JP2007037660A - 生理用ナプキン - Google Patents

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Abstract

【課題】 女性の外性器に密着しやすい構造の生理用ナプキンを提供する。
【解決手段】 生理用ナプキン10は、中央対向部40および側方対向部45と、曲げ剛性の低い中間変形部46を有している。股間部に装着されると、境界34の部分で谷折れとなり、境界35の部分で山折れとなるように変形し、中央対向部40に窪み凹部が形成される。外性器は前記窪み凹部内に入り込み、さらに小陰唇2が表面シート21の凹凸部41に当接し、凹凸部41が軽い力で圧縮させられる。よって、生理用ナプキン10は、外性器から鼠径部4にかけて、身体の凹凸部に密着しやすくなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、女性の外性器の凹凸形状に追従して変形可能な生理用ナプキンに関する。
生理用ナプキンは、液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シート、および前記表面シートと裏面シートとの間に位置するパルプなどを主体とする液吸収層とを有しているのが一般的である。しかし、パルプを主体とした液吸収層は、全体として剛性が高く、肌側表面から加圧したときに局部的に変形しにくいものであるため、女性の股間部の凹凸形状に合わせて密着させることが困難である。
女性の股間部は、中央に陰裂を挟んで位置する小陰唇が突出し、その両側に大陰唇が突出し、さらに大陰唇の両側部で鼠径部が窪む形状である。そのため、生理用ナプキンの肌側表面を前記股間部の各部位の凹凸形状に追従するように変形させるのは困難である。
以下の特許文献1および特許文献2には、生理用ナプキンの肌側表面の中央部に突出部が形成されており、この突出部が圧縮性と弾性を有する繊維素材などで形成されたものが開示されている。また、特許文献3にも、パルプなどで形成された液吸収層と表面シートとの間に、空隙を有する嵩高の不織布が介在した生理用ナプキンが開示されている。
さらに、特許文献4に記載の生理用ナプキンは、一点から放射状に延びる折り曲げ線を介して三次元的に折り曲げられて、女性の外性器に対向する部分を凸形状としたものが開示されている。
特表平8−511708号公報 特許第3459249号公報 特開2004−141619号公報 特許第3534768号公報
前記特許文献1と特許文献2に記載の生理用ナプキンでは、中央部に設けられた突出部が外性器に当接することになるが、前述のように外性器は、陰裂と小陰唇および外陰唇などを有する微妙な凹凸形状であるため、凸形状の前記突出部を外性器の凹凸形状に追従するように柔軟に変形させるのは困難である。また、突出部の両側では、生理用ナプキンの肌側表面が低くなっているため、この低い部分での肌側表面と鼠径部との間に隙間が形成されやすい。そのため、生理用ナプキンの肌側表面を伝わって側方の流れる経血の漏れが生じる心配がある。
特許文献3に記載の生理用ナプキンは、肌側表面の中央部がほぼ平坦で、この部分に嵩高な不織布が設けられているため、中央部が外性器の凹凸形状に追従して変形することが可能である。しかし、生理用ナプキン1の肌側表面の全域がほぼ平坦であるため、外性器以外の領域の鼠径部などで、生理用ナプキンと肌との間に隙間が形成される心配がある。
特許文献4に記載の生理用ナプキンは、ナプキン全体を折り曲げて立体形状としているため、股間部のおおまかな形状の変化に対応させることが可能であっても、全体の剛性が高いため、外性器の微妙な凹凸形状に追従させて密着させることは困難である。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、女性の外性器に密着しやすく、さらに股間部の他の領域に対しても密着しやすい構造の生理用ナプキンを提供することを目的としている。
本発明は、肌側に位置する液透過性の表面シートと、裏側に位置する裏面シートと、表面シートと裏面シートとの間に位置する液吸収層とが設けられた生理用ナプキンにおいて、
女性の外性器に対向する中央対向部と、前記中央対向部の左右両側にそれぞれ位置する側方対向部とを有し、前記中央対向部では、表面シートの最も肌側に近い最表部から液吸収層の表面までの間に圧縮域が設けられており、
肌側表面に所定の圧力を加えたときの圧縮量は、中央対向部が側方対向部よりも大きく、且つ圧縮エネルギーは、前記中央対向部が前記側方対向部よりも低いことを特徴とするものである。
本発明の生理用ナプキンは、中央対向部を圧縮したときの変形量が大きく、且つ変形に必要な圧縮エネルギーが低いため、中央対向部が、女性の外性器の陰裂と小陰唇および大陰唇などの凹凸形状に追従して密着しやすくなる。
本発明は、好ましくは、前記圧縮域は、無加圧時の高さ寸法が5mm以上であり、前記圧縮域を圧縮するのに必要な圧縮エネルギーは、0.5(N・m/m)以下である。
さらに、本発明は、前記中央対向部の前記最表部に、液吸収層に向けて1960Paの圧力を加えたときに、前記圧縮域の高さ寸法が、無圧力時の50%以下となることが好ましい。
中央対向部に高さ5mm以上の圧縮域を有し、しかも圧縮域を変形させるのに必要な圧縮エネルギーが低いため、小陰唇さらには大陰唇の一部がこの圧縮域内に容易に入り込むことができ、中央対向部が外性器に密着しやすくなる。そのため、経血などの排泄液を中央対向部で確実に捕捉して液吸収層に透過させることができるようになる。
例えば、本発明では、前記圧縮域は、表面シートが、凹凸賦形されることで形成されている。または、前記圧縮域では、液吸収層と表面シートとの間に空隙が形成されている。あるいは、前記圧縮域では、液吸収層と表面シートとの間に、繊維層が設けられている。
また、本発明は、前記中央対向部とそれぞれの側方対向部との間に、幅方向に間隔を空け且つ縦方向に延びる2つの折れ部が形成されており、それぞれの折れ部で曲げられたときに、中央対向部での液吸収層の表面が、側方対向部での液吸収層の表面よりも低い位置となるように変形可能であるものとして構成できる。
この場合に、前記2つの折れ部の間に位置する液吸収層の曲げ剛性が、前記中央対向部に位置する液吸収層および前記側方対向部に位置する液吸収層の曲げ剛性よりも低いことが好ましい。
また、本発明は、前記中央対向部とそれぞれの側方対向部との間に、前記中央対向部と側方対向部よりも曲げ剛性の低い所定幅の中間変形部が設けられており、前記中間変形部で曲げられたときに、中央対向部での液吸収層の表面が、側方対向部での液吸収層の表面よりも低い位置となるように変形可能であるものとして構成できる。
前記各発明では、生理用ナプキンが股間部に装着され、大腿部からの圧力や下着の緊迫力によって変形させられたときに、中央対向部での液吸収層の表面が側方対向部での液吸収層の肌側表面よりも低くなり、中央対向部が窪む形状となる。そのため、この窪み内に外性器の主に小陰唇を入り込ませることができ、しかも圧縮域が変形して肌側表面が陰裂や小陰唇さらには大陰唇の一部に密着しやすくなる。この構成では、側方対向部が鼠径部にも密着しやすくなるため、外性器から排泄された経血などが両側方へ流れても生理用ナプキンの外部に漏れにくくなる。
また、本発明は、裏面シートが平面となるように展開した状態で、前記中央対向部での液吸収層の表面が、前記側方対向部での液吸収層の表面よりも低い位置にあり、中央対向部では、液吸収層の表面と表面シートとの間に、前記圧縮域を構成する空隙が設けられているものとして構成できる。
あるいは本発明は、裏面シートが平面となるように展開した状態で、前記中央対向部での液吸収層の表面が、前記側方対向部での液吸収層の表面よりも低い位置にあり、中央対向部では、液吸収層の表面と表面シートとの間に、前記圧縮域を構成する繊維層が設けられているものとして構成できる。
上記各発明においても、生理用ナプキンが股間部に装着された状態で、中央対向部に窪みができ、この窪み内に外性器の主に小陰唇や大陰唇の一部が入り込むことができ、しかも外性器が中央対向部の圧縮域に密着できるようになる。
前記において、表面シートは、中央領域において伸縮自在であることが好ましい。
また、側方対向部では、表面シートと液吸収層を一緒に裏面シートに向けて圧縮した圧縮部が形成されていることが好ましい。
側方対向部の圧縮部において、表面シートが液吸収層にしっかりと固定されているため、窪んでいる中央対向部の上で、表面シートが不用意に弛むことがなく、表面シートが外性器に密着しやすくなる。
本発明の生理用ナプキンは、中央対向部が外性器の小陰唇などに密着しやすくなる。また、外性器の側方の鼠径部と生理用ナプキンの肌側表面との密着性を高めることも可能である。
図13は、女性の外性器の概要を模式的に示す断面図である。女性の外性器は、陰裂1の両側に小陰唇2が突出し、その両側に大陰唇3が突出している。大陰唇3の両側は、外性器と大腿部との境界部となる鼠径部4である。
笹井寛治著、星雲社刊の「日本女性の外性器」によると、開脚姿勢での女性の外性器の寸法の平均値は、小陰唇2の突出高さ寸法h1が17.05mm、大陰唇3の突出高さ寸法h2が8.34mm、大陰唇3からの小陰唇2の突出高さh3が8.71mm、小陰唇2の最大幅寸法w1が3.2mmである。図13の寸法w2は、2つの小陰唇2,2の幅寸法と小陰唇2,2間の離間距離との和の最大値であるが、前記離間距離は個人差が大きい。大陰唇3の最大幅寸法(鼠径部4から陰裂1までの距離)w3は48.68mmである。また、小陰唇2の前後方向の長さ寸法は56.5mmであり、大陰唇3の縦方向の長さ寸法は76.08mmである。
図1は本発明の第1の実施の形態の生理用ナプキン10を肌側表面を上向きにして示す斜視図、図2は前記生理用ナプキン10を、その裏面を平面に展開して肌側表面から見た平面図、図3は、図2に示す生理用ナプキン10を、横方向基準線Ox−Oxで切断してIII矢視方向から見た断面図である。図4(A)(B)は、前記生理用ナプキン10を女性の股間部に装着する際の変形状態を説明する断面図である。
図1と図2に示すように、生理用ナプキン10は、縦方向中心線Oyに沿う縦方向の寸法が最も長い縦長形状であり、縦方向中心線Oyに対して左右対称形状である。本明細書では、生理用ナプキンの身体に向く側を「肌側」または「表面側」と呼び、生理用ナプキン10の肌側に向けられる外表面を「肌側表面」と呼ぶ。また肌側表面と逆側の面を「裏面」と呼ぶ。また各素材についても、肌側に向けられる面を「表面」と呼び、その逆側の面を「裏面」と呼ぶ。また、縦方向中心線Oyに沿う方向の寸法を縦寸法と呼び、これと直交する方向の寸法を幅寸法と呼ぶ。
生理用ナプキン10は、曲線形状の前縁部11と同じく曲線形状の後縁部12を有している。生理用ナプキン10は、縦方向中心線Oyでの長さ寸法が150〜450mm程度であるが、この実施の形態では前記長さ寸法が210mmである。生理用ナプキン10の両側部の形状は、前方において左右両側に突出した前方フラップ部13,13と、前記前方フラップ部13,13よりも後方において左右両側に突出した折り返しフラップ部14,14と、前記折り返しフラップ部14,14よりもさらに後方において、左右両側に突出した後方フラップ部15,15とを有している。
図2に示すように、折り返しフラップ部14,14を縦方向に二分して縦方向中心線Oyに直交して延びる仮想線が、横方向基準線Oxである。この実施の形態では、横方向基準線Oxにおける生理用ナプキン10の幅寸法が160mmである。生理用ナプキン10の幅寸法は、折り返しフラップ部14,14の基部において最も短くなり、その部分の幅寸法は95mmである。
生理用ナプキン10は、折り返しフラップ部14,14と肌側表面での構造が身体への装着位置の目安となる。この実施の形態では、縦方向中心線Oyと横方向基準線Oxとの交点付近が、外性器の中心に一致させる目安となる。外性器の中心に対向する部分、すなわち縦方向中心線Oyと横方向基準線Oxとの交点は、縦方向中心線Oy上に位置する前縁部11から後方へ105mm程度離れた位置に設定される。
図3に示すように、生理用ナプキン10は、肌側に位置する液透過性の表面シート21と、裏面に位置する液遮断性の裏面シート22と、表面シート21と裏面シート22と間に位置する液吸収層30とを有している。肌側の両側部には、側部シート23,23が設けられている。側部シート23は液透過性であるが、表面シート21よりも液の透過率の低い素材で形成されている。裏面シート22の外形は、生理用ナプキン10の外形と一致している。側部シート23は、その一部が液吸収層30を覆う表面シート21の表面に重ねられており、一方の側部シート23の対向縁部23aと、他方の側部シート23の対向縁部23aとの間に、前記表面シート21が露出している。対向縁部23aと対向縁部23aとの対向間隔は60mm以上であることが好ましい。
図2に示すように、前記液吸収層30の平面形状は、前方へ向けて突曲線形状の前端部30aと、後方へ向けて突曲線形状の後端部30bと、縦方向中心線Oyと平行に直線状に延びる左右の両側端部30c,30cを有している。液吸収層30の前端部30aは、生理用ナプキン10の前縁部11よりも内側に位置し、液吸収層30の後端部30bは、生理用ナプキン10の後縁部12よりも内側に位置している。また、液吸収層30の両側端部30c,30cは、それぞれ生理用ナプキン10の最も幅寸法が小さい部分よりも内側に位置している。
液吸収層30の前端部30aと生理用ナプキン10の前縁部11との間では、表面シート21と裏面シート22とがホットメルト型接着剤で接着されており、液吸収層30の後端部30bと生理用ナプキン10の後縁部12との間では、表面シート21と裏面シート22とがホットメルト型接着剤で接着されている。液吸収層30の両側端部30c,30cよりも外側では、側部シート23と裏面シート22とがホットメルト型接着剤で接着されている。前記前方フラップ部13,13、折り返しフラップ部14,14および後方フラップ部15,15は、側部シート23と裏面シート22とで構成されている。
液吸収層30は、パルプ層、パルプと高吸水性ポリマー(SAP)との混合体、または前記パルプ層や混合体をティッシュペーパやセルロースシートで包んだもの、あるいはパルプをエアレイド法で積層してアクリル系のバインダーでパルプを接合させたエアーレイドパルプ、親水性繊維で形成されたスパンレース不織布、吸水紙の積層体などで形成することができる。あるいは前記各素材を組み合わせて構成することもできる。この実施の形態では、前記液吸収層30は、針葉樹クラフトパルプの積層体で、アクリル酸重合体部分ナトリウム塩架橋物などの高吸水性ポリマーを3質量%含むものであり、表面シート21と対面する表面、裏面シート22と対面する裏面および両側端部30c,30cが、親水性のティッシュペーパ(目付け15g/m)で包まれて構成されている。なお、図3などでは、前記ティッシュペーパの個別の図示を省略している。
図3に示すように、液吸収層30は、中央吸収コア31と、その左右両側部に位置する側方吸収コア32,32、および中央吸収コア31とそれぞれの側方吸収コア32との間に位置する中間吸収コア33,33に区分されている。図2に示すように、中央吸収コア31と中間吸収コア33との境界34、および側方吸収コア32と中間吸収コア33との境界35は、それぞれ縦方向中心線Oyと平行に延びており、境界34と境界35は、液吸収層30の前端部30aから後端部30bにかけて、液吸収層30の全長に渡って設けられている。図2に示すように、中央吸収コア31は幅寸法がWaで、液吸収層30の縦方向の全長にわたって形成されており、側方吸収コア32は幅寸法がWbで、液吸収層30の縦方向の全長にわたって形成されており、中間吸収コア33は、幅寸法がWcであり、液吸収層30の縦方向の全長にわたって形成されている。
液吸収層30の横方向(横方向基準線Oxと平行な方向)での曲げ剛性は、中央吸収コア31よりも中間吸収コア33の方が低く、側方吸収コア32よりも中間吸収コア33の方が低い。前記生理用ナプキン10では、中央吸収コア31と側方吸収コア32の目付けが、中間吸収コア33の目付けよりも大きくなっており、中央吸収コア31と側方吸収コア32の目付けが300g/mであり、中間吸収コア33の目付けが100g/mである。
また、例えば、側方吸収コア32を圧縮してその曲げ剛性を高くしてもよいし、中間吸収コア33に多数のスリットや、多数の穴を形成して曲げ剛性を低下させてもよい。この実施の形態では、中央吸収コア31と、側方吸収コア32および中間吸収コア33が一体に連続して形成されているが、これら各部の吸収コアが互い独立して形成されたものであってもよい。
図1と図2に示すように、生理用ナプキン10の肌側表面には、中央対向部40が設けられている。中央対向部40は女性の外性器に対向する部分である。中央対向部40は、液吸収層30の中央吸収コア31の真上に位置しており、その幅寸法Wdは、前記中央吸収コア31の幅寸法Waと同じか、または幅寸法Waよりもわずかに大きい。図2では、中央対向部40の縦方向の中心に前記横方向基準線Oxが横断している。中央対向部40は、女性の外性器に当接できるように、その縦寸法Lおよび幅寸法Wdが設定されている。
前述のように、女性の小陰唇の長さの平均は56.5mmで、大陰唇の長さの平均は76.08mmである。中央対向部40の長さ寸法Lは、小陰唇の全長に対向できるように設定することが好ましく、60mm以上であることが好ましい。また前記寸法Lの上限は特に規定されず、縦方向に十分に長く形成することも可能であるが、例えば寸法Lの上限は120mm程度である。この実施の形態では、中央対向部40の長さ寸法Lが80mmであり、大陰唇の平均長さよりも大きく設定されている。
中央対向部40の幅寸法Wdは、陰裂1および小陰唇2に対向でき、大陰唇3の少なくとも一部に対向できるように設定される。前記幅寸法Wdは、15mm以上であることが好ましく、さらには20mm以上であることが好ましい。また幅寸法の上限は、その左右両側に前記中間吸収コア33と側方吸収コア32とを配置できるように、例えば50mm程度であることが好ましい。この実施の形態では、中央対向部40の幅寸法が最大部分で30mmである。
女性の大陰唇3は、陰裂1の前端から後方に向けて幅寸法が徐々に広まり、さらに陰裂1の後端に向けて幅寸法が徐々に狭くなっている。よって、図2に示すように、中央対向部40の平面的な外形状は、前方が細っており、後方に向かうにしたがって徐々に幅寸法が大きくなり、さらに後方に向かうにしたがって幅寸法が徐々に狭くなる形状である。
表面シート21は、液透過性で且つドレープ性のある不織布あるいは、多数の液透過孔が形成された樹脂フィルムである。例えば、目付けが10〜50g/mのスルーエアー不織布、メルトブロン不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布などで形成される。また樹脂フィルムはポリエチレン(PE)フィルムなどが使用される。この実施の形態では、表面シート21が、芯部がポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂で、鞘部がポリエチレン(PE)樹脂の芯鞘型複合合成繊維(繊度が2.2dtex)で形成されたスルーエアー不織布で、目付けが25g/mのものが使用されている。
図3に示すように、前記中央対向部40では、前記表面シート21に波状の凹凸部41が形成されている。この凹凸部41は、表面が歯車構造の一対の成形ロールを噛み合わせ、両成形ロール間に不織布(または開孔樹脂フィルム)を噛み込ませ、80℃程度の加熱下で、不織布を幅方向へ延伸させて形成したものである。図3に示すように、凸部と凹部は幅方向に向けて交互に形成されており、各凸部の頂部および凹部の底部は縦方向に互いに平行に延びている。また凹部の底部において、表面シート21と液吸収層30の表面30eとが接着されていないことが好ましい。ただし部分的に接着されていてもよい。凸部の頂部のピッチおよび凹部の底部のピッチは、0.2〜5mm程度である。
図3に示すように、中央対向部40において凹凸部41を形成している表面シート21の肌側の最表部と液吸収層30の表面30eとの間が、高さHの圧縮域42とされており、この圧縮域42において、凹凸部41が比較的弱い力で圧縮できる。また前記凹凸部41は、圧縮後に元の形状に復元できる弾性力を有していることが好ましい。この圧縮域42は、図13に示すように、大陰唇3からさらに突出している小陰唇2が入り込めるようにしたものである。大陰唇3からの小陰唇2の突出寸法h3は8.71mmであるため、圧縮域42の高さ寸法Hは3mm以上であることが好ましく、さらには5mm以上であることが好ましい。高さ寸法Hの上限は特に規定されないが、例えば上限は15mm程度である。
図2に示すように、中央対向部40の左右両側には圧縮部43,43が形成されている。図3に示すように、この圧縮部43は、液吸収層30の前記側方吸収コア32と表面シート21、および側部シート23の一部を、裏面シート22に向けて押圧し且つ加熱して、側方吸収コア32を圧縮したものである。この圧縮部43が形成されている領域では、側方吸収コア32の横方向への曲げ剛性がさらに高くなっている。
前記圧縮部43,43は縦方向に線状に延びており、その長さ寸法は、前記中央対向部40の長さ寸法Lと同じかあるいはそれよりも長い。また圧縮部43と圧縮部43の対向間隔は、横方向中心線Oxにおいて最も狭く、前端方部分と後端部分で、対向間隔が最大となっている。
図2および図3に示すように、前記中央対向部40の左右両側にあって、前記圧縮部43を有し且つ側方吸収コア32を有する部分が側方対向部45,45である。また、中央対向部40とそれぞれの側方対向部45との間に位置し、前記中間吸収コア33を有する部分が中間変形部46,46である。
側方対向部45の幅寸法は、側方吸収コア32の幅寸法Wbで決められ、中間変形部46の幅寸法は、中間吸収コア33の幅寸法Wcで決められる。前記幅寸法WbとWcは共に5mm以上であることが好ましく、さらに好ましくは8mm以上である。この実施の形態では、側方対向部45の幅寸法Wbが10mmで、中間変形部46の幅寸法Wcが13mmである。中間変形部46の幅寸法Wcが、側方対向部45の幅寸法Wbよりも大きいため、生理用ナプキン10が図4(B)に示す状態に曲げ変形されやすくなっている。
前記裏面シート22は、合成樹脂フィルムや液遮断性の不織布で形成されるが、この実施の形態では、坪量が23.5g/mのポリエチレン樹脂フィルムで形成されている。また、側部シート23は、芯部がポリプロピレン(PP)樹脂で、鞘部がポリエチレン樹脂の芯鞘型複合合成繊維(繊度が2.2dtex)で形成された目付けが22g/mのスパンボンド不織布である。
図3に示すように、裏面シート22の表面には、ずれ止め用の感圧接着剤層51が塗工されている。この感圧接着剤層51は、縦方向中心線Oyに沿って所定の幅寸法で塗工されている。この実施の形態では、感圧接着剤層51の左右両縁部が、前記液吸収層30の中央吸収コア31と中間吸収コア33との境界34の真下に位置している。よって、感圧接着剤層51の幅寸法はWaである。感圧接着剤層51が、中央吸収コア31の真下で且つ同じ幅寸法で設けられていることにより、前記境界34において、中央対向部40と中間変形部46との剛性差を大きくでき、境界34が折れ部として機能しやすくなる。
また、それぞれの折り返しフラップ部14においても、裏面シート22の外面にフラップ部感圧接着剤層52が設けられている。前記感圧接着剤層51,52は、ゴム系のホットメルト型接着剤であり、塗工量は30g/m以上であり、この実施の形態では、50g/mである。
次に、図4(A)(B)を参照して、前記生理用ナプキン10を女性の股間部に装着するときの変形機能について説明する。
図4(A)(B)には、下着のクロッチ部55を断面で示している。生理用ナプキン10は、裏面に設けられた感圧接着剤層51を介して、下着のクロッチ部55の内面に接着されて仮止め固定される。また、折り返しフラップ部14が、クロッチ部55の縁部を起点としてクロッチ部55の外面に向けて折り返され、フラップ部感圧接着剤層52によってクロッチ部55の外面に仮止め固定される。
図4(A)は、下着のクロッチ部55に生理用ナプキン10を固定した状態でこの下着を身体に着用する途中を示している。
下着を着用する際には、クロッチ部55および生理用ナプキン10の左右両端部に対して、大腿部から縦方向中心線Oyに向かう挟圧力Fが作用する。このとき、中央吸収コア31と中間吸収コア33との境界34が第1の折れ部となって谷折り状態に変形する。あるいは剛性の低い中間吸収コア33そのものが変形し、中央対向部40の左右両外側に位置する側方対向部45,45が上を向くようにして、生理用ナプキン10の肌側表面が凹状に変形する。
図4(B)は、さらに下着を持ち上げて生理用ナプキン10を、女性の股間部に当接させた状態を示している。
クロッチ部55および生理用ナプキン10が、図4(B)に示す位置まで持ち上げられ、中央対向部40が外性器に当たると、下向きに凸状となった外性器によって中央対向部40が下向きに押され、また、下着のクロッチ部55によって、側方対向部45,45が股間部に向けて押し付けられる。その結果、境界34の第1の折れ部が大きく谷折り状態に変形し、さらに、側方吸収コア32と中間吸収コア33との境界35が第2の折れ部となって山折り状態に変形する。
その結果、中央対向部40に位置する中央吸収コア31の表面が、側方対向部45,45に位置する側方吸収コア32,32の表面よりも下側に位置するようになり、中央吸収コア31の表面よりも上方で、且つ側方吸収コア32,32の間に、高さHyで幅寸法Wxの窪み凹部が形成される。大陰唇3の高さ寸法h2の平均値が8.34mmであり、この大陰唇3の少なくとも一部が前記窪み凹部内に入り込めるようにするためには、前記高さHyが5mm以上であることが好ましい。
図4(B)に示す着用状態では、突形状の外性器である小陰唇2,2と大陰唇3,3の少なくとも一部が窪み凹部内に入り込むため、左右両側の側方対向部45,45が外性器の左右両側部、または鼠径部4に密着しやすくなる。
前記窪み凹部内では、圧縮域42を形成する波状の凹凸部41が設けられているため、下向きに突出する小陰唇2,2がこの凹凸部41に当接すると、凹凸部41を構成する表面シート21が圧縮変形する。凹凸部41に位置する波状の凸部は互いに独立して個別に圧縮するため、凹凸部41を構成する表面シート21が左右方向に自由に変形して、小陰唇2,2および大陰唇3に密着できるようになる。
図4(B)に示すように、圧縮域42を形成している波状の凹凸部41が外性器の凹凸に追従して密着するため、外性器から排泄される経血などは、表面シート21で確実に捕捉され、この表面シート21を透過して液吸収層30に吸収保持される。さらに、経血などは主に前記窪み凹部内に与えられ、しかも側方対向部45,45が鼠径部4,4などに密着しやすいため、経血などが生理用ナプキン10の両側部外方へ漏れ出にくくなる。
次に、図4(B)に示すような着用状態を実現するための、生理用ナプキン10の好ましい物性について説明する。
中央対向部40の表面に位置する圧縮域42の高さHは前述のように3mm以上でさらには5mm以上であることが好ましい。また圧縮域42は小陰唇2,2などに大きな反発力が作用しないように、軟質に圧縮変形でき、且つ弾性復元力を有することが好ましい。圧縮域42の圧縮剛性は、カトーテック株式会社製の自動化圧縮試験機「KES FB3−AUTO−A」で測定することができる。その測定で得られる線図の概要を図14に示す。
前記自動化圧縮試験機に、表面シート21で形成された凹凸部41を設置する。面積が2cmの円形の加圧板により、凹凸部41に対して垂直方向へP0=49Pa(0.5g/cm)の初期圧力を与え、このときの計測厚みを初期厚み寸法T0とする。前記初期圧力P0を起点として、前記圧縮圧力をPm=2450Pa(25g/cm)まで圧縮速度0.01cm/secで直線的に高め、前記圧縮圧力Pmを与えたときの前記測定試料の加圧時厚みをTmとする。
圧縮エネルギーWCは、前記のように加圧したときに得られる図14の(i)の曲線に対して、WC=∫P・dT(Pは圧力、Tは厚み)でT0→Tmの間で定積分を行った値(N・m/m)である。
前記第1の実施の形態では、圧縮エネルギー(WC)が0.5(N・m/m)以下であることが好ましく、さらに好ましくは0.3(N・m/m)以下である。また、下限は0(N・m/m)または0.1(N・m/m)程度である。
圧縮回復エネルギーWC´は、圧縮圧力をPmからP0に戻したときの(ii)の曲線に対して前記と同様の定積分を行った値(N・m/m)である。圧縮回復率(RC値)は、WC´/WC×100(%)で求められる。
前記圧縮域42の圧縮回復率(RC値)は50%以上が好ましい。なお、上限は100%である。
次に、圧縮域42の圧縮率は、株式会社大栄科学精機製作所製の不織布厚み計で計測することができる。表面シート21で形成された凹凸部41を設置し、無圧力時の高さ寸法Hを測定する。次に前記凹凸部41に対し、1960Pa(20gf/cm)の圧力を与えたときの凹凸部41の厚みを測定する。加圧時の厚み寸法は、前記初期厚み寸法Hの50%以下であることが好ましく、さらに好ましくは20%以下である。
中央対向部40に設けられる圧縮域42は、前記特性を満たすものであればどのような構成でもよく、例えば表面シート21をプリーツ加工して立体形状としたものや、表面シート21をループ状繊維、スライバー、捲縮繊維で形成された嵩高のシートで構成し、高さHが3mm以上で好ましくは5mm以上の圧縮域42を形成してもよい。
次に、液吸収層30の曲げ剛性値であるが、横方向へ向けての曲げたときのガーレー剛性値は、中間吸収コア33が13mN以下であることが好ましい。また中央吸収コア31と中間吸収コア33とのガーレー剛性値の差、および側方吸収コア32と中間吸収コア33とのガーレー剛性値の差は、3.5mN以上であることが好ましい。また、側方吸収コア32と中間吸収コア33とのガーレー剛性値の上限は25mN程度が好ましい。
前記ガーレー剛性値は、中央吸収コア31、側方吸収コア32、中間吸収コア33と同じ構成のシートを、横方向へ38mm、縦方向へ25mmとなるように切断し、そのサンプルを株式会社安田精機製作所製のガーレー式柔軟度試験機を用いて測定した値である。
以下本発明の他の実施の形態を説明する。以下の各実施の形態では、第1の実施の形態と同じ構成部分については同じ符号を付して詳しい説明を省略する。また以下の各実施の形態における「圧縮域」の好ましい高さ寸法や、好ましい圧縮特性は、前記第1の実施の形態と同じである。
図5(A)は本発明の第2の実施の形態の生理用ナプキン110を示すものであり、図3と同様に、生理用ナプキン110を横方向基準線Oxで切断した断面図である。図5(B)に示す生理用ナプキン110Aは、前記生理用ナプキン110の中央対向部の剛性を高めた例を示す断面図である。
図5(A)に示す生理用ナプキン110の平面形状は、図1に示す生理用ナプキン0と同じである。表面シート21と裏面シート22との間に設けられた液吸収層130の平面形状も、図2に示す液吸収層30と同じである。ただし、第2の実施の形態の液吸収層130の断面形状は、前記液吸収層30と相違している。
図5(A)に示すように、液吸収層130は、縦方向中心線Oyに沿って帯状に延びる中央吸収コア131と、この中央吸収コア131の両側部に隣接して設けられる側方吸収コア132,132を有している。中央吸収コア131の厚み寸法は側方吸収コア132の厚み寸法よりも小さく、中央吸収コア131の上方には、窪み凹部136が形成されている。
また、中央吸収コア131の横方向への曲げ剛性は、側方吸収コア132の横方向への曲げ剛性よりも低く、そのガーレー剛性値の差は、3.5mN以上である。図5(A)に示す実施の形態では、中央吸収コア131と側方吸収コア132との目付けを相違させることで剛性差を生じている。よって、中央吸収コア131と側方吸収コア132との境界134が折れ部として機能する。
この生理用ナプキン110は、図2に示す生理用ナプキン10と同様に幅寸法がWdで長さ寸法がLの中央対向部140を有している。この中央対向部140では、表面シート121に凹凸部141が賦形されている。
中央対向部140およびその前後では、中央吸収コア131の表面131eと表面シート121との間に空隙が形成されている。中央対向部140ではこの空隙が圧縮域142を構成しており、図5(A)に示すように、中央吸収コア131の表面13eから、凹凸部141の最表部までの間に高さ寸法Hが3mm以上で好ましくは5mm以上となっている。この実施の形態では、中央対向部140に、液吸収層130の窪み凹部136が位置し、さらに表面シート121に凹凸部141が形成されているため、圧縮域142の高さ寸法Hを8mm以上とすることも可能である。
図5(B)に示す生理用ナプキン110Aは、中央吸収コア131の剛性を高くして、図6に示すように、生理用ナプキン110Aに対し、大腿部から縦方向中心線Oyに向かう挟圧力が作用したときに、中央吸収コア131が横方向に向けて潰れるように変形するのを防止できるようにしている。
図5(B)に示す生理用ナプキン110Aでは、中央吸収コア131の幅方向のほぼ全面において、エンボス加工が施され、中央吸収コア131が圧縮されて剛性が高められている。エンボス加工によるコアの圧縮パターンは、ドット状パターンやネット状パターンなどどのようなものであってもよい。または、中央吸収コア131が平面的に加圧されて圧縮され、剛性が高められたものであってもよい。または、中央吸収コア131の表面131eに、エアーレイドパルプなどの剛性が高く且つ液吸収機能を発揮する補強シートが重ねられているもの、あるいは中央吸収コア131の裏面にエアーレイドパルプなどが重ねられたもの、または、前記エアーレイドパルプなどが中央吸収コア131内に埋設されているものであってもよい。なお、前記感圧接着剤層51の幅寸法を中央吸収コア131の幅寸法に合わせることにより、この感圧接着剤層51の存在によって、中央吸収コア131の剛性を高めることもできる。
中央吸収コア131の剛性を高めた場合でも、中央吸収コア131と側方吸収コア132との境界134に剛性差を設けることで、前記境界134を折れ部として機能させることができる。この場合に、中央吸収コア131の横方向での曲げ剛性を、側方吸収コア132の横方向の曲げ剛性よりも低くしてもよいし、逆に、中央吸収コア131の曲げ剛性を側方吸収コア132の曲げ剛性よりも高くしてもよい。いずれにせよ、前記境界134を折れ部として機能させるためには、中央吸収コア131と側方吸収コア132との剛性差は3.5mN以上であることが好ましい。
図6は、第2の実施の形態の生理用ナプキン110が、女性の股間部に装着された状態を示している。
生理用ナプキン110の中央対向部140が外性器に当接すると、小陰唇2によって表面シート121が下方へ押されて、表面シート121が窪む凹部136内に入り込むように変形する。また、大陰唇3の少なくとも一部も窪み凹部136内に入り込む。さらに、中央吸収コア131と側方吸収コア132との境界134が折れ部として機能し、生理用ナプキン110が、肌側表面の中央部が窪むように凹状に変形する。そのため、側方対向部145,145が外性器の両側部や鼠径部4,4に密着しやすくなる。また、図5(B)に示すように、エンボス加工などで中央吸収コア131の曲げ剛性を高めておくと、図6の状態で、中央吸収コア131が横方向に縮むような変形を生じにくく、前記境界134の部分で生理用ナプキン110Aが折れ変形しやすくなる。
経血などの排泄液は、中央対向部140に受け止められるが、図6に示すように外性器が窪み凹部136の内部に入り込めるため、経血などを中央吸収コア131で吸収しやすくなる。また中央吸収コア131と側方吸収コア132との境界134に段差が形成され、側方対向部145が鼠径部4などに密着しやすいため、経血などの横方向への漏れを防止しやすい。
なお、前記表面シート121を伸縮性の素材で形成すると、凹凸部141を形成しなくても、小陰唇2で押された表面シート121が、液吸収層30の窪み凹部136内に入り込みやすくなる。この場合の表面シート121は、メルトブロー法で紡糸された連続繊維が互いに融着された伸縮性の不織布、それ自体が弾性伸縮性を有する捲縮繊維を熱風で熱融着させたスルーエアー不織布、ウレタンなどの伸縮性繊維で形成された不織布、弾性伸縮性の樹脂フィルムと不織布とを積層した積層シートなどで形成される。
表面シート121を平面状に展開した状態で、表面シート121に対して垂直に1960Pa(20g/cm)の圧力を与えたときに、表面シート121は、縦方向中心線Oyに沿う縦方向の伸びが110%以上であり、横方向基準線Oxに沿う横方向への伸びが115%以上となることが好ましい。前記範囲であれば、小陰唇2,2で表面シート121が下向きに押されたときに、表面シート121が液吸収層130の窪み凹部136内に向けて変形しやすく、外性器を窪み凹部136内に入り込ませやすくなる。
図5(A)(B)に示すように、側方対向部145,145では、表面シート121と側方吸収コア132とが一緒に加熱下で加圧されて圧縮部143,143が形成されている。側方対向部145,145の圧縮部143,143において、表面シート121が、側方吸収コア132の表面にしっかりと固定されているため、窪み凹部136の上方に位置する表面シート121が外性器の圧力を受けたときに、表面シート121が不用意に弛むなどの現象を防止できる。特に、表面シート121が伸縮性素材で形成されている場合、この表面シート121に外性器が加圧されたときに、両側の圧縮部143,143に固定された表面シート121が十分な張力を有して外性器に当接できるようになる。
図7は、本発明の第3の実施の形態の生理用ナプキン210を示す断面図であり、図5(A)(B)に示す生理用ナプキン110のさらなる変形例である。
図7に示す生理用ナプキン210では、中央対向部240において、液吸収層130の窪み凹部136内に、低圧力で圧縮可能な繊維層241が配置されている。よって、中央対向部240には、液吸収層130の中央吸収コア131の表面の上方に、前記繊維層241と、表面シート121の凹凸部141とで形成された圧縮域242が形成されている。前述のように、この圧縮域242の高さ寸法、その圧縮特性などの好ましい範囲は、第1の実施の形態と同じである。
前記繊維層241は、ループ状繊維、スライバー、捲縮繊維などの繊維を重ねた繊維束、前記繊維で形成された内部空隙の多い不織布、または合成樹脂フィルムを多数の亀裂を有するように引き裂いたスプリットヤーンなどを使用することができる。また繊維層241は、親水性を有する天然繊維、または表面に界面活性剤を塗布して親水処理された合成樹脂繊維で形成される。
この生理用ナプキンは、中央対向部240において、中央吸収コア131の表面と表面シート121との間が繊維層241で埋められているために、表面シート121に与えられた経血などの排泄液が、繊維層241を経てスムースに中央吸収コア131に移行できる。
図8に示す第3の実施の形態の生理用ナプキン310は、図7に示す生理用ナプキン210を変形させたものである。この生理用ナプキン310は、中央対向部340において、液吸収層130の窪み凹部136内に厚い繊維層241が設けられ、この繊維層241が、側方対向部145よりも肌側に突出している。
この生理用ナプキン310は、中央対向部340の肌側表面が突出しているため、この中央対向部340に対向した小陰唇2,2などが窪み凹部136内に入り込んだときに、表面シート121と外性器とが確実に密着できるようになる。
図9は、本発明の第5の実施の形態の生理用ナプキン410を示す断面図である。
この生理用ナプキン410は、図5(A)または図5(B)に示す第2の実施の形態と同じ液吸収層130を有している。表面シート142は伸縮性または非伸縮性である。表面シート421は、中央吸収コア131の表面の両側部に接着固定されているとともに、その中間部に弛み部421aを有している。弛み部421aでは、表面シート421の内側に液透過性の内装シート413が接着されており、表面シート421と内装シート413との間に、縦方向に延びる複数の弾性伸縮部材414が、縦方向に1.1倍以上伸ばされた状態で接着されている。また、中央対向部440よりも前方および後方では、前記弛み部421aが中央吸収コア131の表面に扁平状態に折り畳まれて接着固定されている。
この生理用ナプキン410は、中央対向部440の前方と後方に前記弾性伸縮部材414の弾性収縮力が作用して、その間で液吸収層130が縦方向へ凹状に変形する。その結果、中央対向部440では、図9に示すように表面シート421の弛み部421aが立ち上がって、空洞の立体部が形成される。
この実施の形態では、液吸収層130の窪み凹部136の上に位置する前記立ち上がり部によって圧縮域442が形成されている。
図10は、本発明の第6の実施の形態の生理用ナプキン510を示す断面図である。
この生理用ナプキン510の基本構造は、図5(A)(B)に示した第2の実施の形態の生理用ナプキン110と同じである。液吸収層130は、中央吸収コア131と側方吸収コア132を有し、中央吸収コア131の上部に窪み凹部136が形成されている。また、窪み凹部136の上方には、表面シート121で形成された凹凸部141が位置している。よって、中央対向部540には、前記窪み凹部136と凹凸部141とで形成された圧縮域542が形成されている。
この生理用ナプキン510では、側方対向部545において、裏面シート22と側方吸収コア132とが一緒に上方へ加熱下で加圧されて圧縮部543が形成されている。
この生理用ナプキン510が、女性の股間部に着用されると、左右両側から大腿部の挟圧力を受けるが、この挟圧力を受けたときに、圧縮部543の部分が折れ部となり、且つ両圧縮部543が互いに接近しようとするため、圧縮部543と圧縮部543との間に位置する低剛性の中央吸収コア131が下方向に向けて凸状に湾曲変形しやすくなる。その結果、液吸収層130の窪み凹部136の深さ寸法が増大し、中央吸収コア131の表面から凹凸部141の最表面までの高さ寸法、すなわち圧縮域542の高さ寸法を増大させることができる。
そのため、生理用ナプキン510は、変形前に薄型になり、股間部に着用したときに、圧縮域542の高さ寸法を3mm以上で好ましくは5mm以上に設定でき、小陰唇2,2が窪み凹部の圧縮域542の内部に入り込みやすくなる。
図11は、本発明の第7の実施の形態の生理用ナプキン610を示す断面図である。
この生理用ナプキン610は、図10に示す生理用ナプキン510と基本的な構造が同じである。生理用ナプキン610は、中央吸収コア131の裏面側に、縦方向中心線Oyから左右に同じ距離開けた位置に、裏面シート22と中央吸収コア131とを加熱下で加圧した圧縮部643,643が形成されている。また圧縮部643,643よりも左右両外側では、裏面シート22と側方吸収コア132を一緒に加熱下で加圧した圧縮部644,644が形成されている。
この生理用ナプキン610が股間部に装着されると、図10の生理用ナプキン510と同様に、圧縮部643と圧縮部643の間で、中間吸収コア131が下側に向けて凸状に湾曲変形し、窪み凹部136上の空間(圧縮域)の高さ寸法を確保できる。
さらに左右両側から大腿部の挟圧力を受けると、内側の圧縮部643で生理用ナプキン610が肌側が谷折りとなる状態に変形しやすく、外側の圧縮部644で肌側が山折りとなるように変形しやすい。その結果、図4(B)に示した第1の実施の形態の生理用ナプキン10と同様に、両側部が鼠径部4に密着しやすくなる。
図12は、本発明の第8の実施の形態の生理用ナプキン710を示す斜視図である。
この生理用ナプキン710は、第1の実施の形態の生理用ナプキン10と全体の基本構造が同じである。ただし、この生理用ナプキン710は、外性器に対向する中央対向部40の後方に、細長の後方中央対向部740が設けられている。この後方中央対向部740においても、表面シート21が波状に形成されている。
この生理用ナプキン710は、中央対向部40が外性器に密着すると共に、後方中央対向部740が外性器よりも後方の会陰部、肛門および臀部の凹凸形状に追従して変形できるようになる。
本発明の第1の実施の形態の生理用ナプキンを示す斜視図、 第1の実施の形態の生理用ナプキンを平面状に展開して肌側から示す平面図、 生理用ナプキンを図2に示す横方向基準線Oxで切断し、III矢視方向から見た断面図、 (A)(B)は第1の実施の形態の生理用ナプキンが、女性の股間部に装着されるときの変形状態を示す断面図、 (A)(B)は、本発明の第2の実施の形態の生理用ナプキンを示す断面図、 第2の実施の形態の生理用ナプキンが股間部に装着された状態を示す断面図、 本発明の第3の実施の形態の生理用ナプキンを示す断面図、 本発明の第4の実施の形態の生理用ナプキンを示す断面図、 本発明の第5の実施の形態の生理用ナプキンを示す断面図、 本発明の第6の実施の形態の生理用ナプキンを示す断面図、 本発明の第7の実施の形態の生理用ナプキンを示す断面図、 本発明の第8の実施の形態の生理用ナプキンを示す斜視図、 女性の外性器の模式図、 圧縮エネルギーの測定線図、
符号の説明
10 生理用ナプキン
21 表面シート
22 裏面シート
23 側部シート
30 液吸収層
31 中央吸収コア
32 側方吸収コア
33 中間吸収コア
34 第1の折れ部となる境界
35 第2の折れ部となる境界
40 中央対向部
41 凹凸部
42 圧縮域
43 圧縮部
45 側方対向部
46 中間変形部
55 下着のクロッチ部
110,110A 生理用ナプキン
130 液吸収層
131 中央吸収コア
132 側方吸収コア
136 窪み凹部
140 中央対向部
142 圧縮域
143 圧縮部
145 側方対向部
210 生理用ナプキン
240 中央対向部
241 繊維層
242 圧縮域
310 生理用ナプキン
340 中央対向部
342 圧縮域
410 生理用ナプキン
421 表面シート
414 弾性伸縮部材
440 中央対向部
442 圧縮域
510 生理用ナプキン
540 中央対向部
542 圧縮域
543 圧縮部
545 側方対向部
610 生理用ナプキン
643,644 圧縮部
710 生理用ナプキン
740 後方中央対向部

Claims (13)

  1. 肌側に位置する液透過性の表面シートと、裏側に位置する裏面シートと、表面シートと裏面シートとの間に位置する液吸収層とが設けられた生理用ナプキンにおいて、
    女性の外性器に対向する中央対向部と、前記中央対向部の左右両側にそれぞれ位置する側方対向部とを有し、前記中央対向部では、表面シートの最も肌側に近い最表部から液吸収層の表面までの間に圧縮域が設けられており、
    肌側表面に所定の圧力を加えたときの圧縮量は、中央対向部が側方対向部よりも大きく、且つ圧縮エネルギーは、前記中央対向部が前記側方対向部よりも低いことを特徴とする生理用ナプキン。
  2. 前記圧縮域は、無加圧時の高さ寸法が5mm以上であり、前記圧縮域を圧縮するのに必要な圧縮エネルギーは、0.5(N・m/m)以下である請求項1記載の生理用ナプキン。
  3. 前記中央対向部の前記最表部に、液吸収層に向けて1960Paの圧力を加えたときに、前記圧縮域の高さ寸法が、無圧力時の50%以下となる請求項1または2記載の生理用ナプキン。
  4. 前記圧縮域は、表面シートが、凹凸賦形されることで形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の生理用ナプキン。
  5. 前記圧縮域では、液吸収層と表面シートとの間に空隙が形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の生理用ナプキン。
  6. 前記圧縮域では、液吸収層と表面シートとの間に、繊維層が設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の生理用ナプキン。
  7. 前記中央対向部とそれぞれの側方対向部との間に、幅方向に間隔を空け且つ縦方向に延びる2つの折れ部が形成されており、それぞれの折れ部で曲げられたときに、中央対向部での液吸収層の表面が、側方対向部での液吸収層の表面よりも低い位置となるように変形可能である請求項1ないし6のいずれかに記載の生理用ナプキン。
  8. 前記2つの折れ部の間に位置する液吸収層の曲げ剛性が、前記中央対向部に位置する液吸収層および前記側方対向部に位置する液吸収層の曲げ剛性よりも低い請求項7記載の生理用ナプキン。
  9. 前記中央対向部とそれぞれの側方対向部との間に、前記中央対向部と側方対向部よりも曲げ剛性の低い所定幅の中間変形部が設けられており、前記中間変形部で曲げられたときに、中央対向部での液吸収層の表面が、側方対向部での液吸収層の表面よりも低い位置となるように変形可能である請求項1ないし6のいずれかに記載の生理用ナプキン。
  10. 裏面シートが平面となるように展開した状態で、前記中央対向部での液吸収層の表面が、前記側方対向部での液吸収層の表面よりも低い位置にあり、中央対向部では、液吸収層の表面と表面シートとの間に、前記圧縮域を構成する空隙が設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の生理用ナプキン。
  11. 裏面シートが平面となるように展開した状態で、前記中央対向部での液吸収層の表面が、前記側方対向部での液吸収層の表面よりも低い位置にあり、中央対向部では、液吸収層の表面と表面シートとの間に、前記圧縮域を構成する繊維層が設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の生理用ナプキン。
  12. 表面シートは、中央領域において伸縮自在である請求項10または11記載の生理用ナプキン。
  13. 側方対向部では、表面シートと液吸収層を一緒に裏面シートに向けて圧縮した圧縮部が形成されている請求項10ないし12のいずれかに記載の生理用ナプキン。
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