JP2006349488A - 干渉計システム、ステージ装置、露光装置、及びデバイス製造方法 - Google Patents

干渉計システム、ステージ装置、露光装置、及びデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 同一軸方向の位置計測に用いられる複数の干渉光学系を備える干渉計システムにおいて、複数の干渉光学系の間での位置計測の相対変化を防止する。
【解決手段】 本発明の干渉計システムは、同一軸方向の位置計測に用いられる複数の干渉光学系25A,25Bと、複数の干渉光学系25A,25Bに対応して光源50からのビームを互いに平行な複数のビームに分ける分光光学系51とを備える。分光光学系51は、ビームの少なくとも一部を折り曲げる複数のミラー56,57と、複数のミラー56,57の間に配置されるビーム平行度調整用の調整機構55とを含む。複数のミラー56,57のそれぞれと調整機構55とが、ベース上に支持された同一物体60に固定されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、干渉計システム、ステージ装置、露光装置、及びデバイス製造方法に関する。
半導体素子、液晶表示素子等の電子デバイスの製造工程では、パターンが形成されたマスクあるいはレチクル(以下、レチクルと称する)のパターン像を投影光学系を介して感光材(レジスト)が塗布された基板(ウエハ、ガラスプレート等)上の各投影領域(ショット領域)に投影する投影露光装置が使用されている。
露光装置では、一般に、基板が載置されるステージの位置情報が干渉計システムによって計測される。干渉計システムは、ステージに固定された反射鏡(移動鏡)にビームを照射し、その反射ビームを用いてステージの位置情報を計測するものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−510577号公報
露光装置に用いられる干渉計システムでは、ステージの同一軸方向の位置情報を互いに離れた複数の場所で計測する場合がある。例えば、投影光学系の光軸と、ステージまたは基板上に形成されたマークを検出する検出系の光軸とが比較的離れている場合において、その軸間距離に応じて設定される複数の場所のそれぞれで、干渉計システムによってステージの位置情報が計測される。
こうした複数の干渉光学系を備える干渉計システムでは、光源からのビームが複数の干渉光学系のそれぞれに振り分けられるとともに、複数の干渉光学系からステージに互いに平行な複数のビームが照射される。
ビームを振り分けるための光学系で、光学素子の姿勢が変化すると、複数の干渉光学系からのビームの平行度が変化し、複数の干渉光学系で計測される位置計測結果の関係が相対的に変化する。こうした変化は、例えば、ステージ移動の基準座標系のずれを招き、ステージの位置決め精度の低下につながる可能性がある。
本発明は、同一軸方向の位置計測に用いられる複数の干渉光学系を備える干渉計システムにおいて、複数の干渉光学系の間での位置計測の相対変化を防止することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は実施の形態に示す図1〜図7に対応付けした以下の構成を採用している。(但し、各要素に付した括弧付き符号はその要素の例示に過ぎず、各要素を限定するものではない。)
本発明の干渉計システムは、同一軸方向の位置計測に用いられる複数の干渉光学系(25A,25B)と、前記複数の干渉光学系に対応して光源からのビームを互いに平行な複数のビーム(30,31)に分ける分光光学系(51)と、を備え、前記分光光学系は、前記ビームの少なくとも一部を折り曲げる複数のミラー(56,57)と、前記複数のミラーの間に配置されるビーム平行度調整用の調整機構(55)と、を含み、前記複数のミラーのそれぞれと前記調整機構とが、ベース上に支持された同一物体(60)に固定されていることを特徴とする。
本発明の干渉計システムによれば、分光光学系における複数のミラーのそれぞれと調整機構とが、ベース上に支持された同一物体に固定されていることから、それら複数のミラー間での相対的な姿勢のずれ、さらには複数のミラーと平行度の調整機構との間の相対的な姿勢のずれが防止される。そのため、分光光学系から複数の干渉光学系に送られる複数のビームの平行度が安定的に維持されるとともに、複数の干渉光学系から計測対象物に向かう複数のビームの平行度も安定的に維持され、その結果、複数の干渉光学系の間での位置計測の相対変化が防止される。
本発明の干渉計システムによれば、複数の光学素子の間での相対的な姿勢の変化が防止されるから、同一軸方向の位置計測に用いられる複数の干渉光学系の間での位置計測の相対変化を防止することができる。
また、本発明のステージ装置によれば、ステージの位置決め精度の向上を図ることができる。
また、本発明の露光装置及びデバイス製造方法によれば、高精度な露光処理が可能となる。
以下、本発明について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る露光装置を示す概略構成図である。
図1において、露光装置EXは、レチクル1(マスク)とウエハ5(基板)とを静止した状態でレチクル1に形成された回路パターンをウエハ5に転写するとともに、ウエハ5を順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート型の露光装置である。
なお、以下の説明においては、図1中に示したXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。XYZ直交座標系は、X軸及びY軸がウエハ5の表面に対して平行となるように設定され、Z軸がウエハ5の表面に対して直交する方向に設定されている。図中のXYZ座標系は、実際にはXY平面が水平面に平行な面に設定され、Z軸が鉛直上方向に設定される。
照明装置2の光源2aは、露光用の照明光をパルス光で作るもので、たとえば波長248nmのKrFエキシマレーザ光源からの紫外パルス光、波長193nmのArFエキシマレーザ光源からの紫外パルス光、YAGレーザ光源からのパルスレーザを高調波に変換した紫外線等が使用できる。
光源2aから射出された光は、照明光学系2bを介してレチクル1を均一に照明する。詳細な図示は省略するが、照明光学系2bでは、光源2aからの光はロータリーシャッターを介してビーム整形光学系に照射され、ビーム整形光学系を射出した照明光は、オプチカルインテグレータとして機能するフライアイレンズ系に入射し、その射出側には多数の2次光源像が全体としてほぼ正方形または円形の領域内に均一に分布する。フライアイレンズ系の射出側には、2次光源像の実効的な形状を、輪帯、小円形、通常円形、4開口等に変更する複数の照明σ(シグマ)絞りを搭載した絞り切り換え部材が配置され、この切り換え部材はモータによって所望の照明σ絞りに切り換えられるように駆動される。
そして、照明σ絞りを透過した照明光は、例えば、反射率がほば10%以下のビームスプリッタを透過してミラーで反射されてリレーレンズ系に入射し、レチクル1上での照明領域の形状や位置を決定する可動レチクルブラインドを均一な照度分布となって照射する。レチクルブラインドの開口を透過した照明光は、リレーレンズ系、ミラーおよびメインコンデンサーレンズ系等を介して、レチクル1の回路パターン領域を均一な強度分布で照射する。
レチクル1は、不図示のレチクルホルダを介してレチクルステージ1a上においてXY平面に平行に保持されている。レチクル1には、転写すべき回路パターンが形成されており、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置の場合は、パターン領域の全体が照明される。なお、レチクル1は図示しない交換装置により適宜交換されて使用される。
レチクル1に形成されたパターンからの光は、投影光学系3を介して感光性のウエハ5上にパターン像を形成する。ウエハ5はウエハテーブル8を介してウエハステージ4上においてXY平面に平行に吸着保持されている。そして、レチクル1上での照明領域に光学的に対応するウエハ5上の露光領域にパターン像が形成される。
なお、本例の投影光学系3は、ジオプトリック系(屈折系)であるが、カタジオプトリック系(反射屈折系)や反射系も使用できることはいうまでもない。また、投影光学系3は、所定の気温(例えば、25℃)、所定の大気圧(例えば、1気圧)の下で露光用照明光の波長に関して最良に収差補正されており、かかる条件下においてレチクル1とウエハ5とは互いに共役になっている。また、露光用照明光は、ケラー照明であり、投影光学系3の瞳面の中心に光源像として結像されている。なお、投影光学系3は複数のレンズ等の光学素子を有し、その光学素子の硝材としては露光用照明光の波長に応じて石英、蛍石等の光学材料から選択されている。
ウエハステージ4は定盤6上に設けられ、駆動制御ユニット18の制御により投影光学系3の像面と平行なXY平面に沿って2次元移動する。すなわち、ウエハステージ4は、ウエハ5を保持する試料台としてのウエハテーブル8と、定盤6上でXY平面に沿って2次元移動される可動部としてのXYステージ7とを備え、XYステージ7は、X方向、Y方向にステップ移動する。
ウエハステージ4(ウエハテーブル8)の一端には、X方向及びY方向に延在する移動鏡20,21が取り付けられており、移動鏡20,21の鏡面に対向してX軸用レーザ干渉計システム25及びY軸用レーザ干渉計システム26が設けられている。この干渉計システム25,26によってウエハステージ4のX方向、Y方向の位置、及びX軸、Y軸、Z軸の周りの回転角がリアルタイムに計測される。そして、干渉計システム25,26の計測結果及び主制御系17からの制御情報に基づいて、駆動制御ユニット18がウエハステージ4の速度、及び位置の制御を行う。
さらに、ウエハステージ4には、ウエハ5のZ軸方向の位置(フォーカス位置)、並びにX軸及びY軸の周りの傾斜角を制御するZレベリング機構も組み込まれている。すなわち、ウエハテーブル8は、Z方向に変位する3つのアクチュエータ9a,9b,9cを介してXYステージ7上に保持されている。
3つのアクチュエータ9a,9b,9cは、一直線上にならないように分散配置される。また、主制御系17からの制御情報に基づいて、駆動制御ユニット18によって各アクチュエータ9a,9b,9cの駆動量が制御される。3つのアクチュエータ9a,9b,9cを同一の量だけ駆動することによってウエハテーブル8をZ方向に平行移動させることが可能であり、各駆動量を相違させることによってウエハテーブル8をXY平面に対して傾けることが可能である。3つのアクチュエータ9a,9b,9cの駆動量を適切に制御することにより、ウエハ5の表面をレチクル1の投影像位置(パターン像の結像位置)に高精度に合焦させることができる。
ウエハ5と投影光学系3との合焦状態は、焦点位置検出系センサ10a,10bによって検出される。焦点位置検出系センサ10a,10bは、投影光学系3の結像面に向けてピンホール又はスリット状の像を形成するための結像光束を、投影光学系3の光軸AXに対して斜め方向から供給する送光光学系10aと、その結像光束のウエハ5表面での反射光束を受光する受光光学系10bとを有し、例えば、これらは投影光学系3が設置された架台11(コラム)に固定されている。
ウエハテーブル8のZ方向の位置や姿勢に関する情報は、上記焦点位置検出系センサ10a,10bに加え、Z軸用レーザ干渉計システム27によって計測される。干渉計を用いた計測は、応答性や分解能に比較的優れるという利点がある。
図2は、X軸用レーザ干渉計システム25、Y軸用レーザ干渉計システム26、及びZ軸用レーザ干渉計システム27の配置図である。
図2に示すように、X軸用レーザ干渉計システム25は、Y方向に互いに離間して配置される2つの干渉光学系25A,25Bを含む。干渉光学系25Aと干渉光学系25Bとは、ウエハテーブル8(ウエハステージ4)のY方向の位置に応じて選択的に使用される。干渉光学系25AのY方向に関する配置位置は、投影光学系3の光軸AX(図1参照)と概ね一致しており、干渉光学系25BのY方向に関する配置位置は、後述するウエハアライメント系センサWA1の光軸AXa(図1参照)と概ね一致している。そして、干渉光学系25Aが、投影光学系3(図1参照)を介したウエハ5への露光処理時に用いられ、干渉光学系25Bが、ウエハアライメント系センサWA1(図1参照)を介したウエハステージ4上のマーク計測時に用いられる。
各干渉光学系25A,25Bは、X方向に平行な光軸を有する複数のレーザビームを、ウエハテーブル8(ウエハステージ4)に配設された移動鏡20に照射する。そして、移動鏡20からの反射ビームが各干渉光学系25A,25Bを介して不図示の光電変換装置に送られ、移動鏡20の各照射箇所におけるX方向の位置等が検出される。
具体的には、干渉光学系25Aを介して移動鏡20に照射される複数のビーム30,31のうち、ウエハテーブル8のX方向の位置計測にビーム30が用いられ、また、ウエハテーブル8のY軸周りの回転角(ロール)の計測にビーム30とビーム31とが用いられる。同様に、干渉光学系25Bを介して移動鏡20に照射される複数のビーム32,33のうち、ウエハテーブル8のX方向の位置計測にビーム32が用いられ、また、ウエハテーブル8のY軸周りの回転角(ロール)の計測にビーム32とビーム33とが用いられる。
Y軸用レーザ干渉計システム26は、干渉光学系26Aを含み、この干渉光学系26AのX方向に関する配置位置が、投影光学系3の光軸AX(図1参照)と概ね一致している。干渉光学系26Aは、Y方向に平行な光軸を有する複数のレーザビームを、ウエハテーブル8(ウエハステージ4)に配設された移動鏡21に照射する。そして、移動鏡21からの反射ビームが各干渉光学系25A,25Bを介して不図示の光電変換装置に送られ、移動鏡21の各照射箇所におけるY方向の位置等が検出される。
具体的には、干渉光学系26Aを介して移動鏡21に照射される複数のビーム35,36,37のうち、ウエハテーブル8のY方向の位置計測にビーム35とビーム36とが用いられ、また、ウエハテーブル8のZ軸周りの回転角(ヨー)の計測にビーム35とビーム36とが用いられ、さらに、ウエハテーブル8のX軸周りの回転角(ピッチ)の計測にビーム35とビーム36とビーム37とが用いられる。
Z軸用レーザ干渉計システム27は、Y方向に互いに離間して配置される2つの干渉光学系27A,27Bを含む。干渉光学系27Aと干渉光学系27Bとは、ウエハテーブル8(ウエハステージ4)のY方向の位置に応じて選択的に使用される。そして、干渉光学系27Aが、投影光学系3(図1参照)を介したウエハ5への露光処理時に用いられ、干渉光学系25Bが、ウエハアライメント系センサWA1(図1参照)を介したウエハステージ4またはウエハ5上のマークの計測時に用いられる。
各干渉光学系27A,27Bは、X方向に平行な光軸を有する複数のレーザビームを、ウエハテーブル8(ウエハステージ4)に配設された移動鏡20に照射する。そして、移動鏡20並びに固定鏡28,29からの反射ビームが各干渉光学系25A,25Bを介して不図示の光電変換装置に送られ、ウエハテーブル8のZ方向の位置が検出される。
具体的には、干渉光学系27Aを介して移動鏡20に照射される複数のビーム38,39のうち、ビーム38が移動鏡20で反射して折り曲げられ、固定鏡28に照射される。固定鏡28からの反射ビームは、移動鏡20で反射して折り曲げられて干渉光学系27Aに戻り、不図示の光電変換装置に送られる。また、干渉光学系27Aからの他のビーム39は、移動鏡20で反射してそのまま干渉光学系27Aに戻り、不図示の光電変換装置に送られる。そして、移動鏡20と固定鏡28とを通過したビーム38の信号と移動鏡20のみを通過したビーム39の信号との位相差が検出され、その位相差の変化分を積算することで、移動鏡20と固定鏡28との間隔の変化分に比例した信号が求められる。すなわち、移動鏡20と固定鏡28との間隔が変動すると、絶対位相もこれに比例して変化し、絶対位相差からこれらのZ方向の間隔の変動分(ウエハテーブル8のZ方向の位置変動量)を測定することができる。干渉光学系27Bもこれと同様である。
図3は、レーザ干渉計システム25,26,27で用いられるビームの部分的な光路図である。
図3に示すように、上記のX軸用レーザ干渉計システム25、Y軸用レーザ干渉計システム26、及びZ軸用レーザ干渉計システム27は、共通のレーザ光源50と、分光光学系51とを備えている。レーザ光源50は、波長が安定化されたレーザビームを射出する。分光光学系51は、ハーフプリズム52,53、ビームの光軸を調整するための調整機構54,55、ハーフミラー56、及び折り曲げミラー57等を含んで構成されている。
レーザ光源50からのビームは、ハーフプリズム52,53によってX軸用レーザ干渉計システム25、Y軸用レーザ干渉計システム26、及びZ軸用レーザ干渉計システム27のそれぞれに振り分けられる。すなわち、レーザ光源50からのビームの一部がハーフプリズム52を透過してY軸用レーザ干渉計システム26の干渉光学系26Aに送られる。一方、ハーフプリズム52で反射したビームのうち、一部がハーフプリズム53で反射してZ軸用レーザ干渉計システム27の干渉光学系27A,27Bに送られる。そして、ハーフプリズム53を透過したビームが、X軸用レーザ干渉計システム25の干渉光学系25A,25Bに送られる。
X軸用レーザ干渉計システム25に関し、ハーフプリズム53からのビームは、−Y方向に進行し、調整機構54で光軸が調整される。このビームの進行軸上には、ハーフミラー56と調整機構55と折り曲げミラー57とが配されており、ハーフミラー56及び折り曲げミラー57は、Y方向に平行なビームの進行軸に対して45°傾く反射面を有している。ハーフミラー56は、入射したビームの一部を透過し、残りのビームを反射する。ハーフミラー56で反射して、90°折り曲げられたビームは+X方向に進行し、干渉光学系25Aに入射する。一方、ハーフミラー56を透過したビームは、折り曲げミラー57で90°折り曲げられた後に+X方向に進行し、干渉光学系25Bに入射する。ハーフミラー56からの反射ビームと折り曲げミラー57からの反射ビームとは互いに平行であり、それら2つのビームの平行度は、ハーフミラー56と折り曲げミラー57との間に配置される調整機構55によって調整される。そして、ハーフミラー56からのビーム30が、干渉光学系25Aを介してウエハステージ4(ウエハテーブル8)の移動鏡20に照射され、これと平行に、折り曲げミラー57からのビーム31が、干渉光学系25Bを介してウエハステージ4(ウエハテーブル8)の移動鏡20に照射される。
図4は、上記分光光学系51におけるハーフミラー56及び折り曲げミラー57を含む光学素子の保持構造を模式的に示す図である。
図4に示すように、ハーフミラー56と折り曲げミラー57と調整機構55とは同一物体(保持部材60)に固定されている。保持部材60は、筒状に形成され、その中心軸方向の両端面に位置する各外側面60a,60bが中心軸に対して45°傾けて形成されている。保持部材60には、ビームを通過させるための開口60c,60d,60eが形成されている。保持部材60の外側面60a(ミラー取り付け面)と外側面60b(ミラー取り付け面)とは互いに平行であり、その平行度は機械加工により高精度に仕上げられている。加工面が物体の外側面であることから、高精度の機械加工を容易に行うことができる。そして、保持部材60の一方の外側面60aにハーフミラー56が固定され、他方の外側面60bに折り曲げミラー57が固定され、保持部材60の内壁面に調整機構55が固定されている。
具体的には、ハーフミラー56は、ビーム通過用の開口が設けられた環状の固定部材65と締結部材(ボルトなど)とによって保持部材60の一方の外側面60aに固定されている。折り曲げミラー57も同様に、固定部材66とボルトとによって保持部材60の他方の外側面60bに固定されている。調整機構55は、対面配置される2つの偏角レンズ70,71と、各偏角レンズ70,71を保持・固定するための固定具72,73とを含んで構成されており、固定具72,73が締結部材(ボルトなど)または接着剤によって保持部材60の内壁面に固定されている。調整機構55では、偏角レンズ70と偏角レンズ71との相対的な位置(光軸を中心とする回転位置)を変化させることにより、光軸をシフト移動させることができ、これにより、ハーフミラー56で反射したビームと折り曲げミラー57で反射したビームとの平行度を調整することができる。
なお、実際には、ハーフミラー56で反射したビームと折り曲げミラー57で反射したビームは、それぞれX軸用レーザ干渉計システム25の干渉計の干渉光学系25Aと25Bとに入射し、各干渉光学系25A,25Bから移動鏡20に向けて出射される。そのため、移動鏡20に入射するビーム30,31の平行度は、各干渉光学系25A,25Bを構成する光学素子(ガラス部材等)自身の平行度や干渉光学系25A,25Bの設置状態(例えば、姿勢のずれ)等によって生じる偏角の影響を受けることになる。したがって、調整機構55は、ハーフミラー56、折り曲げミラー57で反射した直後ではなく、各干渉光学系25A,25Bを出射した後のビーム30,31が平行となるように(移動鏡20に入射する直前におけるビーム30,31が平行となるように)予め調整しておくものとする。
また、保持部材60は、3箇所の取り付け部61,62,63を有しており、干渉光学系25A,25Bが設置されたベース80上に3点支持にて固定されている。3点支持構造としては、取り付け部61,62,63とベース80との間に、高さ位置及び姿勢調整用の調整板(シムなど)を介した構造としてもよく、取り付け部61,62,63の底面に高さ調整用の突起部を設けた構造としてもよく、取り付け部61,62,63とベース80との間に歪みや微細な振動等を吸収する機構を含む構造(例えば、キネマティック支持構造など)としてもよい。
以上のような光学素子の保持構造では、ハーフミラー56と折り曲げミラー57とが、ベース80上に支持された同一物体(保持部材60)に固定されていることから、それら2つのミラー56,57の間での相対的な姿勢のずれが防止される。すなわち、この構造では、2つのミラー56,57のそれぞれが保持部材60を介して一体化されていることから、2つのミラーを個別にベース上に支持する構造に比べて剛性が高く、2つのミラー56,57の間での相対的な姿勢(平行度)の変化が抑制される。また、平行度の調整機構55もこれらのミラー56,57と一体化されていることから、ミラー56,57と調整機構55との間の相対的な姿勢のずれも防止される。さらに、ベース80に対する保持部材60の姿勢が変化しても、2つのミラー56,57の平行度は安定的に維持される。
また、この保持構造では、保持部材60の外側面60a,60bが機械加工によって互いに平行に加工されていることから、この外側面60a,60bのそれぞれに2つのミラー56,57を個別に固定することで、2つのミラー56,57の平行度を比較的容易かつ高精度に設定することができる。なお、保持部材60の外側面60a,60bに複数の突起部(例えば3つの突起部)を設け、その複数の突起部の頂面を加工して平行度を設定してもよい。
さらに、この保持構造では、保持部材60がベース80上に3点支持されていることから、ベース80と保持部材60との間での熱変形の差やベース80の歪みが生じても保持部材60の内部に曲げモーメントが発生しにくく、この点からも2つのミラー56,57の間での相対的な姿勢の変化が抑制される。
なお、保持部材60の形成材料としてミラー56,57の形成材料とほぼ同等の熱膨張係数を有する材料を選択することにより、周囲の温度変化に起因するミラー56,57の歪みやミラー56,57間での相対位置の変化を抑制することができる。保持部材60の形成材料としては石材、ステンレスやインバー材などの金属材料、シリコンなどの半導体材料、各種のファインセラミックスなどを使用することができる。
図3に戻り、X軸用レーザ干渉計システム25では、ビーム30が保持部材60に固定されたハーフミラー56から干渉光学系25Aに送られ、また、ビーム31が保持部材60に固定された折り曲げミラー57から干渉光学系25Bに送られる。さらに、ビーム30は干渉光学系25Aから移動鏡20に向けて送られ、ビーム31は干渉光学系25Bから移動鏡20に向けて送られる。前述のように、調整機構55は、2つのミラー56,57間での相対的な姿勢のずれ、さらには各干渉光学系25A,25B間での姿勢のずれ等があった場合でも、移動鏡20に入射するビーム30,31の平行度が安定的に維持されるように予め調整されている。そのため、干渉光学系25A,25Bの間での位置計測結果の相対的変化を抑制することができる。
また、このX軸用レーザ干渉計システム25では、ミラー56,57からの平行なビーム30,31の進行方向と、干渉光学系25A,25Bの計測軸方向とが同一のX軸方向であるから、ビーム30,31の平行度が干渉光学系25A,25Bによる位置計測の相対変化に比較的影響を与えにくいという利点を有する。すなわち、この場合、干渉光学系25A,25Bに対するビームの入射方向と射出方向とが同一であり、ビームの入射方向と射出方向とが異なる場合(例えば直交する場合)に比べて、干渉光学系25A,25Bの内部でのビーム反射に伴う平行度誤差の拡大が抑制され、その結果、位置計測結果の相対変化が抑制される。
図1に戻り、露光装置EXはさらに、レチクルアライメント系として、TTR(Through The Reticule)方式のレチクルアライメント系センサRAを備える。また、オフアクシス方式のウエハアライメント系として、FIA(Field Image Alignment)方式のウエハアライメント系センサWA1を備える。さらに、TTL(Through The Lens)方式のウエハアライメント系として、LSA(Laser Step Alignment)方式或いはLIA(Laser Interferometric Alignment)方式のウエハアライメント系センサWA2を備える。
レチクルアライメント系センサRAは、所定のマークを備えたレチクル1に対してアライメント光を照射するとともに、投影光学系3を介してウエハステージ4上の基準平面板WFPに設けられた基準マーク群FMを照射する。さらに、レチクルアライメント系センサRAは、アライメント光の照射によりレチクル1から発生した光(反射光)、及び投影光学系3を介してウエハステージ4の基準平面板WFP(基準マーク群FM)から発生する光(反射光)を受光して、レチクル1の位置合わせを行う。
FIA方式、オフアクシス方式のウエハアライメント系センサWA1は、投影光学系3の側部に設けられており、投影光学系3を介することなく露光光とは異なる波長のアライメント光を基準マーク群FMに照射するとともに、基準マーク群FMにおけるFIA用マークから発生した光を受光して、レチクル1とウエハアライメント系センサWA2との相対位置であるベースライン量を求める。このベースライン量は、ウエハ5上の各ショット領域を投影光学系3の視野内に配するときの基準量となるものである。
LSA或いはLIA方式のウエハアライメント系センサWA2は、アライメント光の照射により基準マーク群FMに形成されたLSAマーク或いはLIAマークから発生した光を受光して、ウエハ5の位置計測の基準を求める。
なお、LSA方式のアライメント系については、例えば、特開昭60−130742号公報に詳細に開示されている。また、LIA方式のアライメント系については、例えば特開昭61−215905号公報に詳細に開示されている。
続いて、以上のような構成を備えた露光装置EXによる露光作業について、簡単に説明する。
まず、主制御系17の管理の下、露光作業に先立って準備作業を行う。
具体的には、焦点位置検出系センサ10a,10bから基準平面板WFPに複数のスリット光を投光して、複数のスリット光のオフセット調整(原点調整)が行われる。
そして、各種の露光条件が設定された後に、レチクルアライメント系センサRAを用いたレチクルアライメントが必要に応じて行われる。また、ウエハアライメント系センサWA1を用いたベースライン計測が行われる。さらに、ウエハアライメント系センサWA1,WA2を用いたウエハ5のファインアライメント(エンハンスト・グローバル・アライメント(EGA)等)が行われる。これによりウエハ5上の複数のショット領域の配列座標が求められる。
上述したアライメント作業が終了すると、主制御系17はアライメント結果に基づいてウエハ5側のX軸用レーザ干渉計システム25及びY軸用レーザ干渉計システム26の計測値をモニタしつつ、ウエハ5のファーストショット(第1番目のショット領域)の露光位置に駆動制御ユニット18に指令してウエハステージ4を移動させる。
そして、主制御系17の管理の下で、焦点位置検出系センサ10a,10bからウエハ5に複数のスリット光を投光するとともにウエハテーブル8用のアクチュエータ9a,9b,9cを駆動して、レチクル1の回路パターンの結像面にウエハ5の露光面を合わせる作業(焦点合わせ)が行われる。
準備作業が完了すると、レチクル1のパターン領域が露光光で照明され、これにより、ウエハ5上のファーストショット領域に対する露光が終了する。そして、レチクル1の回路パターンが投影光学系3を介してウエハ5上のファーストショット領域のレジスト層に縮小転写される。
このファーストショット領域に対する露光が終了すると、主制御系17により、ウエハステージ4がX,Y軸方向にステップ移動し、セカンドショット領域の露光位置に移動する。すなわち、ショット間ステッピング動作が行われる。このステッピング動作に際しては、必要に応じて、Z軸用レーザ干渉計システム27が用いられる。そして、セカンドショット領域に対しても同様に露光が行われる。
このようにして、ウエハ5のショット領域の露光と次ショット領域の露光のためのステッピング動作とが繰り返し行われ、ウエハ5上の全ての露光対象ショット領域にレチクル1の回路パターンが順次転写される。
図5は、X軸用レーザ干渉計システム25における干渉光学系25A,25Bの切り替えの様子を説明する図である。
図5に示すように、X軸用レーザ干渉計システム25では、ウエハステージ4(ウエハテーブル8)のX軸方向の位置情報を2つの場所で計測する。すなわち、投影光学系3を介した露光処理時には、干渉光学系25Aを用いてウエハステージ4のX座標を計測し、ウエハアライメント系センサWA1を介したウエハステージ4またはウエハ上のマーク計測時には、干渉光学系25Bを用いてウエハステージ4のX座標を計測する。本実施形態では、2つの干渉光学系25A,25Bの間での位置計測結果の相対変化が防止されるから、ウエハステージ4の移動の基準座標系のずれが防止され、そのため、ステッピング動作におけるウエハステージ4の位置決めが正確なものとなり、高精度な露光処理が実施される。
ここで、図6に示すように、露光装置では、ウエハステージ4(ウエハテーブル8)のZ軸を中心とする回転角θz(ヨー)が変化する場合がある。この場合、干渉光学系25A,25Bからのビームの平行度が変化すると、それら干渉光学系25A,25Bの間での位置計測の誤差が増幅されるおそれがある。本実施形態では、前述したように、干渉光学系25A,25Bからのビームの平行度の変化が防止されるから、ウエハステージ4のZ軸を中心として回転角が変化する場合にも、干渉光学系25A,25Bの間での位置計測の誤差の変化が抑制される。なお、上記利点は、Z軸周りの回転角(ヨー)の変化に限らず、Y軸周りの回転角(ロール)の変化にも同様に適用される。
なお、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組合せ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲においてプロセス条件や設計要求等に基づき種々変更可能である。
本発明が適用される露光装置としては、マスクと基板とを一次元方向に同期移動してマスクのパターンを基板上の各ショット領域に転写するステップ・アンド・スキャン方式の露光装置(いわゆるスキャニング・ステッパ)を用いてもよい。
また、本発明が適用される露光装置として、投影光学系を用いることなくマスクと基板とを密接させてマスクのパターンを露光するプロキシミティ露光装置を用いてもよい。
露光装置の用途としては半導体デバイス製造用の露光装置に限定されることなく、例えば、角型のガラスプレートに液晶表示素子パターンを露光する液晶用の露光装置や、薄膜磁気ヘッドを製造するための露光装置にも広く適当できる。
また、本発明が適用される露光装置の光源には、KrFエキシマレーザ(248nm)、ArFエキシマレーザ(193nm)、F2レーザ(157nm)等のみならず、g線(436nm)やi線(365nm)等を用いることができる。さらに、投影光学系の倍率は縮小系のみならず等倍および拡大系のいずれでもよい。
また、ウエハステージやレチクルステージにリニアモータを用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁気浮上型のどちらを用いてもいい。また、ステージは、ガイドに沿って移動するタイプでもいいし、ガイドを設けないガイドレスタイプでもよい。さらに、ステージの駆動装置として平面モ−タを用いる場合、磁石ユニット(永久磁石)と電機子ユニットのいずれか一方をステージに接続し、磁石ユニットと電機子ユニットの他方をステージの移動面側(ベース)に設ければよい。
ウエハステージの移動により発生する反力は、特開平8−166475号公報に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。
レチクルステージの移動により発生する反力は、特開平8−330224号公報に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。
また、本発明が適用される露光装置は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組立の前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組立工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組立工程の前に、各サブシステム個々の組立工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組立工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
また、半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図7に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、前述した実施形態の露光装置EXによりマスクのパターンを基板に露光する露光処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。
本実施形態に係る露光装置を示す概略構成図である。 干渉計システムの配置図である。 干渉計システムで用いられるビームの部分的な光路図である。 分光光学系における光学素子の保持構造を模式的に示す図である。 干渉計システムにおける複数の干渉光学系の切り替えの様子を説明する図である。 ウエハステージのZ軸周りの回転角が変化する様子を示す図である。 半導体デバイスの製造工程の一例を示すフローチャート図である。
符号の説明
1…レチクル(マスク)、1a…レチクルステージ、3…投影光学系、4…ウエハステージ(ステージ装置、計測対象物)、5…ウエハ(基板)、7…XYステージ、8…ウエハテーブル、17…主制御系、20,21…移動鏡、25,26,27…レーザ干渉計システム(干渉計システム、位置計測装置)、25A,25B,26A,27A,27B…干渉光学系、28…固定鏡、30〜41…ビーム、50…レーザ光源、51…分光光学系、54,55…調整機構、56…ハーフミラー、57…折り曲げミラー、60…保持部材(物体)、60a,60b…外側面(斜面)、61,62,63…取り付け部、70,71…偏角レンズ、72,73…固定具、80…ベース、EX…露光装置、RA…レチクルアライメント系センサ、WA1…ウエハアライメント系センサ、WA2…ウエハアライメント系センサ。

Claims (10)

  1. 同一軸方向の位置計測に用いられる複数の干渉光学系と、
    前記複数の干渉光学系に対応して光源からのビームを互いに平行な複数のビームに分ける分光光学系と、を備え、
    前記分光光学系は、前記ビームの少なくとも一部を折り曲げる複数のミラーと、前記複数のミラーの間に配置されるビーム平行度調整用の調整機構と、を含み、
    前記複数のミラーのそれぞれと前記調整機構とが、ベース上に支持された同一物体に固定されていることを特徴とする干渉計システム。
  2. 前記物体が、ベース上に3点支持されていることを特徴とする請求項1に記載の干渉計システム。
  3. 前記物体には、同一直線上に並びかつ該直線に対して所定の角度を有する互いに平行な複数の斜面が形成され、該複数の斜面のそれぞれに前記複数のミラーが個別に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の干渉計システム。
  4. 前記調整機構が、複数の偏角レンズを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の干渉計システム。
  5. 前記分光光学系からの平行な複数のビームの進行方向と、前記複数の干渉光学系の計測軸方向とが同一であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の干渉計システム。
  6. 計測対象物は、前記複数の干渉光学系の計測軸と直交な軸を中心とする回転角が変化することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の干渉計システム。
  7. 所定平面内を移動するステージと、
    前記ステージの位置をビームにより計測する位置計測装置と、を備えるステージ装置であって、
    前記位置計測装置が、請求項1〜6のいずれかに記載の干渉計システムを有することを特徴とするステージ装置。
  8. ステージ装置を用いて基板にパターンを露光する露光装置において、
    前記ステージ装置として、請求項7に記載のステージ装置を用いることを特徴とする露光装置。
  9. 前記干渉計システムにおける複数の干渉光学系が、投影光学系を介して基板にパターンを露光する露光処理時と、投影光学系を介することなくステージ装置または基板上のマークを検出するマーク検出時との間で、選択的に使用されることを特徴とする請求項8に記載の露光装置。
  10. 請求項8または9に記載の露光装置を用いて所定のパターンを物体上に形成するリソグラフィ工程を含むことを特徴とするデバイス製造方法。
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