JP2006526716A - 平行ワイヤケーブルを固定する方法および建造物用の懸架機構 - Google Patents
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Abstract
Description
Claims (29)
- 互いに平行な金属製の複数のワイヤ(15)の、コンパクトな束を有するケーブル(2)の端部を固定する方法であって、前記ケーブルの前記ワイヤの少なくとも一部を、前記ケーブルの、アンカーブロック(13)に隣接する部分において7本ワイヤの複数のユニット(18)に分けるステップと、7本ワイヤの前記ユニットを前記アンカーブロックに個別に固定するステップとを含む方法。
- 7本ワイヤの前記複数のユニット(18)を円錐形のくさびの作用によって固定する、請求項1に記載の方法。
- 前記束の前記ワイヤ(15)は実質的に同一の直径を有しており、前記方法は、前記ユニットの、前記アンカーブロック(13)内の円錐形のジョー(20)によって把持された部分において、7本ワイヤの前記ユニット(18)の中央のワイヤの周りにスリーブ(27)を配置するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
- 前記ワイヤ(15)の前記束は、実質的に等しい直径の、第1の種類の複数のワイヤと、前記第1の種類のワイヤよりも大きい直径を有する第2の種類の複数のワイヤとを含み、前記方法は、前記第1の種類の6本のワイヤを前記第2の種類のワイヤの周りに配置することによって、7本ワイヤの前記各ユニット(18)を形成するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
- 7本ワイヤの前記ユニット(18)は、中央の円柱形のボア(24)を有し、かつ各々が円錐形状の、所定の角度の扇形部分に相当するくさび形の複数のセグメント(21)の組立体を有する概ね円錐形のジョー(20)によって固定されており、前記ジョーは、7本ワイヤの前記ユニット(18)が前記ジョーの、円柱形の前記ボアを通って延びた状態で前記アンカーブロック(19)の、相補的なオリフィス内に導入されており、前記ジョーは、7本ワイヤの前記ユニットの周囲に位置する前記各ワイヤ(15)がくさび形の前記セグメントの1つのみに接触するように位置決めされている、請求項2から4のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ジョー(20)は、円柱形の前記ボア(24)内に突き出て7本ワイヤの前記ユニット(18)の、周囲の2本の前記ワイヤ(15)の間に形成された谷部内に入れられた部分を有する少なくとも1つの位置決め部材(25)を、くさび形の2つの前記セグメント(21)を隔てる間隙内に配置することによって位置決めされている、請求項5に記載の方法。
- 前記ケーブルの、前記アンカーブロックに隣接する前記部分は、7本ワイヤの前記ユニット(18)がコンパクトな前記束の構成部から屈曲手段(22)へと広がっている第1の区間と、7本ワイヤの前記ユニットが前記屈曲手段から、前記アンカーブロック(13)の、7本ワイヤの前記ユニットが固定された部分へと互いに平行に延びている第2の区間とを有する、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
- 前記屈曲手段は、前記アンカーブロック(13)の前部によって構成されている、請求項7に記載の方法。
- 前記ケーブルの前記部分の前記第2の区間は、コンパクトな前記束の3倍より小さい横方向の寸法を有する、請求項7または8に記載の方法。
- 前記ケーブルの、前記アンカーブロックに隣接する前記部分は、支持構造部(10)に取り付けられ、かつ前記アンカーブロック(13)が接触させられた支持プレート(12)に連結されたチューブ(11)を通って延びている、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ケーブル(2)の金属製の前記ワイヤ(15)を含む体積を密封するステップと、前記ワイヤの腐食からの保護のために前記体積内に乾燥した空気を導入する空気循環手段(32)を設けるステップとをさらに含む、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ケーブルの、前記アンカーブロックに隣接する前記部分は、支持構造部(10)に取り付けられ、かつ前記アンカーブロック(13)が隣接させられた支持プレート(12)に連結されたチューブ(11)を通って延びており、前記体積を密封する前記ステップは、前記ワイヤ(15)の束に気密性の外皮(29)を巻き付けることと、巻き付けられた前記外皮と前記チューブの間に密封ブート(30)を嵌めることと、前記アンカーブロック上に気密性のカバー(31)を配置することとを含む、請求項11に記載の方法。
- 工事の、懸架された部分(1)を支持する少なくとも1本のケーブル(2)と、該ケーブルの、少なくとも一方の端部を支持構造部(10)に対して固定する手段とを有し、前記固定手段は、前記支持構造部を接して支持するアンカーブロック(13)を有し、前記ケーブルは、互いに平行な金属製のワイヤ(15)のコンパクトな束を有し、前記ケーブルの前記ワイヤの少なくとも一部は、前記ケーブルの、前記アンカーブロックに隣接する部分において7本ワイヤの複数のユニット(18)に分けられ、7本ワイヤの前記複数のユニットは前記アンカーブロックに個別に固定されている、建設工事用の懸架機構。
- 7本ワイヤの前記ユニット(18)は円錐形のくさびの作用によって固定されている、請求項13に記載の懸架機構。
- 前記束の前記複数のワイヤ(15)は実質的に同一の直径を有し、スリーブ(27)が、前記ユニットの、前記アンカーブロック内の円錐形のジョー(20)によって把持された部分において、7本ワイヤの前記ユニット(18)の中央の前記ワイヤの周りに配置されている、請求項14に記載の懸架機構。
- 前記ワイヤ(15)の前記束は、実質的に等しい直径の第1の種類の複数のワイヤと、前記第1の種類のワイヤよりも大きい直径を有する第2の種類の複数のワイヤとを含み、7本ワイヤの前記各ユニット(18)は、前記第2の種類のワイヤの周りに配置された6本の前記第1の種類のワイヤを有する、請求項14に記載の懸架機構。
- 前記固定手段は、7本ワイヤの前記ユニット(18)をそれぞれ固定する、概ね円錐形の複数のジョー(20)を有し、前記各ジョーは、中央の円柱形のボア(24)を有し、各々が円錐形状の、所定の角度の扇形部分に相当するくさび形の複数のセグメント(21)の組立体を有し、前記ジョーは、7本ワイヤの前記ユニットが前記ジョーの、円柱形の前記ボアを通って延びている状態で前記アンカーブロック(19)の、相補的なオリフィス内に導入されており、前記ジョーは、7本ワイヤの前記ユニットの周囲に位置する前記各ワイヤ(15)がくさび形の前記セグメントの1つのみに接触するように位置決めされている、請求項14から16のいずれか1項に記載の懸架機構。
- 前記ジョー(20)は、くさび形の2つの前記セグメント(21)を隔てる間隙内に配置され、かつ円柱形の前記ボア(24)内に突き出て7本ワイヤの前記ユニット(18)の周囲の2本のワイヤ(15)の間に形成された谷部内に入れられた部分を有する少なくとも1つの位置決め部材(25)によって位置決めされている、請求項17に記載の懸架機構。
- 前記ケーブルの、前記アンカーブロックに隣接する前記部分は、7本ワイヤの前記ユニット(18)がコンパクトな前記束の構成部から屈曲手段(22)へと広がっている第1の区間と、7本ワイヤの前記ユニットが前記屈曲手段から前記アンカーブロック(13)へと互いに平行に延びている第2の区間とを有する、請求項13から18のいずれか1項に記載の懸架機構。
- 前記ケーブルの前記部分の前記第2の区間は、コンパクトな前記束の3倍よりも小さい横方向の寸法を有する、請求項19に記載の懸架機構。
- 前記ケーブルの、前記アンカーブロックに隣接する前記部分は、前記支持構造部(10)に取り付けられ、かつ前記アンカーブロック(13)が接触させられた支持プレート(12)に連結されたチューブ(11)を通って延びている、請求項13から20のいずれか1項に記載の懸架機構。
- 前記ケーブル(2)の金属製の前記ワイヤ(15)を含む体積を密封する手段(29〜31)と、前記ワイヤの腐食からの保護のために前記体積内に乾燥した空気を導入する空気循環手段(32)とをさらに有する、請求項13から21のいずれか1項に記載の懸架機構。
- 前記ケーブルの、前記アンカーブロックに隣接する前記部分は、前記支持構造部(10)に取り付けられ、前記アンカーブロック(13)が接触させられた支持プレート(12)に連結されたチューブ(11)を通って延びており、前記密封手段は、前記ワイヤ(15)の前記束の周りに巻き付けられた気密性の外皮(29)と、巻き付けられた前記外皮と前記チューブの間に嵌められた密封ブート(30)と、前記アンカーブロックに配置された気密カバー(31)とを有する、請求項22に記載の懸架機構。
- 前記空気循環手段は、前記カバー(31)上に配置された空気入口手段(32)を有する、請求項23に記載の懸架機構。
- 請求項13から24のいずれか1項に記載の懸架機構と、懸架された部分を形成するデッキ(1)と、少なくとも1つの鉄塔(3)とを有し、前記懸架機構は、前記鉄塔上で屈曲させられ、かつ前記懸架機構の前記固定手段によって固定された少なくとも1本の懸架ケーブル(2)と、各々が前記デッキおよび前記懸架ケーブルに取り付けられたハンガー(6)とを含むつり橋。
- 前記固定手段は前記デッキ(1)に取り付けられている、請求項25に記載のつり橋。
- 前記固定手段は、前記デッキ(1)の2つの側に対称に取り付けられ、2本の前記懸架ケーブルの各端部を固定する2つの前記固定機構(5)と、2つの前記固定機構の間を延びている領域(35)において前記デッキに横方向のプレストレス作用を及ぼす、プレストレスをかける手段(37〜39)とを有する、請求項26に記載のつり橋。
- プレストレスをかける前記手段は、前記デッキ(1)内に形成された各経路(37〜38)を有する、プレストレスをかけるケーブルを有し、プレストレスをかける前記ケーブルの少なくとも数本が、前記支持構造部(10)を通って延びて前記固定機構(5)の取り付けを補強する部分を有する、請求項27に記載のつり橋。
- 請求項13から24のいずれか1項に記載の懸架機構と、懸架された部分を形成するデッキ(1)と、少なくとも1つの鉄塔(3)とを有し、前記懸架機構は、各々が前記鉄塔と前記デッキの間を延び、前記懸架機構の前記固定手段(40)によって固定された複数の控えケーブル(2)を含むケーブル支持橋。
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