JP2006512776A - 直列接続されたトランジスタ列を組込んだプログラマブルメモリアレイ構造およびこの構造を製造して作動させるための方法 - Google Patents

直列接続されたトランジスタ列を組込んだプログラマブルメモリアレイ構造およびこの構造を製造して作動させるための方法 Download PDF

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Abstract

三次元フラッシュメモリアレイは、直列接続されたNAND列に電荷蓄積誘電体が配置された薄膜トランジスタを組込んで、4F2のメモリセルのレイアウトを達成する。各NAND列はそれぞれ、グローバルビット線にNAND列の一方端を結合し、共有されたバイアスノードに他方端を結合するための2つのブロック選択デバイスを含む。ブロック内のNAND列の対は、同じグローバルビット線を共有する。メモリセルは、ブロック選択デバイスと同様に、好ましくはデプリーションモードのSONOSデバイスである。メモリセルは、デプリーションしきい値電圧付近にプログラミングされ得、ブロック選択デバイスは、デプリーションモードのしきい値電圧付近の電圧を有するプログラム状態に維持される。2つ以上の層上のNAND列は、1つの層上のグローバルビット線に接続され得、好ましくは、垂直方向の積層型ビアにより、ともに接続され得る。

Description

この発明は、メモリアレイを含む半導体集積回路に関し、この発明は、特定的に好ましい実施例において、直列接続されたメモリセルを有するモノリシック三次元メモリアレイに関する。
半導体処理技術およびメモリセル技術の最近の進展により、集積回路のメモリアレイで得られる密度は上昇し続けている。たとえば、特定のワード線相互接続層に対する最小フィーチャーサイズ(F)および最小フィーチャー間隔に迫るワード線を有し、かつ、特定のビット線相互接続層に対する最小フィーチャー幅および最小フィーチャー間隔にも迫るビット線も有する、何らかの受動素子メモリセルアレイを製造することができる。さらに、2つ以上の面またはレベルのメモリセルを有する三次元メモリアレイが製造されており、各メモリ面上に、このようないわゆる4F2メモリセルを実現してきた。例示的な三次元メモリアレイは、「垂直積層型フィールドプログラマブル不揮発性メモリおよび製造方法(Vertically Stacked Field Programmable Nonvolatile Memory and Method of Fabrication)」と題された、ジョンソン(Johnson)への米国特許第6,034,882号に記載されている。
他のさまざまなメモリセル技術および配置もまた公知である。たとえば、NANDフラッシュおよびNROMフラッシュEEPROMメモリアレイは、相対的に小さなメモリセルを達成することが公知である。ホットエレクトロンによるプログラミングを用いる、他の小さなフラッシュEEPROMセル、たとえばNROMおよびフローティングゲートNORフラッシュメモリアレイが公知である。このようなメモリセルは、3Dメモリにはそれほど望ましくない。なぜなら、これらのメモリセルが、メモリ層を生成するために多くのマスクを用い、中には相対的に高いプログラミング電流を用いるものもあるためである。
他の公知のメモリ構造は、「NANDセル構造を有する半導体不揮発性メモリデバイス(Semiconductor Non-volatile Memory Device Having a NAND Cell Structure)」と題された、R.T.ヒロセ(Hirose)他による米国特許第6,163,048号により教示されており、この特許は、結晶シリコンにおけるNANDアーキテクチャに配置されたシリコン/酸化物/窒化物/酸化物/シリコン(SONOS)セルを用いるメモリアレイを記載している。「半導体不揮発性メモリデバイスおよびその製造方法(Semiconductor Nonvolatile Memory Device and Method of Production of Same)」と題された、T.ノグチ(Noguchi)他による米国特許第6,005,270号は、ガラスまたはプラスチック等の低コストの基板上に形成された薄膜トランジスタ(TFT)のSONOSセルを用いるメモリアレイを記載している。「複数のメモリセルユニットのそれぞれに選択トランジスタが接続された半導体メモリデバイス(Semiconductor Memory Device on which Selective Transistors are Connected to a Plurality of Respective Memory Cell Units)」と題された、S.アリトメ(Aritome)による米国特許第5,568,421号は、TFTブロック選択デバイスおよびバルクシリコンフラッシュセルデバイスを有するNANDフラッシュメモリアレイを記載している。「不揮発性メモリトランジスタを備えた半導体メモリ(Semiconductor Memory with Non-Volatile Memory Transistor)」と題された、N.D.ヤング(Young)による米国特許第5,621,683号は、NANDアーキテクチャ以外の構成で配置された誘電性記憶型のTFTメモリセルを含むメモリアレイを記載している。
このような進歩にもかかわらず、より一層高い密度を有するメモリアレイが望ましい。特に、三次元メモリアレイへの形成が容易なメモリアレイ技術が強く望まれる。
発明の開示
電荷蓄積誘電体を有し、かつ、NAND型のアーキテクチャで接続された薄膜トランジスタを用いることにより、極めて高密度のメモリアレイを得ることができる。例示的な一実施例において、フラッシュメモリアレイは、SONOSメモリセルデバイスの直列接続されたNAND列により形成され得る。メモリセルの各NAND列は、グローバルビット線にNAND列の一方端を結合する第1のブロック選択デバイスと、NAND列に関連する共有されたバイアスノードにその列の他方端を結合する第2のブロック選択デバイスとを含む。ブロック選択デバイスは、好ましくは、SONOSデバイスでもあり、メモリセルトランジスタと同じ態様で形成することができ、したがって、各NAND列に必要とされる、異なる構造の数を減らす。
或るレベルのメモリアレイ上のメモリブロック内のNAND列の対は、好ましくは、同じグローバルビット線を共有する。そのブロックに対する2つのブロック選択信号が、各NAND列に経路指定される。ブロック内のNAND列の各々は同じワード線を共有するが、それらの制御信号は、NAND列の対に対して逆にされる。たとえば、第1のブロック選択信号は、グローバルビット線に一方のNAND列を結合し、第1の共有されたバイアスノードに他方のNAND列を結合し、第2のブロック選択信号は、グローバルビット線に他方のNAND列を結合し、第2の共有されたバイアスノードに第1のNAND列を結合する。
或る実施例において、ブロック選択デバイスおよびメモリセルデバイスは、SONOSデバイスである。しきい値電圧の範囲が考慮されるが、このようなデバイスは、デプリーションモードのしきい値電圧を有して形成されることが好ましい。ブロック選択デバイスおよびメモリセルデバイスは、より一層好ましくは、−2から−3ボルトの熱平衡しきい値電圧を有するNチャネルデバイスである。メモリセルに関し、このようなしきい値電圧は、好ましくは消去されたデータの状態に相当し、メモリセルは、−1ボルトから0ボルトのデプリーションしきい値電圧付近にプログラミングされる。ブロック選択デバイスは、同じ熱平衡しきい値電圧を有して製造されることが好ましいが、デプリーションモードのしきい値電圧付近の電圧を有する、プログラミング状態に維持される。
或る実施例において、マルチレベルのメモリアレイは、いくつかのメモリ面またはメモリレベルの各々の上に形成されたメモリセルを含む。2つ以上の層上のNAND列は、1つの層上のグローバルビット線に接続され得る。このようなグローバルビット線の層は、好ましくは、より便利な接続を得るために、すべてのメモリレベルより下方のモノリシック集積回路の層上に配置されており、アレイよりも下方の基板に配置され得る、メモリアレイ用の回路をサポートする。実施例の中には、このようなグローバルビット線の層が、メモリレベルの中央か、またはアレイの上方に存在し得るものもある。さらに、2つ以上の層上のNAND列は、すべてのメモリレベルの上方に配置されることが好ましい1つの層上の、共有されたバイアスノードにも接続され得る。実施例の中には、共有されたバイアスノードが、メモリレベルの中央か、またはアレイより下方に存在し得るものもある。共有されたバイアスノードは、同様に2つ以上の層上に配置され得る。
この発明は、好ましい実施例において、各メモリセルに対して4F2のレイアウトを達
成する。さらに、各メモリレベル上でNAND列をインタリーブして、1つのブロックにつき2つ以上の共有されたバイアスノードを用いることにより、NAND列の各端部のスイッチデバイスに対し、さらなるオーバーヘッドがほとんど必要ではなくなる。或る三次元の実施例において、異なるレベル上のNAND列は、好ましくは、垂直積層型のビアによりともに接続される。積層型のビアの各々は、2つ以上のメモリレベル上でチャネルまたはワード線の特徴に接続することが好ましい。この発明は特に、三次元メモリアレイに良く適する。なぜなら、各レベルのメモリセルが、1つのレベルにつき平均で3つ未満のマスク、すなわち、各メモリレベル上でチャネルストライプを規定するためのマスクと、各メモリレベル上でゲートストライプを規定するための別のマスクと、少なくとも3つのメモリレベルにより共有されるビアマスクとを用いて生成され得るためである。例示的な8レベルのメモリアレイは、19のマスキングのステップのみを用いて形成され得る。
この発明の好ましい実施例は、密度が達成されることに加え、トンネル電流のみを用いたプログラミングおよび消去が可能であり、かつ、メモリアレイ内の非選択メモリセルを介した漏れ経路を形成しないメモリアレイを提供する。その結果、より一層高い密度のメモリを達成することができる。なぜなら、所望しないこのような漏れ電流を相対的にほとんど考慮せずに、メモリアレイのサイズを決定することができるためである。
いくつかの局面におけるこの発明は、この明細書ですべてをより詳細に説明するように、そして前掲の請求項で明示するように、メモリアレイを有する集積回路と、メモリセルおよびメモリアレイの構造と、このような集積回路およびメモリアレイを作動させるための方法と、このような集積回路およびメモリアレイを形成または製造するための方法と、このような集積回路またはメモリアレイの、コンピュータ読取可能な媒体による符号化とに適する。
上述の内容は概要であることから、必然的に、詳細の単純化、一般化、および削除を含む。したがって、当業者は、上述の概要が単に例示であり、この発明を限定することが意図されていないことを認識するであろう。請求項によってのみ規定されるこの発明の他の局面、発明上の特徴、および利点は、以下に明示する詳細な説明から明らかになり得る。
添付の図面を参照することにより、この発明をより一層理解することができ、その多数の目的、特徴、および利点が当業者に明らかになり得る。
異なる図面における同じ参照符号の使用は、同様の部材または同一の部材を示す。
好ましい実施例の説明
この明細書で用いられる、三次元メモリアレイを有する集積回路は、2つ以上のモノリシック集積回路のアセンブリではなく、1つのモノリシック集積回路であるものと想定する。
ここで図1を参照すると、この発明に従った2レベルのメモリアレイ100の一部を概念的に示す三次元図が示される。レベル1において、第1の方向に複数のチャネルストライプ(102等)が形成される。チャネルストライプ102の少なくとも上面に、蓄積電荷誘電体層104、たとえば酸化物/窒化物/酸化物(ONO)のスタックが形成される。蓄積電荷誘電体層104上に、第1の方向とは異なる第2の方向に延びる複数のゲートストライプ(106等)が形成される。ワード線ストライプとも呼ばれるゲートストライプは、好ましくは、チャネルストライプにほぼ直交して延びる。ワード線ストライプ間における、露出した(すなわち、ワード線ストライプにより被覆されていない)領域のチャネルストライプに、ソース/ドレイン領域(110等)が形成され、したがって、薄膜ト
ランジスタ(TFT)の直列接続された列を形成する。
このようなチャネルストライプ102は、好ましくは、多結晶ポリシリコン層を堆積し、そしてチャネルストライプを形成するためのチャネルマスクを用いてこの層をエッチングすることにより形成される。ワード線ストライプ106は、すべてを以下に更に詳細に説明するように、シリサイド層で被覆されたポリシリコン層等の2つ以上の層のスタックで形成され得るか、または、図面に示すように3レベルのスタックであり得る。
ワード線ストライプの上方にレベル間誘電体層108が形成されて、1つのレベル上のワード線(レベル1上に示されるワード線ストライプ106等)を、より高い次のレベル上のチャネルストライプ(レベル2上に示されるチャネルストライプ102等)から分離する。より詳細に以下に説明するように、所定のレベルのワード線ストライプ間の空間を充填するために、誘電体を用いることもできる。
このような構造は、認識され得るように、各チャネルストライプ102内に複数の直列接続されたトランジスタを形成する。図2は、直列接続されたトランジスタ列とも、直列接続されたNAND列とも呼ばれ得る、このような複数の直列接続されたトランジスタの断面図を示す。4つのワード線106が、チャネルストライプ102に沿って直列に接続された4つの個々のトランジスタを形成していることが示される。この例において、チャネルストライプ102は、低濃度ドープされたp型の(すなわち、P−ドープされた)多結晶層で形成され、ワード線106間のチャネルストライプ102に形成された、高濃度ドープされたn型の(すなわちN+ドープされた)ソース/ドレイン領域110を含む。それぞれのトランジスタの各々のチャネル領域は、それぞれのワード線106下のチャネルストライプ102に形成され、好ましくは、チャネルストライプ102のP−領域の上方に存在する、トランジスタのしきい値を調節するためのチャネルドーパント領域112を含む。以下において更に詳細に説明するように、接続を形成してアレイ用の回路をサポートするために、ビア114がチャネルストライプ102の一方端に接続されていることが示される。
このようなNAND列のトランジスタは、プログラム状態に対してエンハンスメント型デバイスまたはデプリーション型デバイスを含むように製造され得る。(SONOSデバイスではなく)フローティングゲートデバイスを用いるNANDメモリアレイの他のタイプにおいて、消去状態は、しばしば、ゼロボルトのしきい値電圧(VT)であるか、またはデプリーションモードVTですらある。しかしながら、フローティングゲートデバイスは、広範囲のVTを有し得る。なぜなら、フローティングゲートが広範囲の電荷レベルを記憶し得るためである。したがって、IEEE JSSC、第34巻、第5号、1999年5月、第675〜684頁において、タケウチ(Takeuchi)他による「高スケーラブルで非常に雑音耐性が高く、かつ高信頼性のNANDフラッシュメモリに対する負のVthセルのアーキテクチャ(A Negative Vth Cell Architecture for Highly Scalable, Excellently Noise-Immune, and Highly Reliable NAND Flash Memories)」に記載されるように、デプリーションモードのプログラム状態を生じることが、より簡単である。このようなデプリーションモードの消去状態は、SONOSデバイスを組込んだNANDアレイにおいてこれまで達成されなかった。
多くのメモリアレイ、特に三次元(3D)メモリに対し、消去時にデプリーション型デバイスを使用して、プログラミング時にほぼデプリーション型のデバイス(すなわち、約ゼロボルトのVT)を用いることは、以下に説明するように、各メモリ層に対してレイアウトの複雑さを単純化する点で大きな利点を有する。さらに、プログラミング時にほぼデプリーション型のデバイスを用いることにより、選択されたメモリセルを読出す際に、選択されていないワード線に印加されなければならない電圧を減じる。選択されていないメ
モリセルがプログラミングされる場合も、セル電流は、より容易に列を通過し得る。この電圧の削減は、予想される多くの読出サイクル中のディスターブ作用を減じるのに有益である。たとえば、消去された、選択されていないNAND列上の選択されていないメモリセルは、ワード線上の一層高い電圧により、ゆっくりとディスターブされてプログラミングされた状態になり得る。
図2のメモリ構造は、1つのメモリレベルにつき2つのマスキング層のみを用いて、すなわち、チャネルストライプを規定するための1つのマスキング層と、ワード線ストライプを規定するための別のマスキング層とのみを用いて製造され得る。以下に説明するように、メモリレベルの層に接触するための第3のマスクは必ずしも必要とされない。なぜなら、1つのビアマスクを用いて少なくとも3つの層への電気的接続を達成するコンタクト構造を組込むことができるためである。
次に図3を参照すると、例示的なメモリアレイの一部の電気的概略図が示される。示された部分は、メモリセルの1つの面のみを有する二次元アレイを表し得るか、または、メモリセルの2つ以上のレベル(すなわち、2つ以上の面)を有する三次元メモリアレイの1つのレベルを表し得る。複数の直列接続されたNANDトランジスタ列が示され、その1つが122と表示されている。各列は、直列接続された複数のSONOSトランジスタを含み、これらのトランジスタの各々は、複数のワード線125のそれぞれ1つによりゲート制御されている。NAND列122はまた、ノード126上で伝達されるブロック選択信号BSEL2に従い、グローバルビット線コンタクト131にNAND列の一方端を結合するためのブロック選択デバイス148も含み、ノード124上で伝達されるブロック選択信号BSEL1に従い、共有されたバイアスノード128にNAND列の他方端を結合するための第2のブロック選択デバイス147をさらに含む。グローバルビット線コンタクト131は、グローバルビット線コンタクト131の他方側(すなわち反対側)に配置されかつ別のブロック選択信号BSEL3により別個に選択され得る別のNAND列132と共有される。
図面に示すように、横方向に隣接する4つのNAND列の一群は、NAND列の左端部に配置された、VDRAIN1と呼ばれ得る共通のバイアスノード128を共有するが、NAND列の右端部に配置された4つのグローバルビット線コンタクトのそれぞれ1つに個々に結合される。横方向に隣接する4つのNAND列の次の群は逆にされて、この群内のNAND列は、NAND列の左端部に配置された4つのグローバルビット線コンタクトのそれぞれ1つに個々に結合される。この、次の群のNAND列は、NAND列の右端部に配置された、VDRAIN2と呼ばれ得る共通のバイアスノード129を共有する。認識され得るように、ブロック選択信号BSEL1は、関連するグローバルビット線にNAND列の半分の左端部を結合し、この同じ信号は、共有されたバイアスノードVDRAIN1にNAND列の他方の半分の右端部を結合する。同様に、ブロック選択信号BSEL2は、関連するグローバルビット線にNAND列の半分の右端部を結合し、この同じ信号は、共有されたバイアスノードVDRAIN2にNAND列の他方の半分の右端部を結合する。
この構造は、同じグローバルビット線に2つの異なるNAND列を結合することにより、NAND列をインタリーブする。たとえば、NAND列134の左端部は、BSEL1によってグローバルビット線コンタクト138に結合され、NAND列136の右端部は、BSEL2によってグローバルビット線コンタクト140に結合される。これらの2つのグローバルビット線コンタクト138および140は、好ましくは、異なる配線レベル上で運ばれるワイヤ146上で水平方向に経路指定され得る同じグローバルビット線に接続される。このようなグローバルビット線は、アレイより下方の配線レベルで運ばれ得るか、アレイより上方の配線レベルで運ばれ得るか、または、アレイ(たとえば2つ以上の
レベルを有する三次元アレイ)内の配線レベル上で運ばれ得る。NAND列134および136は、「隣接する」NAND列と呼ばれ得る。なぜなら、これらの間に配置された別のNAND列が存在するにもかかわらず、(アレイの同じブロック内において)同じグローバルビット線を共有しかつ同じワード線を共有しているためである。読出および書込のために、これらの2つのNAND列の1つのみを選択することも可能である。なぜなら、次のいくつかの図面を参照して説明するように、共有されたバイアスノードVDRAIN1およびVDRAIN2が別個のものであり、異なる状態に駆動され得るためである。これらの2つの共有されたバイアスノードVDRAIN1およびVDRAIN2の各々は、2つの隣接するブロック内のNAND列により共有され、したがって、好ましくは、メモリアレイより「上方の」(すなわち、半導体基板からより離れた)配線レベル上で運ばれる垂直なワイヤ142および144のそれぞれにおいて運ばれる。したがって、すべてが同じ方向でメモリアレイを横切る、2つの共有されたバイアスノードVDRAIN1およびVDRAIN2、ブロック選択信号BSEL1およびBSEL2、ならびにさまざまなワード線125は、より好都合にデコードされて適切なレベルに駆動され得る。
上述のように、NAND列内のメモリセル(すなわち、ワード線の1つによってゲート制御されるメモリセル)は、好ましくはSONOS構造である。この明細書で用いるSONOSという用語は、ゲートとその下のチャネルとの間に電荷蓄積誘電体層を有するトランジスタデバイスの一般的な種別を指すことを意図しており、文字通り、シリコン−酸化物−窒化物−酸化物−シリコンの層のスタックを単に示すための限定的な意味で用いられない。たとえば、以下により詳細に説明するように、他の種類の誘電体層、たとえばオキシナイトライドを用いてよい。
基本的なNAND列は、極めて高効率の構造であり、インクリメンタルトランジスタのメモリセルに対して4F2のレイアウトを達成することができる。しかしながら、NAND列の端部において必要なスイッチデバイスに適切な制御信号を与えること、およびグローバルビット線とバイアスノードまたは接地ノードとにこのようなNAND列を接続するオーバーヘッドを与えることは、結果的に得られる全体効率を下げることが多い。それとは対照的に、図3に示す構造は、両方が同じグローバルビット線に結合された2つのNAND列のインタリーブによって極めて高密度のレイアウトを達成し、したがって、グローバルビット線に対するピッチの要求基準を2分の1に緩和する。また、図3に示す構造は、NAND列の各端部で1つの制御信号のみが用いられるため、極めて高密度のレイアウトを達成する。これにより、2つのブロック選択線BSEL1およびBSEL2は、ちょうどワード線のように、複数のチャネルストライプを横切る連続したポリシリコンストライプにおいて経路指定され得、この経路指定は、チャネルストライプに形成された、必ずしもすべてではないがいくつかのブロック選択トランジスタにブロック選択信号線を接触させるのに必要とされていた措置なしに行なわれる。
このアレイ構造の効率に寄与する別の要因は、ブロック選択デバイスが、メモリセルデバイスと同一の態様で製造され得ることである。換言すると、ブロック選択デバイスは、メモリセルデバイスとちょうど同様のSONOSデバイスであり得る。したがって、2つ以上のメモリレベルが半導体基板の上方に形成された3Dアレイの実施例において、各メモリレベルは1種類のデバイスのみを含み、各レベルの製造をさらに単純化する。ブロック選択デバイスは、メモリセルデバイスと同一の態様でサイズが決定され得るが、好ましくは、より長いチャネル長(すなわち、ブロック選択信号に対し、より幅の広いポリシリコンストライプ)を有して、ブロック選択デバイスの降伏電圧を高くすることができる。
好ましい実施例において、メモリセルデバイスおよびブロック選択デバイスはいずれも、熱平衡(すなわち、窒化物内の、トラップされた最小電荷量)しきい値電圧VTをデプリーションモードにシフトするために注入されるSONOSデバイスである。速度の遅い
ディフューザ、好ましくはアンチモンまたは砒素であるデプリーションモードの注入物が好ましくは用いられる。なぜなら、結晶基板よりも多結晶層においてこのようなドーパントが相対的により大きく拡散するためであり、また、デバイスの寸法が極めて小さいためである。消去された状態のVTは実質的にデプリーションモードであり、好ましくは−2Vから−3Vのしきい値であり、プログラミングされた状態のVTは、好ましくは約ゼロボルトである。メモリセルは、データの状態に応じて、これらの2つのしきい値電圧の一方までプログラミングまたは消去されるが、ブロック選択デバイスは、好ましくは、約ゼロボルトのしきい値電圧を有するようにプログラミングされて、このプログラム状態で維持される。
次に図4を参照すると、同じグローバルビット線に結合され得る2つのブロックの各々内の2つの異なるNAND列を示す概略図が導入される。ここに記載する用語および構造は、このようなアレイ構成についての基本的な読出機能、プログラミング機能、および消去機能を説明するために、次のいくつかの図面で用いられる。示される部分は、メモリセルの1つの面のみを有する二次元アレイを表し得るか、またはメモリセルの2つ以上のレベルを有する三次元メモリアレイの1つのレベルを表し得る。1つのメモリレベルの状況で、およびマルチレベルアレイに対しても、基本的な動作を説明する。
以下の説明において、左上のNAND列は、選択されたNAND列であると想定される。選択されたワード線168は、VWL電圧に駆動され、選択されたメモリセル169は、「S」で示される。選択されたワード線168と同じブロック内にある、選択されていない他のワード線166は、「通電」ワード線と呼ばれ得る。なぜなら、これらのワード線166が、そのそれぞれのメモリセル167における、記憶されたデータの状態に関係なく、通常、そのそれぞれのメモリセル167に電流を通すのに適したVWLPASS電圧に駆動されるためである。2本のこのような通電ワード線166および1本の選択されたワード線168のみが示されているが、実際には、各NAND列が、全部で16本のワード線等の多くのワード線を含み得ることを認識されるべきである。
選択されたNAND列の一方端は、任意の所定の時点にVBSELB電圧として既知の電圧を有するノード164上で伝達されるブロック選択信号により制御される選択デバイス165により、グローバルビット線162に結合される。この信号は、選択されたNAND列をグローバルビット線に結合するブロック選択信号と考えることができる。選択されたNAND列の他方端は、VBSELDの電圧を有するノード170上で運ばれるブロック選択信号により制御される選択デバイス171により、共有されたバイアスノード172に結合される。この信号は、共有されたドレイン線に選択されたNAND列を結合するブロック選択信号と考えることができる。共有されたドレイン線172の電圧は、VDRAIN電圧として既知であり得る。
選択されたブロックのちょうど上方のブロック内にある別のNAND列(図示せず)もまた、任意の所定の時点にVUNBSEL電圧として既知の電圧を有するノード176上で伝達されるブロック選択信号により制御される選択デバイス173により、グローバルビット線162に結合され、この信号は、非選択ブロック選択信号と考えることができる。これらの2つの選択デバイス173および165は、好ましくはグローバルビット線コンタクトを共有する。
隣接するNAND列もまた、選択されたNAND列のちょうど右に示されている。上述のように、隣接するこのようなNAND列は、同じワード線を共有し、(すなわち、2つの異なるブロック選択信号により)同じグローバルビット線に結合されるが、共有された同じバイアスノード(すなわち「ドレイン」ノード)は共有しない。ここで、隣接するNAND列は、デバイス181、183、185、および187を含む。この隣接するNA
ND列の下側端部は、ノード170上で伝達され、かつ、ここでVBSELDと称されるブロック選択信号により制御される選択デバイス187により、グローバルビット線162に結合される。この隣接するNAND列の上側端部は、ノード164上で伝達されるブロック選択信号VBSELBにより制御される選択デバイス181により、共有されたバイアスノード174に結合される。共有されたドレイン線174の電圧は、VDADJ電圧として既知であり得、隣接するNAND列に対するドレイン電圧を表わす。
隣接するNAND列内のメモリセルデバイスには、簡単に言及しておかなければならない。なぜなら、そのさまざまな動作モードにおけるそれぞれのバイアス条件が重要であるためである。183と表示された2つのメモリセルデバイスは、通電ワード線166により駆動され、選択されていないメモリセルと呼ばれ得る(「U」と表示される)。別のメモリセルデバイス185は、選択されたワード線168により駆動され、半分が選択されたメモリセルと呼ばれ得る(「H」と表示される)。このような、選択されていないメモリセルおよび半分が選択されたメモリセルは、選択されたメモリブロックの全体における、他の選択されていないNAND列内に見受けられる。
図面の下半分には、さらに2つのNAND列も示されており、これらの列は、選択されたアレイブロックのちょうど下のブロック内に位置する。これらのNAND列は、いずれも選択されていない。両方のNAND列の一方端におけるブロック選択線176と、NAND列の他方端における他のブロック選択線180とは、非選択ブロック選択電圧VUNBSELにおいてバイアスがかけられている。選択されていないワード線178(選択されていないブロック内の複数のワード線を表わす)は、非選択ワード線電圧VWLUNSELにおいてバイアスがかけられている。選択されていない、共有されたドレインノード182が、バイアス電圧VDUNSELを有していることが示される。共有されたこのようなドレインノードは、2つの選択されていないブロックに応対する任意のこのようなドレインノードを表わす。
これらの2つの下側のNAND列は、選択されたブロックと同じレベル上の他の選択されていないブロック内にあるさまざまなノードおよびデバイスに印加されたバイアス電圧も表わす。この明細書に示す、或る特定の三次元アレイの実施例については、これらの2つの下側のNAND列が、アレイ内の選択されていないレベル上のすべてのブロック内にあるさまざまなノードおよびデバイスに印加されるバイアス電圧も表わす。
ブロック選択デバイス187および189は、グローバルビット線162へのコンタクトを共有する。同様に、共有されたバイアスノード(すなわちVDRAIN)のコンタクトもまた、共有されたコンタクトの対向する側にあるそれぞれのブロック選択デバイス(選択デバイス171および175等)により共有される。さらに、図3に示すように、同じブロック内の4つのNAND列は、各VDRAINコンタクトを共有する所定の層の上の8個のNAND列のすべてに対するこのようなVDRAINコンタクトを共有する(しかしながら、その各々はそれぞれのグローバルビット線に結合されている)。
読出動作
次に図5を参照すると、このアレイ構造に対する例示的な読出条件が示される。選択されたNAND列は、NAND列の両端に電圧を印加することによって読出され、確実に、両方のブロック選択デバイスにバイアスがかけられて電流を通すようにし、確実に、NAND列内の選択されていないメモリセルデバイスのすべてにバイアスがかけられて、そこに記憶されたデータ状態に関係なくその列を通って電流を通し、選択されたワード線にバイアスをかけ、それによって2つのデータ状態の1つのみに対し、NAND列を通って電流が流れるようにする。1つの適切な組の読出条件は、「グローバルビット線」のブロック選択線VBSELBを正の電源電圧VDD(たとえばVDDは、2.5から3.3ボルトの範囲
にあることが多い)に駆動することと、「ドレイン」ブロック選択線VBSELDを同じくVDDに駆動することとを含む。グローバルビット線162の電圧(すなわちVGBL)は約2ボルトであり、VDRAINは約2.5ボルトである。選択されたメモリセルのデータ状態は、グローバルビット線上の電圧バイアスを維持することと、センス回路190によりグローバルビット線上の電流を検知することとによって判定することができ、このセンス回路190は、グローバルビット線に直接結合され得るか、または、いくつかのグローバルビット線の間で共有され、そしてデコード回路により所望のグローバルビット線に結合され得るか、のいずれかである。適切な電圧制限ビット線センス回路は、現在、米国特許出願公開番号第US 2003/0021148 A1号に公開されている、ロイ E.ショイアライン(Roy E. Scheuerlein)による「ダイオード様の特徴を有するセルのメモリアレイに特に有用な、電流を検知する方法および装置(Current Sensing Method and Apparatus Particularly Useful for a Memory Array of Cells Having Diode-Like Characteristics)」に記載されている。
簡潔に図6を参照すると、選択されたブロック内のすべてのワード線は、約2ボルトに駆動されて、VGBL電圧とVDRAIN電圧との間の値を有する電圧まで、選択されたNAND列の中間ノード(すなわち、各デバイス間のソース/ドレイン領域)を充電する。次に、選択されたワード線は約1ボルトまで下げられ、それにより、消去される場合(すなわち、約−2ボルトのしきい値を有する場合)には、選択されたデバイス169を通って依然として電流が流れ、選択されたデバイス166がプログラミングされる場合(すなわち、約0ボルトのしきい値を有する場合)には、電流が流れることを防止する。
DADJ電圧は、好ましくは、VGBL電圧と実質的に同じ電圧まで駆動され、それにより、隣接するNAND列の両端にバイアス電圧が実質的に印加されない。その結果、そのブロック選択デバイス181および187がターンオンされた場合でも、隣接するNAND列を通ってグローバルビット線162上に電流が流れず、このことは、グローバルビット線162上の電流の検知を妨げる。隣接するNAND列内の中間ノードには、すべて約2ボルトのバイアスがかけられている。なぜなら、選択されたワード線168のみが2ボルトよりも低い電圧に置かれているためであり、メモリセルおよびブロック選択デバイスの各々が、約0ボルト以下のしきい値を有するためである。その結果、選択されていないデバイス183上の読出ディスターブ条件(すなわち、ゲートからソース/ドレインへのバイアス電圧)が実質的に0となり、半分が選択されたセル185に対する読出ディスターブ条件が、約−1ボルトとなる。選択されたNAND列を再び参照すると、選択されたNAND列内の中間ノードの各々に、2と2.5ボルトとの間の電圧でバイアスがかけられているため、「F」デバイス167における読出ディスターブ条件は、約0〜0.5であり、選択されたデバイス169における読出ディスターブバイアスは、約−1ボルトである。表1に、これらの読出ディスターブ条件と、メモリセルがこのような条件に晒される時間の相対的な長さとをまとめる。
Figure 2006512776
読出条件は、選択されたメモリセルデバイスの両端に印加された、極めて低いゲート−ソースバイアス電圧を有する。なぜなら、消去されたセルのしきい値電圧が、約−2ボルトにシフトされたためである。その結果、−1ボルトのゲート−ソース電圧が、消去状態に対してトランジスタを介した導通を生じるのに十分なものとなるが、プログラミング状態に対しては十分なものにならず、したがって、セルのデータ状態を識別することを可能にする。さらに、デプリーションモードの消去状態により、4つのメモリセルデバイス(すなわち、S、F、H、およびU)のすべては極めて低い読出ディスターブバイアスを有し得るが、選択されていない「U」デバイスにとっては、読出ディスターブバイアス電圧を実質的に有さないことが特に重要である。なぜなら、所定のメモリセルは、他の任意のバイアス条件よりも「U」デバイスとしてバイアスがかけられる、一層多くのサイクルに耐えなければならないためである。
選択されていないブロック内のNAND列は、それぞれのブロック選択デバイス、たとえばデバイス173および189を確実にオフのまま保つことにより、グローバルビット線から減結合される。同様に、選択されていないブロック内のNAND列は、それぞれのブロック選択デバイス、たとえばデバイス175を同様にオフのまま確実に保つことにより、VDRAINノードから減結合される。このことは、示されるように、VUNBSELを−1ボルト等の電圧に駆動することによって達成することができる。選択されていないブロック内のすべてのワード線178は、接地のVWLUNSEL電圧において、好都合にも維持され得る。
以下の表2に、上述の電圧の各々に対する適切な範囲をまとめる。
Figure 2006512776
プログラム動作
次に図7を参照すると、このアレイ構造についての例示的なプログラム条件が示される。選択されたNAND列内の選択されたメモリセルデバイス169は、選択されたメモリセルの両端に十分に高いプログラミング電圧(すなわち、ゲート−ソースからの)を印加することによってプログラミングされる。
このことは、ブロック選択デバイスを確実にターンオンしてグローバルビット線162からNAND列に低電圧を流し、選択されたワード線168に対して十分に高いプログラミング電圧を印加することによって達成され得る。通電ワード線は、グローバルビット線上の低電圧を、選択されたメモリセルデバイスに伝達するのに十分高い電圧まで駆動されるが、選択されたNAND列内の選択されていないメモリセルを誤ってプログラミングするほど高い電圧には駆動されない。グローバルビット線は、プログラミングを阻止するために、より一層高い電圧に置かれ得、それにより、選択されたメモリセルの両端に印加されたゲート−ソース電圧は、デバイスをプログラミングするのに必要な電圧よりも小さくなる。通電ワード線電圧は、また、選択されたメモリセルデバイスにビット線阻止電圧を伝達するほど十分に高くなるべきである。1つの適切な組のプログラム条件は、「グローバルビット線」ブロック選択線VBSELBを約6ボルトに駆動することと、「ドレイン」ブロック選択線VBSELDを約−1ボルトに駆動すること、したがって、ドレインブロック選択デバイス171をターンオフすることとを含む。VDRAINが共有されたバイアスノードは、好ましくは浮動状態に置かれる。グローバルビット線162の電圧(すなわちVGBL)は、プログラミングを行なうために約0ボルトに駆動され、プログラミングを阻止するために、約6ボルトの阻止電圧まで代替的に駆動される。通電ワード線電圧VWLPASSは約4ボルトであり、それにより、少なくともほとんどのビット線阻止電圧(すなわち、少なくとも約5ボルト)が、選択されたNAND列内の中間ノードに流され得る。グローバルビット線上の電圧は、ビット線ドライバ回路190によって駆動され得る。ビット線ドライバ回路190は、グローバルビット線に直接結合され得るか、または、いくつかのグローバルビット線の間で共有され、そしてデコード回路により所望のグローバルビット線に結合され得るか、のいずれかである。適切なドライバ回路およびデコード回路が当該技術で周知である。
図8を簡単に参照すると、選択されたブロック内のすべてのワード線は、VWLPASS電圧(約4ボルト等)に駆動されて、選択されたNAND列の中間ノードを少なくともビット線阻止電圧付近の電圧まで充電する。次に、選択ワード線電圧VWLを、たとえば約11ボルトのワード線プログラミング電圧まで上昇させる。VGBLが0の場合、選択されたメモリセルデバイス169の両端に、実質的に11ボルトが印加される。代替的に、VGBLがたとえば約6ボルトの阻止電圧まで駆動される場合、選択されたメモリセルデバイス169の両端に5ボルトしか印加されず、プログラミングが生じない。選択されたワード線から、選択されたワード線付近のソース/ドレインノードに何らかの結合が生じ得、阻止中にわずかに小さなバイアス電圧が生じる。代替的に、ワード線は、阻止プログラミング電圧を上回る電圧に駆動され得、すべてのグローバルビット線およびVDADJは、阻止プログラミング電圧においてバイアスをかけられて、NAND列内のドレインに完全な阻止電圧を流す。次に、選択されたワード線は、そのプログラミング電圧まで上方に駆動され得、通電ワード線は、選択されたグローバルビット線が接地される前に、通電ワード線電圧まで下げられ得る。これにより、より複雑な動作を犠牲にして、ディスターブの防止が達成される。
DADJ電圧は、好ましくは、ビット線阻止電圧と実質的に同じ電圧に駆動され、それにより、隣接するNAND列には、選択されたNAND列に関して上で述べたように、同様の阻止条件でバイアスがかけられる。隣接するNAND列内の中間ノードにはすべて、少なくとも約5ボルトでバイアスがかけられる。なぜなら、各メモリセルが、約0ボルト以下のしきい値電圧を有するためである。その結果、選択されていないデバイス183上のプログラムディスターブ条件は、(所定のデバイスに対する厳密なS/D電圧に依存して)ほぼ−1ボルトからゼロの範囲となり、半分が選択されたセル185に対するプログラムディスターブ条件は、約5〜6ボルトとなる。選択されたNAND列を再び参照すると、「F」デバイス167上のプログラムディスターブ条件は、約4ボルト(VWLPASS電圧)である。表3に、これらのプログラムディスターブ条件と、メモリセルがこのような条件に晒される時間の相対的な長さとをまとめる。プログラミング時間(すなわち、VWLが、たとえば11ボルトのワード線プログラミング電圧に駆動される時間期間)は、1から数十マイクロ秒の範囲内に入り得る。
Figure 2006512776
選択されたNAND列のドレイン端部のブロック選択デバイス171は、プログラミング中にターンオフされて、選択されたNAND列を介した漏れ経路が生じるのを回避する。この選択されたNAND列は、VDRAIN(ノード172)をデータに依存した状態に置く。或る列はVDRAINをハイにし、また或る列はVDRAINをローにし、明らかに電力を浪費して潜在的に回路の動作を妨げる。
ブロック選択デバイス171および187は、わずかに負のゲート電圧により(たとえば約−1ボルトのVBSELD電圧により)オフにならなければならず、デバイスのS/Dは、少なくとも隣接する列において、および選択されたグローバルビット線のいくつかにお
いて、約6ボルトになる。これにより、約−7ボルトのゲート−ソースの部分的な消去バイアスが、ブロック選択デバイス上に置かれる。これらのブロック選択デバイスが、セルと同じプロセスステップにより形成されている場合、これらのブロック選択デバイスは、選択されたメモリセルのプログラミング中に印加されたこのバイアス電圧によって部分的に「消去」され得、このことは、多数のプログラムサイクルの後に、ブロック選択デバイスのVTを負の領域までゆっくりと減少させる。このようなしきい値電圧は、単に約−1ボルトのVBSELD電圧によってブロック選択デバイスがターンオフされることを防ぐ。
ブロック選択デバイスから電荷蓄積誘電体層(窒化物等)を除去するための追加の処理を用いることができるが、このことは、半導体プロセスに複雑さを加える。代替的に、各プログラムサイクルの終了時にプログラミング後のバイアス条件を追加することが好ましく、影響を受けたブロック選択デバイスは、わずかな量「プログラミング」されて、そのVTを、その最大値、たとえば約0ボルトまで戻す。このことは、選択されたブロック内のすべてのワード線(VWLおよびVWLPASS)を再び接地(0ボルト)に戻し、VGBLおよびVDRAINを接地し、そしてVBSELDを短時間、プログラミング電圧(約10〜11ボルト等)に駆動することによって達成され得る。便宜上、両方のブロック選択信号をプログラミング電圧に駆動することができる。なぜなら、ブロック選択デバイスのしきい値をオーバープログラミングする心配がほとんどないためである。以下に説明する例示的なSONOSプロセスについては、消去時間がプログラミング時間よりもはるかに長く、それにより、相対的に短い「ブロック選択VT調節プログラム時間」でさえも、そのVTが確実にその最大値にとどまるのに十分なものとなる。このようなブロック選択VT調節に対する例示的な時間期間は、約1μsである。
以下の表4に、上述の電圧の各々に対する適切な範囲をまとめる。
Figure 2006512776
消去動作
次に図9を参照すると、このアレイ構造についての例示的な消去条件が示される。選択されたブロック内のすべてのメモリセルは、各メモリセルトランジスタの両端に、十分に高い大きさの負のゲート−ソース電圧を印加することによって消去される。1つの適切な組の読出条件は、メモリアレイの実質的に全体を、たとえば10ボルトのVEE電圧に駆
動することを含む。特に、選択されたブロックに対し、グローバルビット線電圧VGBL、ブロック選択線VBSELBおよびVBSELDの両方、ならびに共有されたバイアスノードVDRAINおよびVDADJの両方はすべて、消去電圧まで駆動される。選択されていないブロックにおいて、ワード線VWLUNSEL、ブロック選択線VUNBSEL、および共有されたドレインノードVDUNSELもまた、すべてが消去電圧まで駆動される。次に、選択ブロック内の中間ノードがグローバルビット線および共有されたドレインノード上で伝達される実質的な消去電圧まで充電される時間を取ってから、選択されたブロック内のワード線は(図10に示すように)接地に置かれ、したがって、ブロック内の各メモリセルの両端に消去バイアスを印加する。メモリセルの消去がプログラミングに比べていくぶんゆっくりと進行し得るため、消去条件の時間は、数十ミリ秒までの消去時間にわたって有利にも保持され得る。
VEEとして示される消去電圧は、消去の開始時に初期の消去電圧に設定されることが好ましいが、その後、消去サイクルの期間にわたって最終的な消去電圧までゆっくりと下がる。これにより、単一の値に消去電圧を保持するよりも(ポリシリコンゲートに最も近い「阻止酸化物」を介した電荷漏れを減らすことによって)、より完全なメモリセルの消去を提供する。アレイ用のサポート回路は、内部で生成されたVEE信号に、説明されたさまざまな信号を結合するように配置され得、このVEE信号は次に、図10に示す、制御されたパルス形状を達成するように制御される。VEEパルスの立下がり端は、好ましくは、ちょうど消去された選択ブロックのNAND列内のさまざまな中間のノード立下がり速度以下の速度で立下がるように制御され、このことは、セルを介した漏れ電流によって判定される。代替的に、選択されたブロックのワード線は、VEE電圧に戻され得、次に、アレイ全体がVEEパルスの立下がり端によって接地に戻され得る。
上記の説明では、消去のために一度に1つのブロックが選択されることが想定されているが、アレイの同じレベルまたは異なるレベル上に配置されているかに関係なく、2つ以上のこのようなブロックが同時に消去されてよいことが明らかである。
以下の表5に、上述の電圧の各々に対する適切な範囲をまとめる。
Figure 2006512776
次に図11を参照すると、上述のアレイ構成を用いる3次元メモリアレイの実施例が示される。8つのメモリレベルの各々の上にそれぞれのNAND列が示され、各々は、実質
的に垂直に、互いにアライメントされていることが示される。各NAND列は、たとえば、16個の直列接続されたメモリセルトランジスタと、各端部においてそれぞれのブロック選択トランジスタとを含む。8個のNAND列のすべては、同じグローバルビット線162を共有し、「ジア(zia)」234(この名称は、2つ以上のレベルをz方向に接続する積層型のビア構造を示唆する)により接続されている。図3に示すように、グローバルビット線のジア234の反対側の8個のNAND列もまた、グローバルビット線162により共有され、それによって(この実施例では)全部で16個のNAND列が1つのジアにより1本のグローバルビット線により応対される。ジア234は、好ましくは、メモリアレイよりも下方の配線層上の配線に接続され、この図面ではR3と表示される。
同様に、8個のNAND列のすべては、同じVDRAINノード172(すなわち、共有された同じバイアスノード)を共有しており、メモリアレイより上方の配線層上の相互接続線に好ましくは接続されかつ図面においてTOP METALと表示されたジア236により、すべてが接続される。以前に述べたように、VDRAINノードは、たとえば隣接する4個のNAND列により、1つのメモリレベル内で横方向にも共有され得、図11に示す単に8個のブロック選択デバイスではなく、ジア236の右側に接続された32個のブロック選択デバイスを生じる。1つのジア236につき32個のブロック選択デバイスへの接続により、このようなVDRAINジアは、「マスト(mast)」とも呼ばれ得る。
グローバルビット線およびVDRAINノードに対する、共有された垂直な接続とは対照的に、2つのブロック選択制御信号の各々と、各レベル上の複数のワード線の各々とは、そのレベルに固有であることが好ましく、したがって、各レベルを個々に選択することが可能になる。上述のように、選択されていないレベル内のブロックに対するさまざまなバイアス条件は、選択されたレベル内の選択されていないブロックに対するものと同じである。各ワード線は、ジアにより、アレイより下方の配線層に垂直に経路指定されている。このジアは、同一レベル上の他のワード線に電気的に接続されておらず、かつ、他のレベル上のワード線によって共有されていない。しかしながら、以下に述べるように、このようなワード線ジアの一実施例は、介在するメモリレベル上のワード線の、小さく犠牲的な特徴に物理的に接触して、すべてのメモリレベル全体におけるジア形成の整合性を高める。ただ1つのメモリレベル上のワード線を選択することにより、プログラミングまたは読出用に最小数のブロックにバイアスをかけることができ、したがって、ディスターブ時間を短縮する。ディスターブ時間を制限したいという要望により制約を受けていない場合、2つ以上のレベル上のワード線間においてワード線ジアを共有すること(たとえば、アレイの2つのレベル上の類似したワード線間で共有すること)により、いくつかの領域を節約することができる。同様に、ブロック選択線もまた、アレイの2つ以上のレベルによって共有され得る。
製造プロセス
次に図12Aおよび図12Bを参照すると、フロー図が、上述のメモリレベルを形成するための例示的なプロセスを示す。このようなフロー図は、3次元メモリアレイ用の複数のメモリレベルを形成するために繰返し使用され得るか、または、単一のメモリレベルを形成するために一度使用され得る。他の多くの変形例が考えられ、示されたこのフロー図は、この発明のさまざまな特徴および利点を指し示すための例示的なものである。
ステップ262に示すように、出発材料上にメモリレベルが形成される。この出発材料は、基板の上方に形成された複数のより低いレベルの配線層上に形成される配線の相互接続および回路を含むように既に処理された半導体ウェハを含み得るか、または、この明細書に記載するメモリアレイのレベルを有する、既に処理されたこのような基板を含み得る。ステップ264において、相対的に厚い酸化物が、成長、堆積、または他の適切な方法
により形成され、メモリレベルとその下の構造との間に誘電体分離層を設ける。このような誘電体層は、50nmから数ミクロンの範囲の厚さを有し得る。
集合的なステップ286は、誘電体層の上面上に複数のチャネルストライプを形成するように呼出され得る。含まれる個々のステップは、ステップ266において、しばしばα−Si層として公知のアモルファスシリコン層を堆積するステップを含む。代替的に、多結晶シリコン層が堆積されてよい。このようなシリコン層は、好ましくは、NチャネルSONOSデバイスを構築するのに適した、低濃度ドープされたp型ポリシリコンであり、5nmから200nmの範囲の厚さに形成される。シリコン層は、好ましくは、堆積プロセス中に現場でドープされて、堆積時に活性化されたドーパントを生じる。さらに、現場でドープすることにより、チャネル領域の背景濃度を設定するための別個の注入ステップが必要ではなくなり、したがって、製造コストを潜在的に下げる。代替的に、シリコン層をドープせずに堆積し、注入することができる。シリコン層は、好ましくは非晶質状態で堆積され、結晶化を単に行なうための特定のステップを必要とせずに、以降の熱処理のステップ中に多結晶化される。
ステップ268では、α−Si層が任意に注入されて、NAND列内のメモリセルデバイスおよびブロック選択デバイスの、結果的に得られるしきい値電圧を調節する。いくつかの好ましい実施例において、これらのデバイスは、約−2から−3ボルトのデプリーションモードのしきい値電圧まで注入される。低速度のデフューザであり、好ましくはアンチモンまたは砒素であるデプリーションモードの注入物は、セルデバイスのUV消去(すなわち、窒化物内にトラップされた最小電荷量)VTをデプリーションモードにシフトするように注入される。
ステップ270では、フォトレジスト層が堆積されて、所望のチャネルストライプに対応するフォトレジストの特徴を規定するためのチャネルマスクを用いて露光される。次に、ステップ272において、好ましくは異方性エッチングを用いてα−Si層がエッチングされて、チャネルストライプを形成し、ステップ274で残存するフォトレジストが除去される。結果的に得られた構造を図17に示す。図17は、下にある基板372、誘電体層(酸化物)374、および酸化物374の上面上に形成された2つのα−Siチャネルストライプ376を示す。
次に、ステップ276において、電荷蓄積誘電体層、たとえばONO誘電体スタックが、チャネルストライプ376上に形成される。好ましくは、ONOスタックは、チャネルストライプ376の側面上に加え、上面上にも形成され、また、チャネルストライプ376間で露出する酸化物374の上面上にも形成される。図13を簡単に参照すると、ONOスタックは、好ましくは、1.5から3.5nmの範囲の厚さを有する第1の酸化物層を(ステップ330において)形成することによって形成され得る。任意のいくつかの技術、たとえば、純粋な酸素環境、または窒素で希釈された酸素環境における急速熱酸化(Rapid Thermal Oxidation(RTO))を用いることができる。この第1の酸化物を形成するために、炉における熱酸化を用いてもよい。別の代替例として、現在、米国特許出願公開番号第US 2003/0155582 A1号として公開されている「集積回路用のゲート誘電体構造およびこのようなゲート誘電体構造を製造および使用するための方法(Gate Dielectric Structures for Integrated Circuits and Methods for Making and Using Such Gate Dielectric Structures)」と題された出願において、マイトレイー・マハジャニ(Maitreyee Mahajani)他により説明されている、現場において蒸気により生成される酸化物(In-Situ Steam Generated Oxide)(ISG)が形成されてよい。
ONOスタックの形成を続ける際に、好ましくは2.0から20.0nmの範囲の厚さを有する窒化物層が(ステップ332において)次に形成される。任意のいくつかの技術
、たとえば低圧化学的気相成長(Low Pressure Chemical Vapor Deposition(LPCVD))プロセスを用いて、化学量論的な窒化シリコンを堆積することができる。窒化物層ではなくオキシナイトライド層を形成することもできる。
ONAスタックの形成を続ける際に、好ましくは2.0から20.0nmの範囲の厚さを有する上部または「阻止」酸化物層が(ステップ334において)次に形成される。任意のいくつかの技術を用いてよく、好ましくはHTOプロセスが用いられる。
再び図12Aおよび図12Bを参照すると、ステップ276におけるONO層の形成後に、集合的なステップ288によってワード線ストライプが次に形成される。個々のステップは、ステップ278においてゲート材料層を堆積するステップを含む。このような層は、好ましくは、以下により詳細に説明するように、ゲート材料層の少なくとも底部において、高濃度ドープされたp型(すなわちP+)ポリシリコンを含む。
ステップ280において、フォトレジスト層が堆積され、所望のワード線ストライプに対応するフォトレジストの特徴を規定するためのワード線マスクを用いて露光される。次に、ステップ282において、好ましくは異方性エッチングを用いてゲート材料層がエッチングされてワード線ストライプを形成し、残存するフォトレジストがステップ284において除去される。結果的に得られた構造を図18に示す。図18は、下にある基板372、誘電体層(酸化物)374、および酸化物374の上面上に形成されたα−Siチャネルストライプ376を示す。酸化物374の上面上、ならびにチャネルストライプ376の上面および側面上に、複合ONO層378が示される。ワード線ストライプ380は、下にあるチャネルストライプ376上を昇るのに伴い、ONO層の上面に等角に続くことも示されている。
図14を簡単に参照すると、適切なゲート材料層が、ポリシリコン/シリサイド/ポリシリコンのスタックとして形成され得る。最初に、別個の注入動作を必要とせずに堆積時に活性化したドーパントを生じるために、好ましくは堆積プロセス中に現場でのドーピングを行なうことにより、高濃度ドープされたポリシリコンの層が形成される。代替的に、ポリシリコン層は、ドープされずに堆積されて注入され得る。結果的に得られるSONOSデバイスに対し、p型のゲート層が、改善された消去特性を生じる(すなわち、消去中にゲートからの電子注入が少なくなる)と考えられているが、代替的にN+ポリシリコンを用いてよい。ゲートのドーピング濃度は、好ましくは1020〜1021原子/cm3の範囲内である。
ステップ342において、チタンの層が堆積され、その後、窒化チタン層が続き、後のRTAプロセス(ステップ344)中にポリシリコン層の上部上に低抵抗のチタンシリサイド層を形成する。このようなRTAは、好ましくは700〜850℃の範囲の温度で実施される。最後のポリシリコン層が最後にTiN層上に堆積されて、ゲート材料層の積層またはスタックを形成する。以前と同様に、P+ポリシリコンが好まれるが、N+ポリシリコンを用いてもよい。
図16を簡単に参照すると、ゲート材料層は、当該技術で周知のように、たとえば、P+(またはN+)ポリシリコンを堆積するステップ(ステップ350)と、チタンまたはコバルト等の金属を堆積するステップ(ステップ352)と、次に、第1のRTA動作(ステップ354)および第2のRTA動作(ステップ356)において金属のシリサイドを形成するステップとによっても形成され得る。
次に、これらのゲート材料層のいずれかが、上述のようにマスクされてエッチングされ、ONO層およびチャネルストライプ上に複数のワード線ストライプを形成することがで
きる。以下に説明するように、ワード線ストライプは、ゲートエッチングの前にシリサイド層を形成するのではなく、サリサイド法を用いて低抵抗のワード線を形成することによっても形成され得る。
再び図12Aおよび図12Bを参照すると、ワード線ストライプの形成後に、フロー図は、ワード線ストライプ間のチャネルストリップの露出した部分にあるチャネルストライプにソース/ドレイン領域を形成することにより継続する。このようなソース/ドレイン領域は、集合的なステップ318により形成され得、この集合的なステップ318は、N−領域を注入するステップ(ステップ290)と、スペーサを形成するステップ(ステップ292および294)と、N+ソース/ドレイン領域を注入するステップ(ステップ296)とを含み得る。N+ソース/ドレインの注入条件(および、より一層狭い範囲で、低濃度ドープされたソース/ドレインの注入条件)は、ソース/ドレイン領域の所望のドーピングおよび接合深さを得るように選択されるべきであるが、ポリシリコンゲート構造の少なくとも底部を、P+でドープされた(すなわち、ONO界面で依然としてP+ドープされた)状態にすべきである。いくつかの実施例において、シリサイド層は、ステップ298においてワード線ストライプ上に形成され得、ソース/ドレイン領域上にも形成され得る。図16を簡単に参照すると、自己整合型シリサイド(すなわちサリサイド)は、チタンまたはコバルト等の金属を堆積するステップ(ステップ362)と、次に、第1のRTA動作において金属のシリサイドを形成するステップ(ステップ364)と、ウェットエッチングにより未反応の金属を除去するステップ(ステップ366)と、その後に続く第2のRTA動作(ステップ368)とにより、当該技術で周知のように形成され得る。
再び図12Aおよび図12Bを参照すると、ワード線ストライプ間のチャネルストライプの露出した部分内にソース/ドレイン領域を形成した後、ブロック選択トランジスタおよびメモリセルトランジスタの形成は実質的に完了しているが、電気的な接続の形成がまだ残っている。酸化物層等のレベル間誘電体層がステップ300において堆積され、ステップ302において化学的機械的研磨(CMP)により平坦化される。一実施例における、結果的に得られた構造を図19に示す。図19は、チャネルストライプ376に沿って長手方向に「切断」された断面図を示す。3つのワード線ストライプ(380等)が側壁スペーサ391を有していることが示される。各トランジスタは、各スペーサ391の下方に形成された、低濃度ドープされた浅いソース/ドレイン領域390を含み、高濃度ドープされたN+ソース/ドレイン領域392は、各ワード線ストライプ間に形成される。この図面において、各ワード線ストライプ380は、下側のポリシリコン層392と、シリサイド層396と、上側のポリシリコン層398とを含むポリ/シリサイド/ポリのスタックとして示される。ワード線ストライプ(すなわちゲート)とトランジスタチャネル376との間にONO層378が示される。ONO層は一般に、側壁スペーサの形成時にソース/ドレイン領域392上で除去されるが、ソース/ドレイン領域上に残存するONOは無害である。また、レベル間誘電体層400が、ワード線ストライプ間の領域を充填してワード線ストライプを被覆していることも示される。代替的な方法では、低濃度ドープされたソース/ドレイン領域390が存在しないことが考えられ、より高濃度ドープされたN+ソース/ドレイン領域392のみが実際に存在する(そして、意図的に外側に拡散されて、ポリシリコンゲートの、より縁部付近に入る)。さらに別の代替的な方法では、側壁スペーサ391および低濃度ドープされたソース/ドレイン領域390が存在しないことが考えられ、高濃度ドープされたN+ソース/ドレイン領域392のみが存在する。さらに、N+領域392は、チャネルストライプ376を完全に通ってチャネルストライプ376の底部に到達するように形成され得る。
別の実施例において、結果的に得られた構造を図20に示す。図20も同様に、チャネルストライプ376に沿って長手方向に「切断」された断面図を示す。3つのワード線ス
トライプ(380等)が側壁スペーサ391を有していることが示される。各トランジスタは、各スペーサ391の下方に形成された、低濃度ドープされた浅いソース/ドレイン領域390と、各ワード線ストライプ間の「露出した」領域内のチャネルストライプに形成された、高濃度ドープされたN+ソース/ドレイン領域392とを含む。この図面において、各ワード線ストライプ380は、ポリシリコン層394およびシリサイド層412を含む、シリサイド化されたポリシリコン線として示される。ONO層378は、ゲートストライプの下に示される。ONO層は、側壁スペーサの形成によりソース/ドレイン領域392上で除去され、シリサイド層414が各ソース/ドレイン領域392の表面上に形成される。
次に図21を参照すると、別の実施例が示され、チャネルストライプ376の全体を通って形成された、高濃度ドープされたソース/ドレイン領域422を示す。しきい値注入層424が、ゲート(すなわち、ワード線ストライプ)下のONA層378の真下に示される。このような注入層424は、完全に消去されたしきい値電圧を、−2から−3ボルトの一般的な値に設定するためにチャネルストライプ内に行なわれたデプリーションモードの注入から生じ得る。ここでもまた、レベル間誘電体層400が示され、より低い次のメモリレベルのためのワード線ストライプ426から、示されたメモリレベルを分離する、別のレベル間誘電体層374も示される。以降の図面に示される2つの断面図が、参照しやすいようにこの図面に記載されており、一方は、メモリセルのトランジスタチャネル領域内のチャネルストライプを横切って切断されており(図22)、他方は、ソース/ドレイン領域422内のチャネルストライプを横切って切断されている(図23)。
図22は、図20に示す構造の、ワード線ストライプ394に沿って長手方向に「切断」された断面図を示す。3つのチャネルストライプ(440、442等)が示され、各々は、チャネルストライプ376の上部に形成されたしきい値注入層424と、チャネルストライプの下部に残存するP−ドープされた領域とを有する。ONO層378は、チャネルストライプの垂直な縁部上、ならびにチャネルストライプおよびレベル間誘電体層374の上面上に等角に配置されていることが示される。ワード線ストライプ394もまた、ONO層378上に等角に形成されていることが好ましい。ONO層およびワード線ストライプを同様に各チャネルストライプの両側に配置することにより、トランジスタの電気的な有効幅は、チャネルストライプの水平方向の寸法よりも大きくなり、デバイスは、デバイスの両端の所定の電圧降下に対し、より多くの電流を導通させることができる。しかしながら、企図される他の実施例では、誘電体材料がチャネルストライプ間の空間を充填することができ、したがって、ゲートストライプは、チャネルストライプの上面上にのみトランジスタを形成する。たとえば、誘電体を堆積してチャネルストライプ間の空間を充填した後、化学的機械的研磨(CMP)等により平坦化することができる。次に、この平坦化された表面上にONO層を形成して、このONO層の表面上にゲートストライプを形成することができる。
再び図12Aおよび図12Bを参照すると、レベル間誘電体層の形成後に、下にあるチャネルストライプとワード線ストライプとに対する電気的接続が形成される。次に、集合的なステップ320を用いて、レベル間誘電体層内に、充填されたビア(この明細書では、時として「ジア」と呼ぶ)を形成して、メモリレベルのチャネルストライプおよびワード線ストライプに接続することができる。ステップ304では、フォトレジスト層が堆積され、所望のジア開口部に対応するフォトレジストの特徴を規定するためのジアマスクを用いて露光される。次に、好ましくは異方性エッチングを用いて、レベル間誘電体400をステップ306でエッチングする。ジアのエッチングは、好ましくは下方に向かい、好ましくはチャネルストライプ(すなわちシリコン)およびワード線ストライプ(すなわち、シリコンまたはシリサイド)上で止まり、残存するフォトレジストをステップ308で除去する。「充填物の注入」が開口部内に行なわれ、下にある構造物への低抵抗の接触を
確保し(ステップ310)、その後しばしば、TiN等の接着層の材料の堆積が続く。次に、タングステン等の充填金属が堆積されて、開口部を充填する(ステップ312)。結果的に得られた構造を研磨して(ステップ314)、レベル間誘電体層400の上面と同一平面上にある上面を有するジア充填物を形成する。結果的に得られる構造物を、以降の図面を参照して以下に説明する。ステップ316では、上述のように、次のメモリレベルのためのα−Si層が形成され得る。
上述の構造を製造するのに特に適した例示的なプロセスの仕様を以下の表6に示す。
Figure 2006512776
ジアは、ただ1つのメモリレベルに関連付けられたレベル間誘電体層を通って形成されて、そのメモリレベル内のチャネルストライプおよびワード線ストライプに接触し得る。このような流れは、各メモリレベルに対して別個のジアマスクを必要する。別の実施例において、ジアは、2つ以上のメモリレベル上の構造物に同時に接触するように形成され得るため、必要とされるジアのマスキング動作が少なくなる。
次に図24を参照すると、マルチレベルのジア構造500の断面図が示される。1つのジア510が形成されて、レベル3(CH3)上のチャネル列502への接続を形成し、レベル4(CH4)上のチャネル列504およびチャネル列506への接続を形成し、レベル5(CH5)上のチャネル列508への接続を形成する。CH4とCH5との間のレベル間誘電体層を通った開口部と、CH4とCH3との間のレベル間誘電体層を通ったより狭い開口部は、1回のエッチング動作を用いて形成され得る。同様に、他の動作、たとえば充填物の注入、接着層の堆積、およびタングステン等の金属によるジアの充填を一度行なってもよく、2つだけではなく3つのレベル間に接続を形成することもできる。
次に図25を参照すると、このジア510に対して用いられ得るレイアウトが示される。ジア510はCH3の特徴502と部分的に重複しているように見える(したがって、従来のビアの封止の規則に反しているように見える)が、2つのCH4の特徴504と506との間に存在するジアの特徴510の一部のみが実際に下方にエッチングされて、CH3の特徴502に到達する。このジアの構造は、純粋な積層型ビアの構造よりもいくぶん大きいが、各メモリレベルにおいて別個の充填されたビアを形成する純粋な積層型ビアのプロセスよりも、マスクおよび処理のステップの数を大いに減らす。
図3を簡単に再び参照すると、NAND列のインタリーブされた配置を示す概略図が示
される。4つのNAND列の群は、各NAND列の一方端においてVDRAIN接続を共有し、各NAND列の他方端において、それぞれのグローバルビット線への個々の接続を形成する。グローバルビット線への各コンタクトは、2つのNAND列によっても共有される。次に図26を参照すると、この概略図に対応する例示的なレイアウトが示される。さまざまなジアとともに、さまざまなチャネルストライプの特徴のレイアウトが示されるが、ブロック選択線およびワード線はいずれも示されていない(図示される場合、それらはこの図面の中央部の点線の部分内を垂直に延びる)。このレイアウトは、三次元アレイの8つのすべてのレベル上のチャネル列を表わすものとして観察され得る。しかしながら、説明のために、このレイアウトは、図24との整合性を得るために3つのチャネルレベルを指し示すように表示されている。たとえば、520と表示されたチャネル列の特徴の網掛け部分は、図24に示すCH3の特徴502に対応する。526および528と表示されたチャネル列の特徴の網掛け部分は、CH4の特徴504および506に対応し、522と表示されたチャネル列の特徴の網掛け部分は、CH5の特徴508に対応する。レイアウトの特徴524は、特徴530と同様に、ジア510に対応する。共有されたVDRAINの「マスト」532は、CH3、CH4、およびCH5のレベルへの接続も形成する。認識され得るように、示された構造は、複数のレベル上のNAND列への、共有された極めてコンパクトな垂直方向の接続を設け、このことは、NAND列が実際に短い場合にアレイの効率を保つ際に重要である。
次に図27を参照すると、8レベルのメモリアレイの断面図が示され、マルチレベルのジアZIA1、ZIA2、およびZIA3が8つのすべてのレベルを介した垂直方向の接続を形成していることを示す。たとえば、(第1のZIA1のレベルの)ジア552は、CH1、CH2、およびCH3のレベル上の共有されたVDRAINノードへの接続を形成する。ジア554は、CH1、CH2、およびCH3のレベルへの接続を形成して、共有されたグローバルビット線コンタクトを形成し、より低いレベルの経路指定層R3上に配置された相互接続線572への接続もさらに形成する。この経路指定層R3は、グローバルビット線に対するセンスおよびドライバ回路に(たとえば、ビア574を介して、より低いレベルの相互接続層に)経路指定される。ジア556は、X1X2レベル(ワード線およびブロック選択線を形成するゲートレベル)への接続を形成して、ワード線のレベルから、経路指定層R3上に配置された相互接続線576への接続を形成する。この経路指定層R3は、ワード線用のドライバ回路にビア578を介して経路指定され、さらに低いレベルの相互接続層に経路指定される。
ジア552、558、および564は、図11に示すように、8つのすべてのメモリレベルに対し、共有されたVDRAINの「マスト」236をまとまって形成し、好ましくはワード線と平行に経路指定される上部金属相互接続線570への接続を設ける。ジア554、560、および566は、図11に同じく示されるように、8つのすべてのメモリレベルに対し、垂直方向のグローバルビット線コンタクト234をまとまって形成する。ジア556、562、および568は、Xレベル(X4等)からR3相互接続層への垂直方向の接続を設ける。上述のように、さまざまなレベルに対するワード線およびブロック選択線は、共有されたドレインおよび共有されたグローバルビット線の接続のように垂直方向に接続されず、むしろ、各ワード線およびブロック選択線が、(論理的な意味において)個々にR3相互接続線に接続される。しかしながら、物理的な意味において、各Xレベル上の小さなレイアウトの特徴を用いて、図27に示すジア構造を達成し、より均一なプロセスフローを提供することが好ましい。
表面580は、ジア556の上面を示し、ジア556は次のジア562により直接接触される。代替的に、CH3の特徴がこの領域に配置され得、それにより、ジア562に対する孔部を形成するエッチング動作は、タングステンの特徴(すなわちジア556)を露出せずに、シリコンの特徴上で停止し得る。CH3の特徴を介したこのような直列接続は
、ジアのスタックの抵抗に著しく影響を及ぼすとは考えられていない。同様に、CH6の特徴が、各ZIA3の特徴の底部に含まれ得、X層への接続を形成する。これを行なうことにより、すべてのZIA2およびZIA3のジアは、同じCH6レベル上で停止するように処理され得る。
次に図28を参照すると、マルチレベルのジアの概念は、同時に接続されたさらなる数のレベルへと容易に拡張され得る。1つのジア599が形成されて、CH3レベル上のチャネル列592への接続を形成し、CH4レベル上のチャネル列594およびチャネル列595への接続を形成し、CH5レベル上のチャネル列596およびチャネル列597への接続を形成し、CH6レベル上のチャネル列598への接続を形成する。CH6とCH5との間のレベル間誘電体層を通った開口部、CH5とCH4との間のレベル間誘電体層を通ったより狭い開口部、およびCH4とCH3との間のレベル間誘電体層を通ったより一層狭い開口部は、1回のエッチング動作を用いてすべて形成され得る。
次に図29を参照すると、別のマルチレベルのZIA構造の断面図が示される。1つの「煙突様の」ジア619が形成され、CH3レベル上のチャネル列612への接続を形成し、CH4レベル上のチャネル列614およびチャネル列615への接続を形成し、CH5レベル上のチャネル列616およびチャネル列617への接続を形成し、CH6レベル上のチャネル列618への接続を形成する。この例において、さまざまなレベル間誘電体層を通って形成された開口部の側壁は、実質的に垂直であり、CH4およびCH5の特徴の垂直な「端部」のほとんどに対し、充填されたジアによって電気的な接続が設けられる。このような煙突様のジアは、レイアウト面積を縮小する。なぜなら、各レベルを通った開口部がより均一となり、必要とされるマスキングのステップ数を減らし得るためである。このようなジアは、ジアのエッチングが、好ましくは相対的に薄い中間のチャネルストライプを完全にエッチングしてしまわないようにするためにも有用であり得る。コンタクトの抵抗は、他のビアまたはジア構造よりも大きいことが考えられるが、このような煙突様のジアは、NAND列をグローバルビット線に接続するために有利にも使用され得る。なぜなら、NAND列を流れる電流が極めて低いことが多いためである。
このようなジア610を利用した例示的なレイアウトを図30に示す。この例において、2つの隣接するNAND列は、VDRAIN接続636を共有する。共有されたグローバルビット線のジア634は、一致して描かれたいくつかのチャネル列632間に垂直な接続を形成する。このようないくつかのジア634を用いて、多数のメモリレベル上のチャネル列への接続を設けることができる。
さらに別の実施例
この明細書で用いられているように、直列接続されたNAND列は、直列に接続されかつ隣接するデバイス間においてソース/ドレインの拡散部を共有する複数のデバイスを含む。この明細書で用いられているように、メモリアレイは、メモリレベルが基板内に形成されるか、または基板の上方に形成される二次元(平面の)メモリアレイであり得る。基板は、メモリアレイ用のサポート回路を含み得るもの等の単結晶基板であり得るか、または、メモリアレイ用のサポート回路を必ずしも含む必要のない、別の種類の基板であり得る。たとえば、この発明の或る実施例は、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)構造を用いて実現され得、また或る実施例は、シリコン・オン・サファイア(SOS)構造を用いて実現され得る。代替的に、メモリアレイは、メモリセルの2つ以上の面(すなわち、2つ以上のメモリレベル)を有する三次元アレイであり得る。メモリレベルは、メモリアレイ用のサポート回路を含む基板の上方に形成され得る。
この発明は、多種多様なメモリアレイ構成の任意のものとの有利な併用が企図されており、このようなメモリアレイ構成は、従来の単一レベルメモリアレイおよびマルチレベル
(すなわち三次元)メモリアレイの両方を含み、特に、極めて高密度のX線またはY線のピッチ要件を有するものを含む。さらにこの発明は、メモリセルとして可変コンダクタンススイッチデバイスを用いる、直列接続されたNAND列を有するメモリアレイに適用可能であると考えられており、電荷蓄積誘電体を組込んだメモリセルに限定されない。このような可変コンダクタンススイッチデバイスは、2つの端子間のコンダクタンスが変更可能であって第3の端子または制御端子上の信号によって「切換え」または制御される3端子デバイスであり、第3の端子または制御端子は一般に、ワード線(または実施例によってはブロック選択線)に接続される。コンダクタンスは、製造中に(たとえば、マスキング層を用いた選択的なイオン注入により)変更され得、または、製造後に(すなわち、たとえば、トンネル電流を用いたプログラミングにより、およびホットエレクトロン電流を用いたプログラミングにより)変更され得る。可変コンダクタンスは、可変しきい値電圧として現れることが多いが、技術によっては、可変の相互コンダクタンスとして現れ得る。
一例として、読出専用メモリ(ROM)が、NAND列内に配置されたメモリセルトランジスタを用いて実現され得、このメモリセルトランジスタのそれぞれのしきい値電圧は、当該技術で公知の任意の技術により(たとえば、選択的イオン注入により)製造中に決定される。
別の例示的なメモリアレイは、強誘電体デバイス等の「分極性誘電体デバイス」のNAND列を実現することができ、このデバイスの特性は、ゲート電極に対し、強誘電体ゲート材料の分極状態を変化させる電圧を印加することによって変更される。
さらに別の例示的なメモリアレイは、いわゆる「単一電子」デバイスまたは「クローン・ブロッケード」デバイスのNAND列を実現することができ、ここでは、ワード線に印加された電圧が、シリコンのナノ粒子またはチャネル領域内の任意の量子井戸構造により形成された電子トラップの状態を変化させ、それによってNAND列のデバイスの導通特性が変化する。実施例によっては、NAND列のデバイスの電荷蓄積領域の構造が、ゲート構造のソース縁部またはドレイン縁部に形成されてナノメートルのサイズに規定された(すなわち、0.1から10ナノメートルの)シリコンフィラメントに配置されて、デバイスの特性を変更することができるものもある。他の代替的な実施例は、チャネル領域に対して有機導電層を使用することができ、ワード線に適切な電圧を印加することによってその導通状態が選択的に変更される有機材料のデバイスを、NAND列内に形成することができる。
したがって、上で詳細に説明した実施例は、ONOスタック等の電荷蓄積誘電体を用いるものの、他のメモリセル、たとえば、ROMの、しきい値がプログラミングされたデバイス、分極性の誘電体デバイス、単一電子デバイスまたはクローン・ブロッケードデバイス、シリコンフィラメント電荷蓄積デバイス、および有機材料のデバイスもまた企図される。
さらに、上で詳細に説明した実施例は、2つの異なるデータ状態に対応する2つのコンダクタンス値を提供し、したがって1つのメモリセルにつき1ビットの情報の記憶に備えているものの、この発明を用いて、1つのメモリセルにつき2ビット以上を提供することもできる。たとえば、電荷蓄積誘電体は、多数の場所に電荷を蓄積することができる。いくつかの構造およびプログラミング技術に関し、プログラミング機構がチャネルに沿って(たとえばトンネリングにより等)均一に作用する場合、電荷はデバイスのチャネル長に沿って実質的に均一に蓄積され得、または、ホットキャリア注入等のプログラミング機構が用いられる場合、ソースの縁部またはドレインの縁部のみに電荷が蓄積され得る。ホットエレクトロンによるプログラミングの場合はソースの縁部もしくはドレインの縁部か、
単一電子メモリデバイスか、またはソースの縁部もしくはドレインの縁部に位置付けられたシリコンフィラメントに、電荷を局所的に蓄積することにより、複数ビットの情報を各NAND列のデバイス内に記憶することができる。いくつかの異なるレベルの電荷を電荷蓄積媒体内に注入して、異なる電荷レベルと異なる蓄積状態とを関連付けることにより、複数ビットの情報を記憶することもできる。
上述の実施例の多くにおいて、ブロック選択デバイスは、メモリセルと同じプロセスフローを用いて形成され、各メモリレベルにおいて製造されるデバイス構造およびプロセスステップの数を減らす。したがって、ブロック選択デバイスは、メモリセルと同じ構造を有して形成されるが、それらのサイズは異なることが考えられる。この明細書で用いられるこのようなブロック選択デバイスは、メモリセルデバイスと、構造上実質的に同じであることが考えられ得るが、それぞれのしきい値電圧は、異なる値にプログラミングまたは消去され得る。
負の電圧および高電圧のプログラミングならびに消去電圧を含む、この明細書に記載されるさまざまなバイアス電圧が、外部のソースから受取られ得るか、または多数の適切な任意の技術を用いて内部で生成され得ることを認識されるべきである。また、上、左、下、および右という呼称が、メモリアレイの4つの面に対する単に便宜上の記述語であることも認識されるべきである。ブロックに対するワード線は、水平方向に配向されたワード線の、互いに指状の2つの群として実現され得、ブロックに対するグローバルビット線は、垂直方向に配向されたグローバルビット線の、互いに指状の2つの群として実現され得る。ワード線またはグローバルビット線のそれぞれの群の各々は、アレイの4つの面の1つの上にある、それぞれのデコーダ/ドライバ回路およびそれぞれのセンス回路により応対され得る。適切な行列回路は、現在、米国特許出願公開番号第US 2003/0128581 A1号として公開されている、「二重目的のドライバデバイスを備えるメモリアレイ線ドライバを用いる、マルチヘッドのデコーダ構造(Multi-Headed Decoder Structure Utilizing Memory Array Line Driver with Dual Purpose Driver Device)」に明示されている。
ワード線は、行線またはX線とも呼ばれ得、ビット線は、列線またはY線とも呼ばれ得る。「ワード」線と「ビット」線との区別は、当業者にとって少なくともも2つの異なる意味を有し得る。メモリアレイを読出す場合、現場の当業者によっては、ワード線が「駆動」されてビット線が「検知」されると想定することがある。この点において、X線(またはワード線)は通常、NAND列を形成するメモリセルトランジスタのゲート端子に接続されているものと考えられる。Y線(またはビット線)は通常、NAND列のソース/ドレイン端子に接続されているものと考えられる。第2に、メモリ機構(データバス幅、動作中に同時に読出されるビット数等)は、データの「ワード」よりもデータの「ビット」とアライメントされた2つのアレイ線からなる1つの組を考察することと何らかの関連を有し得る。したがって、この明細書におけるX線、ワード線、行線、Y線、ビット線、および列線の呼称は、さまざまな実施例を例示するものであり、制限的な意味ではなく、より一般的な意味で考察されるべきである。
この明細書で使用されるワード線およびビット線(たとえば、グローバルビット線を含む)は通常、垂直なアレイ線を表わし、少なくとも読出動作中にワード線が駆動されてビット線が検知されるという当該技術の一般的な想定に従う。したがって、アレイのグローバルビット線は、アレイのセンス線とも呼ばれ得、単に(すなわち、他のアレイ線が存在する場合も)グローバルアレイ線とも呼ばれ得る。このような用語を用いることにより、ワード機構に関して特定的な意味が引き出されるべきではない。さらに、ここで用いる「グローバルビット線」は、2つ以上のメモリブロック内のNAND列に接続するアレイ線であるが、このようなグローバルビット線がメモリアレイの全体を横切るか、または集積
回路の全体を実質的に横切らなければならないということを示唆する特定的な推論が引き出されるべきではない。
さまざまな図面におけるさまざまなアレイ線の方向性は、アレイ内で交差する線の2つの群を容易に説明するための、単に便宜上のものである。ワード線は通常、ビット線に対して垂直であるが、このようなことは必ずしも必要とされない。さらに、メモリアレイのワードおよびビットの機構を容易に反転することもできる。さらに別の例として、アレイの一部は、所定のワードの異なる出力ビットに対応し得る。このようにさまざまなアレイ機構および構成が当該技術では周知であり、この発明は、このような種々の変更例を包含することが意図される。
この明細書のブロック図は、ブロックを接続する単一ノードという用語を用いて説明することができる。しかしながら、文脈が必要とする場合は、このような「ノード」が、差分信号を運ぶための1対のノードを実際には表わし得、または、関連するいくつかの信号を運ぶため、もしくはデジタルワード信号あるいは他のマルチビット信号を生成する複数の信号を運ぶための複数の別個の配線(バス等)を表わし得ることを認識されるべきである。
回路内にさまざまな信号およびノードを含む回路の動作を説明する際に、いくつかの任意の表現が等しく用いられ得、この説明の中のさまざまな語法に複雑な推論を読み込むべきではないことを当業者は認識するであろう。しばしば、論理信号は、どのレベルが稼動中のレベルであるかを伝えるための態様で呼ばれる。信号およびノードの概略図および添付の説明は、文脈内で明らかになるべきである。この明細書で用いられる、互いに「実質的に等しい」2つの異なる電圧は、問題となっている文脈において実質的に同じ効果を生じるのに足りる、近接したそれぞれの値を有する。このような電圧は、文脈が別の値を必要としない限り、互いに約0.5ボルト以内に収まるものと想定することができる。たとえば、5ボルトまたは5.5ボルトの通過電圧は、5ボルトの阻止バイアス電圧と実質的に同じ効果を生じ得、したがって5.5ボルトの通過電圧は、5ボルトの阻止電圧と実質的に同一であると考えることができる。
この開示の教示内容に基づき、当業者がこの発明を容易に実施し得ることが予期される。この明細書に提示されたさまざまな実施例の説明は、当業者がこの発明を実施することができるように、この発明の十分な洞察および詳細を提供するものと考えられる。しかしながら、明瞭にするために、この明細書に説明する実現例の定型化した特徴のすべてが必ずしも図示および説明されているわけではない。当然ながら、このような実現例の開発において、開発者の特定の目標、たとえばアプリケーションに関連する制約および取引に関連する制約との整合性を得るために、実現例に固有の多数の決定がなされなければならないことと、これらの固有の目標が、実現例ごとおよび開発者ごとに異なることとが認識されるべきである。さらに、このような開発の努力が、複雑かつ時間を消費するものであり得るにもかかわらず、この開示の恩恵を受ける当業者にとっては工学技術上の日常的な業務であることも認識されるであろう。
たとえば、各アレイまたはサブアレイ内のメモリセルの数に関する決定、ならびにワード機構に加え、ワード線およびビット線のプリデコーダ、デコーダ回路、およびビット線センス回路に関して選択される特定の構成に関する決定はすべて、販売可能な製品を開発する状況でこの発明を実施する際に、当業者が直面する典型的な工学技術上の決定であることが考えられる。当該技術で周知のように、さまざまな行列デコーダ回路は、アドレス信号、および可能性として他の制御信号に基づき、メモリブロック、選択されたブロック内のNAND列、および選択されたNAND列内のメモリセルを選択するために実現される。それでもなお、この発明を実施するために、単なる日常的な工学技術上の労作が必要
となることが考えられるが、このような工学技術上の労作は、競争力を有しかつ手間のかかる製品を開発する際にしばしば生じるように、さらなる発明上の労作を生じ得る。
回路および物理的な構造が広く想定されているが、今日の半導体の設計および製造において、物理的な構造および回路が、結果的に得られた製造済みの半導体集積回路での使用だけでなく、後の設計、試験、または製造の段階にも適した、コンピュータ読取可能な記述形態で実現され得ることを十分に認識されたい。したがって、典型的な回路または構造に向けられた請求項は、対応する回路および/または構造の製造、試験、もしくは設計の改良を可能にするように、媒体内で実現されるか、または、適切な読取機構と組合されるかに関わらず、その特定の言語との整合性を有しつつ、そのコンピュータ読取可能な符号および表現に読むことができる。この発明は、すべてがこの明細書で記載され、かつ、前掲の請求項で規定されるように、回路、関連する方法または動作、このような回路を製造するための関連する方法、ならびにこのような回路および方法の、コンピュータ読取可能な媒体による符号化を含むように企図される。この明細書で用いられるコンピュータ読取可能な媒体は、少なくとも、ディスク、テープ、または他の磁気媒体、光学媒体、半導体(フラッシュメモリカード、ROM等)媒体、または電子媒体と、ネットワーク通信媒体、有線通信媒体、無線通信媒体、または他の通信媒体とを含む。回路の符号化は、回路の概略情報、物理的なレイアウトの情報、および挙動のシミュレーションの情報を含み得、および/または、回路がそこから伝達または通信され得る他の任意の符号化を含み得る。
上述の詳細な説明は、この発明の、考え得る多くの実現例のいくつかを説明しているにすぎない。このため、この詳細な説明は、例示として意図されており、限定としては意図されない。この明細書に開示された実施例の変更例および変形例は、この明細書に明示された説明に基づき、この発明の範囲および精神から逸脱することなく形成され得る。この発明の範囲を規定するように意図されるのは、すべての等価物を含む前掲の請求項のみである。特に、TFTメモリセルの三次元メモリアレイに関して多くの実施例が説明されているが、特に明記されていない限り、このような限定を請求項に読み込むべきではない。さらに、上述の実施例は、単独で、およびさまざまな組合せで用いられることが特に企図される。したがって、この明細書に記載されていない他の実施例、変更例、および改良例は、この発明の範囲から必ずしも除外されているわけではない。
直列接続されたNAND列を示す、この発明の一実施例に従ったマルチレベルのアレイ構造の斜視図である。 図1に示す構造と同様の構造の断面図である。 この発明の一実施例に従った、4:1にインタリーブされたNAND列の構造の概略図である。 この発明の一実施例に従った、メモリレベル内のいくつかのNAND列の概略図である。 この発明の一実施例に対する例示的な読出条件を示す、図4と同様の概略図である。 図5の例示的な読出条件に対する例示的な波形を示す図である。 この発明の一実施例に対する例示的なプログラム条件を示す、図4と同様の概略図である。 図7の例示的なプログラム条件に対する例示的な波形を示す図である。 この発明の一実施例に対する例示的な消去条件を示す、図4と同様の概略図である。 図9の例示的な消去条件に対する例示的な波形を示す図である。 この発明の一実施例に従った、いくつかのメモリレベルの各々の上のNAND列の相互接続を示す概略図である。 この発明のさまざまな実施例に従った、メモリアレイを形成するための例示的な半導体プロセスフローのフロー図である。 この発明のさまざまな実施例に従った、メモリアレイを形成するための例示的な半導体プロセスフローのフロー図である。 この発明のさまざまな実施例に従った、メモリアレイに対して電荷蓄積誘電体を形成するための例示的な半導体プロセスフローの一部のフロー図である。 この発明のさまざまな実施例に従った、メモリアレイに対してゲート層を形成するための例示的な半導体プロセスフローの一部のフロー図である。 この発明のさまざまな実施例に従った、メモリアレイに対してゲート層を形成するための例示的な半導体プロセスフローの一部のフロー図である。 この発明のさまざまな実施例に従った、メモリアレイに対してシリサイド層を形成するための例示的な半導体プロセスフローの一部のフロー図である。 この発明のさまざまな実施例に従った、部分的に完成したメモリアレイのレベルの斜視図である。 この発明のさまざまな実施例に従った、部分的に完成したメモリアレイのレベルの斜視図である。 この発明のさまざまな実施例に従ったメモリアレイのレベル内におけるNAND列の一部の断面図である。 この発明のさまざまな実施例に従ったメモリアレイのレベル内におけるNAND列の一部の断面図である。 この発明のさまざまな実施例に従ったメモリアレイのレベル内におけるNAND列の一部の断面図であり、下にあるメモリアレイのレベルの上部を示す図である。 この発明のさまざまな実施例に従ったメモリアレイのレベル内における、いくつかのNAND列を横切りかつゲートストライプに沿った断面図であり、下にあるメモリアレイのレベルの上部を示す図である。 この発明のさまざまな実施例に従った、メモリアレイのレベル内におけるNAND列を横切りかつゲートストライプとゲートストライプとの間の断面図である。 この発明のさまざまな実施例に従った、メモリアレイの3つの層に接触するビア構造(すなわち「ジア」)の断面図である。 図24に示すジア構造に対応する、ジアおよび3つのメモリアレイ層のレイアウト図である。 図3に示す概略図に対応し、かつ図24に示すジアを含む、4:1でインタリーブされたマルチレベルのNAND列のメモリアレイ構造のレイアウト図である。 この発明のさまざまな実施例に従った3つのジアのレベルのみを用いることにより、8つのメモリレベル内のチャネル列とゲート列との間の垂直方向の相互接続を示す断面図である。 この発明のさまざまな実施例に従った、マルチレベルのメモリアレイの4つのチャネル列の層に接触するビア構造(すなわち「ジア」)の断面図である。 この発明のさまざまな実施例に従った、マルチレベルのメモリアレイの4つのチャネル列の層に接触する煙突様のビア構造(すなわち「ジア」)の断面図である。 図29に示すジアを含み得る、2:1でインタリーブされたマルチレベルのNAND列のメモリアレイ構造のレイアウト図である。

Claims (134)

  1. メモリセルの少なくとも1つの面が基板の上方に形成されたメモリアレイを備えた集積回路であって、前記メモリセルは、複数の直列接続されたNAND列に配置された可変コンダクタンススイッチデバイスを含む、集積回路。
  2. メモリアレイは、メモリセルの少なくとも2つの面が基板の上方に形成された三次元メモリアレイを含む、請求項1に記載の集積回路。
  3. メモリセルは、少なくとも或る時点においてデプリーションモードのしきい値電圧を有するデバイスを含む、請求項1に記載の集積回路。
  4. メモリセルデバイスは、2つのデータ状態のうちの少なくとも1つに対し、−0.5ボルト以下のデプリーションモードのしきい値電圧を有する、請求項2に記載の集積回路。
  5. メモリセルデバイスは、2つのデータ状態の各々に対し、各々が0ボルト以下のそれぞれのデプリーションモードのしきい値電圧を有する、請求項2に記載の集積回路。
  6. 可変コンダクタンススイッチデバイスは、製造中に決定されるそれぞれのしきい値電圧を有するトランジスタを含む、請求項1に記載の集積回路。
  7. 可変コンダクタンススイッチデバイスは、製造後に変更可能なそれぞれのしきい値電圧を有するトランジスタを含む、請求項1に記載の集積回路。
  8. 可変コンダクタンススイッチデバイスは、電荷蓄積誘電体を有するトランジスタを含む、請求項1に記載の集積回路。
  9. メモリセルトランジスタの電荷蓄積誘電体は、酸化物−窒化物−酸化物(ONO)のスタックを含む、請求項8に記載の集積回路。
  10. メモリセルトランジスタは、電荷蓄積誘電体が最小の蓄積された電荷レベルを有する際に、デプリーションモードのしきい値電圧を有する、請求項9に記載の集積回路。
  11. メモリセルトランジスタは、消去されたデータの状態に対応する第1のデプリーションモードのしきい値電圧を有し、かつ、プログラムされたデータの状態に対応する第2のデプリーションモードのしきい値電圧を有する、請求項9に記載の集積回路。
  12. メモリセルデバイスは、1つのメモリセルにつき2ビット以上のデータを格納するために、コンダクタンスの3つ以上の公称値を有する、請求項9に記載の集積回路。
  13. 各列は、その第1の端部において、関連するグローバルアレイ線に列を結合するための第1のスイッチデバイスを含む、請求項1に記載の集積回路。
  14. 共通してワード線を有する2つのNAND列は、1つのグローバルアレイ線を共有する、請求項13に記載の集積回路。
  15. 各NAND列は、第1の端部に対向する第2の端部において、関連するバイアスノードに列を結合するための第2のスイッチデバイスを含む、請求項13に記載の集積回路。
  16. NAND列の対は、関連するグローバルアレイ線に対の一方の列を結合する第1の制御
    信号が、関連するバイアスノードに対の他方の列を結合するように配置される、請求項15に記載の集積回路。
  17. 各メモリセルの列の第1のスイッチデバイスは、電荷蓄積誘電体を有するトランジスタを含む、請求項13に記載の集積回路。
  18. 各メモリセルの列の第1のスイッチデバイスは、デプリーションモードのしきい値電圧を有する、請求項17に記載の集積回路。
  19. 基板は、メモリアレイに結合される回路を含む単結晶基板を含む、請求項1に記載の集積回路。
  20. 基板は、多結晶基板を含む、請求項1に記載の集積回路。
  21. 基板は、絶縁基板を含む、請求項1に記載の集積回路。
  22. 各NAND列を形成するメモリセルデバイスおよびスイッチデバイスは、構造上実質的に同じである、請求項13に記載の集積回路。
  23. 2つ以上のメモリレベル上のNAND列は、前記2つ以上のメモリレベルよりも少ないレベル上に配置されたグローバルアレイ線にそれぞれ結合される、請求項2に記載の集積回路。
  24. 少なくとも2つのメモリレベルの各々の上の複数のNAND列のそれぞれは、集積回路の1つのレベル上に配置された1つのグローバルアレイ線に結合される、請求項2に記載の集積回路。
  25. 少なくとも2つのメモリ面の各々の上の少なくとも2つのNAND列は、共有されたジアにより、関連するグローバルアレイ線に接触する、請求項24に記載の集積回路。
  26. 直列接続された複数のNAND列にメモリセルの少なくとも1つの面が配置されたメモリアレイを備え、
    それぞれのNAND列の各々は、その一方端において、関連するグローバルアレイ線にそれぞれのNAND列を結合するための第1のスイッチデバイスを含み、その他方端において、関連するバイアスノードにそれぞれのNAND列を結合するための第2のスイッチデバイスをさらに含み、
    第1のNAND列に対する第1のスイッチデバイスおよび第2のNAND列に対する第2のスイッチデバイスは、第1の制御信号に応答し、第1のNAND列に対する第2のスイッチデバイスおよび第2のNAND列に対する第1のスイッチデバイスは、第2の制御信号に応答し、
    第1および第2のNAND列は、共通してワード線を共有する、集積回路。
  27. メモリアレイは、メモリセルの1つの面が基板に形成された二次元メモリアレイを含む、請求項26に記載の集積回路。
  28. メモリアレイは、メモリセルの2つ以上の面が基板の上方に形成された三次元メモリアレイを含む、請求項26に記載の集積回路。
  29. メモリセルは、電荷蓄積誘電体を有するトランジスタを含む、請求項26に記載の集積回路。
  30. メモリセルは、製造後に変更可能なそれぞれのしきい値電圧を有するトランジスタを含む、請求項26に記載の集積回路。
  31. 所定のNAND列の第1および第2のスイッチデバイスは、所定のNAND列のメモリセルトランジスタと構造上実質的に同じである、請求項26に記載の集積回路。
  32. 所定のNAND列のメモリセルトランジスタは、2つのデータ状態のうちの少なくとも1つに対してデプリーションモードのしきい値電圧を有する、請求項26に記載の集積回路。
  33. 2つのデータ状態のうちの少なくとも1つに対するデプリーションモードのしきい値電圧は、約−0.5ボルトよりも負である、請求項32に記載の集積回路。
  34. メモリアレイは複数のブロックに配置され、前記複数のメモリブロックの第1のメモリブロックは、
    第1のバイアスノードと、
    第2のバイアスノードと、
    第1の方向で第1のブロックを横切る複数のグローバルビット線と、
    第1の方向とは異なる第2の方向で第1のブロックを横切る複数のワード線と、
    複数のワード線の一方側とほぼ平行でありかつ前記一方側に配置された、第1のブロックを横切る第1のブロック選択線と、
    複数のワード線の他方側とほぼ平行でありかつ前記他方側に配置された、第1のブロックを横切る第2のブロック選択線と、
    各々が、第1のブロック選択線に応答する第1のブロック選択デバイス、複数のワード線のそれぞれの1つに各々が応答する複数のメモリセルデバイス、および第2のブロック選択線に応答する第2のブロック選択デバイスを含む、複数の直列接続されたNAND列とを含み、
    第1の群のNAND列の各々の第1のブロック選択デバイスは、複数のグローバルビット線のそれぞれ1つにそれぞれ結合され、第2の群のNAND列の各々の第1のブロック選択デバイスは、第1のバイアスノードにそれぞれ結合され、
    第1の群のNAND列の各々の第2のブロック選択デバイスは、第2のバイアスノードにそれぞれ結合され、第2の群のNAND列の各々の第2のブロック選択デバイスは、複数のグローバルビット線のそれぞれ1つにそれぞれ結合される、請求項26に記載の集積回路。
  35. NAND列の対が同じグローバルビット線に結合され、そのような対の各々は、第1および第2の群のNAND列の各々からのNAND列を含み、それによってNAND列のピッチの半分のグローバルビット線のピッチを規定する、請求項34に記載の集積回路。
  36. 第1のメモリブロックの、物理的に隣接する2つ以上のNAND列は、第1または第2のバイアスノードへのコンタクトを共有する、請求項34に記載の集積回路。
  37. 第1のメモリブロックの各NAND列は、異なるワード線を有する別のメモリブロックの対応するNAND列によって共有されるビアにより、関連するグローバルビット線に接触する、請求項34に記載の集積回路。
  38. 第1のメモリブロックの一方側に配置され、第1のバイアスノードおよび複数のグローバルビット線を第1のメモリブロックと共有する第2のメモリブロックをさらに備え、前記複数のグローバルビット線は、第1の方向で第2のブロックを横切り、前記第2のメモ
    リブロックは、それぞれ、
    第3のバイアスノードと、
    第2の方向でブロックを横切る第2の複数のワード線と、
    第2の複数のワード線の一方側とほぼ平行でありかつ前記一方側に配置された、ブロックを横切る第3のブロック選択線と、
    第2の複数のワード線の他方側とほぼ平行でありかつ前記他方側に配置された、ブロックを横切る第4のブロック選択線と、
    各々が、第3のブロック選択線に応答する第1のブロック選択デバイス、第2の複数のワード線のそれぞれ1つに各々が応答する複数のメモリセルデバイス、および第4のブロック選択線に応答する第2のブロック選択デバイスをそれぞれ含む、第2の複数の直列接続されたNAND列とを含み、
    第1の群の第2の複数のNAND列の各々の第2のブロック選択デバイスのそれぞれは、複数のグローバルビット線のそれぞれ1つにそれぞれ結合され、第2の群の第2の複数のNAND列の各々の第2のブロック選択デバイスのそれぞれは、第1のバイアスノードにそれぞれ結合され、
    第1の群の第2の複数のNAND列の各々の第1のブロック選択デバイスのそれぞれは、第3のバイアスノードにそれぞれ結合され、第2の群の第2の複数のNAND列の各々の第1のブロック選択デバイスのそれぞれは、複数のグローバルビット線のそれぞれ1つにそれぞれ結合される、請求項34に記載の集積回路。
  39. 第1のメモリブロックの、第1の群のNAND列の各々の第1のブロック選択デバイスは、第2のメモリブロックに対する第1の群の第2の複数のNAND列の各々の第2のブロック選択デバイスのそれぞれによって共有されるコンタクトにより、複数のグローバルビット線のそれぞれ1つにそれぞれ結合される、請求項38に記載の集積回路。
  40. メモリアレイは、2つ以上のメモリレベルが基板の上方に形成された三次元メモリアレイを含み、前記集積回路はさらに、
    第1のメモリブロックとは異なるメモリアレイのレベル上に配置された第3のメモリブロックを備え、前記第1および第3のメモリブロックは、複数のグローバルビット線、第1のバイアスノード、および第2のバイアスノードを共有し、前記第3のメモリブロックはそれぞれ、
    第2の方向でブロックを横切る第3の複数のワード線と、
    第3の複数のワード線の一方側とほぼ平行でありかつ前記一方側に配置された、ブロックを横切る第5のブロック選択線と、
    第3の複数のワード線の他方側とほぼ平行でありかつ前記他方側に配置された、ブロックを横切る第6のブロック選択線と、
    各々が、第5のブロック選択線に応答する第1のブロック選択デバイス、各々が第3の複数のワード線のそれぞれ1つに応答する複数のメモリセルデバイス、および第6のブロック選択線に応答する第2のブロック選択デバイスをそれぞれ含む、第3の複数の直列接続されたNAND列とを含み、
    第1の群の第3の複数のNAND列の各々の第1のブロック選択デバイスのそれぞれは、複数のグローバルビット線のそれぞれ1つにそれぞれ結合され、第2の群の第3の複数のNAND列の各々の第1のブロック選択デバイスのそれぞれは、第1のバイアスノードにそれぞれ結合され、
    第1の群の第3の複数のNAND列の各々の第2のブロック選択デバイスのそれぞれは、第2のバイアスノードにそれぞれ結合され、第2の群の第3の複数のNAND列の各々の第2のブロック選択デバイスのそれぞれは、複数のグローバルビット線のそれぞれ1つにそれぞれ結合される、請求項34に記載の集積回路。
  41. 第1のメモリブロックの各NAND列は、第3のメモリブロックの対応するNAND列
    によって共有されるビアにより、関連するグローバルビット線に接触する、請求項40に記載の集積回路。
  42. 第1のメモリブロックの、第1の群のNAND列の各々は、第2のメモリブロックのNAND列によって共有されるビアにより、関連するグローバルビット線に接触する、請求項38に記載の集積回路。
  43. メモリセルデバイスは、電荷蓄積誘電体を有するトランジスタを含む、請求項34に記載の集積回路。
  44. メモリセルデバイスは、製造後に変更可能であるそれぞれのしきい値電圧を有するトランジスタを含む、請求項34に記載の集積回路。
  45. 所定のNAND列の第1および第2のブロック選択デバイスは、所定のNAND列のメモリセルトランジスタと構造上同じである、請求項43に記載の集積回路。
  46. 所定のNAND列のメモリセルトランジスタは、2つのデータ状態のうちの少なくとも1つに対してデプリーションモードのしきい値電圧を有する、請求項43に記載の集積回路。
  47. 集積回路を作動させるための方法であって、前記集積回路は、メモリセルの少なくとも1つの面を有するメモリアレイを備え、前記メモリセルは、複数の直列接続されたNAND列に配置され、前記方法は、
    アレイのブロックを選択するステップと、
    選択されたブロックに対する第1のブロック選択線を、第1のブロック選択電圧に駆動するステップとを含み、前記第1のブロック選択線は、第1のNAND列の第1の端部を第1のグローバルアレイ線に結合し、かつ、第2のNAND列の第1の端部を第1のバイアスノードに結合するためのものであり、前記第2のNAND列は、第1のNAND列と同じワード線を共有し、前記方法はさらに、
    選択されたブロックに対する第2のブロック選択線を第2のブロック選択電圧に駆動するステップを含み、前記第2のブロック選択線は、第1のNAND列の第2の端部を第2のバイアスノードに結合し、かつ、第2のNAND列の第2の端部を第1のグローバルアレイ線に結合するためのものであり、前記方法はさらに、
    選択されたブロックの選択されていないワード線を、非選択ワード線電圧に駆動するステップと、
    少なくとも1つの選択されたワード線を、選択ワード線電圧に駆動するステップと、
    第1のバイアスノードに第1のバイアス条件を印加するステップと、
    第2のバイアスノードに第2のバイアス条件を印加するステップと、
    第1のグローバルアレイ線にグローバルアレイ線バイアス電圧を印加するステップとを含む、方法。
  48. 第1のブロック選択電圧、第2のブロック選択電圧、グローバルアレイ線バイアス電圧、第1のバイアス条件、および第2のバイアス条件は、第1のNAND列の第1の端部を第1のグローバルアレイ線に結合し、そして第2のNAND列の第1の端部を第1のバイアスノードに結合し、そして第1のNAND列の第2の端部を第2のバイアスノードに結合し、そして第2のNAND列の第2の端部を第1のグローバルアレイ線に結合するように選択される、請求項47に記載の方法。
  49. 非選択ワード線電圧は、第1および第2のブロック選択電圧と実質的に等しく、
    選択ワード線電圧は、非選択ワード線電圧よりも低く、
    少なくとも1つの選択されたワード線は、選択ワード線電圧に駆動される前に或る時間だけ、非選択ワード線電圧に駆動される、請求項48に記載の方法。
  50. グローバルアレイ線バイアス電圧、第1のバイアス条件、および第2のバイアス条件は、第2のNAND列の両端ではなく第1のNAND列の両端にゼロではないバイアス電圧を印加するように選択される、請求項49に記載の方法。
  51. 非選択ワード線電圧、グローバルアレイ線バイアス電圧、第1のバイアス条件、および第2のバイアス条件はすべて、実質的に同じ正の消去電圧となるように選択され、
    選択ワード線電圧は、実質的に消去電圧未満となるように選択され、
    選択されたブロックのすべてのワード線が選択されるが、選択ワード線電圧に駆動される前に或る時間だけ非選択ワード線電圧に駆動される、請求項49に記載の方法。
  52. 第1のブロック選択電圧、第2のブロック選択電圧、グローバルアレイ線バイアス電圧、第1のバイアス条件、および第2のバイアス条件は、第1のNAND列の第1の端部を第1のグローバルアレイ線に結合して第2のNAND列の第1の端部を第1のバイアスノードに結合するが、第1のNAND列の第2の端部を第2のバイアスノードから減結合して第2のNAND列の第2の端部を第1のグローバルアレイ線から減結合するように選択される、請求項47に記載の方法。
  53. 非選択ワード線電圧は、3ボルトの第1のブロック選択電圧以内であり、
    選択ワード線電圧は、非選択ワード線電圧よりも高く、
    少なくとも1つの選択されたワード線は、選択ワード線電圧に駆動される前に、非選択ワード線電圧に駆動される、請求項52に記載の方法。
  54. メモリセルの少なくとも1つの面が基板の上方に形成された集積回路メモリアレイを作動させるための方法であって、前記メモリセルは、複数の直列接続されたNAND列に配置された可変コンダクタンススイッチデバイスを含み、前記方法は、
    2つのNAND列のそれぞれの第1の端部をグローバルアレイ線に結合するステップを含み、両方のNAND列は共通してワード線を共有し、前記方法はさらに、
    2つのNAND列の対向する端部のそれぞれに、それぞれの異なる電圧までバイアスをかけて、NAND列の一方よりも他方の両端に、実質的により大きなバイアス電圧が生じるようにするステップを含む、方法。
  55. 可変コンダクタンススイッチデバイスは、電荷蓄積誘電体を有するトランジスタを含む、請求項54に記載の方法。
  56. 可変コンダクタンススイッチデバイスは、製造後に変更可能なそれぞれのしきい値電圧を有するトランジスタを含む、請求項54に記載の方法。
  57. アレイのブロック、選択されたブロック内のNAND列、および選択されたNAND列内のメモリセルを選択するステップと、
    選択されたNAND列の第1の端部をグローバルビット線に結合し、かつ、選択されたNAND列の第1の端部に対向する第2の端部を第2の共有されたバイアスノードに結合するステップと、
    第2のNAND列の第1の端部を第1のバイアスノードに結合するステップとをさらに含み、前記第2のNAND列は、選択されたNAND列と共通してワード線を有し、前記方法はさらに、第2のNAND列の第1の端部に対向する第2の端部をグローバルビット線に結合するステップと、
    グローバルビット線上に第1のバイアス電圧を印加し、かつ、第2のバイアスノード上
    に第2のバイアス電圧を印加することにより、選択されたNAND列の両端に差動電圧を印加するステップと、
    選択されたセルのワード線上に読出電圧を印加するステップとをさらに含み、前記読出電圧は、第2のデータ状態よりも第1のデータ状態に対し、それぞれのセルを通る、より大きな電流を生じるように選択され、前記方法はさらに、
    選択されたNAND列内の選択されていないセルのそれぞれのワード線上に通電電圧を印加するステップを含み、前記通電電圧は、2つのデータ状態の両方に対して、それぞれのセルを通って実質的に同じ電流が流れるように選択され、前記方法はさらに、
    第1の共有されたバイアスノード上に第1のバイアス電圧を印加し、それによって第2のNAND列の両端に実質的にゼロボルトのバイアスを維持するステップと、
    選択されたNAND列を通りグローバルビット線上に流れる電流を検知するステップとを含む、請求項55に記載の方法。
  58. 第1のブロック選択線を第1のブロック選択電圧に駆動して、選択されたNAND列の第1の端部をグローバルビット線に結合するのと同時に第2のNAND列の第1の端部を第1のバイアスノードに結合するステップと、
    第2のブロック選択線を第2のブロック選択電圧に駆動して、選択されたNAND列の第2の端部を第2の共有されたバイアスノードに結合するのと同時に第2のNAND列の第2の端部をグローバルビット線に結合するステップとをさらに含む、請求項57に記載の方法。
  59. 通電電圧は、第1のバイアス電圧に実質的に等しい、請求項57に記載の方法。
  60. 読出電圧は、第1および第2のバイアス電圧の両方よりも小さい、請求項57に記載の方法。
  61. 選択されたブロックのすべてのワード線は、最初に通電電圧に駆動され、次に、選択されたワード線が読出電圧に駆動される、請求項57に記載の方法。
  62. 第2のNAND列内のメモリセルの両端に、バイアス電圧が実質的に印加されない、請求項57に記載の方法。
  63. アレイのブロック、選択されたブロック内のNAND列、および選択されたNAND列内のメモリセルを選択するステップと、
    選択されたNAND列の一方端および第2のNAND列の一方端を選択されたグローバルビット線に結合するステップとをさらに含み、前記第2のNAND列は、選択されたNAND列と共通してワード線を共有し、前記方法はさらに、
    選択されたNAND列の両端に読出バイアス電圧を印加するステップと、
    第2のNAND列の両端に実質的にバイアス電圧を印加しないステップと、
    選択されたセルに関連するワード線上に読出電圧を印加するステップとを含み、前記読出電圧は、第2のデータ状態よりも第1のデータ状態に対して、それぞれのセルを通る、より大きな電流を生じるように選択され、前記方法はさらに、
    選択されたNAND列内の選択されていないセルのそれぞれのワード線上に通電電圧を印加するステップを含み、前記通電電圧は、2つのデータ状態の両方に対して、実質的に同じ電流がそれぞれのセルを通って流れるように選択され、前記方法はさらに、
    選択されたNAND列を通って選択されたグローバルビット線上に流れる電流を検知して、選択されたメモリセルのデータ状態を判定するステップとを含む、請求項54に記載の方法。
  64. 通電電圧は、選択されたNAND列の両端のバイアス電圧の範囲内で選択され、それに
    より、選択されたNAND列内の選択されていないメモリセルの両端に、バイアス電圧よりも小さい電圧でバイアスをかける、請求項63に記載の方法。
  65. 選択されたグローバルビット線を共有する他のNAND列が、選択されたグローバルビット線から減結合されることを確保するステップをさらに含む、請求項63に記載の方法。
  66. 可変コンダクタンススイッチデバイスは、電荷蓄積誘電体を有するトランジスタを含む、請求項63に記載の方法。
  67. 可変コンダクタンススイッチデバイスは、製造後に変更可能なそれぞれのしきい値電圧を有するトランジスタを含む、請求項63に記載の方法。
  68. メモリアレイ内のメモリセルをプログラミングするための方法であって、前記メモリアレイは、メモリセルの少なくとも1つの面が集積回路の基板の上方に形成され、前記メモリセルは、複数の直列接続されたNAND列に配置された可変コンダクタンススイッチデバイスを含み、前記方法は、
    アレイのブロック、選択されたブロック内のNAND列、および選択されたNAND列内のメモリセルを選択するステップと、
    選択されたNAND列の第1の端部をグローバルビット線に結合するステップと、
    第2のNAND列の第1の端部を第1のバイアスノードに結合するステップとを含み、前記第2のNAND列は、選択されたNAND列と共通してワード線を有し、前記方法はさらに、
    選択されたNAND列の第2の端部を第2の共有されたバイアスノードから減結合するステップと、
    第2のNAND列の第2の端部をグローバルビット線から減結合するステップと、
    グローバルビット線上にビット線プログラミング電圧を印加して、選択されたメモリセルをプログラミングするか、または、ビット線阻止電圧を印加して、選択されたメモリセルのプログラミングを阻止するステップと、
    第1のバイアスノード上に阻止バイアス電圧を印加するステップと、
    選択されたブロックの選択されていないワード線を、ワード線通電電圧に駆動するステップと、
    選択されたワード線を、或る時間期間だけワード線プログラミング電圧に駆動して、印加されたグローバルビット線電圧に応じて、選択されたメモリセルを条件付きでプログラミングするステップとを含む、方法。
  69. 選択されたワード線をワード線プログラミング電圧に駆動する前に、選択されたワード線を或る時間だけワード線通電電圧に駆動するステップをさらに含む、請求項68に記載の方法。
  70. 阻止バイアス電圧は、ビット線阻止電圧と実質的に同じである、請求項68に記載の方法。
  71. 第2のバイアスノードを浮動状態にするステップをさらに含む、請求項68に記載の方法。
  72. 第1のブロック選択線を第1のブロック選択電圧に駆動して、選択されたNAND列の第1の端部をグローバルビット線に結合するのと同時に第2のNAND列の第1の端部を第1のバイアスノードに結合するステップと、
    第2のブロック選択線を第2のブロック選択電圧に駆動して、選択されたNAND列の
    第2の端部を第2の共有されたバイアスノードから減結合するのと同時に第2のNAND列の第2の端部をグローバルビット線から減結合するステップとをさらに含む、請求項68に記載の方法。
  73. 通電ワード線電圧は、約2ボルトの阻止バイアス電圧以内である、請求項68に記載の方法。
  74. 選択されたメモリセルをプログラミングした後に、第1および第2のNAND列内の第1および第2のブロック選択デバイスをプログラミングして、選択されたメモリセルのプログラミング中に生じていたことが考えられる任意の部分的な消去を打消すステップをさらに含む、請求項68に記載の方法。
  75. 可変コンダクタンススイッチデバイスは、電荷蓄積誘電体を有するトランジスタを含む、請求項68に記載の方法。
  76. 可変コンダクタンススイッチデバイスは、製造後に変更可能なそれぞれのしきい値電圧を有するトランジスタ含む、請求項68に記載の方法。
  77. メモリアレイ内のブロックを消去するための方法であって、前記メモリアレイは、メモリセルの少なくとも1つの面が集積回路の基板の上方に形成され、前記メモリセルは、複数の直列接続されたNAND列に配置された可変コンダクタンススイッチデバイスを含み、前記方法は、
    アレイのブロックを選択するステップと、
    関連するグローバルビット線に、選択されたブロック内の各NAND列のそれぞれの第1の端部を結合するステップと、
    関連するバイアスノードに、選択されたブロック内の各NAND列のそれぞれの第2の端部を結合するステップと、
    選択されたブロックに関連するバイアスノードおよびグローバルビット線上にソース/ドレイン消去電圧を印加するステップと、
    ブロックを消去するための消去時間にわたり、選択されたブロックのすべてのワード線上にワード線消去電圧を印加するステップとを含む、方法。
  78. 選択されたブロック内のワード線をワード線消去電圧に駆動する前に或る時間だけ、選択されたブロック内のワード線をソース/ドレイン消去電圧に駆動するステップをさらに含む、請求項77に記載の方法。
  79. 消去時間の期間にわたり、選択されていないブロックに対するすべてのワード線およびバイアスノードをソース/ドレイン消去電圧に駆動するステップをさらに含む、請求項78に記載の方法。
  80. 消去時間の期間にわたるソース/ドレイン消去電圧を、初期のソース/ドレイン消去電圧から、初期のソース/ドレイン消去電圧よりも低い最終のソース/ドレイン消去電圧に下げるステップをさらに含む、請求項77に記載の方法。
  81. 初期のソース/ドレイン消去電圧は、約6から13ボルトの範囲内にある、請求項80に記載の方法。
  82. ワード線消去電圧は、実質的に接地に等しい、請求項77に記載の方法。
  83. 可変コンダクタンススイッチデバイスは、電荷蓄積誘電体を有するトランジスタを含む
    、請求項77に記載の方法。
  84. 可変コンダクタンススイッチデバイスは、製造後に変更可能なそれぞれのしきい値電圧を有するトランジスタを含む、請求項77に記載の方法。
  85. 集積回路を符号化するコンピュータ読取可能な媒体であって、前記符号化された集積回路は、メモリセルの少なくとも1つの面が基板の上方に形成されたメモリアレイを含み、前記メモリセルは、複数の直列接続されたNAND列に配置された可変コンダクタンススイッチデバイスを含む、コンピュータ読取可能な媒体。
  86. 符号化された集積回路メモリアレイは、メモリセルの少なくとも2つの面を有する三次元メモリアレイを含む、請求項85に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  87. 符号化された可変コンダクタンススイッチデバイスは、電荷蓄積誘電体を有するトランジスタを含む、請求項85に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  88. 符号化されたNAND列の各々は、第1の端部において、関連するグローバルアレイ線に列を結合するための第1のスイッチデバイスを含む、請求項85に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  89. 共通してワード線を有する2つのNAND列は、1つのグローバルアレイ線を共有する、請求項88に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  90. 各NAND列は、第1の端部に対向する第2の端部において、関連するバイアスノードに列を結合するための第2のスイッチデバイスを含む、請求項88に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  91. NAND列の対は、関連するグローバルアレイ線に対の一方の列を結合する第1の制御信号が、関連するバイアスノードに対の他方の列を結合するように配置される、請求項90に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  92. それぞれのNAND列の各々の第1のスイッチデバイスは、電荷蓄積誘電体を有するトランジスタを含む、請求項88に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  93. それぞれのメモリセルの列の各々の第1のスイッチデバイスは、デプリーションモードのしきい値電圧を有する、請求項92に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  94. 各NAND列を形成するメモリセルデバイスおよびスイッチデバイスは、構造上実質的に同じである、請求項88に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  95. 2つ以上のメモリレベル上のNAND列は、前記2つ以上のメモリレベルよりも少ないレベル上に配置されたグローバルアレイ線にそれぞれ結合される、請求項86に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  96. 集積回路のレイアウトを符号化するコンピュータ読取可能な媒体であって、前記符号化された集積回路のレイアウトは、
    第1のメモリブロックを備え、前記第1のメモリブロックは、
    第1の方向に延びる複数のチャネルストライプと、
    第1の方向とは異なる第2の方向に延びる複数のゲートストライプとを含み、前記ゲートストライプは、複数のワード線を形成し、第1のブロック選択線は、複数のワード線
    の一方側とほぼ平行に延びかつ前記一方側に配置され、第2のブロック選択線は、複数のワード線の他方側とほぼ平行に延びかつ前記他方側に配置され、前記第1のメモリブロックはさらに、
    第1の方向で第1のブロックを横切る複数のグローバルビット線を含み、
    前記複数のゲートストライプおよび前記複数のチャネルストライプはともに、各々が、第1のブロック選択線に結合された第1のブロック選択デバイス、複数のワード線のそれぞれ1つに各々が結合された複数のメモリセルデバイス、および第2のブロック選択線に結合された第2のブロック選択デバイスを含む、複数の直列接続されたNAND列を形成し、
    第1の群のNAND列の各々の第1のブロック選択デバイスは、複数のグローバルビット線のそれぞれ1つにそれぞれ結合され、第2の群のNAND列の各々の第1のブロック選択デバイスは、第1のバイアスノードにそれぞれ結合され、
    第1の群のNAND列の各々の第2のブロック選択デバイスは、第2のバイアスノードにそれぞれ結合され、第2の群のNAND列の各々の第2のブロック選択デバイスは、複数のグローバルビット線のそれぞれ1つにそれぞれ結合される、コンピュータ読取可能な媒体。
  97. NAND列の対は、同じグローバルビット線に結合され、このような対の各々は、第1および第2の群のNAND列の各々からのNAND列を含み、それにより、NAND列のピッチの半分であるグローバルビット線のピッチを規定する、請求項96に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  98. 第1のメモリブロックの、物理的に隣接した2つ以上のNAND列は、第1または第2のバイアスノードへのコンタクトを共有する、請求項96に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  99. 第1の群および第2の群のNAND列は、2:1でインタリーブされる、請求項96に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  100. 第1の群および第2の群のNAND列は、4:1でインタリーブされる、請求項96に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  101. 第1のメモリブロックの各NAND列は、異なるワード線を有する別のメモリブロックの対応するNAND列によって共有されるビアにより、関連するグローバルビット線に接触する、請求項96に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  102. 第1のメモリブロックの一方側に配置され、かつ、第1のバイアスノードおよび複数のグローバルビット線を第1のメモリブロックと共有する第2のメモリブロックをさらに備え、前記複数のグローバルビット線は、第1の方向で第2のブロックを横切る、請求項96に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  103. 第1のメモリブロックの、第1の群のNAND列の各々は、第2のメモリブロックのNAND列によって共有されるビアにより、関連するグローバルビット線に接触する、請求項102に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  104. チャネルストライプは、集積回路用の基板の上方に配置される誘電体層上に形成される、請求項96に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  105. メモリアレイは、2つ以上のメモリレベルが基板の上方に形成された三次元メモリアレイを含み、前記集積回路はさらに、
    第1のメモリブロックのレベルとは異なるメモリアレイのレベル上に配置される第3のメモリブロックを含み、前記第1および第3のメモリブロックは、複数のグローバルビット線、第1のバイアスノード、および第2のバイアスノードを共有する、請求項96に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  106. 第1のメモリブロックの各NAND列は、第3のメモリブロックの、対応するNAND列によって共有されるビアにより、関連するグローバルビット線に接触する、請求項105に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  107. 所定のNAND列の第1および第2のブロック選択デバイスは、所定のNAND列のメモリセルトランジスタと構造上同じである、請求項96に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
  108. 2つのデータ状態のうちの少なくとも1つに対してデプリーションモードのしきい値電圧を有するTFT SONOSトランジスタを備えるメモリセル。
  109. 少なくとも1つのデータ状態に対するデプリーションモードのしきい値電圧は、−0.5ボルト以下である、請求項108に記載のメモリセル。
  110. 2つのデータ状態の各々に対するデプリーションモードのしきい値電圧は、ゼロボルト以下である、請求項108に記載のメモリセル。
  111. 集積回路メモリアレイを製造するための方法であって、
    基板の上方の誘電体層上に複数のチャネルストライプを形成するステップを含み、前記ストライプは第1の方向に延び、前記方法はさらに、
    チャネルストライプ上に電荷蓄積誘電体層を形成するステップと、
    電荷蓄積誘電体層上に複数のゲートストライプを形成するステップとを含み、前記ゲートストライプは、第1の方向とは異なる第2の方向に延び、前記方法はさらに、
    ゲートストライプ間のチャネルストライプに高濃度ドープされた領域を形成するステップと、
    ゲートストライプの上方にレベル間誘電体層を形成するステップとを含む、方法。
  112. レベル間誘電体層を通る、充填されたビアを形成するステップをさらに含み、前記ビアは、下にある少なくとも1つのメモリレベル上のチャネルストライプおよびゲートストライプに接続する、請求項111に記載の方法。
  113. 充填されたビアを形成するステップは、
    レベル間誘電体層に開口部を形成して、その下の少なくとも1つのチャネルストライプまたはゲートストライプの一部を露出するステップと、
    導電性金属で開口部を充填するステップと、
    結果的に得られた構造を平坦化して、レベル間誘電体層の上面と共通する上面を有する、充填されたビアを形成するステップとを含む、請求項112に記載の方法。
  114. 電荷蓄積誘電体層は、複数のチャネルストライプ上に等角に形成され、
    複数のゲートストライプは、複数のチャネルストライプ上に等角に形成される、請求項111に記載の方法。
  115. 複数のチャネルストライプを形成するステップは、
    下にある誘電体層上にシリコンの層を堆積するステップと、
    シリコンの層をマスキングおよびエッチングして複数のチャネルストライプを形成する
    ステップとを含む、請求項111に記載の方法。
  116. シリコンの堆積された層を注入して、チャネルストライプに後で形成されるトランジスタに対してデプリーションモードのしきい値電圧を提供するステップをさらに含む、請求項115に記載の方法。
  117. シリコンの堆積された層は、アモルファスシリコン層を含む、請求項115に記載の方法。
  118. シリコンの堆積された層は、多結晶シリコン層を含む、請求項115に記載の方法。
  119. シリコンの堆積された層は、堆積中に現場でドープされる、請求項115に記載の方法。
  120. 電荷蓄積誘電体層は、シリコン、酸素、および窒素を含む、請求項111に記載の方法。
  121. 電荷蓄積誘電体層は、酸化シリコン/窒化シリコン/酸化シリコン(ONO)スタックを含む、請求項120に記載の方法。
  122. チャネルストライプ内に高濃度ドープされた領域を形成する前に、ゲートストライプの側壁上にスペーサを形成するステップをさらに含む、請求項111に記載の方法。
  123. スペーサを形成する前に、チャネルストライプに低濃度ドープされたソース/ドレイン領域を形成するステップをさらに含む、請求項122に記載の方法。
  124. ゲートストライプ上またはゲートストライプ内にシリサイド層を形成するステップをさらに含む、請求項111に記載の方法。
  125. シリサイド層は、ポリシリコン層をエッチングしてゲートストライプを形成する前に、堆積されたポリシリコン層の上に形成される、請求項124に記載の方法。
  126. シリサイド層は、高濃度ドープされた領域を形成した後にゲートストライプ上に形成され、シリサイド層は、チャネルストライプの高濃度ドープされた領域上にも形成される、請求項124に記載の方法。
  127. メモリセルの2つ以上のメモリレベルを有する三次元メモリアレイを備える集積回路であって、前記集積回路の各メモリレベルは、
    基板の上方の誘電体層上に複数のチャネルストライプを含み、前記ストライプは第1の方向に延び、前記各メモリレベルはさらに、
    チャネルストライプ上に電荷蓄積誘電体層と、
    電荷蓄積誘電体層上に複数のゲートストライプとを含み、前記ゲートストライプは、第1の方向とは異なる第2の方向に延び、前記各メモリレベルはさらに、
    ゲートストライプ間のチャネルストライプにおける、高濃度ドープされた領域と、
    ゲートストライプの上方にレベル間誘電体層とを含む、集積回路。
  128. 少なくとも1つのレベル間誘電体層を通って形成され、その下のチャネル列およびゲート列の部分に接触する、充填されたビアをさらに備える、請求項127に記載の集積回路。
  129. 電荷蓄積誘電体層は、シリコン、酸素、および窒素を含む、請求項127に記載の集積回路。
  130. 電荷蓄積誘電体層は、酸化シリコン/窒化シリコン/酸化シリコン(ONO)スタックを含む、請求項129に記載の集積回路。
  131. ゲートストライプの側壁上にスペーサをさらに備える、請求項127に記載の集積回路。
  132. チャネルストライプ内における、低濃度ドープされたソース/ドレイン領域をさらに備える、請求項131に記載の集積回路。
  133. ゲートストライプの上またはゲートストライプ内に形成されたシリサイド層をさらに備える、請求項127に記載の集積回路。
  134. チャネルストライプの高濃度ドープされた領域上に形成されたシリサイド層をさらに備える、請求項133に記載の集積回路。
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