JP2006340568A - ワイヤーハーネスの固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 インストルメントパネルへの着脱を迅速かつ容易に行うことのできるワイヤーハーネスの固定構造を提供する。
【解決手段】 ワイヤーハーネス6を周回り方向から包囲する円筒状のプロテクト部材5を有し、一対の半円弧状包囲壁7は円弧方向その一端部側がヒンジ8を介して互いに連結され、一対の半円弧状包囲壁の延びる方向一端部にはワイヤハーネスを束ねるバンド部材14が一体に形成され、インストルメントパネルの係止穴3を構成する周壁2a’、2a’に沿って案内される半円弧状の案内溝18が形成され、ワイヤーハーネスを開放空間からプロテクト部材に挿通し、一対の半円弧状部材をロック部材によりロックすると共に、バンド部材によりワイヤーハーネスを束ねてワイヤーハーネスをプロテクト部材に固定し、プロテクト部材の案内溝を周壁に沿わせつつ係止穴に係止させて固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ワイヤーハーネス6を周回り方向から包囲する円筒状のプロテクト部材5を有し、一対の半円弧状包囲壁7は円弧方向その一端部側がヒンジ8を介して互いに連結され、一対の半円弧状包囲壁の延びる方向一端部にはワイヤハーネスを束ねるバンド部材14が一体に形成され、インストルメントパネルの係止穴3を構成する周壁2a’、2a’に沿って案内される半円弧状の案内溝18が形成され、ワイヤーハーネスを開放空間からプロテクト部材に挿通し、一対の半円弧状部材をロック部材によりロックすると共に、バンド部材によりワイヤーハーネスを束ねてワイヤーハーネスをプロテクト部材に固定し、プロテクト部材の案内溝を周壁に沿わせつつ係止穴に係止させて固定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ワイヤーハーネスの固定構造の改良に関する。
従来から、ワイヤーハーネスの固定構造には、合成樹脂製のインストルメントパネルの適宜箇所に切り欠き部を形成し、外装材としてのコルゲートチューブを用いてワイヤーハーネスを束ねて、この切り欠き部の係止穴にワイヤーハーネスを固定するワイヤーハーネスの固定構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3468013号
しかしながら、この従来のワイヤーハーネスの固定構造では、インストルメントパネルに形成された係止穴の穴径にコルゲートチューブの外径を合わせる必要があり、ワイヤーハーネスの本数の増減等によりコルゲートチューブの外径が変化するために、そのコルゲートチューブを係止穴に装着しにくく、また、係止穴に対してその束ねられたワイヤーハーネスを所定の位置に調整する作業を行う際に係止穴からコルゲートチューブを引き外しにくいという問題があり、総じて、従来のワイヤーハーネスの固定構造では、インストルメントパネルの係止穴へのワイヤーハーネスの組み付け作業を迅速かつ容易に行いにくいという問題点がある。
また、ワイヤーハーネスをコルゲートチューブに挿通してワイヤーハーネスを束ねる構造のものでは、ワイヤーハーネスの先端に大きな回路部品が取り付けられている場合にコルゲートチューブそれ自体が大きくなり、不格好なものとなる。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、ワイヤーハーネスの固定の確実化を図りつつインストルメントパネルへの着脱を迅速かつ容易に行うことのできるワイヤーハーネスの固定構造を提供することにある。
請求項1に記載のワイヤーハーネスの固定構造は、ワイヤーハーネスを周回り方向から包囲する円筒状のプロテクト部材を有し、該プロテクト部材は周回り方向に半円弧を描いてワイヤーハーネスの延びる方向に延びる一対の半円弧状包囲壁から構成され、該一対の半円弧状包囲壁は円弧方向その一端部側がヒンジを介して互いに連結されかつその他端部側が前記ワイヤーハーネスを挿通する開放空間を形成する一対の離反接近部とされ、該一対の離反接近部には互いに両者を解除可能にロックするロック部材が形成され、前記一対の半円弧状包囲壁の延びる方向一端部には前記ワイヤーハーネスを束ねるバンド部材が一体に形成され、前記一対の半円弧状包囲壁の延びる方向途中には周回り方向に延びてインストルメントパネルの係止穴を構成する周壁に沿って案内される半円弧状の案内溝が形成され、前記ワイヤーハーネスを前記開放空間から前記プロテクト部材に挿通し、前記一対の半円弧状部材を前記ロック部材によりロックすると共に、前記バンド部材により前記ワイヤーハーネスを束ねて該ワイヤーハーネスを前記プロテクト部材に固定し、該プロテクト部材の案内溝を前記周壁に沿わせつつ前記係止穴に係止させて固定することを特徴とする。
請求項2に記載のワイヤーハーネスの固定構造は、前記バンド部材は前記ワイヤーハーネスを緊締するバンドと、該バンドの基端部を一体に有してその先端部側を固定する固定体とから構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ワイヤーハーネスの固定の確実化を図りつつインストルメントパネルへの着脱を迅速かつ容易に行うことができるという効果を奏する。
以下に、本発明に係わるワイヤーハーネスの固定構造の発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1において、1は合成樹脂製のインストルメントパネルの一部に形成された合成樹脂製の切り欠き部である。この切り欠き部1は互いに対向する一対の支持爪片部2を有し、該一対の支持爪片部2の間が円弧状の係止穴3とされている。一対の支持爪片部2はその先端部2a、2aが矢印方向に互いに離反接近するように撓む構成とされ、その一対の先端部2a、2aの間が係止穴3に通じる開放空間4とされている。
その切り欠き部1には、図2〜4に示す外装材としての円筒状のプロテクト部材5が支持されるものである。このプロテクト部材5は合成樹脂製とされ、ワイヤーハーネス6を周回り方向から包囲してこのワイヤーハーネス6を保護しつつ固定する機能を有する。
このプロテクト部材5は、図1に示すように周回り方向に半円弧を描いてワイヤーハーネスの延びる方向に延びる一対の半円弧状包囲壁7、7から構成されている。この一対の半円弧状包囲壁7、7は図2、図4に拡大して示すように円弧方向その一端部側がヒンジ8を介して互いに連結されかつその他端部側がワイヤーハーネス6を挿通する開放空間9を形成する一対の離反接近部10、10’とされている。
この一対の離反接近部10、10’には互いに両者を解除可能にロックする一対のロック部材11が図3に示すようにワイヤーハーネス6の延びる方向に間隔を開けて形成されている。ここでは、このロック部材11は離反接近部10の外周壁に一体に形成されたロック爪12と離反接近部10’の外周壁に一体に形成されたロック体13とから構成されている。このロック体13にはロック爪12が嵌合される嵌合穴13aが形成されている。
その一対の半円弧状包囲壁7、7のいずれか一方のうちその延びる方向一端部には、図2〜図4に示すようにワイヤーハーネス6を束ねるバンド部材14が一体に形成されている。
このバンド部材14は、ここでは、図1、図3に示すように、ワイヤーハーネス6の先端部に取り付けられたコネクタ15に臨む側の端部に形成されている。このバンド部材14はワイヤーハーネス6を緊締するバンド16と、このバンド16の基端部16aを一体に有してその先端部16bの側を固定する固定体17とから構成されている。この固定体17にはバンド16の先端部側が挿通される挿通穴17aが形成されている。
この一対の半円弧状包囲壁7、7の延びる方向途中には、図1、図3に示すように、周回り方向に延びてインストルメントパネルの切り欠き部1の係止穴3を構成する一対の支持爪片部2の周壁2a’、2a’に沿って案内される半円弧状の案内溝18が形成されている。
このプロテクト部材5を用いてワイヤーハーネス6を固定するには、図4に示すように、半円弧状包囲壁7、7をヒンジ8を支点にして拡げて開放空間9を形成し、この開放空間9からワイヤーハーネス6を一対の半円弧状包囲壁7、7の包囲空間20に挿通し、次いで、半円弧状包囲壁7、7を閉じて一対の半円弧状包囲壁7、7をロック部材11により図2、図3に示すようにロックした後、バンド部材14によりワイヤーハーネス6を緊締して束ねることにより、ワイヤーハーネス6をプロテクト部材5に固定する。
ついで、図1、図5に示すように、プロテクト部材5を切り欠き部1に向かって接近させ、開放空間4を押し広げつつ、このプロテクト部材5の案内溝18を一対の支持爪片部2の周壁に沿わせつつプロテクト部材5を係止穴3に押し込み、図6に示すように、プロテクト部材5を切り欠き部1の係止穴3に係止させて固定する。これにより、ワイヤーハーネス6がプロテクト部材5を介して保護されつつ切り欠き部1の係止穴3に固定される。この図6では、ワイヤーハーネス6が切り欠き部1の挿入方向奥側で支持されているが、図7に示すように、プロテクト部材5を回転させつつ係止穴3に押し込むことにより、ワイヤーハーネス6を切り欠き部1の挿入方向手前側で支持させる構成とすることもできる。
この発明によれば、ワイヤーハーネス6の本数の増減によらず、外装部材としてのプロテクト部材5の径を一定に保つことができ、また、案内溝18を一対の支持爪片部2の周壁2a’、2a’に沿わせつつプロテクト部材5を切り欠き部1に支持させる構成であるので、ワイヤーハーネスを確実に固定しつつインストルメントパネルへの着脱を迅速かつ容易に行うことができる。
以上、実施例では、プロテクト部材5を合成樹脂製部材としての一対の支持爪片部2、2に支持させる構成としたが、一対の支持爪片部2、2はこれに限られるものではなく、金属製としても良い。
5…プロテクト部材
6…ワイヤーハーネス
7…半円弧状包囲壁
8…ヒンジ
14…バンド部材
2a’、2a’…周壁
6…ワイヤーハーネス
7…半円弧状包囲壁
8…ヒンジ
14…バンド部材
2a’、2a’…周壁
Claims (2)
- ワイヤーハーネスを周回り方向から包囲する円筒状のプロテクト部材を有し、該プロテクト部材は周回り方向に半円弧を描いてワイヤーハーネスの延びる方向に延びる一対の半円弧状包囲壁から構成され、該一対の半円弧状包囲壁は円弧方向その一端部側がヒンジを介して互いに連結されかつその他端部側が前記ワイヤーハーネスを挿通する開放空間を形成する一対の離反接近部とされ、該一対の離反接近部には互いに両者を解除可能にロックするロック部材が形成され、前記一対の半円弧状包囲壁の延びる方向一端部には前記ワイヤハーネスを束ねるバンド部材が一体に形成され、前記一対の半円弧状包囲壁の延びる方向途中には周回り方向に延びてインストルメントパネルの係止穴を構成する周壁に沿って案内される半円弧状の案内溝が形成され、前記ワイヤーハーネスを前記開放空間から前記プロテクト部材に挿通し、前記一対の半円弧状部材を前記ロック部材によりロックすると共に、前記バンド部材により前記ワイヤーハーネスを束ねて該ワイヤーハーネスを前記プロテクト部材に固定し、該プロテクト部材の案内溝を前記周壁に沿わせつつ前記係止穴に係止させて固定することを特徴とするワイヤーハーネスの固定構造。
- 前記バンド部材は前記ワイヤーハーネスを緊締するバンドと、該バンドの基端部を一体に有してその先端部側を固定する固定体とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネスの固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005165294A JP2006340568A (ja) | 2005-06-06 | 2005-06-06 | ワイヤーハーネスの固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP (1) | JP2006340568A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103460534A (zh) * | 2011-03-25 | 2013-12-18 | 矢崎总业株式会社 | 存储盒和电接线盒 |
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2005
- 2005-06-06 JP JP2005165294A patent/JP2006340568A/ja active Pending
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