JP2007083839A - 車両用ミラー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スタンド山及びケース山を高精度に形成しなくても回動制限時にミラーが傾くことを防止又は抑制できる車両用ミラー装置を得る。
【解決手段】 本ドアミラー装置10では、ディテントプレート76がスタンド22のベース部64から離間すると、ケース28の軸受部34の先端が、スタンド22の固定部24及びスリップワッシャ38から離間する。このため、ケース28及びドアミラー本体12は、支持軸26に対するスラスト方向の支持を失うが、ディテントプレート76の3つのケース山82、84、86と、スタンド22の3つのスタンド山66、68、70との3点での当接によりスラスト方向に支持されるため、例えば、支持軸26とケース28の軸受部34とに多少のガタ付きがある場合でも、ドアミラー本体12が傾くことを防止又は抑制できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用ミラー装置に関する。
車両用ドアミラー装置では、モータの駆動力によりドアミラーを展開又は格納させる格納機構を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。このような車両用ドアミラー装置では、ドアミラーが取り付けられるケースに設けられたケース山が、車体側に取り付けられてケースを回動可能に支持するスタンドに設けられたスタンド山に当接することで、ドアミラーの回動範囲が展開位置と格納位置との間に制限される構成となっている。
しかしながら、上記構成の車両用ドアミラー装置では、ケース山とスタンド山との当接部分は傾斜面とされており、しかも、ケース山及びスタンド山は、ドアミラーの回転中心と同心の円上に前記回転中心を挟んで2組のみ設けられた構成となっている。したがって、ドアミラーが展開位置に達した際には、前記傾斜面によってケース及びドアミラーが一瞬だけスタンドに対して僅かに浮き上がると共に2つのケース山に支持された不安定な状態となるため、ケースがスタンドに対してガタ付く結果ドアミラーが僅かに傾くという問題がある。
一方、ケースと共に回動するディテントプレートに設けられた4つのケース山が、スタンドに形成された4つのスタンド谷の端部に当接することで、ドアミラーの回動範囲が展開位置と格納位置との間に制限される構成の車両用ドアミラー装置もある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記構成の車両用ドアミラー装置では、4つのケース山と4つのスタンド谷とが高精度に形成されていないと、例えば、4つのケース山のうち何れか1つのケース山がスタンド谷の端部に当接できない場合が生じる。この場合にも、展開位置での回動制限時にドアミラーのバランスが悪くなる。
特開2001−287594号公報 特開2002−274267号公報
本発明は上記事実を考慮し、スタンド山及びケース山を高精度に形成しなくても回動制限時にミラーが傾くことを防止又は抑制できる車両用ミラー装置を得ることが目的である。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の車両用ミラー装置は、車体側に取り付けられ、支持軸が立設されたスタンドと、前記支持軸に対して回動自在でかつ軸線方向一側へ抜止状態で支持されると共に車両後方視認用のミラーが取り付けられたケースと、前記スタンドに設けられ、前記支持軸周りに互いに離間して配置された3つのスタンド山、及び、前記ケースに設けられ、前記3つのスタンド山に当接可能に対向すると共に前記3つのスタンド山との各当接部分を結ぶ三角形状の仮想線の内側に前記ケースの回動中心が設けられた3つのケース山を有し、前記3つのケース山がそれぞれ前記3つのスタンド山に当接することで前記スタンドに対する前記ケースの回動を制限すると共に、前記3つのケース山がそれぞれ前記3つのスタンド山に乗り上げることで前記ケースを前記支持軸の軸線方向他側へ移動させて前記回動制限を解除する回動制限手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項1記載の車両用ミラー装置では、ケースに設けられた3つのスタンド山が、スタンドに設けられた3つのケース山に当接することで、ケース及び該ケースに取り付けられたミラーの回動が制限される。
ここで、3つのスタンド山が3つのケース山に当接した際には、例えば、ケース及びミラーの回動による慣性力によって3つのスタンド山が3つのケース山に乗り上げようとする場合がある。この場合、ケースは支持軸に対して軸線方向他側へ移動されるため、支持軸に対するスラスト方向の支持を失うが、この状態では、ケースは3つのスタンド山と3つのケース山との3点での当接によりスラスト方向に支持される。しかも、ケースの回動中心は、3つのスタンド山と3つのケース山との各当接部分を結ぶ三角形状の仮想線の内側に設けられているので、ケースは安定して支持される。したがって、例えば、スタンドとケースに多少のガタ付きがある場合でも、ミラーが傾くことを防止又は抑制できる。
また仮に、3つのスタンド山と3つのケース山とに多少の寸法誤差がある場合でも、この寸法誤差はスタンドに対するケースのガタ付きによって吸収されるので、3つのスタンド山と3つのケース山とを常に良好に当接させることができる。
請求項2に係る発明の車両用ミラー装置は、請求項1記載の車両用ミラー装置において、前記3つのスタンド山及び前記3つのケース山は、前記支持軸を中心とした複数の異なる円のそれぞれに沿って設けられることを特徴としている。
請求項2記載の車両用ミラー装置では、3つのスタンド山及び3つのケース山の配置の自由度が向上すると共に、ミラーの回動範囲を設定する際の自由度が向上する。
以上説明した如く、本発明の車両用ミラー装置では、スタンド山及びケース山を高精度に形成しなくても回動制限時にミラーが傾くことを防止又は抑制できる。
図1には、本発明の実施の形態に係る車両用ミラー装置としてのドアミラー装置10の概略的な構成が正面図にて示されている。
なお、図中矢印UPは車両上方方向を示し、矢印FRは車体上方方向を示す。また、以下の説明で使用する「上」及び「下」の方向性は、本ドアミラー装置10が車両に取り付けられた状態での方向性を示すものである。
ドアミラー装置10は、ドアミラー本体12を備えている。ドアミラー本体12はバイザ14を備えており、バイザ14の内側にはフレーム及び鏡面調整機構(共に図示省略)を介して車両後方視認用のミラー16が支持されている。
また、ドアミラー装置10は、図示しない車両のドアパネルに締結固定されたステー18を備えており、ステー18とドアミラー本体12との間には格納機構20が設けられている。
ここで、図2には、格納機構20の構成が分解斜視図にて示されており、図3には、格納機構20の構成が断面図にて示されている(なお、図3では、一部の構成部材の図示を省略してある)。
これらの図に示す如く、格納機構20は、スタンド22を備えており、スタンド22はステー18に固定される固定部24と、固定部24の上側に一体的に立設された円筒状の支持軸26とを備えている。
また、格納機構20は、箱状のケース28を備えており、ケース28は、ケース本体30と、ケース本体30に着脱可能に取り付けられたカバー32とを備えている。ケース本体30の底壁には、円筒状の軸受部34が形成されており、この軸受部34には、支持軸26が回転可能に挿入されている。また、支持軸26の先端には、カバー32の上壁に形成された円筒状の筒部36が回転可能に嵌合しており、これにより、ケース28は、支持軸26に対して回動可能でかつ上側(軸線方向他側)へ移動可能に支持されている。さらに、軸受部34の先端は、リング状に形成されたスリップワッシヤ38(図2参照)を介してスタンド22の固定部24に当接しており、ケース28の支持軸26に対する下側(軸線方向一側、固定部24側)への移動が規制されている。
このケース28は、図示しないフレームを介してバイザ14に連結されており、ドアミラー本体12は、ケース28と一体で支持軸26を中心として回動可能とされている。これにより、ドアミラー本体12及びケース28は、図4に示す格納位置と、図5に示す展開位置との間で回動できると共に、図6に示すように、展開位置よりも車体前方側に設定された前可倒位置へも回動できる構成となっている。
なお、ケース28が格納位置に達した際には、スタンド22の固定部24に突設された回動阻止部40が、ケース本体30に形成された段部42に当接することで、ケース28の回動が阻止されると共に、ケース28が前可倒位置に達した際には、回動阻止部40が、ケース本体30に形成された段部44に当接することで、ケース28の回動が阻止される構成となっている。
一方、ケース28の内部には、モータ46が収納かつ固定されている。このモータ46は、車両に設けられた図示しないスイッチが操作されることで駆動して出力軸48を回転させると共に、出力軸48の回転に抗する外力が作用して供給電流の電流値が所定の閾値以上に増加すると、すなわち、ロック電流が流れると、車両に設けられた図示しない制御回路によって給電を遮断されるようになっている。
モータ46の出力軸48にはウォーム50が取り付けられており、ウォーム50にはヘリカルギヤ52が噛合されている。ヘリカルギヤ52にはシャフトウォーム54が一体に設けられており、ヘリカルギヤ52とシャフトウォーム54とは常に一体に回転する。
また、ケース28の内部には、円筒状のギヤプレート56が設けられており、ギヤプレート56は支持軸26に回転自在に支持されている。ギヤプレート56の外周には、外歯が形成されており、この外歯はシャフトウォーム54に噛合されている。これにより、モータ46の駆動力により出力軸48がウォーム50と一体で回転すると、ヘリカルギヤ52とシャフトウォーム54を介してギヤプレート56に回転力が付与される。
ギヤプレート56を介してケース本体30の底壁とは反対側(図3では上側)には、クラッチディスク58が配置されている。クラッチディスク58は支持軸26に同軸的に支持されており、支持軸26に対して回転不能でかつ軸線方向移動可能とされている。このクラッチディスク58は、ギヤプレート56の内周部に形成された凹部に嵌合する凸部を有しており、クラッチディスク58とギヤプレート56とは周方向に沿った所定の一位置でのみ噛合い係合するようになっている。
また、クラッチディスク58を介してギヤプレート56とは反対側には、ティースワッシャ60が配置されている。ティースワッシャ60は、支持軸26の先端部に軸線方向移動不能に取り付けられている。
さらに、ティースワッシャ60とクラッチディスク58との間には、圧縮コイルスプリング62が配置されている。この圧縮コイルスプリング62は、クラッチディスク58をギヤプレート56との係合方向に付勢している。これにより、通常はギヤプレート56とクラッチディスク58との噛合い係合状態が維持され、ギヤプレート56の支持軸26に対する相対回転が規制されるようになっている。
また、圧縮コイルスプリング62の付勢力は、クラッチディスク58及びギヤプレート56を介してケース28に作用しており、圧縮コイルスプリング62の付勢力によって軸受部34の先端がスリップワッシヤ38を介してスタンド22の固定部24に押し付けられている。
一方、スタンド22の固定部24には、支持軸26の径方向外側において、ケース28側へ突出するリング状のベース部64が支持軸26と同心状に形成されている。ベース部64のケース28側の端面には、ケース28側へ向けて3つのスタンド山66、68、70が突設されている。
図7に示すように、これら3つのスタンド山66、68、70は、支持軸26の周方向に沿って湾曲して形成され、ベース部64の周方向に沿って略等間隔に配置されている。また、これら3つのスタンド山66、68、70は、支持軸26の周方向に沿った両端部がそれぞれ傾斜面72及び傾斜面74(図9(A)乃至図9(D)参照)とされた台形状に形成されており、1つのスタンド山66と、2つのスタンド山68、70とは、支持軸26を中心とした異なる円上に設けられている。すなわち、2つのスタンド山68、70は、支持軸26の軸心からの距離が同じ位置に配置され、1つのスタンド山66は、支持軸26の軸心からの距離がスタンド山68、70よりも遠い位置に配置されている。
さらに、ベース部64とケース28の底壁との間には、リング状に形成されてケース28の一部を構成するディテントプレート76が配置されている。ディテントプレート76は、軸心部に支持軸26が挿通された状態でケース28に固定されている。
図8に示すように、ディテントプレート76の外周部には、2箇所に段部が形成されており、ディテントプレート76は、周方向に沿った略半分の部位が径方向寸法の狭い狭幅部78とされ、周方向に沿った残りの略半分の部位が径方向寸法の広い広幅部80とされている。
広幅部80の固定部24側の端面には、その外周寄りに1つのケース山82が固定部24側へ向けて突設されている。また、狭幅部78の固定部24側の端面には、2つのケース山84、86が固定部24側へ向けて突設されている。これら3つのケース山82、84、86は、ディテントプレート76の周方向に沿って略等間隔に配置されると共に、ディテントプレート76の周方向に沿った両端部がそれぞれ傾斜面88及び傾斜面90とされた台形状に形成されており、広幅部80に形成された1つのケース山82と、狭幅部78に形成された2つのケース山84、86とは、支持軸26を中心とした異なる円上に設けられている。また、これら3つのケース山82、84、86は、それぞれスタンド山66、68、70に当接可能に対向している。
ここで、図4に示すように、ドアミラー本体12及びケース28が格納位置に位置する状態では、ディテントプレート76の3つのケース山82、84、86は、それぞれスタンド22の3つのスタンド山66、68、70の各傾斜面82から離間している(図9(A)参照)。
また、図5に示すように、ドアミラー本体12及びケース28が展開位置に位置する状態では、ディテントプレート76の3つのケース山82、84、86の各傾斜面88が、それぞれスタンド22の3つのスタンド山66、68、70の各傾斜面72に当接する(図9(B)参照)。これにより、ケース28が展開位置を越えて前可倒位置へ回動することが制限されるようになっている。
さらに、展開位置に位置するケース28に、車体前方側へ向いた所定値以上の外力が作用した際には、ディテントプレート76の3つのケース山82、84、86の各傾斜面88が、スタンド22の3つのスタンド山66、68、70の各傾斜面72と摺接することで、ディテントプレート76には、上方すなわちベース部64から離間する方向へ向いた分力が生じる。このため、ディテントプレート76はケース28と共に圧縮コイルスプリング62の付勢力に抗してスタンド22のベース部64から離間し(図9(C)参照)、ディテントプレート76の3つのケース山82、84、86が、それぞれスタンド22の3つのスタンド山66、68、70に乗り上げるようになっている。これにより、ケース28が展開位置を越えて回動することが可能となり、ケース28は上記外力によって前可倒位置へ回動される構成である(図6及び図9(D)参照)。
また、上述の如くディテントプレート76がベース部64から離間すると、ケース28の軸受部34の先端は、スタンド22の固定部24及びスリップワッシャ38から離間する。この状態では、ケース28及びドアミラー本体12は、支持軸26に対するスラスト方向の支持を失うが、ディテントプレート76の3つのケース山82、84、86と、スタンド22の3つのスタンド山66、68、70との3点での当接によりスラスト方向に支持される構成となっている。
さらに、図5に示すように、ケース28及びドアミラー本体12の回動中心、すなわち支持軸26の軸心Sは、ディテントプレート76の3つのケース山82、84、86と、スタンド22の3つのスタンド山66、68、70との当接部分を結ぶ三角形状の仮想線Tの内側に設けられている。
次に、本実施の形態の作用について説明する。
上記構成のドアミラー装置10では、図示しないスイッチの操作によりモータ46が駆動され、出力軸48と一体でウォーム50が回転されると、ウォーム50に噛合されたヘリカルギヤ52がシャフトウォーム54と一体で回転され、シャフトウォーム54が噛合されたギヤプレート56に回転力が付与される。この回転力の反力でケース28が回動される。これにより、ドアミラー本体12がケース28と一体で、展開位置から格納位置又は格納位置から展開位置へ回動される。
ここで、格納位置から展開位置へ向けて回動するドアミラー本体12及びケース28が展開位置に達した際には、ディテントプレート76の3つのケース山82、84、86の各傾斜面88が、それぞれスタンド22の3つのスタンド山66、68、70の各傾斜面72に当接することで、ドアミラー本体12及びケース28の展開位置を越えた車体前方側への回動が制限される。このため、モータ46の出力軸48は回転することができなくなり、モータ46に流れる電流の電流値が所定の閾値以上に上昇する。これにより、図示しない制御回路によってモータ46への通電が遮断され、モータ46が停止される。
このとき、ディテントプレート76の3つのケース山82、84、86の各傾斜面88と、それぞれスタンド22の3つのスタンド山66、68、70の各傾斜面72とが、展開位置へ向けて回動したドアミラー本体12及びケース28の慣性力によって互いに摺接し、ディテントプレート76がスタンド22のベース部64から僅かに離間する場合がある。
このように、ディテントプレート76がスタンド22のベース部64から離間すると、ケース28の軸受部34の先端が、スタンド22の固定部24及びスリップワッシャ38から離間するため、ケース28及びドアミラー本体12は、支持軸26に対するスラスト方向の支持を失うが、本実施の形態に係るドアミラー装置10では、ケース28及びドアミラー本体12は、ディテントプレート76の3つのケース山82、84、86と、スタンド22の3つのスタンド山66、68、70との3点での当接によりスラスト方向に支持される(すなわち、3点支持状態となる)。しかも、図5に示すように、ケース28及びドアミラー本体12の回動中心、すなわち支持軸26の軸心Sは、ディテントプレート76の3つのケース山82、84、86と、スタンド22の3つのスタンド山66、68、70との各当接部分を結ぶ三角形状の仮想線Tの内側に設けられているので、ケース28及びドアミラー本体12は安定して支持される。したがって、例えば、支持軸26とケース28の軸受部34とに多少のガタ付きがある場合でも、ドアミラー本体12(すなわちミラー16)が傾くことを防止又は抑制できる。
また、本実施の形態に係るドアミラー装置10では、仮に、ディテントプレート76の3つのケース山82、84、86と、スタンド22の3つのスタンド山66、68、70とに多少の寸法誤差がある場合でも、この寸法誤差は支持軸26に対する軸受部34のガタ付きによって吸収されるので、ディテントプレート76の3つのケース山82、84、86の各傾斜面88と、スタンド22の3つのスタンド山66、68、70の各傾斜面72とを常に良好に当接させることができる。これにより、各傾斜面88が各傾斜面72に当接する際に両者が受ける圧力を小さくでき、これにより、スタンド山66、68、70及びケース山82、84、86の耐久性を向上させることができる。
しかも、本実施の形態に係るドアミラー装置10では、スタンド山66及びケース山82と、他のスタンド山68、70及びケース山84、86とが異なる円に沿って設けられている。したがって、3つのスタンド山66、68、70及び3つのケース山82、84、86の配置の自由度が向上すると共に、ドアミラー本体12の回動角度を設定する際の自由度が向上する。これにより、格納位置と前可倒位置との間のドアミラー本体12の回動角度を、例えば、150度程度に設定できる。
本発明の実施の形態に係るドアミラー装置の概略的な構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るドアミラー装置の格納機構の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るドアミラー装置の格納機構の構成を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態に係るドアミラー装置のドアミラー本体が格納位置に位置する状態を図1の矢印UPと反対方向から見た平面図である。 本発明の実施の形態に係るドアミラー装置のドアミラー本体が展開位置に位置する状態を図1の矢印UPと反対方向から見た平面図である。 本発明の実施の形態に係るドアミラー装置のドアミラー本体が前可倒位置に位置する状態を図1の矢印UPと反対方向から見た平面図である。 本発明の実施の形態に係るドアミラー装置のスタンドの部分的な構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るドアミラー装置のディテントプレートの構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るドアミラー装置のディテントプレートとスタンドの部分的な構成を示し、(A)は、スタンド山がケース山から離間した状態を示す断面図であり、(B)は、スタンド山がケース山に当接した状態を示す断面図であり、(C)は、スタンド山がケース山に乗り上げようとしている状態を示す断面図であり、(D)は、スタンド山がケース山に乗り上げた状態を示す断面図である。
符号の説明
10 ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
16 ミラー
22 スタンド
26 支持軸
28 ケース
66、68、70 スタンド山
76 ディテントプレート(ケース)
82、84、86 ケース山

Claims (2)

  1. 車体側に取り付けられ、支持軸が立設されたスタンドと、
    前記支持軸に対して回動自在でかつ軸線方向一側へ抜止状態で支持されると共に車両後方視認用のミラーが取り付けられたケースと、
    前記スタンドに設けられ、前記支持軸周りに互いに離間して配置された3つのスタンド山、及び、前記ケースに設けられ、前記3つのスタンド山に当接可能に対向すると共に前記3つのスタンド山との各当接部分を結ぶ三角形状の仮想線の内側に前記ケースの回動中心が設けられた3つのケース山を有し、前記3つのケース山がそれぞれ前記3つのスタンド山に当接することで前記スタンドに対する前記ケースの回動を制限すると共に、前記3つのケース山がそれぞれ前記3つのスタンド山に乗り上げることで前記ケースを前記支持軸の軸線方向他側へ移動させて前記回動制限を解除する回動制限手段と、
    を備えた車両用ミラー装置。
  2. 前記3つのスタンド山及び前記3つのケース山は、前記支持軸を中心とした複数の異なる円のそれぞれに沿って設けられることを特徴とする請求項1記載の車両用ミラー装置。
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