JP2007074089A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿読取手段(スキャナ)にセットされた複数枚の原稿を1枚の原稿として一括して読み取って画像データを入力し、画像データの認証を認証サーバへ依頼し、認証サーバからの認証結果に関する情報を画像データに埋め込んで印刷出力できるようにする。
【解決手段】画像処理装置1は、原稿の画像データの認証を行うための認証サーバ40と通信する通信部5と、複数枚の原稿を1枚の原稿として一括して読み取って画像データを入力する画像読み取り部2と、入力された画像データの認証を認証サーバ40に依頼する機器制御部3と、認証サーバ40からの認証結果に基づいて該認証結果に関する情報を付加情報(電子透かし)として生成する付加情報生成手段11と、印刷出力する画像形成部6とを備える。画像形成部6は、画像処理部12により画像処理が施された画像データと、付加情報生成手段11により生成された付加情報とを合成して記録紙に印刷出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、より詳細には、認証サーバに対して原稿の画像データの認証を依頼し、その認証結果を受信する機能を備えた画像処理装置に関する。
各種ドキュメントを電子データとして管理するためのドキュメントファイリングシステムに関する技術が種々提供されている。例えば、スキャナで読み取った原稿の画像データをサーバで管理し、クライアントからの印刷指示に従って、サーバからプリンタに画像データを送り、プリンタから印刷出力できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、従来の法律(通称、電子帳簿保存法)では、紙の原稿をスキャナで読み取り、読み取った結果の電子データを電子保存することは認められておらず、原本保証をする必要のある原稿については紙媒体で保存されていた。
これに対して、民間企業に紙での保存が義務付けられている財務や税務関連の書類や帳票を、電子データとして保存することを認める法律(「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」、以下、電子文書法という)が2005年4月1日から施行された。この電子文書法の対象となるのは、取引先から受領した契約書や見積書、注文書、請求書といった財務・税務関係書類、カルテや処方せんなどの医療関係書類、定款や株主総会・取締役会の議事録などの会社関係書類、などである。
電子文書法によれば、はじめから電子計算機により電子文書として作成された文書データの保存だけでなく、紙で作成された書類をスキャナで読み込んだイメージデータも一定の技術要件を満たせば原本と見なされるようになった。この技術要件については、文書の重要性等に応じて各省庁が省令によって定めている。
この電子文書法の施行に伴い、文書保存コストの大幅な削減が見込まれるが、一方で、データ改ざんの危険性が高まることが予想される。このような改ざんを防止するための技術として、電子署名やタイムスタンプなどが知られている。電子署名は、送受信するデータが間違いなく本人から送信されたものであるということを保証するための技術である。これは、文書データの送信時に、文書内容をハッシュ関数によって数値化し、そのハッシュ値を文書データに添付して送信する。また、文書データの受信時には、送信時と同様に、文書内容をハッシュ関数によって数値化し、このハッシュ値を添付の値と比較することで、文書データが改ざんされていないことを確認できる。
また、例えば、電子商取引で電子的な請求書や契約書などを交わす場合、それらに記録された日時が請求日や契約日となるため、データの日時情報の信頼性が重要となる。タイムスタンプは、このような重要なデータに対して、信頼できる日時情報を付与するための技術である。このタイムスタンプをデータに付与することにより、データがある時刻に存在していたこと(存在証明)、その時刻以後に改ざん等がされていないこと(非改ざん性)などを証明することができる。
上述した電子署名やタイムスタンプなどの技術によって電子データに認証を与える認証サーバを利用した認証サービスが提供されている。これについて以下の図4に基づいて説明する。
図4は、デジタル複合機と認証サーバによる従来の認証システムの処理を説明するための図で、図中、100はデジタル複合機(MFP)、101は原稿、102は認証済み電子化データ、103は認証サーバを示す。デジタル複合機100は、認証サーバ103と通信する機能を備え、原稿101を読み取って電子化し、原稿101の電子化データの文書内容をハッシュ関数等によって数値化し、このハッシュ値を認証サーバ103に登録依頼する。
認証サーバ103は、登録依頼された原稿101のハッシュ値を登録して認証すると共に、その認証結果(時刻、年月日、認証機関などの情報)をデジタル複合機100に送信する。デジタル複合機100は、認証サーバ103からの認証結果を受信し、その認証結果に関する情報(例えば、電子透かしなど)を電子化データに埋め込んで、認証済み電子化データ102としてハードディスク等の記憶手段に記憶する。このように、デジタル複合機100の記憶手段に記憶された認証済み電子化データ102は、認証サーバ103に登録され、原本として保証される。
ここで、電子データ中に一見すると見ることのできないデータを埋め込むことを電子透かしという。この透かしデータが埋め込まれた画像などのデータは、一見すると元のデータと変わりないように見えるが、専用の電子透かし検出ソフトに読み込ませると、埋め込まれた情報が表示される。これにより、不正コピーやデータの改ざんなどを防ぐことができる。さらに、データの改ざんの事実だけでなく改ざんされた箇所も具体的に特定できるようにすることも可能である。
特開2002−335395号公報
しかしながら、従来の認証システムでは、原稿1枚を単位として認証サーバに認証を依頼していたため、例えば、業者間の取り引きにおいて、たくさんある伝票に関して原本を必要とするような場合、原本性を保証するために、伝票1枚1枚について認証サーバに認証を依頼する必要があり、業務担当者にとっては大きな負荷がかかっていた。また、認証サーバにより認証された画像データは原本としてハードディスク等の記憶手段に記憶されるため、この画像データを紙媒体に印刷する場合、所望の画像データをハードディスクから選んで印刷出力する操作をしなくてはならず、手間がかかっていた。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、原稿読取手段(スキャナ)の所定の読取位置にセットされた複数枚の原稿を1枚の原稿として一括して読み取って画像データを入力し、画像データの認証を認証サーバへ依頼し、認証サーバからの認証結果に関する情報を画像データに埋め込んで印刷出力できるようにした画像処理装置を提供すること、を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、入力された画像データに画像処理を施して出力する画像処理装置において、原稿の画像データの認証を行うための認証サーバと通信する手段と、原稿を読み取って画像データを入力する原稿読取手段と、該入力された画像データの認証を前記認証サーバに依頼する手段と、前記認証サーバから受信した認証結果に基づいて該認証結果に関する情報を付加情報として生成する付加情報生成手段と、前記原稿読取手段から入力された画像データに対して画像処理を施す画像処理手段と、該画像処理手段により画像処理が施された画像データと前記付加情報生成手段により生成された付加情報とを合成して記録紙に印刷出力する印刷手段と、を備えていることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段は、前記原稿読取手段は、所定の読取位置にセットされた複数枚の原稿を1枚の原稿として一括して読み取ることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段は、前記認証サーバによる認証にかかった費用について課金処理を行う課金処理手段を備えていることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1乃至第3のいずれか1の技術手段において、前記原稿読取手段から入力された画像データを前記印刷手段から印刷出力するモードと、前記原稿読取手段から入力された画像データの認証を前記認証サーバに依頼するモードとを切り替える手段を備えていることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記付加情報生成手段は、前記付加情報として、前記認証結果に関する情報を示す電子透かしを生成することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1,第2,第5のいずれか1の技術手段において、前記付加情報生成手段は、前記画像データが認証されていることを明示的に示す情報を生成することを特徴としたものである。
本発明によれば、原稿読取手段(スキャナ)の所定の読取位置にセットされた複数枚の原稿を1枚の原稿として一括して読み取って画像データを入力し、画像データの認証を認証サーバへ依頼し、認証サーバからの認証結果に関する情報を画像データに埋め込んで印刷出力することにより、例えば、業者間の取り引きにおいて、たくさんある伝票に関して原本を必要とするような場合、原本性を保証するために、複数枚の伝票を一括して認証サーバに認証を依頼することができるため、業務担当者の負荷が軽減される。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の概略構成例を示すブロック図で、図中、1は画像処理装置、20は電話回線網、30はLAN等で構成されたネットワーク、21は電話回線網20に接続されたファクシミリ装置、31,32はネットワーク30に接続された端末装置、40は認証サーバを示す。画像処理装置1は、ファクシミリ装置21との間でFAXによる画像データの送受信を可能とし、端末装置31,32との間で電子メール等を利用した画像データの送受信を可能とする。ここで、本発明の画像データは、画像データに限らず、文書データ、あるいは画像及び文書からなるデータを含むものとする。
尚、本実施形態の画像処理装置1としては、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、及びプリンタ機能のいずれか複数の機能を備えたデジタル複合機を適用した場合を代表例とし、以下、デジタル複合機1として説明する。
図1において、デジタル複合機1は、原稿を読み取って画像データを入力する画像読み取り部2と、デジタル複合機1が備える各機能を制御する機器制御部3と、ユーザ入力を受け付ける操作部4と、LAN等のネットワーク30を介して端末装置31,32、及び認証サーバ40と通信する通信部5と、画像データの印刷処理を行うデータ処理手段である画像形成部6と、画像データを記憶するためのハードディスク(HD)7と、デジタル複合機1の制御情報や設定情報などを記憶するメモリである管理部8と、電話回線網20を介してファクシミリ装置21と通信するためのFAXモデム9と、HD7内の画像データを消去する消去手段10と、を備えている。
以下、図1に示すデジタル複合機1の各部について詳細に説明する。まず、画像読み取り部2は、原稿を読み取って画像データを入力するための入力手段であり、画像読み取り手段としてのCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)2aと、原稿台や自動原稿送り装置(ADF)などにセットされた原稿を検知する原稿検知センサ2bと、を備えている。
操作部4は、各種入力キーなどを備えた入力部4aと、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)などの表示部4bと、を備えており、デジタル複合機1に対して操作の入力や、各種設定の入力を行う。また、入力部4aには、デジタル複合機1を利用する利用者の認証情報を入力する認証情報入力手段を配置するようにしてもよい。利用者の認証情報の入力方法としては、例えば、利用者コードの直接入力、IDカードの情報読み取り入力、利用者の生体情報(指紋などの)読み取り入力など様々である。これらのいずれかの方法により、デジタル複合機1の利用者認証を行えるようにする。
画像形成部6は、入力された画像データを印字出力するための手段であり、ページメモリであるメモリ6aと、LSU(Laser Scanning Unit:レーザ走査ユニット)などの印字部6bと、記録紙を収納するための第1給紙トレイ14及び第2給紙トレイ15と、を備えている。画像形成部6は、メモリ6aに一旦記憶された画像データを暗号化してHD7に記憶し、また、HD7に暗号化して記憶した画像データを復号してメモリ6aに送り、印字部6bに転送して印字出力する。この暗号化/復号化処理は任意に設定可能であり、当該処理を行わないようにしてもよい。
HD7は、入力された画像データを一時的に記憶するための記憶手段である。このHD7を、磁気記憶媒体を備えた記憶手段として構成することで、デジタル複合機1は、大量の画像データを蓄積して順次処理していくことが可能となり、複数の利用者からの指示を効率良く処理することができる。
以下、デジタル複合機1が搭載している画像処理モードに関する動作例について簡単に説明する。
(コピーモード)
本実施形態に係るデジタル複合機1を複写機として利用する場合には、画像読み取り部2で読み取られた原稿の画像データが、画像形成部6から複写物として出力される。
画像読み取り部2には、CCD2aが備えられており、読み取り位置にセットされた原稿の画像を電子的に読み取ることができる。そして、読み取られた原稿の画像データは、メモリ6a上に出力データとして完成され、一旦HD7へ記憶される。原稿が複数ある場合は、この読み取り、記憶の動作が繰り返される。その後、操作部4から指示された処理モードに基づいて、HD7に記憶された画像データが適切なタイミングで順次読み出されてメモリ6aに送られる。そして、印字部6bへの書き込みタイミングに合わせて、画像データがメモリ6aから印字部6bへと転送される。
また、読み取った画像データを複数枚印字する場合も、同様に出力データとしてページ単位でHD7へ記憶され、出力するモードに合わせてHD7からメモリ6aに送られ、出力枚数の分だけ繰り返し、印字部6bへの書き込みタイミングに合わせて、画像データがメモリ6aから印字部6bへ転送される。
(プリンタモード)
次に、本実施形態に係るデジタル複合機1をプリンタとして利用する場合には、通信部5から受信した画像データがメモリ6aなどを介して画像形成部6から出力される。
通信部5は、有線あるいは無線を利用してネットワーク30と接続されており、ネットワーク30上に接続された外部機器である端末装置31,32から画像データを受信する。このように受信された画像データは、出力する画像データとしてページ単位にメモリ6aに送られ、一旦HD7へ記憶される。そして、画像データは、再びHD7からメモリ6aに送られ、前述した複写機として利用する場合と同様に、メモリ6aから印字部6bへと転送される。
(スキャナモード)
また、本実施形態に係るデジタル複合機1をネットワークスキャナとして利用する場合には、画像読み取り部2において読み取られた原稿の画像データを、通信部5からネットワーク30を介して任意の端末装置31,32へ送信することができる。ここでも、画像読み取り部2に備えられたCCD2aにより原稿を電子的に読み取る。そして、読み取られた原稿の画像データは、メモリ6a上に出力データとして完成され、一旦HD7へ記憶される。そして、再びHD7からメモリ6aに送られ、操作部4を介して指示された送信先との通信を確立させた上で通信部5から目的の送信先へと送信される。
(ファクシミリモード)
さらに、通信部5は、ネットワーク30を介して図示しないファクシミリ装置と接続可能とする。また、FAXモデム9は、電話回線網20を介してファクシミリ装置21と接続されている。本実施形態に係るデジタル複合機1をファクシミリ装置として利用する場合にも同様の動作が行われ、外部機器との間で画像データの送信及び受信が可能となる。
本実施形態に係るデジタル複合機1の各構成部は、機器制御部3により制御され、操作部4に設けられたタブレット,キー群などの入力部4aからの操作指示を監視すると共に、表示部4bを介してデジタル複合機1の状態に関する情報などのユーザに通知すべき情報を的確に案内表示する。また、管理部8には、機器制御部3により制御されている各構成部に関する情報が管理されており、これら情報をもとに、機器制御部3がデジタル複合機1全体の動作を制御する。
本発明の画像処理装置であるデジタル複合機1は、原稿の画像データの認証を行うための認証サーバ40とネットワーク30を介して通信する通信部5と、原稿を読み取って画像データを入力する画像読み取り部2(本発明の原稿読取手段に相当)と、入力された画像データの認証を認証サーバ40に依頼する機器制御部3と、認証サーバ40から受信した認証結果に基づいて該認証結果に関する情報を付加情報として生成する付加情報生成手段11と、画像読み取り部2から入力された画像データに対して画像処理を施す画像処理部12と、画像処理部12により画像処理が施された画像データと付加情報生成手段11により生成された付加情報とを合成して記録紙に印刷出力する画像形成部6(本発明の印刷手段に相当)と、を備えている。
また、課金処理部13は、認証サーバ40による認証にかかった費用について課金処理を行う手段であって、コイン式あるいはプリペイドカード式の一般的なコインラック装置を内蔵あるいは外部接続することで実現することができる。例えば、コインラック装置に予め100円を投入した場合を想定する。一回の認証処理を含むA4コピー1枚について15円(A4コピーのみの場合10円)といったように単価を決めておき、処理の回数分の料金をコインラック装置から引き落とすようにしてもよい。
上記において、画像読み取り部2から入力された画像データを画像形成部6から印刷出力するモード(すなわち、認証処理を行わず単にコピーだけを行うモード)と、画像読み取り部2から入力された画像データの認証を認証サーバ40に依頼するモードとを切り替える手段を備えるようにしてもよい。例えば、モードを切り替えるためのモード選択画面を表示部4bに表示させ、上記いずれかのモードをユーザにより選択させる方法が考えられる。
図2は、本発明のデジタル複合機1と認証サーバ40による認証システムの処理の一例を説明するための図である。デジタル複合機1の画像読み取り部2は、原稿を所定の読取位置にセットするための原稿読取台2cを備える。ユーザは、複数の原稿(本例では納品書50a、発送伝票50b、請求書50c)を原稿読取台2cの所定の読取位置にセットする。画像読み取り部2は、セットされた納品書50a、発送伝票50b、請求書50cを1枚の原稿50として一括して読み取る。この際、機器制御部3は、読み取った原稿50の画像データの文書内容をハッシュ関数等によって数値化し、通信部5は、機器制御部3で生成されたハッシュ値を認証サーバ40に登録依頼する。
認証サーバ40は、登録依頼された原稿50のハッシュ値を登録して原稿(画像データ)50を認証すると共に、その認証結果(時刻、年月日、認証機関などの情報)をデジタル複合機1に送信する。通信部5は、認証サーバ40からの認証結果を受信し、付加情報生成手段11は、通信部5で受信した認証結果に基づいて該認証結果に関する情報(時刻、年月日、認証機関などの情報)を付加情報51a(以下、電子透かし51a)として生成する。画像形成部6は、画像処理部12により画像処理が施された画像データと、付加情報生成手段11により生成された電子透かし51aとを合成して記録紙に印刷出力し、その結果、複製物51を得る。本発明では、原稿50の画像データはHD7に蓄積されることなく、複製物51として印刷出力される。この複製物51は、認証サーバ40に登録/認証され、原本として保証される。
なお、電子透かし51aは、前述したように、複製物51中に埋め込まれた一見すると見ることのできない情報(例えば、黄色のドットパターンなど)である。この「透かし」が埋め込まれた複製物51は、一見すると元の原稿50と変わりないように見えるが、専用の電子透かし検出ソフトに読み込ませると、埋め込まれた「透かし」に応じた情報(ここでは、認証結果に関する情報)が表示される。これにより、不正コピーやデータの改ざんなどを防ぐことができる。さらに、データの改ざんの事実だけでなく改ざんされた箇所も具体的に特定できるようにすることも可能である。
上記のように印刷出力された複製物51には、付加情報である電子透かし51a以外に、原稿50(納品書50a、発送伝票50b、請求書50c)が認証されていることを明示的に示す情報として、認証メッセージ51bと、認証完了マーク51cとが印刷されている。認証メッセージ51b及び認証完了マーク51cは、付加情報生成手段11により生成され、画像形成部6により画像データに付加されて印刷出力される。
認証メッセージ51bは、認証されていることが見てわかるようなメッセージであり、本例では、「これらの文書データは××サーバにより認証されています。」というメッセージと、日付(200x.xx.xx)及び時刻(00:00′00″)が含まれる。また、認証完了マーク51cは、認証メッセージ51bと同様に、認証されていることが見てわかるようなマークであり、各認証機関によって異なるマークであってもよい。
なお、複製物51の形態は、図2に示す例に限らず、認証メッセージ51b及び認証完了マーク51cを含まない形態としてもよく、また、認証メッセージ51bあるいは認証完了マーク51cのいずれか一方を含む形態としてもよい。
図3は、本発明のデジタル複合機1の認証方法の一例を説明するためのフロー図である。まず、ユーザは、デジタル複合機1の原稿読取台にn枚の原稿をセットし(ステップS1)、デジタル複合機1は、スタートキーがONされたかどうかを判断し(ステップS2)、スタートキーがONされた場合(YESの場合)、セットされたn枚の原稿を1枚の原稿として一括して読み取る(ステップS3)。また、上記ステップS2において、スタートキーがONされない場合(NOの場合)、スタートキーがONされるまで待機する。
次に、デジタル複合機1は、ステップS3で読み取った原稿の画像データをメモリに保存し(ステップS4)、認証サーバ40に対して認証を依頼する(ステップS5)。次に、デジタル複合機1は、認証サーバ40から認証結果を受信したかどうかを判断し(ステップS6)、認証結果を受信した場合(YESの場合)、認証されたことをユーザに通知する(ステップS7)。また、上記ステップS6において、認証結果を受信しない場合(NOの場合)、認証結果を受信するまで待機する。
次に、デジタル複合機1は、認証サーバ40からの認証結果に基づいて該認証結果に関する情報(時刻、年月日、認証機関の情報など)を付加情報(電子透かしなど)として生成し、その付加情報を画像データに埋め込んで認証情報付き複製物として印刷出力し(ステップS8)、最後に、認証処理にかかった費用の課金処理を行う(ステップS9)。
以上に説明したように、本発明によれば、原稿読取手段(スキャナ)の所定の読取位置にセットされた複数枚の原稿を1枚の原稿として一括して読み取って画像データを入力し、画像データの認証を認証サーバへ依頼し、認証サーバからの認証結果に関する情報を画像データに埋め込んで印刷出力することにより、例えば、業者間の取り引きにおいて、たくさんある伝票に関して原本を必要とするような場合、原本性を保証するために、複数枚の伝票を一括して認証サーバに認証を依頼することができるため、業務担当者の負荷が軽減される。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置の概略構成例を示すブロック図である。 本発明のデジタル複合機と認証サーバによる認証システムの処理の一例を説明するための図である。 本発明のデジタル複合機の認証方法の一例を説明するためのフロー図である。 デジタル複合機と認証サーバによる従来の認証システムの処理を説明するための図である。
符号の説明
1,100…画像処理装置(デジタル複合機)、2…画像読み取り部、2a…CCD、2b…原稿検知センサ、2c…原稿読取台、3…機器制御部、4…操作部、4a…入力部、4b…表示部、5…通信部、6…画像形成部、6a…メモリ、6b…印字部(LSU)、7…ハードディスク(HD)、8…管理部、9…消去手段、10…FAXモデム、11…付加情報生成手段、12…画像処理部、13…課金処理部、14…第1給紙トレイ、15…第2給紙トレイ、20…電話回線網、21…ファクシミリ装置、30…ネットワーク、31,32…端末装置、40,103…認証サーバ、50,101…原稿、50a…納品書、50b…発送伝票、50c…請求書、51…複製物、51a…付加情報(電子透かし)、51b…認証メッセージ、51c…認証完了マーク、102…認証済み電子化データ。

Claims (6)

  1. 入力された画像データに画像処理を施して出力する画像処理装置において、原稿の画像データの認証を行うための認証サーバと通信する手段と、原稿を読み取って画像データを入力する原稿読取手段と、該入力された画像データの認証を前記認証サーバに依頼する手段と、前記認証サーバから受信した認証結果に基づいて該認証結果に関する情報を付加情報として生成する付加情報生成手段と、前記原稿読取手段から入力された画像データに対して画像処理を施す画像処理手段と、該画像処理手段により画像処理が施された画像データと前記付加情報生成手段により生成された付加情報とを合成して記録紙に印刷出力する印刷手段と、を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記原稿読取手段は、所定の読取位置にセットされた複数枚の原稿を1枚の原稿として一括して読み取ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記認証サーバによる認証にかかった費用について課金処理を行う課金処理手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記原稿読取手段から入力された画像データを前記印刷手段から印刷出力するモードと、前記原稿読取手段から入力された画像データの認証を前記認証サーバに依頼するモードとを切り替える手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の画像処理装置。
  5. 前記付加情報生成手段は、前記付加情報として、前記認証結果に関する情報を示す電子透かしを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  6. 前記付加情報生成手段は、前記画像データが認証されていることを明示的に示す情報を生成することを特徴とする請求項1,2,5のいずれか1に記載の画像処理装置。
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