JP2007078074A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents

ディスクブレーキ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007078074A
JP2007078074A JP2005266509A JP2005266509A JP2007078074A JP 2007078074 A JP2007078074 A JP 2007078074A JP 2005266509 A JP2005266509 A JP 2005266509A JP 2005266509 A JP2005266509 A JP 2005266509A JP 2007078074 A JP2007078074 A JP 2007078074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
load
servo
taken out
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005266509A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4572782B2 (ja
Inventor
Takashi Murayama
隆 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advics Co Ltd
Original Assignee
Advics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advics Co Ltd filed Critical Advics Co Ltd
Priority to JP2005266509A priority Critical patent/JP4572782B2/ja
Publication of JP2007078074A publication Critical patent/JP2007078074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4572782B2 publication Critical patent/JP4572782B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】 サーボ機構を備えたディスクブレーキ装置にて、該当するパッド(摩擦係数が異常に高くなるパッド)にて得られるブレーキ力が過度に増大することを防止する。
【解決手段】 当該装置では、キャリパのシリンダ部15bに組付けた制動ピストン14が操作力に応じて押動され、各パッド12,13がディスクロータ11に向けて押動される。制動時には、各パッド12,13とディスクロータ11のロータ周方向での摩擦力がアンカー荷重として取り出され、アンカー荷重がサーボ機構20にてディスクロータ11に向けたサーボ荷重に変換されて各パッド12,13に付加される。サーボ機構20は、インナパッド12で取り出されるアンカー荷重をアウタパッド13にサーボ荷重として付加する機能部品(レバー21,23)と、アウタパッド13で取り出されるアンカー荷重をインナパッド12にサーボ荷重として付加する機能部品(レバー22,24)を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディスクブレーキ装置に係り、特に、キャリパのシリンダ部に軸方向へ摺動可能に嵌合した制動ピストンが操作力に応じてその軸方向に押動されて、インナパッドとアウタパッドがそれぞれディスクロータに向けて押動されるように構成され、制動時における前記各パッドと前記ディスクロータのロータ周方向での摩擦力がアンカー荷重(制動反力)として取り出されて、このアンカー荷重がサーボ機構にて前記ディスクロータに向けたサーボ荷重に変換されて前記各パッドに付加されるように構成されたディスクブレーキ装置に関する。
この種のディスクブレーキ装置は、例えば、下記特許文献1に示されていて、このディスクブレーキ装置においては、前進制動時にインナパッドにて取り出されるアンカー荷重をインナパッドにサーボ荷重として付加する第1のベルクランクと、前進制動時にアウタパッドにて取り出されるアンカー荷重をアウタパッドにサーボ荷重として付加する第2のベルクランクと、後進制動時にインナパッドにて取り出されるアンカー荷重をインナパッドにサーボ荷重として付加する第3のベルクランクと、後進制動時にアウタパッドにて取り出されるアンカー荷重をアウタパッドにサーボ荷重として付加する第4のベルクランクを備えている。
特開平6−280909号公報
上記した特許文献1に記載されているディスクブレーキ装置においては、前進制動時に第1と第2のベルクランクが作動してインナパッドとアウタパッドにサーボ荷重を付加し、後進制動時に第3と第4のベルクランクが作動してインナパッドとアウタパッドにサーボ荷重を付加するため、各制動時には小さな操作力にて大きなブレーキ力を得ることが可能である。
しかし、上記した特許文献1に記載されているディスクブレーキ装置においては、該当するパッド(例えば、インナパッドまたはアウタパッド)にて取り出されるアンカー荷重が該当するベルクランクの作動によって該当するパッド(例えば、インナパッドまたはアウタパッド)にサーボ荷重として付加される。このため、各パッドに水がかかり、これが乾く間際に生じる現象のように、該当するパッド(例えば、インナパッドまたはアウタパッド)での摩擦係数が異常に高くなってアンカー荷重が異常に高くなる場合には、該当するパッド(例えば、インナパッドまたはアウタパッド)にて得られるパッドの押圧力が過度に大きくなり、結果としてブレーキ力が過度に増大するおそれがある。なお、上記した現象は、通常、水のかかり具合により、発生のタイミングに時間差が生じるため、インナパッドとアウタパッドで同時に発生することは殆どない。
本発明は、上記した課題を解消すべくなされたものであり、キャリパのシリンダ部に軸方向へ摺動可能に嵌合した制動ピストンが操作力に応じてその軸方向に押動されて、インナパッドとアウタパッドがそれぞれディスクロータに向けて押動されるように構成され、制動時における前記各パッドと前記ディスクロータのロータ周方向での摩擦力がアンカー荷重として取り出されて、このアンカー荷重がサーボ機構にて前記ディスクロータに向けたサーボ荷重に変換されて前記各パッドに付加されるように構成されたディスクブレーキ装置において、前記サーボ機構は、前記インナパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記アウタパッドにサーボ荷重として付加する機能部品と、前記アウタパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記インナパッドにサーボ荷重として付加する機能部品を備えていることに特徴がある。
この場合において、前記サーボ機構は、前進制動時に前記インナパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記アウタパッドにサーボ荷重として付加する第1レバーと、前進制動時に前記アウタパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記インナパッドにサーボ荷重として付加する第2レバーと、後進制動時に前記インナパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記アウタパッドにサーボ荷重として付加する第3レバーと、後進制動時に前記アウタパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記インナパッドにサーボ荷重として付加する第4レバーを備えていることも可能である。前記第1レバーと前記第2レバーは共通の支持ピンで支持され、前記第3レバーと前記第4レバーは共通の支持ピンで支持されていることが望ましい。
また、前記サーボ機構は、前進制動時に前記インナパッドまたは前記アウタパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記アウタパッドまたは前記インナパッドにサーボ荷重として付加する前進用レバーと、後進制動時に前記インナパッドまたは前記アウタパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記アウタパッドまたは前記インナパッドにサーボ荷重として付加する後進用レバーを備えていることも可能である。
本発明によるディスクブレーキ装置においては、制動時、各パッド(インナパッドおよびアウタパッド)とディスクロータのロータ周方向での摩擦力がアンカー荷重として取り出されて、このアンカー荷重がサーボ機構にてディスクロータに向けたサーボ荷重に変換されて各パッドに付加される。このため、制動時には小さな操作力にて大きなブレーキ力を得ることが可能である。
ところで、本発明によるディスクブレーキ装置においては、サーボ機構が、インナパッドにて取り出されるアンカー荷重をアウタパッドにサーボ荷重として付加する機能部品と、アウタパッドにて取り出されるアンカー荷重をインナパッドにサーボ荷重として付加する機能部品を備えている。このため、各パッドに水がかかり、これが乾く間際に生じる現象のように、該当するパッド(例えば、インナパッドまたはアウタパッド)での摩擦係数が異常に高くなってアンカー荷重が異常に高くなるものの、他側のパッド(例えば、アウタパッドまたはインナパッド)での摩擦係数が異常に高くならずアンカー荷重が異常に高くならない場合にも、該当するパッドから取り出されるアンカー荷重は他側のパッドにサーボ荷重として付加されるとともに、他側のパッドから取り出されるアンカー荷重は該当するパッドにサーボ荷重として付加される。したがって、この場合にも、各パッドにて得られるブレーキ力がバランスして、該当するパッドにて得られるブレーキ力が過度に増大することが防止される。
以下に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を車両用のディスクブレーキ装置に実施した第1実施形態を概略的に示していて、この第1実施形態のディスクブレーキ装置は、車輪(図示省略)と一体的に回転するディスクロータ11を挟持可能な一対のインナパッド12およびアウタパッド13と、これら各パッド12,13をそれぞれディスクロータ11の各制動面に向けてロータ軸方向(図1の左右方向)に押動可能な制動ピストン14および可動型のキャリパ15を備えている。
インナパッド12は、制動時に、その裏金12aにて制動ピストン14によってディスクロータ11に向けて押動・押圧されてライニング12bにてディスクロータ11を制動するものであり、車体(図示省略)に組付けられるマウンティング16にロータ軸方向とロータ周方向へ移動可能に組付けられている。一方、アウタパッド13は、制動時に、その裏金13aにてキャリパ15の反力アーム部15aによってディスクロータ11に向けて押動・押圧されてライニング13bにてディスクロータ11を制動するものであり、車体(図示省略)に組付けられるマウンティング16にロータ軸方向とロータ周方向へ移動可能に組付けられている。
制動ピストン14は、キャリパ15のシリンダ部15bにリトラクト機能を有するシールリング17を介してシリンダ軸方向へ摺動可能に嵌合されていて、シリンダ部15bに油室Roを形成しており、油室Roに供給される油圧に応じてインナパッド12に向けて軸方向に押動・押圧されるように構成されている。油室Roは、ブレーキペダルBPの踏み込みに応じて作動するブレーキマスタシリンダMCの油室に連通していて、操作力に応じた油圧がブレーキマスタシリンダMCの油室から供給可能に構成されている。
キャリパ15は、上記した反力アーム部15aとシリンダ部15bを有するとともに、これらを連結する連結アーム部15cを有していて、各連結アーム部15cにてマウンティング16に周知のようにしてロータ軸方向へ移動可能に組付けられている。このキャリパ15は、ブレーキマスタシリンダMCからの油圧が油室Roに供給されて制動ピストン14がインナパッド12に向けて押動・押圧されるとき、その反力にてマウンティング16に対してロータ軸方向へ移動して、その反力アーム部15aにてアウタパッド13をディスクロータ11に向けて押動・押圧するように構成されている。
また、この第1実施形態のディスクブレーキ装置においては、制動時における各パッド12,13とディスクロータ11のロータ周方向での摩擦力がアンカー荷重として取り出されて、このアンカー荷重がサーボ機構20にてディスクロータ11に向けたサーボ荷重に変換されて各パッド12,13に付加されるように構成されている。サーボ機構20は、マウンティング16に組付けた第1〜第4レバー21,22,23,24を備えている。
第1レバー21と第2レバー22は、支持ピン25を介してマウンティング16にそれぞれ揺動可能に組付けられている。第1レバー21は、一端にてインナパッド12における裏金12aの前進制動側端部に係合し、他端にてアウタパッド13における裏金13aの背面に係合していて、前進制動時にインナパッド12にて取り出されるアンカー荷重をアウタパッド13にサーボ荷重として付加する機能を有している。第2レバー22は、一端にてアウタパッド13における裏金13aの前進制動側端部に係合し、他端にてインナパッド12における裏金12aの背面に係合していて、前進制動時にアウタパッド13にて取り出されるアンカー荷重をインナパッド12にサーボ荷重として付加する機能を有している。
第3レバー23と第4レバー24は、支持ピン26を介してマウンティング16にそれぞれ揺動可能に組付けられている。第3レバー23は、一端にてインナパッド12における裏金12aの後進制動側端部に係合し、他端にてアウタパッド13における裏金13aの背面に係合していて、後進制動時にインナパッド12にて取り出されるアンカー荷重をアウタパッド13にサーボ荷重として付加する機能を有している。第4レバー24は、一端にてアウタパッド13における裏金13aの後進制動側端部に係合し、他端にてインナパッド12における裏金12aの背面に係合していて、後進制動時にアウタパッド13にて取り出されるアンカー荷重をインナパッド12にサーボ荷重として付加する機能を有している。
上記のように構成した第1実施形態のディスクブレーキ装置においては、ブレーキペダルBPが踏み込まれると、その操作力に応じた油圧がブレーキマスタシリンダMCの油室からキャリパ15の油室Roに供給される。このため、制動ピストン14がインナパッド12に向けて軸方向に押動・押圧されて、インナパッド12をディスクロータ11に向けて押動・押圧するとともに、その反力によりキャリパ15の反力アーム部15aがアウタパッド13に向けて軸方向に押動・押圧されて、アウタパッド13をディスクロータ11に向けて押動・押圧し、インナパッド12とアウタパッド13がディスクロータ11を挟持する。これにより、各パッド12,13とディスクロータ11間に制動力(各パッド12,13におけるライニング12b,13bとディスクロータ11のロータ周方向での摩擦力)が発生して、ディスクロータ11が制動される。
ところで、この第1実施形態のディスクブレーキ装置においては、第1〜第4レバー21,22,23,24を備えるサーボ機構20が設けられている。このため、各パッド12,13に水がかかり、これが乾く間際に生じる現象のように、該当するパッド(例えば、インナパッド12またはアウタパッド13)での摩擦係数が異常に高くなってアンカー荷重が異常に高くなるものの、他側のパッド(例えば、アウタパッド13またはインナパッド12)での摩擦係数が異常に高くならずアンカー荷重が異常に高くならない場合にも、該当するパッドから取り出されるアンカー荷重は他側のパッドにサーボ荷重として付加されるとともに、他側のパッドから取り出されるアンカー荷重は該当するパッドにサーボ荷重として付加される。したがって、この場合にも、各パッド12,13にて得られるブレーキ力がバランスして、該当するパッドにて得られるブレーキ力が過度に増大することが防止される。
図2は、インナパッド12およびアウタパッド13の何れか一方のパッドの摩擦係数μを基準とし0.4に固定し、他方のパッドの摩擦係数μが変動した場合の、他方のパッドの摩擦係数μとブレーキ効力係数(BEF)の変化率との関係を示した特性線図である。したがって、他方のパッドの摩擦係数μを0.4とした場合は基準値と同一であるため、BEFの変化率は1となる。実線で示された特性は、上記実施形態を実施した場合のものであり、一方のパッドの摩擦係数μを基準とし0.4に固定し、他方のパッドの摩擦係数μを変動させた場合の関係を示すものである。また、比較例として、背景技術として例示した特開平6−280909号公報の場合の、一方のパッドの摩擦係数μを基準とし0.4に固定し、他方のパッドの摩擦係数μを変動させた場合の特性を破線で示している。
上記した第1実施形態においては、第1〜第4レバー21,22,23,24を備えるサーボ機構20を採用して実施したが、後進制動時にアンカー荷重をサーボ荷重として付加する機能が不要である場合には、第3レバー23と第4レバー24を無くして本発明を実施することも可能である。また、上記した第1実施形態においては、図1に示したサーボ機構20を採用した本発明を実施したが、図3に示した第2実施形態のサーボ機構120、または、図4に示した第3実施形態のサーボ機構220を採用して本発明を実施することも可能である。
図3に示した第2実施形態のサーボ機構120は、前進用レバー121と後進用レバー122を備えている。前進用レバー121は、支持ピン123を介してマウンティング16に揺動可能に組付けられていて、一端部に形成した突起121aにてインナパッド12における裏金12aの前進制動側背面に形成した楔状突起12a1に係合し、他端部に形成した突起121bにてアウタパッド13における裏金13aの前進制動側背面に形成した楔状突起13a1に係合していて、前進制動時に、インナパッド12にて取り出されるアンカー荷重をアウタパッド13にサーボ荷重として付加する機能と、アウタパッド13にて取り出されるアンカー荷重をインナパッド12にサーボ荷重として付加する機能を兼ね備えている。
一方、後進用レバー122は、支持ピン124を介してマウンティング16に揺動可能に組付けられていて、一端部に形成した突起122aにてインナパッド12における裏金12aの後進制動側背面に形成した楔状突起12a2に係合し、他端部に形成した突起122bにてアウタパッド13における裏金13aの後進制動側背面に形成した楔状突起13a2に係合していて、後進制動時に、インナパッド12にて取り出されるアンカー荷重をアウタパッド13にサーボ荷重として付加する機能と、アウタパッド13にて取り出されるアンカー荷重をインナパッド12にサーボ荷重として付加する機能を兼ね備えている。
なお、図3に示した第2実施形態のサーボ機構120以外の構成は、図1に示した第1実施形態のサーボ機構20以外の構成と実質的に同じであるため、同一符号を付して説明は省略する。また、この第2実施形態の作用効果は上記した第1実施形態の作用効果と実質的に同じであるため、その説明は省略する。
図4に示した第3実施形態のサーボ機構220は、前進用レバー221と後進用レバー222を備えている。前進用レバー221は、支持ピン223を介してマウンティング16に揺動可能に組付けられていて、一端部に形成した突起221aにてインナパッド12における裏金12aの前進制動側端部に傾動可能に組付けたリンク12cの先端に係合し、他端部に形成した突起221bにてアウタパッド13における裏金13aの前進制動側端部に傾動可能に組付けたリンク13cの先端に係合していて、前進制動時に、インナパッド12にて取り出されるアンカー荷重をアウタパッド13にサーボ荷重として付加する機能と、アウタパッド13にて取り出されるアンカー荷重をインナパッド12にサーボ荷重として付加する機能を兼ね備えている。
一方、後進用レバー222は、支持ピン224を介してマウンティング16に揺動可能に組付けられていて、一端部に形成した突起222aにてインナパッド12における裏金12aの後進制動側端部に傾動可能に組付けたリンク12dの先端に係合し、他端部に形成した突起222bにてアウタパッド13における裏金13aの後進制動側端部に傾動可能に組付けたリンク13dの先端に係合していて、後進制動時に、インナパッド12にて取り出されるアンカー荷重をアウタパッド13にサーボ荷重として付加する機能と、アウタパッド13にて取り出されるアンカー荷重をインナパッド12にサーボ荷重として付加する機能を兼ね備えている。
なお、図4に示した第3実施形態のサーボ機構220以外の構成は、図1に示した第1実施形態のサーボ機構20以外の構成と実質的に同じであるため、同一符号を付して説明は省略する。また、この第3実施形態の作用効果は上記した第1実施形態の作用効果と実質的に同じであるため、その説明は省略する。
上記した各実施形態においては、サーボ機構20の第1〜第4レバー21,22,23,24、サーボ機構120の前進用レバー121と後進用レバー122、サーボ機構220の前進用レバー221と後進用レバー222をマウンティング16に揺動可能に組付けて実施したが、これらをキャリパ15に揺動可能に組付けて実施することも可能である。また、上記した各実施形態においては、可動キャリパ型のディスクブレーキ装置に本発明を実施したが、本発明は、他のタイプのディスクブレーキ装置にも、上記実施形態と同様にまたは適宜変更して実施することが可能である。
本発明によるディスクブレーキ装置の第1実施形態を概略的に示す図である。 図1に示したインナパッドおよびアウタパッドの何れか一方のパッドの摩擦係数を基準とし0.4に固定し、他方のパッドの摩擦係数が変動した場合の、他方のパッドの摩擦係数(μ)とブレーキ効力係数(BEF)の変化率との関係を実線で示し、比較例を破線で示した特性線図である。 本発明によるディスクブレーキ装置の第2実施形態を概略的に示す図である。 本発明によるディスクブレーキ装置の第3実施形態を概略的に示す図である。
符号の説明
11…ディスクロータ、12…インナパッド、12a…インナパッドの裏金、12b…インナパッドのライニング、13…アウタパッド、13a…アウタパッドの裏金、13b…アウタパッドのライニング、14…制動ピストン、15…キャリパ、15b…シリンダ部、16…マウンティング、20…サーボ機構、21…第1レバー、22…第2レバー、23…第3レバー、24…第4レバー、BP…ブレーキペダル、MC…ブレーキマスタシリンダ

Claims (4)

  1. キャリパのシリンダ部に軸方向へ摺動可能に嵌合した制動ピストンが操作力に応じてその軸方向に押動されて、インナパッドとアウタパッドがそれぞれディスクロータに向けて押動されるように構成され、制動時における前記各パッドと前記ディスクロータのロータ周方向での摩擦力がアンカー荷重として取り出されて、このアンカー荷重がサーボ機構にて前記ディスクロータに向けたサーボ荷重に変換されて前記各パッドに付加されるように構成されたディスクブレーキ装置において、前記サーボ機構は、前記インナパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記アウタパッドにサーボ荷重として付加する機能部品と、前記アウタパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記インナパッドにサーボ荷重として付加する機能部品を備えていることを特徴とするディスクブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載のディスクブレーキ装置において、前記サーボ機構は、前進制動時に前記インナパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記アウタパッドにサーボ荷重として付加する第1レバーと、前進制動時に前記アウタパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記インナパッドにサーボ荷重として付加する第2レバーと、後進制動時に前記インナパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記アウタパッドにサーボ荷重として付加する第3レバーと、後進制動時に前記アウタパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記インナパッドにサーボ荷重として付加する第4レバーを備えていることを特徴とするディスクブレーキ装置。
  3. 請求項2に記載のディスクブレーキ装置において、前記第1レバーと前記第2レバーは共通の支持ピンで支持され、前記第3レバーと前記第4レバーは共通の支持ピンで支持されていることを特徴とするディスクブレーキ装置。
  4. 請求項1に記載のディスクブレーキ装置において、前記サーボ機構は、前進制動時に前記インナパッドまたは前記アウタパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記アウタパッドまたは前記インナパッドにサーボ荷重として付加する前進用レバーと、後進制動時に前記インナパッドまたは前記アウタパッドにて取り出されるアンカー荷重を前記アウタパッドまたは前記インナパッドにサーボ荷重として付加する後進用レバーを備えていることを特徴とするディスクブレーキ装置。
JP2005266509A 2005-09-14 2005-09-14 ディスクブレーキ装置 Expired - Fee Related JP4572782B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005266509A JP4572782B2 (ja) 2005-09-14 2005-09-14 ディスクブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005266509A JP4572782B2 (ja) 2005-09-14 2005-09-14 ディスクブレーキ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007078074A true JP2007078074A (ja) 2007-03-29
JP4572782B2 JP4572782B2 (ja) 2010-11-04

Family

ID=37938615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005266509A Expired - Fee Related JP4572782B2 (ja) 2005-09-14 2005-09-14 ディスクブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4572782B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008022956A1 (de) * 2008-05-09 2009-11-12 Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Hydraulische Scheibenbremse und Verfahren zum Steuern derselben

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55134531U (ja) * 1979-03-16 1980-09-24
JPS57179438A (en) * 1981-04-07 1982-11-05 Teves Gmbh Alfred Disk brake
JPH07224866A (ja) * 1994-02-10 1995-08-22 Toyota Motor Corp サーボディスクブレーキ
JPH10331876A (ja) * 1996-10-03 1998-12-15 Toyota Motor Corp 電動式ブレーキ装置
JPH11117960A (ja) * 1997-10-16 1999-04-27 Koichi Jinno 自己倍力ブレーキ機構付きディスクブレーキ
JP2006170440A (ja) * 2004-12-10 2006-06-29 Robert Bosch Corp ディスクブレーキ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55134531U (ja) * 1979-03-16 1980-09-24
JPS57179438A (en) * 1981-04-07 1982-11-05 Teves Gmbh Alfred Disk brake
JPH07224866A (ja) * 1994-02-10 1995-08-22 Toyota Motor Corp サーボディスクブレーキ
JPH10331876A (ja) * 1996-10-03 1998-12-15 Toyota Motor Corp 電動式ブレーキ装置
JPH11117960A (ja) * 1997-10-16 1999-04-27 Koichi Jinno 自己倍力ブレーキ機構付きディスクブレーキ
JP2006170440A (ja) * 2004-12-10 2006-06-29 Robert Bosch Corp ディスクブレーキ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008022956A1 (de) * 2008-05-09 2009-11-12 Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Hydraulische Scheibenbremse und Verfahren zum Steuern derselben

Also Published As

Publication number Publication date
JP4572782B2 (ja) 2010-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5149016B2 (ja) スポットタイプディスクブレーキ
KR20190107536A (ko) 드래그 저감 구조체 및 이를 구비하는 전자식 디스크 브레이크
JP4572782B2 (ja) ディスクブレーキ装置
JP2007218395A (ja) ブレーキキャリパ
JP2007092848A (ja) ディスクブレーキ装置
JP4496617B2 (ja) ディスクブレーキ用パッド保持部材
JPH1078058A (ja) ドラムブレーキ装置
JPH11182593A (ja) デュオサーボ型ドラムブレーキ装置
JP2007255597A (ja) ディスクブレーキ
JP4480620B2 (ja) ブレーキ装置及び自動二輪車
JP2007113762A (ja) ディスクブレーキ装置
JP4716272B2 (ja) ディスクブレーキ
CN112384416A (zh) 对带有鼓式制动器和空行程补偿的液压式机动车制动设备的控制方法以及相应的机动车制动设备
JPH07280004A (ja) ディスクブレーキ
JP5409102B2 (ja) ディスクブレーキ
JP2002250376A (ja) 車両用ディスクブレーキ
JP3828989B2 (ja) デュオサーボ式ドラムブレーキ装置
JP2007170597A (ja) ディスクブレーキ装置
JP2008032058A (ja) ブレーキパッド、ディスクロータ、およびディスクブレーキ機構
JP2005249174A (ja) 車両用ドラムブレーキ装置
JP3463185B2 (ja) バーハンドル車両用二系統式ディスクブレーキ装置
KR100580035B1 (ko) 형상 기억 합금을 이용한 브레이크의 드래그 저감 구조
JP2011127619A (ja) 車両用ディスクブレーキ
KR100566628B1 (ko) 자동차용 드럼식 브레이크의 라이닝 간극유지조정장치
JP2014196019A (ja) バーハンドル車両用ブレーキ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100720

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees