JP2007018518A - 無線タグ読取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線タグを取付けた物品を収納箱に一度に多数収納して無線タグの読取り効率を向上させ、しかも構成が簡単である。
【解決手段】収納箱1に、無線タグ3を貼り付けた郵便封筒2を多数重ねて並べて収納する。収納箱1の下方には質問器7に同軸ケーブル8を介して接続したリーダ・アンテナ9を配置する。各郵便封筒2に貼り付けた無線タグ3の最大利得方向がリーダ・アンテナ9に向かって揃うようになっている。また、収納箱1に収納された各郵便封筒2は無線タグ3の最大利得方向と直交する方向に重ねて並べられている。リーダ・アンテナ9の最大利得方向は収納箱1の底面方向に向いている。従って、無線タグ3の最大利得方向とリーダ・アンテナ9の最大利得方向は対向するようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、収納箱に無線タグを取付けた物品を複数収納し、この各物品の無線タグからデータを読取る無線タグ読取り装置に関する。
収納箱に無線タグを取付けた物品、例えば書留郵便物を複数収納し、各書留郵便物の無線タグからデータを収納箱の外部に配置した質問器で読取る装置としては、収納箱内を、アンテナを配置した複数の仕切り板で所定の間隔に仕切り、それぞれの仕切られた空間に書留郵便物を1つずつ収納し、それぞれ仕切り板に配置したアンテナを介して該当する無線タグからデータを読取るものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−37425公報
しかし、このように収納箱に仕切り板を設けてそれぞれの仕切られた空間に書留郵便物を1つずつ収納するものでは、一度に多数の書留郵便物を収納することができず、このため、無線タグの読取り効率が悪かった。また、収納箱に仕切り板を設けるとともに各仕切り板にアンテナを配置しているため、構成が複雑化するという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために為されたもので、無線タグを取付けた物品を収納箱に多数収納することができ、収納された前記物品に取付けられた無線タグを一度に読取ることができるので、無線タグの読取り効率を向上させることができる。しかも構成が簡単な無線タグ読取り装置を提供する。
本発明は、質問器に接続されたアンテナと、無線タグを備えた郵便封筒などの物品と、この物品を複数重ねて並べて収納する収納箱とを備え、各物品は、無線タグの最大利得方向が揃うように、かつ、最大利得方向と直交する方向に並べられ、無線タグの最大利得方向とアンテナの最大利得方向が対向するようにアンテナを配置することにある。
本発明によれば、無線タグを取付けた物品を収納箱に多数収納することができ、収納された物品に取付けられた無線タグを一度に読取ることができるので、無線タグの読取り効率を向上させることができる。しかも、簡単な構成で実現できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、収納箱1に物品としての郵便封筒2を重ねて並べて収納している。前記収納箱1は書留郵便などの郵便封筒2を局から局へ転送する場合に使用されるものである。なお、ここでは収納されている郵便封筒2が見えるように収納箱1の側板を透過して示している。
前記郵便封筒2には、図2に示すように、表の左側下端に無線タグ3を貼り付けている。この無線タグ3は既存のもので、ICチップ4とこのICチップ4に接続したタグ・アンテナ5からなり、これらはラミネートなどの被覆部材6で一体化されている。前記タグ・アンテナ5は、例えば、ダイポールあるいはフォールテッド・ダイポールを基本とした構造になっている。前記無線タグ2は受信した電波を検波して得た電力でICチップ4を駆動するため電池は搭載していない。
前記収納箱1の下方には質問器7に同軸ケーブル8を介して接続した例えば平面アンテナからなるリーダ・アンテナ9を配置している。なお、リーダ・アンテナの形状としては平面状ではなく、棒状のものであってもよい。また、リーダ・アンテナ9としてはパッチアンテナやプリントダイポールアンテナ等が望ましい。
収納箱1には、複数の郵便封筒2を、貼り付けた無線タグ3の最大利得方向が揃うように、かつ、最大利得方向と直交する方向に重ねて並べて収納している。すなわち、無線タグ3の最大利得方向が前記リーダ・アンテナ9の方向に向くように各郵便封筒2を縦向きにして重ねて並べて収納している。
前記リーダ・アンテナ9の偏波面が前記無線タグ3のタグ・アンテナ5と略並行になるように前記リーダ・アンテナ9を配置している。すなわち、前記リーダ・アンテナ9の最大利得方向は前記収納箱1の底面方向に向いている。これにより、前記無線タグ3の最大利得方向と前記リーダ・アンテナ9の最大利得方向が対向するようになる。
このような構成においては、リーダ・アンテナ9の偏波面と無線タグ3のタグ・アンテナ5の偏波面が揃うので、リーダ・アンテナ9からの電波は効率よく各郵便封筒2の無線タグ3によって受信される。そして、無線タグ3の最大利得方向とリーダ・アンテナ9の最大利得方向が対向しているので、質問器7はリーダ・アンテナ9を介して各郵便封筒2の無線タグ3からデータを確実に読取ることができる。
また、収納箱1は複数の郵便封筒2を単に重ねて並べて収納するので、収納箱1の構成は簡単である。また、収納箱1に一度に多数の郵便封筒2を収納することができ、従って、質問器11は短時間で多数の無線タグ3からデータを読取ることが可能となり、読取り効率を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図3に示すように、収納箱11に無線タグモジュール12を取付けた郵便封筒2を横向きにして重ねて並べて収納している。前記郵便封筒2に対する無線タグモジュール12の取付け位置は、郵便封筒2の一側端近傍に位置している。なお、ここでは収納箱11内に収納されている郵便封筒2が見えるように前方の側板を外した状態で示している。
前記収納箱11は、仕切り板13によって内部が2つの部屋11a,11bに区切られている。
14は質問器であり、この質問器14には同軸ケーブル15a,15bを介してリーダ・アンテナ16a,16bが接続されている。前記リーダ・アンテナ16a,16bは、部屋11a,11bの底面下方に配置されている。
前記無線タグモジュール12は、図4に示すように、無線タグ3と指向性付与手段を構成する反射器17を、紙、プラスチック、塩化ビニールなどの薄い絶縁体からなる保持部材18上に保持して構成している。
前記反射器17は、前記タグ・アンテナ5に対し間隔D1で平行に配置され、その長さL1は通信に使用する搬送波の波長をλとすると、λ/2以上、例えば、λ/2に設定されている。なお、間隔D1は搬送波のλ/8以下に設定している。前記反射器17は導体であれば良く、粘着テープを有した銅やアルミ製のテープを保持部材18に貼り付けた構成でも、また、導電性インクを保持部材18に印刷した構成でもよい。また、銅メッキされた保持部材18をエッチングすることで反射器17を形成しても良い。このような無線タグモジュール12においては、無線タグ3のタグ・アンテナ5の最大利得方向が、反射器17から無線タグ3に向かう方向となる。
前記無線タグモジュール12は、無線タグ3が反射器17よりも郵便封筒2の一側端側に位置するように、かつ、一側端と略平行になるようにして郵便封筒2に取付けられている。各郵便封筒2は一側端を収納箱11の底面に向けるように横向きにして前記収納箱11に重ねて並べられている。
従って、前記無線タグモジュール12においては、前記リーダ・アンテナ16a,16bから見て、無線タグ3が近く、反射器17が遠くなるように配置され、無線タグ3のタグ・アンテナ5の最大利得方向はリーダ・アンテナ16a,16bに向いている。
前記リーダ・アンテナ16a,16bは、例えば、平面アンテナからなり、平面アンテナの最大利得方向は、収納箱11に重ねて並べられた各郵便封筒2に向けられている。前記リーダ・アンテナ16a,16bの偏波面は無線タグ3のタグ・アンテナ5と略平行になるように配置される。このようにリーダ・アンテナ16a,16bを配置すると、リーダ・アンテナの偏波面と無線タグ3の偏波面が揃うため、無線タグ3の受信効率が最も良くなる。
前記収納箱11における各郵便封筒2の並び方向は、前記各リーダ・アンテナ16a,16bの最大利得方向に対して略直交するようになっている。また、質問器14に接続したリーダ・アンテナ16a,16bの最大利得方向に、リーダ・アンテナ16a,16b、無線タグ3、指向性付与手段である反射器17が順番に配置される。従って、部屋11aに収納された各郵便封筒2に取付けられた無線タグ3の最大利得方向とリーダ・アンテナ16aの最大利得方向が一致し、部屋11bに収納された各郵便封筒2に取付けられた無線タグ3の最大利得方向とリーダ・アンテナ16bの最大利得方向が一致する。
このため、質問器14はリーダ・アンテナ16aを介して部屋11aに収納されている郵便封筒2の無線タグ3のデータを読取ることが可能となる。また、質問器14はリーダ・アンテナ16bを介して部屋11bに収納されている郵便封筒2の無線タグ3のデータを読取ることが可能となる。
ところで、郵便封筒2を収納箱11に重ねて並べた場合、この重なりによって各無線タグモジュール12の間隔が例えば3mm以下になった場合、タグ・アンテナ5と反射器17との間隔D1は、読取り率に影響を与える。本実施の形態では、郵便封筒2を収納箱11に重ねて並べても各無線タグ3からの読取りが確実に行われるようにするためにタグ・アンテナ5と反射器17との間隔D1をλ/8以下にする。
次に、郵便封筒2に既存の無線タグを取付けた場合の読取り実験例を図5に、無線タグモジュール12の読取り実験例を図7に示す。
図5に示す実験例では、リーダ・アンテナ16a,16bと同一構成のリーダ・アンテナ100と無線タグ3と同一構成の多数の無線タグ101を使用し、各無線タグ101を面方向に所定の間隔dを開けて並べる。そして、リーダ・アンテナ100と各無線タグ101との配置関係は、リーダ・アンテナ100の最大利得方向と各無線タグ101の並び方向が略直交するようになっている。
前記無線タグ101としては2.45GHz帯の搬送波を使用する従来周知の無線タグを使用している。ここでは、50個の無線タグ101を間隔d=3mmで並べている。そして、リーダ・アンテナ100と各無線タグ101との距離を0〜200mmの範囲で変化させながら各無線タグ101のデータを読取ったところ、図6に示す結果を得た。
図6において、縦軸には50個の無線タグ101を無線タグNo.として表示している。また、横軸は距離を5mm間隔で表示している。そして、無線タグNo.と距離が交差する位置にあるセルの数値は、「1」がデータの読取りができたことを示し、「0」がデータの読取りができなかったことを示している。図中斜線で示す領域は読取りができた領域を示している。この結果から、無線タグを3mm間隔で並べた場合には質問器は無線タグ101のデータを確実に読取ることができないことを示している。
次に、図7に示す実験例では、無線タグ101と反射器102を保持部材103上に保持した無線タグモジュール104を、同様に3mm間隔で50個並べ、各無線タグモジュール104とリーダ・アンテナ100との距離を一定にして50個の無線タグ101に対する読取り率を測定する。
この測定においては、無線タグモジュール104として、無線タグ101と反射器102との距離が8mmのもの、10mmのもの、15mmのもの、18mmのものの4種類用意して測定したところ、図8に示す結果が得られた。この結果から、無線タグ101と反射器102との距離が15mmを越えると読取り率が半分以下に低下することが分かった。従って、無線タグ101と反射器102との距離を15mm以下に設定することが適当であることが分かった。これは、2.45GHzにおける波長λの約1/8であり、従って、無線タグ101と反射器102との間隔を、搬送波のλ/8以下に設定することが適当であることが分かった。なお、反射器102の長さは反射器17と同様にλ/2に設定されている。
そこで、実際には無線タグ101と反射器102との距離を8mmに設定した無線タグモジュール104を使用し、これを50個並べたものに対してリーダ・アンテナ100と各無線タグモジュール104との距離を0〜200mmの範囲で変化させながら各無線タグ101のデータを読取ったところ、図9に示す結果を得た。
図9において、縦軸には50個の無線タグモジュール104における無線タグ101を無線タグNo.として表示している。また、横軸は距離を5mm間隔で表示している。そして、無線タグNo.と距離が交差する位置にあるセルの数値は、「1」がデータの読取りができたことを示し、「0」がデータの読取りができなかったことを示している。図中斜線で示す領域は読取りができた領域を示している。この結果から、無線タグモジュール104を3mm間隔で並べてもリーダ・アンテナ100と各無線タグ101との距離が35mm〜95mmの範囲では全ての無線タグ101からデータを読取ることができることが分かった。
以上の結果から、図10に示すように、無線タグ101と反射器102との距離を8mmに設定した無線タグモジュール104を平板状の物品である郵便封筒105に貼り付け、この郵便封筒1を重ねて並べても、リーダ・アンテナ100と各無線タグ101との距離が35mm〜95mmの範囲で、無線タグ101間の間隔が3mm程度あれば、リーダ・アンテナ100を介して質問器は各郵便封筒105の無線タグ101からデータを確実に読取ることができることになる。
従って、図3に示すように収納箱11に複数の郵便封筒2を重ねて並べて収納した場合においてもリーダ・アンテナ16a,16bと無線タグ3との距離が35mm〜95mmの範囲で一定になるようにリーダ・アンテナ16a,16bを配置し、収納箱11において各郵便封筒2の無線タグ3の間隔が3mm程度になるように郵便封筒を収納すれば、質問器14はリーダ・アンテナ16a,16bを介して各郵便封筒2の無線タグ3と通信を行い、各無線タグ3からデータを確実に読取ることができる。
例えば、収納箱11の収納幅を60cm程度とすると、無線タグ3の間隔が3mm程度であれば200枚もの郵便封筒を収納できる。収納箱11の大きさとしても、持ち運ぶことができる大きさである。
しかも、収納箱11はリーダ・アンテナ16a,16bの読取り領域範囲に対応して仕切り板13によって単に2つの部屋11a,11bに区切られているだけなので、構成はきわめて簡単である。また、全体としても、郵便封筒2に無線タグモジュール12を取付け、収納箱11の底部に質問器14のリーダ・アンテナ16a,16bを配置するだけなので、構成はきわめて簡単である。
なお、この実施の形態では、無線タグモジュールとして、無線タグ3と反射器17を保持部材18上に保持した構成のものを使用したがこれに限定するものではなく、図11に示すように、保持部材18の上に無線タグ3と反射器17を包囲するような形状で適当な厚さのスペーサ19を取付けてもよい。この場合、スペーサ19の厚さを3mm程度に設定すれば、郵便封筒2が圧縮された状態で重なることがあっても無線タグ間の間隔を3mm程度に保つことができるので、確実な読取りができる。
また、この実施の形態では無線タグ3と反射器17を保持部材18上に保持した構成の無線タグモジュール12を郵便封筒2に取付けたものについて述べたがこれに限定するものではなく、図12に示すように郵便封筒2に無線タグ3と反射器17を直接取付けたものであっても良い。この場合も、無線タグ3と反射器17との間隔D1は搬送波のλ/8以下に設定する。そして、このように郵便封筒2に無線タグ3と反射器17を直接取付けるものにおいて、図13に示すように、郵便封筒2における無線タグ3を取付ける位置にマーク20と反射器17を所定の間隔D1を開けて予め印刷しておけば、マーク20を使用することで無線タグ3を所定の位置に容易かつ確実に取付けることができ、取付け精度を高めることができる。これにより、無線タグ3と反射器17との間隔D1を高い精度で搬送波のλ/8以下に設定することが可能になる。
また、郵便封筒2に無線タグ3と反射器17を直接取付けたものにおいて、図14に示すように、さらにスペーサ19を郵便封筒2に直接取付けても良い。
さらに、この実施の形態では無線タグ3に指向性付与手段として反射器17を所定の間隔を開けて配置した無線タグモジュールについて述べたがこれに限定するものではなく、図15の(a)に示すように保持部材18の上に無線タグ3と指向性付与手段としての導波器21を所定の間隔を開けて配置した無線タグモジュールであっても、また、図15の(b)に示すように保持部材18の上に無線タグ3と指向性付与手段としての反射器17及び導波器21を所定の間隔を開けて配置した無線タグモジュールであってもよい。なお、この場合においても保持部材18は必ずしも必要なものではなく、郵便封筒2の上に無線タグ3、反射器17や導波器21を直接取付けてもよい。また、スペーサ19を使用するものであってもよい。
(第3の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図16に示すように、収納箱11の各部屋11a,11bに収納される郵便封筒2の並び方向に湾曲し、かつ上に凹面を向けた底板31,32を配置している。そして、この底板31,32の凹面上に複数の郵便封筒2を載せ重ねて並べて収納している。なお、底板31,32の中心、すなわち、最低部とリーダ・アンテナ16a,16bの中心が一致するように前記リーダ・アンテナ16a,16bを配置している。この場合もリーダ・アンテナ16a,16bと各郵便封筒2に取付けられた無線タグとの配置関係は、リーダ・アンテナ16a,16bの最大利得方向と各無線タグの並びの方向が略直交するようになっている。また、質問器に接続したリーダ・アンテナ16a,16bの最大利得方向に、リーダ・アンテナ、無線タグ、指向性付与手段である反射器が順番に配置される。
前記リーダ・アンテナ16a,16bは、平面アンテナでその読取り範囲を示すと図17に示すようになっている。すなわち、平面アンテナの放射特性は一般に楕円形状に近い形状となるためアンテナの中心から外側に離れるとアンテナ近傍の領域でも電界強度が小さくなる。図9に示す結果からも分かるように、リーダ・アンテナの近傍において、リーダ・アンテナの中心から離れたところでは無線タグのデータを読取りことができず、読取れるエリアと読取れないエリアの境界は図17の読取り範囲の境界線Aとなる。
従って、前記各部屋11a,11bの郵便封筒2を並べる方向の幅はリーダ・アンテナ16a,16bがデータを読取れる領域の幅よりも狭くする。
前記底板31,32の凹面上に複数の郵便封筒2を載せて重ね並べるので、各郵便封筒2に取付けられた無線タグモジュール12は底板31,32の湾曲形状と同じ形状に重ねて並ぶことになる。
この結果、リーダ・アンテナ16a,16bとそれぞれの部屋11a,11bに収納されている各郵便封筒2の無線タグモジュール12との距離は、リーダ・アンテナ16a,16bの中心で最も小さくなり、中心から離れるほど大きくなり、リーダ・アンテナ16a,16bの端部付近では大きく離れる。すなわち、各郵便封筒2に取付けられた無線タグモジュール12はリーダ・アンテナ16a,16bに対してその読取り範囲の境界線A内に入るように並べられる。
この結果、各部屋11a,11bにそれぞれ50個の郵便封筒2を収納し、リーダ・アンテナ16a,16bに接続した質問器14により無線タグモジュール12の無線タグ3からデータを読取ったところ、図18に斜線の領域で示すように、全ての無線タグ3がリーダ・アンテナ16a,16bの読取り範囲A内に入り、質問器14はリーダ・アンテナ16a,16bの端部側にある無線タグも含めて全ての無線タグからデータを読取ることができた。
なお、図18においては、横軸はリーダ・アンテナ16a,16bと収納箱11の底部との距離を示している。すなわち、図18はリーダ・アンテナ16a,16bを収納箱11の底部に接触させた状態から95mm離した位置までの範囲では全ての無線タグからデータを読取ることができたことを示している。
このように、上に凹面を向けて湾曲した底板31,32を収納箱11の各部屋11a,11bの底部に配置することで、リーダ・アンテナ16a,16bは収納箱11の底面との距離が0〜95mmの範囲で、各郵便封筒2に取付けられた無線タグ3のデータを確実に読取ることができる。従って、リーダ・アンテナ16a,16bを収納箱11の底面に取付けて一体化することもできる。そして、この実施の形態においても、仕切り板13によって2つの部屋11a,11bに区切られた収納箱11の各部屋の底部に湾曲した底板31,32を配置するだけであるので、構成は簡単である。
なお、この実施の形態においては、郵便封筒2の一側端側に無線タグモジュール12を取付けたものについて述べたがこれに限定するものではなく、図19に示すように、無線タグモジュール12の無線タグ3が郵便封筒2の中央に位置するようにして無線タグモジュール12を取付けてもよい。このようにすれば、郵便封筒2を、反射器17と無線タグ3の配列方向に沿って郵便封筒2の中央を通る軸を中心に180°回転して、収納箱11に収納しても無線タグ3からのデータの読取りに支障が生じることはない。従って、収納箱11に収納する郵便封筒2の向きの自由度が増加する。なお、この場合、無線タグモジュール12としてではなく無線タグ3と反射器17を郵便封筒2に直接取付けるものであっても良い。
また、この実施の形態においては、底板31,32の形状として円弧状に湾曲したものを使用したがこれに限定するものではない。例えば、図20に示すように、台形状の底板33,34を使用したものであってもよい。また、図21に示すように、V字形状の底板35,36を使用したものであってもよい。さらに、図22に示すように、V字形状でかつ階段状の底板37,38を使用したものであってもよい。さらにまた、図23に示すように、底板に代えて円弧状に湾曲した複数本のワイヤ39を使用してもよい。
(第4の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図24に示すように、収納箱11の各部屋11a,11bに収納される郵便封筒2の並び方向に湾曲し、かつ上に凸面を向けた底板41,42を配置している。前記収納箱11の上方に平面アンテナからなるリーダ・アンテナ23a,23bを、前記底板41,42の中心、すなわち、最上部とリーダ・アンテナ23a,23bの中心が一致するように配置している。各郵便封筒2は、取付けられた無線タグモジュール12の無線タグ3が近接した郵便封筒2の一側端側を収納箱11の上方に向けて、底板41,42の凸面上に載せ重ねて並べられる。
前記リーダ・アンテナ23a,23bから見て、無線タグ3、反射器17が順番に配置される。このため、無線タグ3の最大利得方向はリーダ・アンテナ23a,23bに向いている。
この場合もリーダ・アンテナ23a,23bと各郵便封筒2に取付けられた無線タグ3との配置関係は、リーダ・アンテナ23a,23bの最大利得方向と各無線タグ3の並びの方向が略直交するようになっている。また、リーダ・アンテナ23a,23bの最大利得方向に、リーダ・アンテナ23a,23b、無線タグ3、指向性付与手段である反射器17が順番に配置される。
このような構成においては、リーダ・アンテナ23a,23bは図17に示すような放射特性を持って収納箱側、すなわち、下側に電波を放射する。各部屋11a,11bに収納された各郵便封筒2の無線タグ3はリーダ・アンテナ23a,23bの読取り範囲内に入るように上に凸の円弧を描くように並んでいる。従って、リーダ・アンテナ23a,23bに接続した質問器は全ての郵便封筒2の無線タグ3から確実にデータを読取ることができる。そして、この実施の形態においても、仕切り板13によって2つの部屋11a,11bに区切られた収納箱11の各部屋の底部に湾曲した底板41,42を配置するだけであるので、構成は簡単である。
(第5の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図25に示すように、この実施の形態では郵便封筒2には、無線タグ3のみを郵便封筒2の一側端側に寄せ、かつその一側端と略平行になるようにして取付けられている。また、51は収納箱で、この収納箱51は、底板を反射板43で構成し、仕切り板44で2つの部屋51a,51bに区切っている。前記反射板43は収納箱51の内部に向けた面を反射面43aとしている。リーダ・アンテナ23a,23bは、収納箱51の上方に配置し、下方に向かって電波を放射する。前記各郵便封筒2は、前記収納箱51の各部屋51a,51bに、一側端側を反射板43に載せ重ねて並べて収納する。このとき、前記無線タグ3と反射板43の反射面43aとの距離D2が、搬送波の波長λの1/2の整数倍になるように無線タグ3の取付け位置を設定している。
このような構成においては、リーダ・アンテナ23a,23bから放射される電波の一部は反射板43の反射面43aによって反射され、無線タグ3のアンテナによって受信される。また、リーダ・アンテナ23a,23bから放射される電波の一部は直接無線タグ3のアンテナによって受信される。従って、無線タグ3はリーダ・アンテナ23a,23bから直接到来する直接波と反射面43aで反射して得られる反射波を受信し合成する。
そして、無線タグ3と反射面43aとの距離D2が搬送波の波長λの1/2の整数倍に設定されているので、直接波と反射波の位相が一致するため無線タグ3の受信電力は強められる。これは無線タグ3が質問器からの問合わせに応答し返送するときも同様である。従って、郵便封筒2を重ねて収納箱51に収納し、無線タグ間の間隔が3mm程度であっても各無線タグ3から確実にデータを読取ることができる。
このように収納箱51の底板を反射板43で構成することで反射器17と同様の作用を行わせることができる。従って、郵便封筒2には無線タグ3のみを取付け、反射器17を省略することができる。
また、この実施の形態においては、収納箱51の底板を反射板43で構成したがこれに限定するものではない。収納箱として、天板を反射板で構成してもよい。この場合には、各郵便封筒2を、無線タグ3を寄せる一側端側を収納箱51の天板に向けてその収納箱51に収納させる。このとき、無線タグ3と反射板43の反射面43aとの距離D2が、搬送波の波長λの1/2の整数倍になるように無線タグ3の取付け位置を設定する。リーダ・アンテナ23a,23bは収納箱51の底面下方に配置し、上方に向かって電波を放射する。
(第6の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図26に示すように、収納箱として、仕切り板により、2列に区切り、さらに各列3つに区切って全体で6部屋61a,61b,61c,61d,61e,61fを形成した収納箱61を使用している。各部屋61a〜61fにはそれぞれ複数の郵便封筒2が縦向きで収納するようになっている。前記郵便封筒2には表の下端に無線タグ3を最大利得方向が下向きになるようにして貼り付けている。従って、前記収納箱61の各部屋61a〜61fに収納した複数の郵便封筒2は、無線タグ3の最大利得方向が揃うようになり、かつ、最大利得方向と直交する方向に重ねて並べて収納されることになる。
前記収納箱61の下方には各部屋61a〜61fに対応して、平面アンテナからなる6個のリーダ・アンテナ62a,62b,62c,62d,62e,62fを配置し、この各リーダ・アンテナ62a〜62fをそれぞれ同軸ケーブル63a,63b,63c,63d,63e,63fを介して無線タグリーダである質問器64に接続している。すなわち、前記リーダ・アンテナ62a,62b,62cは一方の列の部屋61a,61b,61cに対応し、前記リーダ・アンテナ62d,62e,62fは他方の列の部屋61d,61e,61fに対応している。
前記各リーダ・アンテナ62a〜62fは、その偏波面が各部屋61a〜61fに収納されている複数の郵便封筒2における無線タグ3のタグ・アンテナ5と略並行になるようにして配置されている。これにより、前記各リーダ・アンテナ62a〜62fの最大利得方向は前記収納箱61の底面方向に向き、各部屋61a〜61fの無線タグ3の最大利得方向と前記各リーダ・アンテナ62a〜62fの最大利得方向が対向するようになる。
前記各リーダ・アンテナ62a〜62fにそれぞれ前記同軸ケーブル63a〜63fを接続する給電端子は、各リーダ・アンテナ62a〜62fの側面が対向していない側面に取付けている。すなわち、前記各リーダ・アンテナ62a〜62cと各リーダ・アンテナ62d〜62fはそれぞれ対向配置されており、その対向側面と反対側の側面に同軸ケーブル63a〜63fを接続する給電端子を取付けている。なお、リーダ・アンテナ62a,62c,62d,62fについては給電端子を取付ける側面は必ずしもこれに限定するものではない。すなわち、リーダ・アンテナ62a,62cについては間に配置したリーダ・アンテナ62bと対向しているが、その対向側面と反対側の側面に給電端子を取付けてもよい。また、リーダ・アンテナ62d,62fについては間に配置したリーダ・アンテナ62eと対向しているが、その対向側面と反対側の側面に給電端子を取付けてもよい。
このような構成においては、収納箱61は2列で各列3部屋の合計6部屋61a〜61fからなり、それぞれの部屋に複数の郵便封筒2を収納させることができるので、1度に多数の郵便封筒2を収納することができる。そして、各リーダ・アンテナ62a〜62fの偏波面と、無線タグ3におけるタグ・アンテナ5との偏波面が揃うようになっているので、各リーダ・アンテナ62a〜62fからの電波は効率よく無線タグ3によって受信される。しかも、収納箱61の各部屋61a〜61fに対応して6個のリーダ・アンテナ62a〜62fを配置し、各リーダ・アンテナ62a〜62fの最大利得方向と無線タグ3の最大利得方向とが対向している。
従って、質問器64は各リーダ・アンテナ62a〜62fを順次駆動することにより、収納箱61の各部屋61a〜61fに収納されている各郵便封筒2の無線タグ3からデータを読取る。例えば、リーダ・アンテナ62aを駆動して部屋61aに収納されている複数の郵便封筒2の無線タグ3からデータを読取り、これが終了すると、続いて、リーダ・アンテナ62bを駆動して部屋61bに収納されている複数の郵便封筒2の無線タグ3からデータを読取るというように、リーダ・アンテナ62a〜62fを順次駆動しながら各部屋61a〜61fに収納されている複数の郵便封筒2の無線タグ3からデータを読取る。
こうして、質問器64は、収納箱61に収納されている多数の郵便封筒2の無線タグ3から短時間でデータを確実に読取ることが可能となり、読取り効率を向上させることができる。また、収納箱61は、単に仕切り板で2列、各列3部屋に区切るのみの構成であり、構成は簡単である。
さらに、各リーダ・アンテナ62a〜62fは、同軸ケーブル63a〜63fを接続する給電端子を、各リーダ・アンテナ62a〜62fの側面が対向していない側面に取付けているので、各リーダ・アンテナ62a〜62fの配置の自由度を向上させることができる。すなわち、各リーダ・アンテナ62a〜62fを互いに接近させて配置することができ、場合によっては密着させて配置することもできる。
これにより、全体のアンテナ配置面積を狭くすることができる。また、各リーダ・アンテナ62a〜62fを平面アンテナで構成しているので、全体を薄くすることができる。従って、各リーダ・アンテナ62a〜62f、同軸ケーブル63a〜63f、質問器64からなる読取り装置全体を薄型でコンパクトに構成することができる。
(第7の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図27に示すように、収納箱61における列を仕切る仕切り板を電波シールド材65で構成し、部屋61a,61b,61cに収納されている郵便封筒2の無線タグ3と部屋61d,61e,61fに収納されている郵便封筒2の無線タグ3とが互いに電波干渉を受けないようにしている。なお、電波シールド材65としては仕切り板そのものを電波吸収材または金属で構成するものであっても、通常の仕切り板に電波吸収材または金属箔を貼り付ける構成であってもよい。
また、一方の列を形成する各リーダ・アンテナ62a,62b,62cと他方の列を形成する各リーダ・アンテナ62d,62e,62fとの間に金属あるいは電波吸収材からなる電波シールド材66を配置している。
そして、前記各リーダ・アンテナ62a,62b,62cをそれぞれ同軸ケーブル63a,63b,63cを介して第1の質問器641に接続し、前記各リーダ・アンテナ62d,62e,62fをそれぞれ同軸ケーブル63d,63e,63fを介して第2の質問器642に接続している。その他の構成については前述した第6の実施の形態と同じである。
このような構成においては、電波シールド材66を配置しているので、各リーダ・アンテナ62a,62b,62cと各リーダ・アンテナ62d,62e,62fとの間の電波の干渉を低減できるので、各リーダ・アンテナ62a,62b,62cと各リーダ・アンテナ62d,62e,62fをさらに接近させることができる。
また、一方の列の各リーダ・アンテナ62a,62b,62cを第1の質問器641が駆動し、他方の列の各リーダ・アンテナ62d,62e,62fを第2の質問器642が駆動する構成にしているので、一方の列のリーダ・アンテナと他方の列のリーダ・アンテナを同時に駆動させることができる。
この場合、第1の質問器641が使用する周波数(チャネル)と第2の質問器642が使用する周波数(チャネル)は異なっていることが望ましいが、電波シールド材66が電波干渉を防止するので同一であってもよい。一方の列のリーダ・アンテナと他方の列のリーダ・アンテナを同時に駆動させる場合、例えば、リーダ・アンテナ62aとリーダ・アンテナ62eあるいはリーダ・アンテナ62fのように離れていることが望ましいが、電波シールド材66を介在させているので、リーダ・アンテナ62aとリーダ・アンテナ62dを同時に駆動させても読取りには支障は生じない。
また、収納箱61においても一方の列の部屋61a,61b,61cと他方の列の部屋61d,61e,61fとの間に電波シールド材65を介在させているので、各列間での無線タグ3の電波干渉を低減でき、また、一方の列の各リーダ・アンテナ62a,62b,62cが一方の列の部屋61a,61b,61cに収納されている郵便封筒2の無線タグ3のデータを読取るときに誤って他方の列の部屋61d,61e,61fに収納されている郵便封筒2の無線タグ3のデータを読取る虞はなく、逆に、他方の列の各リーダ・アンテナ62d,62e,62fが他方の列の部屋61d,61e,61fに収納されている郵便封筒2の無線タグ3のデータを読取るときに誤って一方の列の部屋61a,61b,61cに収納されている郵便封筒2の無線タグ3のデータを読取る虞はない。
従って、一方の列の各リーダ・アンテナ62a,62b,62cと他方の列の各リーダ・アンテナ62d,62e,62fとの同時駆動によるそれぞれの対応する部屋の、郵便封筒2の無線タグ3のデータ読取りがさらに確実にできる。
従って、電波シールド材65,66の作用によって一方の列の各リーダ・アンテナ62a,62b,62cは確実に一方の列の部屋61a,61b,61cに収納されている郵便封筒2の無線タグ3のデータを読取ることができ、他方の列の各リーダ・アンテナ62d,62e,62fは確実に他方の列の部屋61d,61e,61fに収納されている郵便封筒2の無線タグ3のデータを読取ることができる。しかも、同時に2つのリーダ・アンテナを駆動させることで読取り効率を高めることができ、全体の無線タグ3を読取るのに要する時間を短縮することができる。
(第8の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図28及び図29に示すように、各リーダ・アンテナ62a,62b,62cの上にテーブル67を配置するとともに各リーダ・アンテナ62d,62e,62fの上にテーブル68を配置している。そして、各リーダ・アンテナ62a,62b,62cとテーブル67を配置した一方の列と、各リーダ・アンテナ62d,62e,62fとテーブル68を配置した他方の列の間に電波シールド材69を配置している。
前記各テーブル67,68の上に収納箱71を載置するようになっている。前記収納箱71は収納箱61と同様2列で各列3部屋の全体で6部屋からなり、この各部屋に無線タグ3を貼り付けた複数の郵便封筒2を縦向きに収納するようになっている。前記収納箱71の収納箱61と異なる点は、各列を区分する仕切り部を仕切り板や電波シールド材で構成するのではなく、前記電波シールド材69の上部を挿入する凹部70で構成している点である。
すなわち、前記収納箱71を各テーブル67,68の上に載置したとき、前記電波シールド材69の上部が凹部70に挿入される。これにより、図中点線の矢印で示すような通信は行われることはなく、各列間の電波干渉を防止できる。すなわち、一方の列の各リーダ・アンテナ62a,62b,62cは収納箱71の一方の列に収納されている郵便封筒2の無線タグ3から確実にデータを読取ることができるとともに他方の列の各リーダ・アンテナ62d,62e,62fは収納箱71の他方の列に収納されている郵便封筒2の無線タグ3から確実にデータを読取ることができる。
従って、この実施例においても前述した第7の実施の形態と同様の作用効果が得られるものである。
(第9の実施の形態)
なお、この実施の形態は、アンテナ装置の変形例について述べる。
図30に示すように、プリント基板81上に1列3個で、2列6個の平面パッチアンテナからなるリーダ・アンテナ82a,82b,82c,82d,82e,82fを形成している。そして、前記プリント基板81の一端にアンテナ切替え装置83を載置し、このアンテナ切替え装置83と前記各リーダ・アンテナ82a〜82fをプリント配線路84によって接続して、各リーダ・アンテナ82a〜82fとアンテナ切替え装置83をプリント基板81上に一体化したアンテナ装置を構成している。
前記アンテナ切替え装置83は質問器85と同軸ケーブル86、電源ケーブル87及び制御信号ケーブル88によって接続している。なお、電源ケーブル87及び制御信号ケーブル88を同軸ケーブル86に重畳させてもよい。
このような構成のアンテナ装置を使用することで、各リーダ・アンテナ82a〜82fと質問器85との接続が容易になるため、装置全体の組立も容易になる。また、リーダ・アンテナをプリント基板81上に形成できるので、各リーダ・アンテナ82a〜82fの高さを同一水平面に揃えることができる。従って、このプリント基板81上に郵便封筒の収納箱を載置すれば、各郵便封筒の無線タグとの距離を均一にすることができる。また、アンテナ装置のさらなる薄型化を図ることができる。
(第10の実施の形態)
なお、この実施の形態は、複数のリーダ・アンテナを1列に並べた場合の駆動について述べる。
複数のリーダ・アンテナを近接して配置した場合に2つ以上のリーダ・アンテナを同時に駆動させるときには電波干渉という問題がある。従って、電波干渉が生じないような駆動が必要になる。
図31は3個から7個のリーダ・アンテナを配置した場合を示し、数値は同時に駆動するアンテナと順番を示している。
例えば、3個のリーダ・アンテナを配置した場合には、図31(a)に示すように、先ず、斜線及び数値「1」で示した両側のアンテナを同時に駆動する。このとき数値「2」で示した間のアンテナは駆動させない。次に、数値「2」で示したアンテナのみを駆動し、数値「1」で示した両側のアンテナは駆動させない。
また、4個のリーダ・アンテナを配置した場合には、図31(b)に示すように、先ず、斜線及び数値「1」で示した1つ置きの2つのアンテナを同時に駆動する。このとき数値「2」で示した残りの2つのアンテナは駆動させない。次に、数値「2」で示した1つ置きの2つのアンテナを同時に駆動し、数値「1」で示した2つのアンテナは駆動させない。また、5個のリーダ・アンテナを配置した場合には、図31(c)に示すように、先ず、斜線及び数値「1」で示した1つ置きの3つのアンテナを同時に駆動する。このとき数値「2」で示した残りの2つのアンテナは駆動させない。次に、数値「2」で示した1つ置きの2つのアンテナを同時に駆動し、数値「1」で示した3つのアンテナは駆動させない。
また、6個のリーダ・アンテナを配置した場合には、図31(d)に示すように、先ず、斜線及び数値「1」で示した1つ置きの3つのアンテナを同時に駆動する。このとき数値「2」で示した残りの3つのアンテナは駆動させない。次に、数値「2」で示した1つ置きの3つのアンテナを同時に駆動し、数値「1」で示した3つのアンテナは駆動させない。また、7個のリーダ・アンテナを配置した場合には、図31(e)に示すように、先ず、斜線及び数値「1」で示した1つ置きの4つのアンテナを同時に駆動する。このとき数値「2」で示した残りの3つのアンテナは駆動させない。次に、数値「2」で示した1つ置きの3つのアンテナを同時に駆動し、数値「1」で示した4つのアンテナは駆動させない。
このような駆動を行うことで、同時に駆動するアンテナの間には必ず駆動させないアンテナが1個介在するので、同時に駆動するアンテナ間での電波干渉を極力低減できる。
また、配置するリーダ・アンテナが5個以上のときには、駆動しないアンテナを2個以上介在させることもできる。
例えば、5個のリーダ・アンテナを配置した場合には、図32(a)に示すように、先ず、斜線及び数値「1」で示した2つのアンテナを同時に駆動する。このとき数値「2」及び「3」で示した残りの3つのアンテナは駆動させない。次に、数値「2」で示した2つのアンテナを同時に駆動し、数値「3」及び「1」で示した3つのアンテナは駆動させない。最後に、数値「3」で示した1つのアンテナを同時に駆動し、数値「1」及び「2」で示した4つのアンテナは駆動させない。
また、6個のリーダ・アンテナを配置した場合には、図32(b)に示すように、先ず、斜線及び数値「1」で示した2つのアンテナを同時に駆動する。このとき数値「2」及び「3」で示した残りの4つのアンテナは駆動させない。次に、数値「2」で示した2つのアンテナを同時に駆動し、数値「3」及び「1」で示した4つのアンテナは駆動させない。最後に、数値「3」で示した2つのアンテナを同時に駆動し、数値「1」及び「2」で示した4つのアンテナは駆動させない。
また、7個のリーダ・アンテナを配置した場合には、図32(c)に示すように、先ず、斜線及び数値「1」で示した3つのアンテナを同時に駆動する。このとき数値「2」及び「3」で示した残りの4つのアンテナは駆動させない。次に、数値「2」で示した2つのアンテナを同時に駆動し、数値「3」及び「1」で示した5つのアンテナは駆動させない。最後に、数値「3」で示した2つのアンテナを同時に駆動し、数値「1」及び「2」で示した5つのアンテナは駆動させない。
さらに、7個のリーダ・アンテナを配置した場合には、間に駆動させないアンテナを3つ介在させることもできる。すなわち、図33に示すように、先ず、斜線及び数値「1」で示した2つのアンテナを同時に駆動する。このとき数値「2」、「3」及び「4」で示した残りの5つのアンテナは駆動させない。次に、数値「2」で示した2つのアンテナを同時に駆動し、数値「3」、「4」及び「1」で示した5つのアンテナは駆動させない。次に、数値「3」で示した2つのアンテナを同時に駆動し、数値「4」、「1」及び「2」で示した5つのアンテナは駆動させない。最後に、数値「4」で示した1つのアンテナを同時に駆動し、数値「1」、「2」及び「3」で示した6つのアンテナは駆動させない。
このように、2つ以上のアンテナを同時に駆動させる場合に、間に2つ以上の駆動させないアンテナを介在させることで、同時に駆動するアンテナ間での電波干渉をさらに低減することができる。
なお、この実施の形態では、複数のリーダ・アンテナを1列に並べた場合の駆動について述べたが、複数のリーダ・アンテナを複数列に並べた場合であっても各列間に電波シールド材を介在させれば、各列間の電波干渉を十分に低減できるので、それぞれの列においては上述した駆動例が適用できる。
(第11の実施の形態)
なお、この実施の形態は、複数のリーダ・アンテナを2列に並べた場合の駆動について述べる。
複数のリーダ・アンテナを近接して配置し、しかも2列になっている場合に2つ以上のリーダ・アンテナを同時に駆動させるときには電波干渉という問題がある。従って、電波干渉が生じないような駆動が必要になる。
図34は各列2個から10個のリーダ・アンテナを2列に配置した場合を示し、数値は同時に駆動するアンテナと順番を示している。
例えば、リーダ・アンテナを2個ずつ2列に配置した場合には、図34(a)に示すように、先ず、斜線及び数値「1」で示した一方の列の左側のアンテナと他方の列の右側のアンテナの2つを同時に駆動する。このとき数値「2」で示した残りの2つのアンテナは駆動させない。次に、数値「2」で示した一方の列の右側のアンテナと他方の列の左側のアンテナの2つを同時に駆動する。このとき数値「1」で示した残りの2つのアンテナは駆動させない。
また、リーダ・アンテナを3個ずつ2列に配置した場合には、図34(b)に示すように、先ず、斜線及び数値「1」で示した2つのアンテナを同時に駆動する。このとき数値「2」及び「3」で示した残りの4つのアンテナは駆動させない。次に、数値「2」で示した2つのアンテナを同時に駆動する。このとき数値「3」及び「1」で示した残りの4つのアンテナは駆動させない。最後に、数値「3」で示した2つのアンテナを同時に駆動する。このとき数値「1」及び「2」で示した残りの4つのアンテナは駆動させない。
また、リーダ・アンテナを4個ずつ2列に配置した場合には、図34(c)に示すように、先ず、斜線及び数値「1」で示した2つのアンテナを同時に駆動する。このとき数値「2」、「3」及び「4」で示した残りの6つのアンテナは駆動させない。次に、数値「2」で示した2つのアンテナを同時に駆動する。このとき数値「3」、「4」及び「1」で示した残りの6つのアンテナは駆動させない。次に、数値「3」で示した2つのアンテナを同時に駆動する。このとき数値「4」、「1」及び「2」で示した残りの6つのアンテナは駆動させない。最後に、数値「4」で示した2つのアンテナを同時に駆動する。このとき数値「1」、「2」及び「3」で示した残りの6つのアンテナは駆動させない。
同様にしてリーダ・アンテナを5個ずつ2列に配置した場合には、図34(d)に数値「1」〜「5」で示す順序で2個ずつ同時に駆動し、リーダ・アンテナを6個ずつ2列に配置した場合には、図34(e)に数値「1」〜「6」で示す順序で2個ずつ同時に駆動し、リーダ・アンテナを7個ずつ2列に配置した場合には、図34(f)に数値「1」〜「7」で示す順序で2個ずつ同時に駆動し、リーダ・アンテナを8個ずつ2列に配置した場合には、図34(g)に数値「1」〜「8」で示す順序で2個ずつ同時に駆動し、リーダ・アンテナを9個ずつ2列に配置した場合には、図34(h)に数値「1」〜「9」で示す順序で2個ずつ同時に駆動し、リーダ・アンテナを10個ずつ2列に配置した場合には、図34(i)に数値「1」〜「10」で示す順序で2個ずつ同時に駆動する。
以上の駆動についてまとめると、2列に配列されたアンテナの総数をn個とすると、同時に駆動する2個のリーダ・アンテナの間にはm個の駆動させないリーダ・アンテナを介在させることになる。但し、mは、総数であるnを4で割って得た商から1を引いた値である。
すなわち、使用するリーダ・アンテナの総数nが4個と6個ではm=0となるので、この場合は同時の駆動する2つのリーダ・アンテナ間には駆動させないリーダ・アンテナは存在しない。しかしながら、同時に駆動する2つのリーダ・アンテナは互いに斜め方向に配置されるので、電波干渉を低減できる。
また、使用するリーダ・アンテナの総数nが8個と10個ではm=1となるので、この場合は同時の駆動する2つのリーダ・アンテナ間には駆動させないリーダ・アンテナは1個存在することになる。例えば、8の場合には数値「1」の2つのリーダ・アンテナを同時に駆動するときには間には数値「2」と「4」の駆動させないリーダ・アンテナが介在することになる。そして、数値「2」のリーダ・アンテナは一方の列であり、数値「4」のリーダ・アンテナは他方の列であり、従って、列方向に見れば数値「1」の2つのリーダ・アンテナの間に介在する駆動させないリーダ・アンテナは1個となる。
また、使用するリーダ・アンテナの総数nが12個と14個ではm=2となるので、この場合は同時の駆動する2つのリーダ・アンテナ間には駆動させないリーダ・アンテナは列方向に2個存在することになる。また、使用するリーダ・アンテナの総数nが16個と18個ではm=3となるので、この場合は同時の駆動する2つのリーダ・アンテナ間には駆動させないリーダ・アンテナは列方向に3個存在することになる。さらに、使用するリーダ・アンテナの総数nが20個ではm=4となるので、この場合は同時の駆動する2つのリーダ・アンテナ間には駆動させないリーダ・アンテナは列方向に4個存在することになる。
このように、各列1個のリーダ・アンテナを同時に駆動させる場合に、列方向に駆動させないリーダ・アンテナを1個以上介在させることで、さらに電波干渉を低減できる。
以上のように、複数のリーダ・アンテナを近接して配置し、しかも2列になっている場合において、各列間に電波シールド部材を設けなくても、上述した駆動を行えば電波干渉の影響を低減した状態で2つのリーダ・アンテナを同時に駆動させることができる。
なお、前述した各実施の形態では、無線タグを取付ける平板状の物品として、郵便封筒を使用したものについて述べたがこれに限定するものでないのは勿論である。
本発明の、第1の実施の形態に係る概略構成を示す斜視図。 同実施の形態で使用する郵便封筒を示す図。 本発明の、第2の実施の形態に係る概略構成を示す斜視図。 同実施の形態で使用する無線タグモジュールの構成を示す図。 リーダ・アンテナの放射方向と無線タグの並びの方向が略直交するように配置した実験例を示す斜視図。 図5の配置におけるデータ読取り結果を示す図。 リーダ・アンテナの放射方向と同実施の形態で使用する無線タグモジュールの並びの方向が略直交するように配置した状態を示す斜視図。 同実施の形態においてリーダ・アンテナとの距離を一定にして無線タグモジュールの無線タグと反射器の距離を変化したときの読取り率を示すグラフ。 図7の配置におけるデータ読取り結果を示す図。 同実施の形態で使用する無線タグモジュールを取付けた郵便封筒を、リーダ・アンテナの放射方向と無線タグモジュールの並びの方向が略直交するように重ねて並べた状態を示す図。 同実施の形態で使用するスペーサを取付けた無線タグモジュールを示す斜視図。 同実施の形態で使用する無線タグと反射器を直接取付けた郵便封筒を示す図。 同実施の形態で使用する郵便封筒の他の例を示す図。 同実施の形態で使用する無線タグと反射器とともにスペーサを直接取付けた郵便封筒を示す図。 同実施の形態で使用する無線タグモジュールの他の構成例を示す図。 本発明の、第3の実施の形態に係る概略構成を示す斜視図。 同実施の形態におけるリーダ・アンテナの読取り範囲を示す図。 同実施の形態におけるデータ読取り結果を示す図。 同実施の形態で使用する無線タグリーダを取付けた郵便封筒の他の例を示す図。 同実施の形態における収納箱の変形例を示す斜視図。 同実施の形態における収納箱の変形例を示す斜視図。 同実施の形態における収納箱の変形例を示す斜視図。 同実施の形態における収納箱の変形例を示す斜視図。 本発明の、第4の実施の形態に係る概略構成を示す斜視図。 本発明の、第5の実施の形態に係る概略構成を示す斜視図。 本発明の、第6の実施の形態に係る概略構成を示す斜視図。 本発明の、第7の実施の形態に係る概略構成を示す斜視図。 本発明の、第8の実施の形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す斜視図。 同実施の形態においてアンテナ装置に収納箱を載置した状態の概略構成図。 本発明の、第9の実施の形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す斜視図。 本発明の、第10の実施の形態を示すもので、複数のリーダ・アンテナを1列に並べた場合の駆動パターン例を示す図。 同実施の形態における他の駆動パターン例を示す図。 同実施の形態における他の駆動パターン例を示す図。 本発明の、第11の実施の形態を示すもので、複数のリーダ・アンテナを2列に並べた場合の駆動パターン例を示す図。
符号の説明
1…収納箱、2…郵便封筒、3…無線タグ、7…質問器、9…リーダ・アンテナ。

Claims (10)

  1. 質問器に接続されたアンテナと、無線タグを備えた物品を複数重ねて並べて収納する収納箱とを備え、
    前記各物品を、前記無線タグの最大利得方向が揃うように、かつ、最大利得方向と略直交する方向に並べ、前記アンテナを、このアンテナの最大利得方向と前記無線タグの最大利得方向とが対向するように配置したことを特徴とする無線タグ読取り装置。
  2. 複数個のアンテナを1列にして配置したことを特徴とする請求項1記載の無線タグ読取り装置。
  3. 複数個のアンテナを複数列にして配置し、収納箱は複数の物品を前記アンテナの列に対応させて複数列にして複数重ねて並べて収納することを特徴とする請求項1記載の無線タグ読取り装置。
  4. 複数個の平面状アンテナを2列にして配置し、各平面状アンテナの給電端子をそれぞれのアンテナの側面が対向していない側面に取付けたことを特徴とする請求項3記載の無線タグ読取り装置。
  5. 基板上に複数のアンテナを配置するとともにアンテナ切替え装置を配置し、このアンテナ切替え装置と各アンテナを前記基板上に形成した伝送線路で接続し、前記各アンテナは前記アンテナ切替え装置を経由して質問器に接続されることを特徴とする請求項2又は3記載の無線タグ読取り装置。
  6. 各列のアンテナ間に電波シールド材を配置したことを特徴とする請求項3記載の無線タグ読取り装置。
  7. 3個以上並べて配置したアンテナに対し、同時に2個以上のアンテナを駆動する場合は間に1個以上の駆動させないアンテナを介在させることを特徴とする請求項2記載の無線タグ読取り装置。
  8. n個のアンテナを2列に配置し、各列でそれぞれ1個のアンテナを選択して同時に駆動させる場合は、一方の列の駆動するアンテナと他方の列の駆動するアンテナとの間にm(但し、mは、nを4で割って得た商から1を引いた値)個の駆動させないアンテナを介在させることを特徴とする請求項3記載の無線タグ読取り装置。
  9. 無線タグとこの無線タグから放射される電波に指向性を与える指向性付与手段を取付けた各物品の無線タグと指向性付与手段とによる最大利得方向とアンテナの最大利得方向を対向させ、収納箱は、前記アンテナと前記各物品の無線タグとの距離が、アンテナの中央部では短く、アンテナの端部では長くなるように前記各物品を支持する支持部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の無線タグ読取り装置。
  10. 収納箱の一内面を反射面とし、その反射面上に複数の物品を重ねて並べて収納し、アンテナを前記反射面と対向した側の前記収納箱の近傍に配置し、無線タグと前記反射面との距離を通信に使用する搬送波の半波長の整数倍に設定したことを特徴とする請求項1記載の無線タグ読取り装置。
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