JP2007092764A - ナット支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】一方の部材である被取付部材に棒状のナットを支持させ、このナットに雄ねじ部材を他方の部材側から螺着する構成において、簡単な構成によりナットを被取付部材に支持させるようにする。
【解決手段】互いに対向する少なくとも2つの壁部たる第1、第2中間壁F6、F7を有する被取付部材たる中間横架材11及び側部架材14と、前記中間横架材11及び側部架材14の前記第1、第2中間壁F6、F7に略直交する方向から挿入して第1、第2中間壁F6、F7に支持させた軸状ナット5と、前記中間横架材11及び側部架材14の前記第1、第2中間壁F6、F7間に挿入してなり前記軸状ナット5を挿通可能なナット挿通孔6x及び前記軸状ナット5に螺着すべき雄ネジ部材vを挿通させるネジ挿通空間6yを有する挿入部材6とを具備するものであって、前記挿入部材6が前記軸状ナット5の抜け止めを行う抜け止め部たる係合爪63をさらに有することを特徴とするナット支持構造を採用する。
【選択図】図8

Description

本発明は、ボルト等の雄ネジ部材と、雄ネジ部材に螺合可能であり被取付部材に支持させてなるナットとを利用して複数の部材を結合する際に、ナットを被取付部材に支持させるナット支持構造に関する。
長尺の部材同士を結合する方法として、これまで種々の方法が考えられてきている。そのうちの1つとして、一方の部材に棒状のナットを支持させ、このナットに雄ねじ部材を他方の部材側から螺着する構成が考えられている。(例えば、特許文献1を参照。)
特開2004−205032号公報
しかして、特許文献1記載の構成において、ナットは円柱状をなすようにしているが、このようなナットを被取付部材に支持させる際に抜け止めを図るべく、従来、ナットにEリング等の抜け止め部材を装着するための溝を形成している。そして、ナットを被取付部材に装着してから前記溝に抜け止め部材を装着してナットの抜け止めを実現するようにしている。
ところが、このような構成では、抜け止めのためにEリング等の特殊な部材を必要とするとともに、ナット側もこのような部材を取り付け可能な構成にする必要がある。
本発明は、このような課題を解決し、簡単な構成によりナットを被取付部材に支持させるようにすべく構成するものである。
すなわち本発明に係るナット支持構造は、互いに対向する少なくとも2つの壁部を有する被取付部材と、前記被取付部材の前記壁部に略直交する方向から挿入して少なくとも2つの前記壁部に支持させた軸状ナットと、前記被取付部材の前記2つの壁部間に挿入してなり前記軸状ナットを挿通可能なナット挿通孔及び前記軸状ナットに螺着すべき雄ネジを挿通させるネジ挿通空間を有する挿入部材とを具備するものであって、前記挿入部材が前記軸状ナットの抜け止めを行う抜け止め部をさらに有することを特徴とする。
このようなものであれば、挿入部材が抜け止め部を有するので、被取付部材側に特殊な加工を施す必要がなく、被取付部材にはナットを挿通させて支持させるための単純な形状の孔を設けるだけでよくなる。すなわち、簡単な構成により被取付部材にナットを支持させる構成を実現できる。
さらに簡単な構成で被取付部材にナットを支持させる構成として、前記挿入部材が前記ナットの回り止めを行う回り止め部をさらに有するものが挙げられる。このようなものであれば、被取付部材にD字孔等の回り止め部を形成する必要がなくなるからである。
上述したナットの支持構造を具体的に実現するための一態様として、前記軸状ナットが、横断面が円形の円柱部、前記円柱部から連続して設けた横断面がD字状のD字断面部、及びこれら円柱部とD字断面部との境界に位置する係合段部を有し、前記挿入部材の抜け止め部と前記係合段部とを係合させるようにしているものが挙げられる。
特に、前記D字断面部の平面部から径方向に雌ネジ部を設けているものであれば、全体が円柱状をなす軸ナットに径方向に雌ネジ部を設ける態様と比較して、このような雌ネジ部の形成を容易に行うことができる。
また、前記D字断面部の平面部が前記ネジ挿通空間と反対方向を向くものであれば、雄ネジとの間の緊締力をD字断面部の平面部以外の外周の略全体で受けることができ、被取付部材と被取付部材に接続する相手の部材とを安定して接続できる。
前記被取付部材の2つの壁部のうち1つの外方に溝部を設けているとともに、前記被取付部材の2つの壁部を軸状ナットが貫通させるようにしているものであって、前記軸状ナットの全体を前記溝部を外方に設けた壁部よりも内側に位置させているものであれば、前記溝部にオプション部材等をスライド移動可能に支持させつつ、前記軸状ナットがオプション部材のスライド移動を妨げないようにかつ確実に前記軸状ナットを被取付部材に支持させることができる。なお、「前記軸状ナットの全体を前記溝部を外方に設けた壁部よりも内側に位置させている」とは、前記軸状ナットの外面が前記壁部の外面と面一である態様を含む概念である。
また、ナットの取り付け作業の手間を低減できる一態様として、前記挿入部材が、前記ナット挿通孔と、このナット挿通孔と連通する前記ネジ挿通空間と、前記ネジ挿通空間の巾方向両側縁をそれぞれ形成し弾性変形可能な対をなす脚部とを具備するものが挙げられる。このようなものであれば、弾性力を利用してこの挿入部材を被取付部材に仮保持できるからである。
上述したナットの支持構造を簡単な構造により実現するための一態様として、前記挿入部材の係合孔内部に前記抜け止め部たる係合爪を設けているものが挙げられる。
特に、前記係合爪が、前記ナット挿通孔外部に向かい弾性退避可能であるものであれば、軸状ナットの取り付け作業中はこの係合爪を弾性退避させ、軸状ナットの前記係合爪と係合可能な部位がこの係合爪と対向する部位に達した時点で弾性力により係合爪を該部位と係合させる構成を実現できる。
また、前記ネジ挿通空間及び軸状ナットの雌ネジ部を経由して前記係合爪にアクセスし該係合爪と前記軸状ナットとの係合状態を解除可能な構成を有するものであれば、このような軸状ナットの取り外しを容易に行うことができる。
さらに効果的に軸状ナットの仮保持を行える挿入部材の構成として、前記係合爪に、軸状ナットに当接して該軸状ナットの回り止めを行う回り止め部を設けているものが挙げられる。
本発明に係るナット支持構造を採用すれば、挿入部材が抜け止め部を有するので、被取付部材側に特殊な加工を施す必要がなく、被取付部材には軸状ナットを挿通させて支持させるための単純な形状の孔を設けるだけでよくなる。すなわち、簡単な構成により被取付部材に軸状ナットを支持させる構成を実現できる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態の天板付き家具は、図1、図2、及び図3に示すように、移動体である天板2及び抽斗3を構造体である天板支持体1に相互に独立してスライド移動し得るように支持させたものである。
具体的に説明すると、天板2は、厚み寸法が10mm程度の薄板状のもので、前記図2に示すように前方にスライド移動して天板支持体1の奥部領域1Bを上方に開放する前方スライド位置2Fと、前記図1に示すように後方にスライド移動して前記奥部領域1Bを閉止する後方スライド位置2B(通常使用位置)との間で移動可能としている。
抽斗3は、前記図3に示すように前方にスライド移動して内部空間を上方に開放する前方スライド位置3Fと、前記図1に示すように後方にスライド移動して内部空間を閉止する後方スライド位置3B(通常使用位置)との間で移動可能としている。また、この抽斗3の奥行き寸法は、天板2の奥行き寸法のほぼ半分程度に設定していて、この抽斗3の後方には固定トレー8を設けている。
なお、天板2及び抽斗3を天板支持体1に支持させる構造については、本願出願人が前記特願2004−289438号明細書等に詳述している。
前記天板支持体1は、図4に示すように、左右の脚部1a、1a間を後部横架材11及び中間横架材12で連結し、前端縁の上端を開放した形状に構成している。脚部1aと後部横架材11とは、図5に分解斜視図を示すような第1保持手段H1を介して接続している。また、脚部1aと中間横架材12とは、図6に分解斜視図を示すような第2保持手段H2を介して接続している。
また、前記脚部1aは一対の支柱13、13間を側部架材14で連結した門形をなす。前記側部架材14の後端部と前記支柱13とは、前記第1保持手段H1を介して接続している。すなわち、前記第1保持手段H1を介して、前記後部横架材11と前記側部架材14と前記支柱13とを接続している。一方、前記側部架材14の前端部と前記支柱13とは図7に分解斜視図を示すような第3保持手段H3を介して接続している。
前記後部横架材11、前記中間横架材12、及び前記側部架材14は、それぞれアルミ押出し成形により形成され、長手寸法の略全域にわたって同一の断面形状を有するフレーム材Fにより構成している。このフレーム材Fは、前記図5〜図7に示すように、底面を構成する底壁F1と、この底壁F1の一側縁から起立する背壁F2と、この背壁F2の上端から底壁F1と平行に延伸し上面を構成する頂壁F3と、この頂壁F3の他側縁から垂下する上前壁F4と、前記底壁F1の他側縁から起立する下前壁F5と、これら底壁F1、背壁F2、頂壁F3、上前壁F4、及び下前壁F5によって区画される空間内に配される第1〜第3中間壁F6〜F8とを有する。前記頂壁F3は、前記上前壁F4側の部位である前部F3aの高さ位置が前記背壁F2側の部位である後部F3bの高さ位置よりも上方にあるとともに、これらを起立部F3cにより接続している。第1中間壁F6は、前記頂壁F3の起立部F3cと連続させて前記背壁F2と平行に設けている。第2中間壁F7は、前記第1の中間壁F6と前記下前壁F5との間の部位から起立させて前記第1の中間壁F6と平行に設けている。第3中間壁F8は、前記頂壁F3の後部F3bと連続させて前記底壁F1と平行に設けている。さらに、このフレーム材Fには、前記底壁F1、前記上前壁F4、前記下前壁F5、前記第2中間壁F7、及び前記第3中間壁F8により区画される溝部たる水平溝fを設けている。すなわち、この水平溝fは前記第2中間壁F7の外方に形成している。そして、前記後部横架材11及び前記中間横架材12を構成するフレーム材F、F、及び左右両側の前記側部架材14を構成するフレーム材F、Fは、水平溝f、fをそれぞれ互いに対向させて配している。
また、前記支柱13は、アルミ押出し成形により形成され、長手寸法の略全域にわたって同一の断面形状を有する。具体的には、前記図5に示すように、この支柱13の外面を形成し、横断面視正方形状の周壁部131と、横断面視中央部に位置し、円筒状をなす中心体132と、横断面視前記周壁部131の対角線に沿う方向に前記周壁部131から内方に向けて突出して設けられ前記周壁部131及び中心体132を接続するリブ133とを有する。そして、上端面の中央部には、雌ねじ部13aを形成している。この雌ねじ部13aは、前記中心体132の内面をタッピング加工することにより形成している。すなわち、この雌ねじ部13aは、前記支柱13の長手方向に延伸している。さらに、この支柱13の上端部は、この天板付き家具の外方に向く面を有する外周壁を、他の部分よりも前記後部横架材11の一辺の長さよりは短い所定の寸法だけ上方に突出させている。そして、前記外周壁が上方に突出している部分により区画される領域に、接続部材取付空間たるコーナー部材取付空間13sを形成している。
しかして、前記第1保持手段H1は、前記図5、図8、及び図9に示すように、被取付部材たる前記後部横架材11、被取付部材たる前記側部架材14、及び前記支柱13を接続する接続部材たる第1コーナー部材4と、前記後部横架材11又は前記側部架材14にそれぞれ支持させてなる軸状ナット5、5と、この軸状ナット5、5に螺着してなる雄ネジ部材v、vと、前記後部横架材11及び前記側部架材14の前記第1及び第2の中間壁F6、F7間にそれぞれ挿入してなる挿入部材6、6とを具備する。ここで、前記後部横架材11及び前記側部架材14は請求項中の第1フレーム、前記支柱13は請求項中の第2フレームとしての機能を有する。また、前記図8はこの前記第1保持手段H1の要部を示す横断面図、図9は前記図8におけるA−A断面図である。
さらに詳述すると、前記第1コーナー部材4は、前記図5及び図8に示すように、前記コーナー部材取付空間13sに配置される本体41と、前記本体41の上方に連接され、前記支柱13の横断面と同一の巾寸法及び奥行き寸法を有する鍔部42とを一体に有する。
前記本体41は、前記後部横架材11の端面に当接可能な横当接面4b及び前記側部架材14の端面に当接可能な縦当接面4cを有する。横当接面4bには幅方向に水平ねじ挿通孔4b1を貫通させて設けている。また、縦当接面4cには奥行き方向に水平ねじ挿通孔4c1を貫通させて設けている。さらに、前記支柱13に当接する面、すなわち横当接面4b及び縦当接面4cと反対側の面から水平ねじ挿通孔4b1、4c1に沿う方向に、有底でねじ部材vの頭部を挿入可能な座繰り穴4b2、4c2をそれぞれ設けている。これら座繰り穴4b2、4c2の底は、ねじ部材相互の干渉を避けるべく平面視中央よりも横当接面4b寄り及び縦当接面4c寄りに配置している。すなわち本実施形態では、これら座繰り穴4b2、4c2は交差している。さらに、図示はしないが、底部には前記支柱13のリブ133及び中心体132の形状に対応する形状の溝部を設けていて、この溝部と前記支柱13のリブ133及び中心体132とを係合させることにより位置決めを行うようにしている。加えて、前記横当接面4b及び縦当接面4cからは、後部横架材11及び側部架材14の水平溝f、背壁F2と第1中間壁F6との間の空間、及び第3中間壁F8上方の空間に挿入可能に位置決め突起43を突出させて設けている。
また、前記鍔部42は、支柱13の上面に当接可能な下向き当接面4aを有するとともに、その中央部から鉛直方向に貫通する鉛直ねじ挿通孔4a1及び有底でねじ部材の頭部を挿入可能な座繰り穴4a2を設けている。さらに、この鍔部42の上面を前記後部横架材11及び前記側部架材14の上面と面一にすべく、これら後部横架材11及び側部架材14の頂壁F3の前部F3aに対応する部位に上部突起421を設けている。
前記軸状ナット5は、図10〜図12に示すように、横断面が円形の円柱部51、横断面がD字状のD字断面部52、これら円柱部51とD字断面部52との境界に位置する係合段部53、及び前記D字断面部52の平面部52aから径方向に設けた雌ネジ部5xを有する。この軸状ナット5は、前記後部横架材11、前記中間横架材12、及び前記側部架材14の前記第1及び第2の中間壁F6、F7にそれぞれ形成したナット取付孔F6a、F7aに挿通させ、これら第1及び第2の中間壁F6、F7に支持させるようにしている。
一方、前記挿入部材6は、全体を樹脂により形成した板状の部材で、図13〜図17に示すように、基部61と、この基部61から延伸して設けている1対の脚部62、62と、これら基部61及び脚部62、62により区画され前記軸状ナット5を挿通可能なナット挿通孔6xと、前記脚部62、62間に位置するとともに前記ナット挿通孔6xと連通するネジ挿通空間6yと、前記基部61から前記ナット挿通孔6xに向けて延伸し、前記軸状ナット5の係合段部53に当接して抜け止めを行う抜け止め部たる係合爪63とを具備する。
前記脚部62の先端には、被取付部材、具体的には前記後部横架材11及び前記側部架材14の底壁F1及び第3の中間壁F8にそれぞれ形成した位置決め孔Faと係合してこの挿入部材6の厚み方向の位置決めを行う位置決め部621を外方に突出させて形成している。
また、前記係合爪63は、前記基部61からナット挿通孔6xの中心に向けて延びる接続部632と、この接続部632の突出端から裏面側かつナット挿通孔6xの中心に向かう側に傾斜して延びる係合部631とを有する。この係合部631は、前記軸状ナット5の円柱部51を前記ナット挿通孔6xに挿通する際に、前記ナット挿通孔6xの外側に向かう方向に弾性退避するようにしている。ここで、前記軸状ナット5が前記水平溝f内に突出しないようにして前記水平溝f内に種々のオプション部材等をスライド移動可能に保持できるようにすべく、前記係合部631の先端の位置は、該係合部631の先端と前記軸状ナット5の係合段部53とを係合させた状態で軸状ナット5のD字断面部52の端面が前記第2中間壁F7の表面と面一になる位置に設定している。加えて、前記係合部631には、凸部633をナット挿通孔6xの中心に向かう側に突出させて設けている。この凸部633は、前記軸状ナット5のD字断面部52の平面部52aに当接し、該軸状ナット5の回り止めを行う回り止め部として機能する。そして、前記凸部633と前記平面部52aとを当接させた状態で、前記平面部52aが前記ネジ挿通空間6yと反対方向を向くようにしている。
加えて、前記ネジ挿通空間6yは、前記係合爪63と前記軸状ナット5の係合段部53とを係合させた状態で、前記軸状ナット5の雌ネジ部5xと同一方向に延伸する。このとき、被取付部材、すなわち前記後部横架材11又は前記側部架材14の外部から前記ネジ挿通空間6y及び前記軸状ナット5の雌ネジ部5xを経て前記係合爪63にアクセス可能にしている。
この第1保持手段H1による前記後部横架材11、前記側部架材14、及び前記支柱13の接続は、次のようにして行う。まず、前記後部横架材11及び前記側部架材14の前記壁部間空間に、挿入部材6を基部61側から挿入する。次いで、前記後部横架材11及び前記側部架材14に形成したナット保持孔F6x、F7xに、前記軸状ナット5を円柱部51側から挿入し、前記挿入部材6の係合爪63の係合部631とこの軸状ナット5の係合段部53とを係合させる。このとき、軸状ナット5は前記第1、第2中間壁F6、F7を貫通し、該軸状ナット5の全体が、前記第2中間壁F7の内側に位置する。さらに、前記第1コーナー部材4の水平ねじ挿通孔4b1、4c1に、前記雄ネジ部材v、vを挿通させ、この雄ネジ部材v、vを前記挿入部材6のネジ挿通空間6yに挿通させてから軸状ナット5、5の雌ネジ部5x、5xに螺着し、緊締力により雄ねじ部材vの頭部v1と前記後部横架材11の端面との間、及び雄ねじ部材vの頭部v1と前記側部架材14の端面との間に前記第1コーナー部材4を挟持させるようにしている。そして、前記下向き当接面4aを支柱13の上端に当接させ、この状態で雄ネジ部材vを支柱13の雌ねじ孔13aに螺着するようにしている。
一方、前記第2保持手段H2は、前記図6に示すように、前記側部架材14のスリット14sに挿入した保持ナット121と、被取付部材たる前記中間横架材12と前記保持ナット121との間に介在させた接続部材122と、前記中間横架材12の第1及び第2の中間壁126、127に支持させてなる軸状ナット5と、この軸状ナット5に螺着してなる雄ネジ部材vと、前記中間横架材12の前記第1及び第2の中間壁F6、F7間に挿入してなる挿入部材6と、前記保持ナット5に形成した雌ネジ部5xに螺着してなる雄ネジ部材vとを具備する。
前記保持ナット121は、前記側部架材14の水平溝fに挿入可能な短辺寸法と、前記水平溝fの幅寸法に略一致する長辺寸法とを有するとともに、中央部に雌ネジ孔を有する略矩形状の部材であり、対角線上に位置する2つの隅部にRを設けている。一方、前記接続部材122は、本体122aと、この本体122aから巾方向に延伸して設けた取付部122bとを有する。前記本体122aは、前記中間横架材12に対応する断面形状を有し、前記中間横架材12に当接する当接面から長手方向に延伸する第1ネジ挿通孔122xを備えている。前記第1ネジ挿通孔122xには、雄ネジ部材vを挿通させるようにしている。さらに、この第1ネジ挿通孔122xと同心に、座繰り穴122yを前記側部架材14に当接する側から設け、この座繰り穴122yの底に、前記雄ネジ部材vの頭部v1を当接させるようにしている。そして、この本体122aには、前記中間横架材12の水平溝f、及び第1中間壁F6と背壁F2との間の空間に挿入可能な位置決め突起122cを設けている。一方、前記取付部122bは、前記雄ネジ部材vを挿通可能な第2ネジ挿通孔122zと、前記側部架材14の水平溝f内に挿入された状態で前記保持ナットの前後動を規制する突起122dとを有する。
前記軸状ナット5は、及び前記挿入部材6は、前記第1保持手段H1におけるものと全く同様の構成を有する。また、また、前記軸状ナット5は、前記側部架材14の第2中間壁F7に形成したナット挿通孔F7x、及び第1中間壁F6に形成したナット挿通孔F6xに順次挿通させるようにしている。そして、前記挿入部材6は、前記中間横架材12の第1、第2中間壁F6、F7間の空間に基部61側から挿入するようにしている。
この第1保持手段H2による前記中間横架材12及び前記側部架材14の接続は、次のようにして行う。まず、前記中間横架材12の前記壁部間空間に、挿入部材6を基部61側から挿入する。次いで、前記中間横架材12に形成したナット保持孔F6x、F7xに、前記軸状ナット5を円柱部51側から挿入し、前記挿入部材6の係合爪63の係合部631とこの軸状ナット5の係合段部53とを係合させる。このとき、軸状ナット5は前記第1、第2中間壁F6、F7を貫通し、該軸状ナット5の全体が、前記第2中間壁F7の内側に位置する。さらに、前記接続部材122の第1ネジ挿通孔に、前記雄ネジ部材vを挿通させ、この雄ネジ部材vを前記挿入部材6のネジ挿通空間6yに挿通させ、軸状ナット5の雌ネジ部5xに螺着させ、緊締力により雄ねじ部材vの頭部v1と前記中間横架材12の端面との間に前記接続部材122を挟持させるようにしている。そして、雄ねじ部材vを前記取付部122bの第2ネジ挿通孔122zに挿通し、前記保持ナット121に螺着する。
また、前記第3保持手段H3は、前記図7に示すように、被取付部材たる前記側部架材14及び前記支柱13を接続する接続部材たる第2コーナー部材7と、前記側部架材14の第1及び第2の中間壁に支持させてなる軸状ナット5と、この軸状ナット5に螺着してなる雄ネジ部材vと、前記側部架材14の前記2つの壁部間に挿入してなる挿入部材6とを具備する。
前記第2コーナー部材7は、前記コーナー部材取付空間13sに配置される本体71と、前記本体71の上方に連接され、前記脚支柱3の横断面と同一の巾寸法及び奥行き寸法を有する鍔部72とを一体に有する。
前記本体71は、前記側部架材14の端面に当接可能な縦当接面7cを有する。この縦当接面7cには奥行き方向に水平ねじ挿通孔7c1を貫通させて設けている。さらに、前記縦当接面7cと反対側の面から水平ねじ挿通孔7c1に沿う方向に、有底でねじ部材の頭部を挿入可能な座繰り穴7c2を設けている。この座繰り穴7c2の底は、ねじ部材相互の干渉を避けるべく平面視中央よりも縦当接面7c寄りに配置している。また、図示はしないが、底部には前記支柱13のリブ133及び中心体132の形状に対応する形状の溝部を設けていて、この溝部と前記支柱13のリブ133及び中心体132とを係合させることにより位置決めを行うようにしている。加えて、前記横当接面4b及び縦当接面4cからは、後部横架材11及び側部架材14の水平溝f、背壁F2と第1中間壁F6との間の空間、及び第3中間壁F8上方の空間に挿入可能に位置決め突起73を突出させて設けている。
一方、前記鍔部72は、支柱13の上面に当接可能な下向き当接面7aを有するとともに、その中央部から鉛直方向に貫通する鉛直ねじ挿通孔7a1及び有底でねじ部材の頭部を挿入可能な座繰り穴7a2を設けている。さらに、この鍔部72の上面を前記側部架材14の上面と面一にすべく、側部架材14の頂壁F3の前部F3aに対応する部位に上部突起721を設けている。
前記軸状ナット5は、及び前記挿入部材6は、前記第1保持手段H1におけるものと全く同様の構成を有する。また、前記軸状ナット5は、前記側部架材14の第2中間壁F7に形成したナット挿通孔F7x、及び第1中間壁F6に形成したナット挿通孔(図示略)に順次挿通させるようにしている。そして、前記挿入部材6は、前記側部架材14の第1、第2中間壁F6、F7間の空間に基部61側から挿入するようにしている。
この第3保持手段H3による前記側部架材14及び前記支柱13の接続は、次のようにして行う。まず、前記側部架材14の前記壁部間空間に、挿入部材6を基部61側から挿入する。次いで、前記側部架材14に形成したナット保持孔F6x、F7xに、前記軸状ナット5を円柱部51側から挿入し、前記挿入部材6の係合爪63とこの軸状ナット5の係合段部53とを係合させる。このとき、軸状ナット5は前記第1、第2中間壁F6、F7を貫通し、該軸状ナット5の全体が、前記第2中間壁F7の内側に位置する。さらに、前記第2コーナー部材7の水平ねじ挿通孔7b1に、前記雄ネジ部材vを挿通させ、この雄ネジ部材vを前記挿入部材6のネジ挿通空間6yに挿通させてから軸状ナット5の雌ネジ部5xに螺着し、緊締力により雄ねじ部材vの頭部v1と前記側部架材14の端面との間に前記第2コーナー部材7を挟持させるようにしている。そして、前記下向き当接面4aを支柱13の上端に当接させ、この状態で雄ネジ部材vを支柱13の雌ねじ孔13aに螺着するようにしている。
以上第1〜第3保持手段H1〜H3のいずれにおいても、雄ネジ部材を軸状ナット5に螺着する際、緊締力により軸状ナット5は前記挿入部材6を取り付けた後横架材11、中間横架材12、又は側部架材14の第1、第2中間壁F6、F7に引き寄せられる。そして、これら後横架材11、中間横架材12、又は側部架材14の第1、第2中間壁F6、F7が、軸状ナット5を支持する。そして、前記軸状ナット5に螺着する雄ネジ部材vの頭部v1は、見栄えを整えるべく、第1保持手段H1及び第3保持手段H3では支柱13、第2保持手段H2では側部架材14により隠蔽されるようにしている。
本実施形態の構成を採用すると、挿入部材6に係合爪63を設け、この係合爪63を軸状ナット5の係合段部53と係合させて該軸状ナット5の抜け止めを行うようにしているので、挿入部材6を取り付ける後横架材11、中間横架材12、及び側部架材14には、単に円形状のナット挿通孔F6x、F7xをそれぞれ設けるだけでよく、軸状ナット5の抜け止めを行うための特殊な加工を施す必要がない。すなわち、簡単な構成により後横架材11、中間横架材12、及び側部架材14に軸状ナット5を支持させるようにできる。
さらに、前記挿入部材6の係合爪63に凸部633を設け、この凸部633に軸状ナット5の平面部52aを当接させて回り止めを行うようにしているので、ナット挿通孔F6x、F7x側には回り止めのために形状を工夫する必要がなくなり、これらナット挿通孔F6x、F7xを円形状に形成できる。そして、前記凸部633により回り止めを行うことにより、効果的に軸状ナット5の仮保持を行うことができる。
前記軸状ナット5が、横断面が円形の前記円柱部51、前記円柱部51から連続して設けた横断面がD字状のD字断面部52、及びこれら円柱部51とD字断面部52との境界に位置する係合段部53を有し、前記挿入部材6の係合爪63と前記係合段部53とを係合させるようにしているとともに、天板付家具の分解の際に、前記ネジ挿通空間6y及び前記軸状ナット5の雌ネジ部5xを経て前記係合爪63にアクセス可能にしているので、この係合爪63と前記係合段部53との係合を解除して軸状ナット5の取り外すことを容易に行うことができる。
また、前記凸部633と前記平面部52aとを当接させた状態で、前記平面部52aが前記ネジ挿通空間6yと反対方向を向くようにしているので、雄ネジ部材vとの間の緊締力を、この軸状ナット5の外周のうちD字断面部52の平面部52a以外の略全体で受けることができ、被取付部材、すなわち第1保持手段H1では後部横架材11及び側部架材14、第2保持手段H2では中間横架材12、第3保持手段H3では側部架材14と、被取付部材に接続する相手の部材、すなわち第1保持手段H1では第1コーナー部材4、第2保持手段H2では接続部材122、第3保持手段H3では第2コーナー部材7とを安定して接続できる。
前記係合爪63が、前記ナット挿通孔6x外部に向かい弾性退避可能であるので、軸状ナット5の取り付け作業中はこの係合爪63を弾性退避させ、軸状ナット5の前記係合爪63と係合可能な部位、すなわち係合段部53がこの係合爪63と対向する部位に達した時点で弾性力により係合爪63を係合段部53と係合させる構成を実現できる。
さらに、前記D字断面部52の平面部52aから径方向に雌ネジ部5xを設けているので、全体が円柱状をなす軸ナットに径方向に雌ネジ部を設ける態様と比較して、軸状ナット5の雌ネジ部5xの形成を容易に行うことができる。
加えて、前記挿入部材6が、前記ナット挿通孔6xと、このナット挿通孔6xと連通する前記ネジ挿通空間6yと、前記ネジ挿通空間6yの巾方向両側縁をそれぞれ形成し弾性変形可能な対をなす脚部62、62とを具備するので、弾性力を利用してこの挿入部材6の脚部62、62を後横架材11、中間横架材12、及び側部架材14に仮保持させ、軸状ナット5の取り付けの際の手間を軽減できる。
そして、前記挿入部材6のナット挿通孔6x内部に係合爪63を設けているので、上述したナットの支持構造を簡単な構造により実現することができる。
なお、本発明は、以上に述べた実施の形態に限られない。
例えば、このようなナット支持構造は、天板付家具の脚構造体に限らず、例えばパネルの枠体の接続部等、枠材間の接続部一般に広く用いることができる。
また、上述した実施形態では、軸状ナットの雌ネジ孔が被取付部材の長手方向に延伸するようにしているが、図18に示すような態様も考えられる。この態様では、角パイプを利用して形成した被取付部材である第1フレーム部材X1と、この第1フレーム部材と同様の断面形状を有する第2フレーム部材X2との接続に用いられるものであって、前記第2フレーム部材X2に、雄ネジ部材vの頭部v1に当接可能なネジ支持面X21aを有するネジ取付部X21を設けているととともに、この雄ネジ部材vに螺着すべき雌ネジ部5xを有する軸状ナット5を、以下のようにして第1フレーム部材X1に支持させるようにしている。すなわち、第1フレーム部材X1の内部に、軸状ナット5を挿通可能なナット挿通孔X6x及び前記雄ネジ部材vを挿通させるネジ挿通空間X6yを有する挿入部材X6を挿入するとともに、前記第1フレーム部材X1の両端面に予め設けた軸状ナット5を挿通可能なナット挿通孔(図示略)と前記挿入部材X6のナット挿通孔X6xとが重合するようにする。しかして、前記第1フレーム部材X1の一端面のナット挿通孔、前記挿入部材X6のナット挿通孔X6x、及び前記第1フレーム部材X1の他端面のナット挿通孔に順次軸状ナット5を貫通させる。そして、軸状ナット5の係合段部53に前記挿入部材X6に設けた抜け止め部たる係合爪X63を係合させる。このとき、軸状ナット5の雌ネジ部5xが前記第1フレーム部材X1の長手方向に対して傾斜した方向に延伸するように軸状ナット5を支持するようにしている。なお、前記図18においては、第1、第2フレーム部材X1、X2の一側壁を取り除いて示している。このような態様であっても、挿入部材X6に抜け止め部たる係合爪X63を設けているので、上述した実施形態に係る主要な効果は全て得ることができる。
また、軸状ナット5は必ずしも被取付部材の2つの壁部を貫通させる必要はなく、一方の壁部X1aのみを貫通させるようにしてもよい。この場合、例えば前記図18のy−y断端面図である図19に示すように、他方の壁部X1bには軸状ナット5を挿入可能な有底のナット受け凹部X1yを設け、一方の壁部X1aに設けたナット保持孔X1xを貫通させた軸状ナット5を前記ナット受け凹部X1yに挿入し、これらナット保持孔X1x及び前記ナット受け凹部X1yの端面に軸状ナット5を保持させるようにするとよい。さらに、部材の長手方向に直交する方向に沿って切断した断面を模式的に示す図である図20に示すように、被取付部材が、底面を構成する底壁FF1と、この底壁FF1の一側縁から起立する背壁FF2と、この背壁FF2の上端から底壁FF1と平行に延伸し上面を構成する頂壁FF3と、この頂壁FF3の他側縁から垂下する上前壁FF4と、前記底壁FF1の他側縁から起立する下前壁FF5と、前記背壁FF2と前記下前壁F5との中間の部位に前記底壁FF1から起立させて設けた中間壁FF6とを有するフレーム部材FFである場合にも前記態様を採用するとよい。すなわち、前記図20に示すように、一方の壁部である中間壁FF6に軸状ナット5を貫通可能なナット保持孔FF6xを設けるとともに、他方の壁部である前記背壁FF2には軸状ナット5を挿入可能な有底のナット受け凹部FF2xを設け、前記中間壁FF6と前記背壁FF2との間の空間に挿入部材6を挿入するようにしてもよい。この場合、前記ナット保持孔FF6x、及び前記挿入部材6のナット挿通孔(図20では図示略)を貫通させた軸状ナット5を前記ナット受け凹部FF2xに挿入し、前記ナット保持孔FF6x及び前記ナット受け凹部FF2xの端面に軸状ナット5を保持させるようにするとよい。
加えて、軸状ナットのD字断面部に替えて、円柱に例えばコの字状の切り欠きを形成した切り欠き断面部を円柱部から連続して設けるようにしてもよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
本発明の一実施形態に係る天板付家具を天板が後方スライド位置にある状態で示す斜視図。 同実施形態に係る天板付家具を天板が前方スライド位置にある状態で示す斜視図。 同実施形態に係る天板付家具を抽斗を引き出した状態で示す斜視図。 同実施形態に係る天板付家具の脚構造体を示す斜視図。 同実施形態に係る天板付家具の第1保持手段を示す分解斜視図。 同実施形態に係る天板付家具の第2保持手段を示す分解斜視図。 同実施形態に係る天板付家具の第3保持手段を示す分解斜視図。 同実施形態に係る天板付家具の第1保持手段の要部を示す横断面図。 図8におけるA−A断面図。 同実施形態に係る軸状ナットを示す平面図。 同実施形態に係る軸状ナットを示す正面図。 同実施形態に係る軸状ナットを示す側面図。 同実施形態に係る挿入部材を示す正面図。 同実施形態に係る挿入部材を示す側面図。 同実施形態に係る挿入部材を示す平面図。 同実施形態に係る挿入部材を示す背面図。 図16におけるx−x断面図。 本発明の他の実施形態に係るナットの支持構造を示す概略図。 図18におけるy−y断面図。 本発明の他の実施形態に係るナットの支持構造を示す概略図。
符号の説明
11…後部横架材(被取付部材)
12…中間横架材(被取付部材)
14…側部架材(被取付部材)
F6…第1中間壁
F7…第2中間壁
5…軸状ナット
6…挿入部材
63…係合爪
6x…ナット挿通孔
6y…ネジ挿通空間

Claims (11)

  1. 互いに対向する少なくとも2つの壁部を有する被取付部材と、前記被取付部材の前記壁部に略直交する方向から挿入して少なくとも2つの前記壁部に支持させた軸状ナットと、前記被取付部材の前記2つの壁部間に挿入してなり前記軸状ナットを挿通可能なナット挿通孔及び前記軸状ナットに螺着すべき雄ネジを挿通させるネジ挿通空間を有する挿入部材とを具備するものであって、前記挿入部材が前記軸状ナットの抜け止めを行う抜け止め部をさらに有することを特徴とするナット支持構造。
  2. 前記挿入部材が前記ナットの回り止めを行う回り止め部をさらに有することを特徴とする請求項1記載のナット支持構造。
  3. 前記軸状ナットが、横断面が円形の円柱部、前記円柱部から連続して設けた横断面がD字状の平面部を有するD字断面部、及びこれら円柱部とD字断面部との境界に位置する係合段部を有し、前記挿入部材の抜け止め部と前記係合段部とを係合させるようにしていることを特徴とする請求項1又は2記載のナット支持構造。
  4. 前記D字断面部の平面部から径方向に雌ネジ部を設けていることを特徴とする請求項3記載のナット支持構造。
  5. 前記D字断面部の平面部が前記ネジ挿通空間と反対方向を向くことを特徴とする請求項3又は4記載のナット支持構造。
  6. 前記被取付部材の2つの壁部のうち1つの外方に溝部を設けているとともに、前記被取付部材の2つの壁部を軸状ナットが貫通させるようにしているものであって、前記軸状ナットの全体を前記溝部を外方に設けた壁部よりも内側に位置させていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のナット支持構造。
  7. 前記挿入部材が、前記ナット挿通孔と、このナット挿通孔と連通する前記ネジ挿通空間と、前記ネジ挿通空間の巾方向両側縁をそれぞれ形成し弾性変形可能な対をなす脚部とを具備することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載のナット支持構造。
  8. 前記挿入部材のナット挿通孔内部に前記軸状ナットと係合する前記抜け止め部たる係合爪を設けていることを特徴とする請求項7記載のナット支持構造。
  9. 前記係合爪が、前記ナット挿通孔外部に向かい弾性退避可能であることを特徴とする請求項8記載のナット支持構造。
  10. 前記ネジ挿通空間及び軸状ナットの雌ネジ部を経由して前記係合爪にアクセスし該係合爪と前記軸状ナットとの係合状態を解除可能な構成を有することを特徴とする請求項8又は9記載のナット支持構造。
  11. 前記係合爪に、軸状ナットに当接して該軸状ナットの回り止めを行う回り止め部を設けていることを特徴とする請求項9又は10記載のナット支持構造。
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