JP2007075866A - 自己穿孔型リベット用かしめ装置、及びそれを用いたワークの締結方法 - Google Patents

自己穿孔型リベット用かしめ装置、及びそれを用いたワークの締結方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ピストンロッドの軸線に対して自己穿孔型リベットの中心位置がずれることなく、所望の位置でワークを締結できて、軽量小型で操作しやすくする。
【解決手段】 ピストンロッド18の下方で、且つリベット供給路26の排出口26cの側方に、ピストンロッド18の上下動に従動すべく、自己穿孔型リベット5のセット位置からワーク50の締結位置までの間を往復移動するリベット支持体35を設け、リベット支持体35を弾性体によって形成し、リベット支持体35に、ピストンロッド18の軸線に対して自己穿孔型リベット5の軸線を一致させた状態で、自己穿孔型リベット5のセットからかしめ完了に至るまでの間、自己穿孔型リベット5を支持できるリベット位置決め孔33を穿設する。
【選択図】図8

Description

本発明は、下孔加工されていない複数の板材(以下「ワーク」という)を重ね合わせ、該各板材を自己穿孔型リベットによって締結するための自己穿孔型リベット用かしめ装置、及びそれを用いたワークの締結方法に関する。
従来のこの種の自己穿孔型リベット用かしめ装置としては、油圧シリンダによって上下動可能に設けられたピストンロッドと、頭部及び脚部を有する自己穿孔型リベット(以下「リベット」という)を整列させて転動移送するリベット供給路と、該リベット供給路の下端開口であって、自己穿孔型リベットを略直立した状態でピストンロッドの先端の真下に供給するリベット供給路の排出口と、ピストンロッドの下方において複数のワークが重ね合わせて水平に載置されるワーク載置体と、ピストンロッドの軸線と同一線上に位置するようワーク載置体に設けられたダイと、基端部が固定されると共に、先端部が接離自在に当接する一対のバネ板を有するリベット支持体とを備えたものが公知になっている。
そして、リベット支持体のバネ板には、平断面が略円形状の挿入凹部が形成されており、バネ板は、挿入凹部の軸線とピストンロッドの軸線とが一致するように略水平に設けられている。
つぎに使用態様について説明する。まず、ダイの上面に複数枚のワーク(板材)を重ね合わせて載置する一方、リベット支持体の挿入凹部にリベットを供給する。続いて、上方からピストンロッドを降下させ、リベットの頭部の端面にピストンロッドの先端部の端面を当接させる。
続いて、ピストンロッドを降下させて、自己穿孔型リベットの頭部を押圧すると、リベットが挿入凹部の軸線に沿って移動し、リベットの脚部がダイによって拡径しながら上段のワークを穿孔し、その下側のワークに嵌入してかしめが完了し、ワークが締結される。ワークの締結後、ピストンロッドを上昇させて、ワークを取り出す。
しかしながら、前記従来の自己穿孔型リベット用かしめ装置の場合、ピストンロッドがリベットの頭部を押圧することで、開口する両バネ板の先端部の距離が大きくなるにしたがって、バネ板の挿入凹部が拡径することになる。このため、バネ板の長さ方向に沿ってリベットが移動し、ピストンロッドの軸線に対してリベットの中心位置がずれてしまい、所望の位置でワークをうまく締結できないことがあるという問題がある。
さらに、リベット支持体がバネ板によって構成されているので、リベットを挿入凹部の軸線に沿って移動させるには、それだけの大きさが必要になり、全体が大型化して重量も大きくなり、人による操作が困難になるという問題がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、ピストンロッドの軸線に対して自己穿孔型リベットの中心位置がずれることなく、所望の位置でワークを締結でき、しかも、軽量小型で人が操作しやすい自己穿孔型リベット用かしめ装置、及びそれを用いたワークの締結方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る自己穿孔型リベット用かしめ装置は、上下動可能に設けられたピストンロッド18と、頭部5a及び脚部5bを有する自己穿孔型リベット5を、斜め下方に形成された排出口26cからピストンロッド18の先端の真下に供給するリベット供給路26と、ピストンロッド18の下方において複数のワーク50が重ね合わせて載置されるワーク載置体42と、ピストンロッド18の軸線と同一線上に位置するようワーク載置体42に設けられたダイ43とを備え、ピストンロッド18によって自己穿孔型リベット5の頭部5aを押圧しながら脚部5bをワーク50に穿孔させ、ダイ43によって脚部5bを変形させてワーク50を締結する自己穿孔型リベット用かしめ装置において、ピストンロッド18の下方で、且つリベット供給路26の排出口26cの側方に、ピストンロッド18の上下動に従動すべく、自己穿孔型リベット5のセット位置からワーク50の締結位置までの間を往復移動するリベット支持体35が設けられ、しかも、リベット支持体35は、弾性体によって形成され、さらに、リベット支持体35には、ピストンロッド18の軸線に対して自己穿孔型リベット5の軸線を一致させた状態で、セットからかしめ完了に至るまでの間自己穿孔型リベット5を支持できるリベット位置決め孔33が穿設されてなることを特徴とする。
したがって、自己穿孔型リベット5は、リベット位置決め孔33によってセットからかしめ完了に至るまで略直立した状態で支持されることになる。さらに、リベット支持体35がピストンロッド18の上下動に従動するように設けられているので、リベット支持体35は、ピストンロッド18の下降によってワーク50の締結位置に移動できると共に、ピストンロッド18の上昇によって自己穿孔型リベット5の供給位置に移動できる。つまり、セットからかしめ完了に至るまで自己穿孔型リベット5とピストンロッド18の軸線にずれはなく、所望する位置でワーク50を締結できる。
加えて、リベット支持体35が弾性体であることから、軽量化が計れるようになり、所望の位置で簡単に操作できるようになる。また、従来の場合、自己穿孔型リベット5を挿入するための挿入凹部が一対のバネ板によって形成されているので、自己穿孔型リベット5の軸方向の押圧動作に伴って挿入凹部を開口する必要があり、これによって位置ずれが生じると共に、大型化することになる。これに対して、本発明は、リベット支持体35が弾性体であるため、自己穿孔型リベット5がリベット位置決め孔33の軸線に沿って移動する際、自己穿孔型リベット5にかかる押圧力を弾性力によって逃がすことができ、移動の間位置ずれを防止できる。さらに、自己穿孔型リベット5にかかる押圧力の逃がしを、機構によるものではなく弾性体の性能によって対処しているので、小型化できる。
さらに、リベット位置決め孔33を、自己穿孔型リベット5の頭部5aが挿入可能な大径部33aと、該大径部33aに連通して自己穿孔型リベット5の脚部5bが挿入可能な小径部33bと、大径部33aに挿入された自己穿孔型リベット5の頭部5aを水平支持すべく大径部33a及び小径部33bの間に形成されたテーパ部33cとで構成するようにしたことを特徴とする。
この場合、リベット位置決め孔33において、大径部33aに挿入された自己穿孔型リベット5の頭部5aがリベット位置決め孔33のテーパ部33cによって水平支持されるので、ピストンロッド18の押圧力が自己穿孔型リベット5に均等に加わった状態で自己穿孔型リベット5がリベット位置決め孔33を移動する。さらに、自己穿孔型リベット5の頭部5aがリベット位置決め孔33の小径部33bの内周面に摺動して、該小径部33bを径外方向に拡径することになるが、リベット支持体35が弾性体であることから自己穿孔型リベット5の支持状態に変化はなく、自己穿孔型リベット5の脚部5bがワーク50の締結位置をきれいに穿孔することになる。
また、本発明の自己穿孔型リベット用かしめ装置を用いたワークの締結方法は、上下動可能に設けられたピストンロッド18と、頭部5a及び脚部5bを有する自己穿孔型リベット5を、斜め下方に形成された排出口26cからピストンロッド18の先端の真下に供給するリベット供給路26と、ピストンロッド18の下方において複数のワーク50が重ね合わせて載置されるワーク載置体42と、ピストンロッド18の軸線と同一線上に位置するようワーク載置体42に設けられたダイ43と、自己穿孔型リベット5の頭部5aが挿入可能な大径部33a、該大径部33aに連通して自己穿孔型リベット5の脚部5bが挿入可能な小径部33b、大径部33a及び小径部33bの間に形成されたテーパ部33cが設けられたリベット位置決め孔33を有するリベット支持体35とを備えた自己穿孔型リベット用かしめ装置を用いたワークの締結方法であって、リベット支持体35のリベット位置決め孔33に、リベット供給路26の排出口26cから自己穿孔型リベット5を滑り落として供給し、つぎに、該自己穿孔型リベット5の頭部5aにピストンロッド18を当接して、自己穿孔型リベット5を直立した状態でリベット位置決め孔33のテーパ部33cに自己穿孔型リベット5の頭部5aを当接させると共に、リベット支持体35の下面をワーク50の上面に当接させ、ワーク50をワーク載置体42とリベット支持体35とで水平支持し、さらに、ピストンロッド18を下降させて、自己穿孔型リベット5をリベット位置決め孔33の小径部33bに沿って摺動させ、自己穿孔型リベット5の脚部5bをワーク50に穿孔させて変形させ、ワーク50を締結するようにしたことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、ピストンロッドの軸線に対してリベットの軸線を一致させるリベット位置決め孔を有するリベット支持体を、ピストンロッドの往復動に従動するように構成し、ピストンロッドの軸線に対して自己穿孔型リベットの中心位置がずれることなくかしめるようにしたので、重ね合わせたワークを確実に且つきれいに締結できる効果がある。
また、リベット支持体には、弾性体が使用されているので、小型軽量化されて、人が操作しやすくなり、コスト低減にも繋がる。
以下、本発明の一実施形態に係る自己穿孔型リベット用かしめ装置につき、添付図面を参照しつつ説明する。
本実施形態の自己穿孔型リベット用かしめ装置は、図1に示すように、自己穿孔型リベット5を供給するためのパーツフィーダ1と、該パーツフィーダ1から供給されたリベット5をかしめ機10に補給する補助カセット4と、該補助カセット4から補給されたリベット5を締結するかしめ機10とから構成されている。
パーツフィーダ1は、複数のリベット5が投入されるホッパ2と、該ホッパ2を介して投入され、投入されたリベット5を整列した状態で補助カセット4に搬送する搬送手段3とを具備している(詳細は図示せず)。
かしめ機10は、図2〜図4に示すように、駆動源供給部11と、該駆動源供給部11によってリベット5を締結するためのピストンロッド18を駆動するピストンロッド駆動部15と、リベット5を供給するリベット供給部25と、該リベット供給部25からのリベット5の位置決めを行うリベット位置決め部30と、複数の板材(ワーク)50が重ね合わせて載置されるワーク載置部40とを備えている。そして、駆動源供給部11、ピストンロッド駆動部15、及びリベット供給部25はそれぞれケースによって覆われており、ケースにおける駆動源供給部11の部位は、かしめ機10の操作用把持部となっている。
駆動源供給部11は、油圧ポンプ(図示せず)と、該油圧ポンプに接続された水平方向の液体供給路12とを有している。
ピストンロッド駆動部15は、駆動源供給部11から加圧された液体の供給によって駆動するシリンダ16と、該シリンダ16に設けられたピストン17と、該ピストン17に固着されたピストンロッド18とを有している。そして、シリンダ16はバネS1によって常に上方に付勢されている。ピストンロッド18は、円板状のガイド体20を貫通し、これによって円滑に上下動するようになっている。
リベット供給部25は、ピストンロッド駆動部15に隣接して設けられ、略J字形状のリベット供給路26を有している。このリベット供給路26は、上下方向の直線部26aと、該直線部26aの下側に連設された湾曲部26bと、湾曲部26bの斜め下方に位置した排出口26cとを備え、直線部26a、湾曲部26b、及び排出口26cには、リベット5の頭部5aが挿通支持される溝26dが形成されている。
そして、リベット5は、リベット供給路26の直線部26a、湾曲部26bを通って排出口26cから斜め下方に滑り落ちるように排出される。なお、この排出口26cは、後述するリベット位置決め体31の切欠き部33dの側方に位置している。
さらに、図3に示すように、リベット供給路26には、供給されるリベット5を、リベット位置決め部30の手前で一つずつ供給するための供給手段が設けられており、該供給手段は、それ自体の弾性によって隣接する各リベット5の周面の一部(円弧面)に当接するように設けられた上係止体28と、これと同様に、最下段のリベット5の周面の一部(円弧面)に当接するように設けられた下係止体29とを有している。図3において、上係止体28がリベット供給路26の左側上部に位置し、下係止体29が右側下部に位置し、上係止体28の上側には、複数のリベット5が整列された状態で溜まるように構成されており、下係止体29の下側は、リベット5が一つずつ滑り落ちるように構成されている。
リベット位置決め部30は、ウレタンゴム製の略円環状のリベット位置決め体31と、該リベット位置決め体31を水平支持する保持体32とから構成されたリベット支持体35を備えている。リベット位置決め体31は、図5(イ)、(ロ)に示すように、その中心部にリベット位置決め孔33が穿設され、該リベット位置決め孔33は、上側の大径部33aと、下側の小径部33bと、リベット5の頭部5aを水平支持すべく、大径部33a及び小径部33bの間に形成されたテーパ部33c(略台錐状)と、リベット供給路26の排出口26cに位置する部位に形成された切欠き部33dとを有している。そして、切欠き部33dによってリベット位置決め体31に鍵形状の段部が形成され、この段部に接合できるように、リベット供給路26の排出口26cの開口周縁部にも段部が形成されている。
保持体32は、図6(イ)、(ロ)に示すように、直方体形状の受け部材32aと、その基端部が受け部材32aの後面に固着された上下方向の板状の可動部材32bとを備えている。そして、受け部材32aは、上面及び前面の中央部が開口されて平面視略C字形状の孔32cが穿設されており、この孔32cの内周面がリベット位置決め体31の外周面に当接してリベット位置決め体31を保持している。さらに、図4に示すように、保持体32には、可動部材32bを常に上方に付勢するバネS2と、可動部材32bの上下動をガイドするガイド体34とが設けられており、保持体32は、バネS2によってリベット位置決め体31を水平支持した状態でリベット供給路26の排出口26cに位置させている。
リベット位置決め体31は、リベット5のセットからかしめ完了に至るまで、リベット5の直立状態を支持できるようにしている。一方、保持体32は、リベット位置決め体31をピストンロッド18の上下動に従動させて、リベット5のセットからかしめ完了に至るまでの間において、リベット5を円滑に移送できるようにしている。
ワーク載置部40は、上側の先端部がピストンロッド駆動部15のケースの下端部に固着された略コ字形状のアーム41と、該アーム41の下側の先端部に設けられた円柱状のワーク載置体42と、該ワーク載置体42の中心部に設けられたダイ43とを備えている。そして、ダイ43の中心部には、かしめ用凸部44が形成されており、このかしめ用凸部44は、ピストンロッド18の下方において、互いの軸線が一致する位置に設けられている。かしめ用凸部44によって、ピストンロッド18により嵌入されたリベット5の脚部5bが拡径されるようになっている。
つぎに本実施形態の自己穿孔型リベット用かしめ装置の使用態様について説明する。図1のパーツフィーダ1、補助カセット4を経てかしめ機10にリベット5が供給されると、図7に示すように、リベット5の頭部5aがリベット供給路26に形成された溝26dに挿入支持され、リベット5はこの状態でリベット供給路26を滑降し、排出口26cの近傍に位置する際には、リベット位置決め体31の位置決め孔33に落下しやすいように、やや傾斜した状態で排出される。
そして、図8に示すように、やや傾斜した状態のリベット5がリベット位置決め体31のリベット位置決め孔33に落下にする。即ち、リベット5の頭部5aがリベット位置決め孔33のテーパ部33cの側壁に当接すると共に、リベット5の脚部5bが位置決め孔33の小径部33bの側壁に当接し、リベット5の頭部5aとリベット位置決め孔33の側壁とが鋭角になるような状態で、リベット5がリベット位置決め孔33にセットされる。このようにリベット5がリベット位置決め孔33にセットされた後、ワーク載置体42にワーク50を載置する。なお、リベット5は、図8のように、リベット位置決め孔33にやや傾斜した状態で供給される場合もあれば、略直立した状態で供給される場合もある。
つぎに、図9に示すように、ピストンロッド18を下降させると、リベット5の斜めになっている頭部5aの周縁部にピストンロッド18の先端部が当接し、ピストンロッド18のさらなる下降によってリベット位置決め孔33のテーパ部33cに当接したリベットの頭部5aの周縁部を支点としてリベット5が回動し、ピストンロッド18の先端部の端面がリベット5の頭部5aの端面に当接し、リベット5が直立状態に矯正される。即ち、リベット5の頭部5aがリベット位置決め孔33のテーパ部33cに当接すると共に、リベット5の脚部5bがリベット位置決め孔33の小径部33bに挿入されることになる。
一方、リベット5が直立状態に矯正されると、ピストンロッド18の押圧力がリベット5を介してリベット位置決め体31に略均等に加わることになり、リベット位置決め体31がバネS2に抗してまっすぐ下降し、リベット位置決め体31の下面がワーク50の上面に当接することになる。これによって、ピストンロッド18の押圧力がワーク50にも均等に加わるようになり、ワーク50がリベット位置決め体31とワーク載置体42とで挟持されて水平に安定支持されるようになる。つまり、図9の状態においては、リベット5とワーク50の締結位置の芯出しが行われ、ワーク50に対するリベット5のかしめ作業がスタンバイされるようになる。
つぎに、ピストンロッド18をさらに下降させると、図10に示すように、リベット5の頭部5aが位置決め孔33の小径部33bの側壁を摺動し、リベット5は、該小径部33bを拡径しながら位置決め孔33の軸方向に沿って下降し、リベット5の脚部5bの下端面がワーク50の締結位置の上面に当接する。
続いて、ピストンロッド18を下降させると、図11に示すように、リベット5の脚部5bがダイ43のかしめ用凸部44によって押し広げられながらワーク50の上面の締結位置を穿孔し、下段のワーク50に嵌入してかしめ完了(ワーク締結完了)となる。
このように、リベット5はセットからかしめ完了まで略直立した状態でリベット位置決め体31のリベット位置決め孔33を移動することになる。この際、リベット位置決め孔33の小径部33bにおいて、小径部33bよりもやや大きいリベット5の頭部5aが押し込まれることになるが、リベット位置決め体31が弾性体によって形成されているので、リベット5は、リベット5の頭部5aによって小径部33bを径外方向に拡径しながら軸線に沿って移動する。つまり、リベット5に掛かる押圧力が弾性力によって逃がされるようになり、リベット位置決め孔33を移動する間、ピストンロッド18の軸線に対してリベット5の中心位置がずれることなく所望の位置でワーク50を締結できる。また、リベット位置決め体31が弾性体であれば、ワーク50へ当接してもワークを傷つけることはない。
なお、前記実施形態の場合、リベット位置決め体31をウレタンゴムで形成したが、これに限定されるものではなく、押し込まれるリベット5を直立した状態で維持できる弾性体であればよい。
また、前記実施形態の場合、パーツフィーダ1、補助カセット4、かしめ機10の三つに分割された自己穿孔型リベット用かしめ装置について説明したが、これに限定されるものではなく、パーツフィーダ1及びかしめ機10の二分割されたものであってもよい。このように装置を分割すると共に、リベット位置決め体31を弾性体によって構成することで、かしめ機10を従来品に比して1/10程度まで軽量化できる。
さらに、リベット支持体35を、弾性体からなる略円環状のリベット位置決め体31と、該リベット位置決め体31を保持する保持体32とで構成したが、位置決め体31と保持体32とが一体化されてあってもよい。但し、リベット5を位置ずれなしにかしめること、ワーク50の上面に接合させることを考慮すると、少なくとも位置決め体31に相当する部位は弾性体である必要がある。
本発明の一実施形態に係る自己穿孔型リベット用かしめ装置の全体構成図である。 図1のかしめ機の側断面図である。 図1のかしめ機の正面図である。 かしめ機の要部の側断面図である。 (イ)、(ロ)はリベット支持体の位置決め体の平面図、側面図である。 (イ)、(ロ)はリベット支持体の保持体の平面図、側面図である。 動作説明を示した図であり、リベットが供給される状態を示す上記要部の側断面図である。 リベットがセットされた状態を示す上記要部の側断面図である。 ピストンロッドが下降してリベットの頭部に当接した状態を示す上記要部の側断面図である。 リベットの脚部がワークの上面に当接下状態を示す上記要部の側断面図である。 かしめ完了状態(ワーク締結完了)を示す上記要部の側断面図である。
符号の説明
1…パーツフィーダ、2…ホッパ、3…搬送手段、4…補助カセット、5…自己穿孔型リベット、5a…頭部、5b…脚部、10…かしめ機、11…駆動源供給部、12…液体供給路、15…ピストンロッド駆動部、16…シリンダ、17…ピストン、18…ピストンロッド、20…ガイド体、25…リベット供給部、26…リベット供給路、26a…直線部、26b…湾曲部、26c…排出口、26d…溝、27…段部、28…上係止体、29…下係止体、30…リベット位置決め部、31…リベット位置決め体、32…保持体、32a…受け部材、32b…可動部材、32c…孔、33…リベット位置決め孔、33a…大径部、33b…小径部、33c…テーパ部、33d…切欠き部、34…ガイド体、35…リベット支持体、40…ワーク載置部、41…アーム、42…ワーク載置体、43…ダイ、44…かしめ用凸部、50…ワーク、S1、S2…バネ

Claims (3)

  1. 上下動可能に設けられたピストンロッド(18)と、
    頭部(5a)及び脚部(5b)を有する自己穿孔型リベット(5)を、斜め下方に形成された排出口(26c)からピストンロッド(18)の先端の真下に供給するリベット供給路(26)と、
    ピストンロッド(18)の下方において複数のワーク(50)が重ね合わせて載置されるワーク載置体(42)と、
    ピストンロッド(18)の軸線と同一線上に位置するようワーク載置体(42)に設けられたダイ(43)とを備え、
    ピストンロッド(18)によって自己穿孔型リベット(5)の頭部(5a)を押圧しながら脚部(5b)をワーク(50)に穿孔させ、ダイ(43)によって脚部(5b)を変形させてワーク(50)を締結する自己穿孔型リベット用かしめ装置において、
    ピストンロッド(18)の下方で、且つリベット供給路(26)の排出口(26c)の側方に、ピストンロッド(18)の上下動に従動すべく、自己穿孔型リベット(5)のセット位置からワーク(50)の締結位置までの間を往復移動するリベット支持体(35)が設けられ、
    しかも、リベット支持体(35)は、弾性体によって形成され、
    さらに、リベット支持体(35)には、ピストンロッド(18)の軸線に対して自己穿孔型リベット(5)の軸線を一致させた状態で、セットからかしめ完了に至るまでの間自己穿孔型リベット(5)を支持できるリベット位置決め孔(33)が穿設されてなることを特徴とする自己穿孔型リベット用かしめ装置。
  2. リベット位置決め孔(33)は、自己穿孔型リベット(5)の頭部(5a)が挿入可能な大径部(33a)と、該大径部(33a)に連通して自己穿孔型リベット(5)の脚部(5b)が挿入可能な小径部(33b)と、大径部(33a)に挿入された自己穿孔型リベット(5)の頭部(5a)を水平支持すべく大径部(33a)及び小径部(33b)の間に形成されたテーパ部(33c)とで構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の自己穿孔型リベット用かしめ装置。
  3. 上下動可能に設けられたピストンロッド(18)と、
    頭部(5a)及び脚部(5b)を有する自己穿孔型リベット(5)を、斜め下方に形成された排出口(26c)からピストンロッド(18)の先端の真下に供給するリベット供給路(26)と、
    ピストンロッド(18)の下方において複数のワーク(50)が重ね合わせて載置されるワーク載置体(42)と、
    ピストンロッド(18)の軸線と同一線上に位置するようワーク載置体(42)に設けられたダイ(43)と、
    自己穿孔型リベット(5)の頭部(5a)が挿入可能な大径部(33a)、該大径部(33a)に連通して自己穿孔型リベット(5)の脚部(5b)が挿入可能な小径部(33b)、大径部(33a)に挿入された自己穿孔型リベット(5)の頭部(5a)を水平支持すべく大径部(33a)及び小径部(33b)の間に形成されたテーパ部(33c)が設けられたリベット位置決め孔(33)を有するリベット支持体(35)とを備えた自己穿孔型リベット用かしめ装置を用いたワークの締結方法であって、
    リベット支持体(35)のリベット位置決め孔(33)に、リベット供給路(26)の排出口(26c)から自己穿孔型リベット(5)を滑り落として供給し、つぎに、該自己穿孔型リベット(5)の頭部(5a)にピストンロッド(18)を当接して、自己穿孔型リベット(5)を直立した状態でリベット位置決め孔(33)のテーパ部(33c)に自己穿孔型リベット(5)の頭部(5a)を当接させると共に、リベット支持体(35)の下面をワーク(50)の上面に当接させ、ワーク(50)をワーク載置体(42)とリベット支持体(35)とで水平支持し、さらに、ピストンロッド(18)を下降させて、自己穿孔型リベット(5)をリベット位置決め孔(33)の小径部(33b)に沿って摺動させ、自己穿孔型リベット(5)の脚部(5b)をワーク(50)に穿孔させて変形させ、ワーク(50)を締結するようにしたことを特徴とする自己穿孔型リベット用かしめ装置を用いたワークの締結方法。
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