JP2007060136A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つのシフトレジスタを画素の蓄積電荷読み出し用走査と画素の蓄積電荷掃き捨て用走査に兼用し、チップ面積の縮小と動作歩留まりの向上を可能にした固体撮像装置を提供する。
【解決手段】2次元状に配列された複数の画素と、画素の蓄積電荷の読み出しを行うための信号を出力する水平および垂直走査回路とを備える。垂直走査回路10a〜10cの1走査段ごとに対応させて、画素の蓄積電荷読み出し用走査と前記画素の蓄積電荷掃き捨て用走査を選択する走査用途選択回路11を備え、走査用途選択回路は、1つの垂直走査回路から出力される信号を、蓄積電荷読み出し用信号または蓄積電荷掃き捨て用信号のいずれか一方として選択的に伝達する。
【選択図】図2

Description

本発明は、2次元状に配列された複数の画素と、画素の蓄積電荷の読み出しを行うための水平および垂直走査回路とを備えたXYアドレス型の固体撮像装置に関する。特に、1つの垂直走査回路を、画素の蓄積電荷読み出し用走査と画素の蓄積電荷掃き捨て用走査に兼用して、回路の小型化を可能にするための改良に関する。
固体撮像装置の中で、MOS型イメージセンサの回路については、図8や図14に示す様な構成が知られている。
図8において、画素部1に配列された各画素は、フォトダイオードPD、転送トランジスタTRa、リセットトランジスタTRb、増幅トランジスタTRc、および行選択トランジスタTRdから構成される。各画素部1に対して、電荷読み出しマルチプレクサ回路2、電子シャッターマルチプレクサ回路3、垂直ライン走査回路4、および電子シャッター走査回路5により制御パルスが供給され、各画素1のフォトダイオードPDが発生する電荷の読み出しを制御する。読み出された電荷は、ノイズキャンセラ回路6により処理された後、水平ライン走査回路7の動作に基づいて出力アンプ8に供給される。タイミング発生回路9は、ソース電源電圧信号SCEL、ロードゲート信号LGCEL、およびサンプルホールドパルスSHNCを生成し画素部1に供給するとともに、転送パルスTRAN、リセットパルスRESET、電子シャッター時の転送パルスETRAN、および電子シャッター時のリセットパルスERESET、および行選択信号VSELの生成タイミングを制御する。
垂直ライン走査回路4、電荷読み出しマルチプレクサ回路2などを介して、画素の蓄積電荷読み出し動作のために、リセットパルスRESETがリセットトランジスタTRbに、転送パルスTRANが転送トランジスタTRaに、行選択信号VSELが行選択トランジスタTRdに出力される。また、電子シャッター走査回路5、電子シャッターマルチプレクサ回路3などを介して、画素の蓄積電荷掃き捨て動作のために、電子シャッター時のリセットパルスERESETがリセットトランジスタTRbに、電子シャッター時の転送パルスETRANが転送トランジスタTRaに出力される。
図8の固体撮像装置の動作タイミングを図9に示す。時刻T0に、ロードゲート信号LGCELとして、所定の一定電圧を印加する。時刻T1に、行選択信号VSELとリセットパルスRESETをONし、フォトダイオードPDの電荷を掃き出す。時刻T2にリセットパルスRESETをOFFしたときに、画素信号の基準電位が出力され、画素信号VOのリセットレベルクランプが行なわれる。時刻T3に転送パルスTRANをONしてフォトダイオードPDの蓄積電荷を転送し、時刻T4でOFFしたときに、画素の蓄積電荷信号による電位が出力される。これらの電位の信号を、サンプルホールドパルスSHNCがONの期間(時刻T1〜T5)に、図8のノイズキャンセラ回路6に伝達する。
つぎに行選択信号VSELはOFFのままで、時刻T7に、電子シャッター時のリセットパルスERESETをONし、時刻T8にOFFし、時刻T9に転送パルスETRANをONし、時刻T10にOFFすることによって、画素の蓄積電荷信号を電源VDD(図8参照)に掃き捨てる。
このように、垂直ライン走査回路4と電荷読み出しマルチプレクサ回路2の組み合わせで、画素の蓄積電荷読み出し用の各信号を生成し、電子シャッター走査回路5と電子シャッターマルチプレクサ回路3の組み合わせで、画素の蓄積電荷掃き捨て用の各信号を生成している。
図8のMOS型イメージセンサの回路動作について、詳しく説明する。図10は、垂直ライン走査回路4あるいは電子シャッター走査回路5を構成するシフトレジスタの一例である。その動作タイミングを図11に示す。時刻T0に第2走査パルスV2をONし、時刻T1にOFFする。これにより図10の容量C01は、トランジスタTR01、TR02を介して、GND基準で電源VDDに充電される。時刻T2に第1走査パルスV1とシフトスタートパルスSTをONする。容量C01は昇圧されるため、シフトスタートパルスSTは、トランジスタTR1の閾値電圧による減衰の影響を受けることなく容量C02を充電する。時刻T3にシフトスタートパルスSTをOFFした後、容量C02が昇圧されるため、トランジスタTR2の閾値電圧による減衰の影響を受けることなく第1走査パルスV1がSIG1パルスとして出力される。時刻T4に第1走査パルスV1がOFFするまで、SIG1パルスは出力される。なお、時刻T3に容量C02が昇圧されるため、トランジスタTR3の閾値電圧による減衰の影響を受けることなく、次段の容量C03が電源VDDにより充電される。
時刻T5に第2走査パルスV2がONすると、トランジスタTR4の閾値電圧による減衰の影響を受けることなく、第2走査パルスV2がSIG2パルスとして出力される。SIG2パルスは初段のトランジスタTR04に供給され、容量C02の電荷が放電される。 以下、同様にしてシフトレジスタから、第1走査パルスV1および第2走査パルスV2に同期して、SIGパルスが順次出力されていく。
図12は、図8のMOS型イメージセンサ回路における、垂直ライン走査回路4および電子シャッター走査回路5を構成する各シフトレジスタ、電荷読み出しマルチプレクサ回路2、および電子シャッターマルチプレクサ回路3を示す。シフトレジスタについては、垂直ライン走査回路4の1段目〜3段目の垂直シフトレジスタ4a〜4c、および電子シャッター走査回路5の1段目〜3段目のシャッターシフトレジスタ5a〜5cが示されている。シフトレジスタの各段の出力は、トランジスタTR5を介して、電荷読み出しマルチプレクサ回路2、および電子シャッターマルチプレクサ回路3に供給される。
垂直シフトレジスタ4a〜4c等により順次出力されるSIG1〜SIG3パルス等が、電荷読み出しマルチプレクサ回路2に入力されることにより、リセットパルスRESET、転送パルスTRAN、および行選択信号VSELが生成されて画素へと伝達される。同様に、シャッターシフトレジスタ5a〜5c等により順次出力されるESIG1〜ESIG3パルス等が電子シャッターマルチプレクサ回路3に入力されることにより、リセットパルスERESETと転送パルスETRANが生成されて画素へと伝達される。
図12の回路の動作タイミングを、図13に示す。図13(a)は、シフトレジスタの動作タイミング、(b)は、マルチプレクサ回路の動作タイミングを示す。なお、(a)と(b)には同一の時刻符号が記されているが、同一の時刻を意味するわけではない。(b)に示されたSIG/ESIGのパルスの期間が、(a)における1個のSIG1/ESIG2パルスの期間に相当する。(a)において、VSTは、垂直シフトレジスタ4に入力される電荷読み出し用のシフトスタートパルス、SHTSTは、電子シャッター走査回路5に入力される電荷掃きだし用のスタートパルスである。(b)において、VDRVは、垂直ドライバパルスである。図13(a)に示すシフトレジスタの動作タイミングは、図11に示したものと同様であるので、説明は省略する。
マルチプレクサ回路の動作タイミングのうち、まず、垂直シフトレジスタ4a〜4cと電荷読み出しマルチプレクサ回路2の組み合わせの動作について説明する。時刻T0にSIG1パルスと垂直ドライバパルスVDRVがONし、容量C10、C11、C12にSIG1パルスの電位が充電される。時刻T1に垂直ドライバパルスVDRVがOFFした後、時刻T2にリセットパルスRESETと行選択信号VSELがONする。それにより、容量C10と容量C12は昇圧されるため、トランジスタTR10とトランジスタTR12の閾値電圧による減衰の影響を受けることなく、リセットパルスRESETと行選択信号VSELが画素部へと伝達される。時刻T3にリセットパルスRESETがOFFした後、画素の信号の基準電位が出力される。時刻T4に転送パルスTRANがONすると、トランジスタTR11の閾値電圧による減衰の影響をうけることなく、転送パルスTRANが画素部へと伝達される。時刻T5に転送パルスTRANがOFFした時点で、画素の蓄積電荷信号による電位が出力される。これら信号をサンプルホールドパルスSHNCがONの期間(時刻T2からT6)に、図8のノイズキャンセラ回路6に伝達する。これで、一行目に配置された画素の蓄積信号の読み出し動作が完了する。他の行についても同様である。
次に、シャッターシフトレジスタ5a〜5cと電子シャッターマルチプレクサ回路3の組み合わせの動作について説明する。時刻T0にESIG1パルスと垂直ドライバパルスVDRVがONし、容量C13、C14にESIG1パルスの電位が充電される。時刻T1に垂直ドライバパルスVDRVがOFFした後、時刻T8にリセットパルスERESETがONすると容量C13は昇圧される。それにより、トランジスタTR13の閾値電圧による減衰の影響を受けることなく、リセットパルスERESETが画素部へと伝達される。時刻T9にリセットパルスERESETがOFFした後、時刻T10に転送パルスETRANがONすると、トランジスタTR14の閾値電圧による減衰の影響をうけることなく、転送パルスETRANが画素部へと伝達される。これで、一行目に配置された画素の蓄積電荷信号の電源への掃き捨て動作は完了する。他の行についても同様である。
次に、従来のMOS型イメージセンサ回路の他の構成を、図14を参照して説明する。この回路は、画素部1aの各画素を構成するトランジスタが3個の場合であり、画素部1aのドレイン線に電源ではなく、共通電源電圧パルスVDDCELが供給される構成を有する。それにより、図8における行選択信号VSELを用いることなく、画素の蓄積電荷読み出しが可能になっている。図8と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して、説明の繰り返しを省略する。
図14のMOS型イメージセンサ回路の動作タイミングを図15に示す。時刻T0に、共通電源電圧パルスVDDCEL、ロードゲート信号LGCEL、およびリセットパルスRESETをONする。リセットパルスRESETをOFFした時刻T1に、画素信号の基準電位が出力される。時刻T2に転送パルスTRANをONし、時刻T3にOFFした時点で画素の蓄積電荷信号による電位が出力される。これらの電位の信号を、サンプルホールドパルスSHNCがONの期間に、図14のノイズキャンセラ回路6に伝達する。
つぎに時刻T4にロードゲート信号LGCELをOFFにするとともに、共通電源電圧パルスVDDCELをOFFにして、リセットパルスRESETを時刻T5、T6にON、OFFし、行選択を非選択状態にする。この後、ロードゲート信号LGCELはOFFのままで、電子シャッター時のリセットパルスERESETを時刻T7、T8にON、OFFし、時刻T9に転送パルスETRANをON、OFFすることによって、画素の蓄積電荷信号を掃き捨てる。
このように、垂直ライン走査回路4と電荷読み出しマルチプレクサ回路2aの組み合わせにより、画素の蓄積電荷読み出し用の各信号を生成し、電子シャッター走査回路5と電子シャッターマルチプレクサ回路3の組み合わせにより、画素の蓄積電荷掃き捨て用の各信号を生成している。
図16は、図14のMOS型イメージセンサ回路における、垂直ライン走査回路4および電子シャッター走査回路5を構成する各シフトレジスタ、電荷読み出しマルチプレクサ回路2a、および電子シャッターマルチプレクサ回路3を示す。図12に示したシフトレジスタおよびマルチプレクサ回路と同様の要素については同一の参照符号を付して、説明の繰り返しを省略する。
垂直シフトレジスタ4a〜4cから順次出力されるSIG1〜3パルス等とマルチプレクサ回路2aとの組み合わせにより、リセットパルスRESETと転送パルスTRANが画素へと伝達される。同様に、シャッターシフトレジスタ5a〜5cにより順次出力されるESIG1〜ESIG3パルス等と電子シャッターマルチプレクサ回路3との組み合わせにより、リセットパルスERESETと転送パルスETRANが画素へと伝達される。
図16の回路の動作タイミングを、図17に示す。図17(a)は、シフトレジスタの動作タイミング、(b)は、マルチプレクサ回路の動作タイミングを示す。図17(a)に示すシフトレジスタの動作タイミングは、図11に示したものと同様である。
マルチプレクサの動作タイミングのうち、まず、垂直シフトレジスタ4a〜4cと電荷読み出しマルチプレクサ回路2aの組み合わせの動作について説明する。時刻T0にSIG1パルスと垂直ドライバパルスVDRVがONし、容量C20、C21にSIG1パルスの電位が充電される。時刻T1に垂直ドライバパルスVDRVがOFFした後、時刻T2にリセットパルスRESETと共通電源電圧パルスVDDCELがONすると、容量C20は昇圧される。それにより、トランジスタTR20の閾値電圧による減衰の影響を受けることなく、リセットパルスRESETが画素部へと伝達される。時刻T3にリセットパルスRESETがOFFした後、画素の信号の基準電位が出力される。時刻T4に転送パルスTRANをONすると、容量C21は昇圧されるため、トランジスタTR21の閾値電圧による減衰の影響をうけることなく、転送パルスTRANが画素部へと伝達される。時刻T5に転送パルスTRANがOFFした時点で、画素の蓄積電荷信号による電位が出力される。これらの電位の信号を、サンプルホールドパルスSHNCがONの期間(時刻T2からT6)に、図14のノイズキャンセラ回路6に伝達する。時刻T7に共通電源電圧パルスVDDCELがOFF状態のときにリセットパルスRESETをON、OFFすることで、当該行の選択動作を終了する。これで第一行に配置された画素の蓄積信号の読み出し動作は完了する。他の行についても同様である。
次にシャッターシフトレジスタ5a〜5cと電子シャッターマルチプレクサ回路3の組み合わせの動作について説明する。時刻T0にESIG1パルスと垂直ドライバパルスVDRVがONし、容量C22、C23にESIG1パルスの電位が充電される。時刻T1に垂直ドライバパルスVDRVがOFFした後、時刻T10にリセットパルスERESETがONすると、容量C22は昇圧される。それにより、トランジスタTR22の閾値電圧による減衰の影響を受けることなく、リセットパルスERESETが画素部へと伝達される。時刻T10にリセットパルスERESETがOFFした後、時刻T11に転送パルスETRANをONすると、トランジスタTR23の閾値電圧による減衰の影響をうけることなく、転送パルスETRANが画素部へと伝達される。時刻T14に共通電源電圧パルスVDDCELがOFF状態のときにリセットパルスERESETをON、OFFすることで、当該行の選択動作を終了する。これで第一行に配置された画素の蓄積電荷信号の電源への掃き捨て動作は完了する。他の行についても同様である。
特開2003−46864号公報、図5
従来の固体撮像装置は、上記のいずれの回路構成の場合においても、画素の蓄積電荷を読み出すための垂直シフトレジスタと、蓄積電荷を掃き捨てるためのシャッターシフトレジスタの2つのシフトレジスタが必要であり、大きな回路面積を必要とし、シフトレジスタの動作不良による歩留まりの低下の原因にもなっていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、1つのシフトレジスタを、蓄積電荷読み出し用走査と蓄積電荷掃き捨て用走査に兼用し、チップ面積の縮小と動作歩留まりの向上を可能にした固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明に係る固体撮像装置は、2次元状に配列された複数の画素と、前記画素の蓄積電荷の読み出しを行うための信号を出力する水平および垂直走査回路とを備えたXYアドレス型であって、前記垂直走査回路の1走査段ごとに対応させて、前記画素の蓄積電荷読み出し用走査と前記画素の蓄積電荷掃き捨て用走査を選択する走査用途選択回路を備え、前記走査用途選択回路は、1つの前記垂直走査回路から出力される信号を、蓄積電荷読み出し用信号または蓄積電荷掃き捨て用信号のいずれか一方として選択的に伝達するように構成される。
本発明によれば、走査用途選択回路の選択動作により、1つの垂直走査回路を、蓄積電荷読み出し用走査と蓄積電荷掃き捨て用走査に兼用することが可能となり、チップ面積の縮小と、動作歩留まりの向上を図ることができる。
本発明の固体撮像装置において、前記走査用途選択回路は、前記垂直走査回路の走査開始信号が入力されることによりその動作を開始する構成とすることが好ましい。それにより、制御用パルスを新規に設けることなく走査用途選択回路を構成することができる。
また、前記走査用途選択回路は、当該走査段の1走査段前により出力される前記蓄積電荷読み出し用信号または前記蓄積電荷掃き捨て用信号を起動パルスとして、順次走査される構成とすることが好ましい。それにより、制御用パルスを新規に設けることなく走査用途選択回路を構成することができる。
また、前記走査用途選択回路は、当該走査段の1走査段後により出力される前記蓄積電荷読み出し用信号または前記蓄積電荷掃き捨て用信号を停止パルスとして、順次走査される構成とすることが好ましい。それにより、制御用パルスを新規に設けることなく走査用途選択回路を構成することができる。
また好ましくは、前記垂直走査回路の2段目以降の走査段に対応する前記走査用途選択回路は、前記蓄積電荷読み出し用信号および前記蓄積電荷掃き捨て用信号を減衰させないためのブートストラップ回路を内蔵し、当該走査段の1走査段前にある前記蓄積電荷読み出し用信号または前記蓄積電荷掃き捨て用信号を前記ブートストラップ回路の入力信号とする。それにより、画素部への入力信号電圧を減衰させずに伝達することができる。
また好ましくは、前記垂直走査回路の初段の走査段に対応する前記走査用途選択回路にも前記ブートストラップ回路を内蔵し、ブートストラップ用入力信号として、前記蓄積電荷読み出し用信号または前記蓄積電荷掃き捨て用信号とは異なる信号が別途供給される構成とする。それにより、走査回路の初段における若干の電圧降下の発生を抑制でき、画素部への入力信号電圧を減衰させずに伝達することができる。
前記走査用途選択回路から出力された前記蓄積電荷読み出し用信号は、第一のマルチプレクサに入力され、前記蓄積電荷掃き捨て用信号は、第二のマルチプレクサに入力される構成とすることができる。それにより、1つの垂直走査回路で電子シャッター動作を行うことができる。
この構成において、前記2次元状に配列された複数の画素は、各々の画素が、転送トランジスタ、リセットトランジスタ、増幅トランジスタ、および行選択トランジスタからなる4個のトランジスタを含んで構成され、各画素の蓄積電荷読み出しを行うために、リセット信号、転送信号および行選択信号の3つの信号を前記第一のマルチプレクサ回路から出力し、各画素の蓄積電荷掃き捨てを行うために、リセット信号および転送信号を前記第二のマルチプレクサ回路から出力する構成とすることができる。それにより、4個のトランジスタで構成された画素でも、垂直走査回路を1つ設けるだけで電子シャッター動作を行うことができる。
また、前記2次元状に配列された複数の画素は、各々の画素が、転送トランジスタ、リセットトランジスタ、および増幅トランジスタからなる3個のトランジスタを含んで構成され、各画素の蓄積電荷読み出しを行うために、リセット信号および転送信号の2つの信号を前記第一のマルチプレクサ回路から出力し、各画素の蓄積電荷掃き捨てを行うために、リセット信号および転送信号を前記第二のマルチプレクサ回路から出力する構成としてもよい。それにより、3個のトランジスタで構成された画素でも、垂直走査回路を1つ設けるだけで電子シャッター動作を行うことができる。
また、すべての回路がN型MOSトランジスタとN型MOS容量で構成されている構成とすることができる。それにより製造工程の短縮化がなされ、コストを低減することができる。
以上のいずれかの構成の固体撮像装置を備えたカメラ、あるいは、撮像システムを構成することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながらより具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるMOS型イメージセンサ回路を示すブロック図である。この回路は、基本的な構成は図8に示した従来例の回路と同様であり、図8の回路との相違点は、垂直ライン走査回路4、および電子シャッター走査回路5を統合して、シャッター兼用垂直ライン走査回路10が設けられていることである。すなわち、本実施の形態は、1つのシフトレジスタを、画素の蓄積電荷読み出し用走査と、画素の蓄積電荷掃き捨て用走査に兼用する構成としたことが特徴である。それにより、チップ面積を縮小し、2つのシフトレジスタを搭載した場合の動作歩留まりの低下を抑止することができる。他の構成は、図8に示した回路と同様であり、共通の要素には同一の参照番号を付して、説明の繰り返しを省略する。この回路の全体的な動作タイミングは、図9に示したタイミングと同様であり、図示および説明の繰り返しを省略する。
図1のMOS型イメージセンサ回路を構成するシャッター兼用垂直ライン走査回路10、電荷読み出しマルチプレクサ回路2、および電子シャッターマルチプレクサ回路3を含む具体的な構成を図2に示す。
図2には、シャッター兼用垂直ライン走査回路10を構成する1段目〜3段目の垂直シフトレジスタ10a〜10cが示される。各段の垂直シフトレジスタ10a〜10cの出力信号は、走査用途選択回路11およびトランジスタTR5を介して、電荷読み出しマルチプレクサ回路2、および電子シャッターマルチプレクサ回路3に供給される。走査用途選択回路11は、1つのシフトレジスタを、画素の蓄積電荷読み出し用走査と画素の蓄積電荷掃き捨て用走査に兼用できるように構成されている。垂直シフトレジスタ10a〜10cとしては、図10に示した従来例の回路と同様の構成を用いることができる。電荷読み出しマルチプレクサ回路2、および電子シャッターマルチプレクサ回路3は、図12に示した従来例と同様の構成である。
走査用途選択回路11は、各段の垂直シフトレジスタ10a〜10cに対応して、選択動作を行うための、画素の蓄積電荷読み出し時に動作するトランジスタTR51、TR53、TR57、および蓄積電荷掃き出し時に動作するトランジスタTR52、TR55、TR59等により構成されている。また、2段目以降の垂直シフトレジスタ10b〜10cに対応する走査用途選択回路11の各段には、ブートストラップ容量C2、C3、C4、C5等が設けられている。
次に図3を参照して、図2の回路の動作タイミングについて説明する。図3(a)は、垂直シフトレジスタ10a〜10cの動作タイミング、図3(b)は、電荷読み出しマルチプレクサ回路2および電子シャッターマルチプレクサ回路3の動作タイミングを示す。なお、(a)と(b)には同一の時刻符号が記されているが、同一の時刻を意味するわけではない。(b)に示されたSIG/ESIGパルスの期間が、(a)に示された1個のSIG/ESIGパルスの期間に相当する。
まず、画素の蓄積電荷読み出し時における垂直シフトレジスタ10a〜10cおよび走査用途選択回路11の動作について、図3(a)を参照して説明する。時刻T0に画素の蓄積電荷読み出しスタートパルスVSTと第1走査パルスV1をONにすると、スタートパルスVSTが入力された1段目の垂直シフトレジスタ10aからVSR1パルスが、走査用途選択回路11の1段目に出力される。同時に、スタートパルスVSTを、走査用途選択回路11の1段目のトランジスタTR51に供給するため、VSR1パルスは、トランジスタTR51の閾値分減衰してSIG1パルスとして、電荷読み出しマルチプレクサ回路2に伝達される。このSIG1パルスは、走査用途選択回路11の2段目のブートストラップ容量C2の電極N−S2にも入力されて、ブートストラップ容量C2の充電を開始する。
時刻T1にスタートパルスVSTをOFFし、時刻T2に第1走査パルスV1をOFFし、時刻T3に第2走査パルスV2をONにすると、2段目の垂直シフトレジスタ10bから、VSR2パルスが走査用途選択回路11の2段目に入力される。この時ブートストラップ容量C2の電極N−S2は充電されているため、トランジスタTR53がONし、さらにブートストラップ容量C2の電極N−S2は昇圧されて、トランジスタTR53の閾値の影響を受けることなく、VSR2パルスはSIG2パルスとして電荷読み出しマルチプレクサ回路2に伝達される。このSIG2パルスは、走査用途選択回路11の3段目のブートストラップ容量C4の電極N−S3にも入力されて、ブートストラップ容量C4の充電を開始する。
時刻T4に第2走査パルスV2をOFFし、時刻T5に第1走査パルスV1をONにすると、3段目の垂直シフトレジスタ10cからVSR3パルスが走査用途選択回路11の3段目に入力される。この時ブートストラップ容量C4の電極N−S3は充電されているため、トランジスタTR57がONし、さらにブートストラップ容量C4の電極N−S3は昇圧されて、トランジスタTR57の閾値の影響をうけることなく、VSR3パルスはSIG3パルスとして電荷読み出しマルチプレクサ回路2に伝達される。このときSIG3パルスを走査用途選択回路11の2段目のトランジスタTR54に入力することで、走査用途選択回路11の2段目内のブートストラップ容量C2の電極N−S2の電位が、GNDにリセットされる。
以降、同様の動作を繰り返すことで、各VSRパルスは減衰することなく、走査に伴い順次SIGパルスとして電荷読み出しマルチプレクサ回路2に伝達される。
画素の蓄積電荷掃き出し時における、垂直シフトレジスタ10a〜10cおよび走査用途選択回路11の動作も同様である。図3(a)において、時刻T0に画素の蓄積電荷掃きだしスタートパルスSHTSTと第1走査パルスV1をONにすることから始まり、スタートパルスSHTSTが入力された1段目の垂直シフトレジスタ10aから、VSR1パルスが走査用途選択回路11の1段目に入力される。同時に、スタートパルスSHTSTを、走査用途選択回路11の1段目のトランジスタTR52に供給するので、VSR1パルスは、トランジスタTR52の閾値分減衰してESIG1パルスとして、電子シャッターマルチプレクサ回路3に伝達される。このESIG1パルスは、走査用途選択回路11の2段目のブートストラップ容量C3の電極N−ES2にも入力されて、ブートストラップ容量C3の充電を開始する。
時刻T1にスタートパルスSHTSTをOFFし、時刻T2に第1走査パルスV1をOFFし、時刻T3に第2走査パルスV2をONにすると、2段目の垂直シフトレジスタ10bから、VSR2パルスが走査用途選択回路11の2段目に入力される。この時ブートストラップ容量C3の電極N−ES2は充電されているため、トランジスタTR55がONし、さらにブートストラップ容量C3の電極N−ES2は昇圧されて、トランジスタTR55の閾値の影響をうけることなく、VSR2パルスはESIG2パルスとして電子シャッターマルチプレクサ回路3に伝達される。このESIG2パルスは、走査用途選択回路11の3段目のブートストラップ容量C5の電極N−ES3にも入力されて、ブートストラップ容量C5の充電を開始する。
時刻T4に第2走査パルスV2をOFFし、時刻T5に第1走査パルスV1をONにすると、3段目の垂直シフトレジスタ10cからVSR3パルスが走査用途選択回路11の3段目に入力される。この時ブートストラップ容量C5の電極N−ES3は充電されているため、トランジスタTR59がONし、さらにブートストラップ容量C5の電極N−ES3は昇圧されて、トランジスタTR59の閾値の影響をうけることなく、VSR3パルスはESIG3パルスとして電子シャッターマルチプレクサ回路3に伝達される。このときESIG3パルスを走査用途選択回路11の2段目のトランジスタTR56に入力することで、走査用途選択回路11の2段目内のブートストラップ容量C3の電極N−ES2の電位が、GNDにリセットされる。
以降、同様の動作を繰り返すことで、各VSRパルスは減衰することなく、走査に伴い順次ESIGパルスとして電子シャッターマルチプレクサ回路3に伝達される。
以上のとおり、走査用途選択回路11により、垂直シフトレジスタ10a〜10cの出力パルスを、蓄積電荷読み出し用信号の生成に供給するか、または蓄積電荷掃き捨て用信号の生成に供給するかを選択して、電荷読み出しマルチプレクサ回路2または電子シャッターマルチプレクサ回路3に伝達する。
図3(b)に示した電荷読み出しマルチプレクサ回路2および電子シャッターマルチプレクサ回路3の動作は、図13を参照して説明した図12の回路の動作と同様であるため、説明を省略する。
本実施の形態によれば、簡単な走査用途選択回路11を設けることにより、1つのシャッター兼用垂直ライン走査回路10を、垂直ライン走査と、電子シャッター走査に兼用することができ、チップ面積を縮小し、2つのシフトレジスタ搭載による動作歩留まりの低下を抑止することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2におけるMOS型イメージセンサ回路は、図1と同様の全体の構成を有し、図2に示した実施の形態1の回路とは、走査用途選択回路11の構成が相違する。図4に、本実施の形態における走査用途選択回路12、電荷読み出しマルチプレクサ回路2、および電子シャッターマルチプレクサ回路3を含む具体的な構成を示す。
本実施の形態の走査用途選択回路12は、実施の形態1における走査用途選択回路11において、1段目へ入力されたVSR1パルスがトランジスタTR51の閾値分減衰してSIG1として出現するという点を改善したものである。走査用途選択回路12は、図2に示した走査用途選択回路11と同様の基本的な構成を有するが、1段目の構成が相違する。すなわち、1段目にブートストラップ容量C0、C1を設け、ブートストラップ用スタートパルスPREVST、PRESHTSTを入力して昇圧回路を形成することにより、SIG1、ESIG1として出現する電圧の減衰が抑制されている。
図5を参照して動作タイミングを説明する。まず、画素の蓄積電荷読み出し時におけるシャッター兼用垂直ライン走査回路10および走査用途選択回路12の動作について説明する。時刻T0にブートストラップ用スタートパルスPREVSTをONし、時刻T1にPREVSTをOFFする。パルスPREVSTは、走査用途選択回路12の1段目のブートストラップ容量C0の電極N−S1に供給され、容量C0の充電を開始する。時刻T3に蓄積電荷読み出しスタートパルスVSTと第1走査パルスV1をONにすると、1段目の垂直シフトレジスタ10aからVSR1パルスが走査用途選択回路12の1段目に入力される。この時ブートストラップ容量C0の電極N−S1は充電されているため、トランジスタTR51がONし、さらに時ブートストラップ容量C0の電極N−S1は昇圧されて、トランジスタTR51の閾値の影響をうけることなく、VSR1パルスはSIG1として出現する。このSIG1は、走査用途選択回路12の2段目のブートストラップ容量C2の電極N−S2にも入力されて、容量C2の充電を開始する。
時刻T3にスタートパルスVSTを、時刻T4に第1走査パルスV1をOFFする。時刻T5に第2走査パルスV2をONにすると、2段目の垂直シフトレジスタ10bからVSR2パルスが走査用途選択回路12の2段目に入力される。この時ブートストラップ容量C2の電極N−S2は充電されているため、トランジスタTR53がONし、さらにブートストラップ容量C2の電極N−S2は昇圧されて、トランジスタTR53の閾値の影響をうけることなく、VSR2パルスはSIG2として出現する。
時刻T7に第1走査パルスV1をONにすると、3段目の垂直シフトレジスタ10cからVSR3パルスが走査用途選択回路12の3段目に入力される。この時ブートストラップ容量C4の電極N−S3は充電されているため、トランジスタTR57がONし、さらにブートストラップ容量C4の電極N−S3は昇圧されて、トランジスタTR57の閾値の影響をうけることなく、VSR3パルスはSIG3として出現する。このときSIG3を走査用途選択回路12の2段目のトランジスタTR54に入力することで、走査用途選択回路12の2段目のブートストラップ容量C2の電極N−S2の電位をGNDにリセットする。
以降、同じ動作を繰り返すことで、VSRパルスは減衰することなく、SIGパルスとしてに順次走査されながら出現する。
画素の蓄積電荷掃き出し時における走査用途選択回路12の動作も同様である。すなわち、図5において、時刻T0にPRESHTSTをONし、時刻T1にPRESHTSTをOFFすることにより、走査用途選択回路12の1段目のブートストラップ容量C1の電極N−ES1を通じて、容量C1の充電を開始する。時刻T2に画素の蓄積電荷掃きだしスタートパルスSHTSTと第1走査パルスV1をONにすると、1段目の垂直シフトレジスタ10aからVSR1パルスが、走査用途選択回路12の1段目に入力される。この時ブートストラップ容量C1の電極N−ES1は充電されているため、トランジスタTR52がONし、さらにブートストラップ容量C1の電極N−ES1は昇圧されて、トランジスタTR51の閾値の影響をうけることなく、VSR1パルスはESIG1として出現する。以降、同様にVSRパルスは減衰することなく、ESIGに順次走査されながら出現する。
以上のとおり、走査用途選択回路12により、垂直シフトレジスタ10a〜10cの出力パルスを、蓄積電荷読み出し用信号の生成に供給するか、または蓄積電荷掃き捨て用信号の生成に供給するかを選択して、電荷読み出しマルチプレクサ回路2または電子シャッターマルチプレクサ回路3に伝達する。
電荷読み出しマルチプレクサ回路2および電子シャッターマルチプレクサ回路3の動作は、実施の形態1と同様であり、図示および説明を省略する。
本実施の形態によれば、簡単な走査用途選択回路12を設けることにより、1つのシャッター兼用垂直ライン走査回路10を、垂直ライン走査と電子シャッター走査に兼用することができ、チップ面積を縮小し、2つのシフトレジスタ搭載による動作歩留まりの低下を抑止することができる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3におけるMOS型イメージセンサ回路を示すブロック図である。この回路は、図14に示した従来例、すなわち行選択信号VSELを用いない場合の構成に対して、図4に示した実施の形態2と同様の構成を適用したものである。従って、図14の構成における垂直ライン走査回路4、および電子シャッター走査回路5に代えて、シャッター兼用垂直ライン走査回路10が設けられ、さらに、走査用途選択回路12が設けられている。他の基本的な構成は、図14に示した回路と同様であり、図15に示したような動作タイミングで駆動されるので、図示および説明の繰り返しを省略する。
図6のMOS型イメージセンサ回路を構成するシャッター兼用垂直ライン走査回路10、電荷読み出しマルチプレクサ回路2a、および電子シャッターマルチプレクサ回路3を含む具体的な構成を図7に示す。走査用途選択回路12により、1つの垂直シフトレジスタ10a〜10cを、蓄積電荷読み出し用走査と蓄積電荷掃き捨て用走査に兼用するように構成されている。図4に示した構成とは、電荷読み出しマルチプレクサ回路2aの構成が相違し、電荷読み出しマルチプレクサ回路2aは、図16に示した構成に対応する。
図7の回路のシフトレジスタ動作のタイミングは、図5を参照して説明した実施の形態2の図4の回路の場合と同様であり、説明の繰り返しを省略する。また、電荷読み出しマルチプレクサ回路2aおよび電子シャッターマルチプレクサ回路3の動作は、図17を参照して説明した図16の回路の動作と同様であり、説明の繰り返しを省略する。
以上のとおり、簡単な走査用途選択回路12を設けることにより、1つのシャッター兼用垂直ライン走査回路10を、垂直ライン走査と電子シャッター走査に兼用することができ、チップ面積を縮小し、2つのシフトレジスタ搭載による動作歩留まりの低下を抑止することができる。
本発明によれば、1つのシフトレジスタを、画素の蓄積電荷読み出し用走査と蓄積電荷掃き捨て用走査に兼用でき、チップ面積の縮小および動作歩留まりの向上が可能となるので、カメラ、撮像システム等に有用である。
本発明の実施の形態1におけるMOS型イメージセンサ回路を示すブロック図 同MOS型イメージセンサ回路を構成するシフトレジスタとマルチプレクサ回路の具体的な構成を示す回路図 同シフトレジスタとマルチプレクサ回路の動作タイミングを示す図 同MOS型イメージセンサ回路を構成するシフトレジスタとマルチプレクサ回路の具体的な構成を示す回路図 同シフトレジスタとマルチプレクサ回路の動作タイミングを示す図 本発明の実施の形態2におけるMOS型イメージセンサ回路を示すブロック図 本発明の実施の形態3におけるMOS型イメージセンサ回路を構成するシフトレジスタとマルチプレクサ回路の具体的な構成を示す回路図 従来例のMOS型イメージセンサ回路を示すブロック回路図 同MOS型イメージセンサ回路の動作タイミングを示す図 同MOS型イメージセンサを構成するシフトレジスタの具体的な構成を示す回路図 同シフトレジスタの動作タイミングを示す図 同MOS型イメージセンサ回路を構成するシフトレジスタとマルチプレクサ回路の具体的な構成を示す回路図 同シフトレジスタとマルチプレクサ回路の動作タイミングを示す図 他の従来例のMOS型イメージセンサ回路を示すブロック回路図 同MOS型イメージセンサ回路の動作タイミングを示す図 同MOS型イメージセンサ回路を構成するシフトレジスタとマルチプレクサ回路の具体的な構成を示す回路図 同シフトレジスタとマルチプレクサ回路の動作タイミングを示す図
符号の説明
1、1a 画素部
2、2a 電荷読み出しマルチプレクサ回路
3 電子シャッターマルチプレクサ回路
4 垂直ライン走査回路
4a、4b、4c 垂直シフトレジスタ
5 電子シャッター走査回路
5a、5b、5c シャッターシフトレジスタ
6 ノイズキャンセラ回路
7 水平ライン走査回路
8 出力アンプ
9 タイミング発生回路
10 シャッター兼用垂直ライン走査回路
10a、10b、10c 垂直シフトレジスタ
11、12 走査用途選択回路
PD フォトダイオード
TRa 転送トランジスタ
TRb リセットトランジスタ
TRc 増幅トランジスタ
TRd 行選択トランジスタ
TR トランジスタ
C 容量
VSR シフトレジスタ出力信号
SIG 画素蓄積信号読み出し用信号
ESIG 画素蓄積信号掃き出し用信号
N−S、N−ES ブートストラップ容量正電極
VST スタートパルス(画素蓄積電荷読み出し用)
SHTST スタートパルス(画素蓄積電荷掃きだし用)
PREVST スタートパルス(画素蓄積電荷読み出し用信号ブートストラップ用)
PRESHTST スタートパルス(画素蓄積電荷掃きだし用信号ブートストラップ用)
V1 第1走査パルス
V2 第2走査パルス
VDD 電源電圧
VDDCELL 画素部共通電源線
LGCEL ロードゲートパルス(全画素共通)
TRAN 転送パルス(画素蓄積電荷読み出し用)
RESET リセットパルス(画素蓄積電荷読み出し用)
ETRAN 転送パルス(画素蓄積電荷掃きだし用)
ERESET リセットパルス(画素蓄積電荷掃きだし用)
SHNC サンプルホールドパルス
VO 画素信号出力

Claims (12)

  1. 2次元状に配列された複数の画素と、前記画素の蓄積電荷の読み出しを行うための信号を出力する水平および垂直走査回路とを備えたXYアドレス型の固体撮像装置において、
    前記垂直走査回路の1走査段ごとに対応させて、前記画素の蓄積電荷読み出し用走査と前記画素の蓄積電荷掃き捨て用走査を選択する走査用途選択回路を備え、
    前記走査用途選択回路は、1つの前記垂直走査回路から出力される信号を、蓄積電荷読み出し用信号または蓄積電荷掃き捨て用信号のいずれか一方として選択的に伝達するように構成されたことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記走査用途選択回路は、前記垂直走査回路の走査開始信号が入力されることによりその動作を開始する請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記走査用途選択回路は、当該走査段の1走査段前により出力される前記蓄積電荷読み出し用信号または前記蓄積電荷掃き捨て用信号を起動パルスとして、順次走査される請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記走査用途選択回路は、当該走査段の1走査段後により出力される前記蓄積電荷読み出し用信号または前記蓄積電荷掃き捨て用信号を停止パルスとして、順次走査される請求項1に記載の固体撮像装置。
  5. 前記垂直走査回路の2段目以降の走査段に対応する前記走査用途選択回路は、前記蓄積電荷読み出し用信号および前記蓄積電荷掃き捨て用信号を減衰させないためのブートストラップ回路を内蔵し、当該走査段の1走査段前にある前記蓄積電荷読み出し用信号または前記蓄積電荷掃き捨て用信号を前記ブートストラップ回路の入力信号とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  6. 前記垂直走査回路の初段の走査段に対応する前記走査用途選択回路にも前記ブートストラップ回路を内蔵し、ブートストラップ用入力信号として、前記蓄積電荷読み出し用信号または前記蓄積電荷掃き捨て用信号とは異なる信号が別途供給される請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記走査用途選択回路から出力された前記蓄積電荷読み出し用信号は、第一のマルチプレクサに入力され、前記蓄積電荷掃き捨て用信号は、第二のマルチプレクサに入力される請求項1に記載の固体撮像装置。
  8. 前記2次元状に配列された複数の画素は、各々の画素が、転送トランジスタ、リセットトランジスタ、増幅トランジスタ、および行選択トランジスタからなる4個のトランジスタを含んで構成され、
    各画素の蓄積電荷読み出しを行うために、リセット信号、転送信号および行選択信号の3つの信号を前記第一のマルチプレクサ回路から出力し、
    各画素の蓄積電荷掃き捨てを行うために、リセット信号および転送信号を前記第二のマルチプレクサ回路から出力する請求項7に記載の固体撮像装置。
  9. 前記2次元状に配列された複数の画素は、各々の画素が、転送トランジスタ、リセットトランジスタ、および増幅トランジスタからなる3個のトランジスタを含んで構成され、
    各画素の蓄積電荷読み出しを行うために、リセット信号および転送信号の2つの信号を前記第一のマルチプレクサ回路から出力し、
    各画素の蓄積電荷掃き捨てを行うために、リセット信号および転送信号を前記第二のマルチプレクサ回路から出力する請求項7に記載の固体撮像装置。
  10. すべての回路がN型MOSトランジスタとN型MOS容量で構成されている請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の固体撮像装置を備えて構成されたカメラ。
  12. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の固体撮像装置を備えて構成された撮像システム。
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