換路が形成される。エンドキャップ1の胴部11に、給油口15が形成されている。エンドキャップ1の胴部11および脚部13に、エンドキャップ1をスライダ本体2にボルトで固定するためのボルトを通す貫通穴16が形成されている。また、エンドキャップ1の脚部13に、凹部12から方向転換路に向かう油路17が形成されている。エンドキャップ1の胴部11の貫通穴16と給油口15は、凹部12内に形成されている。
図16に示すように、ブロック体3には、胴部11の給油口15と連通する貫通穴31、および胴部11の貫通穴16と連通する貫通穴32が形成されている。そして、ブロック体3の凹部12側とする面に油路33が形成されている。
この油路33は、貫通穴31から両側に真っ直ぐに延びた部分33aと、その先端に連続し、貫通穴32の下側(脚部13側)を通るように彎曲した部分33bと、その先で下側に延びた部分33cと、上側に延びた部分33dとからなる。そして、下側部33cはブロック体3の下端面まで至り、上側部33dは貫通穴32の外側からブロック体3の幅方向両端面に至るように延びている。
また、ブロック体3の下面には、凹部12の位置決め部12aに嵌まる突起34が形成されている。さらに、ブロック体3には、凹部12の側面122と接触する全ての面に、連続する溝36が形成されている。そして、この溝36と連通する開口部37が、油路形成面の反対側の面に、油路33の上側部33dの反対側となる位置に形成されている。
このブロック体3は、熱可塑性樹脂であるポリアセタールを射出成形することで得られたものであり、熱可塑性エラストマー製やゴム製のブロック体と異なり、金属板等による補強をしなくても油路の形状が維持される。
そして、このブロック体3を、油路33が形成されている面を底面121側に向けて胴部11の凹部12に嵌めた後に、アクリル系樹脂からなるシーリング材を開口部37から注入して溝36を埋めて硬化させる。これにより、溝36内のシーリング材でブロック体3の側面と凹部12の側面122が密封される。
したがって、この実施形態のエンドキャップによれば、油路の形状を維持しながら、潤滑油漏れを防ぐことができる。
凹部にブロック体を嵌める前の、エンドキャップの側面を示す図である。 第1実施形態および第4実施形態で、凹部にブロック体を嵌める前の、エンドキャップのスライダ本体側の面を示す図である。 第1実施形態のブロック体を示す斜視図である。 第1実施形態で、ブロック体に金属板を固定した状態を示す斜視図である。 第1実施形態で、金属板が固定されたブロック体を凹部に嵌めた状態の、エンドキャップのスライダ本体側の面を示す図である。 第1実施形態で、金属板が固定されたブロック体を凹部に嵌めた状態の、エンドキャップの側面を示す図である。 第2実施形態で、凹部にブロック体を嵌める前の、エンドキャップのスライダ本体側の面を示す図である。 第2実施形態の、凹部に嵌める「金属部材が固定されたブロック体」を示す斜視図である。 図8のブロック体のみを示す斜視図である。 図8の金属部材のみを示す斜視図である。 第2実施形態で、金属部材が固定されたブロック体を凹部に嵌めた状態の、エンドキャップのスライダ本体側の面を示す図である。 第3実施形態で、凹部にブロック体を嵌める前の、エンドキャップのスライダ本体側の面を示す図である。 第3実施形態の、凹部に嵌める「金属部材が固定されたブロック体」を示す斜視図である。 図13のブロック体のみを示す斜視図である。 第3実施形態の、ブロック体の油路形成面と胴部の凹部底面との関係を示す断面図である。 第4実施形態のブロック体を示す斜視図である。 第4実施形態で、ブロック体を凹部に嵌めた状態の、エンドキャップの側面を示す図である。
符号の説明
1 エンドキャップ
2 スライダ本体
11 エンドキャップの胴部
12 ブロック体を嵌める凹部
12a 凹部の位置決め部
121 凹部の底面
121a 油路に沿った凸部に対応する凹部
122 凹部の側面
13 エンドキャップの脚部
14 方向転換路の外側溝
14a リターンガイド
15 給油口
16 貫通穴
17 凹部から方向転換路に向かう油路
3 ブロック体
31 ブロック体の貫通穴
32 ブロック体の貫通穴
33 ブロック体に設けた油路
34 ブロック体の突起
35 油路に沿った凸部
36 ブロック体の溝
37 溝と連通する開口部
4 金属板
41 金属板の貫通穴
42 金属板の貫通穴
5 金属部材
51 背板
51a,51b 背板の貫通穴
52〜55 側板

Claims (4)

  1. リニアガイド装置のスライダ本体の直動方向端部に固定して使用され、
    案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、両脚部と直交する方向に延びて両脚部を連結する胴部と、からなり、
    前記両脚部のスライダ本体側の面に、転動体の方向転換路の外側溝が形成され、
    前記胴部に給油口が形成され、この給油口から前記方向転換路に向かう油路が形成されているエンドキャップであって、
    前記胴部のスライダ本体側の面に、ブロック体を嵌める凹部が形成され、
    このブロック体は、熱可塑性エラストマー製またはゴム製であり、前記凹部側とする面に前記油路が形成され、その面に油路を覆う金属板が固定された状態で、前記凹部に嵌めてあることを特徴とするリニアガイド装置のエンドキャップ。
  2. リニアガイド装置のスライダ本体の直動方向端部に固定して使用され、
    案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、両脚部と直交する方向に延びて両脚部を連結する胴部と、からなり、
    前記両脚部のスライダ本体側の面に、転動体の方向転換路の外側溝が形成され、
    前記胴部に給油口が形成され、この給油口から前記方向転換路に向かう油路が形成されているエンドキャップであって、
    前記胴部のスライダ本体側の面に、ブロック体を嵌める凹部が形成され、
    このブロック体は、熱可塑性エラストマー製またはゴム製であり、前記凹部側とする面に前記油路が形成され、その反対側の面を支持する背板および前記凹部の側面と対向する面を支持する側板が一体化された金属部材に固定された状態で、前記凹部に嵌めてあることを特徴とするリニアガイド装置のエンドキャップ。
  3. 前記ブロック体の油路形成面および前記凹部の底面の一方に、前記油路に沿った凸部を設け、他方に、この凸部が弾性変形状態で嵌まる凹部を設けた請求項2記載のエンドキャップ。
  4. リニアガイド装置のスライダ本体の直動方向端部に固定して使用され、
    案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、両脚部と直交する方向に延びて両脚部を連結する胴部と、からなり、
    前記両脚部のスライダ本体側の面に、転動体の方向転換路の外側溝が形成され、
    前記胴部に給油口が形成され、この給油口から前記方向転換路に向かう油路が形成されているエンドキャップであって、
    前記胴部のスライダ本体側の面に、ブロック体を嵌める凹部が形成され、
    このブロック体は、熱可塑性樹脂製であり、前記凹部側とする面に前記油路が形成され、前記凹部の側面と接触する面に溝が形成され、油路形成面の反対側の面に前記溝と連通する開口部が形成され、
    このブロック体を前記凹部に嵌めた状態で、接着性を有する液状の充填材を前記開口部から注入して前記溝を埋め、この溝内の充填材でブロック体が前記凹部に接着されていることを特徴とするリニアガイド装置のエンドキャップ。
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