JP2007001430A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】摩耗性能や転がり抵抗性能を損なうことなく、アイス制動性能を向上させることができる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】キャップゴム層34とベースゴム層36とを備えたトレッドゴム部32を有する空気入りタイヤ10において、ベースゴム層36の−5℃でのtanδ(Tb)に対するキャップゴム層34の−5℃でのtanδ(Tc)の比(Tc/Tb)を1.00〜3.00とし、かつ、トレッドゴム部32の厚み(Dt)に対するベースゴム層36の厚みをトレッドセンター部CEよりもトレッドショルダー部SHで大きく設定する(Dc/Dt<Ds/Dt)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気入りタイヤに関するものであり、特に、摩耗性能や転がり抵抗性能を損なうことなくアイス制動性能を向上することができ、従ってスタッドレスタイヤとして好適な空気入りタイヤに関するものである。
従来、空気入りタイヤにおいて、氷上路面における制動性能であるアイス制動性能の向上を図るための手法としては、トレッドゴム部のキャップゴム層をゴム硬度の低いゴム配合で形成するのが一般的である。しかしながら、この手法では、アイス制動性能は向上するものの、摩耗性能や転がり抵抗性能が大幅に悪化することが予測される。
ところで、特開2002−240510号公報(特許文献1)には、騒音低減性と操縦安定性を両立するために、トレッドゴム部のベースゴム層の硬度をキャップゴム層の硬度以上に設定した上で、50℃以上におけるベースゴム層のtanδをキャップゴム層のtanδよりも大きく設定することが提案されている。
また、特開2000−185520号公報(特許文献2)には、発熱耐久性の改良と、タイヤの摩耗末期におけるウェット性の低下を抑制するために、トレッドゴム部のキャップゴム層とベースゴム層との接合位置をトレッドの溝底より高く設定した上で、0℃におけるベースゴム層のtanδをキャップゴム層のtanδよりも大きくし、100℃におけるベースゴム層のtanδをキャップゴム層のtanδよりも小さく設定することが提案されている。
また、特開平8−230412号公報(特許文献3)には、転がり抵抗性能を損なうことなく、騒音及び操縦安定性能を改良するために、ベースゴム層をセンターベース部とサイドベース部とに分割した上で、これらの間のtanδと硬度の大きさを規定し、特に、tanδについては、キャップゴム層≧サイドベース部>センターベース部とすることが提案されている。
これらの特許文献では、トレッドゴム部のベースゴム層又はその一部を従来のベースゴム層の一般的な損失正接(tanδ)よりも大きく設定することは開示されているが、いずれの文献にも、ベースゴム層にtanδの大きいゴムを配置することが、制動性能、特に氷上路面でのアイス制動性能の向上に寄与することについては何ら開示されていない。
一方、特開2003−127613号公報(特許文献4)には、トレッドゴム部におけるベースゴム層の厚みに関し、トレッドセンター部よりもショルダー部を厚く設定することが開示されている。しかしながら、特許文献4は、ベルト層の外端の動きによって発生する熱および厚肉のトレッドショルダー部における発熱を抑制するために、上記のようにトレッド幅方向両側でベースゴム層の厚みを増加させているにすぎない。
特開2002−240510号公報 特開2000−185520号公報 特開平8−230412号公報 特開2003−127613号公報
本発明は、トレッドゴム部のベースゴム層のtanδをキャップゴム層に対して所定の範囲に設定した上で、該ベースゴム層の厚みをトレッドセンター部よりもトレッドショルダー部で厚く設定することにより、摩耗性能や転がり抵抗性能などの背反性能の低下を伴うことなく、アイス制動性能を向上させることができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明者は、氷上路面で制動するために必要なエネルギー、即ちアイス制動時に消費されるエネルギーについては、ゴムのヒステリシスによる損失エネルギーの寄与が大きいのではないかと考えた。そのため、制動時の損失エネルギーと定常荷重負荷時の損失エネルギーとの差が大きいタイヤは制動時に消費されるエネルギーが大きく、制動性能が向上すると考えた。そして、かかる損失エネルギーを解析したところ、損失エネルギーの大きい部位は、ベルト層の半径方向外側に設けられるトレッドのベースゴム層であり、特にそのトレッドショルダー部でのエネルギー損失率の寄与が大きいことを突き止めた。ここで、氷上路面での制動は、一般路面での制動に比べて路面の摩擦係数が小さく、そのため歪みや応力の分布及び大きさが異なるので、ベルト層やその内側のカーカス層での寄与が大きい一般路面での制動性能に比べて、ベルト層よりも外側のトレッドのベースゴム層での寄与が大きいのである。そのため、この部位での損失エネルギーが高くなるように、当該部位をtanδの高いゴムで形成すれば、摩耗性能や転がり抵抗性能などの背反性能を損なうことなく、制動性能を向上できるのではないかと考え、本発明に至った。
すなわち、本発明に係る空気入りタイヤは、キャップゴム層とベースゴム層とを備えたトレッドゴム部を有する空気入りタイヤであって、ベースゴム層の−5℃でのtanδ(Tb)に対するキャップゴム層の−5℃でのtanδ(Tc)の比(Tc/Tb)が1.00〜3.00の範囲内にあり、かつ、トレッドゴム部の厚みに対するベースゴム層の厚みがトレッドセンター部よりもトレッドショルダー部で大きく設定されたものである。
本発明の空気入りタイヤにおいては、トレッドゴム部の厚み(Dt)に対するトレッドセンター部でのベースゴム層の厚み(Dc)の比(Dc/Dt)が0.3以下であり、かつ、トレッドゴム部の厚み(Dt)に対するトレッドショルダー部でのベースゴム層の厚み(Ds)の比(Ds/Dt)が0.3〜0.7であることが好ましい。
本発明によれば、ベースゴム層とキャップゴム層のtanδの比を上記のように設定したことにより、転がり抵抗性能の悪化を抑えながら、従来の一般的なベースゴム層に比べてtanδの高いゴムでベースゴム層が構成される。そして、このtanδの高いベースゴム層を、エネルギー損失率の寄与が大きいトレッドショルダー部で厚くなるように配設したので、制動時のように前後方向に大きな力がタイヤに作用したとき、ショルダー部の損失エネルギーを高めて制動するために必要なエネルギーを効果的に稼ぐことができ、制動性能を向上することができる。
また、制動性能を向上させるためにトレッドゴム部のキャップゴム層の配合を変える必要がないので、摩耗性能や転がり抵抗性能などの背反性能の低下を抑えることができる。
更に、ベースゴム層の厚みをトレッド幅方向で変えることでトレッドショルダー部での損失エネルギーを高めているので、ベースゴム層の幅方向で異なるゴム配合を用いる必要がなく、コストアップを低減することができる。
以下、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤについて図面を参照して説明する。
図1は、本発明の1実施形態に係る空気入りタイヤ10のトレッド幅方向断面図である。このタイヤ10は、スタッドレスタイヤであり、左右一対のビード部12及びサイドウォール部14と、両サイドウォール部14間にまたがるトレッド部16とを備えて構成されている。
ビード部12には、ビードコア18が埋設され、その半径方向外周にゴム製のビードフィラー20が配設されている。また、左右のビードコア18間にはカーカス22が設けられており、カーカス22は、トレッド部16からサイドウォール部14を通り、ビード部12においてビードコア18の周りを折り返すことにより係止されている。また、トレッド部16におけるカーカス22の半径方向外側にはベルト26が配されており、ベルト26は、ベルトコードをタイヤ周方向に対し浅い角度で傾斜配列してなるベルト層の少なくとも2層を重ね合わせてなり、この実施形態では内側の第1ベルト層28(最大幅ベルト層)と外側の第2ベルト層30との2層で構成されている。
ベルト26の半径方向外側には、トレッドゴム部32が設けられている。トレッドゴム部32は、接地面側のキャップゴム層34と、ベルト26に隣接する側のベースゴム層36との2層で構成されている。そして、これらキャップゴム層34とベースゴム層36とが次のように構成されている。
キャップゴム層34の−5℃でのtanδをTcとし、ベースゴム層36の−5℃での損失正接tanδをTbとしたとき、両者の比Tc/Tbが1.00〜3.00の範囲内に設定されている。この比が1.00よりも小さいと、ベースゴム層36での損失エネルギーが大きくなりすぎて、転がり抵抗性能が大幅に悪化する。また、この比が3.00よりも大きいと、アイス制動性能の向上効果が小さい。より好ましくは、Tc/Tbが1.00〜2.00の範囲内である。また、ベースゴム層36は、−5℃でのtanδが0.15〜0.40のゴムからなることが好ましく、より好ましくは、0.25〜0.40である。また、キャップゴム層34は、−5℃でのtanδが0.30〜0.50のゴムからなることが好ましい。
ここで、損失正接tanδは、粘弾性スペクトロメーター(UBM製)を使用し、幅5mm、厚さ1mm、長さ20mmの試料について、初期歪み10%、動歪み3%、周波数15Hz、温度−5℃の条件下で測定した値である。
なお、操縦安定性を確保するため、ベースゴム層36はキャップゴム層34よりもモジュラスの高いゴムで構成されている。
ベースゴム層36の厚みに関しては、トレッドセンター部CEよりもトレッドショルダー部SHの方が大きくなるように設定されている。より詳細には、図2にも示されるように、トレッドゴム部32の厚みをDtとし、トレッドセンター部CEでのベースゴム層36の厚みをDcとし、トレッドショルダー部SHでのベースゴム層36の厚みをDsとして、これらが次の関係を満足するように設定されている。
Dc/Dt ≦ 0.3 …(1)
0.3 ≦ Ds/Dt ≦ 0.7 …(2)
Dc < Ds …(3)
上記式(3)のようにベースゴム層36の厚みをトレッドショルダー部SHで大きくすることにより、エネルギー損失率の寄与が大きいトレッドショルダー部SHでの損失エネルギーを効率的に高めることができ、制動性能を向上することができる。上記式(1)において、Dc/Dtが0.3よりも大きいと、転がり抵抗性能が悪化する。Dc/Dtの下限は、特に限定されないが、0.1以上であることが好ましい。式(2)において、Ds/Dtが0.3よりも小さいと、トレッドショルダー部SHでの損失エネルギーを効果的に高めるという上記の効果代が小さくなる。逆に、Ds/Dtが0.7を超えると、転がり抵抗性能が大幅に悪化してしまう。Ds/Dtのより好ましい範囲は0.4〜0.6である。
ここで、トレッドショルダー部SHとは、加硫成形後のタイヤ10において、第1ベルト層(最大幅ベルト層)28の幅Wをトレッド幅方向に4等分したときの外側の側部区域部分のことである。トレッドセンター部CEとは、第1ベルト層28の幅Wをトレッド幅方向に4等分したときの中央の2区分からなる中央区域部分のことである。
また、Dtは、トレッドゴム部32の全厚みであり、第1ベルト層(最大幅ベルト層)28の幅W内において5mm間隔でトレッドゴム部32の厚みを測定した平均値である。Dcは、トレッドセンター部CEにおいて5mm間隔でベースゴム層36の厚みを測定した平均値である。Dsは、トレッドショルダー部SHにおいて5mm間隔でベースゴム層36の厚みを測定した平均値である。
上記のようにベースゴム層36の厚みを、トレッドセンター部CEとトレッドショルダー部SHで変える場合、図1に示すようにトレッドショルダー部CEからトレッドショルダー部SHにかけて徐々に厚くなるように形成することが好ましい。
以上よりなる本実施形態の空気入りタイヤ10であると、従来の一般的なベースゴム層に比べてtanδの高いゴムでベースゴム層36を構成した上で、このベースゴム層36を、エネルギー損失率の寄与が大きいトレッドショルダー部SHで厚くなるように配設したので、制動性能に対する寄与が大きい部位の損失エネルギーを高めて、制動するために必要なエネルギーを効果的に稼ぐことができ、転がり抵抗性能を損なうことなく、制動性能を向上することができる。また、制動性能を向上させるためにキャップゴム層34の配合は変えないので、摩耗性能などの背反性能の低下を抑えることができる。しかも、ベースゴム層36の厚みをトレッド幅方向で変えることでトレッドショルダー部SHでの損失エネルギーを高めるものであるため、ベースゴム層36の幅方向で異なるゴム配合を用いなくても、上記制動性能の向上を図ることができる。
(実施例1,2及び比較例1〜6)
実施例1,2のタイヤとして、図1に示す断面構造のスタッドレスタイヤを、タイヤサイズ:205/65R15として作製した。各タイヤにおけるトレッド構成は、下記表1に示すとおりであり、トレッドゴム部32の厚みDt=11mm、トレッドセンター部CEでのベースゴム層36の厚みDc=2.2mm、トレッドショルダー部SHでのベースゴム層36の厚みDs=5.5mmとした。
実施例1,2のタイヤに対し、トレッド構成を表1の通りに変更し、その他は同様にして比較例1〜6のタイヤを作製した。ここで、比較例1はコントロールタイヤであり、図3に示すように、ベースゴム層の厚みがトレッドセンター部CEとトレッドショルダー部SHで一定(即ち、Dc=Ds)であり、いずれもトレッドゴム部32の厚みDtに対する比を0.2としたものである。また、比較例2は、従来手法により制動性能の向上を図ったタイヤであって、比較例1に対してキャップゴム層を低モジュラス配合に変更したものである。また、比較例3は、比較例1において、トレッドショルダー部SHでの厚み比Ds/Dtを0.5として増大させたものである。比較例4は、実施例1において、トレッドセンター部CEでの厚み比Dc/Dtを0.5として、tanδの高いベースゴム層の肉厚を全体的に厚くした例である。比較例5,6は、ベースゴム層をトレッドセンター部CEとショルダー部SHとでtanδの異なるゴムで形成したものである。なお、各ゴムの配合は下記表2に示す通りである。また、モジュラスは、JIS K 6251の加硫ゴムの引張試験方法に準拠して測定し、比較例1のキャップゴム層のモジュラスを100とした指数で表示した。
実施例1,2及び比較例1〜6の各タイヤについて、アイス制動性能と摩耗性能と転がり抵抗を評価測定した。評価・測定方法は以下の通りである。
・アイス制動性能:使用リム:15×6.5JJ、空気圧:200kPaとして、各タイヤを2500ccの乗用車に装着する。路面温度−5℃の氷上路面において、該乗用車を助走区間で時速40kmまで加速し、初速度調整区間で試験速度40km/hを維持した後、制動開始点を通過すると同時にブレーキペダルを迅速に強く踏み込み、停止するまでその状態を維持し、停止距離を読み取る。結果は、比較例1の停止距離を100とした逆指数表示とし、数値が大きいほど制動性能が優れることを示す。
・摩耗性能:使用リム:15×6.5JJ、空気圧:200kPaとして、各タイヤを2500ccの乗用車に装着し、テストコース(市街地と高速道の混合)にて10000km走行を行う。トレッドセンター部CEとトレッドショルダー部SHの摩耗量を測定し、両者の平均を算出する。結果は、比較例1の摩耗量を100として指数評価し、数値が大きいほど摩耗性能が優れることを示す。
・転がり抵抗:SAE J1269に準拠して測定し、比較例1の転がり抵抗を100として指数評価し、数値が小さいほど転がり抵抗性能に優れることを示す。
Figure 2007001430
Figure 2007001430
表1に示すように、従来手法による比較例2では、比較例1に対して、アイス制動性能は向上したものの、摩耗性能と転がり抵抗が悪化していた。これに対し、実施例1,2では、摩耗性能や転がり抵抗を実質的に損なうことなく、アイス制動性能が向上していた。
一方、tanδの低いベースゴム層をトレッドショルダー部SHで増肉した比較例3では、転がり抵抗は低減できたが、アイス制動性能が悪化していた。また、tanδの高いベースゴム層をトレッドショルダー部SHだけでなくセンター部CEでも増肉した比較例4では、アイス制動性能は向上したものの、転がり抵抗性能が大幅に悪化していた。また、ベースゴム層を幅方向で分割し、トレッドセンター部CEでtanδの高いゴム配合した比較例5では、アイス制動性能の改善効果がほとんどみられなかった。また、トレッドショルダー部SHのtanδを更に高くした比較例6では、アイス制動性能は向上したものの、転がり抵抗性能が大幅に悪化していた。
上記のように本発明によれば、摩耗性能や転がり抵抗性能などの背反性能の低下を伴うことなく、アイス制動性能を向上させることができるので、スタッドレスタイヤとして好適に利用することができる。
実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド幅方向断面図である。 実施形態におけるトレッドゴム部の断面模式図である。 比較例1のタイヤにおけるトレッドゴム部の断面模式図である。
符号の説明
10…空気入りタイヤ、32…トレッドゴム部、34…キャップゴム層、36…ベースゴム層、CE…トレッドセンター部、SH…トレッドセンター部、Dt…トレッドゴム部の厚み、Dc…トレッドセンター部におけるベースゴム層の厚み、Ds…トレッドショルダー部におけるベースゴム層の厚み

Claims (2)

  1. キャップゴム層とベースゴム層とを備えたトレッドゴム部を有する空気入りタイヤであって、ベースゴム層の−5℃でのtanδ(Tb)に対するキャップゴム層の−5℃でのtanδ(Tc)の比(Tc/Tb)が1.00〜3.00の範囲内にあり、かつ、トレッドゴム部の厚みに対するベースゴム層の厚みがトレッドセンター部よりもトレッドショルダー部で大きく設定されたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. トレッドゴム部の厚み(Dt)に対するトレッドセンター部でのベースゴム層の厚み(Dc)の比(Dc/Dt)が0.3以下であり、かつ、トレッドゴム部の厚み(Dt)に対するトレッドショルダー部でのベースゴム層の厚み(Ds)の比(Ds/Dt)が0.3〜0.7であることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
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