JP2006513431A - 赤外線源及びガスセンサ - Google Patents

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Abstract

本発明は、第1の透過特性を有する第1の層(102)及び第2の透過特性を有する第2の層(103)を有する赤外線源(10)に関し、2つの透過特性の結合は動作周波数領域に対するバンドパスフィルタ特性を惹起する。この赤外線源は有利には第1の層を構成するランプガラスを有する白熱ランプの形状である。ランプガラスに被着される第2の層は有利にはゲルマニウム、シリコン、金属又は有機化合物から成る。本発明はさらに、赤外線源ならびに前置配置された干渉フィルタ、有利にはファブリ・ペロフィルタを有する赤外線検出器を有するガスセンサに関する。

Description

本発明は、主請求項の上位概念記載の赤外線源及びガスセンサに関する。放射信号の検出のための装置は既に公知であり、これらの装置は例えば赤外線吸収によるガス濃度の決定のために使用される。ガスボリューム、例えば自動車の車内空間の中の妨害ガスは、例えばCO、CO、HO又はCHであり、二酸化炭素COはとりわけガスボリュームの中にいる人間の呼気から乃至はCOエア・コンディショナーからも由来しうる。このような妨害ガスは一般的に周知のガス検出器によって検出される。測定ガスにおける放射吸収の原理に基づくガスの選択のためのこのようなセンサは、通常は放射源及び1つ又は複数の特定波長放射検出器(Wellenlaengenspezifische Strahlungsdetektor)から成る。例えば二酸化炭素COの検出のためのセンサのように、中赤外線領域、例えば3μm〜25μmまでの波長の領域における吸収を測定するセンサに対しては、通常は放射源として熱放射体が使用される。この場合、例えば赤外線源として白熱ランプの形式の放射体又は熱放射体として機能するマイクロメカニカルな装置の形式の放射体がある。特定波長放射検出器は、測定すべき波長を透過するフィルタユニット及び広帯域赤外線検出器から成る。フィルタとしてはこの場合例えば干渉フィルタが使用される。簡単な干渉フィルタは所望の波長の高調波成分も透過させる特性を有する。これは、一方では干渉フィルタの複雑化された、従ってコスト高な構造によって、又は、本来の検出器の前に簡単な広帯域フィルタを挿入することによっても除去されうる。このような広帯域フィルタが使用されるならば、これは検出器のコスト高な構造を必要とする。なぜなら、この場合2つのフィルタが取り付けられなければならないからである。
本発明の利点
主請求項の特徴部分記載の構成を有する本発明の赤外線源及びガスセンサは従来技術に対して次のような利点を有する。すなわち、センサの製造の際に付加的な取り付けコストが必要ではなく、それにもかかわらず広帯域フィルタが赤外線源と赤外線検出器との間に設けられるのである。これによって、有利には、赤外線源から来る放射が動作周波数領域の領域においてのみ照射され、ガスセンサの他の領域におけるエネルギーの散逸も低減されることが可能である。このことによって、赤外線源だけに主要な熱発生が存在することが可能である。この場合、熱発生は検出器サイドからは除去される。さらに、これによって、干渉フィルタの波長を中心とする狭い動作周波数領域における放射だけが特に検出器の方向に到達することが可能である。
従属請求項に記載の構成によって主請求項に記載された赤外線源及びガスセンサの有利な実施形態及び改善実施形態が可能である。とりわけ有利には、第1の透過特性は動作周波数領域に関して比較的小さい波長に対して比較的大きな透過率を有し、第2の透過特性は動作周波数領域に関して比較的大きい波長に対して比較的大きな透過率を有する。これによって、簡単なやり方で動作周波数領域に対するバンドパスフィルタ特性を惹起することが可能である。さらに、有利には、第1の層としてガラスが設けられており、第2の層としてシリコン又はゲルマニウムが設けられている。この場合、本発明のバンドパス特性を簡単な方法及び材料によって構成することが可能であり、ガラス層の場合には材料は従来の赤外線源において既に存在している。
図面
本発明の実施例を図面に示し、以下の記述において詳しく説明する。
図1は白熱ランプ形式の従来の赤外線源を示し、
図2はマイクロメカニカルな赤外線放射体の形式の従来の赤外線源を示し、
図3は通常の干渉フィルタの透過曲線を示し、
図4は本発明の赤外線源から照射される放射のフィルタ透過曲線及び透過特性を示し、
図5は本発明の赤外線源を示し、
図6は第1の層の透過特性を示し、
図7は第2の層の透過特性を示し、
図8はフィルタ透過曲線と透過特性との結合を示し、
図9は本発明のガスセンサの原理的な構造を示す。
実施例の記述
図9には本発明のガスセンサの原理的な構造が図示されている。第1の層102及び第2の層103を支持する参照符号10により示された赤外線源から、参照符号21の矢印で示された赤外線放射が検出器30の方向へと送出される。赤外線源10と検出器30との間の領域にはガスが存在し、このガスは参照符号20で示されている。ガスはガス成分を含み、これらのガス成分の濃度がガスセンサによって測定されうる。このようなガス成分としては例えば二酸化炭素COが挙げられる。検出器装置30は赤外線検出器31及びフィルタ32を含み、これら両方は保持部材33によって互いに相対的に固定されている。フィルタ32は本発明によればガス20において検出すべき測定ガス、例えばCOの吸収波長に相応するような波長だけを通過させる。測定波長乃至は検出波長に対する赤外線源から来る赤外線放射21の減衰度から、ガス20における測定すべきガス、例えばCOのガス濃度が導出される。このために本発明では、図9に図示されたガスセンサの装置の他にさらに基準装置(Referenzanordnung)を設けることが有効である。この基準装置では類似の赤外線検出器の前にフィルタが配置されており、このフィルタはより大きな波長領域において透過性を有し、この結果、これによって基準測定が実施可能である。
図9に図示されたガスセンサでは、フィルタ32はとりわけ干渉フィルタとして設けられている。例としてフィルタ32はファブリ・ペロフィルタとして設けられている。このようなフィルタは、所望の透過周波数乃至は所望の透過波長の他にさらに別の透過周波数乃至は透過波長が生じるという特性を有する。この場合、所望の透過周波数はガス20におけるその濃度を測定すべき物質の吸収周波数に相応する。フィルタ32の更に別の透過周波数乃至は透過波長とはとりわけ所望の透過波長の高調波成分である。本発明では、簡単な手段によって、フィルタ32の不所望の透過周波数が赤外線検出器31の領域に到達することを阻止する。このために、本発明では、この不所望の透過周波数の赤外線放射21の主要成分を既にその発生の直後に、すなわち放射源10において、フィルタ32乃至は赤外線検出器31の方向の更なる伝播について阻止するように構成される。不所望の透過周波数のこのようなフィルタリングによる除去がフィルタ32の直前又は直後で行われる装置は、本発明では回避される。なぜなら、これは検出器30の構造に関する高いコスト及び大きな面倒さに結びついているからである。従って、本発明では、干渉フィルタ32の所望の透過周波数乃至は透過波長のまわりの狭い領域の赤外線放射21だけが照射できるように赤外線源10が変更される。
図1には白熱ランプ形式の赤外線放射体のための従来の赤外線源10が図示されている。ここでは相応の温度まで加熱されているコイルフィラメントが赤外線成分も含む放射を発生する。コイルフィラメントには従来技術では周囲を取り囲むガラス体が設けられている。
図2にはマイクロメカニカルな赤外線放射体の形式の従来の赤外線源11が図示されている。このマイクロメカニカルな赤外線放射体11は基板111を有し、この基板111の上にはとりわけメンブレン乃至はメンブレン領域112及びこのメンブレン領域112に加熱構造体113が設けられている。加熱装置113として示されている加熱構造体113は、参照符号114で示された接続端子面及び特に参照符号は付けられていない接続線路によってこのマイクロメカニカルな赤外線源11の外部から(電気的に)接続可能乃至は制御可能である。この加熱装置113は、図1の従来の赤外線源のコイルフィラメント1と同様に、これを流れる電流によって加熱され、これによって赤外線成分を有する放射を発生する。
図3には通常の干渉フィルタの透過曲線が図示されている。参照符号50を付けられた横座標において波長が示され、参照符号70を付けられた縦座標において透過率が%で表示されている。参照符号71で示されている100%の第1の透過率は特別な波長においてのみ達成される。透過曲線600はこのような特別な波長において最大値を有する。この透過曲線600は所定の波長を中心として拡がる幾つかの透過部分曲線に分解されるが、これらの幾つかの透過部分曲線のうち図3には2つだけ、第1のフィルタ透過部分曲線610及び第2のフィルタ透過部分曲線620のみが図示されている。第1のフィルタ透過部分曲線610は第11の波長61に相応するフィルタの第1の通過波長を中心として拡がっている。第2のフィルタ透過部分曲線620は参照符号62により示されている第12の波長を中心として拡がっている。第11及び第12の波長61、62は、干渉フィルタの材料の光学的厚さの2倍を整数で割ることから得られ、この場合、整数は値1、2等々をとりうる。
図4にはフィルタ透過曲線及び本発明の赤外線源10から照射される放射の透過特性が図示されている。参照符号50を付けられた横座標には波長が示され、参照符号70を付けられた縦座標には透過率が%で示されている。本発明の放射源から照射される放射の特性は参照符号500及び破線で示されている。この特性はフィルタ透過曲線の1つの最大値のみを含む領域だけで著しい値をとる。フィルタ透過曲線全体は図4では第11の波長61、第12の波長62、第13の波長63、第14の波長64及び第15の波長65の複数のフィルタ透過部分曲線に基づいて図示されている。図4では参照府符号600が付けられていないが、フィルタ透過曲線全体600は第11の波長61における第1のフィルタ透過部分曲線610、第12の波長62における第2のフィルタ透過部分曲線620、第13の波長63における第3のフィルタ透過部分曲線630、第14の波長64における第4のフィルタ透過部分曲線640及び第15の波長65における第5のフィルタ透過部分曲線650を有する。この場合も100%の透過率の最大値が第1の透過率71により示されている。図4では第11の波長61は図示された横座標50、すなわち波長の軸のほぼ真ん中の領域に配置されている。これの右側と左側には、すなわちより大きい波長の方向及びより小さい波長の方向には、フィルタ透過曲線600の次の最大値が第12の波長62乃至は第14の波長64にある。第11の波長61の周りには本発明の赤外線源10から照射される放射の特性500が図示されており、図4の下方領域において二重矢印及び参照符号501を付けられた動作周波数乃至は動作波長の領域が本発明の赤外線源10から照射される放射の特性500の著しい値の領域とほぼ一致する。
図5には本発明の赤外線源10が図示されている。この場合、例えば白熱ランプとしての本発明の赤外線源10にはコイルフィラメント101及び接続ワイヤ104が設けられている。コイルフィラメント101の周囲にはガラスから成るランプガラス体102が設けられており、このランプガラス体102は第1の層102として使用される。このランプガラス体102上に被着される更なる吸収層103は第2の層と呼ばれる。この場合、ランプガラス102の吸収特性及びこのランプガラス102の付加的に被着された層103の吸収特性が利用される。この構造の利点は、吸収フィルタの部分としての、すなわち第1の層102としての及び更に別の吸収フィルタ層103すなわち第2の層103の担体としてのランプガラス体102の利用にある。例えば4.3μmの波長における吸収測定に基づいて作動するCOセンサにおいて使用するためには、大抵の場合、約5μmの波長までの透過率を示すランプガラスが使用される。この吸収特性は、検出器30における干渉フィルタ32のより長い波長の高調波成分がもはや重要ではなくなることを惹起する。なぜなら、これらは第1の層102、すなわちこの場合にはランプガラス体102によって吸収されてしまうからである。従って、図4に図示されているように、第1の及び第2の層102、103の結合の帯域制限された透過特性500を獲得するためには、フィラメント101から放射される光のより短い波長の成分がフィルタリングにより除去されなければならない。このために例えばシリコン又はゲルマニウムのような半導体材料が適しており、シリコン又はゲルマニウムのような半導体材料は第2の層103として第1の層102の表面上に、すなわち白熱ランプのガラス体102の表面上に蒸着される。半導体材料の他に、例えば金属層又は有機吸収層を第1の層102の表面上に被着させてもよい。
図6には第1の層102の透過特性510が図示されている。横座標50は波長スケールを示し、縦座標70は第1の層102の透過の度合いを示すこの線図では、第1の層102の透過特性がいわゆる第1の透過特性510として図示されている。例えば2.5μmにある第3の波長53ではほぼ90%の第2の透過率72が生じる。透過率70は波長が大きくなってゆくと下降し、ほぼ4μmの第2の波長ではほぼ60%透過の透過特性の局所的最大値が生じ、さらに波長が大きくなってゆくと透過率の下降が相対的により大きくなり、約5μmの第6の波長56では透過率がほぼ0となる。透過率は第6の波長56より大きな波長ではほぼ0%のままとなり、第3の波長53より小さい波長ではほぼ90%の第2の透過率72のレベルに留まる。
図7には第2の層103の透過特性520乃至は521が図示されている。ここでも横座標50は波長スケールを示し、縦座標70は透過率のスケールを示す線図が選択されている。図7には2つの透過特性が示されており、両方の透過特性はいわゆる第2の透過特性と呼ばれる。参照符号520で示される第2の透過特性はゲルマニウム層の形態における第2の層103の透過特性に相応し、参照符号521で示される第2の透過特性は第2の層103がシリコン層として設けられている場合の透過特性を示す。しかし、第2の透過特性520、521の形は両方の場合において類似している。すなわち、所定の波長から透過率がほぼ0から90%又は100%の最大値に上昇し、透過率の急激な低下が見られるより大きい波長に至るまで実質的にこの高い透過レベルに留まるのである。参照符号520で示される(ゲルマニウムの)第2の透過特性では透過率はほぼ1.7μmの第4の波長から大きく上昇し、20μmより大きい第8の波長58以上の波長において初めて再び下降する。参照符号521で示される(シリコンの)第2の透過特性の場合、透過率は既に明らかに1.7μmより小さい第5の波長55においてはっきりと上昇しはじめ、ほぼ10μmの第7の波長57において透過率が再びより僅少な値をとるまでは高い透過レベルに留まる。
図8では更に別の線図において干渉フィルタのフィルタ透過曲線とともに第1の及び第2の透過特性の結合が示されている。この線図でも横座標50は波長スケールを形成し、縦座標70は透過率のスケールを形成する。第1の透過特性510は図8では一点鎖線により図示され、これは図6に図示されたガラスの透過特性に相応し、第3の波長53より下では、すなわち第3の波長53より小さい波長では透過レベルが非常が高く、第3の波長53と第6の波長56との間では第1の透過特性510のほぼ0までの透過率の降下が示されている。第2の透過特性520は図8では破線で示されており、第4の波長54より上では、すなわち第4の波長より大きい波長では急激に上昇し、その後第6の波長56の値より上に至るまでこの高い透過レベルに留まる。これら2つの透過特性のオーバーラップ部分が本発明のバンドパスフィルタ特性を生じる。この本発明のバンドパスフィルタ特性は、図8では参照符号500によって示されており、第1の及び第2の透過特性510、520の両方の下降する乃至は上昇するカーブを含む。このようなバンドパスフィルタ特性500は図5に図示された赤外線源10における第1の層102と第2の層103とのオーバーラップによって生じる。バンドパスフィルタ特性500と干渉フィルタ32のフィルタ透過曲線600との図8におけるオーバーラップは次のことを示す。すなわち、図8で参照符号501及び二重矢印によって示されている動作周波数領域は干渉フィルタ32の唯一の透過周波数だけを含む。この透過周波数は第11の波長61に相応し、この第11の波長61のまわりに第1のフィルタ透過部分曲線610が設けられている。更に別の乃至は隣接する、第12の及び第14の波長62、64に存在するフィルタ透過部分曲線620、640は動作周波数領域501の外側にある。
白熱ランプ形式の従来の赤外線源を示す。 マイクロメカニカルな赤外線放射体の形式の従来の赤外線源を示す。 通常の干渉フィルタの透過曲線を示す。 本発明の赤外線源から照射される放射のフィルタ透過曲線及び透過特性を示す。 本発明の赤外線源を示す。 第1の層の透過特性を示す。 第2の層の透過特性を示す。 フィルタ透過曲線と透過特性との結合を示す。 本発明のガスセンサの原理的な構造を示す。
符号の説明
1 フィラメント
10 赤外線源
101 フィラメント
102 第1の層、ランプガラス体
103 第2の層
104 接続ワイヤ
11 赤外線源
111 基板
112 メンブレン領域
113 加熱構造体
114 接続端子面
20 ガス
21 赤外線放射
30 検出器装置
31 赤外線検出器
32 フィルタ
33 保持部材
50 横座標
53 第3の波長
54 第4の波長
55 第5の波長
56 第6の波長
57 第7の波長
58 第8の波長
500 本発明の赤外線源から照射される放射の特性
501 動作周波数乃至は動作波長の領域
510 第1の層の透過特性
520 第2の層の透過特性(ゲルマニウム)
521 第2の層の透過特性(シリコン)
61 第11の波長
62 第12の波長
63 第13の波長
64 第14の波長
65 第15の波長
600 透過曲線
610 第1のフィルタ透過部分曲線
620 第2のフィルタ透過部分曲線
630 第3のフィルタ透過部分曲線
640 第4のフィルタ透過部分曲線
650 第5のフィルタ透過部分曲線
70 縦座標
71 100%の第1の透過率
72 ほぼ90%の第2の透過率

Claims (6)

  1. 第1の層(102)を有するガスセンサのための赤外線源(10)において、
    該赤外線源(10)は第2の層(103)を有し、前記第1の層(102)は第1の透過特性(510)を有し、前記第2の層(103)は第2の透過特性(520)を有し、前記第1の及び第2の透過特性(510、520)の結合は動作周波数領域(501)に対するバンドパスフィルタ特性(500)を惹起することを特徴とする、第1の層(102)を有するガスセンサのための赤外線源(10)。
  2. 第1の透過特性(510)は動作周波数領域(501)に関して比較的小さい波長に対して比較的大きな透過率を有し、第2の透過特性(520)は動作周波数領域(501)に関して比較的大きい波長に対して比較的大きな透過率を有することを特徴とする、請求項1記載の赤外線源(10)。
  3. 第1の層(102)としてガラスが設けられており、第2の層(103)としてシリコン又はゲルマニウムが設けられていることを特徴とする、請求項1又は2記載の赤外線源(10)。
  4. 赤外線源(10)と検出器(31)との間に干渉フィルタ(32)が設けられている、赤外線源(10)及び検出器(31)を有するガスセンサにおいて、
    赤外線源(10)として請求項1〜3のうちの1項記載の赤外線源(10)が設けられていることを特徴とする、赤外線源(10)及び検出器(31)を有するガスセンサ。
  5. 赤外線源(10)の動作周波数領域(501)はちょうど干渉フィルタ(32)の透過周波数(61)を含むことを特徴とする、請求項4記載のガスセンサ。
  6. 干渉フィルタ(32)としてファブリ・ペロフィルタが設けられていることを特徴とする、請求項4又は5記載のガスフィルタ。
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