JP2006503760A - スナップ装着式栓を備えた容器 - Google Patents

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Abstract

本発明は微生物感受性食料製品の無菌充填に好適な容器に関し、この容器は、ブロー成形容器本体(1)と、ネック(2)と、栓(3)とを具備し、栓(3)はスナップ装着式栓(3)であり、スナップ装着式栓(3)は、ネック(2)の内面(6)との係合を意図した隆起部(5)を備えた周囲スカート(4)を具備し、隆起部(5)の自由外径はネックの自由内径よりもわずかに大きく、スナップ装着式栓(3)およびネックは、容器が閉塞された際、ネックの軸方向に隆起部(5)を実質的に固定するための手段(7,8)を具備する。

Description

本発明は、微生物感受性(microbiologically sensitive)食料製品の無菌パッケージングに好適な容器に関する。
多くの食料製品は微生物によって腐敗する傾向がある。そうした製品を本明細書では微生物感受性食料製品と称する。微生物感受性食料製品は適当に保存されない場合、制限された貯蔵寿命を持つことになる。通常そうした製品は、問題となる微生物混入を排除するため、たとえば殺菌あるいは滅菌によって処理される。殺菌あるいは滅菌された製品の貯蔵寿命を延ばすため、食料製品の衛生的すなわち無菌パッケージング方法が開発された。
非炭酸液体あるいは注出可能な微生物感受性食料製品、たとえばミルク製品、フルーツジュースなどのために、いくつかの無菌パッケージング方法が知られている。
J. Goursaudは、Food Packaging Technology、第2巻、第35章、Editors G. Bureau and J.-L Multon、VCH Publishers Inc. (1996年)に、ミルク製品の無菌パッケージング方法を開示している。たとえばTetra Brik、Aseptic CombiblockおよびElopakのようないくつかの商業的手法は容器を形成するためボール紙ラミネート構造体を使用し、これは滅菌ミルクが充填された後に密封される。他の方法、たとえばBottle-Pack、Remy、Serac and Eracによって開発された方法ではプラスチック容器を使用する。プラスチック容器は熱シールアルミニウムフォイル(スズフォイル)またはネジキャップを用いて閉塞される。ヨーグルトのためには通常(アルミニウム)フォイル(スズフォイル)を用いて熱シールされるジャーまたはゴブレットが使用可能である。
無菌パッケージングへの一つの要求は、パッケージングがいたずら防止機能を有するかあるいは売店でなされる可能性のあるいたずらの形跡を提供することである。熱シールフォイルはいたずらがなされたことを示す。なぜなら、それをいじった際にフォイルは乱れるかあるいは損傷するからである。ネジキャップは、容器が最初に開けられた際に剥ぎ取られるかあるいは壊されるリングまたはブレークロックを備えることもできる。
無菌パッケージ用の公知の栓には多くの欠点がある。熱シールアルミニウムフォイルは再閉塞できない。それゆえ再閉塞性が要求される場合には、たいてい付加的なネジキャップが添えられる。その上、アルミニウムフォイル(スズフォイル)は損傷しやすい。ネジキャップは容器を開封するためにネジを回して開け、そして使用後には再装着する必要があり、これは使用しにくいであろう。さらにネジキャップは開封後には容器から分離されることになり、しかもなくなる可能性があり、そして汚れがちである。
射出成形プリフォームを使用した無菌パッケージング用のブロー成形容器を使用することが知られている。EP 1122168には無菌容器を形成しかつ充填するための方法が開示されている。この方法はプリフォームを滅菌するステップと、配向に適した温度まで滅菌プリフォームを加熱するステップと、配向ブロー成形処理によって加熱されたプリフォームを容器へと成形するステップと、成形された容器に無菌液体を充填するステップと、無菌栓を用いて充填された容器それぞれを密封閉塞するステップとを具備する。容器は滅菌キャップによって蓋がされるが、これは詳しくは説明しない。
CH 595255はスナップ装着式(snap-on)キャップを備えた滅菌閉塞可能容器を開示し、これは充填液体または固形薬に好適なものである。この容器はいたずら防止機能を有し(第2欄の第25〜31行目参照)、再閉塞可能である。この容器は密封閉塞可能である。なぜならタップ12は容器のネック9内に押し込まれると共に、容器の円筒形上部の上側リム8はリング状凹部13内に押し込まれるからである。この構造ゆえに比較的多くの量の材料がキャップに使用され、さらにキャップは直径の小さなネックを閉塞するのに適するに過ぎない。ボトルのネックの上端部は非常に正確な寸法で作られていなければならず、さもなければボトルは無菌状態とはならない。スナップ動作のためキャップに作用する押圧力はまた非常に大きなものである。その上、開示されたボトルは好ましくはガラス製であるが、それゆえ容器の重量は大きなものとなる。
FR 2744100は隆起部を備えた周囲スカートを具備してなるスナップ装着式栓を開示し、この隆起部はネック内面と係合するようになっている。ここで隆起部の自由外径はネックの自由内径よりもわずかに大きい。この栓はいじられた形跡を示す(剥ぎ取り片4に注意)。それは剥ぎ取り片が除去された後、片手で開けることが可能である。無菌パッケージングの使用についてはFR 2744100には開示されていない。
WO 99/61337は、押出しブロー成形本体と、射出成形ネックと、キャップアセンブリとを具備してなるプラスチックボトルを開示する。このものでは、キャップは漏れのない再シール可能な栓を提供するためネックに取り付けられる。この栓はフォイル(70)を用いてシールされる。このボトルは他のフォイル密封栓に関して上で説明したのと同じ欠点を持つ。さらにWO 99/61337によれば、ネックおよびキャップアセンブリを容器本体に接合する別個のステップが必要である。
US 6260723はスナップ装着式蓋を有する流動可能な媒体用のパッケージを開示し、これは無菌閉塞をもたらす。無菌閉塞は環状シールリップを用いて実現され、この環状シールリップはパッケージの縁部の内面と密封係合状態にさせられる。密封領域は縁部内面であるので、この内面が傷付いた場合、シールは簡単に損傷し得る。損傷はパッケージまたはプリフォーム(ブランク)を取り扱う際に簡単に生じ得る。なぜなら縁部は常時むき出しになっており、したがってシール面が保護されないからである。
EP 1122168 CH 595255 FR 2744100 WO 99/61337 US 6260723 「Food Packaging Technology」、Editors G. Bureau and J.-L Multon、VCH Publishers Inc.、1996年、第2巻、第35章
それゆえ本発明の目的は、微生物感受性食料製品の無菌充填に好適な容器を提供することである。本発明の他の目的は、最初の開封後に確実に再閉塞可能な栓を備えた容器を提供することである。本発明のさらなる目的は、いたずら防止機能を持つかあるいはいじった形跡を示す栓を備えた容器を提供することである。本発明の他の目的は、軽量な栓を備えた容器を提供することである。他の目的はスナップ装着押圧力が小さく、容易にリサイクル可能で、しかも構造が簡単な栓を提供すること、ならびに密封面が損傷しないよう保護される容器を提供することである。本発明のさらに他の目的は、最初の開封後に片手で確実に開閉可能であり、しかも開封後には容器に連結されたままとなる栓を備えた容器を提供することである。
上記目的の一つ以上は本発明によって達成され、本発明の容器は射出ブロー成形容器本体(1)とネック(2)と栓(3)とを具備し、栓(3)はスナップ装着式栓(3)であり、スナップ装着式栓(3)は、ネック(2)の内面(6)との係合を意図した隆起部(5)を備えた周囲スカート(4)を具備し、隆起部(5)の自由外径はネックの自由内径よりもわずかに大きく、スナップ装着式栓(3)およびネックは、容器が閉塞された際、ネックの軸方向において隆起部(5)を実質的に固定するための手段(7,8)を具備する。
本発明はさらに、射出ブロー成形容器本体(1)とネック(2)と栓(3)とを具備してなるプラスチック容器であって、栓(3)はスナップ装着式栓(3)であり、pHが6ないし8の、滅菌あるいは殺菌された微生物感受性食料製品が充填されたプラスチック容器を提供する。
本発明による容器の栓はスナップ装着式栓である。これは、容器が充填された後、無菌シールを実現するため、本発明による栓が容器のネックに押し付けられるものであることを意味する。これは、従来技術において開示された、フォイル、冠部コルク(crown cork)を用いた密封、あるいはネジキャップの回転とは対立する。本発明によれば容器の機構的に簡単な密封が実現され、しかも容器および栓が軽量化される。キャップおよび栓は、本明細書では同義語として使用している。
本発明の詳細を、添付図面を参照して、例証としてのみ、好ましい実施形態に関する以下の記述によって説明する。
好ましくはスナップ装着式栓(3)は隆起部(5)を持った周囲スカート(4)を具備する。隆起部(5)はネック(2)の内面(6)との係合を意図したものであり、隆起部(5)の自由外径はネック(2)の自由内径よりもわずかに大きい。しかもスナップ装着式栓(3)およびネック(2)は、容器が閉塞された際、隆起部(5)をネック(2)の軸線方向において実質的に固定するための手段(7,8,9,10)を具備する。
好ましい実施形態では、スカート(4)の長さは次のようなものである。スナップ装着式栓(3)がネック(2)にカチッと嵌まり、かつ隆起部(5)がネック(2)の内面(6)と係合状態にあるとき、隆起部(5)は0.2D以上の深さにあり、好ましくは0.3〜0.5Dである。ここでDはネック(2)の内径であり、かつ深さはネックのトップリムから隆起部(5)の中央までを計測したものである。
好ましくは、ネックのトップリムの方向に栓の上面から延在する多数のウエブ(8)は、下方に隆起部を定置させる。これらウエブ(8)は、スナップ装着式栓(3)が容器のネック(2)にカチッと嵌まった際、底部がネックのトップリムに接触するような高さである。
図2に示す好ましい実施形態では、ネック(2)の突出部(7)は栓(3)の底部の傾斜部(10)に当接して存在し、これによって隆起部(5)の下方への移動が阻止される。これに対して、ウエブ(8)はネック(2)の上側隆起部(9)に当接して存在しており、これによって隆起部(5)の上方への固定状態が得られる。
上記方法で滅菌製品が充填された容器の閉塞は商業的無菌パック製品を提供する。
好ましくは、ネックの軸線方向における隆起部(5)の移動の許容量は、容器が閉塞された際、隆起部(5)とネック(2)の内面(6)との間の接触面の高さ(図5のH)よりも小さなものである。
ネック(2)は、幅が0.5μm以上の溝を持たない内面(6)を有するのが好都合である。これによって微生物汚染のリスクがさらに低減される。
本発明による栓は射出成形されたプラスチック素材から作られる。容器は好ましくは2段階で製造される。第1段階では射出成形によってプリフォームが形成され、これは容器のネックの高い精度を保証する。プリフォームは、プリフォーム射出からブロー成形までのハンドリングおよび搬送中に、他のプリフォームがシール領域と接触できないよう設計される。続く段階では、容器本体はブロー成形によってある形状となる。プリフォームネック内部のシール領域は、かき傷を予防するため、いかなる物体とも接触することはない。シール領域はネック(2)の内面(6)の部分であり、容器が密封された際、それは隆起部(5)と接触状態となる。ブロー成形、滅菌、充填およびキャッピング操作は好ましくは、ネックの内面と設備との機械的接触を避けて1回の操作で実施されるべきである。上記処理は、ハンドリングによるかき傷を持たない精度の高い滑らかな内面を保証する。好ましくは、隆起部(5)の素材のショアD硬さはネック(2)の素材のショアD硬さよりも低い。これによって、隆起部の材料はネックの内面の溝または表面凹凸に容易に入り込むことが可能となり、容器の密封状態が改善される。隆起部(5)の素材のショアD硬さは好ましくは65以下であり、さらに好ましくは60以下であり、そしてネック(2)の素材のショアD硬さは好ましくは70以上であり、さらに好ましくは80以上である。
ショアD硬さは、デュロメータとして知られる装置を用いて計測可能であり、したがって「デュロメータ硬さ」としても知られている。硬さの値は、デュロメータインデンター(indentor)脚の試料内への針入度によって特定される。ゴムおよびプラスチックの弾力性により、押込み示度は時間中、変動し得る。それゆえ押込み時刻は時おり硬さナンバーと一緒に報告される。ASTM試験方法記号はASTM D2240 00であり、ここではこれが使用される。関連のある方法には、ISO 7619およびISO 868、DIN 53505、そしてJIS K 6301(これは取りやめられ、JIS K 6253で置き換えられた)が含まれる。
隆起部の素材は密封に関して最も関連があり、かつそれはスナップ装着式栓の素材の残部とは異なっていてもよいが、スナップ装着式栓全体(隆起部を含めて)が同一の素材からなることが好ましい。これは簡素化およびリサイクル性のためである。
容器本体にとって好適な素材は、たとえばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネイト(PC)あるいはPEN、あるいはその混合物のような射出ブロー成形可能な弾性プラスチック素材である。
スナップ装着式栓にとって好適な素材は、さまざまなタイプのポリエチレン、たとえば直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)のような射出成形可能なプラスチック素材である。
好ましくはスナップ装着式栓はヒンジ(11)を持つ。これは、最初の開封および剥ぎ取り片の除去後に、容器を片手で開けることを可能にする。ヒンジ(11)はクリックヒンジ(11)であることが好都合であり、これはさらに一層使い勝手がよい。なぜなら、それは栓を二つのポジション、すなわち開放および閉塞で固定するからである。
好ましくはスナップ装着式栓は円周方向剥ぎ取り片(12)を具備する。この剥ぎ取り片は、いじった形跡を提示する。この剥ぎ取り片には好ましくはグリップ(13)を設けることが可能である。
好ましくは容器はボトルであるが、本発明はボトルに限定されない。たとえばジャー、ゴブレットなどの他の容器もまた本発明から利益を得ることができる。
本発明は食料製品にのみ関連するが、それは圧力下での充填を必要としないものである。それゆえ、たとえば炭酸飲料の充填は排除される。
容器と栓が用意された後、それらは好ましくは、たとえば消毒薬液(たとえば4.5wt% Oxonia、Henkel Ecolab Germany)をスプレーし、続いて滅菌水を用いて濯ぐことで滅菌される。他の滅菌方法を使用することもできる。
滅菌後、容器には食料製品が充填され、そして滅菌されたスナップ装着式栓を押圧することによってシールされる。
本発明はさらに、滅菌あるいは殺菌された微生物感受性食料製品で満たされた、ここで説明した容器に関する。本発明による容器は、特に、pHが6ないし8の微生物感受性食料製品に好適である。
微生物感受性食料製品は、いかなる状態あるいは外観を有していてもよい。すなわち、それは液体であっても、注出可能な物質であっても、スプーンですくえる物質または塗り広げることができる物質であっても、あるいは固形ペーストあるいは粒子であってもよい。好ましくは食料製品は、液体、押し潰すことができる製品あるいは注出可能な製品である。
[実施例]
図1ないし図3にしたがってスナップ装着式栓を備えた、容積250mlの容器を製造した。容器の材質は二軸ブロー成形に適したポリエチレンテレフタレート(PET)であり、そのショアD硬さは83である。スナップ装着式栓の材質は直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)であり、そのショアD硬さは53である。
プリフォームは射出ブロー成形を用いて用意した。スナップ装着式キャップは射出成形した。
プリフォームをHuskyブロー成形装置に供給し、ブロー成形した。これによってプリフォームのネックは外面をつかまれるだけとなる。
完成したボトルおよびスナップ装着式栓はガンマ線照射によって滅菌した。滅菌後、スナップ装着式栓を用いてボトルを閉塞するまで、それらは滅菌環境に置かれた。
ボトルに滅菌クリームを充填し、そして良好な衛生環境でスナップ装着式栓を用いて、それを閉塞した。スリーブ(配向されたポリスチレンフォイル)が、剥ぎ取り片の下方のキャップの固定リングを含むが、キャップは含まないように、ボトルの本体およびネックを覆うようボトルの周囲で収縮させられた。
このようにして用意された無菌容器を以下のとおり試験した。
[無菌容器の試験]
上記のごとく製造された32個のボトルの上端部に、クロマトグラフィー噴霧器を用いて、新鮮培養のレイ菌(Serratia marescens)をスプレーした(10個のバクテリア/mlをおおよそ2ml)。スプレーは連続する2日間にわたって繰り返した。各処理の後、スプレーされたボトルは30℃にて総計6日間培養された。
全てのサンプルを平板菌数寒天(Plate Count Agar)上で、散布(dissemination)によって微生物学的に調査したが、レイ菌または他のバクテリアは32個の容器のいずれからも発見されなかった。32個のボトルからなる他の群を用いてこの試験を繰り返したが、やはり32個の容器のいずれからも腐敗は発見されないという結果になった。
ブランク試験として、4個のボトルを開封し、そしてレイ菌培養物を接種した。30℃で2日以内に活発な増殖が生じ、そしてクリームは明らかに変質した。
好ましい実施形態による容器上端部およびスナップ装着式栓の垂直断面図である。 ウエブ(8)を示す、スナップ装着式キャップの外周部の断面図である。 スナップ装着式栓の拡大底面図である。
符号の説明
1 射出ブロー成形容器本体
2 ネック
3 スナップ装着式栓
4 周囲スカート
5 隆起部
6 ネックの内面
7 突出部
8 ウエブ
9 上側隆起部
10 傾斜部
11 ヒンジ
12 円周方向剥ぎ取り片
13 グリップ

Claims (15)

  1. 微生物感受性食料製品の無菌パッケージングに適したプラスチック容器であって、
    射出ブロー成形容器本体(1)と、ネック(2)と、栓(3)とを具備し、前記栓(3)はスナップ装着式栓(3)であり、
    前記スナップ装着式栓(3)は、前記ネック(2)の内面(6)との係合を意図した隆起部(5)を備えた周囲スカート(4)を具備し、
    前記隆起部(5)の自由外径は前記ネックの自由内径よりもわずかに大きく、
    前記スナップ装着式栓(3)および前記ネックは、容器が閉塞された際、前記ネックの軸方向に前記隆起部(5)を実質的に固定するための手段(7,8)を具備することを特徴とするプラスチック容器。
  2. 容器が閉塞された際、前記ネックの前記軸方向における前記隆起部(5)の移動の許容量は、前記隆起部と前記ネックの前記内面との間の接触面の高さよりも小さなものであることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 前記ネックは、幅が0.5μm以上の溝を持たない内面(6)を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容器。
  4. 前記隆起部(5)の素材のショアD硬さは、前記ネック(2)の素材のショアD硬さよりも低いことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の容器。
  5. 前記隆起部(5)の素材のショアD硬さは65以下であり、かつ前記ネック(2)の素材のショアD硬さは70以上であることを特徴とする請求項4に記載の容器。
  6. 前記ボトルの前記本体および前記ネックの大部分を覆うように前記ボトルの周囲にはフォイルが設けられるがキャップにはフォイルが設けられないことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の容器。
  7. 前記フォイルは配向ポリスチレンからなることを特徴とする請求項6に記載の容器。
  8. 前記スナップ装着式栓はヒンジ(9)を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の容器。
  9. 前記ヒンジ(9)はクリックヒンジ(9)であることを特徴とする請求項8に記載の容器。
  10. 前記スナップ装着式栓は周方向剥ぎ取り片(10)を具備することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の容器。
  11. 前記隆起部の素材は実質的に直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)からなるものであることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の容器。
  12. 容器はボトルであることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の容器。
  13. 滅菌あるいは殺菌された微生物感受性食料製品が充填された請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載の容器。
  14. 前記微生物感受性食料製品のpHは6ないし8であることを特徴とする請求項14に記載の容器。
  15. 射出ブロー成形容器本体(1)と、ネック(2)と、栓(3)とを具備してなるプラスチック容器であって、
    前記栓(3)はスナップ装着式栓(3)であり、
    pHが6ないし8の、滅菌あるいは殺菌された微生物感受性食料製品が充填されたことを特徴とする容器。
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