JP2006346802A - クランクシャフトの加工方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィレット部が形成されていないクランクシャフトの軸部の面性状を向上させ、しかも装置構造を簡素化して製造コストを低減することにある。
【解決手段】略円板状に形成された一対のバニッシュローラ16a、16bをクランクシャフト18の軸部24を間にして相互に直線状に対向配置し、回転駆動源Mの回転駆動作用下にクランクシャフト18の軸心を回転中心として回転させ、前記一対のバニッシュローラ16a、16bの外周面20によって前記クランクシャフト18の軸部24を挟持しながら前記一対のバニッシュローラ16a、16bを相互に離間する方向に変位させながら転圧作用が施される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車、二輪車等の車両用エンジンのクランクシャフトの軸部に対してバニッシュ加工を施すクランクシャフトの加工方法及び装置に関する。
従来から、エンジンのクランクシャフトの軸部に対し、生産性の向上及び軸部の面性状の向上を図るために、ローラバニッシュ加工を行うことが知られている。
例えば、特許文献1には、クランクシャフトの軸部の両端部のダレを防止することを目的として、バニッシュローラの軸部に対する加工面圧を前記バニッシュローラの中央部と比較して両端部を低く設定する技術的思想が開示されている。
また、この特許文献1では、クランクシャフトの軸部を回転自在に支持する一対のサポートローラと、軸部の幅と略同一寸法からなるバニッシングローラと、前記バニッシングローラに当接して該バニッシングローラを軸部に向かって転圧させるバックアップローラと有するクランクシャフトのローラバニッシュ加工装置が開示されている。
さらに、特許文献2には、ワーク側の形状をローラバニッシュ加工し易い中凹の形状とし、凸部に対し通常のバニッシュローラを用いてローラバニッシュ加工を施すことにより所望の面粗度とし、中凹部分を油溜まりとして利用して適切な潤滑油の供給を可能とし、耐久性、作動性を高めるローラバニッシュ加工方法及び加工装置が開示されている。
前記特許文献2に開示された加工装置は、クランクシャフトのピン部を回転自在に支持する一対の支持ローラと、前記支持ローラを支持するサポート部材と、前記支持ローラの反対側から前記クランクシャフトのピン部を加圧するバニッシュローラと、前記バニッシュローラを回転自在に軸支するブラケットとから構成されている。
特開平6−190718号公報 特開2004−276121号公報
しかしながら、前記特許文献1、2に開示された技術的思想は、クランクシャフトの軸部の軸方向両端部に工具逃がし用のフィレット部が形成されており、このフィレット部近傍の端部がバニッシュローラの加圧によって押し潰されてダレが発生するのを防止するためになされたものであって、前記フィレット部を有するクランクシャフトが前提となっている。
従って、本願発明のように前記フィレット部が形成されていないクランクシャフトの軸部に対してローラバニッシュ加工を適用する場合、ダレの発生等を特に考慮する必要がないため、従来の加工方法をより一層簡素化して軸部の面性状を向上させることが要請される。
さらに、前記特許文献1、2に開示された加工装置では、例えば、一対のサポートローラ(サポート部材)及びバックアップローラ等の複数の部材が必要となり、装置構造が複雑となって製造コストが高騰するという問題がある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、フィレット部が形成されていないクランクシャフトの軸部の面性状を向上させ、しかも装置構造を簡素化して製造コストを低減することが可能なクランクシャフトの加工方法及び装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、車両用エンジンに用いられるクランクシャフトの軸部にバニッシュローラを転圧してローラバニッシュ加工を行うクランクシャフトの加工方法において、
前記クランクシャフトの軸部を間にして一対のバニッシュローラを対向配置し、前記一対のバニッシュローラの外周面によって前記クランクシャフトの軸部を挟持した状態で、該クランクシャフト及び一対のバニッシュローラをそれぞれ回転させることにより、前記軸部が転圧されることを特徴とする。
この場合、前記一対のバニッシュローラが前記クランクシャフトの軸部に接近して前記軸部の略中央部を挟持した後、該クランクシャフトの軸線方向に沿って前記一対のバニッシュローラが相互に離間する方向に摺動しながら前記軸部に対する転圧がなされるとよい。
なお、前記転圧によるローラバニッシュ加工は、少なくとも高周波加熱処理を含むクランクシャフトに対する熱処理前に行われるとよい。
さらに、本発明は、車両用エンジンに用いられるクランクシャフトの軸部にバニッシュローラを転圧してローラバニッシュ加工を行うクランクシャフトの加工装置において、
前記クランクシャフトの軸線方向に沿った両端部を回転可能に保持する保持機構と、
前記クランクシャフトの軸部を間にして相互に対向配置された一対のバニッシュローラと、
を備え、
前記一対のバニッシュローラの外周面によって前記クランクシャフトの軸部を挟持した状態で、該クランクシャフト及び一対のバニッシュローラをそれぞれ回転させることにより、前記軸部が転圧されることを特徴とする。
この場合、前記一対のバニッシュローラをそれぞれ略円板状の同一形状とし、前記軸部を転圧する外周面が単一の平坦面によって形成されるとよい。
また、前記一対のバニッシュローラを、クランクシャフトの軸線と直交する直線状に対向配置し、あるいは、クランクシャフトの軸線と直交する直線状の位置から前記クランクシャフトの軸線と平行に等距離だけ反対方向にオフセットした位置に対向配置するとよい。
さらに、前記クランクシャフトの軸部と接触する前記バニッシュローラの外表面には、前記軸部の軸線方向に沿った両端部の隅R部よりも曲率半径が小さく設定されたR部が設けられるとよい。
なお、前記各バニッシュローラは、支持部材によって一方の側面から片持ち又は両方の側面から両持ちで支持されるとよい。
本発明によれば、略円板状に形成された一対のバニッシュローラをクランクシャフトの軸部を間にして相互に対向配置し、例えば、クランクシャフトの軸心を回転中心として回転させることにより、前記一対のバニッシュローラの外周面によって前記クランクシャフトの軸部を挟持しながら転圧作用が施される。
従って、本発明では、従来技術と比較して簡素な加工方法によって軸部の面性状を向上させることができる。
本発明によれば、フィレット部が形成されていないクランクシャフトの軸部の面性状を向上させ、しかも装置構造を簡素化して製造コストを低減することができる。
本発明に係るクランクシャフトの加工方法について、これを実施する装置との関係において好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係るクランクシャフトの加工装置を示す。
このクランクシャフトの加工装置10は、図示しない数値制御装置によって制御されるタレット旋盤(又はマシニングセンタ)のタレット(回転刃物台)に装着され、相互に直交するXYZの3軸方向に変位可能な第1及び第2アダプタ12a、12bと、前記第1及び第2アダプタ12a、12bの回転軸14に対してそれぞれ回転自在に軸支される一対のバニッシュローラ16a、16bと、クランクシャフト18の軸線方向に沿った両端部をそれぞれ係止し、回転駆動源Mの回転駆動作用下にクランクシャフト18(以下、ワーク18という)をその軸心を回転中心として回転自在に保持する第1及び第2保持機構22a、22bとを備える。
前記一対のバニッシュローラ16a、16bは、ワーク18の被加工部位である軸部24を間としてワーク18の軸線と直交する直線状に相互に対向配置され(図4参照)、あるいは、前記ワーク18の軸線と直交する直線状の位置から前記ワーク18の軸線と平行に等距離だけ反対方向にオフセットした位置に対向配置される(図5参照)。
各バニッシュローラ16a(16b)は、それぞれ略円板状の同一形状からなり、外周面20は単一の平坦面によって帯状に形成される。この場合、各バニッシュローラ16a(16b)の外周面(転圧面)20は、図6に示されるように、断面円弧状に湾曲するR部26を有し、前記R部26から角部28に連続する面が軸部24の軸線と平行な線Tに対して角度θ1だけ傾斜する単一の傾斜面によって形成される。なお、前記角度θ1は、約1度に設定されると好ましい。
また、各バニッシュローラ16a(16b)の前記R部26は、被加工部位である軸部24の軸線方向に沿った両端部の隅R部48(後述する)の曲率半径r1よりも小さい曲率半径r2に設定されるとよい。
前記第1及び第2アダプタ12a、12bには、後述する図示しない加圧制御ばねのばね力に抗して前記バニッシュローラ16a、16bと一体的に矢印A方向に沿って変位するスライド部材32と、前記スライド部材32を案内する一対のガイドロッド34a、34bと、前記スライド部材32をワーク18側に向かって付勢する図示しない加圧制御ばねと、前記加圧制御ばねのばね力を調整する摘み部36とが設けられる(図2参照)。
この場合、前記摘み部36を作業者が把持して所定方向に回転させることにより、加圧制御ばねの初期設定荷重(後述するプリロード圧)が設定される。
前記バニッシュローラ16a、16bの中心内径部と回転軸14との間には該バニッシュローラ16a、16bに作用するラジアル方向の力を吸収する複数のニードルベアリング38が介装され、また、バニッシュローラ16a、16bとスライド部材32に連結された軸受プレート39との間には、該バニッシュローラ16a、16bに作用するスラスト力を吸収する複数のボールベアリング40が設けられる。前記バニッシュローラ16a、16bは、回転軸14に嵌合するナット部材42によって前記回転軸14からの脱抜が阻止されている。
なお、前記アダプタは、バニッシュローラ16a(16b)を一方の側面から片持ち支持するタイプ(図2参照)、あるいはバニッシュローラ16a(16b)を相互に対向するアーム44a、44bによって両側面から両持ち支持するタイプ(図3参照)のいずれを用いてもよい。
本実施の形態に係るクランクシャフトの加工装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
先ず、クランクシャフト18の製造工程について概略説明する。
鍛造成形された素材を旋盤によって機械加工(レース加工)を施した後、例えば、オイル孔等の穴明け加工を行い、続いて、本実施の形態によるクランクシャフトの加工装置10の一対のバニッシュローラ16a、16bの挟持による転圧によって軸部24に対するバニッシュ加工(塑性加工)を行う。さらに、ガス窒化(GSN)又は高周波加熱(HFQ)等の熱処理を施した後、仕上げ加工を行い、最終検査を経て製品が完成する。
このように前記クランクシャフトの加工装置10の転圧によるバニッシュ加工は、クランクシャフトに対する熱処理(GSN又はHFQ)の前工程として行われるものである。
次に、クランクシャフトの加工装置10の動作を説明する。
ワーク18が第1及び第2保持機構22a、22bにセットされて回転可能に支持された後、摘み部36を回転させ図示しない加圧制御ばねのばね力を調整することによりプリロード圧を所定値に設定する。このプリロード圧は、相互に対向配置された一対のバニッシュローラ16a、16bによって被加工部位である軸部24を挟圧したしたときに前記軸部24を押圧する押圧力をいい、換言すると、軸部24が一対のバニッシュローラ16a、16bから受ける加工面圧をいう。前記プリロード圧は、クランクシャフト18によって要求される面粗度に対応して設定されるとよい。
なお、一対のバニッシュローラ16a、16bは、初期位置として、ワーク18の軸部24から径方向に沿って所定距離離間し、該ワーク18の軸線と直交する直線状に所定距離だけ離間する対向した位置で待機しているものとする。
上記の準備段階を経た後、回転駆動源Mを付勢しワーク18を軸心を回転中心として所定の角速度で回転させる。続いて、図示しない数値制御装置からの制御信号に基づいて第1及び第2アダプタ12a、12bをワーク18側に互いに接近する方向に変位させ、軸部24の軸線方向に沿った中央部を一対のバニッシュローラ16a、16bによって挟持する。
この場合、ワーク18が軸心を回転中心として回転しているため、前記ワーク18の回転に伴って一対のバニッシュローラ16a、16bもそれぞれ反対方向に付随して回転する。このように一対のバニッシュローラ16a、16bが回転しながら前記一対のバニッシュローラ16a、16bの外周面20によって軸部24の被加工面を転圧することによりバニッシュ加工がなされる。このバニッシュ加工により軸部24の外表面の図示しない微小な凹凸が平坦化されて良好な面粗度を得ることができる。
なお、バニッシュローラ16a、16bが軸部24に接触する際、該軸部24の軸線と直交する方向から加圧するのではなく(図7参照)、斜め方向からバニッシュローラ16a、16bを軸部24の被加工面に対して接触させるとよい(図8参照)。この斜め方向の角度(θ2)は約20度〜45度がよく、バニッシュローラ16a、16bが軸部24に対して垂直加圧されたときに発生する塑性面のへこみ46(図7参照)を防止することができる。
一対のバニッシュローラ16a、16bが軸部24を間として直線状に位置して転圧を開始した後、図4に示されるように、一方のバニッシュローラ16a(16b)と他方のバニッシュローラ16b(16a)とをそれぞれ反対方向(クランクシャフト18の軸線と平行のまま相互に離間する方向)に摺動させて軸部24の被加工部位を転圧する。
このように一対のバニッシュローラ16a、16bを被加工部位の中央部で挟持した後、前記一対のバニッシュローラ16a、16bを相互に離間する方向に変位させて被加工部位をバニッシュ加工することにより、加工時間を短縮して効率化を図ることができる。
前記一対のバニッシュローラ16a、16bを相互に離間する方向に摺動させることにより、被加工部位である軸部24の両端部の隅R部48をも前記バニッシュローラ16a、16bのR部26によって好適に転圧することができる(図4及び図5参照)。各バニッシュローラ16a(16b)のR部26が、被加工部位である軸部24の両端部の隅R部48の曲率半径r1よりも小さい曲率半径r2に設定されているため、前記隅R部48を好適に転圧することができる。
また、被加工部位である軸部24は、クランクシャフト18を構成するピン部及びジャーナル部とする。
なお、図5に示されるように、一対のバニッシュローラ16a、16bが軸部24の軸線と直交する直線状に対向配置されることなく、僅かに水平方向に沿って偏位した位置から相互にクランクシャフト18の軸部24に接近させて該軸部24を挟持した後、前記一対のバニッシュローラ16a、16bを相互に離間する方向に摺動させて被加工部位をバニッシュ加工してもよい。
本実施の形態によれば、一対のバニッシュローラ16a、16bをクランクシャフト18の軸部24を間にして相互に対向配置し、前記クランクシャフト18の回転作用下に、該クランクシャフト18の軸部24を前記一対のバニッシュローラ16a、16bで挟持しながら転圧してバニッシュ加工を施すことにより、フィレット部が形成されていないクランクシャフト18の軸部24の面性状を向上させ、しかも装置構造を簡素化して製造コストを低減することができる。
本発明の実施の形態に係るクランクシャフトの加工装置の概略構造平面図である。 図1に示すクランクシャフトの加工装置の一部拡大平面図である。 バニッシュローラを両持ちで支持するタイプのクランクシャフトの加工装置の一部拡大平面図である。 クランクシャフトの軸部を挟持して転圧する一対のバニッシュローラの変位動作を示す一部省略拡大図である。 オフセットして配置された一対のバニッシュローラの変位動作を示す一部省略拡大図である。 転圧面である前記バニッシュローラの外周面を示す一部省略拡大図である。 バニッシュローラが軸部に接触する際、該軸部の軸線と直交する方向から加圧した状態を示す一部省略拡大図である。 バニッシュローラが軸部に接触する際、該軸部の軸線と直交する方向から所定角度だけ傾斜して加圧した状態を示す一部省略拡大図である。
符号の説明
10…クランクシャフトの加工装置 12a、12b…アダプタ
14…回転軸 16a、16b…バニッシュローラ
18…クランクシャフト(ワーク) 24…軸部
26…R部 32…スライド部材
36…摘み部 38…ニードルベアリング
40…ボールベアリング

Claims (9)

  1. 車両用エンジンに用いられるクランクシャフトの軸部にバニッシュローラを転圧してローラバニッシュ加工を行うクランクシャフトの加工方法において、
    前記クランクシャフトの軸部を間にして一対のバニッシュローラを対向配置し、前記一対のバニッシュローラの外周面によって前記クランクシャフトの軸部を挟持した状態で、該クランクシャフト及び一対のバニッシュローラをそれぞれ回転させることにより、前記軸部が転圧されることを特徴とするクランクシャフトの加工方法。
  2. 請求項1記載の方法において、
    前記一対のバニッシュローラが前記クランクシャフトの軸部に接近して前記軸部の略中央部を挟持した後、該クランクシャフトの軸線方向に沿って前記一対のバニッシュローラが相互に離間する方向に摺動しながら前記軸部に対する転圧がなされることを特徴とするクランクシャフトの加工方法。
  3. 請求項1又は2記載の方法において、
    前記転圧によるローラバニッシュ加工は、少なくとも高周波加熱処理を含むクランクシャフトに対する熱処理前に行われることを特徴とするクランクシャフトの加工方法。
  4. 車両用エンジンに用いられるクランクシャフトの軸部にバニッシュローラを転圧してローラバニッシュ加工を行うクランクシャフトの加工装置において、
    前記クランクシャフトの軸線方向に沿った両端部を回転可能に保持する保持機構と、
    前記クランクシャフトの軸部を間にして相互に対向配置された一対のバニッシュローラと、
    を備え、
    前記一対のバニッシュローラの外周面によって前記クランクシャフトの軸部を挟持した状態で、該クランクシャフト及び一対のバニッシュローラをそれぞれ回転させることにより、前記軸部が転圧されることを特徴とするクランクシャフトの加工装置。
  5. 請求項4記載の装置において、
    前記一対のバニッシュローラは、それぞれ略円板状の同一形状からなり、前記軸部を転圧する外周面が単一の平坦面によって形成されることを特徴とするクランクシャフトの加工装置。
  6. 請求項4記載の装置において、
    前記一対のバニッシュローラは、クランクシャフトの軸線と直交する直線状に対向配置されることを特徴とするクランクシャフトの加工装置。
  7. 請求項4記載の装置において、
    前記一対のバニッシュローラは、クランクシャフトの軸線と直交する直線状の位置から前記クランクシャフトの軸線と平行に等距離だけ反対方向にオフセットした位置に対向配置されることを特徴とするクランクシャフトの加工装置。
  8. 請求項4記載の装置において、
    前記各バニッシュローラは、支持部材によって一方の側面から片持ち又は両方の側面から両持ちで支持されることを特徴とするクランクシャフトの加工装置。
  9. 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の装置において、
    前記クランクシャフトの軸部と接触する前記バニッシュローラの外表面には、前記軸部の軸線方向に沿った両端部の隅R部よりも曲率半径が小さく設定されたR部が設けられることを特徴とするクランクシャフトの加工装置。
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