JP2006344687A - 電子装置用筐体 - Google Patents

電子装置用筐体 Download PDF

Info

Publication number
JP2006344687A
JP2006344687A JP2005167400A JP2005167400A JP2006344687A JP 2006344687 A JP2006344687 A JP 2006344687A JP 2005167400 A JP2005167400 A JP 2005167400A JP 2005167400 A JP2005167400 A JP 2005167400A JP 2006344687 A JP2006344687 A JP 2006344687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic device
circuit board
intrusion prevention
prevention wall
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005167400A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4289325B2 (ja
Inventor
Satoru Yamauchi
知 山内
Teruhiro Mizutani
彰宏 水谷
Hidehiro Mikura
英弘 三倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2005167400A priority Critical patent/JP4289325B2/ja
Publication of JP2006344687A publication Critical patent/JP2006344687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4289325B2 publication Critical patent/JP4289325B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 コストを抑えつつ、筐体内の電子装置への結露の発生を防止することができる電子装置用筐体を提供すること。
【解決手段】 回路素子21を実装してなる回路基板20と、その回路基板20と外部との電気的接続を行なうコネクター22及びターミナル23とを備える電子装置200を収納する電子装置用筐体であって、コネクター22及びターミナル23の少なくとも一部を外部に露出する開口部と、回路基板20における回路素子21が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置とその開口部との間の少なくとも一部に回路基板20の方向へ突出する空気進入防止壁11とを備える電子装置用筐体。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子装置用筐体に関するものである。
従来、電子装置用筐体内への水分の浸入を防止するものとして特許文献1に示すものがあった。
特許文献1に示す電子装置用筐体は、筐体本体及び蓋体などを備え、この筐体本体と蓋体との間、筐体本体とコネクターとの間、及び蓋体とコネクターとの間に防水パッキンを設けるものである。
また、電子装置への結露を防止するために、特許文献2に示すように、電子装置を防湿剤にて覆うものがあった。
特開2000−244142号公報 特開平5−343817号公報
しかしながら、特許文献1に示す電子装置用筐体の場合、パッキンを設けるので、そのパッキンの分だけコストが増加するという問題があった。また、特許文献2に関しても、防湿剤を設けるので、その防湿剤の分だけコストが増加するという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、コストを抑えつつ、筐体内の電子装置への結露の発生を防止することができる電子装置用筐体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の電子装置用筐体は、回路素子を実装してなる回路基板と、回路基板と外部との電気的接続を行なう外部接続部とを備える電子装置を収納する電子装置用筐体であって、外部接続部の少なくとも一部を外部に露出する開口部と、回路基板における回路素子が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置と開口部との間の少なくとも一部に回路基板の方向へ突出する空気進入防止壁とを備えることを特徴とするものである。
このように、回路基板における回路素子が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置と開口部との間の少なくとも一部に回路基板の方向へ突出する空気進入防止壁を設けることによって、電子装置用筐体内の空気の流れ抵抗を増やしてケース内における空気の出入りを減少させることができる。また、空気進入防止壁を設けることによって、電子装置用筐体内における回路基板や回路素子への空気の進入経路を長くすることができるので、電子装置用筐体内へ進入してくる空気の温度を空気進入防止壁で低下させ、電子装置用筐体内へ進入してくる空気の湿度を低下させることができる。したがって、防湿剤やパッキンを用いることなくケース内における回路基板や回路素子への結露の発生を防止することができるため、コストを抑えつつ、ケース内の電子装置への結露の発生を防止することができる。
また、空気進入防止壁は、請求項2に示すように、回路基板に略平行な面の少なくとも一方の面に設ければよい。また、空気進入防止壁は、請求項3に示すように、回路基板に略平行な面における一方の端部から他方の端部にかけて設けると好ましい。
また、空気進入防止壁は、請求項4に示すように、回路基板に略平行な面に複数設けると電子装置用筐体内の空気の流れ抵抗をより一層増やして電子装置用筐体内における空気の出入りを減少させ、電子装置用筐体内における回路基板や回路素子への結露の発生をより一層防止することができる。
また、請求項5に記載の電子装置用筐体では、空気進入防止壁は、電子装置用筐体が取付け対象に取付けられた状態において、回路基板と略垂直な面の少なくとも一方に向かうにつれて重力方向へ傾斜する傾斜形状をなすことを特徴とするものである。
このように、空気進入防止壁を電子装置用筐体が取付け対象に取付けられた状態において、回路基板と略垂直な面の少なくとも一方に向かうにつれて重力方向へ傾斜する傾斜形状とすることによって、結露によって空気進入防止壁に付着した水滴が回路基板などに滴下するのを防止することができる。
また、空気進入防止壁は、請求項6に示すように、回路基板に略垂直な面の少なくとも一方の面に設けるようにしてもよい。また、空気進入防止壁は、請求項7に示すように、回路基板に略垂直な面における一方の端部から他方の端部にかけて設けると好ましい。
また、請求項8及び請求項9に記載の電子装置用筐体での作用・効果に関しては、請求項4及び請求項5に記載の作用・効果と同様であるため説明を省略する。
また、請求項10に記載の電子装置用筐体では、回路基板における回路素子が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置と開口部との間の少なくとも一部に放熱フィンを備えることを特徴とするものである。
このように、電子装置用筐体に放熱フィンを設けることによって、電子装置用筐体内へ進入してくる空気の温度を放熱フィンで低下させ、電子装置用筐体内へ進入してくる空気の湿度を低下させることができる。したがって、電子装置用筐体内における回路基板や回路素子への結露の発生をより一層防止することができる。
また、放熱フィンは、請求項11及び請求項12に示すように、回路基板に略平行な面の少なくとも一方の面、もしくは回路基板に略垂直な面の少なくとも一方の面に設ければよい。さらに、請求項13に示すように、空気進入防止壁が設けられる面においては、放熱フィンは、開口部と空気進入防止壁との間に設ければよい。
また、請求項14に記載の電子装置用筐体での作用・効果に関しては、請求項5に記載の作用・効果と同様であるため説明を省略する。
また、請求項15に記載の電子装置用筐体では、回路素子を実装してなる回路基板と、回路基板と外部との電気的接続を行なう外部接続部とを備える電子装置を収納する電子装置用筐体であって、外部接続部の少なくとも一部を外部に露出する開口部と、回路基板における回路素子が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置と開口部との間の少なくとも一部に設けられる放熱フィンとを備えることを特徴とするものである。
このように、電子装置用筐体に放熱フィンを設けることによって、電子装置用筐体内へ進入してくる空気の温度を放熱フィンで低下させ、電子装置用筐体内へ進入してくる空気の湿度を低下させることができるので、電子装置用筐体内における回路基板や回路素子への結露の発生を防止することができる。したがって、防湿剤やパッキンを用いることなくケース内における回路基板や回路素子への結露の発生を防止することができるため、コストを抑えつつ、ケース内の電子装置への結露の発生を防止することができる。
また、放熱フィンは、請求項16及び請求項17に示すように、回路基板に略平行な面の少なくとも一方の面、もしくは回路基板に略垂直な面の少なくとも一方の面に設ければよい。
また、請求項18に記載の電子装置用筐体での作用・効果に関しては、請求項5に記載の作用・効果と同様であるため説明を省略する。
また、請求項19に記載の電子装置用筐体では、内周部に付着する水滴を外部に放出する水放出部を備えることを特徴とするものである。
電子装置用筐体の内周部に水滴が付着した場合であっても、請求項19に示すように、内周部に付着する水滴を外部に放出する水放出部を備えることによって、この水滴が電子装置に付着することを防止することができる。
また、請求項20に記載の電子装置用筐体では、水放出部は、電子装置用筐体が取付け対象に取付けられた状態において、底部となる位置に設けられることを特徴とするものである。
このように、水放出部を電子装置用筐体が取付け対象に取付けられた状態で底部となる位置に設けることによって、水滴をより一層外部に放出しやすくなり好ましい。
また、請求項21に記載の電子装置用筐体では、水放出部は、外部からの液体の進入を防止する進入防止部を備えることを特徴とするものである。
このように、外部からの液体の進入を防止する進入防止部を備えることによって、電子装置用筐体内の電子装置への結露の発生をより一層防止することができる。
また、請求項22に示すように、進入防止部は、水放出部の内周部から水放出部の中心軸に向かう方向に形成される疎水性繊維を備え、疎水性繊維は、水放出部の内周部から水放出部の中心軸に向かうにつれて外部方向へ向くものとすることができる。
また、請求項23に示すように、疎水性繊維は、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリエチレンのいずれか1つとすると好ましい。また、請求項24に示すように、水放出部は、電子装置用筐体と別部材であってもよい。
また、電子装置用筐体の材料は、請求項25乃至請求項27に示すように、樹脂材料、アルミニウム、鉄とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるECU100の概略構成を示す組付前の断面図である。図2は、本発明の第1の実施の形態におけるECU100の概略構成を示す組付後の断面図である。図3は、本発明の第1の実施の形態における上部材10の概略構成を示す斜視図である。図4は、本発明の第1の実施の形態におけるECU100の空気の進入を説明する断面図である。なお、本実施の形態においては、電子装置用筐体(以下、ケースとも称する)をECU(Electric Control Unit)に適用した例を用いて説明する。
図1に示すように、ECU100は、ケースを構成する上部材10と下部材12、及び電子装置200を構成する回路基板20、回路素子21、コネクター22、ターミナル23などを備える。ECU100は、例えばエンジンルーム内のダッシュパネルとエンジンとの間などにブラケットとボルトなどで固定されて搭載される。
ケースを構成する上部材10は、図3に示すように、電子装置200を収容するために開放された略箱状であり、コネクター22の少なくとも一部を外部に露出する開口部、ケース内への水分を含んだ空気の進入を低減させる空気進入防止壁11などを備える。なお、空気進入防止壁11に関しては後ほど詳しく説明する。また、ケースを構成する下部材12は、上部材10の開放面を閉塞する底の浅い略矩形板状をなす蓋部材である。
上部材10及び下部材12は、例えばアルミニウム、樹脂、鉄等からなり、アルミダイキャスト成形、樹脂成形、プレス加工などによって製造することができる。ここで、上部材10及び下部材12の製造方法の一例として、アルミダイキャスト成形による製造方法について説明する。アルミダイキャスト成形装置は、金型(固定型及び可動型)、押し棒、スリーブ、プランジャ、キャビティなどを備える。
このようなアルミダイキャスト成形装置にて上部材10及び下部材12を成形する場合、まず、可動型を作動させ、金型を閉じて型締め状態にする。この状態でキャビティ内に離型剤を供給し、キャビティの内面に離型剤を付着させる。その後、金型温度を所定の温度に調整した状態で、プランジャを駆動することによって、スリーブ内の溶湯を金型に設けられるゲートを介して所定の射出速度(例えば、10〜60m/s程度)、所定の鋳造圧力(例えば、50〜100MPs程度)でキャビティ内に供給する。そして、キャビティ内の溶湯が凝固したら、可動型を移動して金型を開く。さらに、押し棒によって形成された成形品(上部材10及び下部材12)を押し出すことによって、成形品(上部材10及び下部材12)を金型から離型する。
電子装置200は、回路基板20、回路素子21、コネクター22、ターミナル23などを備える。回路基板20は、図示されない配線パターンや配線パターン間を接続するビアホール等が形成されてなる基板である。この回路基板20上には、マイコン、パワートランジスタ、抵抗、コンデンサなどの回路素子21が実装される。さらに、回路基板20には、外部との電気的接続を行なう外部接続部としてのコネクター22、ターミナル23が電気的及び機械的に接続されている。このターミナル23は、回路基板20に形成される配線パターンなどを介して回路素子21と電気的に接続される。
この電子装置200は、下部材12に例えば図示されない螺子などで固定される。そして、電子装置200は、上部材10と下部材12とを例えば図示されない螺子等によって締結することで、図2に示すようにケース内に収容される。
このように上部材10と下部材12とを組付ける場合、上部材10とコネクター22との間などに組付公差のために隙間が生じることがある。この上部材10とコネクター22との間などに隙間が生じると、この隙間からケース内へ水分を含んだ空気が進入する可能性がある。また、ケース内へ水分を含んだ空気が進入すると、電子装置200に結露が発生する可能性がある。電子装置200、特に回路基板20や回路素子21に結露が発生すると、短絡や腐食などの不具合の原因となりうる。
そこで、本発明は、ケース内への水分を含んだ空気の進入を低減させ、電子装置100に結露が発生することを防止するために空気進入防止壁11を備える。
ここで、本発明の特徴部分である空気進入防止壁11について説明する。空気進入防止壁11は、図1乃至図3に示すように、上部材10の回路基板20に略平行な面における一方の端部から他方の端部にかけて設ける。また、空気進入防止壁11は、上部材10の回路基板20における回路素子21が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置と上部材10の開口部との間の少なくとも一部であって、回路基板20の方向へ突出するように設けられる。なお、空気進入防止壁11と電子装置200との隙間は小さい方が好ましいが、上部材10、下部材12、コネクター22の組付公差を考慮すると0.5〜3mm程度が好ましい。
また、電子装置200が回路基板20とコネクター22とを電気的に接続するターミナル23を備える場合、空気進入防止壁11は、ターミナル23に接触しない程度の長さ及び形状とする。また、空気進入防止壁11は、本実施の形態においては、上部材10の回路基板20に略平行な面における一方の端部から他方の端部にかけて設ける例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上部材10とコネクター22との間に生じる隙間に対応する位置に設ければよい。
ケース内部と外部との差圧が同等である条件にて、空気進入防止壁11を設置した場合と設置してない場合とを比較(シミュレーション)した結果、ケース内部に流れ込む流量は空気進入防止壁11の空気抵抗により30%低減させることができた。
また、ケース内部と外部との差圧が同等である条件にて、空気進入防止壁11を設置した場合と設置してない場合とを比較(シミュレーション)した結果、ケース外部から内部に流れ込む空気の接触面積を30%増加させることができるため、熱伝導度(W/℃)を30%上げることができた。
また、空気進入防止壁11を設置した場合と設置してない場合とでケース内部に入りこむ空気(外部空気温度)とケース内部(内部空気温度)の温度差を比較(シミュレーション)した結果、外部空気温度と内部空気温度との温度差が30℃ある場合に外部空気温度と内部空気温度との温度差を2℃低減する効果があることが解かった。
このように、ケース(上部材10)に空気進入防止壁11を設けることによって、ケース内の空気の流れ抵抗を増やしてケース内における空気の出入りを減少させ、ケース内における回路基板20や回路素子21への結露の発生を防止することができる。
また、ケース(上部材10)に空気進入防止壁11を設けることによって、空気の進入経路は、図4に示すようにラビリンス構造となる。すなわち、ケース内における回路基板20や回路素子21への空気の進入経路を長くすることができるので、ケース内へ進入してくる空気の温度を空気進入防止壁11で低下させ、ケース内へ進入してくる空気の湿度を低下させることができる。したがって、ケース内における回路基板20や回路素子21への結露の発生を防止することができる。
例えば、ECU100をエンジン制御装置に適用した場合、ケース内へは、高湿度で高温度(ECU100内の温度よりも高い温度)の空気が進入してくる可能性がある。このような場合、空気進入防止壁11によって高湿度で高温度の空気の温度を低下させることができ、空気の湿度を低下させることができる。
このように、ケース(上部材10)の回路基板20に略平行な面に空気進入防止壁11を設けることによって、防湿剤やパッキンを用いることなくケース内における回路基板20や回路素子21への結露の発生を防止することができるため、コストを抑えつつ、ケース内の電子装置200への結露の発生を防止することができる。
(変形例1)
なお、上述の実施の形態においては、空気進入防止壁11を上部材10における回路基板20に略平行な面に設ける例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
変形例1における空気進入防止壁11について説明する。図5は、本発明の第1の実施の形態における変形例1のECU100の概略構成を示す断面図である。図6は、本発明の第1の実施の形態における変形例1の下部材12の概略構成を示す斜視図である。なお、変形例1におけるECU100は、上述の実施の形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。変形例1において上述の第1の実施の形態と異なる点は、空気進入防止壁11の設置位置である。
上述のように上部材10と下部材12とを組付ける場合、下部材12とコネクター22との間などに組付公差のために隙間が生じることもある。この下部材12とコネクター22との間に隙間が生じる場合であっても、この隙間からケース内へ水分を含んだ空気が進入する可能性がある。また、ケース内へ水分を含んだ空気が進入すると、電子装置200に結露が発生する可能性がある。電子装置200、特に回路基板20や回路素子21に結露が発生すると、短絡や腐食などの不具合の原因となりうる。
そこで、変形例1における空気進入防止壁11は、図5及び図6に示すように、下部材12の回路基板20に略平行な面における一方の端部から他方の端部にかけて設ける。また、空気進入防止壁11は、下部材12の回路基板20における回路素子21が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置と下部材12の開口部との間の少なくとも一部であって、回路基板20の方向へ突出するように設けられる。なお、空気進入防止壁11と電子装置200との隙間は小さい方が好ましいが、上部材10、下部材12、コネクター22の組付公差を考慮すると0.5〜3mm程度が好ましい。
また、電子装置200が回路基板20とコネクター22とを電気的に接続するターミナル23を備える場合、空気進入防止壁11は、ターミナル23に接触しない程度の長さとする。また、空気進入防止壁11は、本実施の形態においては、下部材12の回路基板20に略平行な面における一方の端部から他方の端部にかけて設ける例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、下部材12とコネクター22との間に生じる隙間に対応する位置に設ければよい。
なお、本実施の形態においては、底の浅い略矩形板状である下部材12の例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、上部材10と同様に電子装置200を収容するために開放された略箱状としてもよい。この場合、空気進入防止壁11は、下部材12の回路基板20に略平行な面に設けるものに限定されるものではなく、下部材12の回路基板20に略垂直な面など、下部材12とコネクター22との間に生じる隙間に対応する位置に設ければよい。
このように、下部材12に空気進入防止壁11を設けることによっても、防湿剤やパッキンを用いることなくケース内における回路基板20や回路素子21への結露の発生を防止することができるため、コストを抑えつつ、ケース内の電子装置200への結露の発生を防止することができる。
(変形例2)
なお、上述の実施の形態においては、空気進入防止壁11を上部材10もしくは下部材12における回路基板20に略平行な面に設ける例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
変形例2における空気進入防止壁11について説明する。図7は、本発明の第1の実施の形態における変形例2のECU100の概略構成を示す断面図である。図8は、本発明の第1の実施の形態における変形例2の上部材10の概略構成を示す斜視図である。なお、変形例2におけるECU100は、上述の第1の実施の形態及び変形例1によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。変形例2において上述の第1の実施の形態及び変形例1と異なる点は、空気進入防止壁11の設置位置である。
上述のように上部材10と下部材12とを組付ける場合、上部材10の側面とコネクター22との間などに組付公差のために隙間が生じることもある。この上部材10の側面とコネクター22との間に隙間が生じる場合であっても、この隙間からケース内へ水分を含んだ空気が進入する可能性がある。また、ケース内へ水分を含んだ空気が進入すると、電子装置200に結露が発生する可能性がある。電子装置200、特に回路基板20や回路素子21に結露が発生すると、短絡や腐食などの不具合の原因となりうる。
そこで、変形例2における空気進入防止壁11は、図7及び図8に示すように、上部材10の回路基板20に略垂直な面における一方の端部から他方の端部にかけて設ける。また、空気進入防止壁11は、上部材10の回路基板20における回路素子21が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置と上部材10の開口部との間の少なくとも一部であって、回路基板20の方向へ突出するように設けられる。なお、空気進入防止壁11と電子装置200との隙間は小さい方が好ましいが、上部材10、下部材12、コネクター22の組付公差を考慮すると0.5〜3mm程度が好ましい。
また、電子装置200が回路基板20とコネクター22とを電気的に接続するターミナル23を備える場合、空気進入防止壁11は、ターミナル23に接触しない程度の長さとする。また、空気進入防止壁11は、本実施の形態においては、上部材10の回路基板20に略垂直な面における一方の端部から他方の端部にかけて設ける例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上部材10とコネクター22との間に生じる隙間に対応する位置に設ければよい。
このように、上部材10の側面に空気進入防止壁11を設けることによっても、防湿剤やパッキンを用いることなくケース内における回路基板20や回路素子21への結露の発生を防止することができるため、コストを抑えつつ、ケース内の電子装置200への結露の発生を防止することができる。
(変形例3)
なお、上述の実施の形態においては、空気進入防止壁11を上部材10もしくは下部材12に一つ設ける例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
変形例3における空気進入防止壁11について説明する。図9は、本発明の第1の実施の形態における変形例3の空気進入防止壁11を説明する断面図であり、(a)は上部材10の上面に形成される場合であり、(b)は上部材10の側面に形成される場合であり、(c)は下部材12の底面に形成される場合である。なお、変形例3におけるECU100は、上述の第1の実施の形態及び変形例1及び変形例2によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。変形例3において上述の第1の実施の形態及び変形例1及び変形例2と異なる点は、空気進入防止壁11の個数である。
変形例3における空気進入防止壁11は、図9に示すように、上部材10もしくは下部材12に複数個設ける。すなわち、空気進入防止壁11を上部材10に設ける場合、図9(a)に示すように、上部材10の回路基板20に略平行な面に複数設けるようにしてもよい。また、図9(b)に示すように、空気進入防止壁11は、上部材10の回路基板20に略垂直な面に複数設けるようにしてもよい。さらに、図9(c)に示すように、空気進入防止壁11を下部材12に設ける場合、下部材12の回路基板20に略平行な面に複数設けるようにしてもよい。
このように、空気進入防止壁11を上部材10もしくは下部材12に複数個設けることによって、ケース内の空気の流れ抵抗をより一層増やしてケース内における空気の出入りを減少させ、ケース内における回路基板20や回路素子21への結露の発生をより一層防止することができる。
(変形例4)
変形例4における空気進入防止壁11について説明する。図10は、本発明の第1の実施の形態における変形例4の空気進入防止壁11を説明する図であり、(a)は上部材10を上側にして搭載する場合の上部材10のコネクター22方向からの正面図あり、(d)は上部材10を下側にして搭載する場合の上部材10のコネクター22方向からの正面図あり、(c)はコネクター22を上側にして搭載する場合の上部材10の回路基板20方向からの平面図であり、(d)はコネクター22を下側にして搭載する場合の上部材10の回路基板20方向からの平面図である。
なお、変形例4におけるECU100は、上述の第1の実施の形態及び変形例1乃至変形例3によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。変形例4において上述の第1の実施の形態乃至変形例3と異なる点は、空気進入防止壁11の形状である。
上述のように上部材10もしくは下部材12に空気進入防止壁11を設ける場合、ケース外部から進入してくる空気は、空気進入防止壁11で温度が低下することとなる。よって、空気進入防止壁11に結露が発生し、この結露によって生じた水滴が回路基板20などに滴下する可能性がある。
そこで、変形例4は、図10に示すように、空気進入防止壁11の形状を傾斜形状とするものである。
例えば、図10(a)に示すように、ECU100の搭載方向として、上部材10を上側にして横置きにした場合、空気進入防止壁11の形状は、回路基板20と略垂直な面の少なくとも一方に向かうにつれて重力方向へ傾斜する傾斜形状とする。すなわち、空気進入防止壁11は、逆山形状を成し、中心部から端部方向に向かうにつれて重力方向へ傾斜する傾斜形状である。
また、図10(b)に示すように、ECU100の搭載方向として、上部材10を下側にして横置きにした場合、空気進入防止壁11の形状は、回路基板20と略垂直な面の少なくとも一方に向かうにつれて重力方向へ傾斜する傾斜形状とする。すなわち、空気進入防止壁11は、山形状を成し、中心部から端部方向に向かうにつれて重力方向へ傾斜する傾斜形状である。
また、図10(c)に示すように、ECU100の搭載方向として、コネクター22を上側にして縦置きにした場合、空気進入防止壁11の形状は、回路基板20と略垂直な面の少なくとも一方に向かうにつれて重力方向へ傾斜する傾斜形状とする。すなわち、空気進入防止壁11は、中心部から端部方向に向かうにつれて重力方向へ傾斜するように折り曲げられた傾斜形状である。
また、図10(d)に示すように、ECU100の搭載方向として、コネクター22を下側にして縦置きにした場合、空気進入防止壁11の形状は、回路基板20と略垂直な面の少なくとも一方に向かうにつれて重力方向へ傾斜する傾斜形状とする。すなわち、空気進入防止壁11は、中心部から端部方向に向かうにつれて重力方向へ傾斜するように折り曲げられた傾斜形状である。
なお、本実施の形態においては、上部材10の回路基板20に略平行な面に設けた空気進入防止壁11の形状について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。変形例4における空気進入防止壁11の形状を上部材10の回路基板20に略垂直な面、下部材12の回路基板20に略平行な面に設ける空気進入防止壁11に適用してもよい。
なお、上述の第1の実施の形態及び変形例1乃至変形例4においては、上部材10と下部材12とからなるケースの例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。回路基板20における回路素子21が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置と開口部との間の少なくとも一部に回路基板20の方向へ突出する空気進入防止壁11を備えるものであれば本発明の目的を達成できるものである。例えば、1つの部材からなるケースであってもよい。
このように、ECU100が取付け対象に取付けられた状態において、空気進入防止壁11を回路基板20と略垂直な面の少なくとも一方、もしくは略平行な面の少なくとも一方に向かうにつれて重力方向へ傾斜する傾斜形状とすることによって、結露によって空気進入防止壁11に付着した水滴が回路基板20などに滴下するのを防止することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図11は、本発明の第2の実施の形態におけるECU100の概略構成を示す図であり、(a)はECU100の断面図であり、(b)はECU100のコネクター22方向からの正面図あり、(c)は上部材10の斜視図である。
第2の実施の形態におけるECU100は、上述の第1の実施の形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。第2の実施の形態において、上述の第1の実施の形態と異なる点は、空気進入防止壁11のかわりに放熱フィン13を備える点である。
第2の実施の形態における上部材10は、図11に示すように、空気進入防止壁11のかわりに放熱フィン13を備える。
放熱フィン13は、図11(b)及び(c)に示すように、上部材10の回路基板20に略平行な面における一方の端部から他方の端部にかけて設けられる複数の突部からなる。また、放熱フィン13は、上部材10の回路基板20における回路素子21が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置と上部材10の開口部との間の少なくとも一部であって、回路基板20の方向へ突出するように設けられる。なお、放熱フィン13と電子装置200との隙間は小さい方が好ましいが、上部材10、下部材12、コネクター22の組付公差を考慮すると0.5〜3mm程度が好ましい。
また、電子装置200が回路基板20とコネクター22とを電気的に接続するターミナル23を備える場合、放熱フィン13は、図11(a)に示すように、ターミナル23に接触しない程度の長さ及び形状とする。また、放熱フィン13は、本実施の形態においては、上部材10の回路基板20に略平行な面における一方の端部から他方の端部にかけて複数の突部を設ける例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上部材10とコネクター22との間に生じる隙間に対応する位置に設ければよい。
このように、ケース(上部材10)に放熱フィン13を設けることによって、ケース内へ進入してくる空気の温度を放熱フィン13で低下させ、ケース内へ進入してくる空気の湿度を低下させることができる。したがって、ケース内における回路基板20や回路素子21への結露の発生を防止することができる。
したがって、ケース(上部材10)の回路基板20に略平行な面に放熱フィン13を設けることによって、防湿剤やパッキンを用いることなくケース内における回路基板20や回路素子21への結露の発生を防止することができるため、コストを抑えつつ、ケース内の電子装置200への結露の発生を防止することができる。
(変形例1)
なお、上述の実施の形態においては、放熱フィン13を上部材10における回路基板20に略平行な面に設ける例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
第2の実施の形態における変形例1の放熱フィン13について説明する。図12は、本発明の第2の実施の形態における変形例1のECU100の概略構成を示す図であり、(a)はECU100の断面図であり、(b)はECU100のコネクター22方向からの正面図あり、(c)は上部材10の斜視図である。なお、変形例1におけるECU100は、上述の第2の実施の形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。変形例1において上述の第2の実施の形態と異なる点は、放熱フィン13の設置位置である。
上部材10と下部材12とを組付ける場合、上部材10の側面とコネクター22との間などに組付公差のために隙間が生じることもある。この上部材10の側面とコネクター22との間に隙間が生じる場合であっても、この隙間からケース内へ水分を含んだ空気が進入する可能性がある。また、ケース内へ水分を含んだ空気が進入すると、電子装置200に結露が発生する可能性がある。電子装置200、特に回路基板20や回路素子21に結露が発生すると、短絡や腐食などの不具合の原因となりうる。
そこで、変形例1における放熱フィン13は、図12(a)乃至(c)に示すように、上部材10の回路基板20に略垂直な面における一方の端部から他方の端部にかけて設けられる複数の突部からなる。また、放熱フィン13は、上部材10の回路基板20における回路素子21が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置と上部材10の開口部との間の少なくとも一部であって、回路基板20の方向へ突出するように設けられる。なお、放熱フィン13と電子装置200との隙間は小さい方が好ましいが、上部材10、下部材12、コネクター22の組付公差を考慮すると0.5〜3mm程度が好ましい。
また、電子装置200が回路基板20とコネクター22とを電気的に接続するターミナル23を備える場合、放熱フィン13は、図12(b)に示すように、ターミナル23に接触しない程度の長さとする。また、放熱フィン13は、本実施の形態においては、上部材10の回路基板20に略垂直な面における一方の端部から他方の端部にかけて設ける例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上部材10とコネクター22との間に生じる隙間に対応する位置に設ければよい。
このように、上部材10の側面に放熱フィン13を設けることによっても、防湿剤やパッキンを用いることなくケース内における回路基板20や回路素子21への結露の発生を防止することができるため、コストを抑えつつ、ケース内の電子装置200への結露の発生を防止することができる。
(変形例2)
なお、上述の実施の形態においては、放熱フィン13を上部材10における回路基板20に略垂直な面に設ける例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
第2の実施の形態における変形例2の放熱フィン13について説明する。図13は、本発明の第2の実施の形態における変形例2のECU100の概略構成を示す図であり、(a)はECU100の断面図であり、(b)はECU100のコネクター22方向からの正面図あり、(c)は下部材12の斜視図である。なお、変形例2におけるECU100は、上述の第2の実施の形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。変形例2において上述の第2の実施の形態及びその変形例1と異なる点は、放熱フィン13の設置位置である。
上部材10と下部材12とを組付ける場合、下部材12とコネクター22との間などに組付公差のために隙間が生じることもある。この下部材12とコネクター22との間に隙間が生じる場合であっても、この隙間からケース内へ水分を含んだ空気が進入する可能性がある。また、ケース内へ水分を含んだ空気が進入すると、電子装置200に結露が発生する可能性がある。電子装置200、特に回路基板20や回路素子21に結露が発生すると、短絡や腐食などの不具合の原因となりうる。
そこで、変形例2における放熱フィン13は、図13(a)乃至(c)に示すように、下部材12の回路基板20に略平行な面における一方の端部から他方の端部にかけて設けられる複数の突部からなる。また、放熱フィン13は、下部材12の回路基板20における回路素子21が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置と下部材12の開口部との間の少なくとも一部であって、回路基板20の方向へ突出するように設けられる。なお、放熱フィン13と電子装置200との隙間は小さい方が好ましいが、上部材10、下部材12、コネクター22の組付公差を考慮すると0.5〜3mm程度が好ましい。
また、電子装置200が回路基板20とコネクター22とを電気的に接続するターミナル23を備える場合、放熱フィン13は、図13(b)に示すように、ターミナル23に接触しない程度の長さとする。また、放熱フィン13は、本実施の形態においては、下部材12の回路基板20に略平行な面における一方の端部から他方の端部にかけて設ける例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、下部材12とコネクター22との間に生じる隙間に対応する位置に設ければよい。
このように、下部材12に放熱フィン13を設けることによっても、防湿剤やパッキンを用いることなくケース内における回路基板20や回路素子21への結露の発生を防止することができるため、コストを抑えつつ、ケース内の電子装置200への結露の発生を防止することができる。
なお、本実施の形態においては、底の浅い略矩形板状である下部材12の例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上部材10と同様に電子装置200を収容するために開放された略箱状としてもよい。この場合、放熱フィン13は、下部材12の回路基板20に略平行な面に設けるものに限定されるものではなく、下部材12の回路基板20に略垂直な面など、下部材12とコネクター22との間に生じる隙間に対応する位置に設ければよい。
なお、上述の第2の実施の形態及び変形例1又は変形例2においては、上部材10と下部材12とからなるケースの例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。回路基板20における回路素子21が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置と開口部との間の少なくとも一部に放熱フィン13を備えるものであれば本発明の目的を達成できるものである。例えば、1つの部材からなるケースであってもよい。
このように、放熱フィン13に関しても、空気進入防止壁12と同様にECU100の搭載状態において重力方向へ傾斜する傾斜形状とするようにしてもよい。このように放熱フィン13を傾斜形状とすることによっても、結露によって放熱フィン13に付着した水滴が回路基板20などに滴下するのを防止することができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図14は、本発明の第3の実施の形態におけるECU100の水放出部14を説明する図であり、(a)は上部材10の斜視図であり、(b)は水放出部14の拡大平面図であり、(c)は水放出部14の拡大断面図である。
第3の実施の形態におけるECU100は、上述の第1及び第2の実施の形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。第2の実施の形態において、上述の第1及び第2の実施の形態と異なる点は、水放出部14を備える点である。
第2の実施の形態における上部材10は、図14に示すように、空気進入防止壁11のかわりに水放出部14を備える。
水放出部14は、図14(a)に示すように、上部材10に設けられる。このように、上部材10に水放出部14を備えることによって、ECU100内に結露が発生した場合であっても水滴を外部に放出できるので、水滴が電子装置200に付着することを抑制することができる。この水放出部14は、ECU100の搭載状態において、底部となる位置に設けると水滴をより一層外部に放出しやすくなり好ましい。
また、水放出部14は、図14(b)及び(c)に示すように、外部からの液体の進入を防止する進入防止部である疎水性繊維15を備えると、ECU100内の水滴を外部に放出すると共に、ECU100外部からの液体の進入を抑制することができるので好ましい。この疎水性繊維15は、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリエチレンのいずれか1つからなる。また、疎水性繊維15は、水放出部14の内周部から水放出部14の中心軸に向かう方向に形成され、水放出部14の内周部から水放出部14の中心軸に向かうにつれて外部方向へ向くように形成される。
なお、本実施の形態においては、水放出部14は上部材10に設ける例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、下部材12に設けても良いし、上部材10と下部材12の両方に設けるようにしても良い。
(変形例1)
なお、第3の実施の形態の変形例1として、上述の実施の形態において、水放出部14をケース(上部材10、下部材12)と別部材で設けるようにしてもよい。図15は、本発明の第3の実施の形態における変形例1のECU100の水放出部14を説明する図であり、(a)は水放出部14の斜視図であり、(b)は水放出部14の拡大断面図である。
水放出部14は、図15(a)に示すように筒形状を成すものである。この筒形状の水放出部14の内周部に疎水性繊維15が形成される。そして、水放出部14は、Oリング17を介して上部材10に搭載される。
なお、上述の第1乃至第3の実施の形態、及びそれぞれの実施の形態における変形例をそれぞれ単独で実施してもよいし、組み合わせて実施してもよい。
なお、上述の第3の実施の形態及び変形例1においては、上部材10と下部材12とからなるケースの例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ケースの内周部に付着する水滴を外部に放出する水放出部14を備えるものであれば本発明の目的を達成できるものである。例えば、1つの部材からなるケースであってもよい。
本発明の第1の実施の形態におけるECU100の概略構成を示す組付前の断面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるECU100の概略構成を示す組付後の断面図である。 本発明の第1の実施の形態における上部材10の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるECU100の湿気の進入を説明する断面図である。 本発明の第1の実施の形態における変形例1のECU100の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態における変形例1の下部材12の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における変形例2のECU100の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態における変形例2の上部材10の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における変形例3の空気進入防止壁11を説明する断面図であり、(a)は上部材10の上面に形成される場合であり、(b)は上部材10の側面に形成される場合であり、(c)は下部材12の底面に形成される場合である。 本発明の第1の実施の形態における変形例4の空気進入防止壁11を説明する図であり、(a)は上部材10を上側にして搭載する場合の上部材10のコネクター22方向からの正面図あり、(d)は上部材10を下側にして搭載する場合の上部材10のコネクター22方向からの正面図あり、(c)はコネクター22を上側にして搭載する場合の上部材10の回路基板20方向からの平面図であり、(d)はコネクター22を下側にして搭載する場合の上部材10の回路基板20方向からの平面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるECU100の概略構成を示す図であり、(a)はECU100の断面図であり、(b)はECU100のコネクター22方向からの正面図あり、(c)は上部材10の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における変形例1のECU100の概略構成を示す図であり、(a)はECU100の断面図であり、(b)はECU100のコネクター22方向からの正面図あり、(c)は上部材10の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における変形例2のECU100の概略構成を示す図であり、(a)はECU100の断面図であり、(b)はECU100のコネクター22方向からの正面図あり、(c)は下部材12の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態におけるECU100の水放出部14を説明する図であり、(a)は上部材10の斜視図であり、(b)は水放出部14の拡大平面図であり、(c)は水放出部14の拡大断面図である。 本発明の第3の実施の形態における変形例1のECU100の水放出部14を説明する図であり、(a)は水放出部14の斜視図であり、(b)は水放出部14の拡大断面図である。
符号の説明
10 上部材、11 空気進入防止壁、12 下部材、13 放熱フィン、14 水放出部、15 疎水性繊維、20 回路基板、21 回路素子、22 コネクター、23 ターミナル、100 ECU、200 電子装置

Claims (27)

  1. 回路素子を実装してなる回路基板と、当該回路基板と外部との電気的接続を行なう外部接続部とを備える電子装置を収納する電子装置用筐体であって、
    前記外部接続部の少なくとも一部を外部に露出する開口部と、
    前記回路基板における前記回路素子が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置と前記開口部との間の少なくとも一部に前記回路基板の方向へ突出する空気進入防止壁と、
    を備えることを特徴とする電子装置用筐体。
  2. 前記空気進入防止壁は、前記回路基板に略平行な面の少なくとも一方の面に設けられることを特徴とする請求項1に記載の電子装置用筐体。
  3. 前記空気進入防止壁は、前記回路基板に略平行な面における一方の端部から他方の端部にかけて設けられることを特徴とする請求項2に記載の電子装置用筐体。
  4. 前記空気進入防止壁は、前記回路基板に略平行な面に複数設けられることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電子装置用筐体。
  5. 前記空気進入防止壁は、前記電子装置用筐体が取付け対象に取付けられた状態において、前記回路基板と略垂直な面の少なくとも一方に向かうにつれて重力方向へ傾斜する傾斜形状をなすことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の電子装置用筐体。
  6. 前記空気進入防止壁は、前記回路基板に略垂直な面の少なくとも一方の面に設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電子装置用筐体。
  7. 前記空気進入防止壁は、前記回路基板に略垂直な面における一方の端部から他方の端部にかけて設けられることを特徴とする請求項6に記載の電子装置用筐体。
  8. 前記空気進入防止壁は、前記回路基板に略垂直な面に複数設けられることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の電子装置用筐体。
  9. 前記空気進入防止壁は、前記電子装置用筐体が取付け対象に取付けられた状態において、前記回路基板と略平行な面の少なくとも一方に向かうにつれて重力方向へ傾斜する傾斜形状をなすことを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の電子装置用筐体。
  10. 前記回路基板における前記回路素子が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置と前記開口部との間の少なくとも一部に放熱フィンを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の電子装置用筐体。
  11. 前記放熱フィンは、前記回路基板に略平行な面の少なくとも一方の面に設けられることを特徴とする請求項10に記載の電子装置用筐体。
  12. 前記放熱フィンは、前記回路基板に略垂直な面の少なくとも一方の面に設けられることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の電子装置用筐体。
  13. 前記放熱フィンは、前記空気進入防止壁が設けられる面においては、前記開口部と前記空気進入防止壁との間に設けられることを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれかに記載の電子装置用筐体。
  14. 前記放熱フィンは、前記電子装置用筐体が取付け対象に取付けられた状態において、重力方向へ傾斜する傾斜形状をなすことを特徴とする請求項10乃至請求項13のいずれかに記載の電子装置用筐体。
  15. 回路素子を実装してなる回路基板と、当該回路基板と外部との電気的接続を行なう外部接続部とを備える電子装置を収納する電子装置用筐体であって、
    前記外部接続部の少なくとも一部を外部に露出する開口部と、
    前記回路基板における前記回路素子が実装される実装領域の開口部側端部に対応する位置と前記開口部との間の少なくとも一部に設けられる放熱フィンと、
    を備えることを特徴とする電子装置用筐体。
  16. 前記放熱フィンは、前記回路基板に略平行な面の少なくとも一方の面に設けられることを特徴とする請求項15に記載の電子装置用筐体。
  17. 前記放熱フィンは、前記回路基板に略垂直な面の少なくとも一方の面に設けられることを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の電子装置用筐体。
  18. 前記放熱フィンは、前記電子装置用筐体が取付け対象に取付けられた状態において、重力方向へ傾斜する傾斜形状をなすことを特徴とする請求項15乃至請求項17のいずれかに記載の電子装置用筐体。
  19. 内周部に付着する水滴を外部に放出する水放出部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項18のいずれかに記載の電子装置用筐体。
  20. 前記水放出部は、前記電子装置用筐体が取付け対象に取付けられた状態において、底部となる位置に設けられることを特徴とする請求項19に記載の電子装置用筐体。
  21. 前記水放出部は、外部からの液体の進入を防止する進入防止部を備えることを特徴とする請求項19又は請求項20に記載の電子装置用筐体。
  22. 前記進入防止部は、前記水放出部の内周部から当該水放出部の中心軸に向かう方向に形成される疎水性繊維を備え、当該疎水性繊維は、前記水放出部の内周部から当該水放出部の中心軸に向かうにつれて外部方向へ向くことを特徴とする請求項21に記載の電子装置用筐体。
  23. 前記疎水性繊維は、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリエチレンのいずれか1つからなることを特徴とする請求項22に記載の電子装置用筐体。
  24. 前記水放出部は、前記電子装置用筐体と別部材であることを特徴とする請求項19乃至請求項23のいずれかに記載に電子装置用筐体。
  25. 樹脂材料よりなることを特徴とする請求項1乃至請求項24のいずれかに記載の電子装置用筐体。
  26. アルミニウムよりなることを特徴とする請求項1乃至請求項24のいずれかに記載の電子置用筐体。
  27. 鉄よりなることを特徴とする請求項1乃至請求項24のいずれかにに記載の電子装置用筐体。
JP2005167400A 2005-06-07 2005-06-07 電子装置用筐体 Expired - Fee Related JP4289325B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005167400A JP4289325B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 電子装置用筐体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005167400A JP4289325B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 電子装置用筐体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006344687A true JP2006344687A (ja) 2006-12-21
JP4289325B2 JP4289325B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=37641446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005167400A Expired - Fee Related JP4289325B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 電子装置用筐体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4289325B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012228904A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Denso Corp 車両組み込み型車載器
WO2016158453A1 (ja) * 2015-03-27 2016-10-06 日本電気株式会社 電子機器の蓋部材及び電子機器の筐体
JP2017059502A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 株式会社Gsユアサ 蓄電装置
WO2017213144A1 (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社オートネットワーク技術研究所 基板ユニット
JP2019068008A (ja) * 2017-10-05 2019-04-25 ファナック株式会社 電子装置
JP2019121631A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 三菱電機株式会社 電子装置
US10388916B2 (en) 2015-09-18 2019-08-20 Gs Yuasa International Ltd. Energy storage apparatus
DE112017002785B4 (de) 2016-06-02 2024-07-25 Autonetworks Technologies, Ltd. Platineneinheit

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0289886U (ja) * 1988-12-28 1990-07-17
JPH08148842A (ja) * 1994-11-17 1996-06-07 Nippondenso Co Ltd 電子機器
JPH08186388A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Fuji Electric Co Ltd 電子機器の冷却装置
JPH09321462A (ja) * 1996-05-31 1997-12-12 Kansei Corp 電子回路装置
JPH10242675A (ja) * 1996-12-25 1998-09-11 Denso Corp 電子装置における放熱構造
JPH11186766A (ja) * 1997-12-24 1999-07-09 Denso Corp 半導体装置
JPH11266090A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Denso Corp 半導体装置
JP2000102138A (ja) * 1998-09-18 2000-04-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2001095129A (ja) * 1999-09-22 2001-04-06 Yazaki Corp 電気接続箱の排水構造
JP2001314021A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2002084085A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Ricoh Co Ltd 電子機器等用の通気部構造
JP2003188546A (ja) * 2001-12-20 2003-07-04 Aisin Seiki Co Ltd プリント配線板収納用ケース
JP2003229678A (ja) * 2002-01-31 2003-08-15 Denso Corp 電子制御装置の筐体構造
JP2003291745A (ja) * 2002-04-04 2003-10-15 Aisan Ind Co Ltd 車両用電子制御装置のハウジング
JP2003335186A (ja) * 2002-05-17 2003-11-25 Denso Corp 車載用電子機器の筐体構造及び組合せ構造
JP2004328925A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Anden 電気回路装置
JP2005129861A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Tokai Kogyo Co Ltd 樹脂成形防水ケース部材

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0289886U (ja) * 1988-12-28 1990-07-17
JPH08148842A (ja) * 1994-11-17 1996-06-07 Nippondenso Co Ltd 電子機器
JPH08186388A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Fuji Electric Co Ltd 電子機器の冷却装置
JPH09321462A (ja) * 1996-05-31 1997-12-12 Kansei Corp 電子回路装置
JPH10242675A (ja) * 1996-12-25 1998-09-11 Denso Corp 電子装置における放熱構造
JPH11186766A (ja) * 1997-12-24 1999-07-09 Denso Corp 半導体装置
JPH11266090A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Denso Corp 半導体装置
JP2000102138A (ja) * 1998-09-18 2000-04-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2001095129A (ja) * 1999-09-22 2001-04-06 Yazaki Corp 電気接続箱の排水構造
JP2001314021A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2002084085A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Ricoh Co Ltd 電子機器等用の通気部構造
JP2003188546A (ja) * 2001-12-20 2003-07-04 Aisin Seiki Co Ltd プリント配線板収納用ケース
JP2003229678A (ja) * 2002-01-31 2003-08-15 Denso Corp 電子制御装置の筐体構造
JP2003291745A (ja) * 2002-04-04 2003-10-15 Aisan Ind Co Ltd 車両用電子制御装置のハウジング
JP2003335186A (ja) * 2002-05-17 2003-11-25 Denso Corp 車載用電子機器の筐体構造及び組合せ構造
JP2004328925A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Anden 電気回路装置
JP2005129861A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Tokai Kogyo Co Ltd 樹脂成形防水ケース部材

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012228904A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Denso Corp 車両組み込み型車載器
WO2016158453A1 (ja) * 2015-03-27 2016-10-06 日本電気株式会社 電子機器の蓋部材及び電子機器の筐体
US10388916B2 (en) 2015-09-18 2019-08-20 Gs Yuasa International Ltd. Energy storage apparatus
JP2017059502A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 株式会社Gsユアサ 蓄電装置
DE112017002785B4 (de) 2016-06-02 2024-07-25 Autonetworks Technologies, Ltd. Platineneinheit
WO2017213144A1 (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社オートネットワーク技術研究所 基板ユニット
US20190150303A1 (en) * 2016-06-08 2019-05-16 Autonetworks Technologies, Ltd. Substrate unit
CN109315073A (zh) * 2016-06-08 2019-02-05 株式会社自动网络技术研究所 基板单元
US10653019B2 (en) 2016-06-08 2020-05-12 Autonetworks Technologies, Ltd. Substrate unit
CN109315073B (zh) * 2016-06-08 2020-08-25 株式会社自动网络技术研究所 基板单元
JP2017220597A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社オートネットワーク技術研究所 基板ユニット
JP2019068008A (ja) * 2017-10-05 2019-04-25 ファナック株式会社 電子装置
JP2019121631A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 三菱電機株式会社 電子装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4289325B2 (ja) 2009-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4289325B2 (ja) 電子装置用筐体
EP2301314B1 (en) Enclosure with integrated heat wick
JP2006303106A (ja) 電子回路装置
JP5449249B2 (ja) 電子制御装置
US6971888B2 (en) Waterproof structure of electric junction box
CN104770074A (zh) 具有散热片的壳体单元
JP2007336730A (ja) 電気接続箱
US8981240B2 (en) Electronic circuit board case
JP4995866B2 (ja) 電子部品の取付構造とその取付方法
JP2007109993A (ja) 回路基板内蔵筐体
KR102069605B1 (ko) 전자 부품들을 구비한 하우징
JP5738381B2 (ja) 電子制御装置
US20230156903A1 (en) Electronic control device
JP2004260959A (ja) 電気接続箱の防水構造
JP4628810B2 (ja) 固定カメラ装置
JP6463981B2 (ja) 樹脂封止型車載電子制御装置
JP2017174992A (ja) 電子制御ユニット
JP6527794B2 (ja) 放熱構造及び電気接続箱
JP2004072881A (ja) 電気接続箱
KR101063172B1 (ko) 전자제어장치
JP2019216504A (ja) 電気接続箱
JPWO2021044538A1 (ja) 電気機器装置
CN214545196U (zh) 基于pcb主板和pcb子板的车载控制器
JPH0412678Y2 (ja)
JP2013206953A (ja) 電子装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080708

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4289325

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees