JP2007024238A - 開閉バルブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 入口21及び出口22を有した管体20と、管体20を入口側室21aと出口側室22aに仕切る隔壁30と、管壁23に貫通して設けられ隔壁30に設けた開口31を開閉するピストン40と、ピストン40の他端40b側が収納される収納空間51を有した収納部50と、入口側室20aと収納空間51とを連通する連通路60と、収納部50内にピストン40の摺動方向に移動可能に設けられピストン40の他端40bが固定され連通路60からの液体が収容される収容室52を形成する移動板Mと、移動板Mをピストン40の一端40a側に付勢しその付勢力によりピストン40を閉にする付勢手段70と、入口側室40a及び収容室52の間を貫通する貫通路80とを備えた。
【選択図】 図1
Description
詳しくは、この開閉バルブVaは、入口21及び出口22を有し水が流れる流路を形成する管体20と、管体20の流路を入口側室21aと出口側室22aに仕切るとともに水が通過可能な開口31を有した隔壁30と、管体20の管壁23に設けた摺動孔24に摺動可能にかつ摺動孔24を貫通して設けられ一端40aに開口31を開閉する弁部41を有したピストン40と、管体20の外側に設けられピストン40の他端40b側が収納される収納空間51を有した収納部50と、入口側室21aと収納部50との収納空間51を連通し液体が流入可能な連通路60と、収納部50内にピストン40の摺動方向に移動可能に設けられるとともにピストン40の他端が固定され管体20の外側との間に連通路60から流入した液体が収容される収容室52を形成する移動板Mと、移動板Mをピストン40の一端側に付勢しその付勢力によりピストン40の弁部41を閉にする付勢手段70としてのコイルスプリング71とを備えた構成としている。
移動板Mは、ピストン40の摺動方向他端側に収納部50の収納空間51を区画してなる背圧室53を形成している。
この際、開閉バルブVaにおいては、管体20の入口21から連通路60を通って収容室52に流入した水の圧力が上昇し、コイルスプリング71の付勢力に抗して移動板Mを介してピストン40を移動させ、ピストン40の移動により弁部41が開口31を開にする。そして、水が入口21,入口側室21a,開口31、出口側室22aを通って出口22から流出する。
一方、開閉バルブVaを閉にするときは、ポンプPを停止する。この際、収容室52の水の圧力が降下し、コイルスプリング71の付勢力により移動板Mがピストン40を一端40a側に移動させ、ピストン40の弁部41が開口31を閉にする。
詳しくは、入口側室21aの内部はある程度広く、対流する等して熱伝達が行なわれて凍結し難いが、収容室52は狭く、内部の水は、収容室52と入口側室21aとは1つの連通路60で互いに連通しているだけで、しかも収容室52から入口側室21aへは逆止弁61により水の流れが遮断されるので、対流が起こりにくくなる等し、収容室52内の内部の水への熱伝達効率が極めて悪く、凍結し易くなってしまう。
そのため、凍結すると、ピストン40が動かなくなり、スプリンクラーから散水しようとしてもピストン40が移動できず、開口31が開けることができないので、うまく散水できなくなってしまう。
そして、開閉バルブの入口から出口側に液体を流す場合には、入口側に接続した管路の内部の液体の圧力を上昇させる。
この際、開閉バルブにおいては、入口に接続された管路の内部の液体の圧力の上昇にともなってこの管路に接続された入口から液体が入り、入口側室の液体の圧力も上昇し、入口側室と連通路及び貫通路を介して連通した収容室の液体の圧力も上昇していく。そして、収容室の液体の圧力が所定の圧力を超えると、移動板が付勢手段の付勢力に抗して移動していき、ピストンがこれにともなってピストンの軸方向他端側に移動し、開閉バルブの弁部が開になる。
開閉バルブの弁部が開になると、管路から入口を通って入口側室に入った液体は、順次開口を通って出口側室に流入していき、出口から流出していく。
この際、開閉バルブにおいては、管路の内部の液体の圧力の下降にともなって、入口側室の液体の圧力も下降し、入口側室と連通路及び貫通路を介して連通した収容室の液体の圧力も下降していく。そして、収容室の液体の圧力が所定の圧力よりも低くなると、移動板が付勢手段の付勢力に付勢されて収容室側に移動し、ピストンがこれにともなってピストンの軸方向一端側に移動し、開閉バルブの弁部が閉になり、主管と開閉バルブの出口側室よりも後流側への液体の流れが遮断される。
この場合、開閉バルブに新たな管体を備えて貫通路を設けた場合に比較して、構造が簡単になり製造コストが低減される。
ピストンの弁部が開口を閉にしている時、ピストンに設けたカップ体は、ある程度径が広いので、入口側室との熱伝達が良く行なわれる。また、貫通路は、このカップ体の内部に連通する貫通孔で構成されており、しかも、貫通路の長さがそれほど長くないので、収容室への熱伝達効率を向上させることができる。
収容室にかかる液体の圧力の上昇及び下降をダイヤフラムで受けてピストンを移動させるので、ピストンの移動の応答性を向上させることができる。
この開閉バルブは、図1乃至図4に示すように、例えば、電車や自動車等の車両が通行する高架橋に設けられ、この高架橋に積もる雪を消雪の為に水を噴出するスプリンクラーのノズル等が設けられる管路を備えた消雪システムSに設けられている。
送給管4は、貯留槽1の水を吸い上げるためのポンプP1及び貯留槽1からの水を加温するためのボイラBを備え、ボイラBの下流側で2つの主管2,3に夫々水を供給できるように第一の主管2の中央に連結される第一の分岐管4a及び、第二の主管3の中央に連結される第二の分岐管4bに分岐している。
また、この消雪システムSおいて、スプリンクラー12のノズル13からの水及びこの水で溶かされる雪を、高架橋に形成した傾斜面で受けるとともに高架橋に設けた側溝6に集めて、回収管6aで回収されて貯留槽1に送られる。
そして、管体20の入口21から連通路60を通って収容室52に流入した水の圧力により付勢手段70の付勢力に抗してピストン40を移動させ、ピストン40の移動により弁部41が開口31を開にして、水を開口31を通して入口21から出口22に流すことができるようになっている。
また、管体20の入口21と出口22には、他の管体20に連結可能なようにフランジ21b,22bが形成されている。フランジ21b,22bは、ボルト及びナットを用いて他の管体20に連結可能なように孔(図示せず)が設けられている。
入口21は、主管2,3からのびる接続用の管14と、手動で管を開閉する開閉弁15を介して主管2,3に接続されている。
出口22は、短管16を介して後述の減圧バルブRに接続されている。
また、ピストン40の弁部41は、カップ体42の開放口縁部に形成されている。また、弁部41には、Oリングが設けられ、後述の弁座34に密着可能になっている。
更に、このピストン40には、入口側室21aと収容室52との間を貫通する貫通路80が設けられている。この貫通路80は、カップ体42の底部42aに設けられカップ体42の内部から外部の収容室52に連通する貫通孔81で構成されている。
ダイヤフラム押さえ91は、例えば、ステンレス等の金属により円盤状に形成され、中央にピストン40の固定ロッド43を挿通可能な挿通口93が設けられ、ダイヤフラム90(M)に接した面の裏側の面がピストン40のカップ体42の底部42aに当接している。また、ダイヤフラム受け92は、例えば、鋳鉄等の金属により円盤状に形成され、中央にピストン40の固定ロッド43を挿通可能な挿通口94が設けられている。
ダイヤフラム押さえ91及びダイヤフラム受け92は、ピストン40の他端40b側に形成された雄ネジ49にネジ込まれるダブルナット48によりカップ体42側に押し付けられ、ダイヤフラム90(M)を挾持している。
付勢手段70は、背圧室53内に設けられダイヤフラム90(M)をケース56の底面に対して離間させる方向に付勢するコイルスプリング71を備えた構成としている。コイルスプリング71は、その伸縮方向一端側がダイヤフラム受け92に当接している。また、付勢手段70には、所望の水圧が収容室52にかかったときにピストン40の弁部41が開口を開にできるように、コイルスプリング71の弾性力を調節する調節機構72が設けられている。調節機構72は、コイルスプリング71の伸縮方向他端側に当接するバネ受け73と、ケース56の底部に貫通してネジ込まれバネ受け73をケース56の底部に対して近接及び離間方向に移動させるボルト74を備えた構成としている。ボルト74の先端は、ベアリング75を介して回転可能にバネ受け73に連結されている。
この調節機構72は、ボルト74をネジ込むことにより、バネ受け73とダイヤフラム受け92とを近接させ、コイルスプリング71の付勢力を高める一方、ネジ戻すことによりバネ受け73とダイヤフラム受け92とを離間させコイルスプリング71の付勢力を低くする。
シリンダ32は、一端が隔壁30の開口31に係止され他端が隔壁の摺動孔24に挿通される筒状のシリンダ本体32aと、シリンダ本体32aの他端側の内部に挿通されて内側面がピストン40に摺接する筒体35とを備えた構成としている。
シリンダ本体32aは、例えば、ステンレス等の金属で形成され、その一端側の内部には、ピストンの弁部が密着する弁座34が設けられている。
また、シリンダ本体32aの側面には、入口側室21aと出口側室22aとを連通し液体が通過可能な通孔33が設けられている。
筒体35は、例えば、ステンレス等の金属で形成されている。
リング状体37には、管壁23に設けた雌ネジ26にネジ込まれるボルト27を挿通可能な複数の孔38が設けられている。また、このリング状体37には、連通路60を塞がれないように切り欠き39が設けられている。
図3に示すように、ピストン140は、例えば、ステンレス等の金属で形成され、一端140a側にピストン140の軸と同軸の円盤体145が設けられ、ピストン140の他端140b側に移動板Maに固定される固定ロッド143とを備えた構成としている。固定ロッド43は、ピストン140の一端140a側よりも小径に形成されて、一端140a側との間に段部146が形成されている。
更にまた、ピストン140の弁部141は、円盤体145のピストン140の軸方向他端側に形成されている。
また、ピストン140の円盤体よりもピストン140の軸方向一端側には、管体120の管壁123に設けた筒状のガイド部材127に挿通され、ピストン140の摺動をガイドするガイドロッド147が設けられている。
ガイド部材127は、管体20の外側からネジ込まれるブッシュ127aに形成されている。
ダイヤフラム押さえ191は、例えば、ステンレス等の金属により円盤状に形成され、中央にピストン140の固定ロッド143を挿通可能な挿通口193が設けられ、そのダイヤフラム190(Ma)に接した面とは反対側の面には、摺動孔124に摺接する摺接部198が設けられている。摺接部198は、ピストン140の軸と同軸の筒状に形成されている。ダイヤフラム押さえ191は、そのダイヤフラム190(Ma)に接した面の裏側の面が、ピストン140の段部146に当接している。
ダイヤフラム押さえ191及びダイヤフラム受け192は、ピストン140の他端140b側に形成された雄ネジ149にネジ込まれるダブルナット148により段部146側に押し付けられ、ダイヤフラム190(Ma)を挾持している。
付勢手段170は、背圧室153内に設けられダイヤフラム190(Ma)をケース156の底部に対して離間させる方向に付勢するコイルスプリング171を備えた構成としている。コイルスプリング171は、その伸縮方向一端側がダイヤフラム受け192に当接している。また、付勢手段170には、所望の水圧が収容室152にかかったときにピストン140の弁部141が開口131を閉にできるように、コイルスプリング171の弾性力を調節する調節機構172が設けられている。調節機構172は、コイルスプリング171の伸縮方向他端側に当接するバネ受け173と、ケース156の底部に貫通してネジ込まれバネ受け173をケース156の底部に対して近接及び離間方向に移動させるボルト174を備えた構成としている。ボルト174の先端は、ベアリング175を介して回転可能にバネ受け173に連結されている。
シリンダ132は、一端が隔壁130の開口131に係止され他端が隔壁の摺動孔124に挿通される筒状のシリンダ本体132aと、シリンダ本体132aの他端側の内部に挿通されて内側面がピストン140に摺接する筒体135とを備えた構成としている。
シリンダ本体132aは、例えば、ステンレス等の金属で形成され、その一端側の内部には、ピストンの弁部が密着する弁座134が設けられている。
また、シリンダ本体132aの側面には、シリンダ本体32a外部から内部に連通し液体が通過可能な通孔133が設けられている。
筒体135は、例えば、ステンレス等の金属で形成されている。
リング状体137には、管壁123に設けた雌ネジ126にネジ込まれるボルト127を挿通可能な複数の孔138が設けられている。また、このリング状体137には、連通路160を塞がないように切り欠き139が設けられている。
また、本発明の実施の形態に係る開閉バルブVが設けられた消雪システムSのヘッダーパイプ5の末端には、散水しない際に内部の水を抜くことができる水抜き弁(図示せず)が設けられている。
まず、図4に示すように、ポンプP1を作動させ貯留槽1の水を吸引して、各主管2,3に送り、主管2,3の内部の水の圧力を上昇させる。この際、図5(a)に示すように、開閉バルブVにおいては、主管2,3の内部の水の圧力の上昇にともなって主管2,3に接続された入口21から主管2,3の水が入り、入口側室21aの水の圧力も上昇し、入口側室21aと連通路60及び貫通路80を介して連通した収容室52の水の圧力も上昇していく。そして、収容室52の水の圧力が所定の圧力を超えると、ダイヤフラム90(M)がコイルスプリング71及びダイヤフラム90(M)自身の付勢力に抗して背圧室53側に移動し、ピストン40がこれにともなってピストン40の軸方向他端側に移動し、開閉バルブVの弁部41が開になる。
開閉バルブVの弁部41が開になると、主管2,3から入口21を通って入口側室21aに入った水は、順次開口31を通って出口側室22aに流入していき、出口22から減圧バルブRの入口121に至り、減圧バルブRの入口側室121aに流入していく。
ヘッダーパイプ5に流入した水は、ヘッダーパイプ5内の水の圧力の高まりとともにスプリンクラー12のノズル13から噴出させられていく。そして、この水により消雪される。
消雪後の水及び雪が溶かされてなる水は、側溝6,回収管6aを通って貯留槽1に入れられていく。
そのため、ヘッダーパイプ5のスプリンクラー12側に過剰に水圧がかからなくなり、スプリンクラー12のノズル13等が不具合を起こしにくくなる。
この際、図4に示すように、各主管2,3においては、ポンプP1から送られた貯留槽1の水が送られなくなる一方、内部の水が開閉バルブVを介してヘッダーパイプ5のスプリンクラー12側に送られ、スプリンクラー12のノズル13から噴出させられていくので、主管2,3の内部の水の圧力が下降していく。
また、図5(b)に示すように、開閉バルブVにおいては、主管2,3の内部の水の圧力の下降にともない、入口側室21aの水の圧力も下降し、入口側室21aと連通路60及び貫通路80を介して連通した収容室52の水の圧力も下降していく。そして、収容室52の水の圧力が所定の圧力よりも低くなると、ダイヤフラム90(M)がコイルスプリング71及びダイヤフラム90(M)自身の付勢力に付勢されて収容室52側に移動し、ピストン40がこれにともなってピストン40の軸方向一端側に移動し、開閉バルブVの弁部41が弁座34に密着し、弁部41が開口31を閉にし、主管2,3と開閉バルブVの出口側室22aよりも後流側への水の流れが遮断される。
この際、収容室52内の水の圧力の下降をダイヤフラム90(M)で受けて、ピストン40を移動させるので、ピストン40の移動の応答性を向上させることができる。
この際、減圧バルブRの内部の水もヘッダーパイプ5を介して水抜き弁から排出されていく。そのため、散水しない際は、減圧バルブR及びヘッダーパイプ5の内部には水が無くなり、減圧バルブR及びヘッダーパイプ5の水の凍結を防止することができる。
更に、この際、ピストン40に設けたカップ体42は、ある程度径が広いので、入口側室21aとの熱伝達が良く行なわれる。また、貫通路80は、入口側室21aから熱伝達されたカップ体42の内部に連通する貫通孔81で構成されており、しかも、貫通路80の長さがそれほど長くないので、収容室52への熱伝達効率を向上させることができる。
また、開閉バルブVは、減圧バルブRとほとんどの部品が共用なので、開閉バルブV及び減圧バルブRを両方とも専用の部品のみで製造した場合に比較して、製造コストを安くすることができる。
尚また、本発明の実施の形態に係る開閉バルブVは、水を流す管路に設けたが、これに限定されるものでなく、油やアルコール等の液体であればどのようなものに適用してもよい。
V 開閉バルブ
M 移動板
20 管体
21 入口
21a 入口側室
22 出口
22a 出口側室
23 管壁
24 摺動孔
25 雌ネジ
30 隔壁
31 開口
32 シリンダ
32a シリンダ本体
33 通孔
34 弁座
35 筒体
37 リング状体
38 孔
39 切り欠き
40 ピストン
40a 一端
40b 他端
41 弁部
42 カップ体
43 固定ロッド
50 収納部
51 収納空間
52 収容室
53 背圧室
56 ケース
57 台座
60 連通路
61 逆止弁
70 付勢手段
71 コイルスプリング
72 調節機構
73 バネ受け
74 ボルト
75 ベアリング
80 貫通路
81 貫通孔
90 ダイヤフラム
91 ダイヤフラム押さえ
Claims (5)
- 入口及び出口を有し液体が流れる流路を形成する管体と、該管体の流路を入口側室と出口側室に仕切るとともに液体が通過可能な開口を有した隔壁と、上記管体の管壁に設けた摺動孔に摺動可能にかつ該摺動孔を貫通して設けられ一端に上記開口を開閉する弁部を有したピストンと、上記管体の外側に設けられ上記ピストンの他端側が収納される収納空間を有した収納部と、上記入口側室と上記収納部の収納空間とを連通し液体が流入可能な連通路と、上記収納部内に上記ピストンの摺動方向に移動可能に設けられるとともに該ピストンの他端が固定され上記管体の外側との間に上記連通路から流入した液体が収容される収容室を形成する移動板と、該移動板を上記ピストンの一端側に付勢しその付勢力によりピストンの弁部を閉にする付勢手段とを備え、
上記管体の入口から連通路を通って上記収容室に流入した液体の圧力により上記付勢手段の付勢力に抗して上記移動板を介して上記ピストンを移動させ、該ピストンの移動により上記弁部が上記開口を開にして、液体を上記開口を通して入口から出口に流すことができるようにした開閉バルブにおいて、
上記連通路とは別に上記入口側室と上記収容室との間を貫通する貫通路を設けたことを特徴とする開閉バルブ。 - 上記貫通路を、上記ピストンに形成したことを特徴とする請求項1記載の開閉バルブ。
- 上記ピストンを、上記ピストンの軸方向一端側に開放口を有し底部外側が上記収容室の内部に臨むカップ体と、該カップ体の底部に立設され上記移動体に固定される固定ロッドとを備えて構成し、
上記弁部を、上記開口の開口縁部に当接する上記カップ体の開放口縁部で構成し、
上記貫通路を、上記カップ体の底部に設けられ該カップ体の内部から外部の上記収容室に連通する貫通孔で構成したことを特徴とする請求項2記載の開閉バルブ。 - 上記移動板を、上記収納部の収納空間に上記収容室及び該収容室と隔てられる背圧室を構成するとともにダイヤフラムで構成し、
上記付勢手段を、該背圧室内に設けられ上記ダイヤフラムを上記ピストンの一端側に付勢するコイルスプリングを備えて構成したことを特徴とする請求項1,2または3記載の開閉バルブ。 - 上記隔壁と上記管壁との間に架設され上記ピストンが摺動可能に挿通されるシリンダを設け、
上記シリンダを、一端が上記隔壁の開口に係止され他端が上記隔壁の摺動孔に挿通される筒状のシリンダ本体と、該シリンダ本体の他端側の内部に挿通されて内側面が上記ピストンに摺接する筒体とを備えて構成し、
上記シリンダ本体の一端側の内部に上記ピストンの弁部が密着する弁座を設け、上記シリンダ本体の側面に上記入口側室と上記出口側室とを連通し液体が通過可能な通孔を設け、
上記摺動孔の収容室側の周囲に着脱可能に設けられ上記シリンダ本体の他端縁及び上記筒体の端縁を押さえるリング状のリング状体を備えたことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の開閉バルブ。
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