JP2006328889A - 天井用目地装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は地震等によって左右の建物が大きく近接離間しても、その揺れ動きを吸収することができるとともに、両端部の左右の建物の躯体あるいは外壁用目地装置によって押し圧されても、両端部の天井部分に大きな隙間が生じることなく、その揺れ動きを吸収することができる天井用目地装置を得るにある。
【解決手段】 左右の建物の天井部位の躯体に天井材支持具を介して取付けられた左右の天井材の目地部側の天井材支持具に両端部寄りの部位がスライド移動可能に支持された、少なくとも2個以上のスライド支持バーと、この少なくとも2個以上のスライド支持バーのほぼ中央部よりそれぞれ吊り下げられた両端部が、左右の天井材とスライド移動可能に重なり合う目地天井材支持バーと、この少なくとも2個以上の目地天井材支持バーに隙間なく前後方向にスライド移動可能に取付けられた複数個のスライドパネルを用いた目地天井パネルとで天井用目地装置を構成している。
【選択図】 図2

Description

本発明は天井用目地装置に関する。
従来のこの種の天井用目地装置は天井目地部に左右の建物の天井材が、目地部が狭くなったり、広くなった場合に目地部の幅寸法とほぼ同じ幅寸法の目地天井パネルをスライド移動あるいは上方へ移動させて、その揺れ動きを吸収し、両端部に左右の建物が異なる前後方向に揺れ動いた場合に、その揺れ動きを吸収する端部天井目地カバーをスライド移動可能に取付けて構成している。
このように構成された天井用目地装置は比較的小さな異なる前後左右方向の揺れ動きは十分に吸収することができるが、免震ビル等の+、−1000ミリメートル程の前後方向の近接離間に対しては、天井用目地装置の端部天井目地カバーが一方の建物の躯体あるいは傾斜状態に変化する外壁用目地装置によって大きく移動され、他方の建物側に隙間が生じたり、その移動を吸収することができず端部天井目地カバーや目地天井パネルを損傷させてしまうという欠点があった。
特許第3062648
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、地震等によって左右の建物が大きく近接離間しても、その揺れ動きを吸収することができるとともに、両端部の左右の建物の躯体あるいは外壁用目地装置によって押し圧されても、両端部の天井部分に大きな隙間が生じることなく、その揺れ動きを吸収することができる天井用目地装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は目地部を介して建てられた左右の建物の天井部位の躯体に天井材支持具を介して取付けられた、左右の天井材の目地部側の天井材支持具に両端部寄りの部位がスライド移動可能に支持された、少なくとも2個以上のスライド支持バーと、この少なくとも2個以上のスライド支持バーのほぼ中央部よりそれぞれ吊り下げられた両端部が、前記左右の天井材とスライド移動可能に重なり合う目地天井材支持バーと、この少なくとも2個以上の目地天井材支持バーに前後方向にスライド移動可能に取付けられた複数個のスライドパネルを用いた目地天井パネルとで天井用目地装置を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)目地部を介して建てられた左右の建物の天井部位の躯体に天井材支持具を介して取付けられた、左右の天井材の目地部側の天井材支持具に両端部寄りの部位がスライド移動可能に支持された、少なくとも2個以上のスライド支持バーと、この少なくとも2個以上のスライド支持バーのほぼ中央部よりそれぞれ吊り下げられた両端部が、前記左右の天井材とスライド移動可能に重なり合う目地天井材支持バーと、この少なくとも2個以上の目地天井材支持バーに前後方向にスライド移動可能に取付けられた複数個のスライドパネルを用いた目地天井パネルとで構成されているので、地震等によって左右の建物が異なる左右方向に揺れ動いた場合に、左右の天井材支持具に支持されている、少なくとも2個以上のスライド支持バーのスライド移動によって、その揺れ動きを吸収することができる。
(2)前記(1)によって、少なくとも2個以上の目地天井材支持バーに、前後方向にスライド移動可能に取付けられた複数個のスライドパネルを用いた目地天井パネルによって、左右の建物が異なる前後方向に揺れ動いた場合、左右の建物の躯体あるいは外壁用目地装置で押し圧される部分のスライドパネルが前後方向にスライド移動して、その揺れ動きを吸収することができる。
したがって、従来のように前後方向の移動量が天井目地パネルの移動量になるものに比べ、複数個のスライドパネルに分離されているため、その分離部に応じた移動量でよく、大きく天井目地部に隙間が生じるのを確実に防止することができ、安全に使用することができる。
(3)前記(1)によって、左右の建物が前後方向にいくら移動しても、複数個のスライドパネルが前後方向にスライド移動するため、端部天井目地パネルを設けなくても、損傷することなく、確実にその揺れ動きを吸収することができる。
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、中央維持機構によって複数個のスライドパネルの中央部を、常時目地部の中央部に位置させることができ、見苦しくなるのを防止することができる。
(5)請求項3も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、天井面をほぼ同一面に設定することができる。
(6)請求項4も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、よりスムーズに左右の建物の前後方向の揺れ動きを吸収することができる。
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態より、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図9に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は目地部2を介して建てられた左右の建物3、3の天井部位の躯体3a、3aに取付けられた、左右の天井材4、4を取付けるための左右の天井材支持具5、5に取付けられた、前記左右の天井材4、4間の目地部2を覆う本発明の天井用目地装置で、この天井用目地装置1は前記目地部側の天井材支持具5、5に両端部寄りの部位がスライド移動可能に支持された、少なくとも2個以上のスライド支持バー7、7と、この少なくとも2個以上のスライド支持バー7、7のほぼ中央部よりそれぞれ吊り下げバー8、8を介して吊り下げられた両端部が、前記左右の天井材4、4とスライド移動可能に重なり合う、前記目地部の寸法の1.5〜2倍以上の寸法の目地天井材支持バー9、9と、この少なくとも2個以上の目地天井材支持バー9、9になるべく小さな隙間で、前後方向にスライド移動可能に取付けられた複数個のスライドパネル10、10、10、10を用いた目地天井パネル11と、前記少なくとも2個以上のスライド支持バー7、7の中央部を常時目地部2の中央部に位置させる少なくとも2個以上の中央維持機構12、12とで構成されている。
なお、13、13は前記左右の建物3、3の目地部2側の外壁躯体3b、3b、3b、3bに両端部が取付けられた伸縮可能な外壁用目地装置である。
前記天井材支持具5、5は天井躯体3a、3aに所定間隔で吊り下げられた複数本の吊り下げ部材14と、この複数本の吊り下げ部材14の下端部に取付けられた天井材4が直接あるいは天井材取付板を介して取付けられる格子状の天井材取付枠15とで構成されている。
前記少なくとも2個以上のスライド支持バー7、7は、前記目地部2の寸法Lの2倍以上の長さのバー部材で構成され、両端部は前記天井材支持具5、5の天井材取付枠15、15に直接支持あるいは、該天井材取付枠15、15の目地部2側部位に取付けられた支持台6、6上に前後左右方向にスライド移動可能に支持されている。
前記目地天井パネル11は薄いリップミゾ形鋼形状に形成されたスライドパネル10、10、10、10と、このスライドパネル10、10、10、10をなるべく小さな隙間で前後方向にスライド移動可能で、脱落を防止することができる前記少なくとも2個以上のスライド支持バー7、7の底面に取付けられたほぼクランク状の4対の支持金具16、16と、前記スライドパネル10、10、10、10の両端部にスライド移動可能に取付けられた端部天井目地パネル17、17、17、17、17、17、17、17と、この端部天井目地パネル17、17、17、17、17、17、17、17を常時外方へ突出するように、一端部が前記端部天井目地パネル17、17、17、17、17、17、17、17のほぼ中央上面に固定され、他端部が前記スライドパネル10、10、10、10の両端部寄りの部位のほぼ中央部に位置する押し圧杆18、18、18、18、18、18、18、18と、この押し圧杆18、18、18、18、18、18、18、18の他端部をスライド移動可能に支持する、前記スライドパネル10、10、10、10の両端部寄りの部位のほぼ中央上面に取付けられたスライドケース19、19、19、19、19、19、19、19と、このスライドケース19、19、19、19、19、19、19、19内に収納された、前記押し圧杆18、18、18、18、18、18、18、18を常時外方へ突出するように付勢する付勢スプリング20、20、20、20、20、20、20、20とで構成されている。
前記中央維持機構12、12は両端部が枢支金具21、21によって、前記目地部側の天井材取付枠15、15に枢支された、パンタグラフ形状で中央部が枢支部となる伸縮リンク22、22と、この伸縮リンク22、22の中央枢支部23、23に前記スライド支持バー7、7のほぼ中央部間に橋渡されたバー部材24に枢支された枢支ピン25、25とで構成されている。
上記構成の天井用目地装置1は通常時には図1および図2に示すように、天井目地部2は目地天井パネル11によって覆われている。
地震等によって左右の建物3、3が異なる左右方向に揺れ動いた場合には、図7および図8に示すように目地天井パネル11が中央維持機構12、12によって、目地部の中央部に目地天井材支持バー9、9、スライド支持バー7、7が位置し、左右の天井材4、4が左右方向にスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。
左右の建物3、3が異なる前後方向に揺れ動いた場合には、図9に示すように目地天井パネル11の両側部のスライドパネル10、10は左右の建物3、3の外壁躯体あるいは外壁用目地装置13、13によって、前後方向に押し圧されるが、この押し圧によって端部天井目地パネル17、17が押し圧されてスライドパネル10、10内へ収納されるとともに、それ以上の移動量の場合にはスライドパネル10、10が前後方向にスライド移動してその揺れ動きを吸収する。
この時、複数個のスライドパネル10、10、10、10は左右の建物3、3の外壁躯体あるいは外壁用目地装置13、13の移動量に応じてスライド移動するため、その端部に隙間が生じるのを著しく低減させることができる。
なお、目地部2が狭くなり、かつ異なる前後方向に揺れ動いても、前述と同様に複数個のスライドパネル10、10、10、10がスライド移動するとともに、左右の天井材4、4が左右方向にスライド移動してその揺れ動きを吸収する。
また、この本発明を実施するための形態ではスライド支持バー7、7の中央部を常時目地部2の中央部に位置させるために、中央維持機構12、12を用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、スライド支持バー7、7を左右の建物方向にスプリングを用いて付勢して目地部2の中央部に位置させても良いとともに、このような機構の作動はほとんどありえないので、省略しても良い。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図10ないし図22に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図10ないし図12に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、目地天井パネル11を支持することができる、強度を有する中央維持機構12A、12Aを用いるとともに、この中央維持機構12A、12Aの中央枢支部23、23に吊り下げバー8、8を介して取付けられた目地天井材支持バー9A、9Aとを使用した点で、このような中央維持機構12A、12Aと目地天井材支持バー9A、9A とを用いて構成した天井用目地装置1Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、前記中央維持機構12A、12Aは前記本発明を実施するための最良の第1の形態で用いたパンタグラフ形状のものであってもよいが、本発明を実施する形態では四角枠形状で両端部に枢支金具12、12が取付けられたリンク26と、このリンク26の一方の対向するバー26a、26aのほぼ中央部に、枢支ピン27、27で両端部が枢支された中央部に中央枢支部23を有する中央維持バー28とで構成されたものが使用されている。
図13ないし図15に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、目地天井材支持バー9A、9Aに端部天井目地パネルを用いない5個のスライドパネル10A、10A、10A、10A、10Aを前後方向にスライド移動可能に取付けた目地天井パネル11Aを用いた点で、このような目地天井パネル11Aを用いて構成した天井用目地装置1Bにしても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られるとともに、端部天井目地パネルを使用しないので、構造が簡単で、安価に製造できる。
また、目地部2が狭くなり、かつ異なる前後方向の揺れ動きが生じても、スライドパネル10A、10A、10A、10A、10Aの中央部のスライドパネル10Aの両端部が左右の建物3、3の外壁躯体3b、3bに当接しなければ押し圧されることがないので、スムーズにスライド移動させてその揺れ動きを吸収することができる。
この場合、左右の建物3、3の外壁躯体3b、3bに当接する部位以外のスライドパネル10A、10A、10Aの一方の端部あるいは両方の端部に外壁用目地装置13、13の傾斜部分を吸収することができるように隙間を形成したり、端部天井目地パネル17をそれぞれ設置することにより、異なる前後方向の移動を損傷したり、大きな隙間が生じることなく効率良く防止することができる。
図16ないし図19に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、左右の天井材支持具5、5を目地部2内へほぼ3分の1分だけ突出させるとともに、目地部側の左右の天井材支持具5、5に複数個、本発明の実施の形態では2個づつ前後方向にスライド移動可能なスライドパネル10、10、10、10を取付けるとともに、目地部側の端部を目地部が狭くなると、上方へ押し上げることができる傾斜面29、29に形成し、該傾斜面29、29に両端部が支持される中央天井パネル30を吊り下げバー8、8を介したスライド支持バー7、7で左右の天井材支持具5、5に支持させるとともに、必要に応じてスライド支持バー7、7に逆台形状のガイド部材31、31を取付け、該ガイド部材31、31の両側壁31a、31aをスライド移動できるガイド片32、32を左右の天井材支持具5、5に取付け、目地部が狭くなると中央天井パネル30を上方へのスライド移動をよりスムーズにした点で、このように構成した天井用目地装置1Cにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図20ないし図22に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、ローラ33を取付けた4対の支持金具16A、16Aを用いた目地天井パネル11Bを用いた点で、このような目地天井パネル11Bを用いて構成した天井用目地装置1Dにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、ローラ33を取付けた4対の支持金具16A、16Aによって、スライドパネル10、10、10、10をよりスムーズに前後方向にスライド移動させることができる。
なお、ローラ33を取付けた支持金具16Aは、前述の第2、第3、第4の実施の形態にも同様に使用することができる。
本発明は天井用目地装置を製造する産業で利用される。
本発明を実施するための最良の第1の形態の底面図。 図1の2−2線に沿う断面図。 図2の3−3線に沿う断面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の目地天井パネルの説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態のスライドパネルの説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の中央維持機構の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の目地部が広くなった動作説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の目地部が狭くなった動作説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の異なる前後方向の動作説明図。 本発明を実施するための第2の形態の底面図。 図10の11−11線に沿う断面図。 図11の12−12線に沿う断面図。 本発明を実施するための第3の形態の底面図。 図13の14−14線に沿う断面図。 図14の15−15線に沿う断面図。 本発明を実施するための第4の形態の底面図。 図16の17−17線に沿う断面図。 図17の18−18線に沿う断面図。 本発明を実施するための第4の形態の目地部が狭くなった動作説明図。 本発明を実施するための第5の形態の底面図。 図20の21−21線に沿う断面図。 図21の22−22線に沿う断面図。
符号の説明
1、1A、1B、1C、1D:天井用目地装置、
2:目地部、 3:建物、
4:天井材、 5:天井材支持具、
6:支持台、 7:スライド支持バー、
8:吊り下げバー、 9、9A:目地天井材支持バー、
10、10A:スライドパネル、
11、11A、11B:目地天井パネル、
12、12A:中央維持機構、 13:外壁用目地装置、
14:吊り下げ部材、 15:天井材取付枠、
16、16A:支持金具、 17:端部天井目地パネル、
18:押し圧杆、 19:スライドケース、
20:付勢スプリング、 21:枢支金具、
22:伸縮リンク、 23:中央枢支部、
24:バー部材、 25:枢支ピン、
26:リンク、 27:枢支ピン、
28:中央維持バー、 29:傾斜面、
30:中央天井パネル、 31:ガイド部材、
32:ガイド片、 33:ローラ。

Claims (5)

  1. 目地部を介して建てられた左右の建物の天井部位の躯体に天井材支持具を介して取付けられた、左右の天井材の目地部側の天井材支持具に両端部寄りの部位がスライド移動可能に支持された、少なくとも2個以上のスライド支持バーと、この少なくとも2個以上のスライド支持バーのほぼ中央部よりそれぞれ吊り下げられた両端部が、前記左右の天井材とスライド移動可能に重なり合う目地天井材支持バーと、この少なくとも2個以上の目地天井材支持バーに前後方向にスライド移動可能に取付けられた複数個のスライドパネルを用いた目地天井パネルとからなることを特徴とする天井用目地装置。
  2. 目地部を介して建てられた左右の建物の天井部位の躯体に天井材支持具を介して取付けられた、左右の天井材の目地部側の天井材支持具に両端部寄りの部位がスライド移動可能に支持された、少なくとも2個以上のスライド支持バーと、この少なくとも2個以上のスライド支持バーのほぼ中央部よりそれぞれ吊り下げられた両端部が、前記左右の天井材とスライド移動可能に重なり合う目地天井材支持バーと、この少なくとも2個以上の目地天井材支持バーに前後方向にスライド移動可能に取付けられた複数個のスライドパネルを用いた目地天井パネルと、前記少なくとも2個以上のスライド支持バーのほぼ中央部を前記目地部のほぼ中央部に位置させる中央維持機構とからなることを特徴とする天井用目地装置。
  3. 目地部を介して建てられた左右の建物の天井部位の躯体に天井材支持具を介して取付けられた、左右の天井材の目地部側の天井材支持具に両端部が枢支された、前記目地部の中央部に中央枢支部を有する少なくとも2個以上の中央維持機構と、この少なくとも2個の中央維持機構の中央枢支部にそれぞれ吊り下げられた両端部が、前記左右の天井材とスライド移動可能に重なり合う目地天井材支持バーと、この少なくとも2個以上の目地天井材支持バーに前後方向にスライド移動可能に取付けられた複数個のスライドパネルを用いた目地天井パネルとからなることを特徴とする天井用目地装置。
  4. 目地部を介して建てられた左右の建物の天井部位の躯体に、目地部へ突出するように取付けられた左右の天井支持具の目地部側部位に、前後方向にスライド移動可能に隙間なく取付けられた左右の複数個のスライドパネルを用いた目地天井パネルと、この左右の複数個の目地天井パネルの目地部側の端部に形成された、目地部が狭くなると上方へ押し上げる左右のガイド部と、この左右のガイド部に両端部が支持される中央天井パネルと、この中央天井パネルを前記左右の天井材支持具に上下移動可能に支持するように取付ける中央天井パネル支持具とからなることを特徴とする天井用目地装置。
  5. 複数個のスライドパネルを用いた目地天井パネルの両端部には、常時外方へ突出するように付勢された端部天井目地パネルが取付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4いずれかに記載の天井用目地装置。
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