JP2006332457A - 荷電粒子ビーム描画装置、荷電粒子ビーム描画装置のアパーチャマスク交換判定方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画装置、荷電粒子ビーム描画装置のアパーチャマスク交換判定方法及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 稼働率を低下させることなく且つコストを増大させることなくアパーチャマスクの交換時期を判定可能となる電子ビーム描画装置のアパーチャマスク交換判定方法を提供する。
【解決手段】 複数の開口部40a〜40eを有するアパーチャマスク20を介して被処理基体27に電子ビームを照射するステップと、電子ビームの照射量を測定するステップと、測定された電子ビームの照射量を照射量記憶部に格納するステップと、描画データに基づいて複数の開口部40a〜40eのうち対象とする開口部40aを選択するステップと、照射量記憶部42から電子ビームの照射量を読み出して、対象とする開口部40aに対して過去に照射された電子ビームの累積照射量を計算するステップと、累積照射量に基づいてアパーチャマスク20の交換が必要か判定するステップとを含む。
【選択図】 図3

Description

本発明は、荷電粒子ビーム描画技術に関し、特に、荷電粒子ビーム描画装置、荷電粒子ビーム描画装置のアパーチャマスク交換判定方法及び半導体装置の製造方法に関する。
集積回路の微細化および高密度化に伴い、電子ビームや集束イオンビームなどの荷電粒子ビームを用いる荷電粒子ビーム描画装置にも、半導体デバイス量産装置として安定した稼動、高いスループット、更なる微細加工性が要求されてきている。近年、電子ビーム描画装置にも量産のための技術が開発されている。例えば、複数のアパーチャを用いて任意のサイズの矩形および三角形ビームを作る可変成形ビーム(VSB)方式、繰り返しセル(キャラクタ)を予めアパーチャマスクに搭載した部分一括露光方式がある。
VSB方式や部分一括露光方式では、アパーチャマスクの開口部の形状が描画精度に反映するが、長期に渡って使用すると開口部の形状が変形および劣化してしまう。よって、アパーチャマスクの交換時期を判定するために、描画するときの開口部の形状がどのようになっているかを確認する必要がある。ここで、装置を大気開放して開口部の形状を確認しようとすると装置稼働率が低下してしまう。このため、装置を大気開放せずに確認する事が望ましい。
従来のアパーチャマスクの交換時期の判定手法としては、例えば開口部の使用回数を計数し、警戒レベルと大小比較する事で透過マスクの寿命を判定する方式(例えば、特許文献1参照。)がある。この方式では、露光中に開口部への荷電粒子ビームの照射回数を計測する。しかしながら、荷電粒子ビームの照射回数が一定数に達したときに、実際には開口部の形状が変形、劣化していないのにアパーチャマスクを交換する恐れがある。したがって、装置稼働率の低下だけでなく、装置にかかるコストの増大をも招いてしまう場合がある。
特許第2692662号公報
本発明の目的は、稼働率を低下させることなく且つコストを増大させることなくアパーチャマスクの交換時期を判定可能となる荷電粒子ビーム描画装置、荷電粒子ビーム描画装置のアパーチャマスク交換判定方法及び半導体装置の製造方法を提供することである。
本願発明の一態様によれば、(イ)複数の開口部を有するアパーチャマスクを介して被処理基体に荷電粒子ビームを照射するステップと、(ロ)荷電粒子ビームの照射量を測定するステップと、(ハ)測定された荷電粒子ビームの照射量を照射量記憶部に格納するステップと、(ニ)描画データに基づいて複数の開口部のうち対象とする開口部を選択するステップと、(ホ)照射量記憶部から荷電粒子ビームの照射量を読み出して、対象とする開口部に対して過去に照射された荷電粒子ビームの累積照射量を計算するステップと、(ヘ)累積照射量に基づいてアパーチャマスクの交換が必要か判定するステップとを含む荷電粒子ビーム描画装置のアパーチャマスク交換判定方法が提供される。
本願発明の他の態様によれば、(イ)被処理基体を搭載するステージと、(ロ)複数の開口部を有するアパーチャマスクを駆動する駆動機構と、(ハ)アパーチャマスクを介して被処理基体に荷電粒子ビームを照射する荷電粒子ビーム発生源と、(ニ)荷電粒子ビームの照射量を測定する照射量測定手段と、(ホ)測定された荷電粒子ビームの照射量を記憶する照射量記憶部と、(ヘ)描画データを記憶する描画データ記憶部と、(ト)描画データに基づいて複数の開口部のうち対象とする開口部を選択する開口部選択手段と、(チ)照射量記憶部から荷電粒子ビームの照射量を読み出して、対象とする開口部に対して過去に照射された荷電粒子ビームの累積照射量を計算する照射量計算手段と、(リ)累積照射量に基づいてアパーチャマスクの交換が必要か判定する判定手段とを備える荷電粒子ビーム描画装置が提供される。
本願発明の他の態様によれば、(イ)第1の描画データに基づいてアパーチャマスクの複数の開口部のうち対象とする開口部を選択し、対象とする開口部のパターンを第1のロットの被処理基体に描画して第1のロットを処理する工程と、(ロ)被処理基体に照射された荷電粒子ビームの照射量を測定し、測定された荷電粒子ビームの照射量を照射量記憶部に格納する工程と、(ハ)第2の描画データに基づいて複数の開口部のうち対象とする開口部を選択し、照射量記憶部から荷電粒子ビームの照射量を読み出して、第1のロットを含む過去のロットの処理において対象とする開口部に対して照射された荷電粒子ビームの累積照射量を計算し、累積照射量に基づいてアパーチャマスクの交換が必要か判定し、アパーチャマスクの交換が必要と判定された場合にはアパーチャマスクを交換し、対象とする開口部のパターンを第2のロットの被処理基体に描画して第2のロットを処理する工程とを含む半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、稼働率を低下させることなく且つコストを増大させることなくアパーチャマスクの交換時期を判定可能となる荷電粒子ビーム描画装置、荷電粒子ビーム描画装置のアパーチャマスク交換判定方法及び半導体装置の製造方法を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。また、本発明の実施の形態において、「荷電粒子ビーム」として電子ビームを一例に説明するが、荷電粒子ビームとしてはイオンビームを採用しても良い。即ち、イオンビームについても電子ビームの場合と同様に以下の説明を適用することができる。
本発明の実施の形態に係る電子ビーム描画装置は、図1に示すように、演算処理装置(CPU)1、描画部2、描画制御部3、データ記憶装置4、入力装置5、出力装置6、主記憶装置7及びプログラム記憶装置8を備える。例えばCPU1、描画制御部3、データ記憶装置4、入力装置5、出力装置6、主記憶装置7及びプログラム記憶装置8は、バス10を介して互いに接続されている。
描画部2は、アパーチャマスク20を介して被処理基体27に電子ビームを照射する電子ビーム発生源(電子銃)11、コンデンサレンズ14、第1成形アパーチャマスク15、複数の開口部を有するアパーチャマスク(以下、「第2成形アパーチャマスク」という。)20、ブランキングアパーチャマスク16、ブランキング偏向器17a,17b、投影レンズ18、キャラクタプロジェクション(CP)選択偏向器19a,19b、縮小レンズ21、対物レンズ23、対物偏向器22a,22b、第2成形アパーチャマスク20を駆動する駆動機構19、被処理基体27を搭載するステージ26、及び電子ビームの照射量を測定する照射量測定手段(ファラデーカップ)28を備える。
電子銃11は、電子ビームを発生し射出する。コンデンサレンズ14は、電子ビームの照明条件を調整する。第1成形アパーチャマスク15及び第2成形アパーチャマスク20は、電子ビームを所望の形状に成形する。ブランキングアパーチャマスク16は、電子ビームを必要に応じてカットする。ブランキング偏向器17a,17bは、電子ビームをブランキングアパーチャマスク16上へ偏向する。投影レンズ18は、第2成形アパーチャマスク20上に像面を形成する。
CP選択偏向器19a,19bは、第2成形アパーチャマスク20が有する開口部(キャラクタ)を選択することにより第1及び第2成形アパーチャマスク15,20の光学的な重なりの程度を制御する。対物偏向器22a,22bは、スループットを低下させることなく且つ高精度に偏向するために、主偏向器及び副偏向器、並びに偏向収差を最小にするための複数の偏向電極を有する。対物偏向器22a,22bは、電子ビームを偏向することにより被処理基体27上の主照射位置を制御する。CP選択偏向器9と対物偏向器12は精度良く、高速に電子ビームを偏向する必要があり、静電型の偏向器が用いられている。また図1には示していないが、スループットや精度の関係から、対物偏向器12には主偏向器や副偏向器、偏向収差を最小にするための複数の偏向電極が設けられている。
縮小レンズ21及び対物レンズ23は、電子ビームを被処理基体27上に結像させる。ステージ26上に配置される被処理基体27としては、半導体装置を製造する場合にはレジストを塗布したSi等の半導体基板等を、露光用マスクを作製する場合にはレジストを塗布したガラス基板等を用いることができる。ステージ26は、X方向及びY方向に移動させることにより被処理基体27やファラデーカップ28を選択可能である。ファラデーカップ28は、電子ビームの照射量を検出・測定する。電子ビームの照射量は、少なくとも電子ビームが開口部に照射される時間と電流量から求めることができる。
描画制御部3は、レンズ描画制御部31、ブランキング偏向回路32、CP選択回路33、ビーム偏向回路34、検出信号処理回路35、及びステージ描画制御部36を有する。レンズ描画制御部31は、コンデンサレンズ14に電子ビームの照明条件を調整させるための電圧を印加する。ブランキング偏向回路32は、ブランキング偏向器17a,17bに電子ビームを必要に応じてカットさせるための偏向電圧を印加する。CP選択回路33は、CP選択偏向器19a,19bに、電子ビームの重なりの程度を制御させるための電圧を印加する。ビーム偏向回路34は、対物偏向器22a,22bに電子ビームを偏向させるための偏向電圧を印加する。検出信号処理回路35は、ファラデーカップ28等の照射量測定手段により測定された電子ビームの照射量を信号に変換してCPU1に伝達する。ステージ描画制御部36には、モーター29及びレーザー測長計30がそれぞれ接続されている。ステージ描画制御部36は、レーザー測長計30で測定されたステージ26の座標位置を参照しながらモーター29を駆動することにより、ステージ26の位置を制御する。ステージ26は、X方向及びY方向(水平方向)に移動可能である。
描画部2において、電子銃11から発生した電子ビームは、コンデンサレンズ14により所望の電流密度に調整され、第1成形アパーチャマスク15に均一に照射される。第1成形アパーチャマスク15を通過した電子ビームは、投影レンズ18により、第2成形アパーチャマスク20に照射される。第1及び第2成形アパーチャマスク15,20の光学的重なりによる像は、縮小レンズ21により縮小され、対物レンズ23により被処理基体27上に結像される。このとき、ビーム偏向回路34により印加される偏向電圧に応じて対物偏向器22a,22bが電界を形成することにより電子ビームが偏向される。また、被処理基体27を移動する場合、被処理基体27の不必要な部分が露光されないように、ブランキング偏向器17a,17bで電子ビームをブランキングアパーチャマスク16上へ偏向することで電子ビームをカットして、被処理基体27の表面上に到達しないようにする。描画に必要なすべてのデータはデータ記憶装置4に格納されている。
第2成形アパーチャマスク20には、ビーム校正用の透過孔ブロック、複数レイヤー分のキャラクタ透過孔ブロック等の開口部を作り込むことが可能である。縮小率は例えば1/5である。例えば、第2成形アパーチャマスク20上には、図2に示すように、LSIチップで使用頻度が高い開口部(キャラクタ)40a〜40eが複数個加工されている。そして、CP選択偏向器19a,19bで電子ビームの偏向位置を変えることにより、電子ビームを対象とする開口部(例えば開口部40a)の形状に成形し、この成形した電子ビーム(キャラクタビーム)を対物偏向器22a,22bによって被処理基体27上の希望する位置に照射することにより、LSIパターンを高速に描画することができる。例えば開口部40eは、第1成形アパーチャマスク15の矩形アパーチャとのビームの重ね合わせにより、矩形・三角形のビームを形成する。
第2成形アパーチャマスク20には駆動機構19が設けられている。駆動機構19は、開口部40a〜40eのそれぞれを選択的に描画するために、第2成形アパーチャマスク20を移動可能である。駆動機構19としては、超音波モーター、ピエゾ素子、電動モーター、手動による駆動機構等を用いることができる。
図1に示したCPU1は、描画データに基づいて複数の開口部のうち対象とする開口部を選択する開口部選択手段101と、照射量記憶部42から電子ビームの照射量を読み出して、対象とする開口部に対して過去に照射された電子ビームの累積照射量を計算する照射量計算手段102と、累積照射量に基づいて第2成形アパーチャマスク20の交換が必要か判定する判定手段103を備える。開口部選択手段101は、データ記憶装置4の描画データ記憶部41から描画データを読み出して、第2成形アパーチャマスク20の複数の開口部40a〜40eのうち、対象とする開口部(例えば開口部40a)を選択する。
照射量計算手段102は、照射量記憶部42から対象とする開口部40aに対して過去に照射された電子ビームの照射量を読み出して統計処理を行い、対象とする開口部40aに対して過去に照射された電子ビームの累積照射量を計算する。更に、照射量計算手段102は、対象とする開口部40aを用いた描画中にファラデーカップ28等の照射量測定手段からの信号により得られる、現在の電子ビームの照射量を含めて、電子ビームの累積照射量を計算することも可能である。
判定手段103は、照射量計算手段102により計算された累積照射量に基づいて、第2成形アパーチャマスク20の交換が必要か判定する。例えば、判定手段103は、閾値記憶部43から交換時期を判定するための閾値を読み出して、累積照射量を閾値と比較する。比較した結果、累積照射量が閾値に達していれば、第2成形アパーチャマスク20の対象とする開口部40aが劣化している可能性が高いので、第2成形アパーチャマスク20の交換が必要と判定する。一方、累積照射量が閾値に達していなければ交換が不要と判定する。
更に、CPU1は、図示を省略した入出力制御装置(インターフェース)、露光制御部及び記憶装置管理手段を更に備える。入出力制御装置(インターフェース)は、CPU1、描画制御部3、入力装置5及び出力装置6間の信号等の入出力を制御する。露光制御部は、描画データ記憶部41から描画データを読み出して、描画部2における電子ビームを用いた描画を制御する。記憶装置管理手段は、データ記憶装置4、主記憶装置7及びプログラム記憶装置8との入出力を管理する。
図1に示したデータ記憶装置4は、描画データを記憶する描画データ記憶部41、第2成形アパーチャマスク20の複数の開口部40a〜40eのそれぞれに対して過去に照射され測定された電子ビームの照射量、及び照射量計算手段102により計算された累積照射量を記憶する照射量記憶部42、及び第2成形アパーチャマスク20の交換判定のための閾値を記憶する閾値記憶部43を備える。なお、閾値は、例えば実験により経験的に求められる。閾値は、第2成形アパーチャマスク20の種類や所望の歩留まり率等に応じて任意値に設定可能である。
入力装置5としては、例えばキーボード、マウス、OCR等の認識装置、イメージスキャナ等の図形入力装置、音声入力装置等の特殊入力装置が使用可能である。出力装置6としては、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等の表示装置や、インクジェットプリンタ、レーザプリンタ等の印刷装置等を用いることができる。
主記憶装置7は、CPU1におけるプログラム実行処理中に利用されるデータ等を一時的に格納したり、作業領域として利用される一時的なデータメモリ等として機能する。主記憶装置7としては、例えば半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクや磁気テープ等が採用可能である。
次に、図1に示した電子ビーム描画装置を用いた、アパーチャ交換判定方法を含む電子ビーム描画方法を、図3のフローチャートを参照しながら説明する。ここでは一例として、描画前にアパーチャマスク交換判定を行う場合を説明する。
(イ)ステップS11において、描画データ記憶部41から描画データがCPU1に転送される。ステップS12において、開口部選択手段101は、描画データに基づいて、第2成形アパーチャマスク20の複数の開口部40a〜40eのうち対象とする開口部40aを選択する。
(ロ)ステップS13において、照射量計算手段102は、照射量記憶部42から過去に照射された電子ビームの照射量を読み出して統計処理を行い、対象とする開口部40aに対して過去に照射された電子ビームの累積照射量を計算する。
(ハ)ステップS14において、判定手段103は、閾値記憶部43から閾値を読み出して、累積照射量を閾値と比較する。比較した結果、累積照射量が閾値に達していた場合、第2成形アパーチャマスク20を交換する必要があると判定し、ステップS15に進む。一方、累積照射量が閾値に達していなければ、第2成形アパーチャマスク20の交換は不要と判定し、ステップS17に進む。ステップS15において出力装置6のモニタ等に交換表示する。その後、ステップS16において第2成形アパーチャマスク20を交換する。
(ニ)ステップS17において、対象とする開口部40aを用いた描画を開始する。ステップS18において、駆動機構19を駆動して第2成形アパーチャマスク20の位置を調整し、CP選択偏向器19a,19bにより対象とする開口部40aを選択して、対象とする開口部40aのパターン(像)を選択的に描画する。ステップS19において、ファラデーカップ28等の照射量測定手段を用いて、対象とする開口部40aに照射された電子ビームの電流量及び照射時間に基づいて、電子ビームの照射量を測定する。測定された電子ビームの照射量は照射量記憶部42に格納される。ステップS20において、描画が終了したか判定し、終了していなければステップS18の手順に戻る。ステップS20において描画が終了したら、処理を完了する。
本発明の実施の形態によれば、対象とする開口部40aに過去に照射された電子ビームの累積照射量を計算して第2成形アパーチャマスク20の交換が必要か判定するので、稼働率を低下させることなく且つコストを増大させることなく、第2成形アパーチャマスク20の交換時期を判定可能となる。
更に、第2成形アパーチャマスク20の交換判定を描画開始前に行うので、無駄に描画を行うことなく、また無駄に装置を稼動する事がない。よって、無駄にかかるコストを低減し、最終的にはスループットをも低下させることなく、容易に第2成形アパーチャマスク20を交換可能となる。
なお、ステップS15において交換表示した後に、第2成形アパーチャマスク20の交換を直ちに行う代わりに、処理を一端完了し、第2成形アパーチャマスク20の交換が必要なときまで待機しても良い。
図3に示した一連の手順は、図3と等価なアルゴリズムのプログラムにより、図1に示した電子ビーム描画装置を制御して実行出来る。このプログラムは、本発明の電子ビーム描画装置を構成するコンピュータシステムのプログラム記憶装置8に記憶させればよい。また、このプログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に保存し、この記録媒体を電子ビーム描画装置のプログラム記憶装置8に読み込ませることにより、本発明の一連の手順を実行することができる。
ここで、「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、例えばコンピュータの外部メモリ装置、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのプログラムを記録することができるような媒体などを意味する。具体的には、フレキシブルディスク、CD−ROM,MOディスク、カセットテープ、オープンリールテープなどが「コンピュータ読取り可能な記録媒体」に含まれる。例えば、電子ビーム描画装置の本体は、フレキシブルディスク装置(フレキシブルディスクドライブ)および光ディスク装置(光ディスクドライブ)を内蔵若しくは外部接続するように構成できる。フレキシブルディスクドライブに対してはフレキシブルディスクを、また光ディスクドライブに対してはCD−ROMをその挿入口から挿入し、所定の読み出し操作を行うことにより、これらの記録媒体に格納されたプログラムを電子ビーム描画装置を構成するプログラム記憶装置8にインストールすることができる。また、所定のドライブ装置を接続することにより、例えばゲームパック等に利用されているメモリ装置としてのROMや、磁気テープ装置としてのカセットテープを用いることもできる。さらに、インターネット等の情報処理ネットワークを介して、このプログラムをプログラム記憶装置8に格納することが可能である。
次に、図1に示した電子ビーム描画装置を用いた半導体装置(LSI)の製造方法について、図4を参照して説明する。
(イ)まず、ステップS100において、プロセス・マスクシミュレーションが実施される。プロセス・マスクシミュレーションの結果と各電極に入力される電流や電圧の各値から、デバイスシミュレーションがなされる。デバイスシミュレーションにより得られた電気的特性を用いてLSIの回路シミュレーションが行われ、レイアウトデータ(設計データ)を生成する。レイアウトデータをそれぞれ変換して、図1に示した電子ビーム描画装置で用いる直接描画用の描画データを生成する。
(ロ)次に、ステップS302におけるフロントエンド工程(基板工程)では、ステップS310における酸化工程、ステップS311におけるレジスト塗布工程、ステップS312における直接描画方式によるリソグラフィ工程、ステップS313におけるイオン注入工程及びステップS314における熱処理工程等が繰り返して実施される。ステップS312においては、半導体ウェハ上に感光膜(レジスト膜)が塗布される。ステップS312において、第1のロットの処理においては、図1に示した電子ビーム描画装置を用いて、図3のステップS11〜S20に示す手順と同様に、開口部選択手段101が第1の描画データに基づいて対象とする開口部(例えば開口部40a)を選択し、照射量計算手段102が、照射量記憶部42から過去のロットの処理において対象とする開口部40aに対して照射された電子ビームの照射量を読み出して統計処理して累積照射量を計算し、判定手段103が累積照射量に基づいて第2成形アパーチャマスク20の交換が必要か判定し、第2成形アパーチャマスク20の交換が必要と判定された場合には第2成形アパーチャマスク20を交換し、対象とする開口部40aのパターンをレジスト膜に描画し、ファラデーカップ28等の照射量測定手段により電子ビームの照射量を測定する。測定された電子ビームの照射量は照射量記憶部42に記憶される。その後レジスト膜が現像されてエッチングマスクが作製される。引き続き、第2のロットの処理においては、図3のステップS11〜S20に示す手順と同様に、開口部選択手段101が第2の描画データに基づいて対象とする開口部(例えば開口部40a)を選択し、照射量計算手段102が、照射量記憶部42から第1のロットを含む過去のロットの処理において対象とする開口部40aに対して照射された電子ビームの照射量を読み出して統計処理して累積照射量を計算し、判定手段103が累積照射量に基づいて第2成形アパーチャマスク20の交換が必要か判定し、第2成形アパーチャマスク20の交換が必要と判定された場合には第2成形アパーチャマスク20を交換し、対象とする開口部40aのパターンをレジスト膜に描画し、ファラデーカップ28等の照射量測定手段により電子ビームの照射量を測定する。その後レジスト膜が現像されてエッチングマスクが作製される。ステップS313においては、作製されたエッチングマスクを用いて半導体ウェハが加工される。・・・・・一連の工程が終了すると、ステップS303へ進む。
(ハ)次に、ステップS303において、基板表面に対して配線処理が施されるバックエンド工程(表面配線工程)が行われる。バックエンド工程では、ステップS315における化学気相成長(CVD)工程、ステップS316におけるレジスト塗布工程、ステップS317における直接描画方式によるリソグラフィ工程、ステップS318におけるエッチング工程、ステップS319における金属堆積工程等が繰り返し実施される。ステップS317においては、ステップS312と同様に、図1に示した電子ビーム描画装置を用いて、図4のステップS11〜S20に示す手順と同様に第2成形アパーチャマスク20の交換が必要か判定し、必要な場合には第2成形アパーチャマスク20を交換して、直接描画方式で半導体ウェハ上のレジストに対象とする開口部(例えば開口部40b)のパターンを描画する。その後レジストを現像して、レジストからなるエッチングマスクが形成される。・・・・・一連の工程が終了したら、ステップS320へ進む。
(ニ)多層配線構造が完成し、前工程が完了すれば、ステップS320において、ダイヤモンドブレード等のダイシング装置により、所定のチップサイズに分割される。そして、金属若しくはセラミックス等のパッケージング材料にマウントされ、チップ上の電極パッドとリードフレームのリードを金線で接続された後、樹脂封止などの所要のパッケージ組み立ての工程が実施される。
(ホ)ステップS400において、半導体装置の性能・機能に関する特性検査、リード形状・寸法状態、信頼性試験などの所定の検査を経て、半導体装置が完成される。ステップS500において、以上の工程をクリアした半導体装置は、水分、静電気などから保護するための包装を施され、出荷される。
以上のように、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法によれば、ステップS312,S317におけるリソグラフィ工程において、装置稼働率を低下させることなく且つコストを増大させることなく、アパーチャマスクの交換が必要か判定することができる。したがって、歩留まり低下を回避し、生産コストを低減するとともに、短時間で量産が可能となる。
なお、図1に示した電子ビーム描画装置を、露光用マスクの作製に利用しても良い。その場合、ステップS10の設計工程で設計されたレイアウト等の表面パターンをもとにCADシステムを用いて、半導体チップの各層や内部構造にそれぞれ対応するマスクのパターンデータ(描画マスクデータ)がそれぞれ決定される。図1に示した電子ビーム描画装置(パターンジェネレータ)を用いて、図3に示したステップS11〜S20の手順でアパーチャマスクの交換が必要か判定しつつ描画を行い、露光用のマスクを作製しても良い。石英ガラスなどのマスク基板上に各段階に対応した各層の露光用マスクをそれぞれ作製し、マスクのセットが用意される。この場合、ステップS312,S317においては、例えば露光装置(アライナー)を用いて、対応する層の露光用マスクのデバイスパターンが半導体ウェハ上の感光膜にステップ・アンド・リピート方式で露光されパターニングされてエッチングマスクが作製される。
(第1の変形例)
本発明の実施の形態の第1の変形例に係る電子ビーム描画方法を、図5のフローチャートを参照しながら説明する。第1の変形例においては、一例として、描画中にアパーチャマスク交換判定を行う場合を説明する。
(イ)ステップS21において、描画データ記憶部41から描画データがCPU1に転送される。ステップS22において、描画を開始する。ステップS23において、描画データに基づいて駆動機構19を用いて第2成形アパーチャマスク20を位置決めし、CP選択偏向器19a,19bにより対象とする開口部40aを選択して、対象とする開口部40aのパターンを描画する。ステップS24において、ファラデーカップ28等の照射量測定手段を用いて、対象とする開口部40aに照射された電子ビームの電流量及び照射時間に基づいて、電子ビームの照射量を測定する。測定された電子ビームの照射量は照射量記憶部42に記憶される。
(ロ)ステップS25において、照射量計算手段102が、照射量記憶部42から開口部40aに対して過去に照射された電子ビームの照射量を読み出す。そして、照射量計算手段102が、過去に照射された電子ビームの照射量に、ファラデーカップ28等の照射量測定手段からの信号により得られるステップS23において照射された電子ビームの照射量を含めて統計処理を行うことにより、累積照射量を計算する。累積照射量は照射量記憶部42に記憶される。
(ハ)ステップS26において、判定手段103が、閾値記憶部43から閾値を読み出して、累積照射量と閾値を比較する。累積照射量が閾値に達するかをリアルタイムで判定する。累積照射量が閾値に達した場合、第2成形アパーチャマスク20の交換が必要と判定し、ステップS27に進む。一方、累積照射量が閾値に達していなければ、第2成形アパーチャマスク20の交換は不要と判定し、描画を継続する。
(ニ)ステップS27において交換表示し、ステップS28において第2成形アパーチャマスク20を交換する。ステップS29において描画が終了したか判定する。描画がしたら処理を完了する。描画が終了していなければ、ステップS23の手順に戻り、開口部40aを選択して描画を継続する。
本発明の実施の形態の第1の変形例によれば、第2成形アパーチャマスク20の交換判定を描画中にリアルタイムで行うので、累積照射量が閾値に達する直前まで描画を行うことができる。よって、無駄にかかるコストを低減し、最終的にはスループットをも低下させることなく、容易に第2成形アパーチャマスク20の交換を行うことが可能となる。
なお、ステップS26において累積照射量が閾値に達した場合、ステップS27のアパーチャ交換表示をした後に、ステップS29の手順に戻り、描画処理を継続しても良い。この場合、残りの領域を、累積照射量が閾値に達した開口部40aの代わりに、描画パターン密度が一致するように任意の開口部(例えば、開口部40c)を選択して描画しても良い。累積照射量が閾値に達していない開口部を代用して描画することで、試料内で正常に描画されたチップを得ることができる。また、ステップS27の交換表示の後に直ちに第2成形アパーチャマスク20を交換せずに、処理を一端完了しても良い。
(第2の変形例)
本発明の実施の形態の第2の変形例に係る電子ビーム描画方法を、図6のフローチャートを参照しながら説明する。第2の変形例においては、一例として描画後にアパーチャマスク交換判定を行う場合を説明する。
(イ)ステップS31において、描画データ記憶部41から描画データがCPU1に転送される。ステップS32において描画を開始する。ステップS33において、描画データに基づいて駆動機構19を用いて第2成形アパーチャマスク20を位置決めし、CP選択偏向器19a,19bにより対象とする開口部40aを選択して、対象とする開口部40aのパターンを被処理基体27に描画する。ステップS34において、ファラデーカップ28等の照射量測定手段を用いて電子ビームの電流量及び照射時間等から電子ビームの照射量を測定する。
(ロ)ステップS36において、照射量計算手段102が、照射量記憶部42から開口部40aに対して過去に照射された電子ビームの照射量を読み出す。そして、照射量計算手段102が、過去に照射された電子ビームの照射量に、ファラデーカップ28等の照射量測定手段からの信号により得られるステップS33において照射された電子ビームの照射量を含めて統計処理を行うことにより、累積照射量を計算する。累積照射量は照射量記憶部42に記憶される。
(ハ)ステップS37において、判定手段103が、閾値記憶部43から閾値を読み出して、累積照射量が閾値に達したか判定することで、第2成形アパーチャマスク20の交換が必要か判定する。第2成形アパーチャマスク20の交換が必要と判定された場合、ステップS38において交換表示して処理を完了する。一方、第2成形アパーチャマスク20の交換が不要と判定された場合、累積照射量を出力装置6のモニタ等に表示して処理を完了する。
本発明の実施の形態の第2の変形例によれば、アパーチャマスク交換判定を描画後に行うので、正常なパターンが描画されたかどうか被処理基体27を観察すること、また、次の半導体製造工程へ試料を送るを防止することができる。よって、無駄にかかるコストを低減し、最終的にはスループットをも低下させることなく、第2成形アパーチャマスク20の交換を容易に行うことが可能となる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。 例えば、図3、図5及び図6に描画開始前、描画中又は描画終了後にアパーチャ交換判定を行う場合をそれぞれ説明したが、必要に応じて描画開始前、描画中及び描画終了後のうち複数の段階でアパーチャ交換判定を実施しても良い。このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施の形態に係る荷電ビーム描画装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る第1及び第2成形アパーチャマスクを説明するための概略図である。 本発明の実施の形態に係る荷電ビーム描画方法の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係る荷電ビーム描画方法の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係る荷電ビーム描画方法の一例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…演算処理装置(CPU)
2…描画部
3…描画制御部
4…データ記憶装置
5…入力装置
6…出力装置
7…主記憶装置
8…プログラム記憶装置
15…第1成形アパーチャマスク
20…第2成形アパーチャマスク
27…被処理基体
28…ファラデーカップ(照射量測定手段)
40a〜40e…開口部
41…描画データ記憶部
42…照射量記憶部
43…閾値記憶部
101…開口部選択手段
102…照射量計算手段
103…判定手段

Claims (5)

  1. 複数の開口部を有するアパーチャマスクを介して被処理基体に荷電粒子ビームを照射するステップと、
    前記荷電粒子ビームの照射量を測定するステップと、
    前記測定された荷電粒子ビームの照射量を照射量記憶部に格納するステップと、
    描画データに基づいて前記複数の開口部のうち対象とする開口部を選択するステップと、
    前記照射量記憶部から前記荷電粒子ビームの照射量を読み出して、前記対象とする開口部に対して過去に照射された荷電粒子ビームの累積照射量を計算するステップと、
    前記累積照射量に基づいて前記アパーチャマスクの交換が必要か判定するステップ
    とを含むことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置のアパーチャマスク交換判定方法。
  2. 前記荷電粒子ビームの照射量を測定するステップは、前記対象とする開口部に対して前記荷電粒子ビームが照射された時間及び電流量に基づいて、前記荷電粒子ビームの照射量を測定することを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子ビーム描画装置のアパーチャマスク交換判定方法。
  3. 前記アパーチャマスクの交換が必要か判定するステップは、前記対象とする開口部のパターンの被処理基体への描画前、描画中及び描画後の少なくともいずれかにおいて行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の荷電粒子ビーム描画装置のアパーチャマスク交換判定方法。
  4. 被処理基体を搭載するステージと、
    複数の開口部を有するアパーチャマスクを駆動する駆動機構と、
    前記アパーチャマスクを介して前記被処理基体に荷電粒子ビームを照射する荷電粒子ビーム発生源と、
    前記荷電粒子ビームの照射量を測定する照射量測定手段と、
    前記測定された荷電粒子ビームの照射量を記憶する照射量記憶部と、
    描画データを記憶する描画データ記憶部と、
    前記描画データに基づいて前記複数の開口部のうち対象とする開口部を選択する開口部選択手段と、
    前記照射量記憶部から前記荷電粒子ビームの照射量を読み出して、前記対象とする開口部に対して過去に照射された荷電粒子ビームの累積照射量を計算する照射量計算手段と、
    前記累積照射量に基づいて前記アパーチャマスクの交換が必要か判定する判定手段
    とを備えることを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  5. 第1の描画データに基づいてアパーチャマスクの複数の開口部のうち対象とする開口部を選択し、前記対象とする開口部のパターンを第1のロットの被処理基体に描画して第1のロットを処理する工程と、
    前記被処理基体に照射された荷電粒子ビームの照射量を測定し、該測定された荷電粒子ビームの照射量を照射量記憶部に格納する工程と、
    第2の描画データに基づいて前記複数の開口部のうち対象とする開口部を選択し、前記照射量記憶部から前記荷電粒子ビームの照射量を読み出して、前記第1のロットを含む過去のロットの処理において前記対象とする開口部に対して照射された荷電粒子ビームの累積照射量を計算し、前記累積照射量に基づいて前記アパーチャマスクの交換が必要か判定し、前記アパーチャマスクの交換が必要と判定された場合には前記アパーチャマスクを交換し、前記対象とする開口部のパターンを第2のロットの被処理基体に描画して第2のロットを処理する工程
    とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011222916A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Nuflare Technology Inc 描画装置、描画方法および描画装置の異常診断方法

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