JP2006324644A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な方法により、配線の接続信頼性が向上した半導体装置を提供することができ、さらに、トランジスタの閾値電圧を安定させることにより、電気的特性が安定した半導体装置を提供することができる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る半導体装置の製造方法は、シリコン基板に凹部を形成する工程と、前記凹部の内壁を含む前記シリコン基板の表面に第1絶縁膜を形成する工程と、前記凹部を埋め込むとともに前記シリコン基板全面にポリシリコン膜を形成する工程と、前記凹部の外部の前記ポリシリコン膜を酸化するとともに、前記凹部の外部における前記第1絶縁膜の直下に位置する前記シリコン基板の表面領域と、前記凹部内の前記ポリシリコン膜の表面領域とを酸化して第2絶縁膜を形成する工程と、前記第2絶縁膜を除去して、前記シリコン基板の表面を露出させるとともに前記ポリシリコン膜を前記凹部内に残し、埋込ポリシリコン層を形成する工程と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
従来の埋込ポリシリコン層の製造方法としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された製造方法を図6乃至7に示す。
まず、シリコン基板110に凹部113を形成する。その後に、P型拡散層(不図示)およびN型拡散層(不図示)をシリコン基板110の所定の位置に形成する。次いで、熱酸化法により、凹部113内壁を含むシリコン基板110表面にシリコン酸化膜112を形成する(図6(a))。
つづいて、CVD法により、シリコン酸化膜112表面にポリシリコン膜114を形成する。ポリシリコン膜114は、凹部113を埋め込むとともにシリコン酸化膜112全面を覆うように形成される。ポリシリコン膜114の上面には、凹部113の上方に位置する箇所に窪み114aが形成されている(図6(b))。次いで、CVD法により、ポリシリコン膜114全面を覆うようにシリコン窒化膜116を形成する(図6(c))。
そして、シリコン窒化膜116をエッチングする。その結果、窪み114a内にのみシリコン窒化膜116aが残る(図7(d))。次に、ポリシリコン膜114上面を酸化し、さらにその酸化膜(不図示)を除去する。このとき、窪み114a内に残っているシリコン窒化膜116aからは、ポリシリコン膜114の酸化が進行しないことを利用して、窪み114aの深さを低減しポリシリコン膜114を平坦化する(図7(e))。そしてポリシリコン膜114をエッチングし、凹部113内に埋込ポリシリコン層115を形成する(図7(f))。
特開平6−314739号公報
しかしながら、上記文献記載の従来技術は、埋込ポリシリコン層115を形成する工程が非常に煩雑である。つまり、凹部113内に形成される埋込ポリシリコン層115の表面を平坦にするため、ポリシリコン膜114上にシリコン窒化膜116を形成し(図6(c))、さらにシリコン窒化膜116をエッチングした後(図7(d))、ポリシリコン膜114を特定の位置(窪み114aの底部)まで酸化させる必要がある。さらに、シリコン基板110にはP型拡散層(不図示)およびN型拡散層(不図示)が形成されており、シリコン基板110の酸化を防止する必要がある。またさらに、特許文献1の実施例2においては、シリコン基板110が酸化されないように、ポリシリコン膜114中に、エッチングストッパーとしてシリコン窒化膜を設け、シリコン基板110の酸化を防止している。このように、埋込ポリシリコン層115を形成する工程は非常に煩雑であり、さらに埋込ポリシリコン層115の形状を制御するのは非常に困難であった。また、埋込ポリシリコン層115の表面の平坦化は充分ではなく、その表面には依然として凹凸が残っていた。そのため、埋込ポリシリコン層115を素子分離層として用いる場合、埋込ポリシリコン層115の表面に形成される配線が断線するという問題があった。
また、特許文献1の方法以外の方法によりポリシリコンゲート電極として埋込ポリシリコン層115を形成する場合、トランジスタの閾値電圧がばらつくことがあった。図4乃至5を参照し、他の製造方法における課題を以下に説明する。
まず、露光技術およびエッチング技術により、シリコン基板110に凹部113を形成する。次いで、熱酸化法等により凹部113内壁にシリコン酸化膜を形成する。これにより、凹部113内壁を含むシリコン基板110表面にシリコン酸化膜112が形成される(図4(a))。つづいて、CVD法により、シリコン酸化膜112表面にポリシリコン膜114を形成する。ポリシリコン膜114は、凹部113を埋め込むとともにシリコン酸化膜112全面を覆うように形成される(図4(b))。
そして、シリコン酸化膜112上のポリシリコン膜114をエッチバックにより除去する。このようなエッチバックにより、凹部113内に埋込ポリシリコン層115を形成する。このとき、シリコン基板110表面の位置(高さ)のバラツキや、エッチングレートの違いにより、過剰にエッチング(オーバーエッチング)する必要がある。そのため、凹部113において、埋込ポリシリコン層115表面がシリコン基板110表面から隔離し、凹部113の内壁113aが露出する場合がある(図4(c))。
次いで、凹部113内に形成された埋込ポリシリコン層115とシリコン酸化膜112とをマスクとして、シリコン基板110にN型不純物をドープする(図5(d))。これにより、凹部113の脇に位置するシリコン基板110の表面領域に、一対のN型拡散層118が形成されるとともに、凹部113の内壁113aからも不純物がドープされてしまう。これにより、N型拡散層118に形成予定領域よりも大きい異常拡散領域118aが形成される(図5(e))。そのため、トランジスタの閾値電圧がばらつき、半導体装置の電気的特性が低下する。
このように、凹部113内に埋込ポリシリコン層(ポリシリコンゲート電極)115を形成する際に、ポリシリコンゲート電極115の形状を制御することは非常に困難である。そのため、簡便な方法でポリシリコンゲート電極を形成することができ、さらにトランジスタの閾値電圧を安定させることにより、電気的特性が安定した半導体装置を提供することができる方法が求められていた。
本発明によれば、シリコン基板に凹部を形成する工程と、前記凹部の内壁を含む前記シリコン基板の表面に第1絶縁膜を形成する工程と、前記凹部を埋め込むとともに前記シリコン基板全面にポリシリコン膜を形成する工程と、前記凹部の外部の前記ポリシリコン膜を酸化するとともに、前記凹部の外部における前記第1絶縁膜の直下に位置する前記シリコン基板の表面領域と、前記凹部内の前記ポリシリコン膜の表面領域とを酸化して第2絶縁膜を形成する工程と、前記第2絶縁膜を除去して、前記シリコン基板の表面を露出させるとともに前記ポリシリコン膜を前記凹部内に残し、埋込ポリシリコン層を形成する工程と、を含む半導体装置の製造方法が提供される。
このような半導体装置の製造方法によれば、簡便な方法で、埋込ポリシリコン層の表面を略平坦とすることができる。そのため、埋込ポリシリコン層を素子分離層として用いる場合、配線の接続信頼性が向上する。さらに、このような製造方法によれば、凹部内に形成された埋込ポリシリコン層の表面と、シリコン基板の表面とが略同一平面となるように形成され、凹部の内壁が露出しない。そのため、埋込ポリシリコン層をポリシリコンゲート電極として用いる場合、凹部の脇のシリコン基板表面領域に形成される一対のソース領域が、設計通りの領域に形成される。つまり、本発明によれば、簡便な方法でトランジスタの閾値電圧を安定させることができ、半導体装置の電気的特性が安定する。
本発明の半導体装置の製造方法によれば、簡便な方法で、配線の接続信頼性が向上した半導体装置、さらに、トランジスタの閾値電圧が安定し電気的特性の安定した半導体装置を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態の半導体装置の製造方法は、シリコン基板10に凹部13を形成する工程と、凹部13の内壁を含むシリコン基板10の表面に第1絶縁膜(第1シリコン酸化膜12)を形成する工程(図1(a))と、凹部13を埋め込むとともにシリコン基板10全面にポリシリコン膜14を形成する工程(図1(b))と、凹部13の外部のポリシリコン膜14を酸化するとともに、凹部13の外部における第1絶縁膜(第1シリコン酸化膜12)の直下に位置するシリコン基板10表面領域と、凹部13内のポリシリコン膜14表面領域とを酸化して第2絶縁膜(第2シリコン酸化膜16)を形成する工程(図1(c))と、第2絶縁膜(第2シリコン酸化膜16)を除去して、シリコン基板10表面を露出させるとともにポリシリコン膜14を凹部13内に残し、埋込ポリシリコン層(ポリシリコンゲート電極15)を形成する工程(図2(d))と、を含む。
このような半導体装置1の製造方法によれば、埋込ポリシリコン層の表面を容易に略平坦化することができる。そのため、埋込ポリシリコン層を素子分離層として用いる場合、配線が断線することがなく接続信頼性が向上する。さらに、このような製造方法によれば、凹部13内に形成された埋込ポリシリコン層の表面と、シリコン基板10の表面とが略同一平面となるように形成され、凹部13の内壁が露出しない。そのため、埋込ポリシリコン層をポリシリコンゲート電極として用いる場合、凹部13の脇のシリコン基板10表面領域に形成される一対のソース領域18が、設計通りの領域に形成される。つまり、簡便な方法でトランジスタの閾値電圧を安定させることができ、半導体装置の電気的特性が安定する。
なお、以下の実施形態においては、ポリシリコンゲート電極として埋込ポリシリコン層を形成した例により説明する。この場合、埋込ポリシリコン層を形成する工程の後に、凹部13の脇に位置するシリコン基板10の表面領域に一対のソース領域18を形成する工程(図2(d)乃至(f))を含む。以下、図1乃至3を参照しながら、実施形態における半導体装置の製造方法を具体的に説明する。
まず、従来の露光技術およびエッチング技術により、シリコン基板10に凹部13を形成する。次いで、熱酸化法等により、凹部13内壁を含むシリコン基板10表面に第1シリコン酸化膜12を形成する(図1(a))。第1シリコン酸化膜12はゲート酸化膜となり、例えば通常10〜500nm程度の厚さを有する。また、シリコン酸化膜が形成されたシリコン基板10に凹部13を形成した後、熱酸化法等により凹部13内壁に第1シリコン酸化膜12を形成してもよい。なお、シリコン基板10は、図3に示すようにN型半導体層(以下、ドレイン領域)24とN型エピタキシャル層22とを順に形成してなるものであるが、図1乃至2において図示を省略する。
つづいて、CVD法等により、シリコン基板10表面にポリシリコン膜14を形成する。ポリシリコン膜14は、凹部13内を埋め込むとともにシリコン基板10全面を覆うように形成される(図1(b))。ポリシリコン膜14の厚さは、凹部13の開口幅に対して2分の1以上の厚さがあれば、理論的には凹部13内を埋め込むことができる。しかしながら、後述するように、ポリシリコンゲート電極15の表面とシリコン基板10の表面とが略同一平面となるようにエッチングにて形成するため、凹部13の開口幅と同程度以上の厚さとなるように形成した方が好ましい。プロセスにおけるばらつきを考慮すると、凹部13の開口幅の2倍以上程度となるように形成するとことがより好ましい。凹部13の開口幅は、例えば0.1〜1μm程度となるように形成される。ポリシリコン膜14の厚さは、凹部13の開口幅に対して2倍の厚さとすると0.2〜2μm程度となる。
さらに、熱酸化法等によりシリコン基板10上のポリシリコン膜14を酸化し、シリコン基板10表面に第2シリコン酸化膜16を形成する。本実施形態においては、ポリシリコン膜14の酸化を、熱酸化法で行った例により説明する。具体的には、1000℃程度の水蒸気雰囲気中で所定の時間、ポリシリコン膜14を熱酸化する。この所定の酸化時間は、熱酸化法の各条件において、ダミーウェハを用いた測定により定められる。このような酸化工程により、凹部13の外部におけるシリコン基板10上のポリシリコン膜14が酸化されるとともに、凹部13の外部における第1シリコン酸化膜12の直下に位置するシリコン基板10の表面領域が酸化される。このとき、凹部13内に形成されたポリシリコン膜14の表面領域も酸化される。第1シリコン酸化膜12は、ポリシリコン膜14の表面領域を酸化することにより形成される酸化膜と比較して非常に薄く、第2シリコン酸化膜16と同じシリコン酸化膜である。そのため、ポリシリコン膜14が酸化され、シリコン基板10表面に形成された第1シリコン酸化膜12に到達すると、第2シリコン酸化膜16と第1シリコン酸化膜12は一体化する。その後、凹部13内のポリシリコン膜14の表面の酸化が進み、第1シリコン酸化膜12の厚さ分が酸化され、第2シリコン酸化膜16の厚さが凹部13の内外でほぼ等しくなる。その後、さらに酸化が続けられ、第1シリコン酸化膜12直下のシリコン基板10と第2シリコン酸化膜16直下のポリシリコン膜14とが均等に酸化される。つまり、シリコン基板10の表面と凹部13内のポリシリコン膜14の表面とが略同一平面を保ったまま酸化され、第2シリコン酸化膜16が形成される。したがって、このような酸化工程により、第2シリコン酸化膜16が形成され、その直下に位置する、シリコン基板10表面と、凹部13内のポリシリコン膜14の表面とは略同一平面に位置することになる(図1(c))。
次いで、通常のエッチング工程により、第2シリコン酸化膜16を除去して、シリコン基板10表面を露出させるとともにポリシリコン膜14を凹部13内にのみ残し、ポリシリコンゲート電極15を形成する。第2シリコン酸化膜16のエッチングレートは、ポリシリコン膜14やシリコン基板10のエッチングレートと異なるため、第2シリコン酸化膜16のみを除去することができる。これにより、ポリシリコンゲート電極15の表面が略平坦化され、さらに、ポリシリコンゲート電極15の表面と、シリコン基板10の表面とが略同一平面上に位置することになり、凹部13の内壁が露出することがない(図2(d))。また、第2シリコン酸化膜16を除去した後、凹部13に形成された第1シリコン酸化膜12とポリシリコンゲート電極15とをマスクにして、N型エピタキシャル層22表層にB等のP型不純物をドープし、その後熱処理を行ってもよい。これにより、図3に示すようにシリコン基板10の表層にP型拡散層20が形成される。
次いで、凹部13内に形成された、第1シリコン酸化膜12とポリシリコンゲート電極15とをマスクとして、シリコン基板10にヒ素やリン等のN型不純物をドープする(図2(e))。その後、所定の熱処理を行うことにより、凹部13の脇に位置するシリコン基板10の表面領域に、一対のN型拡散層(以下、ソース領域)18が形成される(図2(f))。
その後、従来の縦型MOSFETの製造方法に従い、シリコン基板10全面にシリコン酸化膜を形成して絶縁膜を形成した後、通常の露光工程およびエッチング工程を行い、層間絶縁膜26を形成する。尚、層間絶縁膜26は、凹部13内においてポリシリコンゲート電極15表層に形成されていてもよい。次いで、通常の方法に従い、シリコン基板10の表面にソース電極28を形成し、シリコン基板10の裏面にドレイン電極30を形成することにより、縦型MOSFETが形成される(図3)。さらに、所定の工程を行うことにより半導体装置が製造される。
以下に、本実施形態における半導体装置の製造方法の効果を説明する。
このような半導体装置の製造方法によれば、凹部13の外部のポリシリコン膜14を酸化するとともに、凹部13の外部における第1シリコン酸化膜12の直下に位置するシリコン基板10を酸化している。このような酸化工程により、凹部13内のポリシリコン膜14の表面が容易に略平坦化され、さらにシリコン基板10表面と、凹部13内のポリシリコン膜14の表面とは略平面上に位置することになる(図1(c))。次いで、通常のエッチング工程により、第2シリコン酸化膜16を除去すると、凹部13内のポリシリコンゲート電極15表面とシリコン基板10表面とが略同一平面となるように形成される(図2(d))。
一方、特許文献1に記載の方法においては、非常に煩雑な工程により窪みを抑制して埋込ポリシリコン層を形成しているものの、埋込ポリシリコン層表面の形状を制御するのは非常に困難であり、さらにその平坦化は充分ではなかった。つまり、特許文献1においてもまた、埋め込みポリシリコン層115を形成するために、ポリシリコン膜114のオーバーエッチングが不可欠なため、図4(c)のような凹部内壁の露出は避けられない。従って、ソース領域において異常拡散領域が形成されてしまう。
これに対し、本実施形態においては、シリコン基板上のポリシリコン膜全体を酸化している。そのため、凹部13内に形成された埋込ポリシリコン層の表面と、シリコン基板10の表面とが略同一平面となるように形成され、凹部13の内壁が露出しない。つまり、ソース領域において異常拡散領域が形成される恐れはない。従って、簡便な方法でトランジスタの閾値電圧を安定させることができ、半導体装置の電気的特性が安定する。
さらに、本実施形態においては、ポリシリコン膜表面に窪みが形成されていたとしても、酸化工程において窪みはほぼ消失し、埋込ポリシリコン層表面に窪みが形成されるのを抑制することができる。つまり、本実施形態によれば、簡便な方法で、埋込ポリシリコン層の表面を略平坦とすることができ、埋込ポリシリコン層を素子分離層として用いる場合、配線の接続信頼性が向上する。なお、ソース領域における異常拡散形成の原因となる凹部13内壁の段差(シリコン基板10表面と凹部13内のポリシリコン膜14の表面との段差)が形成されなければ良く、凹部13の中央付近においてポリシリコン膜表面に若干の窪みが残存したとしても、トランジスタの閾値電圧の安定化を達成することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、本実施形態の方法により、素子分離層として埋込ポリシリコン層を形成することもできる。具体的には、上記した、図1(a)乃至図2(d)の工程において、適宜製造条件等を変えることにより製造することができる。このような方法によれば、埋込ポリシリコン層の表面を容易に略平坦化することができるため、埋込ポリシリコン層を素子分離層として用いる場合、配線が断線することがなく接続信頼性が向上する。
また、第2シリコン酸化膜16をエッチングにより除去する際(図1(c)乃至図2(d))に、ポリシリコンゲート電極15の表面に第2シリコン酸化膜16を残すようにエッチングすることもできる。つまり、第2シリコン酸化膜16を形成する酸化工程(図1(c))において、ポリシリコンゲート電極15の表面がシリコン基板10の表面よりも下方向に位置するような場合には、ポリシリコンゲート電極15の表面に第2シリコン酸化膜16を残すようにエッチングすることにより、ポリシリコンゲート電極15上の第2シリコン酸化膜16表面と、シリコン基板10の表面とを略同一平面上に位置させることができる。そのため、凹部13の内壁が露出することがなく、N型拡散層が予定領域に形成されるため、トランジスタの閾値電圧が安定し、電気的特性が安定した半導体装置を提供することができる。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した工程断面図である。 本実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した工程断面図である。 本実施形態において製造される縦型MOSFETを模式的に示した断面図である。 本発明の課題を明らかにするための、半導体装置の製造方法を模式的に示した工程断面図である。 本発明の課題を明らかにするための、半導体装置の製造方法を模式的に示した工程断面図である。 従来の半導体装置の製造方法を模式的に示した工程断面図である。 従来の半導体装置の製造方法を模式的に示した工程断面図である。
符号の説明
10 シリコン基板
12 第1シリコン酸化膜
13 凹部
14 ポリシリコン膜
15 ポリシリコンゲート電極
16 第2シリコン酸化膜
18 ソース領域
20 P型拡散層
22 N型エピタキシャル層
24 ドレイン領域
26 層間絶縁膜
28 ソース電極
30 ドレイン電極
110 シリコン基板
112 シリコン酸化膜
113 凹部
113a 内壁
114 ポリシリコン膜
114a 窪み
115 埋込ポリシリコン層
116,116a シリコン窒化膜
118 N型拡散層
118a 異常拡散領域

Claims (5)

  1. シリコン基板に凹部を形成する工程と、
    前記凹部の内壁を含む前記シリコン基板の表面に第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記凹部を埋め込むとともに前記シリコン基板全面にポリシリコン膜を形成する工程と、
    前記凹部の外部の前記ポリシリコン膜を酸化するとともに、前記凹部の外部における前記第1絶縁膜の直下に位置する前記シリコン基板の表面領域と、前記凹部内の前記ポリシリコン膜の表面領域とを酸化して第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜を除去して、前記シリコン基板の表面を露出させるとともに前記ポリシリコン膜を前記凹部内に残し、埋込ポリシリコン層を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記埋込ポリシリコン層を形成する前記工程が、
    前記第2絶縁膜を除去することにより、前記埋込ポリシリコン層の表面と前記シリコン基板の表面とを略同一平面とする工程であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記埋込ポリシリコン層がポリシリコンゲート電極であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項3に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ポリシリコンゲート電極を形成する工程の後に、
    前記凹部の脇に位置する前記シリコン基板の表面領域に一対のソース領域を形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1および第2絶縁膜がシリコン酸化膜であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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