JP2007060313A - 受信装置及び受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ウェイト行列の算出に要する回路規模を増加させることなく、かつ、パスモデルにあった適切なウェイト行列を算出することが可能である受信装置及び受信方法を提供すること。
【解決手段】 本発明の受信装置100は、受信した既知信号よりマルチパスの各々のチャネル推定値及びパス遅延量を求めて当該チャネル推定値及び当該パス遅延量に基づいてマルチパス等化を行うためのウェイト行列を算出してチップレベルの等化を行う。等化情報決定部102は、前記チャネル推定値及び前記パス遅延量を基づいて等化手段で使用するオーバーサンプリング数とサンプリングタイミングと等化窓幅とを決定する。ウェイト計算部106は、決定した前記オーバーサンプリング数及び前記等化窓幅に基づいてウェイト行列を算出する。線形等化器107は、前記オーバーサンプリング数及び前記ウェイト行列に基づいて入力される受信信号を等化する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マルチパス干渉を抑圧する受信装置及び受信方法に関するものである。
下り回線で高速パケット伝送を実現するHSDPAでは、多値変調が用いられるため、マルチパス干渉によるスループットの低下が著しい。従来、このマルチパス干渉を抑圧するため、MMSE制御型のチップ等化器の通信端末装置への適用が検討されている。
このようなチップ等化器を具備する受信装置が非特許文献1に記載されている。図5は、非特許文献1に記載された従来のチップ等化器を具備する受信装置の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、従来の受信装置10は、パスサーチャー部11、CPICH逆拡散部12、チャネル推定部13、ノイズ電力推定部14、ウェイト計算部15及び線形等化器16を具備している。
パスサーチャー部11は、受信した受信信号の既知信号からマルチパスのパス遅延量を算出する。CPICH逆拡散部12は、パスサーチャー部11において算出した各マルチパスのパス遅延量に基づいて、パケットチャネルと同時に送信されるCPICH信号の逆拡散を行う。
チャネル推定部13は、逆拡散された前記CPICH信号を数シンボルにわたって平均化することにより、各マルチパスのチャネル推定値を算出する。ノイズ電力推定部14は、逆拡散された前記CPICH信号よりチップあたりのノイズ電力を推定する。
ウェイト計算部15は、前記チャネル推定値と前記ノイズ電力より受信信号を等化する時のウェイト行列を算出する。線形等化器16は、ウェイト計算部15で算出されたウェイト行列を用いて受信信号の等化を行う。
線形等化器16は、(N+Δ)個のタップを持った線形FIRフィルタで構成される。ここで、Nは等化に用いる受信拡散信号のチップ長(等化窓幅)を示し、Δはパス間の最大遅延時間差に相当する。
マルチパス等化のためのウェイト行列Wは、前記チャネル推定値より作成される以下の(式1)で示すようにチャネル行列H及び前記ノイズ電力より求めることができる。
Figure 2007060313
但し、(式1)において、添字は行列の共役転置を表し、σはノイズ電力を表している。(式1)におけるチャネル行列Hは、次の(式2)で表される。
Figure 2007060313
1チップ毎に送信拡散信号の推定を当該チップに対応する受信拡散信号を中心とするNチップの受信拡散信号を用いて行う場合、推定される第nチップの送信拡散信号Sは次の(式3)により求められる。
Figure 2007060313
ここで、(式3)におけるWはウェイト行列Wの第N/2行ベクトルを表す。
信学技報RCS2001-237
しかしながら、前記従来の受信装置においては、パスサーチャー部がブラインドでパスの位置を検索しなければならないため、オーバーサンプリング数を大きくする必要があるから、等化器のウェイト行列を同じサンプリング間隔で作成する場合には、等化窓幅の大きさに比例して回路規模が大きくなるという問題がある。
例えば、前記従来の受信装置において、オーバーサンプル数を4倍と仮定すると、チャネル行列は4(N+Δ)行4N列で構成され、行列の大きさは16倍となる。従って、前記従来の受信装置において、回路規模を抑えるためには、等化窓幅を小さくしなければならず、遅延量が大きいパスモデル又は電力レベルの近い複数のパスが存在している場合には、十分な等化利得を得ることができない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ウェイト行列の算出に要する回路規模を増加させることなく、かつ、パスモデルにあった適切なウェイト行列を算出することが可能である受信装置及び受信方法を提供することを目的とする。
本発明は、受信した既知信号よりマルチパスの各々のチャネル推定値及びパス遅延量を求めて当該チャネル推定値及び当該パス遅延量に基づいてマルチパス等化を行うためのウェイト行列を算出してチップレベルの等化を行う受信装置において、前記チャネル推定値及び前記パス遅延量に基づいて等化手段で使用するオーバーサンプリング数とサンプリングタイミングと等化窓幅とを決定する等化情報決定手段と、決定した前記オーバーサンプリング数及び前記等化窓幅に基づいてウェイト行列を算出するウェイト計算手段と、前記オーバーサンプリング数及び前記ウェイト行列に基づいて入力される受信信号を等化する等化手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、受信しているマルチパスの各々のレベル及びパス遅延量に応じて、等化手段のオーバーサンプル数及び等化窓幅を選択することができるため、ウェイト行列の算出に要する回路規模を増加させることなく、かつ、パスモデルにあった適切なウェイト行列を算出することが可能である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る受信装置100は、受信した既知信号よりマルチパスの各々のチャネル推定値及びパス遅延量を求めて当該チャネル推定値及び当該パス遅延量に基づいてマルチパス等化を行うためのウェイト行列を算出してチップレベルの等化を行うものである。
本発明の実施の形態1に係る受信装置100は、パスサーチャー部101、等化情報決定部102、CPICH逆拡散部103、チャネル推定部104、ノイズ電力推定部105、ウェイト計算部106及び線形等化器107を具備している。
パスサーチャー部101は、受信した受信信号の既知信号からマルチパスのパス遅延量を算出して等化情報決定部102に通知する。CPICH逆拡散部103は、パスサーチャー部101において算出した各マルチパスのパス遅延量に基づいて、パケットチャネルと同時に送信されるCPICH信号の逆拡散を行う。
チャネル推定部104は、逆拡散された前記CPICH信号を数シンボルにわたって平均化することにより、各マルチパスのチャネル推定値を算出し、かつ、各パスのレベルを測定してウェイト計算部106に通知する。ノイズ電力推定部105は、逆拡散された前記CPICH信号よりチップあたりのノイズ電力を推定する。
等化情報決定部102は、チャネル推定値及びパス遅延量に基づいて、線形等化器107で用いるオーバーサンプリング数、サンプリングタイミング及び等化窓幅を決定する。
ウェイト計算部106は、通知されるオーバーサンプリング数及び等化窓幅に基づいてウェイト行列(重み行列)を算出する。線形等化器107は、等化情報決定部102で決定されたサンプリング数、及び、ウェイト計算部106で計算されたウェイト行列を用いて受信信号を等化する。
次に、等化情報決定部102及びウェイト計算部106の動作の1例について、図2のフローを用いて説明する。
はじめに、等化情報決定部102は、パスサーチャー部101より通知された各マルチパスのパス遅延量の中から、予め決定していた閾値1以上の遅延量があるものが存在するかどうかを調べる(ステップST1)。ここで閾値1の遅延量は、線形等化器107が対応する最小の等化窓幅(変更前の等化窓幅)に相当する。
ステップST1において遅延量が大きいパスが存在していた場合には、等化情報決定部102は、そのパスの電力と予め決定しておいた閾値2と比較し当該パスの電力がその閾値2より大きいかを調べる(ステップST2)。ステップST2においてパスの電力がその閾値2より大きい場合には、等化情報決定部102は、線形等化器107のオーバーサンプリング数を半減し、等化窓幅を倍増させる(ステップST3)。
一方、ステップST1において閾値1を越えるパス遅延量のパスが存在していない場合、又は、ステップST2においてパスの電力が閾値2より大きくない場合には、等化情報決定部102は、各パスの電力の分散値を算出してこの電力の分散値が閾値3より小さいかを調べる(ステップST4)。
ステップST4において各パスの電力の分散値が閾値3より小さい場合には、等化情報決定部102は、線形等化器107のオーバーサンプリング数を半減し、等化窓幅を倍増させる(ステップST3)。また、ステップST4において各パスの電力の分散値が閾値3より小さくない場合には、等化情報決定部102は、オーバーサンプリング数及び等化窓幅を共に変化させることなく所定のものを使用する(ステップST5)。
次に、ステップST3においてサンプリング数を半減することを決定した場合、等化情報決定部102は、偶数番目のサンプリングタイミング(サンプリングタイミング1)の上に存在するパス数と、奇数番目のサンプリングタイミング(サンプリングタイミング2)の上に存在するパス数と、をカウントする(ステップST6)。
次に、等化情報決定部102は、サンプリングタイミング1の上のパス数がサンプリングタイミング2の上のパス数より多いかを判断する(ステップST7)。ステップST7においてサンプリングタイミング1の上のパス数がサンプリングタイミング2の上のパス数より多い場合に、等化情報決定部102は、サンプリングタイミングとして、偶数番目のサンプリングタイミング(サンプリングタイミング1)を選択し、このサンプリングタイミング1に基づいてサンプリングを実施するように線形等化器107に通知する(ステップST8)。
ステップST7においてサンプリングタイミング1の上のパス数がサンプリングタイミング2の上のパス数より多くない場合に、等化情報決定部102は、サンプリングタイミングとして、奇数番目のサンプリングタイミング(サンプリングタイミング2)を選択し、このサンプリングタイミング2に基づいてサンプリングを実施するように線形等化器107に通知する(ステップST9)。
ステップST8又はステップST9の後に、ウェイト計算部106は、決定したサンプリング数及び等化窓幅に合わせてウェイト行列を算出して線形等化器107に通知する(ステップST10)。次に、ウェイト計算部106は、動作が終了かを判断し(ステップST11)、動作が終了でない時にステップST1に戻る。
なお、本発明の実施の形態1は、前述の例に限定されるものでなく、等化情報決定部102が、前記パス遅延量の最も小さいパスから所定の閾値以上離れているパスが存在し、かつ、当該パスのいずれかの電力が所定の閾値より大きい時に、前記等化窓幅を広げ、かつ、前記オーバーサンプリング数を減少させるように構成してもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照して詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態2に係る受信装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態2においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号を付し、その説明を省略する。
図3に示すように、本発明の実施の形態2に係る受信装置300は、本発明の実施の形態1に係る受信装置100において等化情報決定部102及びウェイト計算部106の代わりに等化情報決定部301及びウェイト計算部302を具備している。すなわち、本発明の実施の形態2に係る受信装置300は、パスサーチャー部101、等化情報決定部301、CPICH逆拡散部103、チャネル推定部104、ノイズ電力推定部105、ウェイト計算部302及び線形等化器107を具備している。
次に、等化情報決定部301及びウェイト計算部302の動作の1例について図4のフローを用いて説明する。
図4に示すように、等化情報決定部301の動作は、ステップST1〜ステップST5を有する。
ステップST3の後に、等化情報決定部301は、サンプリングタイミング1及びサンプリングタイミング2の上に存在するパスの電力合計値を算出する(ステップST21)。次に、等化情報決定部301は、サンプリングタイミング1の上のパスの電力合計値がサンプリングタイミング2の上のパスの電力合計値より大きいかを判断する(ステップST22)。
ステップST22においてサンプリングタイミング1の上のパスの電力合計値がサンプリングタイミング2の上のパスの電力合計値より大きい時に、等化情報決定部301は、サンプリングタイミングとして、サンプリングタイミング1を選択し、このサンプリングタイミング1に基づいてサンプリングを実施するように線形等化器107に通知する(ステップST23)。
ステップST22においてサンプリングタイミング1の上のパスの電力合計値がサンプリングタイミング2の上のパスの電力合計値より大きくない時に、等化情報決定部301は、サンプリングタイミングとして、サンプリングタイミング2を選択し、このサンプリングタイミング2に基づいてサンプリングを実施するように線形等化器107に通知する(ステップST24)。
ステップST23又はステップST24の後に、ウェイト計算部302は、決定したサンプリング数及び等化窓幅に合わせてウェイト行列を算出して線形等化器107に通知する(ステップST25)。次に、ウェイト計算部302は、動作が終了かを判断し(ステップST26)、動作が終了でない時にステップST1に戻る。
なお、本発明の実施の形態1においては、遅延量の閾値1、パスレベルの閾値2及びパスの電力値の分散に対する閾値3をそれぞれ1つごと設定し、オーバーサンプル数を半減して等化窓幅を倍増するかどうかの判断を実施したが、一旦オーバーサンプル数を半減し等化窓幅を倍増することを決定した後、再度、各閾値を別の値に設定し、図2のステップST1〜ステップST9の処理を再度繰り返すことにより、オーバーサンプル数を4分の1とし、かつ、等化窓幅を4倍としても良い。
また、本発明の実施の形態2においては、遅延量の閾値1、パスレベルの閾値2及びパスの電力値の分散に対する閾値3をそれぞれ1つごと設定し、オーバーサンプル数を半減して等化窓幅を倍増するかどうかの判断を実施したが、一旦オーバーサンプル数を半減し等化窓幅を倍増することを決定した後、再度、各閾値を別の値に設定し、図4のステップST1〜ステップST25の処理を再度繰り返すことにより、オーバーサンプル数を4分の1とし、かつ、等化窓幅を4倍としても良い。
なお、本発明の実施の形態2は、前述の例に限定されるものでなく、等化情報決定部102が、前記チャネル推定値に基づいて各パスの電力を算出し、前記パス間の電力の分散値が所定の閾値より小さい時に、前記等化窓幅を広げ、かつ、前記オーバーサンプリング数を減少させるように構成してもよい。
本発明の第1の態様に係る受信装置は、受信した既知信号よりマルチパスの各々のチャネル推定値及びパス遅延量を求めて当該チャネル推定値及び当該パス遅延量に基づいてマルチパス等化を行うためのウェイト行列を算出してチップレベルの等化を行う受信装置において、前記チャネル推定値及び前記パス遅延量に基づいて等化手段で使用するオーバーサンプリング数とサンプリングタイミングと等化窓幅とを決定する等化情報決定手段と、決定した前記オーバーサンプリング数及び前記等化窓幅に基づいてウェイト行列を算出するウェイト計算手段と、前記オーバーサンプリング数及び前記ウェイト行列に基づいて入力される受信信号を等化する等化手段と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、受信しているマルチパスの各々のレベル及びパス遅延量に応じて、等化手段のオーバーサンプル数及び等化窓幅を選択することができるため、ウェイト行列の算出に要する回路規模を増加させることなく、かつ、パスモデルにあった適切なウェイト行列を算出することが可能となる。
本発明の第2の態様に係る受信装置は、本発明の第1の態様において、前記等化情報決定手段が、前記パス遅延量の最も小さいパスから所定の閾値以上離れているパスが存在し、かつ、当該パスのいずれかの電力が所定の閾値より大きい時に、前記等化窓幅を広げ、かつ、前記オーバーサンプリング数を減少させる構成を採る。
この構成によれば、本発明の第1の態様の効果に加えて、遅延パスの遅延量が多い場合には、オーバーサンプル数を減少させ等化窓幅を増加させることにより等化利得を向上させることができる。
本発明の第3の態様に係る受信装置は、本発明の第1の態様において、前記等化情報決定手段が、前記チャネル推定値に基づいて各パスの電力を算出し、前記パス間の電力の分散値が所定の閾値より小さい時に、前記等化窓幅を広げ、かつ、前記オーバーサンプリング数を減少させる構成を採る。
この構成によれば、本発明の第1の態様の効果に加えて、パス間の電力レベルの分散値が小さい場合には、等レベルのパスが多く存在する可能性が高いと判断できることから、等化窓幅を大きくすることができるため、等化利得を向上させることができる。
本発明の第4の態様に係る受信装置は、本発明の第1の態様から第3の態様までのいずれかにおいて、前記等化情報決定手段が、前記パス遅延量に基づいて前記各サンプリングタイミングの上に存在するパス数を計算し、かつ、当該パス数が多い方の前記サンプリングタイミングを選択する構成を採る。
この構成によれば、本発明の第1の態様から第3の態様までのいずれかの効果に加えて、オーバーサンプリングを減少させる時に、サンプルタイミングに多くのパスが存在できるようなタイミングを選択することができることから、等化利得を向上させることができる。
本発明の第5の態様に係る受信装置は、本発明の第1の態様から第3の態様までのいずれかにおいて、前記等化情報決定手段は、前記各サンプリングタイミングの上に存在するパスの電力合計値を算出し、当該電力合計値が大きい方の前記サンプリングタイミングを選択する構成を採る。
この構成によれば、本発明の第1の態様から第3の態様までのいずれかの効果に加えて、オーバーサンプリングを減少させる時に、電力レベルの高いパスをなるべく多く存在できるようタイミングを選択することができることから、等化利得を向上させることができる。
本発明の第6の態様に係る受信方法は、受信した既知信号よりマルチパスの各々のチャネル推定値及びパス遅延量を求めて当該チャネル推定値及び当該パス遅延量に基づいてマルチパス等化を行うためのウェイト行列を算出してチップレベルの等化を行う受信装置における受信方法であって、前記チャネル推定値及び前記パス遅延量に基づいて等化手段で使用するオーバーサンプリング数とサンプリングタイミングと等化窓幅とを決定する等化情報決定ステップと、決定した前記オーバーサンプリング数及び前記等化窓幅に基づいてウェイト行列を算出するウェイト計算ステップと、前記オーバーサンプリング数及び前記ウェイト行列に基づいて入力される受信信号を等化する等化ステップと、を具備するようにした。
この方法によれば、受信しているマルチパスの各々のレベル及びパス遅延量に応じて、等化手段のオーバーサンプル数及び等化窓幅を選択することができるため、ウェイト行列の算出に要する回路規模を増加させることなく、かつ、パスモデルにあった適切なウェイト行列を算出することが可能となる。
本発明は、ウェイト行列の算出に要する回路規模を増加させることなく、かつ、パスモデルにあった適切なウェイト行列を算出することが可能である効果を有し、移動体通信システム及び移動体通信方法に有用である。
本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る受信装置における等化情報決定部及びウェイト計算部の動作の1例を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態2に係る受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る受信装置における等化情報決定部及びウェイト計算部の動作の1例を説明するためのフローチャート 従来の受信装置の構成を示すブロック図
符号の説明
100、300 受信装置
101 パスサーチャー部
102、301 等化情報決定部
103 CPICH逆拡散部
104 チャネル推定部
105 ノイズ電力推定部
106、302 ウェイト計算部
107 線形等化器

Claims (6)

  1. 受信した既知信号よりマルチパスの各々のチャネル推定値及びパス遅延量を求めて当該チャネル推定値及び当該パス遅延量に基づいてマルチパス等化を行うためのウェイト行列を算出してチップレベルの等化を行う受信装置において、
    前記チャネル推定値及び前記パス遅延量に基づいて等化手段で使用するオーバーサンプリング数とサンプリングタイミングと等化窓幅とを決定する等化情報決定手段と、
    決定した前記オーバーサンプリング数及び前記等化窓幅に基づいてウェイト行列を算出するウェイト計算手段と、
    前記オーバーサンプリング数及び前記ウェイト行列に基づいて入力される受信信号を等化する等化手段と、
    を具備する受信装置。
  2. 前記等化情報決定手段は、前記パス遅延量の最も小さいパスから所定の閾値以上離れているパスが存在し、かつ、当該パスのいずれかの電力が所定の閾値より大きい時に、前記等化窓幅を広げ、かつ、前記オーバーサンプリング数を減少させる請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記等化情報決定手段は、前記チャネル推定値に基づいて各パスの電力を算出し、前記パス間の電力の分散値が所定の閾値より小さい時に、前記等化窓幅を広げ、かつ、前記オーバーサンプリング数を減少させる請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記等化情報決定手段は、前記パス遅延量に基づいて前記各サンプリングタイミングの上に存在するパス数を計算し、かつ、当該パス数が多い方の前記サンプリングタイミングを選択する請求項1から請求項3のいずれかに記載の受信装置。
  5. 前記等化情報決定手段は、前記各サンプリングタイミングの上に存在するパスの電力合計値を算出し、当該電力合計値が大きい方の前記サンプリングタイミングを選択する請求項1から請求項3のいずれかに記載の受信装置。
  6. 受信した既知信号よりマルチパスの各々のチャネル推定値及びパス遅延量を求めて当該チャネル推定値及び当該パス遅延量に基づいてマルチパス等化を行うためのウェイト行列を算出してチップレベルの等化を行う受信装置における受信方法であって、
    前記チャネル推定値及び前記パス遅延量に基づいて等化手段で使用するオーバーサンプリング数とサンプリングタイミングと等化窓幅とを決定する等化情報決定ステップと、
    決定した前記オーバーサンプリング数及び前記等化窓幅に基づいてウェイト行列を算出するウェイト計算ステップと、
    前記オーバーサンプリング数及び前記ウェイト行列に基づいて入力される受信信号を等化する等化ステップと、
    を具備する受信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009065507A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Nec Corp 受信機および受信方法
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