JP2006337072A - 光学センサ及びセキュリティシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】監視しようとする領域を面で効果的に監視することができる光学センサ及びこれを用いたセキュリティシステムを提供する。
【解決手段】光を発する光源10と、光をセンサ領域に導く光学系と、光学系を経た光を受光する受光部とを有し、光学系が、第1の方向D1に対する光の広がりの長さを第1の長さW1にするシリンドリカル状の第1の光学部材12と、第1の方向D1と異なる第2の方向D2に対する光の広がりの長さを第2の長さW2にするシリンドリカル状の第2の光学部材13とを含み、光を、幅が第2の長さW2であり、厚みが第1の長さW1であるシート状に成形して、センサ領域を通過させる光学センサとする。セキュリティシステムは上記の光学センサを用いて監視領域への侵入者の有無を監視し、侵入者が侵入した場合に所定の通報動作を実施する。
【選択図】図1
【解決手段】光を発する光源10と、光をセンサ領域に導く光学系と、光学系を経た光を受光する受光部とを有し、光学系が、第1の方向D1に対する光の広がりの長さを第1の長さW1にするシリンドリカル状の第1の光学部材12と、第1の方向D1と異なる第2の方向D2に対する光の広がりの長さを第2の長さW2にするシリンドリカル状の第2の光学部材13とを含み、光を、幅が第2の長さW2であり、厚みが第1の長さW1であるシート状に成形して、センサ領域を通過させる光学センサとする。セキュリティシステムは上記の光学センサを用いて監視領域への侵入者の有無を監視し、侵入者が侵入した場合に所定の通報動作を実施する。
【選択図】図1
Description
本発明は光学センサ及びそれを用いたセキュリティシステムに関し、特に、発光ダイオードや半導体レーザなどの光源からの光を利用した光学センサ及びそれを用いたセキュリティシステムに関する。
監視領域への侵入者の侵入を検知するセキュリティシステムにおいては、侵入者を検知するためのセンサが用いられる。
上記のセンサとしては、例えば、光などの光学系を利用したセンサや、ドアの開閉などを電磁装置などで検知するセンサが知られている。
上記のセンサとしては、例えば、光などの光学系を利用したセンサや、ドアの開閉などを電磁装置などで検知するセンサが知られている。
特許文献1には、赤外線を放射し、その反射光を検知して、人の出入りを検知する検知センサと、これを用いたセキュリティシステムが記載されている。
また、特許文献2には、温かい体による赤外線放射レベルの突然の変化を検知する赤外線センサを利用したセキュリティシステムについて記載がある。
また、特許文献2には、温かい体による赤外線放射レベルの突然の変化を検知する赤外線センサを利用したセキュリティシステムについて記載がある。
しかし、上記の従来の光学センサにおいては、例えば建築物の出入り口の一部あるいは全部、またはドアの鍵穴近傍の所定領域など、監視しようとする領域を面で効果的に監視することが困難である。
特開平5−298563号公報
特開平10−124762号公報
本発明が解決しようとする問題は、監視しようとする領域を面で効果的に監視することが困難であることである。
本発明の光学センサは、光を発する光源と、前記光をセンサ領域に導く光学系と、前記光学系を経た前記光を受光する受光部とを有し、前記光学系が、第1の方向に対する前記光の広がりの長さを第1の長さにするシリンドリカル状の第1の光学部材と、前記第1の方向と異なる第2の方向に対する前記光の広がりの長さを第2の長さにするシリンドリカル状の第2の光学部材とを含み、前記光を、幅が前記第2の長さであり、厚みが前記第1の長さであるシート状に成形して、前記センサ領域を通過させる。
上記の本発明の光学センサは、好適には、前記光学系が、前記センサ領域と前記受光部との間に、前記第2の方向に対して前記光を収束させるシリンドリカル状の第3の光学部材と、前記第1の方向に対して前記光を収束させるシリンドリカル状の第4の光学部材とを含む。
あるいは好適には、前記光学系を経た前記光が、前記第2光学部材と前記第1光学部材を辿って戻り、前記受光部で受光される。
あるいは好適には、前記光学系を経た前記光が、前記第2光学部材と前記第1光学部材を辿って戻り、前記受光部で受光される。
上記の本発明の光学センサは、好適には、前記光源及び前記光学系が円筒状容器内に収容されており、前記光学系が前記第1光学部材と前記第2光学部材の間に中継ミラーを含む。
あるいは好適には、前記光源及び前記光学系が円筒状容器内に収容されており、前記光学系が非軸の放物面を有するミラーを含む。
あるいは好適には、前記光源として前記第2の方向に並べられた複数個の光源を有し、前記第1の光学部材が、各光源に対応するように前記第2の方向に延伸した形状で設けられており、前記第2の光学部材が、各光源に対応するように設けられた部分が一体化したレンズアレイとして設けられており、シート状に成形された複数の光を、前記第2の方向に並べて、前記センサ領域を通過させる。
あるいは好適には、前記光源及び前記光学系が円筒状容器内に収容されており、前記光学系が非軸の放物面を有するミラーを含む。
あるいは好適には、前記光源として前記第2の方向に並べられた複数個の光源を有し、前記第1の光学部材が、各光源に対応するように前記第2の方向に延伸した形状で設けられており、前記第2の光学部材が、各光源に対応するように設けられた部分が一体化したレンズアレイとして設けられており、シート状に成形された複数の光を、前記第2の方向に並べて、前記センサ領域を通過させる。
また、上記の課題を解決するため、本発明のセキュリティシステムは、光学センサを用いて監視領域への侵入者の有無を監視し、侵入者が侵入した場合に所定の通報動作を実施するセキュリティシステムであって、前記光学センサとして、光を発する光源と、前記光をセンサ領域に導く光学系と、前記光学系を経た前記光を受光する受光部とを有し、前記光学系が、第1の方向に対する前記光の広がりの長さを第1の長さにするシリンドリカル状の第1の光学部材と、前記第1の方向と異なる第2の方向に対する前記光の広がりの長さを第2の長さにするシリンドリカル状の第2の光学部材とを含み、前記光を、幅が前記第2の長さであり、厚みが前記第1の長さであるシート状に成形して、前記センサ領域を通過させる。
上記の本発明のセキュリティシステムは、前記光学センサにおいて、好適には、前記光学系が、前記センサ領域と前記受光部との間に、前記第2の方向に対して前記光を収束させるシリンドリカル状の第3の光学部材と、前記第1の方向に対して前記光を収束させるシリンドリカル状の第4の光学部材とを含む。
あるいは好適には、前記光学センサにおいて、前記光学系を経た前記光が、前記第2光学部材と前記第1光学部材を辿って戻り、前記受光部で受光される。
あるいは好適には、前記光学センサにおいて、前記光学系を経た前記光が、前記第2光学部材と前記第1光学部材を辿って戻り、前記受光部で受光される。
上記の本発明のセキュリティシステムは、好適には、前記光学センサにおいて、前記光源及び前記光学系が円筒状容器内に収容されており、前記光学系が前記第1光学部材と前記第2光学部材の間に中継ミラーを含む。
あるいは好適には、前記光学センサにおいて、前記光源及び前記光学系が円筒状容器内に収容されており、前記光学系が非軸の放物面を有するミラーを含む。
あるいは好適には、前記光学センサにおいて、前記光源として前記第2の方向に並べられた複数個の光源を有し、前記第1の光学部材が、各光源に対応するように前記第2の方向に延伸した形状で設けられており、前記第2の光学部材が、各光源に対応するように設けられた部分が一体化したレンズアレイとして設けられており、シート状に成形された複数の光を、前記第2の方向に並べて、前記センサ領域を通過させる。
あるいは好適には、前記光学センサにおいて、前記光源及び前記光学系が円筒状容器内に収容されており、前記光学系が非軸の放物面を有するミラーを含む。
あるいは好適には、前記光学センサにおいて、前記光源として前記第2の方向に並べられた複数個の光源を有し、前記第1の光学部材が、各光源に対応するように前記第2の方向に延伸した形状で設けられており、前記第2の光学部材が、各光源に対応するように設けられた部分が一体化したレンズアレイとして設けられており、シート状に成形された複数の光を、前記第2の方向に並べて、前記センサ領域を通過させる。
本発明の光学センサによれば、第1の光学部材及び第2の光学部材により、光源からの光を、幅が第2の長さであり、厚みが第1の長さであるシート状に成形して、センサ領域を通過させる。これにより、監視しようとする領域を面で効果的に監視することができる。
また、本発明のセキュリティシステムによれば、光学センサを用いて監視領域への侵入者の有無を監視し、侵入者が侵入した場合に所定の通報動作を実施するセキュリティシステムにおいて、光学センサとして、第1の光学部材及び第2の光学部材により、光源からの光を、幅が第2の長さであり、厚みが第1の長さであるシート状に成形して、センサ領域を通過させることにより、監視しようとする領域を面で効果的に監視することができる。
以下に、本発明の実施の形態に係る光学センサ及びそれを用いたセキュリティシステムについて、図面を参照して説明する。
第1実施形態
図1(a)は、本実施形態に係る光学センサにおける光源からの光をシート状に成形する光学系の構成を示す模式図であり、図1(b)は図1(a)における第1の方向D1に垂直な方向からの側面図であり、図1(c)は図1(a)における第2の方向D2に垂直な方向からの側面図である。
図1(a)は、本実施形態に係る光学センサにおける光源からの光をシート状に成形する光学系の構成を示す模式図であり、図1(b)は図1(a)における第1の方向D1に垂直な方向からの側面図であり、図1(c)は図1(a)における第2の方向D2に垂直な方向からの側面図である。
例えば、発光ダイオードあるいは半導体レーザなどの光源10から発せられる光11の進行方向である光軸上に第1シリンドリカルレンズ12と第2シリンドリカルレンズ13が配置されている。
第1シリンドリカルレンズ12は、光11の進行方向の中心線11cに対して直行する第1の方向D1に対して、光11の広がりの長さを第1の長さW1にする。
また、第2シリンドリカルレンズ13は、光11の進行方向の中心線11cに対して直行し、かつ、第1の方向D1と異なり、例えば直行する第2の方向D2に対して、光11の広がりの長さを第2の長さW2にする。
第1シリンドリカルレンズ12は、光11の進行方向の中心線11cに対して直行する第1の方向D1に対して、光11の広がりの長さを第1の長さW1にする。
また、第2シリンドリカルレンズ13は、光11の進行方向の中心線11cに対して直行し、かつ、第1の方向D1と異なり、例えば直行する第2の方向D2に対して、光11の広がりの長さを第2の長さW2にする。
上記の第1シリンドリカルレンズ12と第2シリンドリカルレンズ13を経ることで、光11は幅が第2の長さW2であり、厚みが第1の長さW1であるシート状の光11sに成形される。
上記において、第1シリンドリカルレンズ12は第2の方向D2には作用せず、同様に第2シリンドリカルレンズ13は第1の方向D1には作用しない。このため、例えば光源が発光ダイオードなどの場合、発せられる光の第1の方向への広がり方と第2の方向への広がり方は等しいので、第1の長さW1と第2の長さW2はそれぞれ光源と第1シリンドリカルレンズ12の距離および光源と第2シリンドリカルレンズ13の距離によって決まる。即ち、第1シリンドリカルレンズ12と第2シリンドリカルレンズ13の間隔をある程度あけることによって、第1の長さW1が第2の長さW2より十分小さいシート状の光11sへと成形されることになる。成形された光11sは、センサ領域SAへと導かれる。光源10から発せられる光の第1の方向への広がり方と第2の方向への広がり方が異なる場合については後述する。
なお、上記の第1シリンドリカルレンズ及び第2シリンドリカルレンズは、一方または両方をそれぞれ同等の焦点距離を有するシリンドリカルミラーに置き換えても、光軸が屈曲することを除いて上記と同等に光をシート状に成形することが可能である。
上記において、第1シリンドリカルレンズ12は第2の方向D2には作用せず、同様に第2シリンドリカルレンズ13は第1の方向D1には作用しない。このため、例えば光源が発光ダイオードなどの場合、発せられる光の第1の方向への広がり方と第2の方向への広がり方は等しいので、第1の長さW1と第2の長さW2はそれぞれ光源と第1シリンドリカルレンズ12の距離および光源と第2シリンドリカルレンズ13の距離によって決まる。即ち、第1シリンドリカルレンズ12と第2シリンドリカルレンズ13の間隔をある程度あけることによって、第1の長さW1が第2の長さW2より十分小さいシート状の光11sへと成形されることになる。成形された光11sは、センサ領域SAへと導かれる。光源10から発せられる光の第1の方向への広がり方と第2の方向への広がり方が異なる場合については後述する。
なお、上記の第1シリンドリカルレンズ及び第2シリンドリカルレンズは、一方または両方をそれぞれ同等の焦点距離を有するシリンドリカルミラーに置き換えても、光軸が屈曲することを除いて上記と同等に光をシート状に成形することが可能である。
光源10としては、赤外線、可視光、または紫外線など波長領域の光をパルスまたは連続で発する発光ダイオードあるいは半導体レーザなどを用いることが可能であり、例えば850nm程度の赤外線をパルスで発する発光ダイオードを用いる。
図2(a)は、本実施形態に係る光学センサの一例の第2の方向D2に垂直な方向からの模式構成を示す側面図に相当する。
光源10からの光11をシート状に成形するまでの光学系は、図1(a)〜(c)に示す光学系と同様であり、光源10からの光11が第1シリンドリカルレンズ12と第2シリンドリカルレンズ13を経ることで、幅が第2の長さW2であり、厚みが第1の長さW1であるシート状の光11sに成形され、センサ領域SAを通過する。
光源10からの光11をシート状に成形するまでの光学系は、図1(a)〜(c)に示す光学系と同様であり、光源10からの光11が第1シリンドリカルレンズ12と第2シリンドリカルレンズ13を経ることで、幅が第2の長さW2であり、厚みが第1の長さW1であるシート状の光11sに成形され、センサ領域SAを通過する。
センサ領域SAを通過した光11sの光軸上には、第2シリンドリカルレンズ13及び第1シリンドリカルレンズ12とそれぞれ同じ焦点距離を有する第3シリンドリカルレンズ14及び第4シリンドリカルレンズ15がセンサ領域SAを挟んで面対称となる位置に配置されており、シート状の光11sを収束させて、フォトダイオードなどの受光部16へと入射させる。
上記の構成の光学センサにおいて、センサ領域SAを遮蔽物が横切った場合、受光部16で受光される光の光量が減少し、受光部16の出力が変動する。この出力の変動を検知することで、センサ領域SAを横切る遮蔽物の有無を検知することができるものである。
図2(b)は、本実施形態に係る光学センサの他の例の第2の方向D2に垂直な方向からの模式構成を示す側面図に相当する。
光源10からの光11をシート状に成形するまでの光学系は、図1(a)〜(c)に示す光学系と同様であり、シート状の光11sはセンサ領域SAを通過した後、センサ領域SAの端部に配置されたミラー17によって垂直に反射され、再びセンサ領域SAを通過して第2シリンドリカルレンズ13及び第1シリンドリカルレンズ12を経て収束される。受光部18は光源10の近傍外周部に配置されており、第1シリンドリカルレンズ12及び第2シリンドリカルレンズ13を往復した時にわずかにデフォーカスとなるような光学設計とする。
光源10からの光11をシート状に成形するまでの光学系は、図1(a)〜(c)に示す光学系と同様であり、シート状の光11sはセンサ領域SAを通過した後、センサ領域SAの端部に配置されたミラー17によって垂直に反射され、再びセンサ領域SAを通過して第2シリンドリカルレンズ13及び第1シリンドリカルレンズ12を経て収束される。受光部18は光源10の近傍外周部に配置されており、第1シリンドリカルレンズ12及び第2シリンドリカルレンズ13を往復した時にわずかにデフォーカスとなるような光学設計とする。
本実施形態に係る光学センサは、第1シリンドリカルレンズ(第1の光学部材)及び第2シリンドリカルレンズ(第2の光学部材)により、光源からの光を、幅が第2の長さであり、厚みが第1の長さであるシート状に成形して、センサ領域を通過させ、これにより、監視しようとする領域を面で効果的に監視することができる。
第2実施形態
図3は本実施形態に係るセキュリティシステムの模式構成図である。
例えば、複数本のポール(図面上4本の第1ポール20a〜第4ポール20d)に第1実施形態に係る構成の光学センサを組み込んで構成されており、具体的には、例えば第1ポール20aには光源、受光部及び第1〜第4シリンドリカルレンズが組み込まれ、第2ポール20b、第3ポール20c及び第4ポール20dにはミラーが組み込まれている。
第1ポール20aの内部に設けられた光源、第1及び第2シリンドリカルレンズによって生成されたシート状の光21は、第1ポール20aに設けられた出射窓からポール外部に導かれ、光軸上に配置された第2ポール20bのミラーへと入射する。
第2ポール20bのミラーに入射した光は第3ポール20cのミラーへと反射し、第3ポール20cのミラーに入射した光は第4ポール20dのミラーへと反射し、第4ポール20dのミラーに入射した光は第1ポール20aに設けられた入射窓へと反射する。
第1ポール20aに設けられた入射窓からポール内部に導かれた光は、第1ポール20aの内部に設けられた第3及び第4シリンドリカルレンズによって受光部へと入射する構成となっている。
上記のようにして、シート状の光21がループを構成しており、このループの外部からループ内部にまたはループ内部から外部に侵入しようとする侵入者を検知することができるようになっている。
図3は本実施形態に係るセキュリティシステムの模式構成図である。
例えば、複数本のポール(図面上4本の第1ポール20a〜第4ポール20d)に第1実施形態に係る構成の光学センサを組み込んで構成されており、具体的には、例えば第1ポール20aには光源、受光部及び第1〜第4シリンドリカルレンズが組み込まれ、第2ポール20b、第3ポール20c及び第4ポール20dにはミラーが組み込まれている。
第1ポール20aの内部に設けられた光源、第1及び第2シリンドリカルレンズによって生成されたシート状の光21は、第1ポール20aに設けられた出射窓からポール外部に導かれ、光軸上に配置された第2ポール20bのミラーへと入射する。
第2ポール20bのミラーに入射した光は第3ポール20cのミラーへと反射し、第3ポール20cのミラーに入射した光は第4ポール20dのミラーへと反射し、第4ポール20dのミラーに入射した光は第1ポール20aに設けられた入射窓へと反射する。
第1ポール20aに設けられた入射窓からポール内部に導かれた光は、第1ポール20aの内部に設けられた第3及び第4シリンドリカルレンズによって受光部へと入射する構成となっている。
上記のようにして、シート状の光21がループを構成しており、このループの外部からループ内部にまたはループ内部から外部に侵入しようとする侵入者を検知することができるようになっている。
本実施形態のセキュリティシステムは不図示の監視制御部が組み込まれており、上記の受光部の出力が監視制御部に入力される。
監視制御部には制御パネルが設けられており、セキュリティシステムの使用者による制御パネル上での入力により、監視の開始及び停止の入力や侵入者を検知した時に実施する所定の通報行為を予め設定された選択肢などから選択することができる。
監視制御部には制御パネルが設けられており、セキュリティシステムの使用者による制御パネル上での入力により、監視の開始及び停止の入力や侵入者を検知した時に実施する所定の通報行為を予め設定された選択肢などから選択することができる。
上記の通報行為とは、例えば、監視制御部に接続されたスピーカーから警報音を鳴らすことや、監視制御部に接続された照明装置によって警報光を発することなどであり、この場合には侵入行為を検知されたことを侵入者に知らしめる効果がある。
また、所定の通報先に通報することも可能である。この通報先への通報とは、例えば、当該セキュリティシステムを管理する管理センタやセキュリティシステムの使用者の携帯電話などに電話すること、指定されたインターネットメールアドレスにメール送信することなどである。この場合には、監視制御部が電話回線やインターネット回線に接続されている構成とする。
また、所定の通報先に通報することも可能である。この通報先への通報とは、例えば、当該セキュリティシステムを管理する管理センタやセキュリティシステムの使用者の携帯電話などに電話すること、指定されたインターネットメールアドレスにメール送信することなどである。この場合には、監視制御部が電話回線やインターネット回線に接続されている構成とする。
図4(a)は、監視対象となる建築物22に設置した本実施形態のセキュリティシステムの構成を示す模式的正面図であり、図4(b)は建築物を上方から見た場合の模式平面図である。
図面上、6本のポール(20e〜20j)が建築物22の外周を囲むように設置されており、いずれかのポールからシート状の光が出射され、他の5本のポールによって反射され、ループ状に建築物の外周を取り囲んでものとポールに入射する構成となっている。
図面上、6本のポール(20e〜20j)が建築物22の外周を囲むように設置されており、いずれかのポールからシート状の光が出射され、他の5本のポールによって反射され、ループ状に建築物の外周を取り囲んでものとポールに入射する構成となっている。
上記において、複数本のポールに光源、シリンドリカルレンズなどの光学系、受光部を組み込んで、ループを複数箇所に区切って別個に監視するようにしてもよい。
また、必ずしもシート状の光でループを構成する必要はなく、例えば建築物の出入り口の一部あるいは全部、またはドアの鍵穴近傍の所定領域など、局所的に監視しようとする場合には、この監視しようとする領域をシート状の光が覆うように光学系を構成すればよい。
本実施形態のセキュリティシステムによれば、光学センサを用いて監視領域への侵入者の有無を監視し、侵入者が侵入した場合に所定の通報動作を実施するセキュリティシステムにおいて、光学センサとして、第1シリンドリカルレンズ(第1の光学部材)及び第2シリンドリカルレンズ(第2の光学部材)により、光源からの光を、幅が第2の長さであり、厚みが第1の長さであるシート状に成形して、センサ領域を通過させ、これにより、監視しようとする領域を面で効果的に監視することができる。
(実施例1)
本実施例は、第2実施形態におけるポールに、シート状の光を生成する光源および光学系の組み込みを実現した構成である。
図5(a)は本実施例に係る光学センサの光学系の一部の第1の方向D1に垂直な方向から見た模式構成図であり、図5(b)は図5(a)において屈曲する光軸を直線上に引き延ばしたときに対応する第2の方向D2に垂直な方向から見た各光学部材の配置を示す模式図である。
本実施例は、第2実施形態におけるポールに、シート状の光を生成する光源および光学系の組み込みを実現した構成である。
図5(a)は本実施例に係る光学センサの光学系の一部の第1の方向D1に垂直な方向から見た模式構成図であり、図5(b)は図5(a)において屈曲する光軸を直線上に引き延ばしたときに対応する第2の方向D2に垂直な方向から見た各光学部材の配置を示す模式図である。
ポールを構成する外径60mm、内径50mmの円筒状容器30の内部において、光源31から発せられる光32の進行方向である光軸上に、シリンドリカルレンズ(第1の光学部材)33、第1中継ミラー34、第2中継ミラー35、第3中継ミラー36、シリンドリカルミラー(第2の光学部材)37が配置されている。
第1中継ミラー34、第2中継ミラー35、第3中継ミラー36、シリンドリカルミラー(第2光学部材)37は円筒状容器30の内壁面上に設けられている。
光源31からの光32は、シリンドリカルレンズ33を経て第1の方向D1に対する広がりの長さが規定され、第1中継ミラー34、第2中継ミラー35、第3中継ミラー36によって3回光軸を屈曲され、シリンドリカルミラー37によってさらに光軸を屈曲しながら第2の方向D2に対する光の広がりの長さが規定され、シート状の光32sに成形されて、円筒状容器30の出射窓30aから外部に出射し、受光側の入射窓38へと入射する。
第1中継ミラー34、第2中継ミラー35、第3中継ミラー36、シリンドリカルミラー(第2光学部材)37は円筒状容器30の内壁面上に設けられている。
光源31からの光32は、シリンドリカルレンズ33を経て第1の方向D1に対する広がりの長さが規定され、第1中継ミラー34、第2中継ミラー35、第3中継ミラー36によって3回光軸を屈曲され、シリンドリカルミラー37によってさらに光軸を屈曲しながら第2の方向D2に対する光の広がりの長さが規定され、シート状の光32sに成形されて、円筒状容器30の出射窓30aから外部に出射し、受光側の入射窓38へと入射する。
光源31が第1の方向D1及び第2の方向D2にそれぞれ30度で広がる、即ち、光の進行方向の中心線に対する広がり角αが15度であるとき、あるいは、広がり角αが15度以内の成分を利用するとき、シリンドリカルレンズ33の焦点距離を9.33mmとすることで、第1の方向D1に対する光の広がりの長さを9.33mm×tan15°×2=5mmにすることができる。
第1中継ミラー34、第2中継ミラー35、第3中継ミラー36で3回進行方向を屈曲させることで、内径50mmの円筒状容器30内においても、光源31とシリンドリカルミラー37の光軸上の距離を186.6mm確保することができる。ここで、シリンドリカルミラー37の焦点距離を186.6mm(曲率半径R=373.2mm)とすることで、第2の方向D2に対する光の広がりの長さを186.6mm×tan15°×2=100mmにすることができる。
以上のようにして、光源31からの光32を、幅100mm、厚み5mmのシート状に成形することができる。
第1中継ミラー34、第2中継ミラー35、第3中継ミラー36で3回進行方向を屈曲させることで、内径50mmの円筒状容器30内においても、光源31とシリンドリカルミラー37の光軸上の距離を186.6mm確保することができる。ここで、シリンドリカルミラー37の焦点距離を186.6mm(曲率半径R=373.2mm)とすることで、第2の方向D2に対する光の広がりの長さを186.6mm×tan15°×2=100mmにすることができる。
以上のようにして、光源31からの光32を、幅100mm、厚み5mmのシート状に成形することができる。
(実施例2)
本実施例は、第2実施形態におけるポールに、シート状の光を生成する光源および光学系の組み込みを実現した構成である。
図6(a)及び図6(b)は本実施例に係る光学センサの光学系の光出射側の一部の模式構成図である。図6(a)は第1の方向D1に垂直な方向から見た構成図であり、図6(b)は第2の方向D2に垂直な方向から見た構成図である。
本実施例は、第2実施形態におけるポールに、シート状の光を生成する光源および光学系の組み込みを実現した構成である。
図6(a)及び図6(b)は本実施例に係る光学センサの光学系の光出射側の一部の模式構成図である。図6(a)は第1の方向D1に垂直な方向から見た構成図であり、図6(b)は第2の方向D2に垂直な方向から見た構成図である。
ポールを構成する円筒状容器40の内部において、光源41から発せられる光42の進行方向である光軸上に、シリンドリカルレンズ(第1の光学部材)43、非軸の放物面を有するシリンドリカルミラー(第2の光学部材)44が配置されている。
光源41からの光42は、シリンドリカルレンズ43を経て第1の方向D1に対する広がりの長さが規定され、シリンドリカルミラー44によって光軸を屈曲しながら第2の方向D2に対する光の広がりの長さが規定され、シート状の光42sに成形されて、円筒状容器40の出射窓40aから外部に出射する。
光源41からの光42は、シリンドリカルレンズ43を経て第1の方向D1に対する広がりの長さが規定され、シリンドリカルミラー44によって光軸を屈曲しながら第2の方向D2に対する光の広がりの長さが規定され、シート状の光42sに成形されて、円筒状容器40の出射窓40aから外部に出射する。
光源41が第1の方向D1及び第2の方向D2にそれぞれ30度で広がる、即ち、光の進行方向の中心線に対する広がり角αが15度であるとき、あるいは、広がり角αが15度以内の成分を利用するとき、シリンドリカルレンズ43の焦点距離を9.33mmとすることで、第1の方向D1に対する光の広がりの長さを9.33mm×tan15°×2=5mmにすることができる。
非軸の放物面を有するシリンドリカルミラー44は、機械軸AX方向から平行光を入射すると、反射して焦点を結ぶような曲面を有し、逆に、焦点位置に光源を配置すると平行光を反射する。例えば、機械軸AXとミラー面の交点と光源41との距離dを76.2mmとして配置すると、第2の方向D2に対する光の広がりの長さを、円筒状容器40の延伸方向の長さφを50.8mmにすることができ、以上のようにして、光源41からの光42を、幅約50mm、厚み5mmのシート状に成形することができる。
非軸の放物面を有するシリンドリカルミラー44は、機械軸AX方向から平行光を入射すると、反射して焦点を結ぶような曲面を有し、逆に、焦点位置に光源を配置すると平行光を反射する。例えば、機械軸AXとミラー面の交点と光源41との距離dを76.2mmとして配置すると、第2の方向D2に対する光の広がりの長さを、円筒状容器40の延伸方向の長さφを50.8mmにすることができ、以上のようにして、光源41からの光42を、幅約50mm、厚み5mmのシート状に成形することができる。
図6(c)及び図6(d)は本実施例に係る光学センサの光入射側の光学系の一部の模式構成図である。図6(c)は第2の方向D2に垂直な方向から見た構成図であり、図6(d)は第1の方向D1に垂直な方向から見た構成図である。
上記のようにして得られたシート状の光42sは、光源41から非軸の放物面を有するシリンドリカルミラー(第2の光学部材)44までと対照的に配置された、円筒状容器45の入射窓45aを経て内部へと進行し、円筒状容器45内に配置された非軸の放物面を有するシリンドリカルミラー(第3の光学部材)46、シリンドリカルレンズ(第4の光学部材)47によって収束され、受光部48へと入射する構成となっている。
上記のようにして得られたシート状の光42sは、光源41から非軸の放物面を有するシリンドリカルミラー(第2の光学部材)44までと対照的に配置された、円筒状容器45の入射窓45aを経て内部へと進行し、円筒状容器45内に配置された非軸の放物面を有するシリンドリカルミラー(第3の光学部材)46、シリンドリカルレンズ(第4の光学部材)47によって収束され、受光部48へと入射する構成となっている。
(実施例3)
本実施例は、第1実施形態及び第2実施形態におけるシート状の光を生成する光源および光学系として、複数個の光源及びこれに対応するレンズを採用した構成であり、複数個の光源からの光のそれぞれをシート状に成形して第2の方向D2に並べた状態で出射する構成である。
図7(a)及び図7(b)は本実施例に係る光学センサの光学系の光出射側の一部の模式構成図である。図7(a)は第1の方向D1に垂直な方向から見た構成図であり、図7(b)は第2の方向D2に垂直な方向から見た構成図である。
本実施例は、第1実施形態及び第2実施形態におけるシート状の光を生成する光源および光学系として、複数個の光源及びこれに対応するレンズを採用した構成であり、複数個の光源からの光のそれぞれをシート状に成形して第2の方向D2に並べた状態で出射する構成である。
図7(a)及び図7(b)は本実施例に係る光学センサの光学系の光出射側の一部の模式構成図である。図7(a)は第1の方向D1に垂直な方向から見た構成図であり、図7(b)は第2の方向D2に垂直な方向から見た構成図である。
本実施例では、光源として第2の方向D2に並べられた複数個(例えば5個)の光源50a〜50eを有する。
ここで、上記の複数個の光源50a〜50eからの光51a〜51eに対応するように、第1シリンドリカルレンズ52が、第2の方向D2に延伸した形状で設けられており、また、5個の第2シリンドリカルレンズ53a〜53eが一体化したレンズアレイ53として設けられている。
第1シリンドリカルレンズ52は、光源50a〜50eからの光51a〜51eのそれぞれについて、第1の方向D1に対する光の広がりの長さを第1の長さW1にする。
また、レンズアレイ53を構成する第2シリンドリカルレンズ53a〜53eは、光源50a〜50eからの光51a〜51eのそれぞれについて、第2の方向D2に対する光の広がりの長さを第2の長さW2にする。
ここで、上記の複数個の光源50a〜50eからの光51a〜51eに対応するように、第1シリンドリカルレンズ52が、第2の方向D2に延伸した形状で設けられており、また、5個の第2シリンドリカルレンズ53a〜53eが一体化したレンズアレイ53として設けられている。
第1シリンドリカルレンズ52は、光源50a〜50eからの光51a〜51eのそれぞれについて、第1の方向D1に対する光の広がりの長さを第1の長さW1にする。
また、レンズアレイ53を構成する第2シリンドリカルレンズ53a〜53eは、光源50a〜50eからの光51a〜51eのそれぞれについて、第2の方向D2に対する光の広がりの長さを第2の長さW2にする。
上記のようにしてシート状に成形された5つの光51sa〜51seが、第2の方向D2に並べられて出射され、センサ領域SAを通過するように導かれる構成となっている。
さらに、各光51sa〜51seが混合して伝播することがないように、第1シリンドリカルレンズ52と第2シリンドリカルレンズ53a〜53eの間に、各光の伝播領域を区分する遮光板54が設けられている。
さらに、各光51sa〜51seが混合して伝播することがないように、第1シリンドリカルレンズ52と第2シリンドリカルレンズ53a〜53eの間に、各光の伝播領域を区分する遮光板54が設けられている。
上記においては光学センサの光学系の光出射側について説明しているが、受光側においても上記と対照となる同様な構成とすることができる。この場合、光源50a〜50eからの光51a〜51eのそれぞれを受光して、監視しようとする領域を区分して監視することが可能となる。
各光源50a〜50eが第1の方向D1及び第2の方向D2にそれぞれ30度で広がる、即ち、光の進行方向の中心線に対する広がり角αが15度であるとき、あるいは、広がり角αが15度以内の成分を利用するとき、第1シリンドリカルレンズ52の焦点距離を9.33mmとすることで、各光51a〜51eの第1の方向D1に対する広がりの長さW1を9.33mm×tan15°×2=5mmにすることができる。
また、第2シリンドリカルレンズ53a〜53eのそれぞれの焦点距離を46.65mmとすることで、各光51a〜51eの第2の方向D2に対する広がりの長さW2を46.65mm×tan15°×2=25mmにすることができる。
以上のようにして、各光51a〜51eが、幅25mm、厚み5mmのシート状に成形され、これらが第2の方向D2に並べられて出射するので、実質的に幅125mm、厚み5mmのシート状の光を得ることができる。
また、第2シリンドリカルレンズ53a〜53eのそれぞれの焦点距離を46.65mmとすることで、各光51a〜51eの第2の方向D2に対する広がりの長さW2を46.65mm×tan15°×2=25mmにすることができる。
以上のようにして、各光51a〜51eが、幅25mm、厚み5mmのシート状に成形され、これらが第2の方向D2に並べられて出射するので、実質的に幅125mm、厚み5mmのシート状の光を得ることができる。
(実施例4)
本実施例では、光源として半導体レーザを用いた場合の第1シリンドリカルレンズと第2シリンドリカルレンズについて説明する。
図8(a)は半導体レーザの光の広がり方を示す模式斜視図である。
半導体レーザ60から発せられる光61は、第1の方向D1への広がり方と第2の方向D2への広がり方が異なり、半導体レーザ60からの光61が一の方向に光の進行方向の中心線に対して広がり角αで広がり、一の方向と直行する他の方向に光の進行方向の中心線に対して広がり角β(α<β)で広がるものとする。
上記の場合、広がり角αで広がる一の方向を第1の方向D1に設定し、広がり角βで広がる他の方向を第2の方向D2に設定する。
本実施例では、光源として半導体レーザを用いた場合の第1シリンドリカルレンズと第2シリンドリカルレンズについて説明する。
図8(a)は半導体レーザの光の広がり方を示す模式斜視図である。
半導体レーザ60から発せられる光61は、第1の方向D1への広がり方と第2の方向D2への広がり方が異なり、半導体レーザ60からの光61が一の方向に光の進行方向の中心線に対して広がり角αで広がり、一の方向と直行する他の方向に光の進行方向の中心線に対して広がり角β(α<β)で広がるものとする。
上記の場合、広がり角αで広がる一の方向を第1の方向D1に設定し、広がり角βで広がる他の方向を第2の方向D2に設定する。
図8(b)は、本実施例に係る光学センサにおける光源からの光をシート状に成形する光学系の第1の方向D1に垂直な方向からの側面図であり、図8(c)は第2の方向D2に垂直な方向からの側面図である。
半導体レーザ60から発せられる光61の進行方向である光軸上に、第1シリンドリカルレンズ62と第2シリンドリカルレンズ63が配置されている。
第1シリンドリカルレンズ62は、広がりの小さい第1の方向D1に対して、光61の広がりの長さを第1の長さW1にする。
また、第2シリンドリカルレンズ63は、広がりの大きい第2の方向D2に対して、光61の広がりの長さを第2の長さW2にする。
第1シリンドリカルレンズ62は、広がりの小さい第1の方向D1に対して、光61の広がりの長さを第1の長さW1にする。
また、第2シリンドリカルレンズ63は、広がりの大きい第2の方向D2に対して、光61の広がりの長さを第2の長さW2にする。
上記の構成において、第1シリンドリカルレンズ62と第2シリンドリカルレンズ63を経ることで、光61は幅が第2の長さW2であり、厚みが第1の長さW1であるシート状の光61sに成形される。
より広がり方の大きい方向をシート状の光の幅方向にし、より広がり方の小さい方向を光の厚み方向とすることで、逆とした場合よりも第1シリンドリカルレンズと第2シリンドリカルレンズの間隔を狭めて設計することができる。
より広がり方の大きい方向をシート状の光の幅方向にし、より広がり方の小さい方向を光の厚み方向とすることで、逆とした場合よりも第1シリンドリカルレンズと第2シリンドリカルレンズの間隔を狭めて設計することができる。
本発明は、上記の実施形態の説明に限定されない。
本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の光学センサは、セキュリティシステム用の光学センサに適用できる。
また、本発明のセキュリティシステムは、建築物などの監視対象に侵入者が侵入することを検知するセキュリティシステムに適用できる。
また、本発明のセキュリティシステムは、建築物などの監視対象に侵入者が侵入することを検知するセキュリティシステムに適用できる。
10…光源、11…光、11c…中心線、11s…シート状の光、12…第1シリンドリカルレンズ、13…第2シリンドリカルレンズ、14…第3シリンドリカルレンズ、15…第4シリンドリカルレンズ、16…受光部、17…ミラー、18…受光部、20a…第1ポール、20b…第2ポール、20c…第3ポール、20d…第4ポール、20e〜20j…ポール、21…シート状の光、22…建築物、30…円筒状容器、30a…出射窓、31…光源、32…光、32s…シート状の光、33…シリンドリカルレンズ、34…第1中継ミラー、35…第2中継ミラー、36…第3中継ミラー、37…シリンドリカルミラー、38…入射窓、40…円筒状容器、40a…出射窓、41…光源、42…光、42s…シート状の光、43…シリンドリカルレンズ、44…非軸の放物面を有するシリンドリカルミラー、45…円筒状容器、46…非軸の放物面を有するシリンドリカルミラー、47…シリンドリカルレンズ、48…受光部、50a〜50e…光源、51a〜51e…光、51sa〜51se…シート状の光、52…第1シリンドリカルレンズ、53…レンズアレイ、53a〜53e…第2シリンドリカルレンズ、54…遮光板、60…半導体レーザ、61…光、61s…シート状の光、62…第1シリンドリカルレンズ、63…第2シリンドリカルレンズ、D1…第1の方向、D2…第2の方向、SA…センサ領域、W1…第1の長さ、W2…第2の長さ
Claims (12)
- 光を発する光源と、
前記光をセンサ領域に導く光学系と、
前記光学系を経た前記光を受光する受光部と
を有し、
前記光学系が、第1の方向に対する前記光の広がりの長さを第1の長さにするシリンドリカル状の第1の光学部材と、前記第1の方向と異なる第2の方向に対する前記光の広がりの長さを第2の長さにするシリンドリカル状の第2の光学部材とを含み、前記光を、幅が前記第2の長さであり、厚みが前記第1の長さであるシート状に成形して、前記センサ領域を通過させる
光学センサ。 - 前記光学系が、前記センサ領域と前記受光部との間に、前記第2の方向に対して前記光を収束させるシリンドリカル状の第3の光学部材と、前記第1の方向に対して前記光を収束させるシリンドリカル状の第4の光学部材とを含む
請求項1に記載の光学センサ。 - 前記光学系を経た前記光が、前記第2光学部材と前記第1光学部材を辿って戻り、前記受光部で受光される
請求項1に記載の光学センサ。 - 前記光源及び前記光学系が円筒状容器内に収容されており、
前記光学系が前記第1光学部材と前記第2光学部材の間に中継ミラーを含む
請求項1〜3のいずれかに記載の光学センサ。 - 前記光源及び前記光学系が円筒状容器内に収容されており、
前記光学系が非軸の放物面を有するミラーを含む
請求項1〜3のいずれかに記載の光学センサ。 - 前記光源として前記第2の方向に並べられた複数個の光源を有し、
前記第1の光学部材が、各光源に対応するように前記第2の方向に延伸した形状で設けられており、
前記第2の光学部材が、各光源に対応するように設けられた部分が一体化したレンズアレイとして設けられており、
シート状に成形された複数の光を、前記第2の方向に並べて、前記センサ領域を通過させる
請求項1〜3のいずれかに記載の光学センサ。 - 光学センサを用いて監視領域への侵入者の有無を監視し、侵入者が侵入した場合に所定の通報動作を実施するセキュリティシステムであって、
前記光学センサとして、
光を発する光源と、
前記光をセンサ領域に導く光学系と、
前記光学系を経た前記光を受光する受光部と
を有し、
前記光学系が、第1の方向に対する前記光の広がりの長さを第1の長さにするシリンドリカル状の第1の光学部材と、前記第1の方向と異なる第2の方向に対する前記光の広がりの長さを第2の長さにするシリンドリカル状の第2の光学部材とを含み、前記光を、幅が前記第2の長さであり、厚みが前記第1の長さであるシート状に成形して、前記センサ領域を通過させる
セキュリティシステム。 - 前記光学センサにおいて、前記光学系が、前記センサ領域と前記受光部との間に、前記第2の方向に対して前記光を収束させるシリンドリカル状の第3の光学部材と、前記第1の方向に対して前記光を収束させるシリンドリカル状の第4の光学部材とを含む
請求項7に記載のセキュリティシステム。 - 前記光学センサにおいて、前記光学系を経た前記光が、前記第2光学部材と前記第1光学部材を辿って戻り、前記受光部で受光される
請求項7に記載のセキュリティシステム。 - 前記光学センサにおいて、
前記光源及び前記光学系が円筒状容器内に収容されており、
前記光学系が前記第1光学部材と前記第2光学部材の間に中継ミラーを含む
請求項7〜9のいずれかに記載のセキュリティシステム。 - 前記光学センサにおいて、
前記光源及び前記光学系が円筒状容器内に収容されており、
前記光学系が非軸の放物面を有するミラーを含む
請求項7〜9のいずれかに記載のセキュリティシステム。 - 前記光学センサにおいて、
前記光源として前記第2の方向に並べられた複数個の光源を有し、
前記第1の光学部材が、各光源に対応するように前記第2の方向に延伸した形状で設けられており、
前記第2の光学部材が、各光源に対応するように設けられた部分が一体化したレンズアレイとして設けられており、
シート状に成形された複数の光を、前記第2の方向に並べて、前記センサ領域を通過させる
請求項7〜9のいずれかに記載のセキュリティシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005159185A JP2006337072A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 光学センサ及びセキュリティシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005159185A JP2006337072A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 光学センサ及びセキュリティシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006337072A true JP2006337072A (ja) | 2006-12-14 |
Family
ID=37557763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005159185A Pending JP2006337072A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 光学センサ及びセキュリティシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006337072A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2459269C1 (ru) * | 2011-03-16 | 2012-08-20 | Государственное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Алтайский государственный технический университет им. И.И. Ползунова" (АлтГТУ) | Пирометрический датчик координат очага возгорания с цилиндрическими линзами |
RU2536355C2 (ru) * | 2012-11-08 | 2014-12-20 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Алтайский государственный технический университет им. И.И. Ползунова" (АлтГТУ) | Пирометрический датчик координат очага возгорания с полевой диафрагмой |
CN105388618A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-03-09 | 哈尔滨工业大学 | 用于激光光谱技术的多维片状光束整形调节装置及方法 |
-
2005
- 2005-05-31 JP JP2005159185A patent/JP2006337072A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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RU2536355C2 (ru) * | 2012-11-08 | 2014-12-20 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Алтайский государственный технический университет им. И.И. Ползунова" (АлтГТУ) | Пирометрический датчик координат очага возгорания с полевой диафрагмой |
CN105388618A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-03-09 | 哈尔滨工业大学 | 用于激光光谱技术的多维片状光束整形调节装置及方法 |
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