JP2007076575A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車室内における両側部へと送風される混合風の風量を増大させると共に、その風量低下を抑制する。
【解決手段】ハウジング12には、フェイス吹出口34のサイドフェイス吹出部42a、42bに臨むフェイス通路56に混合風の流通方向と略平行にガイドプレート68a、68bが設けられ、前記フェイス吹出口34を閉塞する第1吹出口ドア20及び該フェイス吹出口34とフット吹出口への送風状態を切り換える第2吹出口ドア22には、前記ガイドプレート68a、68bに臨む第1及び第2切欠部70a、70b、72a、72bが形成されている。そして、ハウジング12内で混合された混合風が、第2切欠部72a、72bを通じてガイドプレート68a、68bに沿って流通した後、第1切欠部70a、70bを介してフェイス吹出口34のサイドフェイス吹出部42a、42bから車室内のサイド吹出口へと送風される。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷却手段、加熱手段とを備え、前記冷却手段及び加熱手段を介して車室内の温度を調整可能な車両用空調装置に関する。
車両に搭載される車両用空調装置は、冷却手段である蒸発器により冷却された空気と、加熱手段であるヒータコアにより加熱された空気とを所望の混合比率で混合した後、車室内に設けられたデフロスタ吹出口、フェイス吹出口又はフット吹出口から送風することにより、前記車室内の温度及び湿度の調整を行っている。
この車両用空調装置では、蒸発器により冷却された空気が、エアミックスドアを介して空調ケース内の冷風通路を通じてミックスチャンバーに向かって略直進するように流通し、一方、前記空気の一部が、温風通路に導入されてヒータコアによって加熱され、この加熱された空気がミックスチャンバーに向かってハウジングの下方から上方に向かって流通する。そして、冷風通路に導入された空気は、ミックスチャンバーで加熱された空気と混合されて所望の温度に調整された後に、一組の吹出切替ドアを介してデフロスタ用空気通路、フェイス用空気通路又はフット用空気通路へと選択的に供給される。
そして、一般的に、車両用空調装置が搭載された車両では、運転席側及び助手席側に該車両用空調装置から空調風が送風されるサイド送風口がそれぞれ設けられ、前記車両用空調装置による冷房時及び暖房時等のいかなる場合においても、前記サイド送風口から常に送風させる構造としている。
このような車両用空調装置としては、空調ケースの上部に、蒸発器側に配置されるデフロスタ開口部と、前記デフロスタ開口部と所定間隔離間してヒータコア側に配置されるフェイス開口部と、前記デフロスタ開口部とフェイス開口部との間に配置されるサイドフェイス開口部とが形成され、前記空調ケース内に回動自在に設けられたデフロスタドアの回動状態に関わらず、前記サイドフェイス開口部が冷風と温風とが混合される冷温風混合空間と連通しているため、前記サイドフェイス開口部を通じて車両のサイド送風口に空調風が送風される(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−166838号公報
ところで、特許文献1に係る従来技術においては、空調ケース内における冷風と温風とが混合される冷温風混合空間、該冷温風混合空間に対するデフロスタ開口部及びフェイス開口部との位置関係により、前記冷温風混合空間で混合された空調風が、該空調ケースの内壁面に沿ってデフロスタ開口部へと流れ易い構造となっている。そのため、特に、デフロスタドアによってフェイス開口部が閉塞されたデフロスタモード時に空調風がサイドフェイス開口部に流通しにくく、該サイドフェイス開口部に導入される流量が低下して車両のサイド送風口から送風される空調風の風量が低下してしまうという問題がある。
本発明は、前記の種々の課題を考慮してなされたものであり、車室内における両側部へと送風される混合風の風量を増大させると共に、その風量低下を抑制することが可能な車両用空調装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、空気を冷却して冷風を供給する冷却手段と、前記空気を加熱して温風を供給する加熱手段と、混合部において前記冷風及び前記温風を所定の混合比率で混合するためのエアミックスドアと、前記混合比率で混合された混合風を所定の部位に吹き出す複数の吹出口とを有する車両用空調装置において、
車室内における前席中央部に前記混合風を送風するセンター吹出部と、前記前席中央部を中心とした前記車室内の両側部に前記混合風を送風するサイドフェイス吹出部とを有するフェイス吹出口と、
前記混合風を前記混合部から前記フェイス吹出口へと導く通路と、
前記フェイス吹出口に対する前記混合風の送風量を制御するフェイスドアと、
前記通路内において前記サイドフェイス吹出部に臨み、前記混合風を常に前記混合部から前記サイドフェイス吹出部へと導くガイド部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、フェイス吹出口と混合部とを連通する通路内に、該フェイス吹出口のサイドフェイス吹出部と対向するガイド部を設けることにより、混合部から通路へと導入される混合風の一部を、前記ガイド部を介してサイドフェイス吹出部へと導くことができる。従って、混合部からセンターフェイス吹出部及びサイドフェイス吹出部に混合風が送風される際に、前記サイドフェイス吹出部からの送風量を増大させることができ、車室内における両側部に対して所定の送風量で確実に混合風の送風を行うことができる。また、フェイスドアによってフェイス吹出口が閉塞された場合でも、前記ガイド部を介して混合部から混合風の一部を強制的にサイドフェイス吹出部へと導くことができるため、前記サイドフェイス吹出部から前記車室内の両側部に送風される送風量が低下することがなく、確実に前記混合風の送風を行うことができる。
さらに、ガイド部を、通路内における混合風の流通方向と略平行に配置することにより、前記混合風が通路内をフェイス吹出口に向かって流通する際に、該通路内に設けられたガイド部が前記混合風の流通抵抗となることがないため、前記ガイド部を設けることによるフェイス吹出口からの送風量低下を抑制することができる。
さらにまた、フェイスドアに、ガイド部と対向して該ガイド部に対応して切り欠かれた切欠部を備えることにより、前記フェイスドアによってフェイス吹出部を閉塞した場合にも、前記ガイド部に対応した切欠部を通じてサイドフェイス吹出部、ガイド部及び混合部とが連通した状態となるため、前記混合部から混合風を確実且つ好適に車室内の両側部へと送風させることができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、フェイス吹出口と混合部とを連通する通路内に、該フェイス吹出口のサイドフェイス吹出部と対向するガイド部を設け、前記混合部から通路へと導入される混合風の一部をガイド部を介してサイドフェイス吹出部へと導くことにより、前記サイドフェイス吹出部から車室内における両側部に対する混合風の送風量を増大させることができる。また、フェイスドアによってフェイス吹出口が閉塞された場合でも、前記ガイド部を介して混合風の一部を強制的にサイドフェイス吹出部へと導くことができるため、前記サイドフェイス吹出部から前記車室内の両側部に送風される送風量が低下することがなく、確実に送風を行うことが可能となる。
本発明に係る車両用空調装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る車両用空調装置を示す。
この車両用空調装置10は、図1に示されるように、空気の各通路を構成するハウジング12と、前記ハウジング12の内部に配設され、前記空気を冷却するエバポレータ14(冷却手段)と、該空気を加熱するヒータコア16(加熱手段)と、前記空気が調温された冷風及び温風を所定の混合比率で混合して混合風とするエアミックスドア18と、前記混合風の吹出口を選択する一組の第1及び第2吹出口ドア20、22を含む。
ハウジング12は、車両に対して図1に示される形態で配置されている。このハウジング12には、エバポレータ14の上流側に図示しないブロアファンから空気が導入される導入通路24が形成され、該エバポレータ14の下流側にはエアミックスドア18によって上下方向に分岐される第1及び第2通路26、28が形成される。この第1通路26の途中には、上方に向かって開口し、前記エアミックスドア18によってその開度が調整される第1開口部30が形成され、第2通路28の途中には、下方に向かって開口し、前記エアミックスドア18によってその開度が調整される第2開口部32が形成される。
また、ハウジング12の上部には、図2に示されるように、略長方形状に開口して車両内における乗員の頭部近傍に送風するフェイス吹出口34と、該フェイス吹出口34と所定間隔離間して前記エバポレータ14の上部側に配置され、車両におけるフロントウィンドウ(図示せず)近傍に送風するデフロスタ吹出口36とが形成される。このフェイス吹出口34は、複数本(例えば、3本)の分割リブ38によってその幅方向に分割され、前記分割されたフェイス吹出口34は、略中央部に形成されるセンターフェイス吹出部40と、該センターフェイス吹出部40の両端部に設けられる一組のサイドフェイス吹出部42a、42bとを含む。このセンターフェイス吹出部40は、車室内における前席中央部に設けられるセンターコンソール(図示せず)近傍のセンター吹出口に連通し、前記サイドフェイス吹出部42a、42bは、図示しない運転席及び助手席のサイドウィンドウ近傍となる両側部にそれぞれ配置されたサイド吹出口(図示せず)にそれぞれ連通している。
このエアミックスドア18は、図1及び図2に示されるように、軸部44を介してハウジング12に回動自在に軸支され、前記エバポレータ14側に向かって所定幅で形成されている。そして、エアミックスドア18は、第1開口部30側に回動することにより該第1開口部30を通じて流通する空気の流量を絞り、その回動終端位置で該第1開口部30を閉塞している。一方、エアミックスドア18が第2開口部32側に回動することにより該第2開口部32を通じて流通する空気の流量を絞り、その回動終端位置で該第2開口部32を閉塞している。すなわち、エアミックスドア18の回動量及び回動方向に応じて導入通路24から第1及び第2開口部30、32を通じて流通する空気の流量が制御され、それに伴って、第1及び第2通路26、28に導入される空気の流量割合が調整される。
また、第2通路28の下流側にはヒータコア16が設けられ、該ヒータコア16の下流側には、前記ヒータコア16を介して第2通路28と連通した第3通路46が形成されている。この第3通路46は、前記ヒータコア16の側面に沿ってハウジング12の下方から上方に向かって延在し、前記第3通路46の上端部が第1開口部30側に接近するように湾曲して形成される。
さらに、第3通路46の上端部と第1通路26とがハウジング12の略中央部で接合され、その接合部位にはエバポレータ14からの冷風とヒータコア16からの温風とが混合される混合部48が形成される。この混合部48は、第1開口部30に臨む位置に配置されている。
混合部48には、ハウジング12の上部に形成されたフェイス吹出口34及びデフロスタ吹出口36への送風状態を切り換えると共に、その送風量を調整可能な第1吹出口ドア(フェイスドア)20と、フット通路52への送風状態を切り換え、その送風量を調整可能な第2吹出口ドア22とが配設されている。また、混合部48の上部には、上方に向かって延在するフェイス通路(通路)56が形成され、該混合部48とフェイス吹出口34とを連通させると共に、前記混合部48の側部には、エバポレータ14から離間する方向にフット通路52が接続されている。このフット通路52は、境界壁58を介して第3通路46に隣接し、車室内において乗員の足元近傍に開口したフット吹出口(図示せず)と連通している。
なお、混合部48とフェイス通路56との境界部位には、第2吹出口ドア22によって閉塞可能な第3開口部60が形成されると共に、前記混合部48とフット通路52との境界部位には、同様に第2吹出口ドア22によって閉塞可能な第4開口部62が形成される。
フェイス通路56の側部には、上方に向かって所定角度傾斜してデフロスタ吹出口36と連通するデフロスタ通路64が形成され、前記デフロスタ通路64は、第1吹出口ドア20によって閉塞可能な第5開口部66を介してフェイス通路56と連通している。
このフェイス通路56には、一組のサイドフェイス吹出部42a、42b(図2参照)に臨む位置に一組のガイドプレート(ガイド部)68a、68bが設けられている。このガイドプレート68a、68bは、略長方形状に形成され、第5開口部66を閉塞した際の第1吹出口ドア20と略平行に設けられると共に(図1参照)、ハウジング12の内壁面からフェイス吹出口34の幅方向に沿って所定幅だけセンターフェイス吹出部40側に向かって延在している。
また、ガイドプレート68a、68bは、図1に示されるように、第2吹出口ドア22が軸支されるハウジング12の内壁面に対してデフロスタ通路64側に所定間隔離間して設けられている。
さらに、ガイドプレート68a、68bは、サイドフェイス吹出部42a、42bの開口部位から混合部48側に向かって所定長さで延在し、その端部が第3開口部60まで延在している。
第1吹出口ドア20は、図3〜図5に示されるように、フェイス吹出口34に対応して略長方形状に形成され、その一端部側に設けられる軸部44がフェイス吹出口34とデフロスタ吹出口36との間に軸支される(図1参照)。そのため、第1吹出口ドア20は、フェイス吹出口34と第5開口部66との間で所定角度だけ回動自在となる。
また、第1吹出口ドア20には、軸部44が設けられる一端部側と反対となる他端部側に一組の第1切欠部(切欠部)70a、70bが設けられている。この第1切欠部70a、70bは、軸部44の軸線方向に沿った第1吹出口ドア20の両端から所定幅で形成され、前記軸部44と略平行に形成されている。
また、第1切欠部70a、70bは、図3及び図4に示されるように、フェイス吹出口34のサイドフェイス吹出部42a、42bとそれぞれ対向すると共に、前記第1切欠部70a、70bの幅寸法L1は、ガイドプレート68a、68bの幅寸法L2と略同等若しくは若干だけ大きく形成されている(L1≧L2)。そのため、前記第1吹出口ドア20は、第1切欠部70a、70bを介してガイドプレート68a、68bを回避するように回動変位する。
第2吹出口ドア22は、図1に示されるように、その一端部側に設けられる軸部44が第4開口部62の上部に軸支され、前記第5開口部66と第3開口部60との間で所定角度だけ回動自在となる。
また、第2吹出口ドア22には、図6に示されるように、軸部44側に軸線方向に沿った両端から該軸部44と略平行に切り欠かれた一組の第2切欠部72a、72bが設けられている。この第2切欠部72a、72bは、ガイドプレート68a、68bとそれぞれ対向する位置に形成され、前記第2切欠部72a、72bの幅寸法L3は、ガイドプレート68a、68bの幅寸法L2と略同等若しくは若干だけ大きく形成され(L3≧L2)、且つ、第1切欠部70a、70bの幅寸法L1と略同等に形成されている(L3≒L1)。すなわち、第2吹出口ドア22が第3開口部60に当接した際に、第2切欠部72a、72bがガイドプレート68a、68bと対向する。
すなわち、第1吹出口ドア20がフェイス吹出口34に当接した際に、混合部48からフェイス通路56に導入された空気の一部が、ガイドプレート68a、68bに沿って流通してフェイス吹出口34と対向して開口した第1切欠部70a、70bを通じてサイドフェイス吹出部42a、42bへと流通すると共に、第2吹出口ドア22が第3開口部60に当接した際には、混合部48から第2切欠部72a、72bを通じてフェイス通路56へと空気が導入され、ガイドプレート68a、68bに沿って流通した後に、第1切欠部70a、70bを通じてサイドフェイス吹出部42a、42bへと流通する。
換言すれば、第1切欠部70a、70b、ガイドプレート68a、68b及び第2切欠部72a、72bは、それぞれ一組ずつ設けられて互いに一直線上となるように配置され、混合部48の混合風が、第2切欠部72a、72b、ガイドプレート68a、68b及び第1切欠部70a、70bを介してフェイス吹出口34のサイドフェイス吹出部42a、42bに導かれる。
本発明の実施の形態に係る車両用空調装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
先ず、車両用空調装置10が始動されると、図示しないブロアファンが回転し、導入通路24からハウジング12内に空気が導入される。この導入された空気は、エバポレータ14を通過することにより冷却され、冷風として第1通路26及び/又は第2通路28に供給される。
この場合、エアミックスドア18が図1に示す状態に設定されているものとすると、第1通路26に供給された冷風が第1開口部30を通じて混合部48に導入され、第2通路28に供給された冷風は、ヒータコア16を通過することで加熱されて温風となり、第3通路46を通じて前記混合部48へと導入される。
そして、混合部48において冷風及び温風が混合されて得られる混合風は、車両用空調装置10の設定状態に応じて選択されたフェイス吹出口34、デフロスタ吹出口36、フット吹出口(図示せず)から車室内に送風される。
例えば、図1に示すように、第1吹出口ドア20が、第5開口部66に当接してデフロスタ通路64を閉塞して混合部48とフェイス通路56を連通させると共に、第2吹出口ドア22が第4開口部62に当接してフット通路52を閉塞することにより、前記混合部48とフェイス吹出口34を連通させたフェイスモードの場合について説明する。
この混合部48で混合された混合風が、該混合部48からフェイス通路56に向かって流通し、前記フェイス通路56においてガイドプレート68a、68bと第1吹出口ドア20との間を流通する混合風が、フェイス吹出口34のセンターフェイス吹出部40及びサイドフェイス吹出部42a、42bを通じて車室内に送風されると共に、前記フェイス通路56を流通する混合風の一部が、前記ガイドプレート68a、68bに沿って該ガイドプレート68a、68bとハウジング12の内壁面との間を流通し、サイドフェイス吹出部42a、42bを通じて図示しない車両のサイド吹出口から車室内に送風される。すなわち、フェイス通路56を流通する混合風の一部が、ガイドプレート68a、68bによるガイド作用下に半強制的にサイドフェイス吹出部42a、42bへと導かれることとなる(図3参照)。
この際、ガイドプレート68a、68bは、混合風の送風方向と略平行に配置されているため、該混合風が流通する際に前記ガイドプレート68a、68bがその抵抗となることがない。
次に、図7に示すように、第1吹出口ドア20が、フェイス吹出口34に当接してフェイス通路56とデフロスタ通路64とを連通させると共に、第2吹出口ドア22が第3開口部60に当接して混合部48とフット通路52を連通させたヒートモードの場合について説明する。
この場合には、混合部48で混合された混合風が、該混合部48から第4開口部62を通じてフット通路52へと流通し、図示しないフット吹出口から車両における乗員の足元近傍に送風される。また、混合風は、第2吹出口ドア22の第2切欠部72a、72bを通じてフェイス通路56内のガイドプレート68a、68bとハウジング12との間に導入され、前記ガイドプレート68a、68bに沿って流通した後に、フェイス吹出口34のサイドフェイス吹出部42a、42bを通じて図示しない車両のサイド吹出口から送風される。
すなわち、車両用空調装置10がヒートモードの場合においても、混合風がフェイス吹出口34のサイドフェイス吹出部42a、42bに対して所定風量で送風されるため、図示しない車室内のサイド吹出口から送風することができる。
次に、図8に示すように、第1吹出口ドア20が、フェイス吹出口34に当接してフェイス通路56を介して混合部48とデフロスタ通路64とを連通させると共に、第2吹出口ドア22が第4開口部62に当接してフット通路52を閉塞したデフロスタモードの場合について説明する。
この場合には、混合部48で混合された混合風は、該混合部48から第3開口部60を通じてフェイス通路56へと流通し、第5開口部66を介してデフロスタ通路64へと流通してデフロスタ吹出口36から車両におけるフロントウィンドウ近傍に送風される。また、混合風の一部が、フェイス通路56内のガイドプレート68a、68bとハウジング12の内壁面との間に導入され、該ガイドプレート68a、68bに沿って流通した後に、フェイス吹出口34のサイドフェイス吹出部42a、42bを通じて図示しない車室内のサイド吹出口から送風される。
すなわち、車両用空調装置10がデフロスタモードの場合においても、ガイドプレート68a、68bを介して混合風がフェイス吹出口34のサイドフェイス吹出部42a、42bへと所定風量で送風されるため、車室内のサイド吹出口から送風することができる。
以上のように、本実施の形態では、フェイス吹出口34と混合部48とを接続するフェイス通路56の内部に、該フェイス吹出口34のサイドフェイス吹出部42a、42bと対向する一組のガイドプレート68a、68bを設けると共に、該ガイドプレート68a、68bに臨む第1及び第2吹出口ドア20、22の端部にそれぞれ第1及び第2切欠部70a、70b、72a、72bを設けている。これにより、第1吹出口ドア20がフェイス吹出口34に当接し、且つ、第2吹出口ドア22が第3開口部60に当接した場合においても、混合風の一部を第2切欠部72a、72bを通じてガイドプレート68a、68bに沿って流通させて第1切欠部70a、70bを介してサイドフェイス吹出部42a、42bへと確実に導くことができる。
これにより、第1及び第2吹出口ドア20、22によってフェイス吹出口34が閉塞されたヒートモード、デフロスタモード、ヒート/デフモード時においても、サイドフェイス吹出部42a、42bに対して所定量の混合風を確実に送風させることができるため、車室内において両側部となる運転席側及び助手席側に開口したサイド吹出口から常に送風させることが可能となる。
また、フェイス吹出口34と隣接配置されたデフロスタ吹出口36から送風するデフロスタモード時においても、混合部48からデフロスタ吹出口36に向かって流通する混合風の一部を、ガイドプレート68a、68bによって半強制的にフェイス吹出口34側に流通させることができるため、前記デフロスタモード時においてもサイドフェイス吹出部42a、42bから送風される送風量の低下を防止することができる。
さらに、ガイドプレート68a、68bは、フェイス吹出口34から送風される混合風の流通方向と略平行に配設されているため、車両用空調装置10のフェイスモード時に混合風がフェイス通路56内を流通する際の抵抗となることがない。そのため、混合風の風量を低下させることなく、該混合風をフェイス吹出口34におけるセンターフェイス吹出部40及びサイドフェイス吹出部42a、42bへと確実且つ好適に導くことができる。
本発明の実施の形態に係る車両用空調装置の全体縦断面図である。 図1の車両用空調装置における一部省略平面図である。 図1の車両用空調装置において第1吹出口ドア、第2吹出口ドア及びガイドプレートとの関係を示す概略斜視図である。 図3の第1吹出口ドア、第2吹出口ドア及びガイドプレートを下方から見た概略斜視図である。 図1の車両用空調装置における第1吹出口ドアの単体平面図である。 図1の車両用空調装置における第2吹出口ドアの単体平面図である。 図1の車両用空調装置がヒートモードである状態を示す全体縦断面図である。 図1の車両用空調装置がデフロスタモードである状態を示す全体縦断面図である。
符号の説明
10…車両用空調装置 12…ハウジング
14…エバポレータ 16…ヒータコア
18…エアミックスドア 20…第1吹出口ドア
22…第2吹出口ドア 26…第1通路
28…第2通路 34…フェイス吹出口
36…デフロスタ吹出口 40…センターフェイス吹出部
42a、42b…サイドフェイス吹出部
46…第3通路 48…混合部
52…フット通路 56…フェイス通路
64…デフロスタ通路 68a、68b…ガイドプレート
70a、70b…第1切欠部 72a、72b…第2切欠部

Claims (3)

  1. 空気を冷却して冷風を供給する冷却手段と、前記空気を加熱して温風を供給する加熱手段と、混合部において前記冷風及び前記温風を所定の混合比率で混合するためのエアミックスドアと、前記混合比率で混合された混合風を所定の部位に吹き出す複数の吹出口とを有する車両用空調装置において、
    車室内における前席中央部に前記混合風を送風するセンター吹出部と、前記前席中央部を中心とした前記車室内の両側部に前記混合風を送風するサイドフェイス吹出部とを有するフェイス吹出口と、
    前記混合風を前記混合部から前記フェイス吹出口へと導く通路と、
    前記フェイス吹出口に対する前記混合風の送風量を制御するフェイスドアと、
    前記通路内において前記サイドフェイス吹出部に臨み、前記混合風を常に前記混合部から前記サイドフェイス吹出部へと導くガイド部と、
    を備えることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 請求項1記載の車両用空調装置において、
    前記ガイド部は、前記通路内における前記混合風の流通方向と略平行に配置されることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 請求項1記載の車両用空調装置において、
    前記フェイスドアには、前記ガイド部と対向して該ガイド部に対応して切り欠かれた切欠部を備えることを特徴とする車両用空調装置。
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