JP2007031184A - 人造大理石用樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】熱硬化性樹脂に充填剤、内部離型剤、硬化剤、人造大理石柄を表現する柄材c等の添加物を配合して得られる人造大理石用樹脂組成物において、マイクロバルーンaと熱膨張性マイクロカプセルbとを併用して添加配合したことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
上記のような人造大理石用樹脂組成物を製造するための原料となる熱硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、熱硬化型アクリル樹脂、エポキシ樹脂等が用いられ、人造大理石の成型品としては、洗面カウンター、キッチンカウンター、浴槽、洗面ボール等、家具や住宅設備の部材、建材として広く利用されている。
その為、軽量化を狙いに成型品の厚みをなるべく薄くすることが考えられたが、成型品の厚みを薄くしていくと、除々に製品強度が低下してしまうので、成型品の商品としての品質に問題が発生してくる。そこでそれを補うために、成型品の裏面に木製の補強板を設けたり、FRP(繊維強化プラスチックス)の補強層を設けたりして成型品の強度を維持してやることが必要になってくる。
しかしながらこれではさらに生産工程が複雑になり、また、それらの補強対策のために結果的には成型品の重量はほとんど軽くならず、逆に重くなってしまうという問題があった。
そこで、下記特許文献1には、上記問題を解決すべく、成型品の厚みを薄くすることなく、軽量化を図った人造大理石用樹脂組成物として、熱硬化性樹脂に硬化剤、充填剤及びマイクロバルーンを配合したものが開示されている。
そもそも従来より、熱硬化性樹脂を加熱硬化して得られる成型品については、この硬化の過程で硬化による収縮(成型収縮)が生じるため、成型品寸法が安定せず、所望する寸法の成型品が得られないという問題があり、これを改善するために、各種の低収縮剤を添加することが検討されてきた。しかしながら、低収縮剤を添加配合すると、強度等の他の特性を大幅に低下させてしまう傾向があり、有効な手段として実用化することが難しいものであった。また熱硬化性樹脂を金型に注入して成型硬化させる場合、加圧方向と平行な面、例えば浴槽を成型する場合にはその側面の部分等、金型のキャビティの立ち上がり垂直面には成型時に圧力がかかりにくく、均一な成型厚みを確保することが困難であり、この成型面が荒れてしまう等の問題もあった。
近年、このように、高齢化社会へと移行するに中にあって、入浴時の快適性の要求はますます強くなっていく傾向になるとともに、地球温暖化を引き起こす炭酸ガスの排出量を抑えるために叫ばれている省エネルギーの面から、浴槽の裏面に発泡性樹脂を吹き付けたり、発泡材を貼り付けたりして断熱性を高め、湯をさめにくくして、いつでも暖かい湯に入れるという快適性と省エネルギー化の実現が求められている。
更に、請求項4のように、上記マイクロバルーンと上記熱膨張性マイクロカプセルの真密度は、0.05〜1.5g/ccが望ましく、請求項5のように、上記マイクロバルーン及び、上記熱膨張性マイクロカプセルの平均粒径は、3〜150μmとすることができる。
さらに熱膨張性マイクロカプセルと共に、マイクロバルーンが添加されているため、成型品の厚みを薄くすることなく、成型品の強度を維持したまま軽量化することができ、また断熱機能を付与できる。
よって、例えば浴槽として活用した場合は湯を冷めにくくして、いつでも暖かい湯に入れるという快適性と省エネルギー化が実現でき、浴槽の製造面においては、従来のように浴槽の裏面に発泡性樹脂を吹き付けたり、発泡材を貼り付けたりする作業がなくなるため、コストダウンと生産効率を上げることができる。また浴槽の取付施工時には、大型成型品であっても軽量なので、ハンドリング性がよく運搬もしやすくなる。
熱膨張性マイクロカプセルの上記重量配合比率は0.3より小さいと、熱硬化性樹脂とマイクロバルーンの間の微妙な硬化収縮のムラの発生を抑える効果が低下し、成型品の表面に凹凸の発生が生じる傾向となる。
マイクロバルーンの上記重量配合比率は0.3より小さいと、樹脂組成物中の空隙部分が該マイクロカプセルで構成される割合が増えていくことになり、このマイクロカプセルは膨張作用の結果、マイクロカプセルの隔壁が極端に薄くなった状態で樹脂組成物中に存在することになるため、骨材効果或いは充填効果が低下して、成型品自体の強度が低下する傾向となる。注入空間部に減圧をかけても、エアー溜りを防ぐ観点から効果的でないからである。
マイクロバルーンと熱膨張性マイクロカプセルの合計の上記配合比率が0.1重量部より小さいと、人造大理石の成型品の軽量効果や断熱効果が少ない傾向となる。
マイクロバルーンと熱膨張性マイクロカプセルの合計の上記配合比率が400重量部より大きいと、軽量効果や断熱効果は期待できるが、樹脂組成物の粘度が急激に上昇し、分散性や流動性が低下し、注型用金型への正常な注入が困難となってしまう。
上記真密度が0.05g/ccより小さいと、マイクロバルーン及び熱膨張性マイクロカプセルの隔壁の厚みが極端に薄くなったもので構成されるため、樹脂組成物に混合・攪拌する段階で攪拌力に耐え切れず隔壁が壊れる傾向になり、本発明が目的とする軽量化や成型品の表面を均一にする等の実現が困難となる。
また上記真密度が1.5g/ccより大きいと、隔壁の厚みは樹脂組成物への攪拌力に耐えうるものとなるが、充填剤との密度差が小さくなる傾向になり、本発明が目的とする軽量化の実現が困難となる。
マイクロバルーン及び上記熱膨張性マイクロカプセルの粒径は、その粒径が小さいほど人造大理石の耐衝撃強度を低下させないで添加配合することができるが、マイクロバルーン及び上記熱膨張性マイクロカプセルの粒径が3μmより小さいと、樹脂組成物の粘度が急激に上昇し、分散性や流動性が低下し、注型用金型への正常な注入ができず、製造が困難な傾向となる。
またマイクロバルーン及び上記熱膨張性マイクロカプセルの粒径が150μmより大きいと、樹脂組成物の粘度は低下し、製造での問題はなくなるが、人造大理石製品の耐衝撃強度が低下してしまう傾向となる。
充填剤の粒径は、小さいほど人造大理石の耐衝撃強度を向上させることができるが、充填剤の粒径が1μmより小さいと、樹脂組成物の粘度が急激に上昇し、分散性や流動性が低下し、注型用金型への正常な注入ができず、製造が困難な傾向となる。充填剤の粒径が100μmより大きいと、樹脂組成物の粘度は低下し、製造での問題はなくなるが、人造大理石の耐衝撃強度が低下してしまう傾向となる。
充填剤の比率は、熱硬化性樹脂100重量部に対して、0.1〜400重量部とすることができる。
上記合計の配合比率を0.1重量部より小さくすると、成型品の軽量化や蓄熱性の効果が少ない傾向となる。一方、上記合計の配合比率を400重量部より大きくすると、成型品の軽量化や蓄熱性の効果の向上は得られるものの、樹脂組成物の粘度が急激に上昇し、分散性や流動性が低下し、注型用金型への正常な注入ができず、製造が困難な傾向となる。
本発明に係る人造大理石用樹脂組成物は、熱硬化性樹脂に充填剤、内部離型剤、硬化剤、人造大理石柄を表現する柄材等の添加物を配合して得られるもので、この樹脂組成物中にマイクロバルーンと熱膨張性マイクロカプセルとを併用して添加配合したことを特徴とする。
不飽和ポリエステル樹脂は、無水マレイン酸のような不飽和二塩基酸及び無水フタル酸のような飽和二塩基酸とグリコール類とを縮合反応させて合成され、分子内に不飽和結合とエステル結合を有するものである。
また通常、この樹脂としてスチレンモノマー、アクリルモノマー等の架橋剤が配合されているものを用いることができるが、その形態を特に限定するものではない。
ここでビスフェノール型ビニルエステル樹脂は、ビスフェノール型エポキシ樹脂と酸との付加反応物であって、いずれも両末端のみに反応性不飽和基を有するものである。
ビスフェノール型エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型、ビスフェノールAD型、ビスフェノールS型、ビスフェノールF型等の各種のものを用いることができる。また通常、このビニルエステル樹脂には架橋剤としてスチレンモノマー、アクリルモノマー等が配合されているものを用いることができるが、その形態を特に限定するものではない。
しかし、通常、常温〜中温硬化系ではアミノ系硬化剤を、高温系では硬化反応が緩やかで大型の成型品でも硬化歪みの少ない成型品が得られる酸無水物系硬化剤を選定し用いることが好ましい。
代表的なものとしては、例えばガラスバルーン、シリカバルーン、シラスバルーン、カーボンバルーン、フェノールバルーン、塩化ビニリデンバルーン、アルミナバルーン、ジルコニアバルーン等がある。
しかし本発明ではこれらの種類を特に限定するものではなく、製品の種類や求める特性に応じて適宜添加して用いることができる。
このような熱膨張性マイクロカプセルとしては、例えば日本フェライト株式会社から提供されている「EXPANCEL(商品名)」がある。「EXPANCEL」は中空球体の外殻のポリマーが塩化ビニリデン・アクリルニトリルコポリマーで構成され、中空球体にイソブタンが封入された構成になっている。そして温度が上がると外殻のポリマーが軟化すると共に内包されたイソブタンがガス化して、粒子の直径が約4倍、中空球体内部の容積に換算すると約60倍に膨張するものである。
本発明では、上記熱膨張性マイクロカプセルに限定されることなく、各種の熱膨張性マイクロカプセルを用いることができる。
マイクロバルーン、熱膨張性マイクロカプセルは、その粒径が小さいほど、人造大理石の耐衝撃強度を低下させないで添加配合することができ、これらの種類は組成、粒度、密度等の組合せで各種ある。
マイクロバルーンはγ‐メタクリロキシプロピル・トリメトキシシランやγ‐アミノプロピル・トリメトキシシランやγ‐グリシドキシプロピル・トリメトキシシラン等のシランカップリング剤で表面処理したものを用いると、樹脂組成物中の樹脂成分との密着性が改善されて、耐衝撃性等により性能の高い成型品を得ることができる。
蓄熱材封入マイクロカプセルは、蓄熱材としての相変化物質(phase change material)の凝固、融解に伴う潜熱の吸収放出を利用するもので、また蓄熱材の成分や構成度合いによって、融点や凝固点、潜熱量を適宜設計することができるものである。
この蓄熱材の種類や構成は特に限定するものではなく、また、融点や凝固点も特に限定するものではなく、目的とする人造大理石の成型品、或いは必要とする特性に合わせて適宜設計して用いることができる。
また蓄熱材封入マイクロカプセルは、熱硬化性樹脂組成物に添加配合されて用いるが、蓄熱材がマイクロカプセルの中に封入・隔離された形態となり、すなわち、熱硬化性樹脂の硬化反応を阻害しない形でその樹脂組成物中に存在して、蓄熱の効果を発揮することができる。
より好ましくは、マイクロバルーンと、熱膨張性マイクロカプセルと、蓄熱材封入マイクロカプセルと充填剤との合計の配合比率は、熱硬化性樹脂100重量部に対して、5〜350重量部の範囲のものとすることが望ましい。
また充填剤の表面にあらかじめシランカップ処理を施したものを用いると、その充填剤と樹脂組成物との密着性を向上でき、成型品の耐衝撃強度を向上させることができる。
この硬化剤の配合割合は、例えば、ビニルエステル樹脂の場合は、樹脂100重量部に対して0.5〜5重量部とするのが好ましい。
また樹脂組成物には、上述の他に柄材、紫外線吸収剤、減粘剤、離型剤、ガラス繊維、着色剤等を配合することもできる。
また紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系、トリアジン系、ベンゾエート系、サリレート系、シアノアクリレート系、シュウ酸アニリド系、ベンゾフェノン系等を用いることができる。
加熱することにより、樹脂組成物中の熱硬化性樹脂中の反応性不飽和基と、同じく樹脂組成物中の重合性モノマーとの共重合反応、或いはエポキシ樹脂の場合は、樹脂組成物と硬化剤との付加重合反応を進行させて硬化成型を行う。
そしてこの状態で注型用金型から樹脂組成物を取り出すと、図1に示すような断面形態の人造大理石1を得ることができる。
図中、1は人造大理石、2は熱硬化性樹脂や内部離型剤等からなるマトリックス部、aはマイクロバルーン、bは熱膨張性マイクロカプセル、cは人造大理石柄を表現する柄材である。
(実施例1)
これにマイクロバルーン(ポッターズ・バロティーニ(株)製, HSC110, 平均粒径11μm,真密度0.7g/cc)/熱膨張性マイクロカプセル(日本フイライト(株)製, EXPANCEL551DU, 平均粒径10〜16μm, 真密度1.3g/cc)=90/10の配合比(重量比)のものを前記同様に樹脂100重量部に対して30重量部配合した。
更に硬化剤(日本油脂(株)製, パーキュアHO)を2.5重量部添加して、これを20Torrの減圧下で60分間真空脱泡処理し、人造大理石用樹脂組成物を得た。
次に厚さ12mmの平板を成型する金型内に注入して金型温度を100℃とし、120分間、樹脂組成物を加熱硬化させて成型品を得た。
(実施例2)
これにマイクロバルーン(住友スリーエム(株)製, グラスバブルスK46, 平均粒径40μm, 真密度0.43g/cc)と同じくマイクロバルーン(ポッターズ・バロティーニ(株)製, 品番7037, 平均粒径65μm, 真密度0.37g/cc)を50:50の配合比(重量比)で混合したもの=(A)と、熱膨張性マイクロカプセル(日本フイライト(株)製, EXPANCEL551DU, 平均粒径10〜16μm, 真密度1.3g/cc)=(B)を配合比(重量比)(A)/(B)=80/20としたものを前記同様に樹脂100重量部に対して30重量部配合した。
更に、蓄熱材封入マイクロカプセル(三木理研工業(株)製, リケンレジンPMCD−47SP, 平均粒径40μm, 融点47℃)を樹脂100重量部に対して10重量部、硬化剤(日本油脂(株)製, パーキュアWO)を3.0重量部添加して、これを20Torrの減圧下で80分間真空脱泡処理し、人造大理石用樹脂組成物を得た。
次に厚さ12mmの平板を成型する金型内に注入して金型温度を105℃とし、100分間、樹脂組成物を加熱硬化させて成型品を得た。
(実施例3)
これにマイクロバルーン(松本油脂(株)製, マツモトマイクロスフェアー MFL−100CA, 平均粒径90μm, 真密度0.13g/cc)と同じくマイクロバルーン(住友スリーエム(株)製, バブルスK20, 平均粒径65μm, 真密度0.20g/cc)を60:40の配合比(重量比)で混合したもの=(C)と、熱膨張性マイクロカプセル(松本油脂(株)製, マツモトマイクロスフェアー F−46, 平均粒径14〜18μm, 真密度1.3g/cc)=(D)を配合比(重量比)(C)/(D)=70/30としたものを前記同様に樹脂100重量部に対して30重量部配合した。
更に、蓄熱材封入マイクロカプセル(三木理研工業(株)製, リケンレジンPMCD−47SP, 平均粒径40μm, 融点47℃)を樹脂100重量部に対して10重量部、硬化剤(化薬アクゾ(株)製, パーカドックス16)を1.5重量部添加して、これを20Torrの減圧下で60分間真空脱泡処理し、人造大理石用樹脂組成物を得た。
次に厚さ12mmの平板を成型する金型内に注入して金型温度を103℃とし、100分間、樹脂組成物を加熱硬化させて成型品を得た。
(実施例4)
これにマイクロバルーン(松本油脂(株)製, マツモトマイクロスフェアー MFL−80GCA, 平均粒径20μm, 真密度0.20g/cc)と同じくマイクロバルーン(住友スリーエム(株)製, バブルスK25, 平均粒径55μm, 真密度0.25g/cc)を70:30の配合比(重量比)で混合したもの=(E)と、熱膨張性マイクロカプセル(日本フイライト(株)製, EXPANCEL642WU,
平均粒径10〜16μm, 真密度1.3g/cc)=(F)を配合比(重量比)(E)/(F)=55/45としたものを前記同様に樹脂100重量部に対して50重量部配合した。
更に、蓄熱材封入マイクロカプセル(三木理研工業(株)製, リケンレジンPMCD−47SP, 平均粒径40μm, 融点47℃)を樹脂100重量部に対して10重量部、硬化剤(日本油脂(株)製, パーキュアWO)を3.0重量部添加して、これを20Torrの減圧下で50分間真空脱泡処理し、人造大理石用樹脂組成物を得た。
次に厚さ12mmの平板を成型する金型内に注入して金型温度を110℃とし、100分間、樹脂組成物を加熱硬化させて成型品を得た。
(実施例5)
これにマイクロバルーン(松本油脂(株)製, マツモトマイクロスフェアー MFL−100SCA, 平均粒径30μm, 真密度0.20g/cc)と同じくマイクロバルーン(住友スリーエム(株)製, バブルスK37, 平均粒径40μm, 真密度0.57g/cc)を70:30の配合比(重量比)で混合したもの=(G)と、熱膨張性マイクロカプセル(松本油脂(株)製, マツモトマイクロスフェアー F−50, 平均粒径10〜20μm, 真密度1.3g/cc)=(H)を配合比(重量比)(G)/(H)=40/60としたものを前記同様に樹脂100重量部に対して50重量部配合した。
更に、蓄熱材封入マイクロカプセル(三木理研工業(株)製, リケンレジンPMCD−47SP, 平均粒径40μm, 融点47℃)を100重量部に対して10重量部、硬化剤(日本油脂(株)製, パーキュアWO)を3.5重量部添加して、これを20Torrの減圧下で50分間真空脱泡処理し、人造大理石用樹脂組成物を得た。
次に厚さ12mmの平板を成型する金型内に注入して金型温度を110℃とし、110分間、樹脂組成物を加熱硬化させて成型品を得た。
2 マトリックス部
a マイクロバルーン
b 熱膨張性マイクロカプセル
c 柄材
Claims (8)
- 熱硬化性樹脂に充填剤、内部離型剤、硬化剤、人造大理石柄を表現する柄材等の添加物を配合して得られる人造大理石用樹脂組成物において、
マイクロバルーンと熱膨張性マイクロカプセルとを併用して添加配合したことを特徴とする人造大理石用樹脂組成物。 - 請求項1に記載の人造大理石用樹脂組成物において、
上記マイクロバルーンと上記熱膨張性マイクロカプセルの重量配合比率が、上記マイクロバルーン/上記熱膨張性マイクロカプセル=99.7/0.3〜0.3/99.7の範囲であることを特徴とする人造大理石用樹脂組成物。 - 請求項1又は請求項2に記載の人造大理石用樹脂組成物において、
上記マイクロバルーンと上記熱膨張性マイクロカプセルの合計の配合比率が、上記熱硬化性樹脂100重量部に対して、0.1〜400重量部であることを特徴とする人造大理石用樹脂組成物。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の人造大理石用樹脂組成物において、
上記マイクロバルーンと上記熱膨張性マイクロカプセルの真密度が、0.05〜1.5g/ccであることを特徴とする人造大理石用樹脂組成物。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の人造大理石用樹脂組成物において、
上記マイクロバルーン及び、上記熱膨張性マイクロカプセルの平均粒径が3〜150μmであることを特徴とする人造大理石用樹脂組成物。 - 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の人造大理石用樹脂組成物において、
蓄熱材封入マイクロカプセルを混入させたことを特徴とする人造大理石用樹脂組成物。 - 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の人造大理石用樹脂組成物において、
上記充填剤の粒径が、1〜100μmであることを特徴とする人造大理石用樹脂組成物。 - 請求項6乃至請求項7のいずれかに記載の人造大理石用樹脂組成物において、
上記マイクロバルーンと、上記熱膨張性マイクロカプセルと、上記蓄熱材封入マイクロカプセルと、上記充填剤との合計の配合比率が、上記熱硬化性樹脂100重量部に対して、0.1〜400重量部であることを特徴とする人造大理石用樹脂組成物。
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