JP2007083918A - 車両用シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の車両用シートは、シートクッション2と、シートバック4と、ヘッドレスト14と、を有し、このヘッドレストが、その前方下方側に延び且つ乗員の後頭部又は頚部を支持可能に形成されたネックサポート部14aを備え、このヘッドレストのネックサポート部の下端部が、ヘッドレストがシートバックに対して最下位置にあるとき、シートバックの上端部よりも前方で且つ下方に位置するように形成され、ヘッドレストは、シート幅方向に水平に延びる水平軸を中心にして前後方向に回動可能とする回動支持部16を備え、この回動支持部が、ヘッドレストのネックサポート部を前後方向に30N〜150Nの範囲内の押圧力で押圧し、ヘッドレストはこの押圧された状態で回動され位置決め可能となっている。
【選択図】 図1
Description
また、本発明は、ヘッドレストにより乗員の後頭部及び/又は頚部を確実且つ効果的に支持することができる車両用シートを提供することを目的としている。
このように構成された第1及び第2の発明においては、ヘッドレストが、シートバックに対して最下位置にあるとき、その後端部が乗員が後方から把持可能な把持部を備えているので、乗員は、シート後方から、例えばシートバックを前傾させてフルフラット状態とするとき、この前傾操作前に、荷室又は後方側の他のシートから、ヘッドレストの把持部を把持して、ヘッドレストのネックサポート部を前方位置から最後方位置まで容易に戻すことができる。このようにして、フルフラット状態への移行を容易に行うことができる。
このように構成された第1及び第2の発明においては、ヘッドレストの後端部の把持部がヘッドレストの水平軸より後方に設けられているので、乗員は、荷室又は後方側の他のシートから、ヘッドレストの把持部を把持して、ヘッドレストのネックサポート部を前方位置から最後方位置まで容易に戻すことができる。
このように構成された第1及び第2の発明においては、ヘッドレストがシートバックに対して最下位置にあるとき、その後端部により、シートバックを後方から見たとき最下位置にあることが認識可能であるので、乗員は、荷室又は後方側の他のシートから、ヘッドレストの把持部を把持して、ヘッドレストのネックサポート部を前方位置から最後方位置まで容易に戻すことができる。
また、本発明の車両用シートによれば、乗員の後頭部及び/又は頚部を確実且つ効果的に支持することができる。
また、ヘッドレスト14のネックサポート部14bは、その前後方向の厚みdがその下端部に向かうほど小さくなるように設定されている。
さらに、ネックサポート部14bの下端部は、乗員が把持し易いように、丸みを持った形状となっている。
このように形成されたネックサポート部14bの下端部により、乗員の頚部近傍が支持され、また、乗員の頭部は、ネックサポート部14bの上下方向中心部近傍から上部に亘って支持される。
また、ヘッドレスト14のネックサポート部14bは、シートバック4の前面4aに沿って延びる直線Gより前方に突出した突出部分の前後方向の厚みdがその下端部に向かうほど小さくなるように設定されている。
また、ネックサポート部14bの下端部は、乗員が把持し易いように、丸みを持った形状となっている。
さらに、ヘッドレスト14のネックサポート部14aの下端部と凹部15の下面15bとの間には、乗員が手を挿入できる程度の空間S(少なくとも10mm以上)が存在するようになっている。
さらに、ヘッドレスト14のネックサポート部14aの後側には、凹部15が形成されているので、ネックサポート部の下端部の前後方向厚みを厚くすることができ、乗員の後頭部又は頚部をクッション性良く支持することができる。
本体部34aは、ヘッドレスト34の上方で且つ中央部に位置する部分であり、上述したポール部材12の基部12aがその内部に埋め込まれ、ポール部材12と一体的に上下動可能となっているが、前後方向に回動できず固定された構造となっている。
また、ヘッドレストフレーム18の上端部の両側には、互いに対向する向きに突出する枢軸42が形成されている。
具体的には、係止バー62は、ポール部材12内に設けられたバー用ハウジング64にスプリング68により付勢可能に取り付けられ、このバー用ハウジング66内をポール部材12の長手方向に沿って移動可能となっている。係止バー62は、図16に示す位置にあるとき、スプリング68による付勢力はゼロであり、この位置よりも上方に位置すると不勢力は下向きに作用し、下方に位置すると付勢力は上向きに作用するようになっている。
ここで、第2例のラチェット機構付きのタイプにおける押圧力は、係止バー62が爪部64aを超えることで、ヘッドレスト14がある位置から前方に回動するときの押圧力と、係止バー62が、バー送り部64cを通過することで、ヘッドレスト14が最前方位置から最後方位置まで移動されるときの押圧力を示す。
なお、第2例の場合には、フリクション機構を採用せず、ラチェット機構のみにより、ヘッドレスト14の前方回動方向における位置決めをするようにしても良い。
また、ヘッドレスト14を回動させる機構の押圧力を100N以下、好ましくは、70N以下とすることで、後方から手を延ばして補強板20を把持したり、ネックサポート部14bの下部を後方に押圧することで、ネックサポート部14bの最後方位置までの移動を容易にすることができる。
先ず、ヘッドレスト14を最後方位置と最前方位置との間を0.05m/s〜0.1m/sの範囲内の速度で10回前後動作(回動)させる。
上述した前後動作(回動動作)を3回繰り返して行い、最大値(N)の平均値を算出し、この平均値が、30N〜150Nの範囲内となるように、押圧力の値を調整する。
2 シートクッション
4 シートバック
6 ヒンジ機構
7 操作紐
12 ポール部材
14,34 ヘッドレスト
14a,34a 本体部
14b,34b ネックサポート部
15 凹部
16 フリクション機構
18 ヘッドレストフレーム
20,22 補強板
40 基部ホルダ
40a 軸支部材
42 枢軸
44 係合穴
46 ボス部
48 傾斜面
50 平坦面
52 摺接面
62 ラチェット機構
64 ガイド用ブラケット
66 バー用ハウジング
68 スプリング
Claims (5)
- シートクッションと、
このシートクッションの後方側に立設状態に取り付けられたシートバックと、
このシートバックの上端部にポール部材を介して上下動可能に取り付けられたヘッドレストと、を有し、
このヘッドレストが、その前方下方側に延び且つ乗員の後頭部又は頚部を支持可能に形成されたネックサポート部を備え、
このヘッドレストのネックサポート部の下端部が、ヘッドレストがシートバックに対して最下位置にあるとき、シートバックの上端部よりも前方で且つ下方に位置するように形成され、
上記ヘッドレストは、シート幅方向に水平に延びる水平軸を中心にして前後方向に回動可能とする回動支持部を備え、この回動支持部が、ヘッドレストのネックサポート部を前後方向に30N〜150Nの範囲内の押圧力で押圧し、ヘッドレストはこの押圧された状態で回動され位置決め可能となっていることを特徴とする車両用シート。 - シートクッションと、
このシートクッションの後方側に立設状態に取り付けられたシートバックと、
このシートバックの上端部にポール部材を介して上下動可能に取り付けられたヘッドレストと、を有し、
このヘッドレストが、その前方下方側に延び且つ乗員の後頭部又は頚部を支持可能に形成されたネックサポート部を備え、
このヘッドレストのネックサポート部の下端部が、ヘッドレストがシートバックに対して最下位置にあるとき、シートバックの上端部よりも前方で且つ下方に位置するように形成され、
上記ヘッドレストは、シート幅方向に水平に延びる水平軸を中心にして前後方向に回動可能とする回動支持部を備え、この回動支持部が、ネックサポート部が最後方位置から回動して所定前方位置まで移動するときは前方移動のみを許容し、ネックサポート部が所定前方位置よりさらに前方に移動したとき最後方位置まで戻ることを許容するように構成されていることを特徴とする車両用シート。 - 上記シートバックの後方側には、他のシート又は荷室が設けられており、
さらに、上記シートバックは、上記他のシート又は荷室側からの操作により上記シートクッションの後方側に設けられたヒンジ機構を介して、少なくとも前傾可能であり、
上記ヘッドレストは、シートバックに対して最下位置にあるとき、その後端部が乗員が後方から把持可能な把持部を備えている請求項1又は請求項2記載の車両用シート。 - 上記ヘッドレストの後端部の把持部は、上記ヘッドレストの水平軸より後方に設けられている請求項3記載の車両用シート。
- 上記ヘッドレストは、シートバックに対して最下位置にあるとき、その後端部が、シートバックを後方から見たとき最下位置にあることが認識可能なように構成されている請求項3又は4記載の車両用シート。
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