JP2007037910A - 弾球遊技機の遊技盤 - Google Patents

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Koji Fujisawa
孝治 藤澤
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Abstract

【課題】 合成樹脂製の遊技盤において、積層合板の遊技盤と同様の加工プロセスを適用可能にする。
【解決手段】 躯体部1はベニヤ合板2と発泡樹脂板3との積層材であり、表面はベニヤ合板2の木質面2a、裏面を発泡樹脂板3の樹脂面3aにしたので、台紙及び装飾シートの貼着(S4)、ゲージプレス(S5)、ルーター加工(S6)、釘打ち(S7)、部品の取付け(S8)及び検査(S9)は、従来の積層合板の躯体部を備える遊技盤と同様であり、積層合板の遊技盤用の製造設備等をそのまま使用できるので、新規な設備や接着剤の開発を必要としない。
【選択図】 図2

Description

本発明は、弾球遊技機の技術分野に属し、詳しくは遊技盤に関する。
パチンコ機等の弾球遊技機には遊技盤が必須である。
従来の遊技盤は、ブナ合板やベニヤ合板等の積層合板が用いられていたが、木材に代えて合成樹脂を使用する遊技盤が提案されている。
例えば特開平10−94642号公報には、ポリエチレンの発泡材を使用する遊技盤が開示されている。
特開平10−94642号公報
セルと呼ばれる装飾シートは、セルロイドやポリエチレンテレフタレート(PET)が使用されるのが一般的である。
積層合板の場合は、合板に台紙を接着し、その台紙に装飾シートを接着しており、どちらも酢酸ビニル系の接着剤を用いるのが一般的である。
一方、合成樹脂製の遊技盤の場合、酢酸ビニル系の接着剤では台紙をうまく接着できない。また、台紙なしで装飾シートを接着することも考えられるが、セルロイドにしろ、PETにしろ酢酸ビニル系の接着剤ではうまく接着できない。
従って、合成樹脂製の遊技盤を採用する場合、積層合板のときとは異なる接着剤を用いなければならない。
なお、遊技盤に装飾シートを貼着した後にルーターで穿孔するが、接着が弱いとルーター加工時に剥がれるおそれがある。
また、遊技盤に装飾シートを貼着した後に遊技釘を打ち付ける工程がある。
積層合板の場合は、ゲージプレス(ポンチ)にて各釘の位置に凹みを付けてから、自動釘打ち機で遊技釘を打ち込むので、釘の打ち込み位置が正確になる。
一方、合成樹脂製の遊技盤では、表面が硬いのでポンチでの凹み付けは困難であるから、従来の自動釘打ち機をそのまま用いるのは難しい。
このように、合成樹脂製の遊技盤の場合、積層合板とは接着剤を異ならせたり、釘打ち機又は釘打ちの工程を変更したりが必要で、従来の積層合板の遊技盤と同様の加工プロセスを適用できないという問題がある。
請求項1記載の弾球遊技機の遊技盤は、木材板と、発泡押出成形で製造された発泡樹脂板とを積層した躯体部を備え、該躯体部の表面は前記木材板、裏面は前記発泡樹脂板であるから、躯体部の表面に台紙を貼着する際の接着剤は、躯体部を積層合板にしたときと同じ接着剤でよい。
なお、木材板とは木材の板ということであり、積層合板でもよいし単板でもよい。
発泡樹脂板は発泡押出成形で製造されるから、遊技釘を打ち込んでもひび割れるおそれはない。
また、発泡樹脂板は発泡押出成形で製造され、遊技盤の躯体部として妥当な剛性があれば、合成樹脂の種類には特段の制限はない。例えばABS、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリスチレン等の合成樹脂を使用できる。
発泡押出成形に用いる発泡剤及び発泡押出成形の操作条件は公知技術に従えばよい。また、発泡倍率は、これを大きくすれば遊技盤の軽量化になるが、大きすぎると躯体部の剛性低下や打ち込まれた障害釘を保持する力の低下があるので、これらの条件を考慮して(例えば実験して)定めればよい。
請求項2記載のように、前記躯体部の表面に台紙が貼着され、該台紙上に装飾シートが貼着されている構成にする場合も、台紙と装飾シートとの接着は従来と同じものでよい。
請求項3記載の弾球遊技機の遊技盤は、請求項2記載の弾球遊技機の遊技盤において、前記台紙及び装飾シートの貼着後に穿孔され、該穿孔後に遊技釘が打ち付けられていることを特徴とする。
躯体部に台紙及び装飾シートを貼着した後に穿孔する場合、ルーター加工は従来の積層合板と同様に行える。しかも、躯体部の裏面は発泡樹脂板であるから、ルーター加工時に裏面にバリが出ることはなく、ルーター加工後のバリ取りは不要になる。
また、躯体部に台紙及び装飾シートを貼着して穿孔した後に遊技釘を打ち付ける場合、台紙の下層が木材板であるから、躯体部を積層合板にしたときと同様に、ポンチにて各釘の位置に凹みを付けることができ、その凹みを利用して自動釘打ち機で遊技釘を打ち込むことができるので、釘の打ち込み位置が正確になる。
しかも、躯体部が木材板と発泡樹脂板との積層体であるから、遊技釘の打ち込み長さに対する木材板の厚みが、従来の積層合板に比べて(発泡樹脂板の分だけ)小さくなっている。また、発泡樹脂板はほぼ均質で、節目のように遊技釘の正確な打ち込みを阻害する部分は存在しない。従って、遊技釘が節目等に当たって打ち込み位置や打ち込み角度がずれたり、曲がったりする不具合がほとんど発生しない。つまり、釘の打ち込み位置及び角度がきわめて正確になる。
以上のように、請求項1、2又は3の構成を採用しても、従来の積層合板の躯体部を備える遊技盤と同様の加工手順、加工機械類、接着剤を使用することが可能である。つまり、積層合板の躯体部を備える遊技盤用の製造設備等をそのまま使用できるので、新規な設備や接着剤の開発を必要としない。
請求項1記載のとおり、躯体部の表面は木材板、裏面は発泡樹脂板であればよいので、木材板と発泡樹脂板とを各1枚積層した構造でもよい。
また、請求項4記載のように、請求項1ないし3のいずれか記載の弾球遊技機の遊技盤において、前記躯体部は複数枚の前記木材板と複数枚の前記発泡樹脂板とが1枚毎に交互に積層されている構造でもよい。但し、躯体部の表面(遊技者側になる面)は木材板、裏面は発泡樹脂板にすることが必須である。
発泡樹脂板は、一般に木材よりもみかけ比重が小さいから、請求項1又は4の構成にすることで遊技盤を軽量化できる。
また、躯体部の表面が木質板になるので、発泡樹脂板はその背後に隠れてしまう。従って、発泡樹脂板の色は何でもよいことになる。つまり、発泡樹脂板の原料となる合成樹脂はリサイクル材でかまわない。
周知のように、弾球遊技機には、枠や樋等に合成樹脂が多用されている。そして、そのリサイクル率を高めることが要求されている。本発明の遊技盤であればリサイクル材を使用できるので、リサイクル率の向上にきわめて有効である。
次に、本発明の実施例等により発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は下記の実施例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
[実施例]
本実施例の遊技盤の製造工程は図1に示す通りである。
まず、発泡押出成形機により発泡樹脂板を発泡押出成形し(S1)、遊技盤の外形寸法に切断する(S2)。本実施例では、遊技盤の横寸法の幅で発泡押出成形し、発泡押出成形機の切断装置にて遊技盤の縦寸法に切断している。つまり、成形(S1)と切断(S2)を発泡押出成形機による一連の工程で行っているが、これを分離してもよい。
なお、本実施例では樹脂材料には廃棄パチンコ機から回収されたABS樹脂のリサイクル品を用いている。
次に、別途遊技盤の縦横寸法に切断しておいた木材板(本実施例ではベニヤ合板)を発泡樹脂板に接着して、躯体部を製造する(S3)。
図2に例示するように、この躯体部1はベニヤ合板2と発泡樹脂板3との積層材であるが、その片面(表面)はベニヤ合板2の木質面2aであり、他面(裏面)は発泡樹脂板3の樹脂面3aである。表面を木質面2aにして裏面を樹脂面3aにする限り、ベニヤ合板2と発泡樹脂板3とを各1枚積層した構造(図2(a))でもよいし、複数枚のベニヤ合板2と複数枚の発泡樹脂板3とが1枚毎に交互に積層されている構造(図2(b))でもよい。なお、図2は躯体部1の層構造を説明するための模式図であり、寸法は正確ではない。
発泡樹脂板3は、一般に木材よりもみかけ比重が小さいから、図2に例示する構成にすることで躯体部1すなわち遊技盤を軽量化できる。
また、躯体部1の表面がベニヤ合板2になり、発泡樹脂板3はその背後に隠れてしまうので、発泡樹脂板3の色は何でもよいことになる。つまり、発泡樹脂板3の原料となる合成樹脂はリサイクル材でかまわないわけで、上述したとおりABS樹脂のリサイクル品を用いている。
パチンコ機の枠や樋等に多用されているABS樹脂のリサイクル材を使用するので、パチンコ機のリサイクル率の向上にきわめて有効である。
次に、躯体部1の木質面2aに台紙を貼着し、その台紙上に装飾シートを貼着する(S4)。台紙を貼着する木質面2aはベニヤ合板2の表面であるから、台紙を貼着する際の接着剤は、躯体部を積層合板にしたときと同じ接着剤でよい。言うまでもないが、台紙と装飾シートとの接着も従来と同じ接着剤でよい。
この装飾シートの貼着後の板厚が19mmとなるように、ベニヤ合板2、発泡樹脂板3、台紙及び装飾シートの板厚が設定される。但し、台紙及び装飾シートの板厚は小さいのでこれを変化させても全体に対する影響は小さく、ベニヤ合板2は規格品であるから、結局は発泡樹脂板3の板厚を調整することになる。
次に、位置決め用の基準穴を穿設してから、装飾シートが貼られた面をゲージプレスで押圧して、遊技釘及び風車等の打ち込み位置にポンチの凹みを付ける(S5)。ポンチによる凹みが付けられるのはベニヤ合板2の木質面2aであるから、ゲージプレスは躯体部を積層合板にしたときと同様に行える。
しかも、躯体部1がベニヤ合板2と発泡樹脂板3との積層体であるから、遊技釘の打ち込み長さに対するベニヤ合板2の厚みが、従来の積層合板に比べて(発泡樹脂板3の分だけ)小さくなっている。また、発泡樹脂板3はほぼ均質で、節目のように遊技釘の正確な打ち込みを阻害する部分は存在しない。従って、遊技釘が節目等に当たって打ち込み位置や打ち込み角度がずれたり、曲がったりする不具合がほとんど発生しない。つまり、釘の打ち込み位置及び角度がきわめて正確になる。
続いて、ルーターにて、入賞装置や表示装置等の取り付け用の開口、アウト穴等の切削加工を行う(S6)。
このルーター加工は従来の積層合板と同様に行える。しかも、躯体部1の裏面は発泡樹脂板3であるから、ルーター加工時に樹脂面3aにバリが出ることはなく、ルーター加工後のバリ取りは不要になる。
次に、遊技釘を打ち込む(S7)。このとき、ゲージプレスによるポンチの凹みを下穴として自動釘打ち機で遊技釘を打ち込むことができるので、遊技釘の打ち込み位置が正確になる。
そして、ガイドレール、入賞装置等の部品を取り付けて(S8)、検査(S9)を行えば、遊技盤が完成する。
以上の台紙及び装飾シートの貼着(S4)、ゲージプレス(S5)、ルーター加工(S6)、釘打ち(S7)、部品の取付け(S8)及び検査(S9)は、従来の積層合板の躯体部を備える遊技盤と同様であり、加工機械類及び接着剤等の消耗品も同様のものを使用することが可能である。つまり、積層合板の躯体部を備える遊技盤用の製造設備等をそのまま使用できるので、新規な設備や接着剤の開発を必要としない。
実施例の遊技盤の製造工程を説明するためのフローチャート。 実施例の遊技盤の構造説明図。
符号の説明
1・・・躯体部、
2・・・ベニヤ合板(木材板)、
2a・・・木質面(表面)、
3・・・発泡樹脂板、
3a・・・樹脂面(裏面)。

Claims (4)

  1. 木材板と、発泡押出成形で製造された発泡樹脂板とを積層した躯体部を備え、
    該躯体部の表面は前記木材板、裏面は前記発泡樹脂板である
    ことを特徴とする弾球遊技機の遊技盤。
  2. 請求項1記載の弾球遊技機の遊技盤において、
    前記躯体部の表面に台紙が貼着され、該台紙上に装飾シートが貼着されている
    ことを特徴とする弾球遊技機の遊技盤。
  3. 請求項2記載の弾球遊技機の遊技盤において、
    前記台紙及び装飾シートの貼着後に穿孔され、
    該穿孔後に遊技釘が打ち付けられている
    ことを特徴とする弾球遊技機の遊技盤。
  4. 請求項1ないし3のいずれか記載の弾球遊技機の遊技盤において、
    前記躯体部は複数枚の前記木材板と複数枚の前記発泡樹脂板とが1枚毎に交互に積層されている
    ことを特徴とする弾球遊技機の遊技盤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010017480A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Sammy Corp 遊技盤および遊技盤の製造方法

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