JP2006517583A - エリセラス・ペラワックスからのポリコサノール - Google Patents
エリセラス・ペラワックスからのポリコサノール Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006517583A JP2006517583A JP2006503078A JP2006503078A JP2006517583A JP 2006517583 A JP2006517583 A JP 2006517583A JP 2006503078 A JP2006503078 A JP 2006503078A JP 2006503078 A JP2006503078 A JP 2006503078A JP 2006517583 A JP2006517583 A JP 2006517583A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wax
- policosanol
- group
- composition
- carbon atoms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/045—Hydroxy compounds, e.g. alcohols; Salts thereof, e.g. alcoholates
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/04—Anorexiants; Antiobesity agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/06—Antihyperlipidemics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/08—Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
- A61P3/10—Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis for hyperglycaemia, e.g. antidiabetics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P7/00—Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
- A61P7/02—Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/04—Inotropic agents, i.e. stimulants of cardiac contraction; Drugs for heart failure
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/10—Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Public Health (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Diabetes (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Obesity (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- Endocrinology (AREA)
- Hospice & Palliative Care (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Emergency Medicine (AREA)
- Child & Adolescent Psychology (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
Description
ポリコサノールは、20〜40個の炭素原子(C20−C40)を有する第1脂肪族アルコールの種類である。それらは木の実の胚芽、さやおよび他の部分、種子、果実および穀類(Kawanishi等, (1991) J. Amer. Oil Chemist Soc. 68:869-872)中、ギリシアオリーブオイル(Dimitrios等, (1983) Grasas Aceites 34:402-404)中およびリンゴワックス(Belding等, (1933) Hertscience 28:90)に広く分布している。ポリコサノールはまた、非常に少量(0.1%未満)で、脂肪酸の長鎖アルキルエステルの形でも存在する。小麦穀粒中に存在する主な化合物には、パルミトイルヘキサコサノールおよびアラキドイル、パルミトイルおよびベヘノイルテトラコサノールが含まれる(Ohnishi等, (1986) Cereal
Chem. 63:193-196)。
米の籾殻ワックスから単離されたポリコサノール組成物は植物油からの植物ステロールと共に配合され、コレステロールレベルを下げるのに用いられている。この物質の脂肪族アルコール分布は約23〜33%全体ポリコサノールである。トリアコンタノールは主な化合物(8〜9%)であり、次いでオクタコサノール(5〜6%)およびテトラコンタノール、ヘキサコンサノール、ドトリアコンタノールおよびテトラトリアコサノール(それぞれ2〜5%)である。(Sorkin, Jr. (1999) 米国特許第6,197,832号およびSorkin, Jr. (1999) 米国特許第5,952,393号)。Sinachから単離されたオクタコサノールは、エネルギー増進用に栄養粉末のような他の成分と共に配合された。(Gaynor米国特許第5,744,187号)。
この発明の別の目的は、高級第1脂肪族アルコールの高度に純粋な混合物を得るための改良法を提供することである。
本発明は、昆虫エリセラス・ペラによって分泌されるワックスから、24〜30個の炭素原子を有する、特有な分布の第1脂肪族アルコールを製造する新規な方法を含む。本発明には、この発明の方法によって製造される本明細書中で「ポリコサノール」と呼ばれる組成物が含まれる。この発明の方法によって製造されるポリコサノール組成物は、2つの主要成分、第1脂肪族アルコール、ヘキサコサノールおよびオクタコサノール、そして2つの少量成分、第1脂肪族アルコール、テトラコサノールおよびトリアコンタノールで主に構成される。この発明にはさらに、組成物を、肥満、シンドロームX、糖尿病、高コレステロール血症、アテローム硬化合併症、虚血および血栓症の予防および治療に用いることが含まれる。
本発明は、昆虫エリセラス・ペラによって分泌されるワックスから、24〜30個の炭素原子を有する、特有な分布の第1脂肪族アルコールを製造する方法を含む。本発明には、この発明の方法によって製造される本明細書中で「ポリコサノール」と呼ばれる組成物が含まれる。この発明の方法によって製造されるポリコサノール組成物は、4種類のみの第1脂肪族アルコール、テトラコサノール、ヘキサコサノール、オクタコサノールおよびトリアコンタノールで主に構成される。この発明にはさらに、組成物を、肥満、シンドロームX、糖尿病、高コレステロール血症、アテローム硬化合併症、虚血および血栓症の予防および治療に用いることが含まれる。
用語「a」または「an」の付いた物質は1つ以上の物質を指すことに留意すべきである。そのような用語「a」、「an」、「1つ以上」および「少なくとも1つ」は、本明細書中では互いに取り替えて用いることができる。
本明細書で用いられるような「治療」は、治療および/または予防を含む。使用されるとき、治療は人並びに他の動物に対して引用する。
この出願をとおして、様々な引例が提供されている。各引例はその全体を参照することによってここに詳細に記載されたものとする。
本発明には、この発明によって製造および単離されるポリコサノール組成物が含まれる。この発明によって製造されるポリコサノール組成物は、4種類の第1脂肪族アルコール、テトラコサノール、ヘキサコサノール、オクタコサノールおよびトリアコンタノールで主に構成される。1つの態様では、組成物は、ワックスの加水分解および中和の後に単離され、さらに精製されない。この組成物は、約33〜55%の関心のある長鎖高級第1脂肪族アルコールで構成される。この組成物の主要成分は1−ヘキサコサノール(〜20%−30%)および1−オクタコサノール(〜15%−25%)であり、少量成分は1−トリアコンタノール(〜2%−4%)および1−テトラコサノール(〜1%−3%)である。別の態様では、組成物はワックスを加水分解し、中和はせず、有機溶媒での抽出によりさらに精製を行った後に単離される。この態様では、組成物は約75〜100%の長鎖第1脂肪族アルコールで構成される。この組成物の主要成分は1−ヘキサコサノール(〜30−50%)、1−オクタコサノール(〜25−45%)であり、2種類の少量のポリコサノールは1−トリアコンタノール(〜4−10%)および1−テトラコサノール(〜3−9%)である。上記のように、本発明によりエリセラス・ペラワックスから得られるアルコール性混合物は、あらゆる他の現在公知のポリコサノール源と区別することができる。以下の表1で、現在商業的に入手しうる主なポリコサノール源であるサトウキビおよび蜜蝋と、この発明の方法により単離された組成物との明らかな相違を示す。表1を参照すると、ヘキサコサノール(C26)の割合はE.ペラワックスから単離される組成物(〜45%)の方が、サトウキビ(〜6−9%)および蜜蝋(〜7−12%)のいずれよりもずっと大きい。E.ペラから単離されるポリコサノールのトリアコンタノール(C30)の割合はいくらかより低い。
表1: 各種天然源からのポリコサノールの組成
実施例1 ガスクロマトグラフィーを用いるポリコサノールの定量
ポリコサノールの定量法は島津ガスクロマトグラフィー(GC−17A)を使用して展開した。分離は次のGCカラムの1つで行った:XTI−5(結合5%フェニル、30m、0.25mmIDおよび0.5μm厚さ)またはDB−5HT(溶融シリカゲル、30m、0.25mmIDおよび0.1μmフィルム)。キャリヤーガスは流量3.0mL/分のヘリウムであった。設定温度は次のとおりであった:インジェクター375℃、検出器375℃、カラムオーブンは190℃(1分)で出発し、35℃/分の速度で315℃に上昇。その後、カラムオーブン温度は315℃で10分間保持した。試料および標準をTHFに濃度50〜200ng/μLで溶解し、2μL/注入で分離することなくカラムの上部に直接注入した。溶出アルコールをFID検出器で検出した。化合物の確認は個々のアルコール標準から誘導された保持時間に基づいた。検量曲線は7つの異なる濃度(50、100、150、250、400、600および800ng)で各標準に対して測定した。ワックス試料の定量では、ヘキサコサノールを外部標準として利用し、応答係数は濃度および0.62/0.94/1.0/1.25/1.98(C24/C26/C27/C28/C30)のようなGCピーク領域に基づいて計算した。
エリセラス・ペラ昆虫ワックス(25g)を80〜100℃で溶融した。水酸化ナトリウム(水5mLに溶解した5g)を95mLの30%エタノールと共にワックスに加えた。混合物を攪拌し、4時間還流し、そして室温に冷却した。得られた白色固体を濾過し、水(500mL)で2回洗浄し、次いで、氷酢酸(5mL)で中和し、中性になるまで水(3×)で洗浄した。22.5gもの粗製ポリコサノールが90%の収率で得られ、主な脂肪アルコール(1−テトラコサノール、1−ヘキサコサノール、1−オクタコサノールおよび1−トリアコンサノール)を62.2%の純度で含有していた。生成物のアルコール分布は以下の表2に示す。
表2 ポリコサノール生成物(EtOH中で加水分解)の長鎖アルコール分布
エリセラス・ペラ昆虫ワックス(100g)を80〜100℃で溶融した。水酸化ナトリウム(水30mLに溶解した25g)を290mLの52.5%メタノールと共にワックスに加えた。ケン化反応は加熱および攪拌しながら5時間進めた。混合物を室温に冷却し、濾過して、白色固体を得た。固体を水(2×)で洗浄し、硫酸で(50mL、20%、w/w)で中和し、水(3×)で洗浄した。ポリコサノール生成物(91g)が91%の収率で得られ、主な脂肪アルコール(1−テトラコサノール、1−ヘキサコサノール、1−オクタコサノールおよび1−トリアコンサノール)に基づいて59.0%の純度を有していた。生成物のアルコール分布は以下の表3に示す。
表3 ポリコサノール生成物(MeOH中で加水分解)の長鎖アルコール分布
エリセラス・ペラ昆虫ワックス(500g)を80〜100℃で溶融した。水酸化ナトリウム(水100mLに溶解した100g)を1900mLの50%1−プロパノールと共にワックスに加えた。ケン化反応は加熱および攪拌しながら6時間進めた。混合物を室温に冷却し、濾過して、白色固体を得た。固体を水(2×)で洗浄し、塩酸で(300mL、25%、w/w)で中和し、中性になるまで水(3×)で洗浄した。合計460gのポリコサノールが92%の収率で得られ、4種類の主な脂肪アルコール(1−テトラコサノール、1−ヘキサコサノール、1−オクタコサノールおよび1−トリアコンサノール)に基づいて55.0%の純度を有していた。生成物のアルコール分布は以下の表4に示す。
表4 ポリコサノール生成物(1−PrOH中で加水分解)の長鎖アルコール分布
エリセラス・ペラ昆虫ワックス(100g)を80〜100℃で溶融した。水酸化ナトリウム(100mL、20%)を加え、混合物を攪拌しながら4時間加熱した。4時間後、反応混合物を室温に冷却し、溶媒としてクロロホルムを用いてソックスレット抽出器中で抽出した(6×)。合わせたクロロホルム溶液を蒸発させて、精製ポリコサノールを得た(35g、35%収率)。生成物は4種類の主な脂肪アルコール(1−テトラコサノール、1−ヘキサコサノール、1−オクタコサノールおよび1−トリアコンサノール)を93.2%の総濃度で含有していた。生成物のアルコール分布は以下の表5に示す。
表5 ポリコサノール生成物(H2O中で加水分解)の長鎖アルコール分布
エリセラス・ペラ昆虫ワックス(25g)を80〜100℃で溶融した。水酸化ナトリウム(水5mLに溶解した7.5gの水酸化ナトリウム)を95mLの52.5%n−ブタノールと共に加えた。ケン化反応は加熱および攪拌しながら4.5時間進めた。混合物を室温に冷却し、濾過して、白色固体を得た。固体を水(2×)で洗浄し、濃リン酸で(5mL)で中和し、中性になるまで水(3×)で洗浄した。合計22gのポリコサノール(88%収率)が得られ、表6に示すような4種類の主な脂肪アルコール(1−テトラコサノール、1−ヘキサコサノール、1−オクタコサノールおよび1−トリアコンサノール)に基づいて60.7%の純度を有していた。
表6 ポリコサノール生成物(n−BuOH中で加水分解)の長鎖アルコール分布
エリセラス・ペラ昆虫ワックス(25g)を80〜100℃で溶融した。水中の25%エタノール300mLに溶解した水酸化カリウム(5g)を溶融ワックスに加えた。反応混合物は加熱および攪拌しながら80〜100℃で4.5時間維持した。次に、塩基性反応溶液を室温に冷却し、酢酸エチル(10×)で抽出した。酢酸エチル抽出物を合わせ、蒸発させて、精製ポリコサノール(6g、24%収率)を得た。これは、4種類の主な脂肪アルコール(1−テトラコサノール、1−ヘキサコサノール、1−オクタコサノールおよび1−トリアコンサノール)を含有し、純度は95.0%であった。生成物のアルコール分布は以下の表7に示す。
表7 ポリコサノール生成物(EtOAc抽出)の長鎖アルコール分布
エリセラス・ペラ昆虫ワックス(500g)を100〜105℃で溶融した。1500mLの水に溶解した水酸化ナトリウム(150g)を溶融ワックスに加え、溶液を攪拌しながら5時間加熱した。5時間後、白色固体を濾過によって得た。固体を、溶媒としてクロロホルムを用いてソックスレット抽出器中で12時間抽出した。ヘキサン溶液を室温に冷却したところ、ポリコサノール生成物が結晶化した。次に、結晶化生成物を濾過し、メタノール中で再結晶させた。再結晶すると、ポリコサノール(165g、33%収率)が得られた。脂肪族アルコールの純度は92.3%であった。混合物の融点は85〜91℃であった。この生成物の脂肪酸分布は以下の表8に示す。
表8 ポリコサノール生成物(ヘキサン抽出)の長鎖アルコール分布
エリセラス・ペラ昆虫ワックス(200g)を80〜100℃で溶融した。500mLの水に溶解した水酸化ナトリウム(60g)を溶融ワックスに加え、攪拌および加熱しながら4時間反応を進めた。反応完了後に得られた固体を濾過し、溶媒としてクロロホルムを用いて固−液抽出システム中で10時間抽出した。溶媒を室温に冷却したところ、ポリコサノール生成物が結晶化した。次に、結晶化生成物を濾過し、メタノール/クロロホルム(3/1)混合物中で再結晶させた。純度93.2%のポリコサノール(75g、37.5%収率)が得られた。混合物の融点は86〜90℃であった。表9にポリコサノール生成物の組成を示す。
表9 ポリコサノール生成物(CHCl3抽出)の長鎖アルコール分布
エリセラス・ペラ昆虫ワックス(1000g)を90〜110℃で溶融し、1500mLの水に溶解した水酸化カリウム(300g)を加えた。ケン化反応を攪拌および加熱しながら120分間進めた。白色固体が得られ、これを反応混合物から濾過し、次に、固−液抽出システム中でTHFで抽出した。THF抽出物を蒸発させ、残留固体を石油エーテル中で結晶化して、純度89.4%の355gのポリコサノール(35.5%収率)を得た。混合物の融点は81〜85℃であった。表10に生成物のアルコール組成を示す。
表10 ポリコサノール生成物(THF抽出)の長鎖アルコール分布
エリセラス・ペラ昆虫ワックス(500g)を90〜100℃で溶融し、1000mLの水に溶解した水酸化ナトリウム(120g)を加えた。反応混合物を6時間攪拌および加熱した。生成された白色固体を濾過し、塩化メチレンで12時間、一般的な固−液抽出システム中で抽出した。抽出溶液を室温に冷却し、得られた固体をエタノール中で再結晶して、143gのポリコサノール(28.6%収率)を得た。結晶化生成物は合計91.8%の脂肪アルコールを含有し、融点は83〜86℃であった。表11はポリコサノール生成物の分布を示す。
表11 ポリコサノール生成物(CH2Cl2抽出)の長鎖アルコール分布
エリセラス・ペラ昆虫ワックス(500g)を100〜110℃で溶融し、700mLの水に溶解した水酸化ナトリウム(150g)を加えた。反応混合物を3時間攪拌および加熱した。得られた固体を石油エーテルで16時間、一般的な固−液抽出器中で抽出し、抽出溶液を室温に冷却し、濾過した。固体を結晶化して、純度95.0%のポリコサノール(150g、30%収率)を得た。融点は83〜87℃であった。表12は結晶化生成物の長鎖脂肪族アルコール分布を示す。
表12 ポリコサノール生成物(石油エーテル抽出)の長鎖アルコール分布
Claims (55)
- 35〜55%の長鎖脂肪族アルコールで構成されるポリコサノール組成物であって、該アルコールが、1−ヘキサコサノール(〜20%−30%)、1−オクタコサノール(〜15%−25%)、1−トリアコンタノール(〜2%−4%)および1−テトラコサノール(〜1%−3%)よりなる群から選択されるポリコサノール組成物。
- 組成物が昆虫エリセラス・ペラのワックスから誘導される、請求項1に記載の組成物。
- 75〜100%の長鎖脂肪族アルコールで構成されるポリコサノール組成物であって、該アルコールが、1−ヘキサコサノール(〜30%−50%)、1−オクタコサノール(〜25%−45%)、1−トリアコンタノール(〜4%−10%)および1−テトラコサノール(〜3%−9%)よりなる群から選択されるポリコサノール組成物。
- 組成物が昆虫エリセラス・ペラのワックスから誘導される、請求項3に記載の組成物。
- a.昆虫から得られた溶融ワックスを塩基で加水分解すること;そして
b.工程a)から得られた塩基性加水分解生成物を中和して、高級第1脂肪族アルコールで構成される組成物を得ること
の工程を含む方法により製造される、昆虫エリセラス・ペラのワックスからの24〜30個の炭素原子(C24−C30)を有する高級第1脂肪族アルコールの組成物。 - 加水分解が水性またはアルコール性溶液中でアルカリ土類水酸化物から選択される塩基で行われる、請求項5に記載の方法。
- アルコール性溶液が、1〜10個の炭素原子を有する第1、第2または第3アルコールよりなる群から選択される、請求項6に記載の方法。
- アルコール性溶液が、メタノール、エタノール、プロパノールおよびn−ブタノールよりなる群から選択される、請求項7に記載の方法。
- 水性またはアルコール性溶液の体積が、昆虫ワックスの重量の1〜12倍である、請求項6に記載の方法。
- アルカリ土類水酸化物が、NaOH、KOHおよびCaOHよりなる群から選択される、請求項6に記載の方法。
- 水酸化物が、ワックスの重量に基づいて5重量%を超える量で加えられる、請求項6に記載の方法。
- 水酸化物の添加量が、ワックスの重量に基づいて8〜40重量%の範囲である、請求項11に記載の方法。
- 中和工程が、酢酸、硫酸、リン酸、コレリン酸、硝酸および塩酸よりなる群から選択される有機または無機酸を用いて行われる、請求項5に記載の方法。
- a.昆虫から得られた溶融ワックスを塩基で加水分解すること;
b.工程a)から得られた塩基性加水分解生成物を維持して、高級第1脂肪族アルコールで構成されるより低い純度の組成物を得ること;そして
c.加水分解生成物を有機溶媒で抽出して、高級第1脂肪族アルコールで構成されるより高い純度の組成物を得ること
の工程を含む方法により製造される、昆虫エリセラス・ペラのワックスからの24〜30個の炭素原子(C24−C30)を有する高級第1脂肪族アルコールの組成物。 - 加水分解が水性またはアルコール性溶液中でアルカリ土類水酸化物から選択される塩基で行われる、請求項14に記載の方法。
- アルコール性溶液が、1〜10個の炭素原子を有する第1、第2または第3アルコールよりなる群から選択される、請求項15に記載の方法。
- アルコール性溶液が、メタノール、エタノール、プロパノールおよびn−ブタノールよりなる群から選択される、請求項16に記載の方法。
- 水性またはアルコール性溶液の体積が、昆虫ワックスの重量の1〜12倍である、請求項15に記載の方法。
- アルカリ土類水酸化物が、NaOH、KOHおよびCaOHよりなる群から選択される、請求項15に記載の方法。
- 水酸化物が、ワックスの重量に基づいて5重量%を超える量で加えられる、請求項15に記載の方法。
- 水酸化物の添加量が、ワックスの重量に基づいて8〜40重量%の範囲である、請求項19に記載の方法。
- 高級第1脂肪族アルコールで構成されるより低い純度の組成物が、強塩基条件に維持される、請求項14に記載の方法。
- 有機溶媒が、6〜9個の炭素原子を有する炭化水素、3〜8個の炭素原子を有するケトン、1〜5個の炭素原子を有するアルコール、ハロゲン化炭化水素または芳香族化合物およびそれらの混合物よりなる群から選択される、請求項14に記載の方法。
- 有機溶媒が、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタンまたは石油エーテルよりなる群から選択される炭化水素である、請求項23に記載の方法。
- 有機溶媒が、アセトン、ペンタノン、2−メチルペンタノン、ヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトンおよびヘプタノンよりなる群から選択されるケトンである、請求項23に記載の方法。
- 溶媒が、メタノール、エタノール、n−プロパノール、2−プロパノール、n−ブタノール、2−ブタノール、n−ペンタノールおよびt−ブタノールよりなる群から選択されるアルコールである、請求項23に記載の方法。
- 溶媒が、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエタン、1,2−ジクロロプロパンおよび1,2,3−トリクロロプロパンよりなる群から選択されるハロゲン化炭化水素である、請求項23に記載の方法。
- 溶媒が、ベンゼン、フェノール、トルエンおよびp−メチルトルエンよりなる群から選択される芳香族化合物である、請求項23に記載の方法。
- 長鎖脂肪族アルコールの組成物が、テトラコサノール、ヘキサコサノール、オクタコサノールおよびトリアコンタノールで構成される、請求項23に記載の方法。
- a.昆虫から得られた溶融ワックスを塩基で加水分解すること;
b.工程a)から得られた加水分解生成物を有機溶媒で抽出して、高級第1脂肪族アルコールで構成されるより高い純度の組成物を得ること;そして
c.工程b)で得られた加水分解生成物を再結晶によって精製すること
の工程を含む方法により製造される、昆虫エリセラス・ペラのワックスからの24〜30個の炭素原子(C24−C30)を有する高級第1脂肪族アルコールの組成物。 - a.昆虫から得られた溶融ワックスを塩基で加水分解すること;
b.工程a)から得られた塩基性加水分解生成物を中和して、高級第1脂肪族アルコールで構成されるより低い純度の組成物を得ること;そして
c.加水分解生成物を中和することなく有機溶媒で任意に抽出して、より高い純度のポリコサノールを得ること
の工程を含む、昆虫エリセラス・ペラのワックスから24〜30個の炭素原子(C24−C30)を有する高級第1脂肪族アルコールの組成物を製造する方法。 - d)工程c)で得られた加水分解生成物を再結晶によって精製すること
の工程をさらに含む、請求項31に記載の方法。 - 加水分解が水性またはアルコール性溶液中でアルカリ土類水酸化物から選択される塩基で行われる、請求項31に記載の方法。
- アルコール性溶液が、1〜10個の炭素原子を有する第1、第2または第3アルコールよりなる群から選択される、請求項33に記載の方法。
- アルコール性溶液が、メタノール、エタノール、プロパノールおよびn−ブタノールよりなる群から選択される、請求項34に記載の方法。
- 水性またはアルコール性溶液の体積が、昆虫ワックスの重量の1〜12倍である、請求項33に記載の方法。
- アルカリ土類水酸化物が、NaOH、KOHおよびCaOHよりなる群から選択される、請求項33に記載の方法。
- 水酸化物が、ワックスの重量に基づいて5重量%を超える量で加えられる、請求項33に記載の方法。
- 水酸化物の添加量が、ワックスの重量に基づいて8〜40重量%の範囲である、請求項38に記載の方法。
- 中和工程が、酢酸、硫酸、リン酸、コレリン酸、硝酸および塩酸よりなる群から選択される有機または無機酸を用いて行われる、請求項31に記載の方法。
- 有機溶媒が、6〜9個の炭素原子を有する炭化水素、3〜8個の炭素原子を有するケトン、1〜5個の炭素原子を有するアルコール、ハロゲン化炭化水素または芳香族化合物およびそれらの混合物よりなる群から選択される、請求項31に記載の方法。
- 有機溶媒が、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタンまたは石油エーテルよりなる群から選択される炭化水素である、請求項41に記載の方法。
- 有機溶媒が、アセトン、ペンタノン、2−メチルペンタノン、ヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトンおよびヘプタノンよりなる群から選択されるケトンである、請求項41に記載の方法。
- 溶媒が、メタノール、エタノール、n−プロパノール、2−プロパノール、n−ブタノール、2−ブタノール、n−ペンタノールおよびt−ブタノールよりなる群から選択されるアルコールである、請求項41に記載の方法。
- 溶媒が、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエタン、1,2−ジクロロプロパンおよび1,2,3−トリクロロプロパンよりなる群から選択されるハロゲン化炭化水素である、請求項41に記載の方法。
- 溶媒が、ベンゼン、フェノール、トルエンおよびp−メチルトルエンよりなる群から選択される芳香族化合物である、請求項41に記載の方法。
- 長鎖脂肪族アルコールの組成物が、テトラコサノール、ヘキサコサノール、オクタコサノールおよびトリアコンタノールで構成される、請求項31に記載の方法。
- 肥満、シンドロームX、糖尿病、高コレステロール血症、アテローム硬化合併症、虚血、血栓症、および心臓血管病を予防および治療するための方法であって、それを必要とする患者に、請求項1から選択されるポリコサノール組成物を投与することを含む方法。
- 肥満、シンドロームX、糖尿病、高コレステロール血症、アテローム硬化合併症、虚血、血栓症、および心臓血管病を予防および治療するための方法であって、それを必要とする患者に、請求項3から選択されるポリコサノール組成物を投与することを含む方法。
- ポリコサノール組成物が、0.01〜200mg/kg体重から選択される投与量で投与される、請求項48に記載の方法。
- 投与ルートが、適切な医薬製剤の形での、経口、局所、座剤、静脈内、および皮内、胃内、筋肉内、腹腔内および静脈内投与よりなる群から選択される、請求項48に記載の方法。
- 適切な医薬製剤中のポリコサノール濃度が0.01〜100%から選択される、請求項48に記載の方法。
- ポリコサノール組成物が、0.01〜200mg/kg体重から選択される投与量で投与される、請求項49に記載の方法。
- 投与ルートが、適切な医薬製剤の形での、経口、局所、座剤、静脈内、および皮内、胃内、筋肉内、腹腔内および静脈内投与よりなる群から選択される、請求項49に記載の方法。
- 適切な医薬製剤中のポリコサノール濃度が0.01〜100%から選択される、請求項49に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10/356,676 US6683116B1 (en) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | Polycosanols from Ericerus pela wax |
PCT/US2004/002273 WO2004069161A2 (en) | 2003-01-31 | 2004-01-27 | Polycosanols from ericerus pela wax |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006517583A true JP2006517583A (ja) | 2006-07-27 |
JP2006517583A5 JP2006517583A5 (ja) | 2007-02-22 |
Family
ID=30115456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006503078A Pending JP2006517583A (ja) | 2003-01-31 | 2004-01-27 | エリセラス・ペラワックスからのポリコサノール |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (3) | US6683116B1 (ja) |
EP (1) | EP1589815A4 (ja) |
JP (1) | JP2006517583A (ja) |
KR (1) | KR20050094895A (ja) |
CN (1) | CN100356909C (ja) |
BR (1) | BRPI0406705A (ja) |
WO (1) | WO2004069161A2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013537890A (ja) * | 2010-09-10 | 2013-10-07 | コリア フード リサーチ インスティチュート | ハリグワ及びヨクイニンを含む肥満抑制又は血糖降下用組成物、並びにその用途 |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004055858A1 (de) * | 2004-11-19 | 2006-05-24 | Clariant Gmbh | Verwendung von langkettigen Alkoholen zur effektiven Senkung erhöhter Cholesterinspiegel |
CN1298688C (zh) * | 2004-12-31 | 2007-02-07 | 长沙世唯科技有限公司 | 普利醇的提取制备工艺及其应用 |
JP5555894B2 (ja) * | 2005-03-10 | 2014-07-23 | 日油株式会社 | 脂質代謝調整剤 |
KR100727396B1 (ko) | 2005-04-16 | 2007-06-13 | 비타민하우스알앤비티(주) | 수박 껍질 추출물 및 옥사코사놀의 혼합물을 함유하는조성물 |
DE102005045829A1 (de) * | 2005-09-24 | 2007-03-29 | Clariant Produkte (Deutschland) Gmbh | Mittel enthaltend langkettige Alkohole zur Suppression der Konzentrationen des C-reaktiven Proteins (CRP) im menschlichen Blut |
JP2007091672A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Nof Corp | アディポネクチン上昇剤 |
BRPI0506066A (pt) * | 2005-12-13 | 2007-10-02 | Biosintetica Farmaceutica Ltda | composição para doença aterosclerótica |
MXPA05014086A (es) * | 2005-12-20 | 2007-06-20 | Leopoldo De Jesus Espinosa Abdala | Composiciones farmaceuticas que comprenden sustancias antiagregantes plaquetarios combinadas para su uso en el tratamiento y prevencion de eventos vasculares de origen isquemico. |
TWI348135B (en) | 2006-06-05 | 2011-09-01 | Chunghwa Picture Tubes Ltd | Image contrast correct system and method thereof |
US20120058207A1 (en) | 2009-03-24 | 2012-03-08 | Universiti Putra Malaysia | Anti-diabetic nutraceutical composition from palm leaf extract |
US8916031B2 (en) | 2009-05-13 | 2014-12-23 | Pontificia Universidad Catolica De Valparaiso | Recovery of tetracosanol from a mixture derived from tall oil pitch |
CL2009001166A1 (es) * | 2009-05-13 | 2009-09-04 | Pontificia Univ Catolica De Valparaiso | Proceso para la obtencion de tetracosanol a partir de una composicion de materia liviana, donde se forma una disolucion contactando la composicion con hexano y calentar, enfriar la disolucion formando una fase solida y liquida, separar la fase solida, y fraccionar por destilacion la fase solida. |
FR2987270A1 (fr) * | 2012-02-29 | 2013-08-30 | Agronomique Inst Nat Rech | Produit de combinaison pour le traitement du surpoids et/ou l'amelioration de la silhouette |
KR101492260B1 (ko) * | 2013-02-07 | 2015-02-09 | (주)세원씨엔에스 | 녹차잎으로부터 폴리코사놀 제조방법 및 그 방법으로 제조된 조성물 |
EP3110781B1 (en) | 2014-02-27 | 2018-06-27 | Tydock Pharma S.r.l. | Microwave-assisted treatment for the production of polycosanol-enriched mixtures from wax matrices |
CN106187677B (zh) * | 2016-07-19 | 2019-03-26 | 北京颐方生物科技有限公司 | 一种以蔗蜡制备高级脂肪伯醇混合物的方法及应用 |
IT202100020228A1 (it) | 2021-07-29 | 2023-01-29 | Chromaleont Srl | Metodo per l’estrazione di policosanoli da canapa industriale e relativa miscela. |
CN115414333A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-12-02 | 湖北中古生物制药有限公司 | 一种多廿烷醇阿司匹林复方制剂及其制备方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63133962A (ja) * | 1986-11-22 | 1988-06-06 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 栄養補助食品 |
JPH0256442A (ja) * | 1988-08-23 | 1990-02-26 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 高級アルコールの製造方法 |
JPH04266998A (ja) * | 1990-10-23 | 1992-09-22 | Soc Prod Nestle Sa | ワックスから不鹸化化合物を得る方法 |
WO2000078697A2 (en) * | 1999-06-21 | 2000-12-28 | Cholesterol Control Laboratories, Inc. | High molecular weight primary aliphatic alcohols obtained from beeswax and pharmaceutical use thereof |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6289637A (ja) | 1985-05-31 | 1987-04-24 | Seitetsu Kagaku Co Ltd | 直鎖第1級脂肪族高級アルコ−ルの抽出法 |
CU22229A1 (es) | 1992-09-29 | 1996-01-31 | Dalmer Lab Sa | Policosanol, una mezcla de alcoholes alifaticos primarios superiores para hipergregabilidad plaquetaria, los accidentes isquemicos, trombosis e incluso efectividad contra ulceras gastricas quimicamente inducidas y su proceso de obtencion de la caña de azucar. el tratamiento de complicaciones ateroscleroticas tales como la |
CU22412A1 (es) | 1993-11-09 | 1996-01-31 | Dalmer Lab Sa | Una mezcla natural compuesta por alcoholes alifaticos primarios superiores obtenidos de la cera de abejas para el tratamiento de las ulceras gastricas y duodenales que presenta tambien actividad antiinflamatoria |
US6465526B1 (en) | 1994-11-07 | 2002-10-15 | Laboratories Dalmer Sa | Natural mixture composed of higher primary aliphatic alcohols obtained from bee wax for the treatment of gastric and duodenal ulcers that also present antiinflamatory activity |
CN1125096A (zh) * | 1994-12-23 | 1996-06-26 | 戴默实验室股份公司 | 由来自蜂蜡的高级脂肪伯醇组成的天然混合物 |
GB9806086D0 (en) | 1998-03-20 | 1998-05-20 | Woolcombers Group Plc | Product and method of isolating same |
IT1320180B1 (it) * | 2000-12-29 | 2003-11-26 | Hunza Di Marazzita Maria Carme | Preparazioni nutrizionali e terapeutiche dotate di attivita'antiossidante ed in grado di controllare gli eccessi ponderali e |
-
2003
- 2003-01-31 US US10/356,676 patent/US6683116B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2003-09-09 US US10/658,881 patent/US6822004B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2004
- 2004-01-27 EP EP04705676A patent/EP1589815A4/en not_active Withdrawn
- 2004-01-27 WO PCT/US2004/002273 patent/WO2004069161A2/en active Application Filing
- 2004-01-27 JP JP2006503078A patent/JP2006517583A/ja active Pending
- 2004-01-27 KR KR1020057014066A patent/KR20050094895A/ko not_active Application Discontinuation
- 2004-01-27 BR BR0406705-3A patent/BRPI0406705A/pt not_active Application Discontinuation
- 2004-01-27 CN CNB2004800033175A patent/CN100356909C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2004-11-16 US US10/991,179 patent/US6984666B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63133962A (ja) * | 1986-11-22 | 1988-06-06 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 栄養補助食品 |
JPH0256442A (ja) * | 1988-08-23 | 1990-02-26 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 高級アルコールの製造方法 |
JPH04266998A (ja) * | 1990-10-23 | 1992-09-22 | Soc Prod Nestle Sa | ワックスから不鹸化化合物を得る方法 |
WO2000078697A2 (en) * | 1999-06-21 | 2000-12-28 | Cholesterol Control Laboratories, Inc. | High molecular weight primary aliphatic alcohols obtained from beeswax and pharmaceutical use thereof |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013537890A (ja) * | 2010-09-10 | 2013-10-07 | コリア フード リサーチ インスティチュート | ハリグワ及びヨクイニンを含む肥満抑制又は血糖降下用組成物、並びにその用途 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20050131078A1 (en) | 2005-06-16 |
WO2004069161A3 (en) | 2004-12-02 |
US20040152787A1 (en) | 2004-08-05 |
EP1589815A2 (en) | 2005-11-02 |
KR20050094895A (ko) | 2005-09-28 |
EP1589815A4 (en) | 2007-10-10 |
CN1744816A (zh) | 2006-03-08 |
WO2004069161A2 (en) | 2004-08-19 |
US6683116B1 (en) | 2004-01-27 |
CN100356909C (zh) | 2007-12-26 |
US6984666B2 (en) | 2006-01-10 |
BRPI0406705A (pt) | 2005-12-20 |
US6822004B2 (en) | 2004-11-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6683116B1 (en) | Polycosanols from Ericerus pela wax | |
Gürbüz et al. | Anti-ulcerogenic effect of Momordica charantia L. fruits on various ulcer models in rats | |
Callow et al. | Methods of extracting compounds related to the steroid hormones from human urine | |
Baggio et al. | Flavonoid-rich fraction of Maytenus ilicifolia Mart. ex. Reiss protects the gastric mucosa of rodents through inhibition of both H+, K+-ATPase activity and formation of nitric oxide | |
EP0038674B1 (en) | Medicinal composition for treatment of allergic diseases | |
WO1989012446A1 (en) | Tetrahydrocannabinol derivatives as platelet activating factor antagonists | |
US20050239904A1 (en) | Polycosanols from Ericerus pela wax | |
JP4090872B2 (ja) | 薬草抽出物を含む関節炎治療および予防用組成物の製造方法ならびにその組成物 | |
JP3103373B2 (ja) | ククイナット外皮由来の抗ウイルス剤 | |
JP4907280B2 (ja) | リパーゼ阻害剤 | |
KR100361090B1 (ko) | 꾸지나무로부터 분리한 항염증 활성을 나타내는 신규한플레닐레이티드 플라보노이드 화합물 및 이를 주성분으로함유하는 꾸지나무 추출물, 이들의 제조방법 및 이들을함유하는 약학적 조성물 | |
Van Bruggen | A comparison of methods used for the hydrolysis of conjugated urinary estrogens | |
Maurice et al. | Arachidonic acid metabolism by polymorphonuclear leukocytes in psoriasis | |
Castelucci et al. | Anti-inflammatory activity of Dasyphyllum brasiliensis (Asteraceae) on acute peritonitis induced by β-glucan from Histoplasma capsulatum | |
CN104546875B (zh) | 三萜皂苷衍生物及其医药用途 | |
JPH0717859A (ja) | アラキドン酸代謝異常疾患治療剤 | |
JP2001299272A (ja) | リパーゼ阻害剤 | |
JPH10226640A (ja) | 抗消化性潰瘍剤 | |
Enechi et al. | Insights on the Anti-inflammatory Mechanism of the Polyphenolic-Rich Fraction of Glyphaea brevis (Spreng.) Monachino (Tiliaceae) Leaves | |
JP3192617B2 (ja) | 抗アレルギー剤 | |
US5049380A (en) | Anti-allergic extract | |
FR2709964A1 (fr) | Compositions pharmaceutiques antivirales proposées dans le traitement du SIDA et de l'Herpès. | |
Lodh et al. | Novel Insight into the Cellular and Molecular Signaling Pathways of Costus speciosus in the Treatment of COVID-19: A Review | |
WO2005063228A1 (ja) | 耐糖能改善剤 | |
EP2863930A1 (en) | Methods and compositions for treating arteriosclerotic vascular diseases |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061228 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100610 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101215 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20110303 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20110310 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110615 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120312 |