JP2006343288A - 使用済み核燃料処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用済み金属核燃料の溶解速度を早め、使用済み金属核燃料からウラン等を効率的に回収できるように図った使用済み核燃料処理装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る使用済み核燃料処理装置は、電解槽1内に溶融塩で浸漬された陽極容器2と陰極3とを設け、前記陽極容器2に、被覆管10に使用済み金属核燃料を充填した燃料ピン5を収容し、この燃料ピン5のうち、前記使用済み金属核燃料を電解によって前記被覆管10から溶解させる使用済み核燃料処理装置において、前記陽極容器内に前記燃料ピン5を移動させる撹拌装置6を備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に係る使用済み核燃料処理装置は、電解槽1内に溶融塩で浸漬された陽極容器2と陰極3とを設け、前記陽極容器2に、被覆管10に使用済み金属核燃料を充填した燃料ピン5を収容し、この燃料ピン5のうち、前記使用済み金属核燃料を電解によって前記被覆管10から溶解させる使用済み核燃料処理装置において、前記陽極容器内に前記燃料ピン5を移動させる撹拌装置6を備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、使用済み金属核燃料からウランや超ウラン元素(TRU)等を溶融塩電解法を用いて回収する際の電気分解精製工程において、ウラン等の溶解速度を早めてより一層効果的な回収を図った使用済み核燃料処理装置に関する。
従来、使用済み金属核燃料の再処理を行う際に用いられる溶融塩電解法は、燃料ピンを予め定められた長さに切断し、切断された燃料ピンが装荷され、電気分解精製時、陽極として使用する陽極バスケットを容器(電解槽)内の溶融塩に浸漬させ、電流を加えて電気化学的にウラン等の回収を図っていた。
この場合、電気化学的なウラン等の回収処理は、陽極バスケット内の燃料ピンの溶解が均一に行われるようにするとともに、溶融塩が陽極バスケット内を良好に流れるように撹拌機を設けたり、あるいは十字形状にしたりして改良が加えられていた。
具体的には、例えば、特許文献1に見られるように、容器(電解槽)を陽極塩浴と陰極塩浴とに区分けし、陽極塩浴に陽極バスケットを浸漬させ、陽極バスケットを浸漬させた陽極塩浴の流れを良好にする撹拌機を備えたものが開示されている。
特開平7−167985号公報
特許文献1に開示された技術は、被覆管の付いていない使用済み金属核燃料を陽極バスケットに装荷し、使用済み核燃料からウラン等を回収する場合、有効な手法である。しかしながら、被覆管内に充填された状態の使用済み核燃料の乾式再処理を行うとき、処理工程において、燃料ピンから被覆管を取り除く工程が加わり、必ずしも有効な手法ではない。
すなわち、使用済み核燃料ピンから被覆管を取り除く工程が加わると、被覆管に溶解せずに残っている使用済み核燃料の影響に伴って放射性廃棄物がより多く発生し、放射性廃棄物の処理に要するコストが増加する等の問題がある。
また、その一方、被覆管から取り除かないで、そのまま使用済み核燃料を溶融塩で電気分解精製を行う場合、被覆管の影響による見かけ上の陽極の面積が低下し、その面積低下に伴って溶融速度が低下するおそれがある。
溶解速度の低下は、陽極の面積の低下のほかに、次に示す要因も考えられている。
使用済み核燃料の乾式再処理において、ウラン等を電解精製による回収工程中、陽極に装荷する使用済み核燃料の溶解速度は、陽極への使用済み核燃料の装荷状態や陽極バスケットの形状に支配されると認められている。特に、被覆管に充填されている使用済み核燃料を処理する場合、陰極と陽極に装荷した使用済み核燃料の切断面の形状が溶解速度に与える影響が大きく、電解精製が進むに連れ、溶解速度が低下することが知見されていた。
このため、電解精製時、陽極における使用済み核燃料の溶解速度をより一層早くさせ、使用済み核燃料からウラン等をより一層効果的に回収させる新たな技術の実現が望まれていた。
本発明は、このような事情に照らしてなされたもので、使用済み核燃料の溶解速度を早くし、使用済み核燃料からウランや超ウラン元素(TRU)等を効率よく回収できるように図った使用済み核燃料処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る使用済み核燃料処理装置は、上述の目的を達成するために、電解槽内に溶融塩で浸漬された陽極容器と陰極とを設け、前記陽極容器に、被覆管に使用済み金属核燃料を充填した燃料ピンを収容し、この燃料ピンのうち、前記使用済み金属核燃料を電解によって前記被覆管から溶解させる使用済み核燃料処理装置において、前記陽極容器内に前記燃料ピンを移動させる撹拌装置を備えたものである。
また、本発明に係る使用済み核燃料処理装置は、上述の目的を達成するために、電解槽内に溶融塩で浸漬された陽極容器と陰極とを設け、前記陽極容器に、被覆管に使用済み金属核燃料を充填した燃料ピンを収容し、この燃料ピンのうち、前記使用済み金属核燃料を電解によって前記被覆管から溶解させる使用済み核燃料処理装置において、前記陽極容器を前記電解槽に対し、傾斜または横置きに設置させるとともに、前記陽極容器を回転駆動する回転駆動装置を備えたものである。
また、本発明に係る使用済み核燃料処理装置は、上述の目的を達成するために、電解槽内に溶融塩で浸漬された陽極容器と陰極とを設け、前記陽極容器に、被覆管に使用済み金属核燃料を充填した燃料ピンを収容し、この燃料ピンのうち、前記使用済み金属核燃料を電解によって前記被覆管から溶解させる使用済み核燃料処理装置において、前記陰極の外側に同心状に前記陽極容器を配置するとともに、前記陽極容器を回転駆動する回転駆動機を備えたものである。
また、本発明に係る使用済み核燃料処理装置は、上述の目的を達成するために、電解槽内に溶融塩で浸漬された陽極容器と陰極とを設け、前記陽極容器に、被覆管に使用済み金属核燃料を充填した燃料ピンを収容し、この燃料ピンのうち、前記使用済み金属核燃料を電解によって前記被覆管から溶解させる使用済み核燃料処理装置において、前記陽極容器に前記燃料ピンを移動させる撹拌装置と前記燃料ピンに振動を与える振動発生装置とを備えたものである。
また、本発明に係る使用済み核燃料処理装置は、上述の目的を達成するために、電解槽内に溶融塩で浸漬された陽極容器と陰極とを設け、前記陽極容器に、被覆管に使用済み金属核燃料を充填した燃料ピンを収容し、この燃料ピンのうち、前記使用済み金属核燃料を電解によって前記被覆管から溶解させる使用済み核燃料処理装置において、前記陽極容器に前記燃料ピンを移動させる撹拌装置と、前記燃料ピンに振動を与える振動発生装置と、前記陽極容器と前記陰極との間に設けた比較電極とを備えたものである。
本発明に係る使用済み核燃料処理装置は、陽極容器に収容する燃料ピンを撹拌移動させる撹拌装置を備え、この撹拌装置の撹拌力によって燃料ピンを撹拌移動させる構成にしたので、燃料ピンにおける被覆管からの使用済み核燃料の溶解速度をより一層早めて使用済み核燃料の溶解処理時間を短縮させることができる。
以下、本発明に係る使用済み核燃料処理装置の実施形態を図面および図面に付した符号を引用して説明する。
図1は、本発明に係る使用済み核燃料処理装置の第1実施形態を示す概念図である。
被覆管に充填する使用済み核燃料を陽極容器に装荷し、電気分解による精製を行うとき、陽極容器の溶解速度を早く維持させるには、陽極の断面積を大きくすることが重要である。
本実施形態に係る使用済み核燃料処理装置の電解槽1に収容された陽極容器2は、壁面に網目またはパンチング等の小径の開口部を備えた角型または丸型の筒体4として構成されている。
また、陽極容器2には、被覆管に充填した使用済み核燃料を予め定められた長さに切断した燃料ピン5を撹拌させる撹拌装置6が挿入されている。
この撹拌装置6は、撹拌羽根6aと、撹拌羽根6aに撹拌羽根軸7を介して回転駆動力を与えるモータ8とを備えて構成されている。
また、この撹拌羽根6aは、使用済み核燃料より腐食電位が貴なるステンレス鋼または鉄等の材料で作製されている。
また、陽極容器2には、筒体4を電解槽1内の溶融塩に浸漬維持させる支持部9が設けられている。
このような構成を備える使用済み核燃料処理装置において、電解槽1に収容する陽極容器2に電流が与えられると、燃料ピン5は、図2に示すように、当初、被覆管10内に使用済み金属核燃料11が充填されていた状態から徐々に切断面から使用済み金属核燃料11の溶解が始まり、やがて他の別の被覆管10の影に隠れて溶解が停止される。
このとき、燃料ピン5は、図3に示すように、陰極3に近い中央部分に位置する使用済み金属核燃料11が溶解し易くなっているのに対し、陰極3から離れた外周側に位置する使用済み金属核燃料11が陽極容器2の中央部分に位置するものに較べて他の別の被覆管の影に隠れて溶解しにくくなっている。
このように、陰極3から離れた外周側に位置する使用済み金属核燃料11の溶解が悪くなってくると、本実施形態では、モータ8を起動させ、撹拌羽根6を回転駆動し、燃料ピン5を撹拌移動させ、燃料ピン5の切断面を陰極3に向う方向に対峙させ、使用済み金属核燃料11の溶解を促進させる。
本実施形態は、燃料ピン5における使用済み金属核燃料11の溶解が悪くなると、燃料ピン5を撹拌移動させ、燃料ピン5の切断面を陰極3に向う方向に対峙させる撹拌羽根6を陽極容器2に設けたので、使用済み金属核燃料11の溶解速度を早めることができ、効率的なウラン等の回収を図ることができる。
なお、本実施形態は、電解槽1内の陽極容器2と陰極3とを別々に配置するとともに、陽極容器2に撹拌羽根6aを設けたが、この例に限らず、例えば、図4に示すように、陰極3の外側に同心状に陽極容器2を配置し、陽極容器2を支持するサポート12を介装し、回転軸13に設けた回転駆動機13aと、回転軸13に同心状に内設する電気コンタクトリード部14とを設け、この電気コンタクトリード部14から陽極容器2に電流を与える一方、陽極容器2の回転中、陽極容器2内の燃料ピンを衝突させて撹拌移動させ、燃料ピンの切断面を陰極3に向う方向に対峙させる固定軸15を設けてもよい。
また、本実施形態は、一つの陽極容器2に一つの陰極3を備えているが、この例に限らず、一つの陰極3に対し、複数の陽極容器2を備えた、いわゆる群としての陽極ユニットにしてもよい。
この場合、一つの陰極3に対し、陽極容器2を群としての陽極ユニットにすると、陽極容器2の面積が増加し、この面積の増加に伴って使用済み金属核燃料11の溶解も多量に処理でき、電解精製に費やす時間も短縮することができる点で有効である。
図5は、本発明に係る使用済み核燃料処理装置の第3実施形態を示す概念図である。
本実施形態に係る使用済み核燃料処理装置は、電解槽1に収容する陰極3を鉛直に配置する一方、陽極容器2を電解槽1に対し傾斜させて配置したものである。
電解槽1に対し傾斜させて配置した陽極容器2は、壁面に網目またはパンチング等の小径の開口部を備えた角型または丸型の筒体4として構成され、この筒体4に燃料ピン5が収容されている。
また、陽極容器2は、サポート12で支持された回転軸13に回転駆動力を与えるモータ8と、回転軸13に装着された電気コンタクトリード部14とで構成された回転駆動装置16を備えている。
このような構成を備える使用済み核燃料処理装置において、陽極容器2には、モータ8から回転軸13を介して回転駆動力が与えられる。回転駆動力が与えられた陽極容器2は、回転中、燃料ピン5を傾いた陽極容器2の底部側に崩れるようにして移動させ、この移動が繰り返される。この間、電気コンタクトリード部14から陽極容器2に電流が供給される。
このように、本実施形態は、電解槽1に対し、陽極容器2を傾斜させて配置し、この陽極容器2に回転駆動装置16を設け、この回転駆動装置16から与えられる回転駆動力によって陽極容器2を回転させるので、燃料ピン5を常に移動させて燃料ピン5の切断面を陰極3に向う方向に対峙させることができ、燃料ピン5における使用済み核燃料の溶解速度を早くすることができる。
なお、本実施形態は、一つの陰極3に対し、一つの陽極容器2を電解槽1に傾斜させて配置したが、この例に限らず、一つの陰極3に対し、電解槽1に傾斜させて配置した陽極容器2を、いわゆる群としての陽極ユニットにして配置させてもよい。陽極容器2の陽極ユニット化は、多量の使用済み核燃料の溶解化を促進するので有効である。
図6は、本発明に係る使用済み核燃料処理装置の第4実施形態を示す概念図である。
本実施形態に係る使用済み核燃料処理装置は、壁面に網目またはパンチング等の開口部を備え、角型または丸型の筒体4として構成した陽極容器2内に、複数の邪魔板17を適宜配置したものである。
そして、陽極容器2を電解槽(図示せず)に対し、傾斜または横置きに設置し、回転させれば、その器内に装荷された燃料ピンは、邪魔板17により掬い上げられ、ある高さまで掻き上げられ、やがて落下し、撹拌移動される。
このように、本実施形態は、陽極容器2内に邪魔板17を設置し、陽極容器2の回転中、邪魔板17で装荷した燃料ピンを掻き上げたりして移動させる構成にしたので、燃料ピンの切断面を陰極3の方向に向って対峙させることができ、燃料ピンにおける使用済み核燃料の溶解速度を早めることができる。
図7は、本発明に係る使用済み核燃料処理装置の第5実施形態を示す概念図である。
本実施形態に係る使用済み核燃料処理装置は、電解槽1に収容した陽極容器2および陰極3のうち、モータ8、撹拌羽根軸7、撹拌羽根6aで構成する撹拌装置6を備えた陽極容器2に、例えば超音波発信子等の振動発生装置18を設けたものである。なお、陽極容器2は、第1実施形態と同様に、壁面に網目またはパンチング等の小径の開口部を備えた角型または筒体4として構成し、燃料ピン5を収容している。
このように、本実施形態は、陽極容器2に収容する燃料ピン5を撹拌装置6の撹拌力によって撹拌移動させ、燃料ピン5の切断面を陰極3に向う方向に対峙させる一方、振動発生装置18から燃料ピン5に振動力を与えて微妙にきめ細かに移動させる構成にしたので、燃料ピン5における使用済み核燃料の被覆管からの溶解をより一層有効に促進することができる。
図8は、本発明に係る使用済み核燃料処理装置の第6実施形態を示す概念図である。
なお、第4実施形態の構成要素と同一構成要素には、同一符号を付し、重複説明を省略する。
本実施形態に係る使用済み核燃料処理装置は、電解槽1に収容され、撹拌装置6、振動発生装置18を備えた陽極容器2と陰極3との間にAg,Ta,Pt等の金属で作製された比較電極19を設けたものである。
この比較電極19は、燃料ピン5における被覆管から使用済み核燃料の溶解度合を監視するもので、陽極容器2から陰極3に流れる電圧が著しく変化したとき、使用済み核燃料の溶解が低下していることを検知できるようになっている。
このように、本実施形態は、陽極容器2と陰極3との間に比較電極19を設け、この比較電極19で陽極容器2内の使用済み核燃料物質の溶解電位を監視し、電圧が著しく変化したとき、被覆管からの使用済み核燃料の溶解度合が悪くなったと認定し、撹拌装置6および振動発生装置18を駆動させ、燃料ピン5の切断面をより多く陰極3に向う方向に対峙させるよう移動させるので、燃料ピン5における被覆管からの使用済み核燃料の溶解度合をより一層早く回復させることができる。
図10は、本発明に係る使用済み核燃料処理装置に適用する燃料ピンの実施形態を示す概念図である。
本実施形態に係る燃料ピン5は、切断面20を任意の角度をもって切断したものである。
従来、燃料ピン5は、図9に示すように、被覆管10に充填した使用済み金属核燃料11を切断面20から切断するとき、軸方向に対して直角方向に向って切断していたため、切断断面積が比較的少なくなっていた。このため、被覆管10から使用済み金属核燃料11を溶解させるとき、矢印A方向のみの溶解しか進まず、溶解領域も狭いものになっていた。
一般に、燃料ピン5の切断面20から使用済み金属核燃料11を溶解させる場合、切断面20からの溶解が進むことが知られている。
そして、使用済み金属核燃料11の溶解速度を早めるには、より多くの電流の供給が必要となるが、切断面20の断面積の関係から供給する電流は制限を受ける。
このため、燃料ピン5により多くの電流を供給するには、燃料ピン5の切断面20を、例えば、燃料ピン5の軸方向に対し、角度45°で切断したり、あるいは、例えば、角度30°で切断したりして、より大きな切断断面積が確保される。
ちなみに、図9に示した燃料ピン5の切断断面積を1とすると、本実施形態における角度45°で切断する場合、切断断面積は1.37に拡大し、また、角度30°で切断する場合、切断断面積は1.68に拡大される。
このように、本実施形態は、燃料ピン5の切断面20を、例えば、45°,30°等の任意の角度で切断し、燃料ピン5の切断断面積をより広く確保させ、被覆管10から使用済み金属核燃料11を溶解させるとき、矢印A方向およびB方向で示す2方向から溶解させる構成にしているので、使用済み金属核燃料11を被覆管10からより早い溶解速度で溶解させることができ、使用済み金属核燃料11の溶解を効率的に処理することができる。
なお、このように、切断面20の切断角度を異ならしめた燃料ピン5を陽極容器2内に混合させ、被覆管10からの使用済み金属核燃料11の溶解処理を行えば、切断面20が重なり合いにくくなるので、燃料ピン5の切断面20の断面積が有効に確保され、使用済み金属核燃料11の溶解を早める点で有効になる。
1 電解槽
2 陽極容器
3 陰極
4 筒体
5 燃料ピン
6 撹拌装置
6a 撹拌羽根
7 撹拌羽根軸
8 モータ
9 支持部
10 被覆管
11 使用済み金属核燃料
12 サポート
13 回転軸
13a 回転駆動機
14 電気コンタクトリード部
15 固定軸
16 回転駆動装置
17 邪魔板
18 振動発生装置
19 比較電極
20 切断面
2 陽極容器
3 陰極
4 筒体
5 燃料ピン
6 撹拌装置
6a 撹拌羽根
7 撹拌羽根軸
8 モータ
9 支持部
10 被覆管
11 使用済み金属核燃料
12 サポート
13 回転軸
13a 回転駆動機
14 電気コンタクトリード部
15 固定軸
16 回転駆動装置
17 邪魔板
18 振動発生装置
19 比較電極
20 切断面
Claims (9)
- 電解槽内に溶融塩で浸漬された陽極容器と陰極とを設け、前記陽極容器に、被覆管に使用済み金属核燃料を充填した燃料ピンを収容し、この燃料ピンのうち、前記使用済み金属核燃料を電解によって前記被覆管から溶解させる使用済み核燃料処理装置において、前記陽極容器内に前記燃料ピンを移動させる撹拌装置を備えたことを特徴とする使用済み核燃料処理装置。
- 電解槽内に溶融塩で浸漬された陽極容器と陰極とを設け、前記陽極容器に、被覆管に使用済み金属核燃料を充填した燃料ピンを収容し、この燃料ピンのうち、前記使用済み金属核燃料を電解によって前記被覆管から溶解させる使用済み核燃料処理装置において、前記陽極容器を前記電解槽に対し、傾斜または横置きに設置させるとともに、前記陽極容器を回転駆動する回転駆動装置を備えたことを特徴とする使用済み核燃料処理装置。
- 電解槽内に溶融塩で浸漬された陽極容器と陰極とを設け、前記陽極容器に、被覆管に使用済み金属核燃料を充填した燃料ピンを収容し、この燃料ピンのうち、前記使用済み金属核燃料を電解によって前記被覆管から溶解させる使用済み核燃料処理装置において、前記陰極の外側に同心状に前記陽極容器を配置するとともに、前記陽極容器を回転駆動する回転駆動機を備えたことを特徴とする使用済み核燃料処理装置。
- 陽極容器は、固定軸を備えたことを特徴とする請求項3記載の使用済み核燃料処理装置。
- 陽極容器は、邪魔板を備えたことを特徴とする請求項1〜3のうち、いずれか1項記載の使用済み核燃料処理装置。
- 電解槽内に溶融塩で浸漬された陽極容器と陰極とを設け、前記陽極容器に、被覆管に使用済み金属核燃料を充填した燃料ピンを収容し、この燃料ピンのうち、前記使用済み金属核燃料を電解によって前記被覆管から溶解させる使用済み核燃料処理装置において、前記陽極容器に前記燃料ピンを移動させる撹拌装置と前記燃料ピンに振動を与える振動発生装置とを備えたことを特徴とする使用済み核燃料処理装置。
- 電解槽内に溶融塩で浸漬された陽極容器と陰極とを設け、前記陽極容器に、被覆管に使用済み金属核燃料を充填した燃料ピンを収容し、この燃料ピンのうち、前記使用済み金属核燃料を電解によって前記被覆管から溶解させる使用済み核燃料処理装置において、前記陽極容器に前記燃料ピンを移動させる撹拌装置と、前記燃料ピンに振動を与える振動発生装置と、前記陽極容器と前記陰極との間に設けた比較電極とを備えたことを特徴とする使用済み核燃料処理装置。
- 燃料ピンは、切断面を軸方向に対して傾斜させる構成にしたことを特徴とする請求項1〜3,6〜7のうち、いずれか1項記載の使用済み核燃料処理装置。
- 陽極容器は、切断面の傾斜角を異ならしめた燃料ピンを混合させて収容する構成にしたことを特徴とする請求項1〜3,6〜7のうち、いずれか1項記載の使用済み核燃料処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005171371A JP2006343288A (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 使用済み核燃料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005171371A JP2006343288A (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 使用済み核燃料処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006343288A true JP2006343288A (ja) | 2006-12-21 |
Family
ID=37640345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005171371A Pending JP2006343288A (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 使用済み核燃料処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006343288A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017138259A (ja) * | 2016-02-05 | 2017-08-10 | 株式会社東芝 | 金属合金燃料の電解処理装置及び電解処理方法 |
-
2005
- 2005-06-10 JP JP2005171371A patent/JP2006343288A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017138259A (ja) * | 2016-02-05 | 2017-08-10 | 株式会社東芝 | 金属合金燃料の電解処理装置及び電解処理方法 |
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