JP2007024238A - 開閉バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ピストンの弁部による開口の閉時に、入口側室の内部の液体と収容室の内部の液体との熱伝達効率を向上させて収容室内の液体が液相から固相に相転移し難くする。
【解決手段】 入口21及び出口22を有した管体20と、管体20を入口側室21aと出口側室22aに仕切る隔壁30と、管壁23に貫通して設けられ隔壁30に設けた開口31を開閉するピストン40と、ピストン40の他端40b側が収納される収納空間51を有した収納部50と、入口側室20aと収納空間51とを連通する連通路60と、収納部50内にピストン40の摺動方向に移動可能に設けられピストン40の他端40bが固定され連通路60からの液体が収容される収容室52を形成する移動板Mと、移動板Mをピストン40の一端40a側に付勢しその付勢力によりピストン40を閉にする付勢手段70と、入口側室40a及び収容室52の間を貫通する貫通路80とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水が流通する管路に設けられる開閉バルブに係り、特に、消雪,植物の栽培及び消火の為の水を噴出する水供給システムの管路に設けられて有効になる開閉バルブに関する。
従来、この種の開閉バルブとしては、例えば、図6及び図7に示すものが知られている(例えば、特開2003−21261号公報等に記載)。
この開閉バルブVaは、例えば、消雪システムのスプリンクラー17が設けられた管路18に設けられている。
詳しくは、この開閉バルブVaは、入口21及び出口22を有し水が流れる流路を形成する管体20と、管体20の流路を入口側室21aと出口側室22aに仕切るとともに水が通過可能な開口31を有した隔壁30と、管体20の管壁23に設けた摺動孔24に摺動可能にかつ摺動孔24を貫通して設けられ一端40aに開口31を開閉する弁部41を有したピストン40と、管体20の外側に設けられピストン40の他端40b側が収納される収納空間51を有した収納部50と、入口側室21aと収納部50との収納空間51を連通し液体が流入可能な連通路60と、収納部50内にピストン40の摺動方向に移動可能に設けられるとともにピストン40の他端が固定され管体20の外側との間に連通路60から流入した液体が収容される収容室52を形成する移動板Mと、移動板Mをピストン40の一端側に付勢しその付勢力によりピストン40の弁部41を閉にする付勢手段70としてのコイルスプリング71とを備えた構成としている。
入口21は、散水するための水を吸引して供給するポンプP側に接続される。また、出口22は、スプリンクラー17側に接続される。連通路60には、収容室52に流入した水が入口側室21aに逆流しないようにするための逆止弁61が設けられている。
移動板Mは、ピストン40の摺動方向他端側に収納部50の収納空間51を区画してなる背圧室53を形成している。
この開閉バルブVaを開にしてスプリンクラー17側に水を供給し、スプリンクラー17のノズルから水を噴出させる際には、ポンプPを作動させる。
この際、開閉バルブVaにおいては、管体20の入口21から連通路60を通って収容室52に流入した水の圧力が上昇し、コイルスプリング71の付勢力に抗して移動板Mを介してピストン40を移動させ、ピストン40の移動により弁部41が開口31を開にする。そして、水が入口21,入口側室21a,開口31、出口側室22aを通って出口22から流出する。
一方、開閉バルブVaを閉にするときは、ポンプPを停止する。この際、収容室52の水の圧力が降下し、コイルスプリング71の付勢力により移動板Mがピストン40を一端40a側に移動させ、ピストン40の弁部41が開口31を閉にする。
特開2003−21261号公報
ところで、上記従来の開閉バルブVaにおいては、散水しない際は、開閉バルブVaの管体20の内部の水がほとんど滞留したままになるので、凍結しやすくなってしまうという問題があった。
詳しくは、入口側室21aの内部はある程度広く、対流する等して熱伝達が行なわれて凍結し難いが、収容室52は狭く、内部の水は、収容室52と入口側室21aとは1つの連通路60で互いに連通しているだけで、しかも収容室52から入口側室21aへは逆止弁61により水の流れが遮断されるので、対流が起こりにくくなる等し、収容室52内の内部の水への熱伝達効率が極めて悪く、凍結し易くなってしまう。
そのため、凍結すると、ピストン40が動かなくなり、スプリンクラーから散水しようとしてもピストン40が移動できず、開口31が開けることができないので、うまく散水できなくなってしまう。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、ピストンの弁部が開口を閉にした際に、入口側室の内部の液体と収容室の内部の液体との熱伝達効率を向上させて収容室内の液体が液相から固相に相転移する事態を防止して、確実にピストンを移動できるようにし、弁部が開口を開にできるようにした開閉バルブを提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の開閉バルブは、入口及び出口を有し液体が流れる流路を形成する管体と、該管体の流路を入口側室と出口側室に仕切るとともに液体が通過可能な開口を有した隔壁と、上記管体の管壁に設けた摺動孔に摺動可能にかつ該摺動孔を貫通して設けられ一端に上記開口を開閉する弁部を有したピストンと、上記管体の外側に設けられ上記ピストンの他端側が収納される収納空間を有した収納部と、上記入口側室と上記収納部の収納空間とを連通し液体が流入可能な連通路と、上記収納部内に上記ピストンの摺動方向に移動可能に設けられるとともに該ピストンの他端が固定され上記管体の外側との間に上記連通路から流入した液体が収容される収容室を形成する移動板と、該移動板を上記ピストンの一端側に付勢しその付勢力によりピストンの弁部を閉にする付勢手段とを備え、上記管体の入口から連通路を通って上記収容室に流入した液体の圧力により上記付勢手段の付勢力に抗して上記移動板を介して上記ピストンを移動させ、該ピストンの移動により上記弁部が上記開口を開にして、液体を上記開口を通して入口から出口に流すことができるようにした開閉バルブにおいて、上記連通路とは別に上記入口側室と上記収容室との間を貫通する貫通路を設けている。
この開閉バルブは、例えば、入口側に内部の圧力を上昇または下降可能な管路が接続される。
そして、開閉バルブの入口から出口側に液体を流す場合には、入口側に接続した管路の内部の液体の圧力を上昇させる。
この際、開閉バルブにおいては、入口に接続された管路の内部の液体の圧力の上昇にともなってこの管路に接続された入口から液体が入り、入口側室の液体の圧力も上昇し、入口側室と連通路及び貫通路を介して連通した収容室の液体の圧力も上昇していく。そして、収容室の液体の圧力が所定の圧力を超えると、移動板が付勢手段の付勢力に抗して移動していき、ピストンがこれにともなってピストンの軸方向他端側に移動し、開閉バルブの弁部が開になる。
開閉バルブの弁部が開になると、管路から入口を通って入口側室に入った液体は、順次開口を通って出口側室に流入していき、出口から流出していく。
一方、開閉バルブの入口から出口側への液体の流れを遮断する場合には、管路の液体の圧力を下降させる。
この際、開閉バルブにおいては、管路の内部の液体の圧力の下降にともなって、入口側室の液体の圧力も下降し、入口側室と連通路及び貫通路を介して連通した収容室の液体の圧力も下降していく。そして、収容室の液体の圧力が所定の圧力よりも低くなると、移動板が付勢手段の付勢力に付勢されて収容室側に移動し、ピストンがこれにともなってピストンの軸方向一端側に移動し、開閉バルブの弁部が閉になり、主管と開閉バルブの出口側室よりも後流側への液体の流れが遮断される。
この際、周囲が低温で開閉バルブが冷やされる場合に、開閉バルブの内部の液体が氷結しようとしても、収容室の液体は、収容室と入口側室とが連通路及び貫通路の2つの通路で互いに連通し、収容室,入口側室,連通路及び貫通路が環状の流路を形成するので、入口側室から収容室内の内部の液体への熱伝達効率が良好になり氷結が抑制される。即ち、例えば、収容室の内部の液体は、貫通路,入口側室,連通路を通って収容室に、あるいは、連通路,入口側室,貫通路を通って収容室に戻るようなそういう対流が起こる等して、入口側に接続された管路の内部の液体の熱が、収容室の内部の液体にも伝達されるので、収容室内の液体の固相への相転移を極めて生じ難くすることができる。そのため、収容室内の液体が液相の状態を保つことができるので、次に開弁する際に、管路の液体の圧力を上昇させれば、収容室内の液体の圧力もこれにともなって上昇させることができ、確実にピストンを移動させることができる。これにより、弁部が開口を開にすることができ、出口側室よりも後流に液体を供給することができる。
また、必要に応じ、上記貫通路を、上記ピストンに形成した構成としている。
この場合、開閉バルブに新たな管体を備えて貫通路を設けた場合に比較して、構造が簡単になり製造コストが低減される。
更に、必要に応じ、上記ピストンを、上記ピストンの軸方向一端側に開放口を有し底部外側が上記収容室の内部に臨むカップ体と、該カップ体の底部に立設され上記移動体に固定される固定ロッドとを備えて構成し、上記弁部を、上記開口の開口縁部に当接する上記カップ体の開放口縁部で構成し、上記貫通路を、上記カップ体の底部に設けられ該カップ体の内部から外部の上記収容室に連通する貫通孔で構成している。
ピストンの弁部が開口を閉にしている時、ピストンに設けたカップ体は、ある程度径が広いので、入口側室との熱伝達が良く行なわれる。また、貫通路は、このカップ体の内部に連通する貫通孔で構成されており、しかも、貫通路の長さがそれほど長くないので、収容室への熱伝達効率を向上させることができる。
更にまた、必要に応じ、上記移動板を、上記収納部の収納空間に上記収容室及び該収容室と隔てられる背圧室を構成するとともにダイヤフラムで構成し、上記付勢手段を、該背圧室内に設けられ上記ダイヤフラムを上記ピストンの一端側に付勢するコイルスプリングを備えた構成としている。
収容室にかかる液体の圧力の上昇及び下降をダイヤフラムで受けてピストンを移動させるので、ピストンの移動の応答性を向上させることができる。
また、必要に応じ、上記隔壁と上記管壁との間に架設され上記ピストンが摺動可能に挿通されるシリンダを設け、上記シリンダを、一端が上記隔壁の開口に係止され他端が上記隔壁の摺動孔に挿通される筒状のシリンダ本体と、該シリンダ本体の他端側の内部に挿通されて内側面が上記ピストンに摺接する筒体とを備えて構成し、上記シリンダ本体の一端側の内部に上記ピストンの弁部が密着する弁座を設け、上記シリンダ本体の側面に上記入口側室と上記出口側室とを連通し液体が通過可能な通孔を設け、上記摺動孔の収容室側の周囲に着脱可能に設けられ上記シリンダ本体の他端縁及び上記筒体の端縁を押さえるリング状のリング状体を備えている
ピストンの開閉が繰り返されることにより、シリンダ本体の弁座やピストンが摺動する筒状体の内側面が摩耗した場合には、リング状体を管壁から取り外せば、シリンダ本体及び筒状体を交換することができ、開閉バルブ全体を交換する場合に比較して、メンテナンスコストを低減できる。
本発明の開閉バルブによれば、収容室と入口側室とを連通する連通路の他に、収容室と入口側室とに貫通する貫通路を設けて、入口側室と収容室とを2つの通路を介して連通するようにしたので、開閉バルブの周囲が低温で内部が凍結しようとしても、収容室,入口側室,連通路及び貫通路によりこれらが環状になって互いに連通し、収容室,入口側室,連通路及び貫通路を循環する対流が起こる等して、入口側室から収容室内の内部の液体への熱伝達効率が良好になる。そのため、入口側室の内部の液体の熱が、収容室の内部の液体に伝達されていくので、収容室内の液体の固相への相転移を極めて生じ難くすることができ、確実にピストンを移動できるようにでき、弁部が開口を開にできる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る開閉バルブについて詳細に説明する。
この開閉バルブは、図1乃至図4に示すように、例えば、電車や自動車等の車両が通行する高架橋に設けられ、この高架橋に積もる雪を消雪の為に水を噴出するスプリンクラーのノズル等が設けられる管路を備えた消雪システムSに設けられている。
消雪システムSは、図2及び図4に示すように、消雪用の水が貯留される貯留槽1と、貯留槽1に貯留された水が流される第一及び第二の主管2,3と、この2つの主管2,3の中央に並列接続され貯水槽の水を主管2,3に送給する送給管4と、主管2,3から分岐しスプリンクラー12のノズル13が設けられる複数のヘッダーパイプ5とを備えてなる。
送給管4は、貯留槽1の水を吸い上げるためのポンプP1及び貯留槽1からの水を加温するためのボイラBを備え、ボイラBの下流側で2つの主管2,3に夫々水を供給できるように第一の主管2の中央に連結される第一の分岐管4a及び、第二の主管3の中央に連結される第二の分岐管4bに分岐している。
また、この消雪システムSおいて、スプリンクラー12のノズル13からの水及びこの水で溶かされる雪を、高架橋に形成した傾斜面で受けるとともに高架橋に設けた側溝6に集めて、回収管6aで回収されて貯留槽1に送られる。
本発明の実施の形態に係る開閉バルブ7は、消雪システムSのヘッダーパイプ5に介装され、ポンプP1の非作動時にヘッダーパイプ5側への水の流入を遮断し、ポンプP1の作動時に、主管2,3の内部の水の圧力が高まるとヘッダーパイプ5側に水を通過させるものである。
詳しくは、図1,図2及び図4に示すように、この開閉バルブVは、入口21及び出口22を有し液体が流れる流路を形成する管体20と、管体20の流路を入口側室21aと出口側室22aに仕切るとともに液体が通過可能な開口31を有した隔壁30と、管体20の管壁23に設けた摺動孔24に摺動可能にかつ摺動孔24を貫通して設けられ一端に開口31を開閉する弁部41を有したピストン40と、管体20の外側に設けられピストン40の他端40b側が収納される収納空間51を有した収納部50と、入口側室21aと収納部50の収納空間51とを連通し液体が流入可能な連通路60と、収納部50内にピストン40の摺動方向に移動可能に設けられるとともにピストン40の他端40bが固定され管体20の外側との間に連通路60から流入した液体が収容される収容室52を形成する移動板Mと、移動板Mをピストン40の一端40a側に付勢しその付勢力によりピストン40の弁部41を閉にする付勢手段70とを備えた構成としている。
そして、管体20の入口21から連通路60を通って収容室52に流入した水の圧力により付勢手段70の付勢力に抗してピストン40を移動させ、ピストン40の移動により弁部41が開口31を開にして、水を開口31を通して入口21から出口22に流すことができるようになっている。
より詳しくは、管体20は、例えば、鋳鉄等の金属で形成されている。
また、管体20の入口21と出口22には、他の管体20に連結可能なようにフランジ21b,22bが形成されている。フランジ21b,22bは、ボルト及びナットを用いて他の管体20に連結可能なように孔(図示せず)が設けられている。
入口21は、主管2,3からのびる接続用の管14と、手動で管を開閉する開閉弁15を介して主管2,3に接続されている。
出口22は、短管16を介して後述の減圧バルブRに接続されている。
ピストン40は、例えば、ステンレス等の金属で形成され、一端側に設けられピストン40の軸方向一端40a側に開放口を有し底部外側が収容室52の内部に臨むカップ体42と、このカップ体42の底部に立設され移動板Mに固定される固定ロッド43とを備えた構成としている。
また、ピストン40の弁部41は、カップ体42の開放口縁部に形成されている。また、弁部41には、Oリングが設けられ、後述の弁座34に密着可能になっている。
更に、このピストン40には、入口側室21aと収容室52との間を貫通する貫通路80が設けられている。この貫通路80は、カップ体42の底部42aに設けられカップ体42の内部から外部の収容室52に連通する貫通孔81で構成されている。
収納部50は、管体20の管壁23に付設されるカップ状のケース56と、管体20の管壁23の外側に設けられケース56の開口31の径と略同じ大きさの径を有した筒状の台座57とからなる。ケース56は、例えば、鋳鉄などの金属で形成されている。また、台座57は、管体20の管壁23に一体に形成されている。ケース56と台座57との接続は、ケース56の開口に形成したフランジ50aに設けた複数の孔58に、台座57に設けた複数の雌ネジ25の夫々にネジ込まれたスタッドボルト59を挿通し、このスタッドボルト59にナット59aをネジ込むことにより行なわれる。
移動板Mは、ピストン40の摺動方向に直交する方向に張設されるダイヤフラム90(M)で構成されている。ダイヤフラム90(M)は、例えば、ニトリルゴム等の樹脂で形成され、その外周端部がケース56のフランジと台座57に挟まれて設けられている。また、ダイヤフラム90(M)は、その中央にピストン40の固定ロッド43が貫通されるとともに固定ロッド43に挿通された収容室52側のダイヤフラム押さえ91及び後述の背圧室53側のダイヤフラム受け92により挾持されている。
ダイヤフラム押さえ91は、例えば、ステンレス等の金属により円盤状に形成され、中央にピストン40の固定ロッド43を挿通可能な挿通口93が設けられ、ダイヤフラム90(M)に接した面の裏側の面がピストン40のカップ体42の底部42aに当接している。また、ダイヤフラム受け92は、例えば、鋳鉄等の金属により円盤状に形成され、中央にピストン40の固定ロッド43を挿通可能な挿通口94が設けられている。
ダイヤフラム押さえ91及びダイヤフラム受け92は、ピストン40の他端40b側に形成された雄ネジ49にネジ込まれるダブルナット48によりカップ体42側に押し付けられ、ダイヤフラム90(M)を挾持している。
また、このダイヤフラム90(M)は、収納部50の収納空間51に収容室52と隔てられて設けられる背圧室53を形成している。
付勢手段70は、背圧室53内に設けられダイヤフラム90(M)をケース56の底面に対して離間させる方向に付勢するコイルスプリング71を備えた構成としている。コイルスプリング71は、その伸縮方向一端側がダイヤフラム受け92に当接している。また、付勢手段70には、所望の水圧が収容室52にかかったときにピストン40の弁部41が開口を開にできるように、コイルスプリング71の弾性力を調節する調節機構72が設けられている。調節機構72は、コイルスプリング71の伸縮方向他端側に当接するバネ受け73と、ケース56の底部に貫通してネジ込まれバネ受け73をケース56の底部に対して近接及び離間方向に移動させるボルト74を備えた構成としている。ボルト74の先端は、ベアリング75を介して回転可能にバネ受け73に連結されている。
この調節機構72は、ボルト74をネジ込むことにより、バネ受け73とダイヤフラム受け92とを近接させ、コイルスプリング71の付勢力を高める一方、ネジ戻すことによりバネ受け73とダイヤフラム受け92とを離間させコイルスプリング71の付勢力を低くする。
また、隔壁30と管壁23との間には、ピストン40が摺動可能に挿通されるシリンダ32が架設されている。
シリンダ32は、一端が隔壁30の開口31に係止され他端が隔壁の摺動孔24に挿通される筒状のシリンダ本体32aと、シリンダ本体32aの他端側の内部に挿通されて内側面がピストン40に摺接する筒体35とを備えた構成としている。
シリンダ本体32aは、例えば、ステンレス等の金属で形成され、その一端側の内部には、ピストンの弁部が密着する弁座34が設けられている。
また、シリンダ本体32aの側面には、入口側室21aと出口側室22aとを連通し液体が通過可能な通孔33が設けられている。
筒体35は、例えば、ステンレス等の金属で形成されている。
また、摺動孔24の収容室52側の周囲に着脱可能に設けられ、シリンダ本体32aの他端縁及び筒体35の端縁を押さえるリング状のリング状体37が備えている。
リング状体37には、管壁23に設けた雌ネジ26にネジ込まれるボルト27を挿通可能な複数の孔38が設けられている。また、このリング状体37には、連通路60を塞がれないように切り欠き39が設けられている。
次にまた、図2乃至図4に示すように、開閉バルブVの後流側のヘッダーパイプ5には、減圧バルブRが介装されている。この減圧バルブRは、ヘッダーパイプ5側に水圧を一定に供給できるようにするためのものである。
減圧バルブRは、入口121及び出口122を有し液体が流れる流路を形成する管体120と、管体120の流路を入口側室121aと出口側室122aに仕切るとともに液体が通過可能な開口131を有した隔壁130と、管体120の管壁123に設けた摺動孔124に摺動可能にかつ摺動孔124を貫通して設けられ一端に開口131を開閉する弁部141を有したピストン140と、管体120の外側に設けられピストン140の他端140b側が収納される収納空間151を有した収納部150と、出口側室122aと収納部150の収納空間151とを連通し液体が流入可能な連通路160と、収納部150内にピストン140の摺動方向に移動可能に設けられるとともにピストン140の他端140bが固定され管体120の外側との間に連通路160から流入した液体が収容される収容室152を形成する移動板Maと、移動板Maをピストン140の一端140a側に付勢しその付勢力によりピストン140の弁部141を開にする付勢手段170とを備えた構成としている。
そして、管体120の出口側室122aの水の圧力が高まると、連通路160を通じて収容室152に流入した水の圧力も高まり、この収容室152の圧力が付勢手段170の付勢力に抗して移動板Maが移動させられるとピストン140の弁部141を閉にし、液体を開口131を通して入口121から出口122への水の流れを遮断することができるようになっている。
管体120は、例えば、鋳鉄等の金属で形成されている。また、管体120の入口121と出口122には、他の管体120に連結可能なようにフランジ121b,122bが形成されている。フランジ121b,122bには、ボルト及びナット(図示せず)を用いて他の管体のフランジに連結可能なように孔(図示せず)が設けられている。
また、図2に示すように、管体120の入口121は、開閉バルブVの管体120の出口122に短管16を介して連結され、管体120の出口122は、スプリンクラー12のノズル13側に連結されている。
図3に示すように、ピストン140は、例えば、ステンレス等の金属で形成され、一端140a側にピストン140の軸と同軸の円盤体145が設けられ、ピストン140の他端140b側に移動板Maに固定される固定ロッド143とを備えた構成としている。固定ロッド43は、ピストン140の一端140a側よりも小径に形成されて、一端140a側との間に段部146が形成されている。
更に、このピストン140は、後述のダイヤフラム押さえ191に設けた筒状の摺動部を介して摺動孔124に摺動可能になっている。
更にまた、ピストン140の弁部141は、円盤体145のピストン140の軸方向他端側に形成されている。
また、ピストン140の円盤体よりもピストン140の軸方向一端側には、管体120の管壁123に設けた筒状のガイド部材127に挿通され、ピストン140の摺動をガイドするガイドロッド147が設けられている。
ガイド部材127は、管体20の外側からネジ込まれるブッシュ127aに形成されている。
収納部150は、管体120の管壁123に付設されるカップ状のケース156と、管体120の管壁123の外側に設けられケース156の開口131の径と略同じ大きさの径を有した筒状の台座157とからなる。ケース156は、例えば、鋳鉄などの金属で形成されている。また、台座157は、管体120の管壁123に一体に形成されている。ケース156と台座157との接続は、ケース156の開口に設けたフランジ150aに設けた複数の孔158に、台座157に設けた複数の雌ネジ125の夫々にネジ込まれたスタッドボルト159を挿通し、このスタッドボルト159にナット159aをネジ込むことにより行なわれる。
移動板Maは、ピストン140の摺動方向に直交する方向に張設されるダイヤフラム190(Ma)で構成されている。ダイヤフラム190(Ma)は、例えば、ニトリルゴム等の樹脂で形成され、その外周端部がケース156のフランジ150aと台座157に挟まれて設けられている。また、ダイヤフラム190(M)は、その中央にピストン140の固定ロッド143が貫通されるとともに固定ロッド143に挿通された収容室152側のダイヤフラム押さえ191及び後述の背圧室153側のダイヤフラム受け192により挾持されている。
ダイヤフラム押さえ191は、例えば、ステンレス等の金属により円盤状に形成され、中央にピストン140の固定ロッド143を挿通可能な挿通口193が設けられ、そのダイヤフラム190(Ma)に接した面とは反対側の面には、摺動孔124に摺接する摺接部198が設けられている。摺接部198は、ピストン140の軸と同軸の筒状に形成されている。ダイヤフラム押さえ191は、そのダイヤフラム190(Ma)に接した面の裏側の面が、ピストン140の段部146に当接している。
また、ダイヤフラム受け192は、例えば、鋳鉄等の金属により円盤状に形成され、中央にピストン140の固定ロッド143を挿通可能な挿通口94が設けられている。
ダイヤフラム押さえ191及びダイヤフラム受け192は、ピストン140の他端140b側に形成された雄ネジ149にネジ込まれるダブルナット148により段部146側に押し付けられ、ダイヤフラム190(Ma)を挾持している。
また、このダイヤフラム190(Ma)は、収納部150の収納空間151に収容室152と隔てられて設けられる背圧室153を形成している。
付勢手段170は、背圧室153内に設けられダイヤフラム190(Ma)をケース156の底部に対して離間させる方向に付勢するコイルスプリング171を備えた構成としている。コイルスプリング171は、その伸縮方向一端側がダイヤフラム受け192に当接している。また、付勢手段170には、所望の水圧が収容室152にかかったときにピストン140の弁部141が開口131を閉にできるように、コイルスプリング171の弾性力を調節する調節機構172が設けられている。調節機構172は、コイルスプリング171の伸縮方向他端側に当接するバネ受け173と、ケース156の底部に貫通してネジ込まれバネ受け173をケース156の底部に対して近接及び離間方向に移動させるボルト174を備えた構成としている。ボルト174の先端は、ベアリング175を介して回転可能にバネ受け173に連結されている。
この調節機構172は、ボルト174をネジ込むことにより、バネ受け173とダイヤフラム受け192とを近接させ、コイルスプリング171の付勢力を高めるとともに、ネジ戻すことによりバネ受け173とダイヤフラム受け192とを離間させコイルスプリング171の付勢力を低くする。
また、隔壁130と管壁123との間には、ピストン140が摺動可能に挿通されるシリンダ132が架設されている。
シリンダ132は、一端が隔壁130の開口131に係止され他端が隔壁の摺動孔124に挿通される筒状のシリンダ本体132aと、シリンダ本体132aの他端側の内部に挿通されて内側面がピストン140に摺接する筒体135とを備えた構成としている。
シリンダ本体132aは、例えば、ステンレス等の金属で形成され、その一端側の内部には、ピストンの弁部が密着する弁座134が設けられている。
また、シリンダ本体132aの側面には、シリンダ本体32a外部から内部に連通し液体が通過可能な通孔133が設けられている。
筒体135は、例えば、ステンレス等の金属で形成されている。
また、シリンダ本体132a及び筒体135は、摺動孔124の収容室152側の周囲に着脱可能に設けられ、シリンダ本体132aの他端縁及び筒体135を押さえるリング状のリング状体137を備えている。
リング状体137には、管壁123に設けた雌ネジ126にネジ込まれるボルト127を挿通可能な複数の孔138が設けられている。また、このリング状体137には、連通路160を塞がないように切り欠き139が設けられている。
更に、この減圧バルブRのピストン140及びガイド部材127以外の他の各部材は、上記の開閉バルブVの部品と共用になっている。
また、本発明の実施の形態に係る開閉バルブVが設けられた消雪システムSのヘッダーパイプ5の末端には、散水しない際に内部の水を抜くことができる水抜き弁(図示せず)が設けられている。
また、図1及び図3中、31a,131aはシリンダ本体32a,132の外周に沿って設けられシリンダ本体32a,132の外周と開口31,131とをシールするOリング、32b,132bはシリンダ本体32a,132aの外周に沿って設けられシリンダ本体32a,132aの外周と管体20,120の管壁23,123とをシールするOリング、36a,136aは筒状部36,136の外周に沿って設けられシリンダ本体32a,132の内周と筒状部36,136の外周とをシールするOリング,42aはカップ体42の外周に沿って設けられ、筒状部の内周とをシールするOリング,198aはダイヤフラム押さえ91の摺接部198の外周に沿って設けられ摺接部198の外周と摺動孔24とをシールするOリング,76,176は、ケース56,156の底部に対して着脱可能に設けられ調節機構72,172のボルト74,174を覆うボルトカバーである。
この本発明の実施の形態に係る開閉バルブVを設けた消雪システムSを用いて、雪が降ったときや雪が積もったときに、散水してこれを溶かす場合には、次のようになる。
まず、図4に示すように、ポンプP1を作動させ貯留槽1の水を吸引して、各主管2,3に送り、主管2,3の内部の水の圧力を上昇させる。この際、図5(a)に示すように、開閉バルブVにおいては、主管2,3の内部の水の圧力の上昇にともなって主管2,3に接続された入口21から主管2,3の水が入り、入口側室21aの水の圧力も上昇し、入口側室21aと連通路60及び貫通路80を介して連通した収容室52の水の圧力も上昇していく。そして、収容室52の水の圧力が所定の圧力を超えると、ダイヤフラム90(M)がコイルスプリング71及びダイヤフラム90(M)自身の付勢力に抗して背圧室53側に移動し、ピストン40がこれにともなってピストン40の軸方向他端側に移動し、開閉バルブVの弁部41が開になる。
この際、収容室52内の水の圧力の上昇をダイヤフラム90(M)で受けて、ピストン40を移動させるので、ピストン40の移動の応答性を向上させることができる。
開閉バルブVの弁部41が開になると、主管2,3から入口21を通って入口側室21aに入った水は、順次開口31を通って出口側室22aに流入していき、出口22から減圧バルブRの入口121に至り、減圧バルブRの入口側室121aに流入していく。
減圧バルブRにおいては、常時は、ピストン140がダイヤフラム190(Ma)を付勢するコイルスプリング171によりピストン140の軸方向一端140a側に移動しており、弁部141は開状態なので、入口121から流入した水は、入口側室121a,開口131,出口側室122a及び出口122を通って出口122から流出していく。
ヘッダーパイプ5に流入した水は、ヘッダーパイプ5内の水の圧力の高まりとともにスプリンクラー12のノズル13から噴出させられていく。そして、この水により消雪される。
消雪後の水及び雪が溶かされてなる水は、側溝6,回収管6aを通って貯留槽1に入れられていく。
この際、ヘッダーパイプ5に流入した水の圧力が高まってくると、減圧バルブRの出口側室122aの水の圧力も高くなっていく。この際、出口側室122aに連通した連通路160を介して、収容室152の水の圧力も上昇していく。そして、収容室152の水の圧力が所定の圧力を超えると、ダイヤフラム190(Ma)を付勢するコイルスプリング171の付勢力に抗して、ダイヤフラム190(Ma)が背圧室153側に移動し、これにともないピストン140がピストン140の軸方向他端140b側に移動して、弁部141が弁座134に密着し、この弁部141が開口131を閉にする。
そのため、ヘッダーパイプ5のスプリンクラー12側に過剰に水圧がかからなくなり、スプリンクラー12のノズル13等が不具合を起こしにくくなる。
一方、散水して雪を溶かした後に、散水を終える場合には、まず、ポンプP1を停止する。
この際、図4に示すように、各主管2,3においては、ポンプP1から送られた貯留槽1の水が送られなくなる一方、内部の水が開閉バルブVを介してヘッダーパイプ5のスプリンクラー12側に送られ、スプリンクラー12のノズル13から噴出させられていくので、主管2,3の内部の水の圧力が下降していく。
また、図5(b)に示すように、開閉バルブVにおいては、主管2,3の内部の水の圧力の下降にともない、入口側室21aの水の圧力も下降し、入口側室21aと連通路60及び貫通路80を介して連通した収容室52の水の圧力も下降していく。そして、収容室52の水の圧力が所定の圧力よりも低くなると、ダイヤフラム90(M)がコイルスプリング71及びダイヤフラム90(M)自身の付勢力に付勢されて収容室52側に移動し、ピストン40がこれにともなってピストン40の軸方向一端側に移動し、開閉バルブVの弁部41が弁座34に密着し、弁部41が開口31を閉にし、主管2,3と開閉バルブVの出口側室22aよりも後流側への水の流れが遮断される。
この際、収容室52内の水の圧力の下降をダイヤフラム90(M)で受けて、ピストン40を移動させるので、ピストン40の移動の応答性を向上させることができる。
この状態で、各ヘッダーパイプ5の水抜き弁を用いてヘッダーパイプ5の内部の水を抜く。
この際、減圧バルブRの内部の水もヘッダーパイプ5を介して水抜き弁から排出されていく。そのため、散水しない際は、減圧バルブR及びヘッダーパイプ5の内部には水が無くなり、減圧バルブR及びヘッダーパイプ5の水の凍結を防止することができる。
この際、図5(b)に示すように、収容室52の水は、収容室52と入口側室21aとが連通路60及び貫通路80の2つの通路で互いに連通しているので、入口側室21aから収容室52内の内部の水への熱伝達効率が良好になる。即ち、例えば、収容室52の内部の水は、貫通路80,入口側室21a,連通路60を通って収容室52に、あるいは、連通路60,入口側室21a,貫通路80を通って収容室52に戻るようなそういう対流が起こる等して、熱が収容室52の内部の水にも伝達されるので、収容室52内の水の凍結を極めて生じ難くすることができる。そのため、収容室52内の水は液相の状態を保つことができ、次に弁部41が開口31を開にする際に、主管2,3の水の圧力を上昇させれば、収容室52内の水の圧力もこれにともなって上昇させることができ、確実にピストン40を移動させることができるので、出口側室22aよりも後流に液体を供給することができ、確実に散水を行なうことができる。
また、この際、貫通路80は、ピストン40に形成されているので、開閉バルブVに新たな管体20を備えて貫通路80を設けた場合に比較して、構造が簡単になり製造コストが低減される。
更に、この際、ピストン40に設けたカップ体42は、ある程度径が広いので、入口側室21aとの熱伝達が良く行なわれる。また、貫通路80は、入口側室21aから熱伝達されたカップ体42の内部に連通する貫通孔81で構成されており、しかも、貫通路80の長さがそれほど長くないので、収容室52への熱伝達効率を向上させることができる。
その後、ピストン40の開閉が繰り返されることによりピストン40,シリンダ本体32a及び筒体35が摩耗して、劣化していくことがある。この場合、ピストン40を交換する際には、ケース56,ダイヤフラム90(M)及びピストン40を取り外すとともに、ピストン40をダイヤフラム90(M)から取り外して別のものと交換する。また、シリンダ本体32aまたは筒体35を交換する際には、リング状体37のボルトをゆるめて筒体35を取り外し、シリンダ本体32aを取り外し、別のシリンダ本体32a及び筒体35と交換する。そのため、弁部41が密着する弁座34や、ピストン40が摺動する摺動孔24が、劣化しても、シリンダ本体32a及び筒体35は、取り外し可能なので、別のものと交換することができ、開閉バルブV全体を交換する場合に比較して、メンテナンスコストを低減することができる。
また、開閉バルブVは、減圧バルブRとほとんどの部品が共用なので、開閉バルブV及び減圧バルブRを両方とも専用の部品のみで製造した場合に比較して、製造コストを安くすることができる。
尚、本発明の実施の形態に係る開閉バルブVは、消雪システムSに設けたが、これに限定されるものでなく、例えば、田畑に水を供給する農業用水供給システムや、工業用水等の液体を供給する工業用液体供給システム等、液体の供給,非供給を交互に繰り返す液体供給システムの管路であればどのようなシステムの管路に設けてよい。
尚また、本発明の実施の形態に係る開閉バルブVは、水を流す管路に設けたが、これに限定されるものでなく、油やアルコール等の液体であればどのようなものに適用してもよい。
本発明の実施の形態に係る開閉バルブを示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る開閉バルブを消雪システムに取り付けた状態で示す図である。 本発明の開発段階で提案された減圧バルブを示す図である。 本発明の実施の形態に係る開閉バルブが設けられる消雪システムの例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る開閉バルブを、(a)開弁した状態,(b)閉弁した状態で夫々示す図である。 従来の開閉バルブの一例を示す図である。 従来の開閉バルブが設けられる消雪システムの一例を示す図である。
符号の説明
S 消雪システム
V 開閉バルブ
M 移動板
20 管体
21 入口
21a 入口側室
22 出口
22a 出口側室
23 管壁
24 摺動孔
25 雌ネジ
30 隔壁
31 開口
32 シリンダ
32a シリンダ本体
33 通孔
34 弁座
35 筒体
37 リング状体
38 孔
39 切り欠き
40 ピストン
40a 一端
40b 他端
41 弁部
42 カップ体
43 固定ロッド
50 収納部
51 収納空間
52 収容室
53 背圧室
56 ケース
57 台座
60 連通路
61 逆止弁
70 付勢手段
71 コイルスプリング
72 調節機構
73 バネ受け
74 ボルト
75 ベアリング
80 貫通路
81 貫通孔
90 ダイヤフラム
91 ダイヤフラム押さえ

Claims (5)

  1. 入口及び出口を有し液体が流れる流路を形成する管体と、該管体の流路を入口側室と出口側室に仕切るとともに液体が通過可能な開口を有した隔壁と、上記管体の管壁に設けた摺動孔に摺動可能にかつ該摺動孔を貫通して設けられ一端に上記開口を開閉する弁部を有したピストンと、上記管体の外側に設けられ上記ピストンの他端側が収納される収納空間を有した収納部と、上記入口側室と上記収納部の収納空間とを連通し液体が流入可能な連通路と、上記収納部内に上記ピストンの摺動方向に移動可能に設けられるとともに該ピストンの他端が固定され上記管体の外側との間に上記連通路から流入した液体が収容される収容室を形成する移動板と、該移動板を上記ピストンの一端側に付勢しその付勢力によりピストンの弁部を閉にする付勢手段とを備え、
    上記管体の入口から連通路を通って上記収容室に流入した液体の圧力により上記付勢手段の付勢力に抗して上記移動板を介して上記ピストンを移動させ、該ピストンの移動により上記弁部が上記開口を開にして、液体を上記開口を通して入口から出口に流すことができるようにした開閉バルブにおいて、
    上記連通路とは別に上記入口側室と上記収容室との間を貫通する貫通路を設けたことを特徴とする開閉バルブ。
  2. 上記貫通路を、上記ピストンに形成したことを特徴とする請求項1記載の開閉バルブ。
  3. 上記ピストンを、上記ピストンの軸方向一端側に開放口を有し底部外側が上記収容室の内部に臨むカップ体と、該カップ体の底部に立設され上記移動体に固定される固定ロッドとを備えて構成し、
    上記弁部を、上記開口の開口縁部に当接する上記カップ体の開放口縁部で構成し、
    上記貫通路を、上記カップ体の底部に設けられ該カップ体の内部から外部の上記収容室に連通する貫通孔で構成したことを特徴とする請求項2記載の開閉バルブ。
  4. 上記移動板を、上記収納部の収納空間に上記収容室及び該収容室と隔てられる背圧室を構成するとともにダイヤフラムで構成し、
    上記付勢手段を、該背圧室内に設けられ上記ダイヤフラムを上記ピストンの一端側に付勢するコイルスプリングを備えて構成したことを特徴とする請求項1,2または3記載の開閉バルブ。
  5. 上記隔壁と上記管壁との間に架設され上記ピストンが摺動可能に挿通されるシリンダを設け、
    上記シリンダを、一端が上記隔壁の開口に係止され他端が上記隔壁の摺動孔に挿通される筒状のシリンダ本体と、該シリンダ本体の他端側の内部に挿通されて内側面が上記ピストンに摺接する筒体とを備えて構成し、
    上記シリンダ本体の一端側の内部に上記ピストンの弁部が密着する弁座を設け、上記シリンダ本体の側面に上記入口側室と上記出口側室とを連通し液体が通過可能な通孔を設け、
    上記摺動孔の収容室側の周囲に着脱可能に設けられ上記シリンダ本体の他端縁及び上記筒体の端縁を押さえるリング状のリング状体を備えたことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の開閉バルブ。
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