JP2006347741A - 荷揚げ装置及び荷揚げ方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】都市部の戸建住宅に於けるベランダのような突出部位で作業する場合でも荷物やロープを引っ張って水平方向の移動をさせることなく荷揚げする。
【解決手段】荷揚げ装置Aは、脚部1と該脚部1の端部から屈折した横架部2と該横架部の端部から屈折した操作部3とを有する本体部材と、前記本体部材の横架部2に配置され荷物を引き揚げる揚重部材4とを有する。脚部1が長さを調整し得るように構成されている。脚部1を梯子11の踏み板12に着脱可能に取り付ける。
【選択図】 図1
【解決手段】荷揚げ装置Aは、脚部1と該脚部1の端部から屈折した横架部2と該横架部の端部から屈折した操作部3とを有する本体部材と、前記本体部材の横架部2に配置され荷物を引き揚げる揚重部材4とを有する。脚部1が長さを調整し得るように構成されている。脚部1を梯子11の踏み板12に着脱可能に取り付ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、下層にある荷物を垂直方向から水平方向に移行させて上層に荷揚げする際に有利な荷揚げ装置と、荷揚げ方法に関するものである。
例えば住宅の2階に荷物を搬入したり、2階から荷物を搬出する場合に、屋内の階段を利用して人力で揚げるのでは人手と時間がかかり過ぎたり、壁面を傷つける虞があるため、ベランダを利用して荷揚げするのが一般的である。この場合、建物の外部にウインチやチェンブロック等の揚重部材を有する荷揚げ装置を設置し、この荷揚げ装置によって目的の荷物の搬入、搬出を行うようにしている。
屋外に設置して荷物を2階に吊り揚げる荷揚げ装置として、例えば特許文献1、2に記載されたものが提案されている。特許文献1に記載された荷揚げ装置は、梯子の上部に水平方向の腕杆が設けられており、この腕杆に滑車が配置されると共に梯子にウインチが配置されている。そして、梯子を建物側に傾けて腕杆の先端を建物に当接させることで安定させ、この状態でウインチを操作して荷揚げ作業を行うものである。
また特許文献2に記載されたハシゴ用アタッチメントは、ハシゴに対して着脱する着脱部と、ハシゴに装着したときに該ハシゴから突出する突出部と、突出部に設けた引上部とを備えており、ハシゴを建物側に傾けて突出部の先端を該建物に当接させることで安定させ、この状態で引上部を操作して荷揚げ作業を行うものである。
上記特許文献1、2の技術は、腕杆や突出部の先端を建物に当接させた状態で荷揚げ作業を行うものであるため、荷揚げ方向は垂直方向となり荷物を水平方向に移動させる場合には、荷物を手で引っ張る作業、或いはワイヤを引っ張る作業が必要となる。このため、荷揚げ作業を行う際に、不安定な姿勢での作業を行わざるを得ず作業者の案全対策を充分に施さなければならないという問題が生じる。
また荷揚げする上層階がベランダの奥行き寸法が大きく腕杆や突出部の先端を当接させる上層階の外壁面が大きく後退している場合、腕杆や突出部の長さをベランダの奥行き寸法に合わせて長くする必要が生じ、大型化が避けられなくなるという問題も生じる。
更に、上記特許文献1、2の技術は、装置を建物側に傾斜させた状態のまま外壁面との間に荷揚げのための空間を確保する必要があるため、都市部の戸建住宅のように外部空間に充分な設置スペースが確保されない場合には使用が制限されるという問題も生じる。
本発明の目的は、都市部の戸建住宅のように狭い場所でも利用することができ、ベランダのような突出部位で荷揚げ作業を行う場合でも荷物やワイヤを引っ張って水平方向の移動をさせる必要のない荷揚げ装置と、被揚げ方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る荷揚げ装置は、脚部と該脚部の端部から屈折した横架部と該横架部の端部から屈折した操作部とを有する本体部材と、前記本体部材の横架部に配置され荷物を引き揚げる揚重部材とを有して構成されるものである。
上記荷揚げ装置に於いて、本体部材の脚部が長さを調整し得るように構成されていることが好ましい。
また上記何れかの荷揚げ装置に於いて、本体部材の脚部の下端部分に該脚部に対し回動可能に構成された接地部材を設けることが好ましい。
また請求項1又は2に記載された荷揚げ装置の横架部と操作部を前記梯子の横桟を含む面の面外方向に配置すると共に脚部を梯子の所定位置に着脱可能に取り付けて荷揚げ装置を構成することが好ましい。
更に本発明に係る荷揚げ方法は、建物の上層に設定された荷揚げ面に下層からの荷物を引き揚げる荷揚げ方法であって、起立部と該起立部から略直角方向に配置され荷物を引き揚げる揚重部材を支持する支持部とを有する支持体を用い、前記支持体の起立部を荷物が上層に設定された荷揚げ面の外縁との間を通過し得る位置に配置して起立させ、前記揚重部材によって荷物を上層に設定された荷揚げ面又は該荷揚げ面の周囲に設けた障害物よりも高く引き揚げた後、前記支持体の起立部を傾けて荷物を上層に設定された荷揚げ面の上方に移動させ、その後、引き揚げた荷物を上層に設定された荷揚げ面に降ろすことを特徴とするものである。
本発明の荷揚げ装置では、本体部材が脚部と横架部と操作部とを有し、横架部に揚重部材を配置して構成されるため、操作部を保持することで本体部材を起立状態に保持し、操作部を横方向に動かすことで本体部材を横方向に移動させることができる。このため、荷物を垂直方向に上下させると共に横方向に移動させることが可能となり、荷揚げすべき部分がベランダのような部位であっても、容易に荷揚げを行うことができる。
上記の如く本体部材の操作部を横方向に動かすことで荷物を横方向に移動させることができるため、下層の荷物を置く部位と荷揚げすべき部位とが平面的に異なる部位にあっても、作業者が身を乗りだして荷を引き寄せる必要がなく容易で且つ安全な作業を実現することができる。
また本体部材の脚部の長さを調整し得るように構成した場合には、荷揚げすべき部位の高さが変化したような場合でも、この変化に対応することができる。
また本体部材の脚部の下端部分に該脚部に回動可能に構成された接地部材を設けた場合には、操作部によって本体部材を横方向に動かす際に脚部が回動し、これにより、荷物の横方向への移動を容易に行うことができる。
また上記何れかの荷揚げ装置の横架部と操作部を梯子の横桟を含む面の面外方向に配置すると共に、脚部を梯子の所定位置に着脱可能に取り付けて構成した荷揚げ装置では、横架部の高さを確保するために梯子を利用することで、脚部の長さを短いものとすることができる。このため、脚部と横架部及び操作部を含む全体構造を小さくすることができ、工事現場や引っ越し現場までの搬送を容易にできる。特に、工事現場や引っ越し現場で利用することの多い梯子を利用することで、部品点数が少なくなり安価な荷揚げ装置とすることができる。
上記何れかの荷揚げ装置を利用することによって、荷物を屋内、特に階段を経由させる必要がない。このため、屋内の壁面や荷物を傷つけることなく、且つ作業員の移動が損なわれるようなこともなくなり、効率の良い荷揚げ作業を行うことができる。
更に本発明に係る荷揚げ方法は、荷揚げ面に下層からの荷物を引き揚げる際に、支持体の起立部を揚重部材が荷揚げ面を回避し得る位置に配置して起立させるに当たって、荷揚げ面の外縁(例えば建物の外壁面或いはベランダの腰壁面や手摺の外面)との間の空間を目的の荷物が通るのに必要な最小限の寸法に設定することができる。このため、目的の建物と隣接する建物との間が狭くとも、起立部と荷物が通過し得る寸法よりも僅かに大きければ荷揚げすることができる。
そして荷物を障害物よりも高く引き揚げた後、支持体の起立部を下端部分を支点として荷揚げ面側に傾けることで、荷物を略横方向に荷揚げ面の上方まで移動させることができ、その後、引き揚げた荷物を荷揚げ面に降ろすことで荷揚げすることができる。このように、本発明では、支持体の起立部を起立させることで荷物を垂直に上昇させ、その後、起立部を傾けることで荷物を横方向に移動させることができる。このため、荷物の上昇及び横移動を円滑に行うことができ、目的の荷揚げ面に対する荷揚げ作用を安全に効率良く行うことができる。
以下、上記荷揚げ装置の好ましい形態について説明する。本発明の荷揚げ装置は、本体部材の操作部を横方向に移動させるような操作を行って、横架部に配置された揚重部材を横方向に移動させ、これにより吊り上げた荷物を横方向に移動させるようにしたものである。このように、本発明の荷揚げ装置は荷物を吊り揚げた状態で横方向に移動させることが可能であり、安定した状態で安全に荷揚げ作業を行うことが可能となる。
本発明の荷揚げ装置は、特定の部位に固定した状態で用いることを想定したものではなく、工事中の戸建住宅に於ける地上から2階への資材の搬入時や引っ越し時のように、短期間利用したいときに簡単に設置して利用し得るようにし、且つ地上から2階への荷物の吊り揚げ、或いは吊り下げを簡単に且つ安全に行えるようにしたものである。
本発明の荷揚げ装置は、脚部と脚部から屈折した横架部と横架部から屈折した操作部とを有する本体部材と、横架部に配置された揚重部材とによって構成されており、特に本体部材の脚部と横架部とは剛性を持ったフレームによって一体的に構成されている。そして、横架部に50kg〜70kg程度の荷重が作用した場合でも、この荷重を脚部によって支持し得るように構成されている。
揚重部材は荷物の揚げ下ろしを行うものであり、取り扱おうとする荷物の重量に対応させて選択することが好ましい。取り扱うべき荷物の重量が大きい場合にはウインチやチェンブロックを用いることが好ましく、荷物の重量が小さい場合には動滑車と定滑車との組み合わせによるものであって良い。特に、荷物の重量が50kg〜70kg程度であり、この荷物を1階分揚げるような場合、構造の簡易さ装置自体の軽さ等の点から、滑車を利用した揚重部材であることが好ましい。
次に、本発明の荷揚げ方法は、揚重部材を支持する支持体を、揚重部材が荷揚げ面を回避し得る位置に配置し、揚重部材によって荷物を荷揚げ面よりも高く、或いは荷揚げ面の周囲に設けた障害物よりも高く引き揚げ、その後、支持体を傾けて荷物を荷揚げ面の上方に移動させた後、荷物を荷揚げ面に降ろすものである。
本発明に於いて、支持体の構成は特に限定するものではないが、荷物を引き揚げる際には、該荷物が上方に設定された荷揚げ面を回避するような位置に配置され、荷物が引き揚げられた後傾けることによって荷物を荷揚げ面の上方に移動させる機能を有する。従って、このような機能を持った支持体を利用して荷揚げすることによって、荷揚げ過程で荷物が他の物体に干渉することなく、円滑に目的の荷揚げ面に荷揚げすることが可能である。
以下、荷揚げ装置の好ましい実施例について図を用いて説明する。図1は第1実施例に係る荷揚げ装置の構成を説明する図である。図に示す荷揚げ装置Aは、本体部材を構成する脚部1と横架部2及び操作部3と、横架部2に配置された揚重部材4と、を有して構成されている。
図1に示すように、本体部材は、二つの部材を着脱可能に接続して構成されている。即ち、脚部1と横架部2は1本の材料(本実施例ではパイプ)を略90度に屈折させて一体的に形成されており、横架部2の自由端に、く字状に形成され一方の端部に把手3aを設けた操作部3が着脱可能に接続されている。従って、図に示すように、本体部材は全体として略フ字状に形成されている。
横架部2と操作部3との接続構造は特に限定するものではなく、横架部2から操作部3にかけて1本の材料を折り曲げて形成しても良い。この場合、脚部1との関係で本体部材の容積が大きくなってしまうため、横架部2と操作部3を着脱し得るように構成することで、荷揚げ装置Aの非使用時には小さい容積とすることが可能となり好ましい。
本実施例では、横架部2の自由端に平坦部2aを形成すると共に、操作部3の把手3aとは反対側の端部に平坦部2aを嵌合する差し込み部3bを形成し、平坦部2aと差し込み部3bを貫通させて穴を形成し、この穴にピン5を挿通して、或いはボルト,ナットを利用して接続している。横架部2と操作部3をこのように接続したとき、両者がピン5を中心として回動するが、差し込み部3bの底部3cが平坦部2aの端面に係合し得るように構成することで、回動範囲を限定して利用することが可能である。
横架部2に揚重部材4が配置されており、横架部2に設けた取付部に取り付けられている。前述したように、揚重部材4の構造は限定するものではないため、横架部2に設けた取付部は揚重部材4の構造に応じて最適な構造とすることが好ましい。
本実施例では、揚重部材4として組み合わせた滑車を利用している。この揚重部材4は、フック4aを有する動滑車4bと定滑車4cとを有し、各滑車4b,4cにロープ6を巻き掛けることで構成されており、作業員がロープ6を引っ張ることで荷揚げし得るように構成されている。このため、横架部2にはロープ6の端部を取り付ける固定リング2bが設けられると共に揚重部材4を構成する定滑車4cが設けられている。
上記の如く構成された荷揚げ装置Aでは、本体部材の脚部1を略直立させた状態で、フック4aに荷物を引っ掛けてロープ6を引っ張ることで、荷物を吊り揚げることが可能である。そして、荷物が所定の高さまで吊り揚がったとき、操作部3の把手3aを把持して脚部1が横架部2側に傾斜するようにして揚重部材4を横移動させることで、荷物を横方向に移動させることが可能である。その後、荷物が目的の載置すべき部位(例えば2階のベランダの床等)に移動したとき、本体部材の姿勢を保持してロープ6を緩めることで、荷物を目的の位置に降ろすことが可能である。
次に、荷揚げ装置を構成する本体部材の脚部の構成について図を用いて説明する。図2は第2実施例に係る荷揚げ装置の脚部の構成を説明する図である。本実施例の脚部は長さが調整し得るように構成されており、荷揚げすべき部位の高さの変化に追従し得るように構成されている。
図2に示すように、本体部材を構成する脚部1の横架部2とは反対側の端部は、パイプ状の調整部材7に対し挿入長さを調整し得るように嵌合している。また脚部1及び調整部材7には夫々互いに同じ一定の間隔を持って複数の穴1a,7aが形成されている。そして脚部1を調整部材7に挿通し、穴1a,7aを一致させてピン8を挿通することで、調整部材7からの脚部1の出寸法を調整することが可能である。また調整部材7の下端部分にはピン9が設けられ、該ピン9に対し回動可能に接地部材10が取り付けられている。
従って、荷揚げ装置によって荷物を揚げる際には、目的の荷揚げ部位の高さに対応させて脚部1の調整部材7に対する挿入長さを調整した後、穴1a,7aにピン8を通して一体化させることが可能である。荷揚げ装置を荷揚げ部位の近傍に移動させ、接地部材10を接地させて設置する。その後、荷物を揚げる際には、脚部1が略垂直になるようにピン9を中心に回動させ、荷物が所定の高さに到達した後、ピン9を中心として脚部1を回動させることで、荷物を横方向に荷揚げ部位の上方まで移動させることが可能である。
次に第3実施例に係る荷揚げ装置の構成について図を用いて説明する。図3は第3実施例に係る荷揚げ装置の構成を説明する図である。尚、図に於いて前述の第1実施例と同一の部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図に於いて、荷揚げ装置Bは、本体部材を構成する脚部1を市販の梯子11の踏み板12に添わせて固定することで構成されている。脚部1は梯子11に対する取付位置を調整し得るように構成されており、このように梯子11に対する取付位置を調整することで、梯子11の下端部分から横架部2までの高さを調整することが可能である。また脚部1を梯子11の最上段に取り付けると共に最上段からの突出長さを調整することで、高さを調整し得るように構成されている。
本体部材を構成する脚部1の梯子11の踏み板12に対する固定構造は特に限定するものではなく、揚重部材4によって荷物を荷揚げする際に脚部1に作用する力に対抗して位置を保持し得る構造であれば良い。また梯子11の構造や長さも限定するものではなく、複数の梯子部材がスライドすることで高さを調整し得るように構成された梯子や、一対の縦桟に複数の踏み板を取り付けて構成された高さの調整が不能な梯子を利用することが可能である。
本実施例では、U字状のボルト13と、該ボルト13のネジ部13aを挿通する二つの穴を形成した添え板14を用意し、ボルト13の頭部(U字状に屈曲した部分)13bを面外方向に屈曲させてフック状に形成し、この頭部13bを踏み板12に引っ掛けると共に一対のネジ部13aの間に脚部1を挟み込み、更に、ネジ部13aを添え板14の穴に挿通してナット15を締結することで、踏み板12と添え板14によって脚部1を挟持することで、脚部1を踏み板12に固定している。
上記の如く構成した荷揚げ装置Bでは、必要な荷揚げ高さを梯子11によって実現することが可能であり、荷揚げ部位の高さの如何に関わらず、本体部材を構成する脚部1の長さは一定のものであれば良く、梯子11と本体部材を分離することで、梯子11は通常の梯子として利用することが可能であり、また本体部材も脚部1の長さを特別に長くすることなく、高い位置に荷揚げすることが可能となる。
次に、本発明に係る荷揚げ方法について図を用いて説明する。図4は本実施例に係る荷揚げ方法を模式的に説明する図である。図に於いて、本実施例の荷揚げ方法を実現する際に、支持体として前述の第3実施例で説明した荷揚げ装置Bを利用している。
本実施例では、地面22に置かれた荷物21を、2階の高さに相当する位置にあるベランダ23の床23aを荷揚げ面とし、該床23aに荷揚げする場合について説明する。尚、ベランダ23には障害物となる腰壁23bが設けられており、荷物21を床23aまで荷揚げするには腰壁23bを回避することが必要となる。
先ず、図4(a)に示すように、荷揚げ装置Bを構成する梯子11の踏み板12にボルト13を利用して脚部1を固定する。このとき、荷揚げに際し荷物21が円滑に腰壁23bの上部を回避し得るか否かを確認しておく。荷物21をベランダ23の腰壁23bを回避し得る位置であって可及的に腰壁23bに接近した位置に置き、この荷物21を基準として荷揚げ装置Bを構成する梯子11を設置する。
横架部2に配置した揚重部材4のフック4aを降下させて荷物21を引っ掛け、ベランダ23に作業員が立ち、操作部3の把手3aを把持して脚部1(梯子11)が略直立するような姿勢で保持すると共にロープ6を引っ張って荷物21を上昇させる。このとき、荷物21はベランダ23の腰壁23bを回避しながら上昇する。そして荷物21が腰壁23bよりも上部に吊り揚げる。
その後、同図(b)に示すように、操作部3の把手3aを把持した作業員は、その状態で操作部3を建物側に移動させる。この移動に伴って、梯子11がベランダ23側に傾斜して荷物21はベランダ23の床23aの上方まで移動する。その後、ロープ6を緩めることで荷物21を床23aに降下させ、揚重部材4のフックを外すことによって、荷物21を目的の荷揚げ面に荷揚げすることが可能である。
本発明の荷揚げ装置は、新築住宅の2階に家具や設備類を搬入する際に、或いは引っ越しの際の荷物の搬入,搬出に利用して有利であり、特に、部品の点数が少なく、容積も小さいため、保管も容易である。
また本発明の荷揚げ方法は、都市部に於ける狭い土地を利用した荷物の搬入,搬出を行う際に利用して有利である。
A,B 荷揚げ装置
1 脚部
1a 穴
2 横架部
2a 平坦部
2b 固定リング
3 操作部
3a 把手
3b 差し込み部
3c 底部
4 揚重部材
4a フック
4b 動滑車
4c 定滑車
5 ピン
6 ロープ
7 調整部材
7a 穴
8,9 ピン
10 接地部材
11 梯子
12 踏み板
13 ボルト
13a ネジ部
13b 頭部
14 添え板
15 ナット
21 荷物
22 地面
23 ベランダ
23a 床
23b 腰壁
1 脚部
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2 横架部
2a 平坦部
2b 固定リング
3 操作部
3a 把手
3b 差し込み部
3c 底部
4 揚重部材
4a フック
4b 動滑車
4c 定滑車
5 ピン
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7 調整部材
7a 穴
8,9 ピン
10 接地部材
11 梯子
12 踏み板
13 ボルト
13a ネジ部
13b 頭部
14 添え板
15 ナット
21 荷物
22 地面
23 ベランダ
23a 床
23b 腰壁
Claims (5)
- 脚部と該脚部の端部から屈折した横架部と該横架部の端部から屈折した操作部とを有する本体部材と、前記本体部材の横架部に配置され荷物を引き揚げる揚重部材と、を有することを特徴とする荷揚げ装置。
- 前記本体部材の脚部が長さを調整し得るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載した荷揚げ装置。
- 前記本体部材の脚部の下端部分に該脚部に対し回動可能に構成された接地部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載した荷揚げ装置。
- 梯子を有し、請求項1又は2に記載された荷揚げ装置の横架部と操作部を前記梯子の横桟を含む面の面外方向に配置すると共に脚部を梯子の所定位置に着脱可能に取り付けたことを特徴とする荷揚げ装置。
- 建物の上層に設定された荷揚げ面に下層からの荷物を引き揚げる荷揚げ方法であって、起立部と該起立部から略直角方向に配置され荷物を引き揚げる揚重部材を支持する支持部とを有する支持体を用い、前記支持体の起立部を荷物が上層に設定された荷揚げ面の外縁との間を通過し得る位置に配置して起立させ、前記揚重部材によって荷物を上層に設定された荷揚げ面又は該荷揚げ面の周囲に設けた障害物よりも高く引き揚げた後、前記支持体の起立部を傾けて荷物を上層に設定された荷揚げ面の上方に移動させ、その後、引き揚げた荷物を上層に設定された荷揚げ面に降ろすことを特徴とする荷揚げ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005179015A JP2006347741A (ja) | 2005-06-20 | 2005-06-20 | 荷揚げ装置及び荷揚げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005179015A JP2006347741A (ja) | 2005-06-20 | 2005-06-20 | 荷揚げ装置及び荷揚げ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006347741A true JP2006347741A (ja) | 2006-12-28 |
Family
ID=37643981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005179015A Withdrawn JP2006347741A (ja) | 2005-06-20 | 2005-06-20 | 荷揚げ装置及び荷揚げ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006347741A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160001451U (ko) * | 2014-10-24 | 2016-05-04 | 대우조선해양 주식회사 | 선박의 긴급 탈출용 간이형 대빗 |
-
2005
- 2005-06-20 JP JP2005179015A patent/JP2006347741A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160001451U (ko) * | 2014-10-24 | 2016-05-04 | 대우조선해양 주식회사 | 선박의 긴급 탈출용 간이형 대빗 |
KR200481353Y1 (ko) * | 2014-10-24 | 2016-09-19 | 대우조선해양 주식회사 | 선박의 긴급 탈출용 간이형 대빗 |
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