JP2007044347A - 血圧計 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数ユーザで使用する際に測定値の混在を防ぎ、かつ測定されたデータがすべて記憶される血圧計を提案する。
【解決手段】 血圧計1は、被測定者であるユーザを指定するためのユーザ指定スイッチ11を備える。ユーザ指定スイッチ11は電源スイッチを兼ね、血圧測定を行なう最初に押されることで、血圧計1が起動する。また、ユーザ指定スイッチ11を押す前に血圧測定動作をさせるための測定開始/停止スイッチ12や、記録されている過去の測定値を表示させるための記録呼出しスイッチ14を押しても、血圧計1は動作しない。
【選択図】 図1
【解決手段】 血圧計1は、被測定者であるユーザを指定するためのユーザ指定スイッチ11を備える。ユーザ指定スイッチ11は電源スイッチを兼ね、血圧測定を行なう最初に押されることで、血圧計1が起動する。また、ユーザ指定スイッチ11を押す前に血圧測定動作をさせるための測定開始/停止スイッチ12や、記録されている過去の測定値を表示させるための記録呼出しスイッチ14を押しても、血圧計1は動作しない。
【選択図】 図1
Description
この発明は血圧計に関し、特に、複数のユーザで用いる血圧計に関する。
近年、高血圧を要因とする生活習慣病は一般的となっている。このような生活習慣病を予防・克服するための健康管理の指標の1つとして、血圧値が用いられることが多い。そのため、血圧管理は重要なファクタである。
血圧測定は、病院でなされることもあるが、昨今では、家庭においてなされることもある。そのような場合、家庭に一台の血圧計を備えて、複数のユーザ(家族)でこれを共有して血圧測定を行なうことが有り得る。
一台の血圧計で複数ユーザの血圧測定記録値を管理する際、記録値が混在しないようにすることは必須である。そのための血圧値管理方法および血圧計としては、次に示すようなものがある。
(1)測定値を個人保有の磁気カードに記録する。血圧計は磁気カードから記録値を読出し、トレンドグラフを表示する(特許文献1)。
(2)血圧測定後、測定値の記録の有無を選択。記録する場合は記録領域(たとえば2人×14回)をそれぞれ選択する(特許文献2)。
特開平05−137698号公報
登録実用新案第3020497号公報
A&D Co.,LTD.、"Digital Blood Pressure Monitor Model UA-774"、[online]、[平成17年7月26日検索]、インターネット<http://www.aandd.co.jp/eadhome/html/products/medical/consumer/ua774.html>
しかしながら、上記構成(1)のような従来の構成にあっては、測定結果を含む個人データを記録するための磁気カード等が必要となり、血圧計の価格が一般の家庭向けのものに比べて高いものになる。
また、上記構成(2)のような、血圧測定後に記録の有無、記憶領域の選択を行なえるようにすると、ユーザは都合のよいデータのみを記録することになり、正確な血圧管理が行なえなくなってしまう、また、測定値を必ず記録する構成にしても記憶領域の選択をあいまいにしておくと測定値の混在を引起こすといった問題が生じる。
本発明は、このような問題に着目してなされたもので、複数ユーザで使用する際に測定値の混在を防ぎ、かつ測定されたデータがすべて記憶される血圧計を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、血圧計は、被測定者に対応した記憶領域を選択するための第1操作手段と、当該血圧計を動作させる操作を行なうための第2操作手段と、第1操作手段において選択がなされるまで、第2操作手段での操作を禁止する制御手段とを備える。
また、血圧計は、被測定者の血圧を測定し、測定結果をその被測定者に対応した記憶領域に格納する測定手段をさらに備え、第2操作手段は、測定手段を動作させる操作を行なうための操作手段を含むことが好ましい。
図1において、第1操作手段は、被測定者を選択するためのユーザ指定スイッチ11で表わされる。第2操作手段は、測定開始/停止スイッチ12や記録呼出スイッチ14等の、血圧計を動作させるその他のスイッチで表わされ、少なくとも、第2操作手段には、血圧計において測定動作をさせるための測定開始/停止スイッチ12が含まれることが好ましい。
血圧計の機能の具体例は図5のブロック図に示され、上記制御手段は、図5において判定処理部102で表わされる。第1操作手段での選択結果は図5においてモード記憶部103で表わされる記憶領域に記憶される。判定処理部102は、かかる記憶領域を参照することで、ユーザ指定スイッチ11での被測定者の選択が行なわれないうちに他のスイッチ操作が行なわれたことが判定されると、血圧計の各部に制御信号を出力するための制御信号出力部104への指示信号を出力しない。すなわち、上記制御手段は、かかる記憶領域を参照することで、第1操作手段において選択がなされるまで、第2操作手段での操作を禁止する。
血圧計における処理の具体例は図6のフローチャートに示される。図6を参照して、処理の始めにユーザ指定スイッチ11である第1操作手段が操作されずに他のスイッチが操作された場合には(ステップS101でNO)、他のスイッチである第2操作手段での操作による動作が行なわれないことによって、第1操作手段で選択がなされるまで、第2操作手段での操作が禁止される。
上記血圧計がこのような構成のため、ユーザは使用前に必ず記憶領域の選択を行なうことになり、測定後にかかる記憶領域に必ず測定結果が記録される。また、被測定者であるユーザに対応した記憶領域が指定されるので、複数のユーザの測定記録値が混在することがない。
なお、第1操作手段は、当該血圧計を起動させるための操作手段を兼ねることが好ましい。すなわち、図1に示されるように、第1操作手段であるユーザ指定スイッチ11は、「電源スイッチ」を兼ね、そのように表記されていることが好ましい。
ここで、「電源スイッチ」とは以降の操作が可能なように血圧計を起動させるスイッチを指す。
また、血圧計は、測定結果を表示する表示手段をさらに備え、第1操作手段での操作で、少なくとも表示手段での表示が開始されることが好ましい。
すなわち、第1操作手段は当該血圧計を起動させるための操作手段を兼ね、当該血圧計の起動としては、以降の操作が可能なように、少なくとも表示手段(図1において表示器4で表わされる)の表示を開始する処理を実行される。また、血圧計本体へ電源が投入されてから「電源スイッチ」が押されるまでの間、CPUが低電力状態で機能している場合には、当該血圧計の起動としては、CPUの動作状態を低電力状態から通常電力状態に移行してもよい。さらに、「電源スイッチ」が押されることで、測定動作が可能なように各回路が初期化され、大気圧を測定する等の測定準備が開始されてもよい。
このような構成のため、ユーザは、測定操作を行なう前に必然的に記憶領域を指定する操作を行なうことになる。また、記憶領域が設定された後に初期化処理が実行されるために、初期化処理が無駄になることがなく、血圧計1での処理を効率化できる。
また、制御手段は、第1操作手段によって記憶領域が選択された後、被測定者に対する一連の当該血圧計の動作が終了するまでの間に、第1操作手段が操作された場合、当該血圧計の動作を終了させることが好ましい。
すなわち、図5において判定処理部102で表わされる上記制御手段は、モード記憶部103で表わされる記憶領域を参照することで、ユーザ指定スイッチ11での被測定者の選択が行なわれた後に、さらにユーザ指定スイッチ11での被測定者の選択が行なわれたことが判定されると、制御信号出力部104へ各部の動作を終了させるための指示信号を出力する。
血圧計における処理の具体例については、図6のフローチャートを参照して、処理の始めにユーザ指定スイッチ11である第1操作手段が操作された後に(ステップS101でYES)、さらにユーザ指定スイッチ11が操作された場合には(ステップS107,S119でNO、S123でYES)、以降の処理が終了し、当該血圧計の動作が終了する。
このような構成によっても、ユーザは使用前に必ず記憶領域の選択を行なうことになり、測定後にかかる記憶領域に必ず測定結果が記録される。また、被測定者であるユーザに対応した記憶領域が指定されるので、複数のユーザの測定記録値が混在することがない。
また、第2操作手段は、第1操作手段で選択された被測定者に対する当該血圧計の動作を実行させる操作手段であることが好ましい。
すなわち、図1に血圧計の外観の具体例が示されるように、第1操作手段であるユーザ指定スイッチ11はユーザごとに備えられ、ユーザごとの機能である血圧測定や記録呼出しなどを実行させるためのスイッチは、機能ごとに備えられて、各ユーザ共通で用いられる。すなわち、ユーザ指定スイッチ11で先に被測定者となるユーザを指定してから以降の操作を行なうため、ユーザ指定スイッチ11のみユーザの数だけ必要となり、測定スイッチ12・記録呼出スイッチ14等の機能に対応するスイッチは、ユーザごとに兼用できる。
これにより、ユーザごとに機能に対応したスイッチを配備する構成に比べてスイッチの数を減らすことができ、インタフェースグラフィック構成の簡易化を実現できる。これは、ユーザの操作性を向上させ、たとえば高齢のユーザや、視覚や手先の動作に障害のあるユーザなどが操作する場合であっても、困惑することなく、スムーズな操作を可能とする。
本発明にかかる血圧計が、被測定者に対応した記憶領域を選択するための第1操作手段と、当該血圧計を動作させる操作を行なうための第2操作手段と、第1操作手段において選択がなされるまで、第2操作手段での操作を禁止する制御手段とを備える構成であることによって、ユーザは使用前に必ず記憶領域の選択を行なうことになり、測定後にかかる記憶領域に必ず測定結果が記録される。また、被測定者であるユーザに対応した記憶領域が指定されるので、複数のユーザの測定記録値が混在することがない。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
図1は、本実施の形態にかかる血圧計1の外観の具体例を示す図である。図1は、血圧計1全体を覆うカバー3を開けた(使用開始時の)状態の血圧計1を、正面から見た図である。
図1を参照して、本実施の形態にかかる血圧計1の本体にはカフ(腕帯)2がエアホース5によって接続される(図1に示される状態はカフ2が格納された状態であるため、図1においてエアホース5は示されていない)。患者や医師や家庭での使用者は、このカフ2を被測定者の上腕や手首など四肢のいずれかなどに装着して血圧を測定する。血圧の測定は、血圧計1に含まれるCPU(Central Processing Unit)30(図2参照)によって制御される。
また、図1を参照して、血圧計1本体の表面には、血圧計1に対して各種操作を行なうためのスイッチ群である操作部10と、液晶パネル等から構成され測定結果などを表示する表示器4とが具備される。操作部10には、測定を行なう(または過去の測定値の表示を行なう)ユーザを指定するユーザ指定スイッチ11と、血圧測定の開始/停止を指示する測定開始/停止スイッチ12と、血圧測定時の条件(朝/夜)を入力する条件スイッチ13と、過去の測定値を表示させるための記録呼出スイッチ14とが含まれる。また、血圧計1が血圧測定および過去の測定値の表示以外の機能を備える場合、操作部10には、その機能に対応したスイッチが含まれ得る。
次に、図2に、血圧計1の構成の具体例をブロック図で示す。図2に示される血圧計1の構成は、血圧計1がオシロメトリック式の血圧測定原理を採用した血圧測定を行なう場合の構成の具体例である。この血圧測定原理は1つの具体例であって、本発明はこの血圧測定原理に限定されるものではない。
図2を参照して、血圧計1は、カフ2での血圧測定のための動作を行なわせる圧力センサ6、ポンプ7、および弁8と、それらを各々駆動させるための回路である発振回路31、ポンプ駆動回路32、および弁駆動回路33とを含んで構成される。発振回路31、ポンプ駆動回路32、および弁駆動回路33はCPU30に接続される。
CPU30は、電源部34から電力が供給され、操作部10からの操作信号に従ってポンプ駆動回路32および弁駆動回路33に制御信号を出力し、血圧測定のための動作を制御する。また、発振回路31からセンサ信号を受取り、所定の演算処理を行なって測定結果を得る。
CPU30はさらに表示器4およびメモリ9に接続されて、表示器4に制御信号を出力して得られた測定結果を表示させる。または、メモリ9に格納する。また、操作部10からの操作信号に従って、メモリ9から格納された測定値を読出し、表示器4に表示させる。
メモリ9には、CPU30で実行されるプログラムと共に、血圧計1における測定値が被測定者であるユーザごとに記憶される。メモリ9の構成としては、以下の2つの構成(図3,図4)が具体的に挙げられる。
図3は、メモリ9の構成の第1の具体例を説明する図である。
図3を参照して、第1の具体例として、メモリ9は、血圧計1を使用する(として登録している)ユーザごとの記憶領域を含んで構成される。各ユーザの記憶領域には、そのユーザの測定値がたとえば新しい順(または古い順)に格納される。
図3を参照して、第1の具体例として、メモリ9は、血圧計1を使用する(として登録している)ユーザごとの記憶領域を含んで構成される。各ユーザの記憶領域には、そのユーザの測定値がたとえば新しい順(または古い順)に格納される。
図4は、メモリ9の構成の第2の具体例を説明する図である。
図4を参照して、第2の具体例として、メモリ9には、一回の測定で得られた測定値であるSBP(Systolic Blood Pressure:最高血圧)、DBP(Diastolic Blood Pressure:最低血圧)、およびPLS(Pulse Rate:脈拍)と、被測定者であるユーザを識別する識別データとが対応付けられて、たとえば新しい順(または古い順)に格納される。
図4を参照して、第2の具体例として、メモリ9には、一回の測定で得られた測定値であるSBP(Systolic Blood Pressure:最高血圧)、DBP(Diastolic Blood Pressure:最低血圧)、およびPLS(Pulse Rate:脈拍)と、被測定者であるユーザを識別する識別データとが対応付けられて、たとえば新しい順(または古い順)に格納される。
本実施の形態において、血圧計1本体への電源の投入は、カバー3の開動作に伴って自動的に行なわれるものとする。血圧計1本体への電源の投入とは、電源部34からCPU30に電力が供給され、CPU30が少なくとも低電力状態で機能し、ユーザ指定スイッチ11からの操作信号を受信できる状態となることを指す。
本実施の形態において、ユーザ指定スイッチ11は、「電源スイッチ」と兼用されていることが好ましく、図1の外観図に示されるように、「電源スイッチ」と表記されていることがより好ましい。
なお、本実施の形態において「電源スイッチ」とは以降の操作が可能なように血圧計1を起動させるスイッチを指す。より詳しくは、「電源スイッチ」は、以降の操作が可能なように、少なくとも表示器4の表示を開始する処理を実行させるスイッチを指す。また、血圧計1本体へ電源が投入されてから「電源スイッチ」が押されるまでの間、CPU30が低電力状態で機能している場合には、「電源スイッチ」は、CPU30の動作状態を低電力状態から通常電力状態に移行させるスイッチを指す。さらに、「電源スイッチ」が押されることで、CPU30において、測定動作が可能なように上記各回路31〜33を初期化し、大気圧を測定する等の測定準備が開始されることが好ましいが、かかる処理は「電源スイッチ」が押される以前(たとえば血圧計1本体に電源が投入されたタイミング等)に開始されてもよい。
ユーザ指定スイッチ11は、図1に示されるように予め定められたユーザの数(ここでは2つ)だけ配備され、被測定者となるユーザに対応したユーザ指定スイッチ11を押すことでユーザの指定が可能となる構成であることが好ましい。ユーザ指定スイッチ11以外の、血圧計1を操作するためのスイッチは、図1に示されるように、操作ごとに対応して(各ユーザに共有で)配備される。
図5は、血圧計1の機能構成の具体例を示すブロック図である。図5に示される各機能は、図2のCPU30がメモリ9に記憶されるプログラムを実行することでCPU30に構成される機能である。
図5を参照して、血圧計1の機能は、操作部10から操作信号を受付ける操作信号受付部101と、判定処理部102と、モード記憶部103と、ポンプ駆動回路32、弁駆動回路33および表示器4に制御信号を出力する制御信号出力部104と、メモリ9にアクセスして必要なデータを格納/読出しするメモリアクセス部105と、メモリ構成が図3に示されるユーザごとの記憶領域を含む構成であるときに処理に用いる記憶領域を設定するメモリ設定部106とを含んで構成される。
判定処理部102は、操作信号受付部101から操作部10から受付けた操作信号を受取ると、モード記憶部103を参照して、以下の処理を行なう。
一連の操作の始めに受取った操作信号がユーザ指定スイッチ11の操作による、被測定者であるユーザを指定する操作信号である場合、すなわち、モード記憶部103に指定されたユーザが記憶されていない状態であって、ユーザ指定スイッチ11の操作による操作信号を受付けると、判定処理部102は、指定されたユーザをモード記憶部103に記憶する。また、以降の操作に必要な表示のために、表示器4に制御信号を出力するよう、判定処理部102は、制御信号出力部104に対して指示信号を出力する。また、ポンプ駆動回路32および/または弁駆動回路33に測定動作を可能とするための初期化処理を実行させるための制御信号を出力するよう、制御信号出力部104に対して指示信号を出力する。また、メモリ構成が図3に示されるユーザごとの記憶領域を含む構成であるとき、以降の処理に用いる記憶領域として、指定されたユーザに対応付けられている記憶領域を設定するよう、メモリ設定部106に対して指示信号を出力する。
測定者であるユーザが指定された状態で受取った操作信号が、測定開始/停止スイッチ12、条件スイッチ13、または記録呼出スイッチ14の操作による操作信号である場合、すなわち、モード記憶部103に指定されたユーザが記憶されている状態で、測定開始/停止スイッチ12、条件スイッチ13、または記録呼出スイッチ14の操作による操作信号を受付けると、判定処理部102は、操作信号に従った処理を実行させるために、ポンプ駆動回路32、弁駆動回路33および/または表示器4に制御信号を出力するよう、制御信号出力部104に対して指示信号を出力する。または、メモリ9から所定のデータを取得するよう、メモリアクセス部105に対して、現在選択されているユーザを特定する情報と共に指示信号を出力する。
一連の操作の始めに受取った操作信号がユーザ指定スイッチ11の操作による操作信号以外の操作信号である場合、すなわち、モード記憶部103に指定されたユーザが記憶されていない状態であって、ユーザ指定スイッチ11以外の操作による操作信号を受付けると、判定処理部102は、制御信号出力部104に対してもメモリアクセス部105に対しても指示信号を出力しない。すなわち、判定処理部102は、ユーザ指定スイッチ11でユーザ指定がされるよりも以前に測定開始/停止スイッチ12などが押された場合、測定動作などを行なわず、測定開始/停止スイッチ12などのユーザ指定スイッチ11以外の操作を禁止する。
測定者であるユーザが指定された状態で受取った操作信号が、ユーザ指定スイッチ11の操作による、被測定者であるユーザを指定する操作信号である場合、すなわち、モード記憶部103に指定されたユーザが記憶されている状態で、再度同じユーザを選択する操作による操作信号や他のユーザを選択する操作による操作信号を受付けると、以降の操作に必要な表示を非表示として以降の操作を不可能とするために、表示器4に制御信号を出力するよう、制御信号出力部104に対して指示信号を出力する。また、測定動作中である場合には、その動作を終了するためにポンプ駆動回路32および/または弁駆動回路33に制御信号を出力するよう、制御信号出力部104に対して指示信号を出力する。
図6は、本実施の形態にかかる血圧計1における処理を示すフローチャートである。図6のフローチャートに示される処理は、CPU30がメモリ9に記憶されるプログラムを読出して実行し、図5に示される各機能を発揮させることで実現される。
図6を参照して、始めに、ユーザ指定スイッチ11が押されていずれかのユーザが選択されると(ステップS101でYES)、血圧計1本体が起動し、以降の測定動作が可能なように初期化処理が実行されて、大気圧を測定するなどの測定準備が行なわれる(ステップS103)。また、以降の処理が可能なように、表示器4の表示が起動する。また、メモリ9の記憶領域のうち、以降の処理に用いる記憶領域として、ステップS101で指定されたユーザ(たとえばユーザA)の記憶領域が選択され、設定される(ステップS105)。
続いて、測定開始/停止スイッチ12が押されると(ステップS107でYES)、測定動作が開始される(ステップS109〜S117)。すなわち、ポンプ7がポンプ駆動回路32によって駆動してカフ2が加圧される(ステップS109)。続いて弁8が弁駆動回路33によって駆動して切替わった後にポンプ7がポンプ駆動回路32によって駆動してカフ2が減圧される(ステップS111)。その間のカフ2およびエアホース5内の圧力は圧力センサ6によって測定され、測定された圧力信号は発振回路31を介してCPU30に伝えられる。
CPU30では、圧力センサ6からの内圧測定値に基づいて血圧を算出し(ステップS113)、表示器4に測定結果を表示させる(ステップS115)。また、メモリ9の、ステップS105で選択されたユーザの記憶領域に、測定値を記憶させる(ステップS117)。
以上の測定動作が終了すると、一連の処理が終了する。処理が終了すると、CPU30に供給されている電力が自動的に遮断されてもよいし、CPU30の電力状態が低電力状態に移行されてもよいし、以降の操作が行なわれないように表示器4の表示が自動的に消えてもよい。
上記処理が開始したときに、ユーザ指定スイッチ11以外のスイッチが押された場合(ステップS101でNO)、ステップS103以降の処理を行なうことなく、処理を終了する。これによって、ユーザ指定スイッチ11を操作して先にユーザ指定することなく測定開始/停止スイッチ12などのユーザ指定スイッチ11以外の操作が禁止される。
また、ステップS105で、メモリ9のうち指定されたユーザの記憶領域が選択され、設定された後に、記録呼出スイッチ14が押されると(ステップS107でNO、かつS119でYES)、ステップS105で選択された記憶領域から測定値が呼出され、表示器4に表示される(ステップS121)。
または、測定開始/停止スイッチ12および記録呼出スイッチ14以外の、他の機能に対応したスイッチが押された場合には(ステップS107,S119,S123でNO)、そのスイッチに対応した処理が実行される(ステップS125)。
なお、上記ステップS101でユーザ指定スイッチ11が押されていずれかのユーザが選択された後に、再度ユーザ指定スイッチ11が押された場合(ステップS107,S119でNO、かつS123でYES)、測定動作等の以降の処理を行なうことなく、一連の処理を終了する。
本実施の形態にかかる血圧計1がこのような処理を行なうことで、血圧計1においては、記憶領域の選択が行なわれないと以降の操作を行なうことができない。そのために、ユーザは使用前に必ず記憶領域の選択を行なうことになり、測定後にかかる記憶領域に必ず測定結果が記録される。また、被測定者であるユーザに対応した記憶領域が指定されるので、複数のユーザの測定記録値が混在することがない。
さらに、上述のように、本実施の形態においてはユーザ指定スイッチ11が「電源ボタン」を兼ねて提示されているために、測定操作を行なう前に必然的に記憶領域を指定する操作を行なうことになる。
また、記憶領域が設定された後に初期化処理が実行されるために、初期化処理が無駄になることがなく、血圧計1での処理を効率化できる。
また、本実施の形態にかかる血圧計1では、ユーザ指定スイッチ11で先に被測定者となるユーザを指定してから以降の操作を行なうため、ユーザ指定スイッチ11のみユーザの数だけ必要となり、測定スイッチ12・記録呼出スイッチ14等の機能に対応するスイッチは、ユーザごとに兼用できる。そのため、ユーザごとに機能に対応したスイッチを配備する構成に比べてスイッチの数を減らすことができ、インタフェースグラフィック構成の簡易化を実現できる。これは、ユーザの操作性を向上させ、たとえば高齢のユーザや、視覚や手先の動作に障害のあるユーザなどが操作する場合であっても、困惑することなく、スムーズな操作を可能とする。
また、上述のようにスイッチの数を減らす構成や、磁気カード等を使用することなくユーザごとの測定記録値を管理する構成は、コスト減を実現することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 血圧計、2 カフ、3 カバー、4 表示器、5 エアホース、6 圧力センサ、7 ポンプ、8 弁、9 メモリ、10 操作部、11 ユーザ指定スイッチ、12 測定開始/停止スイッチ、13 条件スイッチ、14 記録呼出スイッチ、30 CPU、31 発振回路、32 ポンプ駆動回路、33 弁駆動回路、101 操作信号受付部、102 判定処理部、103 モード記憶部、104 制御信号出力部、105 メモリアクセス部、106 メモリ設定部。
Claims (6)
- 被測定者に対応した記憶領域を選択するための第1操作手段と、
当該血圧計を動作させる操作を行なうための第2操作手段と、
前記第1操作手段において前記選択がなされるまで、前記第2操作手段での操作を禁止する制御手段とを備える、血圧計。 - 前記被測定者の血圧を測定し、測定結果を前記記憶領域に格納する測定手段をさらに備え、
前記第2操作手段は、前記測定手段を動作させる操作を行なうための操作手段を含む、請求項1に記載の血圧計。 - 前記第1操作手段は、当該血圧計を起動させるための操作手段を兼ねる、請求項1に記載の血圧計。
- 測定結果を表示する表示手段をさらに備え、
前記第1操作手段での操作で、少なくとも前記表示手段での表示が開始される、請求項3に記載の血圧計。 - 前記制御手段は、前記第1操作手段によって前記記憶領域が選択された後、前記被測定者に対する一連の当該血圧計の前記動作が終了するまでの間に、前記第1操作手段が操作された場合、当該血圧計の前記動作を終了させる、請求項1に記載の血圧計。
- 前記第2操作手段は、前記第1操作手段で選択された前記被測定者に対する当該血圧計の動作を実行させる操作手段である、請求項1に記載の血圧計。
Priority Applications (7)
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