JP2006328889A - 天井用目地装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 左右の建物の天井部位の躯体に天井材支持具を介して取付けられた左右の天井材の目地部側の天井材支持具に両端部寄りの部位がスライド移動可能に支持された、少なくとも2個以上のスライド支持バーと、この少なくとも2個以上のスライド支持バーのほぼ中央部よりそれぞれ吊り下げられた両端部が、左右の天井材とスライド移動可能に重なり合う目地天井材支持バーと、この少なくとも2個以上の目地天井材支持バーに隙間なく前後方向にスライド移動可能に取付けられた複数個のスライドパネルを用いた目地天井パネルとで天井用目地装置を構成している。
【選択図】 図2
Description
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
したがって、従来のように前後方向の移動量が天井目地パネルの移動量になるものに比べ、複数個のスライドパネルに分離されているため、その分離部に応じた移動量でよく、大きく天井目地部に隙間が生じるのを確実に防止することができ、安全に使用することができる。
なお、13、13は前記左右の建物3、3の目地部2側の外壁躯体3b、3b、3b、3bに両端部が取付けられた伸縮可能な外壁用目地装置である。
地震等によって左右の建物3、3が異なる左右方向に揺れ動いた場合には、図7および図8に示すように目地天井パネル11が中央維持機構12、12によって、目地部の中央部に目地天井材支持バー9、9、スライド支持バー7、7が位置し、左右の天井材4、4が左右方向にスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。
この時、複数個のスライドパネル10、10、10、10は左右の建物3、3の外壁躯体あるいは外壁用目地装置13、13の移動量に応じてスライド移動するため、その端部に隙間が生じるのを著しく低減させることができる。
なお、目地部2が狭くなり、かつ異なる前後方向に揺れ動いても、前述と同様に複数個のスライドパネル10、10、10、10がスライド移動するとともに、左右の天井材4、4が左右方向にスライド移動してその揺れ動きを吸収する。
また、この本発明を実施するための形態ではスライド支持バー7、7の中央部を常時目地部2の中央部に位置させるために、中央維持機構12、12を用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、スライド支持バー7、7を左右の建物方向にスプリングを用いて付勢して目地部2の中央部に位置させても良いとともに、このような機構の作動はほとんどありえないので、省略しても良い。
[発明を実施するための異なる形態]
なお、前記中央維持機構12A、12Aは前記本発明を実施するための最良の第1の形態で用いたパンタグラフ形状のものであってもよいが、本発明を実施する形態では四角枠形状で両端部に枢支金具12、12が取付けられたリンク26と、このリンク26の一方の対向するバー26a、26aのほぼ中央部に、枢支ピン27、27で両端部が枢支された中央部に中央枢支部23を有する中央維持バー28とで構成されたものが使用されている。
また、目地部2が狭くなり、かつ異なる前後方向の揺れ動きが生じても、スライドパネル10A、10A、10A、10A、10Aの中央部のスライドパネル10Aの両端部が左右の建物3、3の外壁躯体3b、3bに当接しなければ押し圧されることがないので、スムーズにスライド移動させてその揺れ動きを吸収することができる。
この場合、左右の建物3、3の外壁躯体3b、3bに当接する部位以外のスライドパネル10A、10A、10Aの一方の端部あるいは両方の端部に外壁用目地装置13、13の傾斜部分を吸収することができるように隙間を形成したり、端部天井目地パネル17をそれぞれ設置することにより、異なる前後方向の移動を損傷したり、大きな隙間が生じることなく効率良く防止することができる。
なお、ローラ33を取付けた支持金具16Aは、前述の第2、第3、第4の実施の形態にも同様に使用することができる。
2:目地部、 3:建物、
4:天井材、 5:天井材支持具、
6:支持台、 7:スライド支持バー、
8:吊り下げバー、 9、9A:目地天井材支持バー、
10、10A:スライドパネル、
11、11A、11B:目地天井パネル、
12、12A:中央維持機構、 13:外壁用目地装置、
14:吊り下げ部材、 15:天井材取付枠、
16、16A:支持金具、 17:端部天井目地パネル、
18:押し圧杆、 19:スライドケース、
20:付勢スプリング、 21:枢支金具、
22:伸縮リンク、 23:中央枢支部、
24:バー部材、 25:枢支ピン、
26:リンク、 27:枢支ピン、
28:中央維持バー、 29:傾斜面、
30:中央天井パネル、 31:ガイド部材、
32:ガイド片、 33:ローラ。
Claims (5)
- 目地部を介して建てられた左右の建物の天井部位の躯体に天井材支持具を介して取付けられた、左右の天井材の目地部側の天井材支持具に両端部寄りの部位がスライド移動可能に支持された、少なくとも2個以上のスライド支持バーと、この少なくとも2個以上のスライド支持バーのほぼ中央部よりそれぞれ吊り下げられた両端部が、前記左右の天井材とスライド移動可能に重なり合う目地天井材支持バーと、この少なくとも2個以上の目地天井材支持バーに前後方向にスライド移動可能に取付けられた複数個のスライドパネルを用いた目地天井パネルとからなることを特徴とする天井用目地装置。
- 目地部を介して建てられた左右の建物の天井部位の躯体に天井材支持具を介して取付けられた、左右の天井材の目地部側の天井材支持具に両端部寄りの部位がスライド移動可能に支持された、少なくとも2個以上のスライド支持バーと、この少なくとも2個以上のスライド支持バーのほぼ中央部よりそれぞれ吊り下げられた両端部が、前記左右の天井材とスライド移動可能に重なり合う目地天井材支持バーと、この少なくとも2個以上の目地天井材支持バーに前後方向にスライド移動可能に取付けられた複数個のスライドパネルを用いた目地天井パネルと、前記少なくとも2個以上のスライド支持バーのほぼ中央部を前記目地部のほぼ中央部に位置させる中央維持機構とからなることを特徴とする天井用目地装置。
- 目地部を介して建てられた左右の建物の天井部位の躯体に天井材支持具を介して取付けられた、左右の天井材の目地部側の天井材支持具に両端部が枢支された、前記目地部の中央部に中央枢支部を有する少なくとも2個以上の中央維持機構と、この少なくとも2個の中央維持機構の中央枢支部にそれぞれ吊り下げられた両端部が、前記左右の天井材とスライド移動可能に重なり合う目地天井材支持バーと、この少なくとも2個以上の目地天井材支持バーに前後方向にスライド移動可能に取付けられた複数個のスライドパネルを用いた目地天井パネルとからなることを特徴とする天井用目地装置。
- 目地部を介して建てられた左右の建物の天井部位の躯体に、目地部へ突出するように取付けられた左右の天井支持具の目地部側部位に、前後方向にスライド移動可能に隙間なく取付けられた左右の複数個のスライドパネルを用いた目地天井パネルと、この左右の複数個の目地天井パネルの目地部側の端部に形成された、目地部が狭くなると上方へ押し上げる左右のガイド部と、この左右のガイド部に両端部が支持される中央天井パネルと、この中央天井パネルを前記左右の天井材支持具に上下移動可能に支持するように取付ける中央天井パネル支持具とからなることを特徴とする天井用目地装置。
- 複数個のスライドパネルを用いた目地天井パネルの両端部には、常時外方へ突出するように付勢された端部天井目地パネルが取付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4いずれかに記載の天井用目地装置。
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