JP2006330708A - 再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンターテインメント性を実現することができる照明サービスを提供する方法を提供する。
【解決手段】独立に制御可能な複数の画素16を含む照明装置10とコンピュータ1とを用いて、所望の形態で所定の空間を照明する照明サービスを提供する方法が提供される。この方法は、コンピュータ1が、照明サービスの注文121を受け取るステップST1と、コンピュータ1が、照明サービスの注文121に応じて、照明装置10に含まれる複数の画素16を制御する照明制御データ131を取得するステップST3、ST5と、コンピュータ1が、照明制御データ131を提供するステップST4とを包含する。
【選択図】図2
【解決手段】独立に制御可能な複数の画素16を含む照明装置10とコンピュータ1とを用いて、所望の形態で所定の空間を照明する照明サービスを提供する方法が提供される。この方法は、コンピュータ1が、照明サービスの注文121を受け取るステップST1と、コンピュータ1が、照明サービスの注文121に応じて、照明装置10に含まれる複数の画素16を制御する照明制御データ131を取得するステップST3、ST5と、コンピュータ1が、照明制御データ131を提供するステップST4とを包含する。
【選択図】図2
Description
本発明は、コンピュータシステムを用いて照明サービスを提供する再生装置に関する。
従来、照明装置は、照明装置が発する光の明るさ、および、照明装置が発する光の平均演色評価指数(Ra)を高めることを目的に設計されてきた。平均演色評価指数とは、照明装置が発する光の下での物体の色の見え方の忠実性を表す指標の1つである。
上述した設計思想に基づく照明装置では、照明装置の点灯中には、できるだけ明るさや平均演色評価指数が設計値から変化しないことが望まれる。従って、従来の照明装置では、照明の形態が固定されていた。このような照明装置では、ユーザの所望の形態で空間を照明することができないため、エンターテインメント性を実現することができなかった。
また、エンターテインメント性を実現することができるように照明装置を制御する照明サービスは、従来、考えられていなかった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、エンターテインメント性を実現することができる照明サービスを提供する方法および照明装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、そのような照明装置によって読み取り可能であって、エンターテインメント性が実現されるように照明装置を制御することのできる記録媒体を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、記録媒体に記録されている音声データおよび/または映像データを再生することに同期して、その記録媒体に記録されている照明制御データを再生することが可能な再生装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、受信された音声データおよび/または映像データを再生することに同期して、受信された照明制御データを再生することが可能な再生装置を提供することを目的とする。
本発明の方法は、所望の形態で所定の空間を照明する照明装置とコンピュータとを用いて、照明サービスを提供する方法であって、前記照明装置は、独立に制御可能な複数の画素を含み、前記方法は、前記コンピュータが、照明サービスの注文を受け取るステップと、前記コンピュータが、前記照明サービスの注文に応じて、前記照明装置に含まれる前記複数の画素を制御する照明制御データを取得するステップと、前記コンピュータが、前記照明制御データを提供するステップとを包含し、これにより、上記目的が達成される。
前記コンピュータが、前記照明制御データを提供する前記ステップは、前記コンピュータが、前記照明制御データを前記照明装置に直接的に送信するステップを包含してもよい。
前記照明サービスは、前記照明装置による照明によりメッセージを表示するサービスであってもよい。
前記照明サービスは、前記照明装置による照明により照明パターンを表示するサービスであってもよい。
本発明の照明装置は、所望の形態で所定の空間を照明する照明装置であって、独立に制御可能な複数の画素と、前記複数の画素を制御する照明制御データを前記照明装置の外部から受け取るインタフェース部と、前記照明制御データに応じて、前記複数の画素を制御する制御部とを備え、これにより、上記目的が達成される。
前記インタフェース部は、ネットワークに接続されたネットワーク通信部を含み、前記ネットワーク通信部は、前記ネットワークを介して前記照明制御データを受け取ってもよい。
前記インタフェース部は、記録媒体にアクセスする記録媒体アクセス部を含み、前記記録媒体アクセス部は、前記記録媒体に記録された前記照明制御データを読み出すことにより、前記記録媒体から前記照明制御データを受け取ってもよい。
前記複数の画素のそれぞれは、発光ダイオード(LED)を含んでいてもよい。
本発明の記録媒体は、照明装置に含まれる独立に制御可能な複数の画素を制御する照明制御データを記録した記録媒体であり、これにより、上記目的が達成される。
本発明の再生装置は、符号化されたAVデータと符号化された照明制御データとを含むストリームデータを受け取り、前記ストリームデータを前記符号化されたAVデータと前記符号化された照明制御データとに分解する分解部と、前記符号化されたAVデータを復号化することにより、AVデータを出力するAVデータ復号化部と、前記符号化された照明制御データを復号化することにより、照明制御データを出力する照明制御データ復号化部とを備え、前記AVデータは、オーディオデータおよびビデオデータのうちの少なくとも一方を含み、前記照明制御データは、照明装置に含まれる複数の画素を制御するためのデータであり、これにより、上記目的が達成される。
前記AVデータ復号化部と前記照明制御データ復号化部とを制御する制御部をさらに備え、前記制御部は、前記AVデータ復号化部による復号または出力のタイミングと前記照明制御データ復号化部による復号または出力のタイミングとが同期するように、前記AVデータ復号化部と前記照明制御データ復号化部とを制御してもよい。
記録媒体に記録された情報を読み取る読み取り部と、前記読み取り部の出力に基づいて、前記ストリームデータを生成するストリームデータ生成部とをさらに備えていてもよい。
送信装置から送信された情報を受信する受信部と、前記受信部の出力に基づいて、前記ストリームデータを生成するストリームデータ生成部とをさらに備えていてもよい。
前記受信部は、前記送信装置から放送の形態で送信された前記情報を受信してもよい。
前記受信部は、前記送信装置からネットワーク経由で送信された前記情報を受信してもよい。
前記ストリームデータは、前記照明制御データがどの照明装置の画素の配列の態様に適合するかを示す情報をさらに含んでいてもよい。
本発明によれば、独立に制御可能な複数の画素を含む照明装置とコンピュータとを用いて、所望の形態で所定の空間を照明する照明サービスが提供される。コンピュータは、照明サービスの注文に応じて、照明装置に含まれる複数の画素を制御する照明制御データを取得する。コンピュータは、この照明制御データを提供する。これにより、ユーザの所望の形態で空間を照明することができ、エンターテインメント性が実現される。
このようなエンターテインメント性により、ユーザに楽しみを与えることができ、ストレスの多い現代社会において、ユーザの心を癒す効果は大きい。
さらに、本発明の再生装置によれば、記録媒体に記録されている音声データおよび/または映像データを再生することに同期して、その記録媒体に記録されている照明制御データを再生することが可能になる。
また、本発明の他の再生装置によれば、受信された音声データおよび/または映像データを再生することに同期して、受信された照明制御データを再生することが可能になる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の照明サービスを提供するシステム100の構成を示す。
図1は、本発明の実施の形態1の照明サービスを提供するシステム100の構成を示す。
システム100は、サービスセンタ1と、家庭102と、サービスセンタ1と家庭102とを接続するネットワーク101とを含む。なお、ネットワーク101には、ホテル110が接続されていてもよい。ネットワーク101は、任意のネットワーク(例えば、インターネット)である。ネットワーク101は、無線LANを含む各種のLAN、WAN、電話回線、無線電話回線、等を含み得る。
家庭102には、パーソナルコンピュータ(PC)104、照明装置10などの機器(情報家電)が置かれている。家庭102には、さらに、テレビ(TV)105、電子レンジ106などの機器が置かれていてもよい。これらの機器は、家庭102内に設置されたホームLAN103を介して互いに接続されている。ホームLAN103は、ネットワーク101に接続されている。
照明装置10は、独立に制御可能な複数の画素を含んでいる。
家庭102では、これらの機器のユーザ301が暮らしている。ユーザ301は、例えば、PC104を用いて、サービスセンタ1に照明サービスの注文121を送信する。送信された注文121は、ネットワーク101を介してサービスセンタ1によって受信される。
サービスセンタ1は、ネットワーク101を介して家庭2の機器と通信するネットワーク通信部3と、CPU2と、メモリ4と、表示部5とを含む。サービスセンタ1は、任意のコンピュータであり得る。
CPU2は、ネットワーク通信部3によって受け取られた照明サービスの注文121に応じて適切な照明制御データ131を生成(取得)し、照明制御データ131を照明装置10に提供する照明サービス提供処理を実行する。
メモリ4には、例えば、複数の定形メッセージおよび照明パターンの表示を実現する照明制御データが、照明装置の型名ごとに格納されている。ここで、照明パターンとは、照明装置の各画素についての照明の形態(例えば、各画素の照明光の色および/または明るさ)を規定した、照明装置に表示されるパターンをいう。照明の形態は、時間的に変化してもよいし(動画)、変化しなくてもよい(静止画)。
表示部5は、サービスセンタ1(コンピュータ)の管理者が、サービスセンタ1の状態をモニタするために使用される。表示部5は、例えば、CRTディスプレイである。
サービスセンタ1と家庭102に置かれている照明装置10との間の通信は、例えば、パケット転送によって行われる。パケットは、転送先を示すヘッダ部と、転送すべきデータ(例えば、照明制御データ131)を担持するデータ部とを含む。ヘッダ部は、家庭102に置かれている各機器に割り当てられ、各機器をネットワーク101上で一意に特定するアドレスを含む。このようなアドレスとしては、例えば、IPv6(Internet protocol version 6)規格に従って各機器に割り当てられたIPアドレスが用いられ得る。IPアドレスは、インターネットに接続された機器をインターネット上で一意に特定する。
パケットのヘッダ部をこのように構成することにより、サービスセンタ1から家庭102に置かれている特定の照明装置10にパケットを転送したり、家庭2に置かれている特定の照明装置10からサービスセンタ1にパケットを転送することができる。
ホテル110にも、家庭102と同様に、パーソナルコンピュータ(PC)104、照明装置10などの機器(情報家電)が置かれている。
図2は、本発明の照明装置10の構成を示す。照明装置10は、ホームLAN103に接続され、ネットワーク101を介して照明制御データ131を受け取るネットワーク通信部11と、独立に制御可能な複数の画素16を含む表示部14と、受け取った照明制御データ131に応じて複数の画素16を制御する表示制御部13とを含む。照明装置10は、ネットワーク通信部11が受け取った照明制御データ131を記憶するメモリ12を備えていてもよい。
照明装置10が照明制御データ131を受け取る形態は、ホームLAN103を介してネットワーク通信部11から照明制御データ131を受け取る形態に限定されない。照明装置10は、ネットワーク通信部11に代えて、あるいは、ネットワーク通信部11に加えて、記録媒体アクセス部15を含んでいてもよい。記録媒体アクセス部15は、記録媒体に記録された照明制御データ131を読み出すことにより、その記録媒体から照明制御データ131を受け取る。
照明装置10が記録媒体アクセス部15を含んでいる場合には、サービスセンタ1から送られた照明制御データ131を記録媒体に記録してもよい。ユーザ301は、所望の照明制御データ131が記録された記録媒体を記録媒体アクセス部15に接続することにより、所望の時に、所望の形態で照明装置10が置かれている部屋を照明することができる。
照明制御データ131が記録される記録媒体としては、任意の記録媒体が使用され得る
。例えば、ハードディスク、CD−ROM、MO、MD、DVD、SDカードなどの記録媒体が好適に使用され得る。
。例えば、ハードディスク、CD−ROM、MO、MD、DVD、SDカードなどの記録媒体が好適に使用され得る。
ネットワーク通信部11または記録媒体アクセス部15は、照明制御データ131を照明装置10の外部から受け取るインタフェース部17として機能する。
表示制御部13は、照明制御データ131から、表示部14の複数の画素16を制御するための制御信号を生成する。複数の画素のそれぞれが発光ダイオード(LED)を含む場合、表示制御部13は、制御信号として、そのLEDを駆動するパルス電圧信号を生成する。
表示部14は、複数の画素16を含む。複数の画素16は、例えば、マトリクス状に配列されている。表示部14に含まれる画素16の個数は、例えば、約500個である。画素16のそれぞれは、照明光を発する。表示制御部13は、複数の画素16のそれぞれが発する照明光の明るさと色とを独立に制御する。これにより、さまざまな照明の形態が実現される。さまざまな照明の形態は、通常の照明の形態(エンターテインメント性が要求されないような照明の形態)と、エンターテインメント性が要求されるような照明の形態とを含む。
通常の照明の形態(エンターテインメント性が要求されないような照明の形態)において、表示制御部13は、照明制御データ131とはかかわりなく、画素16のそれぞれが最大の輝度で白色の照明光を発する(表示する)ように、画素16を制御する。これにより、照明装置10により提供される照明の明るさおよび平均演色評価指数を高くすることができる。
エンターテインメント性が要求されるような照明の形態において、表示制御部13は、照明制御データ131に応じて複数の画素16を制御する。これにより、所望の形態で、1つの部屋等の所定の空間を照明することが可能になる。このような照明の形態では、照明装置10は、例えば、照明パターンを表示する。
このように、表示制御部13は、照明装置10が、動作モードとして通常の照明の形態で動作する第1の動作モードとエンターテインメント性が要求されるような照明の形態で動作する第2の動作モードとを有するように、照明装置10を制御する。表示制御部13は、照明装置10が第2の動作モードのみで動作するように照明装置10を制御してもよい。
なお、本明細書において、「照明装置」とは、所望の形態で所定の空間を照明する任意の装置をいう。その装置が所望の形態で所定の空間を照明することを主な目的として設計されたものか否かは問わない。その装置の主な目的が所望の形態で所定の空間を照明することでなくても、結果として所望の形態で所定の空間を照明することになる場合には、その装置は「照明装置」に該当する。例えば、表示装置(例えば、液晶表示装置(LCD)やプラズマ表示装置(PDP)などの表示装置)は、「照明装置」に該当する。表示装置は、表示パネルから発せされる光により、所望の形態で所定の空間を照明することになるからである。
複数の画素16の配列は、図2に示されるマトリクス状の配列に限定されない。複数の画素16は、デルタ状に配列していてもよい。あるいは、複数の画素16の配列が自在に変更できるようになっていてもよい。複数の画素16のそれぞれの位置を個々に自在に変更できるようになっていてもよい。
さらに、表示部14は、複数の隔たったブロックに分割されていてもよい。それらの複数のブロックは、異なる位置に配置され得る。例えば、1つのブロックが壁面に配置され得、他のブロックが天井に配置され得る。
図3Aは、照明装置10の1つの画素16の構成の例を示す。画素16は、3つのLED17R、17Gおよび17Bを含む。LED17R、17Gおよび17Bのそれぞれは、表示制御部13に接続されている。LED17R、17Gおよび17Bは、それぞれ、赤色光51R、緑色光51Gおよび青色光51Bを発する。光51R、51Gおよび51Bは、全体として、画素16が発する照明光51を構成する。
表示制御部13がLED17R、17Gおよび17Bのそれぞれの輝度を独立に制御することにより、画素16が発する照明光51を所望の明るさおよび色にすることができる。LED17R、17Gおよび17Bのそれぞれの輝度は、LEDを駆動するパルス電圧信号を制御して、LEDに流れる電流量を変化させることによって制御することができる。
図3Bは、照明装置10の1つの画素16の構成の他の例を示す。図3Bにおいて、図3Aに示される構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。図3Bに示される例では、画素16は、2個のLED17Rおよび17Bを含む。LED17Bの近くの位置に、緑色蛍光体18Gが設けられている。緑色蛍光体18Gは、LED17Bが発する光の一部61Bで照らされることにより、緑色の蛍光61Gを発する。光51R、61Gおよび51Bは、全体として、画素16が発する照明光51を構成する。
図3Bに示される画素16の構成によれば、図3Aに示される構成と比較して、LED17Gが省略されるので、照明装置10(図2)のコストを低減することができる。ただし、図3Bに示される画素16の構成によれば、画素16が発する照明光51の色再現性は、図3Aに示される構成よりも劣る。
図3Cは、照明装置10の1つの画素16の構成のさらに他の例を示す。図3Cにおいて、図3Aに示される構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。図3Cに示される例では、画素16は、1個のLED17Bを含む。LED17Bを覆うように、白色蛍光体18Wが塗布されている。白色蛍光体18Wは、LED17Bが発する青色の光で照らされることにより、白色の蛍光61Wを発する。蛍光61Wは、画素16が発する照明光51を構成する。図3Cに示される画素16の構成によれば、画素16が発する照明光51の明るさを変化させることはできるが、照明光51の色を変化させることはできない。ただし、図3Cに示される画素16の構成によれば、図3Aおよび図3Bに示される構成と比較して、照明装置10(図2)のコストを低減することができる。図3Cに示される画素16の構成は、照明光51の色を変化させる必要がない用途に好適に採用され得る。
なお、照明装置10に含まれる画素の構成は、図3A〜図3Cに示される構成に限定されない。複数の画素のLEDに代えて、有機EL発光素子またはプラズマ発光素子が用いられてもよい。また、照明装置10は、独立に制御可能な複数の画素16に加えて、従来の蛍光ランプおよび/または白熱電球をさらに制御してもよい。照明装置10は、例えば、部屋の全体的な照明を蛍光ランプによって行い、局所的な照明を独立に制御可能な複数の画素16によって行ってもよい。
図4は、照明装置10が家庭102に配置された状態を示す。図4に示される例では、照明装置10は、ユーザ301が暮らしている部屋の壁面に取り付けられている。あるい
は、照明装置10は、部屋の天井の位置10aに取り付けられていてもよい。
は、照明装置10は、部屋の天井の位置10aに取り付けられていてもよい。
なお、照明装置10を風呂場(浴室)の所定の位置(例えば、壁面)に設置するようにしてもよい。照明装置10に心を癒す効果のある照明パターン(例えば、「富士山」を表す照明パターン、「ホタル」を表す照明パターン)を表示することにより、入浴によるリラックス効果と合わせて心を癒す効果を相乗的に増大させることができる。
図5は、サービスセンタ1のCPU2によって実行される、照明サービス提供処理の手順を示す。
ステップST1:照明サービスの注文(注文121)が受け取られる。注文121は、例えば、ユーザ301(図1)によって、家庭102のPC104から、ホームLAN103、ネットワーク101を介して送信される。送信された注文121が、ネットワーク通信部3によって受け取られる。
注文121は、例えば、照明サービスの種類の指定を含む。照明サービスの種類は、例えば、「メーセージ表示サービス」と、「照明パターン表示サービス」とを含む。以下の説明において、特に断らない限り、照明サービスの種類として「メーセージ表示サービス」と、「照明パターン表示サービス」との2種類があるものとする。
注文121は、メーセージまたは照明パターンを表示する照明装置(送信先の照明装置)を指定して行われる。照明装置の指定は、例えば、照明装置に割り当てられたアドレスを指定することによって行われる。
ユーザ301が、照明サービスの種類として、「メーセージ表示サービス」を指定した場合には、照明装置に表示される定形メッセージとユーザメッセージとを指定する。ここで、定形メッセージとは、サービスセンタ1が予め用意した定形文の中から、ユーザ301によって選択されるメッセージである。ユーザメッセージとは、ユーザ301によって作成される任意のメッセージである。
ユーザ301が、照明サービスの種類として、「照明パターン表示サービス」を指定した場合には、サービスセンタ1が予め用意した照明パターン中から、照明装置に表示すべき照明パターンを指定する。
ユーザ301は、例えば、図6A〜図6Hを参照して後述されるウェブページを用いて、注文121を送信し得る。このようなウェブページは、サービスセンタ1によって提供される。
ステップST2:注文121に含まれる照明サービスの種類が「メッセージ表示サービス」であるか否かが判定される。ステップST2における判定の結果が「Yes」である場合には、処理はステップST5に進む。ステップST2における判定の結果が「No」である場合には、処理はステップST3に進む。
ステップST3:指定された照明パターンを表示するための照明制御データ131をメモリ4(データベース)(図1)から読み出すことにより、照明制御データ131が取得される。ここで、照明制御データ131の読み出しは、照明パターンを表示すべき照明装置の型名を考慮して行われてもよい。これにより、照明装置の型名ごとに表示面の形状や大きさが異なる場合でも、それぞれの照明装置に適した照明制御データ131が読み出される。この場合には、ステップST1で受け取られる照明サービスの注文121は、照明装置の型名の指定を含み得る。
ステップST4:ステップST1で受け取られた照明サービスの注文121に含まれる送信先の照明装置に照明制御データ131が送信される。送信された照明制御データ131は、ネットワーク101およびホームLAN103(図1)を介して照明装置10によって受け取られる。
なお、この例では、照明制御データ131は、照明装置10に直接的に(照明装置以外の機器を介することなく)送信されることにより、照明装置10に提供されていた。しかし、照明制御データ131は、送信先の照明装置に間接的に送信されることにより、照明装置10に提供されてもよい。例えば、照明制御データ131は、家庭102に置かれているPC104に送信されてもよい。PC104が受信した照明制御データ131は、自動的に、あるいは、ユーザ301によって手動で、適切なタイミングで照明装置10に転送される。さらに、照明制御データ131は、ユーザ301の携帯電話機(PHSを含む)に送信されてもよい。携帯電話機が受信した照明制御データ131は、例えば、無線通信によって照明装置10に転送され得る。
ステップST5:定形メッセージと、ユーザメッセージとが照明装置の表示面に表示されるように、照明制御データ131を作成することにより、照明制御データ131が取得される。照明制御データ131の作成は、照明パターンを表示すべき照明装置の型名を考慮して行われてもよい。これにより、照明装置の型名ごとに表示面の形状や大きさが異なる場合でも、それぞれの照明装置に適した照明制御データ131が作成される。
上述したステップST3またはステップST5は、照明サービスの注文121に応じて、照明装置10に含まれる複数の画素16を制御する照明制御データ131を取得するステップとして機能する。
ユーザ301がサービスセンタ1に注文121(図1)を送信する際のユーザインタフェースとしては、任意のユーザインタフェースが使用され得る。しかし、アクセスの容易さを考慮すると、このユーザインタフェースとして、ワールドワイドウェブ上のウェブページが使用されることが好ましい。
図6Aは、ユーザ301がサービスセンタ1に注文121を送信する際のユーザインタフェースとして機能するウェブページ601の例を示す。
ウェブページ601は、任意のページ記述言語(例えば、HTML言語)によって記述される。ウェブページ601を記述するファイルは、サービスセンタ1のメモリ4に格納されている。このファイルは、ネットワーク101上でこのファイルが格納されている位置を一意に特定するURLアドレスを有している。ユーザ301が、PC104で実行されるウェブページ閲覧ソフトウェアにこのURLアドレスを入力することにより、PC104にウェブページ601が表示される。
ウェブページ601は、ボタン602〜604を含む。「照明サービスの紹介」ボタン602、「使用可能な照明装置一覧」ボタン603、および「照明サービス検索」ボタン604のそれぞれをユーザ301が選択する(例えば、マウスポインタ605を各ボタンの位置に合わせた状態で、PC104に接続されたマウスのボタンをクリックする)ことにより、各ボタンに対応する内容のウェブページがPC104に表示される。
図6Bは、照明サービスの紹介のためのウェブページ610の一例を示す。ウェブページ610は、例えば、図6Aに示されるウェブページ601において、ユーザ301が「照明サービスの紹介」ボタン602を選択した場合に、PC104に表示される。
ウェブページ610は、「メッセージ表示サービス一覧」ボタン611と「照明パターン表示サービス一覧」ボタン612とを含む。
図6Cは、メッセージ表示サービスの一覧を表示するウェブページ620の一例を示す。ウェブページ620は、例えば、図6Bに示されるウェブページ610において、ユーザ301が「メッセージ表示サービス一覧」ボタン611を選択した場合に、PC104に表示される。
図6Cは、サービスセンタ1が提供するメッセージ表示サービスとして、「誕生日祝い」のメッセージ、「結婚祝い」のメッセージ、「入学・入社祝い」のメッセージ、「その他」のメッセージを照明装置に表示するサービスがあることを示す。
図6Dは、ユーザ301がサービスセンタ1に「誕生日祝い」のメッセージを表示するサービスを注文するためのウェブページ630の一例を示す。ウェブページ630は、例えば、図6Cに示されるウェブページ620において、ユーザ301が「誕生日祝い」ボタン621を選択した場合に、PC104に表示される。
ウェブページ630は、領域631〜641と、送信ボタン642とを含む。ユーザ301が、領域631〜641のそれぞれに必要な情報を入力した後に、送信ボタン642を選択することにより、注文121がサービスセンタ1に送信される。これにより、図5に示される照明サービス提供処理が開始される。
領域631には、ユーザ301がメッセージを表示することを希望する照明装置を特定するためのアドレスとして、例えば、その照明装置に割り当てられたIPアドレスが入力される。領域631には、照明制御データ131の送信先となる任意の機器(例えば、ユーザ301のPC104)のアドレスが入力されてもよい。
領域632には、照明装置の型名が入力される。ただし、領域631に入力されたアドレスが照明装置のアドレスであり、サービスセンタ1が照明装置のアドレスと照明装置の型名との対応を記述したデータベースを有しているか、そのようなデータベースにサービスセンタ1がアクセスすることができる場合には、領域632への照明装置の型名の入力は省略され得る。照明装置の型名は、領域631に入力された照明装置のアドレスと、そのデータベースとを用いて求めることができるからである。
領域633と領域634とは、定形メッセージ「HAPPY BIRTHDAY」と、定形メッセージ「誕生日おめでとう!」とのうち、ユーザ301がどちらを好むかに応じて二者択一的に選択される。図6Dに示される例では定形メッセージの数は2であるが、この数をより多くしてもよい。定形メッセージの数を多くすることにより、ユーザ301の選択肢を増やすことができる。
領域635には、ユーザメッセージが入力される。
領域636〜640は、照明サービスが提供される日時、すなわち、指定されたメッセージが照明装置10に表示される日時を指定するために使用される。なお、このような表示は、サービスセンタ1が指定された日時に照明装置10に照明制御データ131を提供し、照明制御データ131を受け取った照明装置10が直ちに照明制御データ131に基づいてメッセージを表示する方法(方法(1))によって実現されてもよい。あるいは、サービスセンタ1は照明制御データ131が取得された後、直ちに照明装置10に照明制御データ131を提供し、照明制御データ131を受け取った照明装置10が指定された日
時に照明制御データ131に基づいてメッセージを表示する方法(方法(2))によって実現されてもよい。この場合には、サービスセンタ1から照明装置10には、照明制御データ131とともに、メッセージを表示する日時を示す情報が提供される。照明制御データ131の送信先が照明装置ではない場合には、方法(2)が用いられる。
時に照明制御データ131に基づいてメッセージを表示する方法(方法(2))によって実現されてもよい。この場合には、サービスセンタ1から照明装置10には、照明制御データ131とともに、メッセージを表示する日時を示す情報が提供される。照明制御データ131の送信先が照明装置ではない場合には、方法(2)が用いられる。
ユーザ301が、照明サービスが提供される日時を領域636〜640に入力することにより、所望の日(例えば、ユーザ301の家族の誕生日)の所望の時刻に照明サービスが提供されるように、照明サービスの注文を行うことができる。
領域636〜640への入力が省略された場合には、サービスセンタ1は照明制御データ131が取得された後、直ちに照明装置10に照明制御データ131を送信し、照明制御データ131を受け取った照明装置10は、直ちに、照明制御データ131に基づいてメッセージを表示する。従って、メッセージは注文121の送信後、照明装置10に直ちに表示される。
領域641には、ユーザ301の銀行口座番号が入力される。ここで指定される銀行口座に、照明サービスの料金が課金される。
図6Eは、照明パターン表示サービスの一覧を表示するウェブページ645の一例を示す。ウェブページ645は、例えば、図6Bに示されるウェブページ610において、ユーザ301が「照明パターン表示サービス一覧」ボタン612を選択した場合に、PC104に表示される。
図6Eは、サービスセンタ1が提供する照明パターン表示サービスとして、「シチュエーション照明」、「リラクゼーション照明」、「その他」の照明パターンを照明装置に表示するサービスがあることを示す。
図6Fは、「シチュエーション照明」の照明パターンの一覧を表示するウェブページ650の一例を示す。ウェブページ650は、例えば、図6Eに示されるウェブページ645において、ユーザ301が「シチュエーション照明」ボタン646を選択した場合に、PC104に表示される。
図6Fは、「シチュエーション照明」の照明パターンとして、「季節」、「自然」、「世界の有名観光地」、「感情」を主題とした照明パターンがあることを示す。
図6Gは、「自然」を主題とした照明パターンの一覧を表示するウェブページ660の一例を示す。ウェブページ660は、例えば、図6Fに示されるウェブページ650において、ユーザ301が「自然」ボタン651を選択した場合に、PC104に表示される。
なお、「自然」を主題とした照明パターンとは、その照明パターンを照明装置に表示した場合に、ユーザ301に自然を想起させるような照明パターンである。
図6Gは、「自然」を主題とした照明パターンとして、「海」、「川」、「山」、「草原」を主題とした照明パターンがあることを示す。
図6Hは、ユーザ301がサービスセンタ1に「草原」を主題とした照明サービスを注文するためのウェブページ670の例を示す。ウェブページ670は、例えば、図6Gに示されるウェブページ660において、ユーザ301が「草原」ボタン661を選択した場合に、PC104に表示される。
ウェブページ670は、領域631、632、636〜641と、送信ボタン642とを含む。これらの領域およびボタンは、図6Dに示される同一の参照番号を有する領域およびボタンと同一であるので、その説明を省略する。
ユーザ301がサービスセンタ1に照明サービスの注文を送信する際のユーザインタフェースとして、図6A〜図6Hに示されるウェブページを使用することによって、ユーザ301は、インターネットに接続することが可能な任意の端末から、照明サービスの注文を送信することができる。ユーザ301は、他人の家庭に置かれている照明装置10に、照明制御データ131を提供するように注文を行うことも可能である。また、外出先から、自宅に置かれている照明装置10に、照明制御データ131を提供するように注文を行うことも可能である。
図7Aは、照明制御データ131の構造の例を示す。図7Aに示される例では、画素指定データ#1〜画素指定データ#nのそれぞれについて、輝度データが指定されている。画素指定データ#1〜画素指定データ#nのそれぞれは、照明装置10(図2)の表示部14に含まれる画素16の1つに対応している。以下、説明のために、画素16のそれぞれは、図3Aに示される構造を有しているものとする。
画素指定データ#1〜画素指定データ#nのそれぞれは、例えば、図2に示されるXY座標に基づいて、対応する画素を指定する。例えば、図2に示される表示面の左上隅に配置される画素に対応する画素指定データは、(1,1)と表される。
輝度データは、少なくとも1つのリストを含む。リストのそれぞれは、(開始時刻、終了時刻、R輝度、G輝度、B輝度)と表される。このリストは、「開始時刻」から「終了時刻」までの間、LED17R、17Gおよび17Bの輝度をそれぞれ、「R輝度」、「G輝度」、「B輝度」に設定することを示す。
LED17R、17Gおよび17Bのそれぞれの輝度は、例えば、0〜255の256段階の輝度レベルで表され得る。
図7Bは、特定の画素についての輝度データの構造の例を示す。図7Bに示される例では、時刻0〜時刻t1の間、特定の画素に含まれるLED17R、17Gおよび17Bの
輝度をそれぞれ、0、255、0の輝度レベルに設定し、時刻t1〜時刻t2の間、LED17R、17Gおよび17Bの輝度をそれぞれ、255、148、0の輝度レベルに設定し、時刻t2〜時刻t3の間、LED17R、17Gおよび17Bの輝度をそれぞれ、255、255、255の輝度レベルに設定することを示す。
輝度をそれぞれ、0、255、0の輝度レベルに設定し、時刻t1〜時刻t2の間、LED17R、17Gおよび17Bの輝度をそれぞれ、255、148、0の輝度レベルに設定し、時刻t2〜時刻t3の間、LED17R、17Gおよび17Bの輝度をそれぞれ、255、255、255の輝度レベルに設定することを示す。
図7Cは、図7Bに示される輝度データによりLED17R、17Gおよび17Bの輝度が制御される様子を示す。1つの画素16に含まれるLED17R、17Gおよび17Bの輝度を図7Cに示されるように制御した場合には、その画素16が発する照明光51は、時刻0〜時刻t1の間は緑色に見える。また、時刻t1〜時刻t2の間はオレンジ色に
見え、時刻t2〜時刻t3の間は白色に見える。もちろん、それぞれの色を表現するためのLED17R、17Gおよび17Bの輝度が図7Cに示される例に限定されるわけではない。例えば、「緑」、「オレンジ」および「白」のそれぞれの色が人間の目に同程度の明るさに見えるように、LED17R、17Gおよび17Bの輝度が人間の目の感度(視感度特性)を考慮して調整されてもよい。
見え、時刻t2〜時刻t3の間は白色に見える。もちろん、それぞれの色を表現するためのLED17R、17Gおよび17Bの輝度が図7Cに示される例に限定されるわけではない。例えば、「緑」、「オレンジ」および「白」のそれぞれの色が人間の目に同程度の明るさに見えるように、LED17R、17Gおよび17Bの輝度が人間の目の感度(視感度特性)を考慮して調整されてもよい。
図7Aに示される照明制御データ131によれば、複数の画素16のそれぞれについて輝度データが指定されるので、複数の画素を独立に制御することができる。このように、
照明制御データ131は、照明装置10に表示される照明パターンを表している。
照明制御データ131は、照明装置10に表示される照明パターンを表している。
照明制御データ131の構造は、図7Aに示されるデータ構造に限定されない。照明制御データ131は、照明装置10(図2)に含まれる複数の画素16を独立に制御することが可能な任意のデータ構造を有し得る。各画素に含まれるLEDが制御される輝度のレベルも、256段階に限定されない。
照明パターンが時間的に繰り返されるパターンを含む場合には、そのような繰り返しのパターンのそれぞれを共通のデータによって表すようにしてもよい。これにより、照明制御データ131のサイズを低減させることができる。
照明制御データ131は、照明装置10の構成に依存しないデータ構造を有していてもよい。例えば、照明制御データ131は、照明装置10の表示部14の水平方向および垂直方向の画素数(例えば、1024(水平)×768(垂直)、1280(水平)×768(垂直)等)に依存しないデータ構造を有していてもよい。この場合には、照明制御データ131は、任意の構成を有する照明装置10に適用することができる。また、この場合には、サービスセンタ1のメモリ4が照明制御データ131を照明装置の型名ごとに格納する必要がないことは言うまでもない。
あるいは、表示制御部13が、異なる構成を有する照明装置のための照明制御データを適切に変換して表示部14に表示する機能を有していてもよい。例えば、表示制御部13は、1024(水平)×768(垂直)の画素を有する照明装置のための照明制御データを変換し、1280(水平)×768(垂直)の画素を有する表示部14に表示する機能を有していてもよい。このような変換は、例えば、補間を用いた拡大、縮小であり得る。あるいは、このような変換は、同一のパターンを空間的に繰り返すことであってもよい。
図8は、照明装置10に、メッセージを表示した例を示す。図8において、白抜きで示される画素は、白色の照明光を発している画素16を示し、ハッチングで示される画素16は、消灯している画素を示す。
表示部14には、「HAPPY BIRTHDAYよしこ」というメッセージが表示されている。このうち、「HAPPY BIRTHDAY」が定形メッセージであり、「よしこ」がユーザメッセージである。
図8に示されるメッセージは、例えば、家族の一員(例えば、娘)のために開催する誕生日会の開催時刻に合わせて照明装置10に表示され得る。誕生日会の参加者には、照明装置10にこのようなメッセージが表示されることは知らされていない。誕生日会の開催時刻にこのようなメッセージが照明装置10に表示されれば、誕生日会の参加者が驚くとともに、その場が盛り上がることが予想される。このように、照明装置10はエンターテインメント性を実現することができる。
以下、図9A、図9B、図10A、図10B、図11A、図11Bおよび図12を参照して、照明装置10に、照明パターンを表示する例を示す。以下に示す例では、照明装置10には「草原」を主題とする照明パターンが表示される。この照明パターンでは、草原における木漏れ日が照明装置10によって再現される。
図9Aは、木漏れ日の原理を説明する図である。太陽903が発する光線907は、木905を通って地面906に達する。その際に、葉904で光線907の一部がさえぎられ、葉904の隙間を通った光線907aが地面906に達する。光線907aは、木漏れ日と呼ばれる。
図9Bは、木漏れ日によって照らされる地面906の様子を示す。地面906には、光線907aの1つに対応して、明るい領域909が存在する。
図10Aは、天井に取り付けられた照明装置10によって、部屋の床面1006が照らされる様子を示す。
照明装置10の画素16のそれぞれは、照明光51を発する。照明光51は、できるだけ、太陽が発する光線907の色に近くなるように設定される。画素16のそれぞれは、比較的高い指向性を有する。すなわち、1つの照明光51は、床面1006の比較的狭い範囲を照明する。
このような高い指向性は、例えば、反射鏡または光ファイバ等を用いて、画素16に含まれるLEDが発する光を特定の方向に集光することによって実現され得る。あるいは、高い指向性を実現するために、LEDに代えて半導体レーザが用いられてもよい。
図10Bは、照明光51によって照明された床面1006の状態を示す。円の領域910のそれぞれは、複数の画素16の1つが発する照明光51により照らされる床面上の領域を示す。領域910のそれぞれは、照明装置10の画素16のそれぞれに対応する。図10Bに白抜きで示された円は、対応する画素16が点灯しており、その画素16が発する照明光51によって床面1006が照らされていることを示す。図10Bにハッチングで示される円は、対応する画素16が消灯していることを示す。すなわち、図10Bに白抜きで示される円のそれぞれは、床面1006の明るい領域を示す。
図9Bに示される明るい領域909のそれぞれと同様の位置関係にあるように、照明装置10に含まれる複数の画素16が制御される。これにより、木漏れ日によって照らされている地面906と同様の形態で、床面1006を照明することができる。
実際の木漏れ日では、風で葉904が揺れることに応答して、地面906上の明るい領域909が矢印908(図9B)のように動く。以下、図11A、図11Bおよび図12を参照して、このような動きを照明装置10によって実現する例を示す。
図11Aは、照明装置10に含まれる2つの画素によって照明される床面1006上の領域を示す。図11Aに示される例では、床面1006上の領域910−1は、画素16−1によって照明され、床面1006上の領域910−2は、画素16−2によって照明される。
図11Bは、画素16−1および画素16−2の明るさの制御の例を示す。画素16−1および画素16−2のそれぞれは、図3Aに示される構造を有しているものとする。画素の明るさは、画素に含まれる3つのLEDの輝度から導かれる。
図11Bに示される例では、画素16−1の明るさが時刻t1〜t3の間にレベル0からレベルL1まで徐々に増加し、画素16−2の明るさが時刻t1〜t3の間にレベルL1からレベル0まで徐々に減少している。すなわち、照明装置10には、時間の経過とともに明るさが変化するように、照明パターンが表示される。なお、画素16−1および画素16−2の明るさが徐々に増加または減少する際に、その画素の照明光の色が変化しないように、各画素に含まれる3つのLEDの輝度が制御される。
図12は、図11Bに示されるように画素16−1および画素16−2の明るさを制御した場合の、床面1006の状態の変化を示す。
時刻t1では、領域910−2のみが画素16−2によって照明される。
時刻t2(t1<t2<t3)では、領域910−1および領域910−2がそれぞれ画素16−1および画素16−2によって照明される。画素16−1および画素16−2のそれぞれの輝度は、時刻t1における画素16−2の輝度よりも低い。
時刻t3では、領域910−1のみが画素16−1によって照明される。
領域910−1および領域910−2の照明の状態がこのように変化すると、人間の目には、時刻t1から時刻t3にかけて、領域910−2から領域910−1へと、明るい領域が移動したように知覚される。この原理を図10Bに白抜きで示される円のそれぞれに適用することにより、白抜きで示される円(明るい領域)が揺れ動くように人間の目に知覚させることができる。すなわち、実際の木漏れ日のような動きが照明装置10によって実現される。
照明装置10にこのような照明パターンを表示することにより、照明装置10によって照明される部屋にいるユーザ301は、実際に草原にいるような爽快感やリラックス感を得ることが予想される。このように、照明装置10はエンターテインメント性を実現することができる。
照明パターンの例が図9A、図9B、図10A、図10B、図11A、図11Bおよび図12を参照して説明した例に限定されないことは言うまでもない。照明パターンとして、例えば、風景画が照明装置10に表示されるようにしてもよい。
また、照明装置10には、メッセージまたは照明パターンが表示された。照明装置10には、これらが混在して表示されてもよい。例えば、照明パターンを背景として、メッセージが表示されてもよいし、メッセージの文字を構成する画素の明るさおよび/または色が時間の経過とともに変化するようにしてもよい。
さらに、照明装置10に表示されるパターンが時間の経過とともに変化することに合わせて、照明装置10が照明する部屋の香りが変化するようにしてもよい。
図13は、照明装置10が照明する部屋の香りを制御するための香り制御装置1300の例を示す。
香り制御装置1300は、照明装置10に追加的に備えられ、表示制御部13に接続される。香り制御装置1300は、モータ1302と、香水ビン1301と、フタ1303とを含む。香水ビン1301には、香水1304が入れられている。
照明装置10が香り制御装置1300を備える場合、照明装置10に提供される照明制御データ131は、モータ1302を制御するためのデータを含む。モータ1302が動作することにより、フタ1303が開閉する。フタ1303が開くと、香水1304が放つ香りが、照明装置10が置かれている部屋に満たされる。香りの強さは、フタ1303が開く量を調節することによって制御される。
照明パターンの時間的変化に合わせて、部屋の香りを制御することにより、ユーザ301をより爽快にさせたり、よりリラックスさせたりすることができる。これにより、より高いエンターテインメント性を実現することが可能になる。
なお、図13に示される例では、照明装置10が制御することの可能な香りの種類は1種類であるが、香水1304の種類が異なる香り制御装置1300を複数個用いることにより、照明装置10は複数の香りを制御することができる。また、複数の香り制御装置1300のフタ1303を同時に開くことにより、複数の香りを混ぜることができるので、多くの種類の香りを実現することができ、さらに高いエンターテインメント性を実現することができる。
照明装置10に表示される照明パターンが、例えば、放送または記録媒体によって提供される音楽および/または映像に連動して変化するようにしてもよい。
照明パターンを放送によって提供される音楽および/または映像に連動して変化させるためには、例えば、照明パターンを表す照明制御データをその放送とともにストリーミング技術を使用して送信すればよい。そのようにして送信された照明制御データは、適切な放送受信機によって受信され、照明装置10に渡され得る。あるいは、単に放送される番組の中で、その番組と組み合わせることが好適な照明パターンを表す照明制御データのタイトル情報をユーザ301に通知すればよい。
照明パターンを記録媒体(例えば、DVD)によって提供される音楽および/または映像に連動して変化させるためには、例えば、その記録媒体に、音楽および/または映像を表すデータとともに照明制御データを記録しておけばよい。そのようにして記録された照明制御データは、適切な再生装置によって再生され、照明装置に渡され得る。
(実施の形態2)
実施の形態2では、記録媒体に記録されている音声データおよび/または映像データを再生することに同期して、その記録媒体に記録されている照明制御データを再生することが可能な再生装置を説明する。この再生装置に音声出力装置(例えば、スピーカ)と映像出力装置(例えば、TV)と照明装置とを接続することにより、記録媒体によって提供される音楽および/または映像に連動して照明パターンを変化させることが可能になる。
実施の形態2では、記録媒体に記録されている音声データおよび/または映像データを再生することに同期して、その記録媒体に記録されている照明制御データを再生することが可能な再生装置を説明する。この再生装置に音声出力装置(例えば、スピーカ)と映像出力装置(例えば、TV)と照明装置とを接続することにより、記録媒体によって提供される音楽および/または映像に連動して照明パターンを変化させることが可能になる。
図14は、本発明の実施の形態2の再生装置2100の構成の一例を示す。
再生装置2100は、コントローラ2220と、インタフェースコントローラ(I/Fコントローラ)2230と、読み取り部2120とを含む。
コントローラ2220は、I/Fコントローラ2230に入力されるユーザからの操作コマンドや復号化部2140から供給される制御信号に基づいて、再生装置2100の全体の動作を制御する。
I/Fコントローラ2230は、ユーザからの操作(例えば、操作ボタンの押下)を検知して、その操作に対応する操作コマンドをコントローラ2220に出力する。
読み取り部2120は、記録媒体2110に記録された情報を読み取る。
記録媒体2110は、典型的には、DVD(Digital Versatile Disk)である。しかし、記録媒体2110はDVDに限定されない。記録媒体2110は、任意のタイプの記録媒体であり得る。ただし、以下の説明では、記録媒体2110がDVDである場合を例にとり説明することにする。この場合には、読み取り部2120は、例えば、光ピックアップである。
図15は、DVD2110に記録されているデータのフォーマットを示す。
DVD2110のビデオゾーンには、1個のビデオマネージャ(VMG:Video Manager)と1個以上99個以下のビデオタイトルセット(VTS:Video Title Set)VTS#1〜VTS#nとが記録されている。ここで、nは、1≦n≦99を満たす任意の整数である。VMGは、DVD2110のビデオゾーンの先頭に配置され、2個または3個のファイルを含む。VTS#1〜VTS#nのそれぞれは、3個以上12個以下のファイルを含む。
図16は、VMG、VTSのフォーマットを示す。
図16に示される例では、VMGは、3個のファイルを含む。VMGの先頭のファイルには、ナビゲーションデータとして機能するコントロールデータ(VMGI:Video
Manager Information)が記録されており、VMGの次のファイルには、メニューのためのVOBS(VMGM_VOBS:VMGM Video Object Set)が記録されており、VMGの最後のファイルには、VMGIのバックアップが記録されている。ここで、VMGIは、VMGメニュー(VMGM:VMG Menu)と1個以上のVTSを管理するための情報である。
Manager Information)が記録されており、VMGの次のファイルには、メニューのためのVOBS(VMGM_VOBS:VMGM Video Object Set)が記録されており、VMGの最後のファイルには、VMGIのバックアップが記録されている。ここで、VMGIは、VMGメニュー(VMGM:VMG Menu)と1個以上のVTSを管理するための情報である。
また、図16に示される例では、VTSは、4個〜12個のファイルを含む。VTSの先頭のファイルには、ナビゲーションデータとして機能するコントロールデータ(VTSI:Video Title Set Information)が記録されており、VTSの次のファイルにはメニューのためのVOBS(VTSM_VOBS:VTSM Video Object Set)が記録されており、VTSの次の1個から9個のファイルには、タイトルのためのVOBS(VTSTT_VOBS:VTSTT Video
Object Set)が記録されており、VTSの最後のファイルには、VTSIのバックアップが記録されている。ここで、VTSIは、VTSにおけるVTSメニュー(VTSM:Video Title Set Menu)と1個以上のタイトル(TT:Title)を管理するための情報である。
Object Set)が記録されており、VTSの最後のファイルには、VTSIのバックアップが記録されている。ここで、VTSIは、VTSにおけるVTSメニュー(VTSM:Video Title Set Menu)と1個以上のタイトル(TT:Title)を管理するための情報である。
「メニューのためのVOBS」と「タイトルのためのVOBS」とは、いずれも、VOBS(Video Object Set)の一種である。従って、「メニューのためのVOBS」と「タイトルのためのVOBS」とは、いずれも、VOBSのフォーマットを有している。
図17は、VOBSのフォーマットを示す。
VOBSは、1個以上のVOB(Video Object)を含む。VOBS内の各VOBには、VOBS内で最小の論理セクタ番号(LSN:Logical Sector number)を有するセクタに記録されたVOBから昇順に、VOB ID番号(VOB_IDN:VOB ID number)が割り当てられている。
1個以上のVOBのそれぞれは、1個以上のシェル(Cell)を含む。VOB内の各シェルには、VOB内で最小の論理セクタ番号(LSN:Logical Sector
number)を有するセクタに記録されたシェルから昇順に、シェルID番号(C_IDN:Cell ID number)が割り当てられている。
number)を有するセクタに記録されたシェルから昇順に、シェルID番号(C_IDN:Cell ID number)が割り当てられている。
1個以上のシェル(Cell)のそれぞれは、1個以上のVOBU(Video Object Unit)を含む。
1個以上のVOBUのそれぞれは、1個以上のパック(Pack)を含む。1個以上の
パックのそれぞれは、オーディオパック(A_PCK:Audio Pack)であってもよいし、ビデオパック(V_PCK:Video Pack)であってもよいし、サブピクチャパック(SP_PCK:Sub−picture Pack)であってもよいし、ナビゲーションパック(NV_PCK:Navigation Pack)であってもよい。NV_PCKは、VOBUの先頭に配置されている。
パックのそれぞれは、オーディオパック(A_PCK:Audio Pack)であってもよいし、ビデオパック(V_PCK:Video Pack)であってもよいし、サブピクチャパック(SP_PCK:Sub−picture Pack)であってもよいし、ナビゲーションパック(NV_PCK:Navigation Pack)であってもよい。NV_PCKは、VOBUの先頭に配置されている。
NV_PCKのデータは、ナビゲーションデータ(すなわち、再生制御データ)である。A_PCK、V_PCK、SP_PCKのデータは、プレゼンテーションデータ(すなわち、ビデオ、オーディオ、サブピクチャなどを再生するためのデータ)である。
上述したデータのフォーマットは、DVD−Video規格に準拠したフォーマットである。本発明では、DVD−Video規格に準拠したフォーマットを改変したフォーマットが使用される。すなわち、本発明では、VOBUの中に、ライティングパック(L_PCK:Lighting Pack)を新たに設けることとする。L_PCKのデータは、プレゼンテーションデータに同期して照明制御データを出力するためのデータである。
MPEG−2(Moving Picture Experts Group
2)は、広範囲なアプリケーションに対応するために、任意の数の符号化されたストリームを多重化し、それぞれのストリームを同期をとりながら再生するための方式として2種類の方式を規定している。その2種類の方式とは、プログラムストリーム(PS:Program Stream)方式と、トランスポートストリーム(TS:Transport Stream)方式とである。DVDなどのデジタルストレージメディアでは、プログラムストリーム(PS:Program Stream)方式が採用されている。以下の説明では、MPEG−2に規定されているプログラムストリーム(PS:Program Stream)方式を「MPEG−PS方式」と略記し、MPEG−2に規定されているトランスポートストリーム(TS:Transport Stream)方式を「MPEG−TS方式」と略記する。
2)は、広範囲なアプリケーションに対応するために、任意の数の符号化されたストリームを多重化し、それぞれのストリームを同期をとりながら再生するための方式として2種類の方式を規定している。その2種類の方式とは、プログラムストリーム(PS:Program Stream)方式と、トランスポートストリーム(TS:Transport Stream)方式とである。DVDなどのデジタルストレージメディアでは、プログラムストリーム(PS:Program Stream)方式が採用されている。以下の説明では、MPEG−2に規定されているプログラムストリーム(PS:Program Stream)方式を「MPEG−PS方式」と略記し、MPEG−2に規定されているトランスポートストリーム(TS:Transport Stream)方式を「MPEG−TS方式」と略記する。
NV_PCK、A_PCK、V_PCK、SP_PCKは、いずれも、MPEG−PS方式に準拠したフォーマットを採用している。従って、本発明において追加されたL_PCKも、MPEG−PS方式に準拠したフォーマットを採用することとする。
図18は、MPEG−PS方式に準拠したパックのフォーマットを示す。
各パックは、パックヘッダ(Pack_header)と、システムヘッダ(System_header)と、1以上のPESパケット(PES_Packet)とを含む。ここで、PESは、Packetized Elementarty Streamの略である。
パックヘッダには、パックのID、基準時間情報(SCR:System Clock
Reference)、多重化のビットレート(mux_rate)などが記述される。なお、MPEG−2では、パックの長さを調整できるように最大7バイトまでのスタッフィングバイトをパックヘッダに付加することが許容されている。
Reference)、多重化のビットレート(mux_rate)などが記述される。なお、MPEG−2では、パックの長さを調整できるように最大7バイトまでのスタッフィングバイトをパックヘッダに付加することが許容されている。
1以上のPESパケットのそれぞれは、PESパケットヘッダ(PES_Packet_header)と、エレメンタリーストリームを分割することによって得られる複数の部分のうちの1つ(elementary_stream)とを含む。ここで、エレメンタリーストリームとは、映像データ、音声データ、照明制御データなどデータのタイプ毎に個別に符号化されたデータストリームをいう。
PESパケットヘッダには、パケット開始コード、エレメンタリーストリームを識別するための識別コード(stream_id)、パケットのサイズ、エレメンタリーストリームを同期再生するための時間情報、その他の制御情報などが記述される。エレメンタリーストリームを同期再生するための時間情報は、プレゼンテーションタイムスタンプ(PTS:Presentation Time
Stamp)、または、デコーディングタイムスタンプ(DTS:Decoding Time Stamp)によって表される。
Stamp)、または、デコーディングタイムスタンプ(DTS:Decoding Time Stamp)によって表される。
映像データ、音声データには、それぞれ、「アクセスユニット」と呼ばれる復号・再生の単位が予め決められている。映像データのアクセスユニットは、1フレーム(ピクチャ)であり、音声データのアクセスユニットは、1オーディオフレームである。照明制御データのアクセスユニットは、例えば、映像データのアクセスユニットと同一である(すなわち、1フレーム(ピクチャ))。DTSには、そのアクセスユニットごとに基準時間のどの時点で復号化を行えばよいかを示す時間情報が記述されている。PTSには、そのアクセスユニットごとに基準時間のどの時点で再生を行えばよいかを示す時間情報が記述されている。
図14を再び参照して、再生装置2100は、ストリームデータ生成部2130と、復号化部2140とをさらに含む。
ストリームデータ生成部2130は、読み取り部2120の出力に基づいて、符号化されたAVデータと符号化された照明制御データとを含むストリームデータを生成する。ここで、本明細書では、「符号化されたAVデータ」とは、符号化された音声データおよび符号化された映像データのうちの少なくとも一方を含むデータをいう。
ストリームデータ生成部2130によって生成されるストリームデータは、MPEG−PS方式に準拠したフォーマットを有している(図18参照)。このようなストリームデータは、例えば、DVD2120に記録されている情報をRF信号の形式で受け取り、そのRF信号をデジタル化して増幅し、EFMおよび復調処理を施すことにより得られる。ストリームデータ生成部2130の構成は公知のものと同一にすることができるので、ここでは詳しい説明を省略する。
復号化部2140は、分解部2150と、AVデータ復号化部2160と、照明制御データ復号化部2170と、STC生成部2180と、同期コントローラ(制御部)2190とを含む。
分解部2150は、ストリームデータ生成部2130から、MPEG−PS方式に準拠したフォーマットを有するストリームデータを受け取り、そのストリームデータを符号化されたAVデータと符号化された照明制御データとに分解する。このような分解は、PESパケットヘッダ中の識別コード(stream_id)を参照することによって行われる。分解部2150は、例えば、デマルチプレクサである。
AVデータ復号化部2160は、符号化されたAVデータを復号化することによりAVデータを出力する。ここで、本明細書では、「AVデータ」とは、音声データおよび映像データのうちの少なくとも一方を含むデータをいう。
AVデータ復号化部2160は、分解部2150から出力される符号化された映像データを一時的に格納するビデオバッファ2161と、符号化された映像データを復号化することにより、映像データを出力するビデオデコーダ2162と、分解部2150から出力
される符号化された音声データを一時的に格納するオーディオバッファ2163と、符号化された音声データを復号化することにより、音声データを出力するオーディオデコーダ2164とを含む。
される符号化された音声データを一時的に格納するオーディオバッファ2163と、符号化された音声データを復号化することにより、音声データを出力するオーディオデコーダ2164とを含む。
照明制御データ復号化部2170は、符号化された照明制御データを復号化することにより照明制御データを出力する。「照明制御データ」は、実施の形態1で説明した照明制御データ131と同義である。従って、照明制御データは、照明装置10に含まれる複数の画素16を制御するためのデータである。照明制御データは、例えば、図7Aに示されるフォーマットを有していてもよい。
照明制御データ復号化部2170は、分解部2150から出力される符号化された照明制御データを一時的に格納する照明バッファ2171と、符号化された照明制御データを復号化することにより、照明制御データを出力する照明デコーダ2172とを含む。
STC生成部2180は、STC(Syetem Time Clock)を生成する。STCは、SCRに基づいて27MHzの基準クロックの周波数を調整する(すなわち、増減させる)ことによって得られる。STCは、データを符号化したときに用いられた基準時間を符号化データを復号化する際に再現したものである。
同期コントローラ2190は、AVデータ復号化部2160がAVデータを出力するタイミングと照明制御データ復号化部2170が照明制御データを出力するタイミングとが同期するように、AVデータ復号化部2160と照明制御データ復号化部2170とを制御する。
このような同期再生の制御は、例えば、STCとPTSとが一致したときにビデオデコーダ2162から映像データのアクセスユニットが出力されるようにビデオデコーダ2162を制御し、STCとPTSとが一致したときにオーディオデコーダ2164から音声データのアクセスユニットが出力されるようにオーディオデコーダ2164を制御し、STCとPTSとが一致したときに照明デコーダ2172から照明制御データのアクセスユニットが出力されるように照明デコーダ2172を制御することによって達成される。
同期コントローラ2190は、AVデータ復号化部2160がAVデータを復号化するタイミングと照明制御データ復号化部2170が照明制御データを復号化するタイミングとが同期するように、AVデータ復号化部2160と照明制御データ復号化部2170とを制御するようにしてもよい。
このような同期再生の制御は、例えば、STCとDTSとが一致したときにビデオデコーダ2162によって映像データのアクセスユニットが復号化されるようにビデオデコーダ2162を制御し、STCとDTSとが一致したときにオーディオデコーダ2164によって音声データのアクセスユニットが復号化されるようにオーディオデコーダ2164を制御し、STCとDTSとが一致したときに照明デコーダ2172によって照明制御データのアクセスユニットが復号化されるように照明デコーダ2172を制御することによって達成される。
このように、映像データ、音声データ、照明制御データのアクセスユニットを出力するタイミングの制御に加えて、または、映像データ、音声データ、照明制御データのアクセスユニットを出力するタイミングの制御に代えて、映像データ、音声データ、照明制御データのアクセスユニットを復号化するタイミングの制御を行うようにしてもよい。アクセスユニットを出力するタイミング(順序)とアクセスユニットを復号化するタイミング(順序)とが異なる場合があるからである。このような制御により、映像データ、音声デー
タ、照明制御データを同期再生することが可能になる。
タ、照明制御データを同期再生することが可能になる。
ビデオデコーダ2162から出力される映像データは、NTSCエンコーダ2200を介して外部機器(例えば、TV)に出力される。ビデオデコーダ2162とTVとは、再生装置2100の出力端子2240を介して直接的に接続されてもよいし、ホームLAN103(図1)を介して間接的に接続されてもよい。
オーディオデコーダ2164から出力される音声データは、デジタル/アナログコンバータ(DAC)2210を介して外部機器(例えば、スピーカ)に出力される。オーディオデコーダ2164とスピーカとは、再生装置2100の出力端子2250を介して直接的に接続されてもよいし、ホームLAN103(図1)を介して間接的に接続されてもよい。
照明デコーダ2172から出力される照明制御データは、外部機器(例えば、照明装置10(図1))に出力される。照明デコーダ2172と照明装置10とは、再生装置2100の出力端子2260を介して直接的に接続されてもよいし、ホームLAN103(図1)を介して間接的に接続されてもよい。照明デコーダ2172と照明装置10とを再生装置2100の出力端子2260を介して直接的に接続する場合には、照明装置10のインタフェース部17を再生装置2100の出力端子2260に接続することが可能なように構成すればよい。照明デコーダ2172と照明装置10とをホームLAN103を介して間接的に接続する場合には、照明装置10のネットワーク通信部11(図2)と通信可能なネットワーク通信部を再生装置2100の照明デコーダ2172の後段に追加するようにすればよい。
なお、ストリームデータ生成部2130によって生成されるストリームデータは、符号化された副映像データを含んでいてもよいし、ナビゲーションデータを含んでいてもよい。例えば、ストリームデータが符号化された副映像データとナビゲーションデータとを含む場合には、分解部2150は、そのストリームデータを符号化された副映像データとナビゲーションデータとに分解する。図14には示されていないが、復号化部2140は、ナビパック回路と、サブピクチャデコーダと、クローズドキャプションデータデコーダとをさらに含んでいてもよい。ナビパック回路は、ナビゲーションデータを処理することにより制御信号を生成し、その制御信号をコントローラ2220に出力する。サブピクチャデコーダは、符号化された副映像データを復号化することにより副映像データをNTSCエンコーダ2200に出力する。クローズドキャプションデータデコーダは、符号化された映像データに含まれる符号化されたクローズドキャプションデータを復号化することによりクローズドキャプションデータをNTSCエンコーダ2200に出力する。これらの回路の機能は公知であり、本発明の主題には関係しないので詳しい説明を省略する。このように、復号化部2140は、図14に示されていない公知の構成を含んでいてもよい。
以上説明したように、実施の形態2によれば、記録媒体に記録されている音声データおよび/または映像データを再生することに同期して、その記録媒体に記録されている照明制御データを再生することが可能な再生装置が提供される。この再生装置に音声出力装置(例えば、スピーカ)と映像出力装置(例えば、TV)と照明装置とを接続することにより、記録媒体によって提供される音楽および/または映像に連動して照明パターンを変化させることが可能になる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、受信された音声データおよび/または映像データを再生することに同期して、受信された照明制御データを再生することが可能な再生装置を説明する。この再生装置に音声出力装置(例えば、スピーカ)と映像出力装置(例えば、TV)と照明装
置とを接続することにより、放送によって提供される音楽および/または映像に連動して照明パターンを変化させることが可能になる。
実施の形態3では、受信された音声データおよび/または映像データを再生することに同期して、受信された照明制御データを再生することが可能な再生装置を説明する。この再生装置に音声出力装置(例えば、スピーカ)と映像出力装置(例えば、TV)と照明装
置とを接続することにより、放送によって提供される音楽および/または映像に連動して照明パターンを変化させることが可能になる。
図19は、デジタル衛星放送システム3001の概略構成を示す。
デジタル衛星放送システム3001は、送信装置3002と、人工衛星3003と、受信装置3004とを含む。送信装置3002は、人工衛星3003に向けて信号を送信する。受信装置3004は、人工衛星3003に向けて送信された信号を受信し、受信した信号を再生可能な信号に変換する。
送信装置3002は、PESストリーム生成部30101、30102、・・・3010nと、多重化装置3011と、誤り訂正部3012と、変調部3013と、送信アンテナ3014とを含む。
PESストリーム生成部30101、30102、・・・3010nのそれぞれは、2以上のエレメンタリーストリームを多重化することにより、PESストリームを生成する。あるいは、PESストリーム生成部30101、30102、・・・3010nのそれぞれは、単一のエレメンタリーストリームをパケット化することにより、PESストリームを生成するようにしてもよい。ここで、エレメンタリーストリームとは、映像データ、音声データ、照明制御データなどデータのタイプごとに個別に符号化されたデータストリームをいう。このような符号化には、例えば、MPEG−2による情報圧縮技術が用いられる。PESストリームとは、パケッタイズド・エレメンタリー・ストリーム(Packetized Elementary Stream)の略である。PESストリームのデータ構造は、図18に示される1以上のPESパケット(PES_Packet)を含むデータ構造と同一である。
多重化装置3011は、n個のPESストリームを188バイトという比較的短い固定長の伝送単位で複数のトランスポートパケット(Tranport Packet)に分解し、これらの複数のトランスポートパケットを時分割多重してつなげることにより、トランスポートストリーム(Transport Stream)として出力する。
誤り訂正部3012は、トランスポートストリームに誤り訂正のための符号化を施す。これは、トランスポートストリームを伝送する際に発生するノイズがトランスポートストリームに重畳された場合でも受信装置3004側で正しいコードに訂正できるようにするためである。
変調部3013は、誤り訂正部3012の出力に所定のデジタル変調処理(例えば、QPSK変調)を施す。
送信アンテナ3014は、変調部3013の出力を人工衛星3003に向けて送信する。
図20は、MPEG−TS方式に準拠したトランスポートストリームのフォーマットを示す。
図20に示される例では、トランスポートストリームは、3つの番組(プログラム#1、プログラム#2、プログラム#3)を規定している。図20に示されるトランスポートストリームは、3つの番組(プログラム#1、プログラム#2、プログラム#3)にそれぞれ対応する3つのPESストリームを複数のトランスポートパケットに分解し、これらの複数のトランスポートパケットを時分割多重してつなげることにより得られる。3つの
PESストリームのそれぞれは、1以上のPESパケットを含み、1以上のPESパケットのそれぞれは、符号化された映像データを含むPESパケットであってもよいし、符号化された照明制御データを含むPESパケットであってもよいし、符号化された音声データを含むPESパケットであってもよい(図20には、3つのPESストリームのうちプログラム#1に対応するPESストリームのみが示されている)。
PESストリームのそれぞれは、1以上のPESパケットを含み、1以上のPESパケットのそれぞれは、符号化された映像データを含むPESパケットであってもよいし、符号化された照明制御データを含むPESパケットであってもよいし、符号化された音声データを含むPESパケットであってもよい(図20には、3つのPESストリームのうちプログラム#1に対応するPESストリームのみが示されている)。
図20に示される例では、先頭のトランスポートパケット(TS_Packet(#1))は、プログラム#1のPESパケットの少なくとも一部を伝送するために使用され、2番目のトランスポートパケット(TS_Packet(#2))は、プログラム#2のPESパケットの少なくとも一部を伝送するために使用され、3番目のトランスポートパケット(TS_Packet(#3))は、プログラム#3のPESパケットの少なくとも一部を伝送するために使用される。
図20に示されるように、トランスポートストリームは、1以上のトランスポートパケット(TS_Packet)を含む。
各トランスポートパケットは、パケットヘッダ(Packet_header)と、ペイロード(payload)とを含む。ペイロードは、188バイトの固定長である。
パケットヘッダには、トランスポートパケットの先頭を検出するための同期バイト、トランスポートパケットの種類を識別するためのパケット識別子(PID:Packet Identification)、基準時間情報(PCR:Program Clock
Reference)などが記述される。PCRは、PCRの送信間隔が所定の時間(例えば、0.1ms)以下となるように配置される。
Reference)などが記述される。PCRは、PCRの送信間隔が所定の時間(例えば、0.1ms)以下となるように配置される。
ペイロードには、PESパケットを分割することによって得られる複数の部分のうちの1つが記述される。PESパケットのフォーマットは、図18に示されるPESパケットのフォーマットと同一であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
このように、トランスポートストリームは、1本のストリームの中に複数のプログラムを規定することができるので、放送にも対応することができる。トランスポートストリームは、放送や通信ネットワークなどデータの伝送誤りが発生しやすい環境において使用されることを想定して設計されている。従って、トランスポートストリームの冗長度は、プログラムストリームの冗長度より大きい。トランスポートストリームは、伝送レートが固定の通信路で好適に使用される。トランスポートストリームの実用例としては、スカイパーフェクトTVやDirecTV、BSデジタル放送、米国のDTVなどが挙げられる。
なお、トランスポートストリームの中に含まれるプログラムの本数や、各プログラムとその構成要素との関係は、PSI(Program Specific
Information)と呼ばれる情報によって規定されている。PSIは、セクションと呼ばれる単位でトランスポートパケットのペイロードに配置される。PSIは、PAT(Program Association Table)、PMT(Program Map Table)などの4種類のテーブルによって表現されている。PATには、プログラム番号に対応するPMTのPIDなどが記述される。PMTには、プログラム番号に対応するプログラムに含まれる映像データのPID、音声データのPID、照明制御データのPID、PCRのPIDなどが記述される。
Information)と呼ばれる情報によって規定されている。PSIは、セクションと呼ばれる単位でトランスポートパケットのペイロードに配置される。PSIは、PAT(Program Association Table)、PMT(Program Map Table)などの4種類のテーブルによって表現されている。PATには、プログラム番号に対応するPMTのPIDなどが記述される。PMTには、プログラム番号に対応するプログラムに含まれる映像データのPID、音声データのPID、照明制御データのPID、PCRのPIDなどが記述される。
図19を再び参照して、受信装置3004は、人工衛星3003からRF信号を受信する受信アンテナ(受信部)3016と、受信アンテナ3016によって受信されたRF信号の周波数を変換することによりRF信号をIF信号に変換するLNB(Low Noi
se Block Converter)3015と、IF信号に応じて再生可能な信号を出力する統合受信復号装置(Integrated Receiver/Decoder;以下、IRDという)3017とを含む。IRD3017は、セットトップボックス(STB)とも呼ばれる。
se Block Converter)3015と、IF信号に応じて再生可能な信号を出力する統合受信復号装置(Integrated Receiver/Decoder;以下、IRDという)3017とを含む。IRD3017は、セットトップボックス(STB)とも呼ばれる。
図21は、本発明の実施の形態3のIRD3017の構成の一例を示す。IRD3017は再生可能な信号を出力するので、IRD3017を再生装置ともいうこととする。
図21において、図14に示される構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
ストリームデータ生成部3130は、IF信号に基づいて、符号化されたAVデータと符号化された照明制御データとを含むストリームデータを生成する。上述したように、IF信号は、受信アンテナ(受信部)3016の出力に基づいて生成される。従って、ストリームデータ生成部3130は、受信アンテナ(受信部)3016の出力に基づいてストリームデータを生成するストリームデータ生成部として機能する。
ストリームデータ生成部3130によって生成されるストリームデータは、MPEG−TS方式に準拠したフォーマットを有している(図20参照)。このようなストリームデータは、例えば、チューニング処理を行った後、IF信号に復調処理(例えば、QPSK復調)を施すことによって得られる。ストリームデータ生成部3130の構成は公知のものと同一とすることができるので、ここでは詳しい説明を省略する。
復号化部3140は、分解部3150と、AVデータ復号化部2160と、照明制御データ復号化部2170と、STC生成部3180と、同期コントローラ(制御部)2190とを含む。
分解部3150は、ストリームデータ生成部3130から、MPEG−TS方式に準拠したフォーマットを有するストリームデータを受け取り、そのストリームデータを符号化されたAVデータと符号化された照明制御データとに分解する。このような分解は、PESパケットヘッダ中の識別コード(stream_id)とトランスポートパケットのパケットヘッダ中のPIDとを参照することによって行われる。同一のPIDを有する2以上のトランスポートパケットを結合することにより、1つのPESパケットが形成される。分解部3150は、例えば、デマルチプレクサである。
STC生成部3180は、STC(Syetem Time Clock)を生成する。STCは、PCRに基づいて27MHzの基準クロックの周波数を調整する(すなわち、増減させる)ことによって得られる。STCは、データを符号化したときに用いられた基準時間を符号化データを復号化する際に再現したものである。
復号化部3140における他の構成要素は、図14に示される復号化部2140の他の構成要素と同一である。従って、同期コントローラ2190は、実施の形態2で説明した方法と同一の方法により、AVデータと照明制御データとの同期再生を制御することができる。
なお、復号化部3140は、図21に示されていない公知の構成(例えば、エラー訂正回路や、デスクランブル回路など)を含んでいてもよい。
なお、送信装置3002の側では、受信装置3004の側にある照明装置10の複数の画素16の配列の態様を知ることができない。複数の画素16の配列の態様は、例えば、
1つのパラメータもしくは2以上のパラメータの組み合わせによって表現され得る。そのようなパラメータのうちの1つは、例えば、画素の配列の形状(例えば、画素の配列がマトリクス状か、デルタ状かなど)を示すものであってもよいし、画素の数(例えば、水平方向の画素の数、垂直方向の画素の数など)を示すものであってもよいし、照明装置10の型名を示すものであってもよい。送信装置3002は、照明装置10の複数の画素16の配列の態様に適合した照明制御データを送信することができない。従って、受信装置3004の側で何らかの処理を行う必要がある。
1つのパラメータもしくは2以上のパラメータの組み合わせによって表現され得る。そのようなパラメータのうちの1つは、例えば、画素の配列の形状(例えば、画素の配列がマトリクス状か、デルタ状かなど)を示すものであってもよいし、画素の数(例えば、水平方向の画素の数、垂直方向の画素の数など)を示すものであってもよいし、照明装置10の型名を示すものであってもよい。送信装置3002は、照明装置10の複数の画素16の配列の態様に適合した照明制御データを送信することができない。従って、受信装置3004の側で何らかの処理を行う必要がある。
例えば、送信装置3002が照明制御データの基本データ(すなわち、照明装置の画素の配列の代表的な態様に適合する照明制御データ)のみを送信する場合には、照明装置10が自分自身の画素の配列の態様に適合するように送信されてきた照明制御データの基本データを加工(例えば、間引きまたは補間)するようにすればよい。あるいは、このような基本データの加工をIRD3017において行うようにしてもよい。照明装置10またはIRD3017が照明制御データの基本データの加工を適切に行うためには、照明装置10またはIRD3017が、照明制御データの基本データがどの照明装置の画素の配列の態様に適合するかを示す情報(画素配列識別情報)と照明装置10の画素の配列の態様を識別する情報(識別情報)とを照合する照合部と、照合部による照合結果に応じて照明制御データの基本データを加工する加工部とを含んでいればよい。画素配列識別情報と識別情報とが一致する場合には、照明制御データの基本データを加工する必要はない。従って、この場合には、照明制御データの基本データが加工部に入力されないようにするか、または、加工部が照明制御データの基本データをスルーするようにすればよい。画素配列識別情報と識別情報とが一致しない場合には、加工部は、照合結果に応じて照明制御データの基本データに対して適切な加工(例えば、間引きまたは補間)を行うようにすればよい。画素配列識別情報は、例えば、ストリームデータのヘッダ(例えば、パケットヘッダ(図20)、または、PESパケットヘッダ(図20))内に埋め込まれた形態で送信装置3002から受信装置3004に伝送される。画素配列識別情報は、伝送されるパケットデータが照明エレメンタリーストリームの部分に相当する場合に限って、PESパケットヘッダの識別コード(Stream_id)の直後に埋め込まれた形態で送信装置3002から受信装置3004に伝送されることが好ましい。画素配列識別情報は、例えば、複数のビット(例えば、4ビット)で表現され得る。
例えば、送信装置3002が、画素の配列の態様が互いに異なる複数の照明装置に対応する複数の照明制御データを送信する場合には、照明装置10が送信されてきた複数の照明制御データの中から自分自身の画素の配列の態様に適合する照明制御データを選択するようにすればよい。あるいは、このような照明制御データの選択をIRD3017において行うようにしてもよい。照明装置10またはIRD3017が照明制御データの選択を適切に行うためには、照明装置10またはIRD3017が、複数の照明制御データのそれぞれがどの照明装置の画素の配列の態様に適合するかを示す情報(画素配列識別情報)と照明装置10の画素の配列の態様を識別する情報(識別情報)とを照合する照合部と、照合部による照合結果に応じて複数の照明制御データのうちの1つを選択する選択部とを含んでいればよい。選択部は、複数の照明制御データのうち、識別情報に一致する画素配列識別情報に対応する照明制御データを選択する。画素配列識別情報の伝送のしかた、表現のしかたは上述したとおりである。
なお、照明制御データの復号化などの処理の無駄を省くためには、照明制御データの選択をIRD3017において行うことが好ましい。例えば、ストリームデータ生成部3130が、上述した照合部と上述した選択部とを含むようにしてもよい。この場合には、I/Fコントローラ2230に入力されるユーザからの選択コマンド(画素配列識別情報に関連づけられたコマンド)に従って、ストリームデータ生成部3130が複数の照明制御データのうちユーザが所望する1つを選択するように、コントローラ2220がストリー
ムデータ生成部3130を制御するようにすればよい。あるいは、IRD3017が、IRD3017に接続されている照明装置10の画素の配列の態様を予め知っている場合には、その画素の配列の態様に適合する照明制御データを自動的に選択するようにしてもよい。
ムデータ生成部3130を制御するようにすればよい。あるいは、IRD3017が、IRD3017に接続されている照明装置10の画素の配列の態様を予め知っている場合には、その画素の配列の態様に適合する照明制御データを自動的に選択するようにしてもよい。
なお、実施の形態2において、照明装置10または再生装置2100が、上述した照合部と上述した加工部とを含んでいてもよい。これにより、照明装置10または再生装置2100が、照明制御データの基本データの加工を適切に行うことが可能になる。あるいは、実施の形態2において、照明装置10または再生装置2100が、上述した照合部と上述した選択部とを含んでいてもよい。これにより、照明装置10または再生装置2100が、照明制御データの選択を適切に行うことが可能になる。
以上説明したように、実施の形態3によれば、受信された音声データおよび/または映像データを再生することに同期して、受信された照明制御データを再生することが可能な再生装置が提供される。この再生装置に音声出力装置(例えば、スピーカ)と映像出力装置(例えば、TV)と照明装置とを接続することにより、放送によって提供される音楽および/または映像に連動して照明パターンを変化させることが可能になる。
なお、実施の形態3では、受信アンテナ(受信部)3016が、送信装置3002から放送の形態で送信された情報を受信する例を説明した。しかし、情報の送信の形態は放送の形態に限定されない。例えば、受信部が、送信装置からネットワーク経由で送信された情報を受信するようにしてもよい。この場合には、受信部は、受信した情報を直接的に復号化部3140に入力するようにすればよい。
1 サービスセンタ
2 CPU
3 ネットワーク通信部
5 表示部
10 照明装置
13 表示制御部
14 表示部
16 画素
17 インタフェース部
121 注文
131 照明制御データ
2 CPU
3 ネットワーク通信部
5 表示部
10 照明装置
13 表示制御部
14 表示部
16 画素
17 インタフェース部
121 注文
131 照明制御データ
Claims (7)
- 符号化されたAVデータと符号化された照明制御データとを含むストリームデータを受け取り、前記ストリームデータを前記符号化されたAVデータと前記符号化された照明制御データとに分解する分解部と、
前記符号化されたAVデータを復号化することにより、AVデータを出力するAVデータ復号化部と、
前記符号化された照明制御データを復号化することにより、照明制御データを出力する
照明制御データ復号化部と
を備え、
前記AVデータは、オーディオデータおよびビデオデータのうちの少なくとも一方を含み、前記照明制御データは、照明装置に含まれる複数の画素を制御するためのデータである、再生装置。 - 前記AVデータ復号化部と前記照明制御データ復号化部とを制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記AVデータ復号化部による復号または出力のタイミングと前記照明制御データ復号化部による復号または出力のタイミングとが同期するように、前記AVデータ復号化部と前記照明制御データ復号化部とを制御する、請求項1に記載の再生装置。 - 記録媒体に記録された情報を読み取る読み取り部と、
前記読み取り部の出力に基づいて、前記ストリームデータを生成するストリームデータ生成部とをさらに備えた、請求項1に記載の再生装置。 - 送信装置から送信された情報を受信する受信部と、
前記受信部の出力に基づいて、前記ストリームデータを生成するストリームデータ生成部とをさらに備えた、請求項1に記載の再生装置。 - 前記受信部は、前記送信装置から放送の形態で送信された前記情報を受信する、請求項4に記載の再生装置。
- 前記受信部は、前記送信装置からネットワーク経由で送信された前記情報を受信する、請求項4に記載の再生装置。
- 前記ストリームデータは、前記照明制御データがどの照明装置の画素の配列の態様に適合するかを示す情報をさらに含む、請求項1に記載の再生装置。
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