JP2007039608A - コークス乾式消火設備の循環冷却ガス利用方法および利用設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】コークス乾式消火設備の熱回収ボイラーを出た後冷却塔に送られる循環冷却ガスの顕熱を効率良く回収できる循環冷却ガス利用方法およびそのための設備を提供する。
【解決手段】コークス乾式消火設備の廃熱回収ボイラー1を出た後コークスを冷却する冷却塔に送られる循環冷却ガスの一部を循環経路17から抜き出し、導管15を通して石炭乾燥予熱設備20の熱風発生装置23に導き、循環冷却ガスの有する顕熱を石炭乾燥予熱設備20における予熱のための熱源の一部として利用するとともに、石炭乾燥予熱設備20からの排気ガスの一部をコークス乾式消火設備の循環冷却ガス抜き出し位置よりも循環冷却ガスの下流側の循環経路17に戻すコークス乾式消火設備における循環冷却ガス利用方法、およびそのための設備である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コークス乾式消火設備の廃熱回収ボイラーから出た後の循環冷却ガスの有する顕熱を石炭乾燥予熱設備での石炭の乾燥予熱のための熱源の一部として有効利用する方法およびそのための設備に関する。
従来使用されているコークス乾式消火設備の系統図の一例を図2に示す。同図において、コークス乾式消火設備の冷却塔1は、上部のプレチャンバー2と下部の冷却チャンバー3から構成されており、コークス装入口4からプレチャンバー2に装入された赤熱コークス7は、窒素などの不活性ガスを主成分とする循環冷却ガスと熱交換しながら徐々に冷却チャンバー3内を下降して冷却され、コークス排出口6から排出される。
循環冷却ガス流路17を通して送られてきた循環冷却ガスは、冷却チャンバー3の下部から冷却塔内に供給され、下降してくるコークスと向流接触しながら上昇し、約800℃の高温ガスとなって、プレチャンバー2の外周に設けられた円環煙道5を通り、除塵器9にてコークス粉などのダストを取り除かれた後、熱回収ボイラー10に導かれる。上記の高温ガスは、熱回収ボイラー10において蒸気を発生させることにより熱回収され、通常150〜200℃程度まで温度低下した後、サイクロン集塵機11にて粉塵を除去され、循環ブロワ12によって、再度、冷却チャンバー3内に送り込まれる。
上記の過程で、赤熱コークスから発生する水素および一酸化炭素を主成分とするガスにより、循環冷却ガスの量は徐々に増加する。そこで、これに対応して以下に大別する第1の方法または第2の方法のいずれかを採用して循環冷却ガス量をほぼ一定に保つことにより、安定した操業が維持されている。
上記の第1の方法は、ガス量の増加に応じて、適量のガスを余剰オフガスとして冷却ガスの循環系統外へ抜き出し、高炉ガスなどに混合して燃料ガスとして利用する方法である。また、第2の方法は、前記図2に例示した方法であって、空気吹き込みブロワ14により空気などを吹き込み導管13を通して円環煙道5内などに供給し、循環冷却ガス中の可燃成分を燃焼させて高温ガスの温度をさらに上昇させ、それにより熱回収ボイラー10における蒸気発生量を増大させる方法である。この場合、循環ガス系統から分岐したオフガス抜き出し管15を通して抜き出される余剰オフガスは、水素や一酸化炭素などの可燃成分を殆ど含まないので、集塵機16によりダストが取り除かれた後、大気中に放散される。
前記第2の方法において、廃熱回収ボイラー10から排出された循環冷却ガス17は、通常150〜200℃程度の温度を有するので、その顕熱をさらに有効利用して総合的な熱回収効率の向上を図る方法が公知である。例えば、廃熱回収ボイラーの出側に給水予熱器としてガス対水熱交換器を設けて脱気器に入る前の給水を通し循環ガスのもつ顕熱を給水に回収する方法である。
しかしながら、循環ガスは通常5〜10容積%程度の水分を含み、概ね50〜60℃の水露点温度を有しているのに対して、脱気器に入る前の給水の温度は20〜40℃であることから、ガス対水熱交換器内の伝熱管の表面温度が部分的に循環ガスの水露点温度以下に低下し、伝熱管の表面に水分の結露が発生するとともに、結露した水分に循環ガス中のダストなどが付着する現象が発生する。そして、この現象が連続安定運転の阻害要因となり、さらには伝熱管腐食の原因ともなっている。
そのため、かかるガス対水熱交換器の伝熱管表面への水分結露およびダストなどの付着を防止する提案が、いくつかなされている。例えば、特許文献1には、循環冷却ガスが間接熱交換器を経由して赤熱コークスを冷却するチャンバーに循環し、他方、排熱回収ボイラへの給水が間接熱交換器、脱気器を経て排熱回収ボイラに供給されるコークス乾式消火設備において、間接熱交換器入側の給水と脱気器入側の給水とを熱交換させる水対水熱交換器を設けたコークス乾式消火設備における給水加熱装置が開示されている。
この技術では、ボイラー給水タンクから送出されたボイラーへの給水(冷水)は、水対水熱交換器を経由し、ガス循環経路内のガス対水熱交換器に入って昇温された後、再び水対水熱交換器に入り、熱交換して冷水を昇温した後、脱気器に導入される。つまり、給水を水対水熱交換器を通過させることによって、ガス循環経路内のガス対水熱交換器に入る水の温度を、循環ガスの水露点温度以上に上昇させ、循環ガス中の水分結露を防止してダストなどの付着堆積を回避しようとするものである。
また、特許文献2には、ボイラー給水タンクから脱気器への給水と間接熱交換器出側の熱水とを熱交換させる水対水熱交換器と間接熱交換器との間に、膨張タンクと循環ポンプを設け、水対水熱交換器と間接熱交換器の間に、閉ループの循環水路を形成せしめた給水加熱装置が開示されている。ここで開示された技術は、上記の構成とすることにより、ガス循環経路内のガス対水熱交換器に入る水の温度を、循環ガスの水露点温度以上に上昇させ、循環ガス中の水分結露の防止を図るものである。
さらに、コークス乾式消火設備の冷却チャンバーから出た高温の循環ガスの顕熱を廃熱回収ボイラーにおいて蒸気としてエネルギー回収することなく、そのまま石炭乾燥予熱装置の熱源として利用する方法が、特許文献3、特許文献4および特許文献5に開示されている。
特許文献3には、石炭の予熱を石炭が石炭−水蒸気流動床の形で存在するカスケード流動床乾燥機内の間接熱伝達によって行い、流動床乾燥機に内装される加熱管に高温循環ガスを直接加熱媒体として流通させて石炭を間接加熱する方法が、また、特許文献4には、蒸気を循環加熱媒体とし、高温循環ガスによって前記蒸気を400〜600℃に過熱して、その過熱蒸気を多段の気流乾燥機に導入することにより石炭を直接加熱する方法が、それぞれ開示されている。
そして、特許文献5には、石炭の予熱をコークス乾式冷却装置からの熱ガスまたは廃熱蒸気で熱交換管が加熱される移動床乾燥器を用いて実施し、その際、移動床乾燥器中で生じる廃ガス含有蒸気を移動床乾燥器から取り出し、浄化し、冷却し、廃水流路に供給する方法および装置が開示されている。
特開昭60−260686号公報(特許請求の範囲および2頁右上欄17行〜左下欄10行) 実公平7−2596号公報(実用新案登録請求の範囲および第3欄41行〜第4欄1行) 特開昭57−198784号公報(特許請求の範囲および3頁左上欄2行〜右上欄3行) 特開昭57−200486号公報(特許請求の範囲および2頁左上欄17行〜右上欄4行) 特開昭57−212289号公報(特許請求の範囲および2頁左下欄19行〜右下欄6行)
前述した従来技術には、それぞれ下記の問題があった。すなわち、
(a)前記特許文献1および2に開示された「廃熱回収ボイラーの出側にガス対水熱交換器を設けて循環ガスの有する顕熱を給水に回収する技術」においては、ガス対水熱交換器、水対水熱交換器、水循環ポンプなどの機器の設置を要し、プロセスが煩雑になると同時に、ダストの付着防止対策などのために操業面で多大な工数を要する。
(b)特許文献3に開示された「高温循環ガスを加熱媒体として間接加熱する方法」では、加熱管を介した間接加熱であることから熱交換効率が低く、熱効率の面で装置性能に劣る。さらに、加熱管内に、微粉コークスなどのダストを含有する高温ガスを流通させることに起因して、加熱管の摩耗や循環系内でのダストの堆積が発生し、これが原因となって装置トラブルを惹起しやすい。
(c)特許文献4および5に開示された「高温循環ガスにより蒸気を過熱して過熱蒸気を加熱媒体として用いる方法」では、循環蒸気を過熱器により400〜600℃まで再加熱する際に、蒸気に含まれる微粉石炭が加熱管内面に溶融固着して加熱管を閉塞させるなどのトラブルを起こすおそれが高く、長期的な安定操業を確保することが難しい。また、この方法では、長い導管を用いて高温ガスや蒸気を移送したり、または高温ガスや蒸気を細径の加熱管内に流通させるなど、高温流体の取り扱いを必要とすることから、装置の高い耐熱性および耐食性が要求され、高価な装置材料および高度な装置構造が要求されるので、装置費用の上昇が避けられない。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その課題は、簡素なプロセスおよび設備により、コークス乾式消火設備の熱回収ボイラーを出た後冷却塔に送られる循環冷却ガスの顕熱を効率良く回収することができる循環冷却ガス利用方法および利用設備を提供することにある。
本発明者は、上述の課題を解決するために、従来の問題点を踏まえて、循環冷却ガスの顕熱を効率良く回収できる循環冷却ガス利用方法およびそのための設備を検討した結果、廃熱回収ボイラーを出た循環冷却ガスの一部を循環経路から抜き出して、石炭乾燥予熱設備の熱風発生装置に導き、これを石炭の乾燥予熱のための熱源の一部として利用するとともに、石炭乾燥予熱設備からの排気ガスの一部を循環経路に戻すことにより、課題が解決できることを知見した。
本発明は、上記の知見に基づいて完成されたものであり、その要旨は、下記(1)に示すコークス乾式消火設備の循環冷却ガス利用方法および(2)に示す循環冷却ガス利用設備にある。
(1)コークス乾式消火設備の廃熱回収ボイラーを出た後赤熱コークスを冷却する冷却塔に送られる循環冷却ガスの一部を循環経路から抜き出し、導管を通して石炭乾燥予熱設備の熱風発生装置に導き、前記循環冷却ガスの有する顕熱を前記石炭乾燥予熱設備における加熱のための熱源の一部として利用するとともに、前記石炭乾燥予熱設備からの排気ガスの一部を前記コークス乾式消火設備の循環冷却ガス抜き出し位置よりも循環冷却ガスの下流側の循環経路に戻すことを特徴とするコークス乾式消火設備における循環冷却ガス利用方法(以下、「第1発明」とも称する)。
(2)赤熱コークスを循環冷却ガスにより冷却する冷却塔と、前記赤熱コークスを冷却した後の高温の循環ガスから熱回収を行う廃熱回収ボイラーと、廃熱回収ボイラーを出た後の前記循環冷却ガスを前記冷却塔に導く循環冷却ガス流路を備えたコークス乾式消化設備において、前記循環冷却ガス流路から循環冷却ガスの一部を分岐させて石炭乾燥予熱設備の熱風発生装置に導くための循環ガス導管と、石炭乾燥予熱設備と、石炭を乾燥予熱後に前記石炭乾燥予熱設備から排気される排気ガスの一部を前記循環冷却ガスの分岐位置よりも循環冷却ガスの下流側の循環冷却ガス流路に戻すための排気ガス導管を有することを特徴とするコークス乾式消火設備における循環冷却ガス利用設備(以下、「第2発明」とも称する)。
本発明において、「石炭乾燥予熱設備」とは、コークス炉の炭化室内におけるコークス製造用原料石炭の嵩密度を増大および均等化させて、石炭乾留熱量の低減などを図るために使用される原料石炭の乾燥予熱用設備を意味し、一般に加熱ガスを直接石炭に接触させる直接接触方式の乾燥予熱器を備えている。
また、「石炭乾燥予熱設備からの排気ガスの一部をコークス乾式消火設備の循環冷却ガの循環経路に戻す」理由は、循環冷却ガス量をほぼ一定に保ち、ガス循環系外から新たに不活性ガスなどを追加導入する必要性を避けるためである。
さらに、「石炭乾燥予熱設備からの排気ガスの一部を循環冷却ガス抜き出し位置よりも循環冷却ガスの下流側の循環経路に戻す」理由は、石炭乾燥予熱設備にて循環冷却ガスの顕熱を利用後、温度の降下した排気ガスをコークス乾式消火設備の冷却ガスとして有効に利用するためである。
本発明の循環冷却ガス利用方法によれば、コークス乾式消火設備の廃熱回収ボイラーを出た後の循環冷却ガスの一部を循環経路から抜き出し、その顕熱を前記石炭乾燥予熱設備における熱源の一部として利用するとともに、石炭乾燥予熱設備からの排気ガスの一部を前記循環冷却ガス抜き出し位置よりも下流側の循環経路に戻すという簡素なプロセスにより、循環冷却ガスの顕熱を容易に、しかも効率良く回収することができる。また、本発明の循環冷却ガス利用設備は、本発明の方法を実施するための最適設備である。
以下に、上記第1発明および第2発明の内容について、さらに詳細に説明する。
1)第1発明
図1は、第1発明を実施するために使用するコークス乾式消火設備およびコークス製造用石炭乾燥予熱装置の全体構成例を示す系統図である。
前記のとおり、第1発明は、コークス乾式消火設備の廃熱回収ボイラー10を出た後の循環冷却ガスの一部を循環経路17から抜き出し、導管15を通して石炭乾燥予熱設備20の熱風発生装置23に導き、循環冷却ガスの有する顕熱を石炭乾燥予熱設備20における加熱のための熱源の一部として利用するとともに、石炭乾燥予熱設備20からの排気ガスの一部を前記循環冷却ガスの抜き出し位置よりも循環冷却ガスの下流側の循環経路17に戻す循環冷却ガス利用方法である。
第1発明は、コークス乾式消火設備の冷却チャンバーから出た後の高温の循環ガスを廃熱回収ボイラーにおいて蒸気としてエネルギー回収せずにそのまま間接的あるいは直接的に石炭乾燥予熱設備の熱源として用いる方法ではない。また、廃熱回収ボイラーにおいて蒸気としてエネルギー回収した後の循環冷却ガスの有する残りの顕熱を、熱交換器を通して回収する方法でもない。すなわち、第1発明は、廃熱回収ボイラーにおいて蒸気としてエネルギー回収した後の循環冷却ガスの一部を石炭乾燥予熱設備に直接導入して石炭乾燥予熱設備の熱源の一部として利用し、その顕熱を回収することを特徴とする方法である。
図3は、従来使用されているコークス製造用石炭乾燥予熱設備の概略構成および加熱ガスの流れの例を示す系統図である。
同図に示されるとおり、石炭乾燥予熱設備は、流動床式石炭乾燥予熱設備20(以下、「流動床」とも略記する)、熱風発生装置23、サイクロン集塵機27、バグフィルター集塵機28、排気ブロワ29などから構成されており、コークス製造用の原料石炭21は、連続的に流動床20に供給され、流動床目板上で加熱ガスと接触して乾燥または加熱され、乾燥予熱石炭22として排出される。加熱ガスは、熱風発生装置23においてコークス炉ガスなどの燃料ガス24を燃焼用空気25により燃焼させて得られた高温の燃焼ガスを希釈用空気26により希釈して使用するか、または流動床から排気された排気ガスの一部を排気ガス循環管路31を経由して再循環させ、所定温度に調整後、熱風発生装置23に供給し、これにより高温の燃焼ガスを希釈して使用する。
流動床20において原料石炭21を乾燥または加熱した結果、温度の低下した排気ガスは、サイクロン集塵機27およびバグフィルター集塵機28において石炭粉などのダストを分離除去された後、排気ブロワ29により吸引されて排気筒30から大気に放散される。
上記の乾燥または加熱に際して、流動床20に供給される加熱ガスの温度は、乾燥または加熱後の原料石炭に要求される水分含有率や温度などの条件により異なるが、通常は200〜400℃の範囲に調整され、流動床20を通過後の排気ガスは、80〜100℃まで温度低下する。
コークス乾式消火設備の廃熱回収ボイラー10から出た循環冷却ガスは、150〜200℃程度の温度を有するので、流動床20に供給する加熱ガスの熱源の一部として用いるには十分な温度レベルを有している。すなわち、コークス乾式消火設備の熱回収ボイラー10から出た循環冷却ガスの一部を熱風発生装置23に導入し、流動床20の加熱熱源の一部として利用することによって、コークス乾式消火設備の熱回収ボイラー10から出た循環冷却ガスが有する温度150〜200℃と流動床20を通過後の温度80〜100℃との間の熱的落差(温度差)を有効回収することが可能となる。したがって、その結果として、上記回収熱量に相当する分だけ、熱風発生装置23において熱風発生に要する燃料ガス24の所要量を低減することができる。
また、コークス乾式消火設備の熱回収ボイラー10から出た循環冷却ガスは、窒素、二酸化炭素、水蒸気を主成分とした不活性ガスであて、酸素を殆ど含有しないので、石炭を加熱する場合にも石炭の酸化変質を防止する観点から好都合である。
2)第2発明
第2発明は、前記図1に例示されるとおり、コークスを循環冷却ガスにより冷却する冷却塔1と、コークスを冷却後の高温の循環ガスから熱回収を行う廃熱回収ボイラー10と、廃熱回収ボイラー10を出た後の循環冷却ガスを冷却塔1に導く循環冷却ガス流路17を備えたコークス乾式消化設備において、循環冷却ガス流路17から循環冷却ガスの一部を分岐させて石炭乾燥予熱設備20の熱風発生装置23に導くための循環ガス導管15と、石炭乾燥予熱設備20と、石炭乾燥予熱設備20から排気される排気ガスの一部を循環冷却ガスの分岐位置よりも下流側の循環冷却ガス流路17に戻すための排気ガス導管36を有する循環冷却ガス利用設備である。
つまり、第2発明は、上述したとおり、極めて簡素な装置機器により構成される。原料石炭加熱用ガスを発生するために熱風発生装置を使用する方式の設備であれば、広範に適用することができる。もちろん、第2発明の一部を構成する石炭乾燥予熱設備20は、図1および図3に例示した流動床式石炭乾燥予熱設備のみならず、例えば、気流塔方式の石炭乾燥予熱設備などであっても構わない。
本発明の効果を確認するため、以下に述べるコークス乾式消火設備における循環冷却ガスの利用試験を行って、その結果を評価した。
図1は、前記のとおり、本発明の方法を実施するために使用したコークス乾式消火設備における循環冷却ガス利用設備の系統図である。
同図に示したとおり、コークス乾式消火設備の熱回収ボイラー10を出て冷却塔に向かう循環冷却ガス流路17において、サイクロン11および循環ブロア12よりも下流の位置から、循環冷却ガスの一部を抜き出し、送風機35により昇圧して循環ガス導管15を通して石炭乾燥予熱設備の熱風発生装置23に送り込んだ。送り込まれた循環冷却ガスは、熱風発生装置23内でコークス炉ガスなどの燃料ガス24の燃焼によって得られた高温の燃焼ガスおよび希釈用空気26(排気ガスの再循環を行なう場合は、排気ガス循環管路31によって導かれる排気ガス)と混合され、所定の温度に調整された後、流動床20にその下部から供給された。
流動床20に供給された加熱ガスは、流動床20内で流動化状態の原料石炭粒子と接触して熱交換を行い、流動床20の上部から排気された。そして、この排気ガスのうち、コークス乾式消火設備の循環冷却ガス流路17から抜き出した循環冷却ガス量に相当するガス量を送風機37により昇圧し、排気ガス導管36を通してコークス乾式消火設備の循環冷却ガス抜き出し位置よりも下流側の循環冷却ガス流路17に戻した。
この方法により、コークス乾式消火設備の循環冷却ガス系統から、循環ガスの有する顕熱の一部を抜き出して、原料石炭の乾燥予熱に有効利用することが可能になり、循環冷却ガスを乾燥予熱に利用しない場合に比較して、石炭乾燥予熱装置の熱風発生装置23で必要とする燃料ガス24の量を低減することができる。
石炭乾燥予熱設備20の加熱ガス量のバランスとしては、循環冷却ガスを石炭乾燥予熱設備20に導入しなかった場合の希釈用空気の一部を、石炭乾燥予熱設備20に導入した循環冷却ガスの一部によって置換することを意味するのみであって、加熱ガス量の増減などは一切ない。したがって、本発明を実施するために新たに必要とする装置は、ガスを導入するための循環ガス導管15および排気ガスを排出するための排気ガス導管36ならびに送風機35および37だけである。具体的には、コークス乾式消火設備の循環冷却ガス流路からのガスの抜き出し量が一定になるように送風機35を運転し、同時にコークス乾式消火設備のプレチャンバー2の圧力が一定の設定値になるように送風機37の回転数あるいは排気筒30の図示しないダンパーの開度を制御する方法などにより本発明を実施することができる。
なお、この場合に、送風機35および37を作動させるための必要消費電力は、石炭乾燥予熱装置20の熱風発生装置23の希釈用空気26が循環冷却ガス流路17から分岐導入される循環冷却ガスと同等量だけ減少することにより生じる希釈用空気26の送風動力の低減(すなわち、送風機の消費電力の低減)と相殺される。したがって、コークス乾式消火設備における消費電力と石炭乾燥予熱装置における消費電力とを総合すると、消費電力が増加することはない。
石炭乾燥予熱設備における燃料ガス使用量低減効果の確認試験の一例を以下に示す。石炭乾燥予熱設備の運転条件およびコークス乾式消火設備からの循環冷却ガス抜き出し条件、ならびに石炭乾燥予熱設備における燃料ガス使用量低減結果を下記に示す。
〔試験条件〕
1)連続流動床式石炭乾燥予熱設備の石炭処理量: 260t(乾量)/h
2)石炭の水分含有率: 乾燥前:11質量%、乾燥後:2.7質量%
3)コークス乾式消火設備から抜き出す循環冷却ガス流量: 100000Nm3/h
4)コークス乾式消火設備から抜き出す循環冷却ガスの温度: 175℃
〔試験結果〕
石炭乾燥予熱装置における燃料ガス(発熱量4600kJ/Nm3)使用量
本発明実施前: 15900Nm3/h
本発明実施後: 13600Nm3/h
上記の試験結果から、本発明の実施により、石炭乾燥予熱装置における燃料ガス使用量を約14%低減できることが確認された。
本発明の循環冷却ガス利用方法によれば、コークス乾式消火設備の廃熱回収ボイラーを出た循環冷却ガスの一部を循環経路から抜き出し、その顕熱を前記石炭乾燥予熱設備における熱源の一部として利用するとともに、石炭乾燥予熱設備からの排気ガスの一部を前記循環冷却ガス抜き出し位置よりも下流側の循環経路に戻すという簡素なプロセスにより、循環冷却ガスの顕熱を容易に、しかも効率良く回収することができる。また、本発明の循環冷却ガス利用設備は、本発明の方法を実施するための最適の設備である。
したがって、本発明は、コークス乾式消火工程において、熱回収ボイラー出口から冷却塔に送られる循環冷却ガスの顕熱を、簡素な設備により効率良く回収することができる循環冷却ガス利用方法および利用設備として広範に適用できる。
本発明の方法を実施するために使用するコークス乾式消火設備およびコークス製造用石炭乾燥予熱装置の全体構成例を示す系統図である。 従来使用されているコークス乾式消火設備の系統図の一例である。 従来使用されているコークス製造用石炭乾燥予熱設備の系統図の一例である。
符号の説明
1:冷却塔、 2:プレチャンバー、 3:冷却チャンバー、 4:コークス装入口、 5:円環煙道、 6:コークス排出口、 7:赤熱コークス、 8:冷却コークス、 9:除塵器、 10:熱回収ボイラー、 11:サイクロン集塵機、 12:循環ブロワ、 13:空気吹き込み導管、 14:空気吹き込みブロワ、 15:循環ガス導管、 16:集塵機、 17:循環冷却ガス流路(循環経路)、 20:流動床式石炭乾燥予熱設備、 21:原料石炭、 22:乾燥予熱石炭、 23:熱風発生装置 24:燃料ガス、 25:燃焼用空気、 26:希釈用空気、 27:サイクロン集塵機、 28:バグフィルター集塵機、 29:排気ブロワ、 30:排気筒、 31:排気ガス循環管路、 35:送風機、 36:排気ガス導管、 37:送風機

Claims (2)

  1. コークス乾式消火設備の廃熱回収ボイラーを出た後赤熱コークスを冷却する冷却塔に送られる循環冷却ガスの一部を循環経路から抜き出し、導管を通して石炭乾燥予熱設備の熱風発生装置に導き、前記循環冷却ガスの有する顕熱を前記石炭乾燥予熱設備における加熱のための熱源の一部として利用するとともに、前記石炭乾燥予熱設備からの排気ガスの一部を前記コークス乾式消火設備の循環冷却ガス抜き出し位置よりも循環冷却ガスの下流側の循環経路に戻すことを特徴とするコークス乾式消火設備における循環冷却ガス利用方法。
  2. 赤熱コークスを循環冷却ガスにより冷却する冷却塔と、前記赤熱コークスを冷却した後の高温の循環ガスから熱回収を行う廃熱回収ボイラーと、廃熱回収ボイラーを出た後の前記循環冷却ガスを前記冷却塔に導く循環冷却ガス流路を備えたコークス乾式消化設備において、前記循環冷却ガス流路から循環冷却ガスの一部を分岐させて石炭乾燥予熱設備の熱風発生装置に導くための循環ガス導管と、石炭乾燥予熱設備と、石炭を乾燥予熱後に前記石炭乾燥予熱設備から排気される排気ガスの一部を前記循環冷却ガスの分岐位置よりも循環冷却ガスの下流側の循環冷却ガス流路に戻すための排気ガス導管を有することを特徴とするコークス乾式消火設備における循環冷却ガス利用設備。
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